JPH07260303A - 製氷装置 - Google Patents

製氷装置

Info

Publication number
JPH07260303A
JPH07260303A JP5645394A JP5645394A JPH07260303A JP H07260303 A JPH07260303 A JP H07260303A JP 5645394 A JP5645394 A JP 5645394A JP 5645394 A JP5645394 A JP 5645394A JP H07260303 A JPH07260303 A JP H07260303A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
water supply
tank
pump
supply tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5645394A
Other languages
English (en)
Inventor
Wakichi Takeuchi
和▲吉▼ 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP5645394A priority Critical patent/JPH07260303A/ja
Publication of JPH07260303A publication Critical patent/JPH07260303A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C2400/00Auxiliary features or devices for producing, working or handling ice
    • F25C2400/14Water supply
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2323/00General constructional features not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2323/122General constructional features not provided for in other groups of this subclass the refrigerator is characterised by a water tank for the water/ice dispenser

Landscapes

  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 給水経路中で水が空気中に露出する機会を減
らし、水の腐敗や異臭の発生を防止して品質の良い氷を
作る。 【構成】 給水タンク7とポンプ6とこれらを結ぶ配管
8を保持するフレーム11と、給水タンク7の内部と連
通するノズル状の管継手部材(A)33と、ポンプ6の
吸い込み側に配設した管状の管継手部材(B)44を設
け、給水タンク7を冷蔵室5に装着したときに管継手部
材(A)33と管継手部材(B)44が結合する構成に
より、給水タンク7から直接的に水が吸い出され、配管
8,9を通じて製氷皿2に給水されるので、給水タンク
7から製氷皿2に至る間に水が空気に接することを少な
くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫等に組み込まれ
る製氷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫に製氷機が組み込まれて使
用されることが多い。この種の製氷装置としては、例え
ば実公昭51−3082号に開示された構成が知られて
いる。
【0003】以下に従来の製氷装置について説明する。
図10に示すように、製氷皿71、反転装置72、ポン
プ73、計量タンク74、給水タンク75および配管7
6によって構成され、製氷皿71と反転装置72は、冷
蔵庫の冷凍室内に配設され、その他は冷蔵室内に配設さ
れている。
【0004】反転装置72はギア列が内蔵されており、
内部の水を凍らせる製氷皿71を反転すると共に、製氷
皿71に捩じりを加え、離氷させる働きをする。
【0005】計量タンク74は、計量室77と水溜め室
78とに仕切られた水槽で構成され、両者を仕切る仕切
り壁79には、小さい孔が設けられていて、計量室77
の水位が下がると水溜め室78から水がゆっくりと流れ
込むようになっている。なお、計量タンク74の上面
は、外部に開放されている。
【0006】モータ部80とポンプ部81により構成さ
れたポンプ73は、渦巻きポンプで自吸性を持たないの
で、ポンプ73のポンプ部81は、計量室77内に直接
挿入されていた。
【0007】給水タンク75は、密閉状のタンク本体8
2に開閉弁83が設けられた蓋84を配設した構成であ
る。
【0008】以上のように構成された製氷装置につい
て、以下その動作を説明する。給水タンク75の内部に
水が入れられ、蓋84を下にして計量タンク74の上に
配置されると、開閉弁83の一部が給水タンク75の水
溜め室78の凸状の底85と当接して開弁し、給水タン
ク75内の水が計量タンク74内に落ち、水溜め室78
を経て計量室77に水が満たされる。そして水は、計量
室77内に挿入されたポンプ73によって汲み上げら
れ、配管76を通って製氷皿71に給水される。
【0009】ポンプ73に渦巻きポンプを用いているの
で、計量タンク74の上からポンプ73のポンプ部81
だけを計量タンク74の中に挿入しなければならない。
また、計量タンク74への水の補給は、給水タンク75
から水を落とし込むことによって行う構成であるので計
量タンク74は、上面が開放され空気中に露出したもの
とならざるを得ない。
【0010】加えて、製氷皿71への給水は、常時行わ
れることがなく、氷の消費量によっては、相当の期間、
製氷皿71への給水がなされないこともある。
【0011】従って製氷皿71への給水がなされない間
は、計量タンク74内の水は、全く置換されないので、
この間に冷蔵室内に浮遊する塵等が計量タンク74の水
面に落ち、更に長期間の間に水内の塵等が腐敗する。あ
るいは長期の間に冷蔵庫内の異臭成分を持つガスが計量
タンク74の表面から水中に溶け込み、作った氷が異臭
を放つ場合がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の構
成では、計量タンク74内の水の腐敗や異臭が生じ、作
った氷の品質が悪いという問題点を有していた。
【0013】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、給水経路中の水の腐敗や異臭の発生を防止して、
品質の良い氷を作れる製氷装置を提供することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の製氷装置は、給水タンクと吸い込み側が給水
タンクの内部と接続されたポンプと、これらを結合する
配管を保持するフレームと、給水タンクの内部と連通す
る吐出管の先端に配設したノズル状の管継手部材(A)
と、ポンプの吸い込み側に配設した管状の管継手部材
(B)と、フレームあるいは管継手部材(B)のいずれ
かに設けた係止部材と、フレームに設けた給水タンクを
離脱方向に押圧する押圧部材と、押圧部材と連動して開
閉するスイッチと、スイッチが一旦閉して直ちに開した
ときに点滅する表示用ランプを備えたものである。
【0015】
【作用】この構成において、ポンプの吸い込み側は、配
管によって給水タンクの内部と接続されているので、給
水タンクから直接的に水が吸い出され、配管を通じて製
氷皿に給水され、給水タンクから製氷皿に至る間に、水
が空気と接する機会は少なくなる。また、スイッチが一
旦閉して直ちに開したときは、表示用ランプが点滅する
ので、管継手部材(A)と管継手部材(B)とが確実に
接合されていない場合は表示用ランプにより給水タンク
が確実に装着されていないことをユーザーに知らせるこ
ととなる。
【0016】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0017】図1に示すように冷蔵庫内に配置される製
氷装置は、下段の冷凍室1内に配設された製氷皿2、反
転装置3および貯氷容器4と、上段の冷蔵室5内に配設
されたポンプ6、給水タンク7および給水タンク7とポ
ンプ6を結合する配管8、ポンプ6と製氷皿2とを結合
する配管9で構成されている。配管8は、隙間無く連続
的に気密に接続されており、配管9は、製氷皿2の上面
に開口したノズル10から製氷皿2に注水する構成であ
る。
【0018】ポンプ6と給水タンク7と配管8,9は、
フレーム11によって保持されている。
【0019】ポンプ6の近い位置に配設された押圧レバ
ー12は、軸13によってフレーム11に取り付けられ
ており、軸13を中心として揺動可能である。
【0020】押圧レバー12の奧方向には押圧レバー1
2と連動して開閉するスイッチ14を配設している。ス
イッチ14が一旦閉して直ちに開したときは、扉の前面
等に配設した表示用ランプ15を点滅させる構成として
いる。
【0021】製氷皿2は、内部の水を凍らせる皿であ
り、反転装置3はギア列が内蔵されており、製氷皿2を
反転して離氷させる働きをする装置であり、貯氷容器4
は、製氷皿2の下にあり、製氷皿2から落下した氷を貯
めておく容器である。
【0022】図2ないし図4に示すように、給水タンク
7は、アクリルニトロスチレン等の樹脂を素材としたタ
ンク本体16と、同じくアクリルニトロスチレン等の樹
脂によって成形された蓋体17と、収納部18aと漏斗
状部材18bからなるフィルターケース18とそれらの
付属品で構成されている。
【0023】上面が開放された容器であるタンク本体1
6の開口部19の周囲には、小さなフランジ20が形成
されている。
【0024】一方、タンク本体16の底面は、凸状をし
ていると共に、底面の約3分の1の長さに渡っては、開
口部19に向かう勾配21が形成されている。
【0025】蓋体17はタンク本体16の開口部19と
合致する形状をした板状の部材であり、周囲にはタンク
本体16の開口端と嵌合する袋状部22が形設されてい
る。袋状部22の内部には、パッキング(図示せず)が
配設されている。
【0026】また蓋体17の側面に形設された4個の突
起23は、2個ずつが一組となって対向する位置に配さ
れていて、突起23の対向する面には、孔(図示せず)
が形設されている。突起23には、板状のロック部材2
4が回転可能に取り付けられていて、側面には突起23
の孔と嵌合する凸部25が設けられている。またロック
部材24にはそれぞれ2つの係合爪26が設けられてい
る。タンク本体16の開口部19に蓋体17が被せられ
るとき、蓋体17の周囲に設けられた袋状部22がタン
ク本体16の開口端と嵌合する。そしてロック部材24
の係合爪26がタンク本体16のフランジ20の底面と
係合するので、蓋体17は、外れないようにタンク本体
16に取り付けられる。
【0027】また、蓋体17には、注水用の孔27が設
けられており、この孔27にはキャップ28が装着され
ている。また蓋体17には、給水タンク7を引き出す際
の把手として使用する凹部29が形成されている。さら
に蓋体17の中央部に設けられた孔(図示せず)に吐出
管30が取り付けられている。吐出管30は、長い管状
で下方の端部がタンク本体16の底部まで至っている吸
い出し管部31と空気抜き管部32が一体的に設けられ
たものである。
【0028】また吸い出し管部31の上方には、蓋体1
7から上側に突出し、突出部分には水平方向に延びたノ
ズル状の管継手部材(A)33が設けられている。管継
手部材(A)33の外周面には、環状の突起34が形設
されている。吐出管30の先端は、管継手部材(A)3
3の軸方向に向かって低くした傾斜面35が形成されて
いる。
【0029】空気抜き管部32は、極めて短い管状をし
ており、タンク本体16の上面と、外部を連通した構成
である。
【0030】タンク本体16の内部には、フィルター3
6を内蔵したフィルターケース18が配設されている。
【0031】図5ないし図7に示すように、樹脂製のフ
レーム11は冷蔵室5内に固定され、給水タンク装着部
37と、ポンプ配置部38とに区切られている。
【0032】給水タンク装着部37は底板39と、高さ
の低い周壁40によって構成されていて、底板39の長
手方向の端部は、隆起していて吐出管収納部41が形成
されている。吐出管収納部41は上から見ると、台形状
をしており、給水タンク装着部37の端部側は幅が広
く、中央へ向かうに従ってテーパ状を形成して狭く作ら
れている。また吐出管収納部41の先端側、言い換える
と給水タンク装着部37の中央側には、開口42が形設
されている。
【0033】開口42周辺には、支持台43を介して管
継手部材(B)44と係合爪45が設けられている。管
継手部材(B)44は、フランジ状の基部46に、筒状
部材47が一体的に装着されたものであり、全体として
管状をしている。
【0034】そして管継手部材(B)44の内部に挿入
されているシール部材48は、ゴムまたは樹脂等の弾性
を有する素材によって作られたものであり、筒状部材4
7の内壁と当接する円筒面と、基部46に当接する平面
とを有する。そして円筒面および平面のそれぞれからリ
ップ49,50が突出している。すなわちシール部材4
8は、2つのリップ49,50によってシール作用を行
うものであり、所謂ダブルシール機能を備えたものであ
る。
【0035】係合爪45は、棒状部材51の先端に爪5
2が設けられたものである。係合爪45は、軸53によ
って揺動可能に支持されていて、係合爪45の棒状部材
51にはばね54が当接し、係合爪45は、常時、爪5
2が下向きに移動するように付勢されている。
【0036】押圧レバー12の先端は、フレーム11の
底板39に設けられた開口から下側に突出していて、押
圧レバー12はばね55によってポンプ配置部38から
離れる方向に向かって押圧されている。
【0037】なお、図中の56は冷蔵室5の底板を示
す。図8に示すように、制御装置は、スイッチ14の開
閉に基づき、制御回路57が作動して、駆動回路58に
よるポンプ6のモータ59の正転逆転の駆動もしくは停
止を行い、また表示用ランプ15の点滅を行う構成とし
ている。
【0038】以上のように構成された製氷装置につい
て、以下その動作を説明する。製氷装置の使用にあたっ
ては、まず給水タンク7に水を入れる。給水タンク7に
水を入れる場合は、キャップ28を取り外し、孔27か
ら給水タンク7内に注水することにより行う。
【0039】給水タンク7内が汚れている場合は、ロッ
ク部材24の係合爪26をタンク本体16のフランジ2
0から外し、蓋体17全体をタンク本体16から取り外
して、タンク本体16を洗浄することができる。給水タ
ンク7では、フィルターケース18の収納部18aの取
り付けは、L字状の嵌合溝(図示せず)に漏斗状部材1
8bの嵌合突起(図示せず)を係合することにより行わ
れているので、収納部18aを僅かに回転することによ
り、フィルターケース18も分解可能であり、容易に内
部の清掃をすることができる。
【0040】給水タンク7内に水を入れた後、給水タン
ク7をフレーム11に取り付ける。給水タンク7の装着
は、給水タンク7を水平に保持しフレーム11の給水タ
ンク装着部37の底板39と冷蔵室5の底板56の間に
給水タンク7を押し込んで挿入することにより行う。
【0041】ここで給水タンク7の装着の際には、吐出
管30が、吐出管収納部41の広い開口から、テーパに
沿って内部に進み、吐出管30は吐出管収納部41の側
面によって保持されるので給水タンク7の横方向の移動
が規制される。そして吐出管30は吐出管収納部41の
先端にある開口42に至る。
【0042】そしてなおも給水タンク7を押し込むと、
吐出管30の傾斜面35が図6の2点鎖線で示すように
係合爪45を上に押し上げて吐出管30の先端部に設け
られたノズル状の管継手部材(A)33が管継手部材
(B)44の中に挿入される。
【0043】管継手部材(A)33が管継手部材(B)
44内に完全に挿入されると、係合爪45はばね54の
力によって下に下がり、吐出管30の側面部と係合す
る。その結果、管継手部材(A)33は管継手部材
(B)44から抜けないように保持される。
【0044】管継手部材(A)33が管継手部材(B)
44の中に完全に挿入されたときの内部の状態は、管継
手部材(A)33の先端部分が、シール部材48の2個
のリップ49,50と当接し、完全な水密が確保され
る。
【0045】また管継手部材(A)33の環状の突起3
4は、管継手部材(B)44の内壁と当接し、水密性の
向上が図られている。
【0046】給水タンク7の装着作業は、フレーム11
に押圧レバー12が設けられており、押圧レバー12が
給水タンク7を押し出す方向に作用するので、ある程度
の抵抗を感じる作業である。しかし給水タンク7が完全
に装着されると、吐出管30の垂直面に係合爪45が係
合し、係合爪45によって押圧レバー12の力が支持さ
れるので、使用者の手に感じる抵抗は著しく減少する。
従って使用者は、手に感じる抵抗感の有無によって給水
タンク7が完全に装着されたかどうかを知ることができ
る。
【0047】また、押圧レバー12と連動して開閉する
スイッチ14が一旦閉して直ちに開したときは、表示用
ランプ15を点滅させる構成としているので、管継手部
材(A)33と管継手部材(B)44とが確実に接合さ
れていない場合は、表示用ランプ15により給水タンク
7が確実に装着されていないことをユーザーに表示し、
給水タンク7の装着をやり直して、管継手部材(A)3
3と管継手部材(B)44との間から水洩れや空気噛み
が起こらないようにできる。
【0048】次に、自動給水に関して、図9に示したフ
ローチャートを用いて説明する。給水タンク7の装着が
行われる前においてはスイッチ14は開している。それ
でステップ1でこの状態かどうかを判断する。次にスイ
ッチ14が開状態であれば、ステップ2にて給水タンク
7が装着されたかどうかをスイッチ14が閉したかどう
かで判断する。スイッチ14が閉したときはステップ3
にてタイマー0が所定時間カウントを開始する。所定時
間以内にスイッチ14が再び開状態になったときは確実
に給水タンク7が挿入されていないと判断し、ステップ
5で表示用ランプ15を点滅させる。一方、所定時間内
にスイッチ14が開しないときはステップ6で判断しス
テップ7でタイマー1が始動し、続いてステップ8でポ
ンプ6のモータ59が正回転を開始する。
【0049】本実施例のポンプ6は、ギアポンプであ
り、自吸性を有するため、モータ59の回転によって水
が給水タンク7から直接吸い上げられる。即ち水は給水
タンク7内に挿入された吸い出し管部31から管継手部
材(A)33、同(B)44を経てポンプ6に入る。そ
してポンプ6から配管9を経てノズル10から水が吐出
される。
【0050】タイマー1が満了するとポンプ6が逆回転
に切り換えられ、ノズル10からの水の吐出は停止す
る。このとき、製氷皿2には、水が満たされた状態にな
っている。
【0051】このように本実施例では、製氷皿2へ吐出
する水量の制御は、タイマー1でモータ59の回転数を
制御することによって行われている。本実施例で採用す
るポンプ6はギアポンプであるから、モータ59の総回
転数にほぼ比例した吐出水量が得られる。したがって、
モータ59の回転時間を一定に定めることにより、希望
する水量が得られる。
【0052】なお、フィルターケース18の内容積を製
氷皿2への必要給水量に等しい量とすると、ポンプ6が
必要量を送水した後は、フィルターケース18内の水位
が一時的に低下し、ポンプ6が空気を吸い込んで、それ
以上の給水が行われないので、より正確な給水量の制御
を行うことができる。
【0053】タイマー1の満了がステップ9で確認され
ると、ステップ10でタイマー2が始動を開始する。タ
イマー2の設定時間は、先のタイマー1のそれに比べて
短い。そしてタイマー2が始動を開始すると、ステップ
11でモータ59が切り換えられて逆回転をする。
【0054】このようにモータ59を一定時間だけ逆回
転する理由は、配管9内に残留する水をポンプ6を介し
て給水タンク7内に回収するためである。
【0055】タイマー2の満了がステップ12で確認さ
れると、ステップ13でモータ59の回転が停止し、一
連の給水工程を終了する。後は従来の製氷装置と同様
に、製氷皿2内の水を凍結させ、反転装置3で製氷皿2
を反転して離氷し、貯氷容器4に氷を落下させる。
【0056】そして再度給水工程を繰り返す。ここで従
来例で説明したように、一回の給水から次の給水まで
は、相当の時間間隔があるが、本実施例では、この給水
間隔の間に水が空気と接することがない。
【0057】すなわち従来例の計量タンクのような上部
が開放された容器に水を張っておく必要が全くなく、水
は必要なときに給水タンク7からくみ出される。加えて
製氷皿2への所定量の給水が完了すると、配管8,9内
に残った水さえも給水タンク7に回収されてしまう。ま
た給水タンク7は空気抜き管部32を除いて密閉されて
いるので、内部に塵等が進入する懸念もない。以上のよ
うに本実施例によれば、ポンプ6に自吸性を備えるもの
を採用し、ポンプ6の回転によって給水タンク7から直
接的に水が吸い出され、配管8,9を通じて製氷皿2に
給水されるので、給水タンク7から製氷皿2に至る間
に、水が空気と接する機会は少ない。そのため塵等が落
下したり、異臭ガス成分が混入したりして水を汚染する
ことがなく、水を常に清浄な状態に保つことができる効
果がある。その結果、本実施例の製氷装置で作られた氷
は、品質が良い。
【0058】また、管継手部材(A)33と管継手部材
(B)44の結合によって極めて容易に給水タンク7の
装着を行うことができる。
【0059】またフレーム11に、給水タンク7を離脱
方向に押圧する押圧レバー12が設けられているので、
給水タンク7の装着が節度感をもって確認でき、給水タ
ンク7の誤装着を防止することができる。さらに、押圧
レバー12と連動して開閉するスイッチ14を備え、ス
イッチ14が一旦閉して直ちに開したときは表示用ラン
プ15を点滅させるので、管継手部材(A)33と管継
手部材(B)44とが確実に接合されていない場合は表
示用ランプ15により給水タンク7が確実に挿入されて
いないことをユーザーに表示し、給水タンクの装着をや
り直して、管継手部材(A)33と管継手部材(B)4
4との間から水洩れや空気噛みが起こらないようにする
ことができる。
【0060】なお、本実施例では、ポンプ6の形式とし
て採用したギアポンプは、構造が簡単であり、故障が少
ないので、最も好ましいが、ポンプの形式としてギアポ
ンプにかぎるものではなく、他の自吸性のあるポンプが
採用可能である。具体的に例示すれば、ベーンポンプ
や、アキシャルピストンポンプ、ダイアフラムポンプ等
の採用が考えられる。また、本実施例では、スイッチ1
4が一旦閉して直ちに開したときに点滅する表示ランプ
15を設けたが、表示ランプ15に替えて、警報音を発
するブザーを設けたり、または表示ランプ15に併せて
警報音を発するブザーとの両方を設けた構成としても同
様な効果が得られる。
【0061】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように本発明
は、給水タンクとポンプとこれらを結合する配管を保持
するフレームと、給水タンクの内部と連通する吐出管の
先端に配設したノズル状の管継手部材(A)と、ポンプ
の吸い込み側に配設した管状の管継手部材(B)と、フ
レームに設けた給水タンクを離脱方向に押圧する押圧部
材と、押圧部材と連動して開閉するスイッチと、スイッ
チが一旦閉して直ちに開したときに点滅する表示用ラン
プを備えた構成により、給水経路中の水の腐敗や異臭の
発生を防止して、品質の良い氷を作れる優れた製氷装置
を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例の製氷装置の概略構
成図 (b)は同製氷装置の要部断面図
【図2】同製氷装置の給水タンクの断面図
【図3】同給水タンクの分解斜視図
【図4】同給水タンクの蓋部分の構成を示す断面図
【図5】同製氷装置の要部斜視図
【図6】同製氷装置の給水タンクとフレームの結合状態
を示す断面図
【図7】図6の拡大要部断面図
【図8】同製氷装置の制御装置の概略構成図
【図9】同製氷装置の動作を示すフローチャート
【図10】従来の製氷装置の概略構成図
【符号の説明】
1 冷凍室 2 製氷皿 5 冷蔵室 6 ポンプ 7 給水タンク 8,9 配管 11 フレーム 12 押圧レバー(押圧部材) 14 スイッチ 15 表示用ランプ 33 管継手部材(A) 44 管継手部材(B) 45 係合爪(係止部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵室内に配設したポンプおよび着脱自
    在とした給水タンクと、冷凍室内に配設した製氷皿と、
    これらを結合した水が流通する配管と、前記ポンプと前
    記給水タンクと前記配管を保持するフレームと、前記給
    水タンクの内部と連通する吐出管の先端部に配設したノ
    ズル状の管継手部材(A)と、前記ポンプの吸い込み側
    に配設した管状の管継手部材(B)と、前記フレームも
    しくは前記管継手部材(B)のいずれかに設けた係止部
    材と、前記フレームに設けた前記給水タンクを離脱方向
    に押圧する押圧部材と、前記押圧部材と連動して開閉す
    るスイッチと、前記スイッチが一旦閉して直ちに開した
    ときに点滅する表示用ランプを備え、前記ポンプの吸い
    込み側は前記給水タンクの内部と気密に接続した構成と
    し、前記管継手部材(A)と前記管継手部材(B)とが
    確実に接合されていないときは、前記表示用ランプが点
    滅する構成としたことを特徴とする製氷装置。
  2. 【請求項2】 押圧部材と連動して開閉するスイッチ
    と、前記スイッチが一旦閉して直ちに開したときに、警
    告音を発するブザーを備えた請求項1記載の製氷装置。
  3. 【請求項3】 押圧部材と連動して開閉するスイッチ
    と、前記スイッチが一旦閉して直ちに開したときに点滅
    する表示用ランプおよび警告音を発するブザーを備えた
    請求項1記載の製氷装置。
JP5645394A 1994-03-28 1994-03-28 製氷装置 Pending JPH07260303A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5645394A JPH07260303A (ja) 1994-03-28 1994-03-28 製氷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5645394A JPH07260303A (ja) 1994-03-28 1994-03-28 製氷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07260303A true JPH07260303A (ja) 1995-10-13

Family

ID=13027532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5645394A Pending JPH07260303A (ja) 1994-03-28 1994-03-28 製氷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07260303A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110793263A (zh) * 2018-08-01 2020-02-14 Lg电子株式会社 冰箱
US11112159B2 (en) 2018-08-01 2021-09-07 Lg Electronics Inc. Refrigerator

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110793263A (zh) * 2018-08-01 2020-02-14 Lg电子株式会社 冰箱
EP3611453A1 (en) * 2018-08-01 2020-02-19 Lg Electronics Inc. Refrigerator
US11112159B2 (en) 2018-08-01 2021-09-07 Lg Electronics Inc. Refrigerator
US11175085B2 (en) 2018-08-01 2021-11-16 Lg Electronics Inc. Refrigerator with a selective icemaker/dispenser water distrubution
US11781796B2 (en) 2018-08-01 2023-10-10 Lg Electronics Inc. Refrigerator

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0777371A (ja) 製氷装置
JPH07218069A (ja) 自動製氷装置の給水装置
JP3068742B2 (ja) 製氷装置および製氷装置を備えた冷蔵庫
JP2874087B2 (ja) 製氷装置
JPH07260303A (ja) 製氷装置
JP3068741B2 (ja) 製氷装置および製氷装置を備えた冷蔵庫
JPH07260304A (ja) 製氷装置
JP3130199B2 (ja) 冷蔵庫用給水装置
JP3323436B2 (ja) 高機能ポータブルトイレ
JPH0894225A (ja) 製氷装置
JP3115763B2 (ja) 製氷装置
JP3467622B2 (ja) 製氷装置
GB2275328A (en) Apparatus for automatically making ice
JP3108855B2 (ja) 製氷装置
CN113739465A (zh) 一种制冰机的控制方法以及制冰机
JPH1062045A (ja) 冷凍冷蔵庫の製氷装置
JP2000220928A (ja) 冷凍冷蔵庫の製氷装置および給水装置
JPH08114371A (ja) 製氷装置
JPH07270009A (ja) 製氷装置
CN215519041U (zh) 一种泡沫发生装置和水箱
JPH1062044A (ja) 製氷装置
CN215675961U (zh) 一种制冰机
CN219949112U (zh) 一种取量可控的环保洗衣液瓶
WO2023015689A1 (zh) 一种泡沫发生装置和水箱
JPH0894224A (ja) 自動製氷装置の給水装置