JP5588604B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、自動製氷装置または冷水装置を備えた冷蔵庫に関するものであり、特に、自動製氷装置または冷水装置に給水するための給水タンクを備えた冷蔵庫に関するものである。
近年、自動製氷機能を備えた冷蔵庫が広く普及している。これら冷蔵庫は、冷凍室に自動製氷装置を備え、この自動製氷装置に給水するための給水タンクを冷蔵室に備えたものが一般的である。この給水タンクは自動製氷装置のみに給水するため、その容量は1L程度である。
一方、サイドバイサイドと呼ばれる大容量の冷蔵庫においては、自動製氷装置と冷水装置とを備え、冷凍室のドア面に氷や冷水の取出口を備えたものがある。これら冷蔵庫は、水道から取り込んだ水道水を切換バルブを介して冷凍室内に設けられる自動製氷装置と、冷蔵室内に設けられる貯水タンクに直接配管している。ここで、自動製氷装置で生成される氷は冷凍室ドアの内壁面に設けられる氷収納部に蓄えられ、冷凍室ドアの外面に設けられる取出口から利用者に提供される。一方、貯水タンクは、冷蔵室内に固定して設置され、この冷水タンクから引き出される給水パイプをヒンジを介して冷凍室ドアに配管し、前記取出口から利用者に提供する構造としている。
特開2003−329345号公報 特開2007−132644号公報
前記従来技術によれば、冷凍室ドアに設けられる取出口から氷や冷水を取り出すことができる。しかし、これら製氷機能だけでなく冷水機能を備えた冷蔵庫では、大量の水を必要とするため、水道から直接給水する構造が一般的となっている。しかしながら、このような冷蔵庫では、浄化された水を供給する水道事情が良好な地域では有効であるが、水道事情が良好でない東南アジアや発展途上国などでは、衛生面の課題が残されている。
一方、衛生面の課題を解決するために、浄水フイルタを冷蔵庫に設置することが有効であるが、水道事情の悪い地域では、この浄水フイルタのメンテナンスに課題がある。また、前記課題を解決するために、着脱可能な給水タンクを備えることも有効な対策であるが、製氷だけでなく冷水も供給しようとすると4L程度の容量が必要であり、この大容量の給水タンクを設置する構造や、この給水タンクに給水する方法にも課題がある。
そこで、この発明の目的とするころは、大容量の給水とメンテナンスが良好な給水タンクを備えた冷蔵庫を提供することにある。
本発明に係る冷蔵庫は、前記目的を達成するために、前方が開放した筐体を断熱材を備えた縦仕切壁を介して冷凍室と冷蔵室とに左右に分割し、前記冷凍室と前記冷蔵室の前部には前記筐体の両側に設けたヒンジ部を介して開閉可能に取り付けられる冷凍室ドアと冷蔵室ドアとが設けられ、前記冷凍室内には自動製氷装置と、該自動製氷装置で生成した氷を収納する氷収納部とを備え、前記冷蔵室には給水タンクと給水ポンプとを備え、前記冷凍室ドアの外側ドア面には前記氷収納部からの氷を供給する氷供給部と、前記給水ポンプからの冷水を供給する冷水給水部とをその上部に備えた凹状の取出口を備えており、前記冷蔵室は、前記給水タンクを下方より支持する下部仕切棚と、該給水タンクの上部に隣接して配置される上部仕切棚とを該冷蔵室の中段に配置し、前記給水タンクは、横幅寸法より高さ寸法が大きく、該高さ寸法より奥行き寸法が大きい形状であってその上面前部に、後方に開放して給水可能とする開閉蓋で閉鎖されて、手前が後方より前下がりの給水部を備え、さらに、前記上部仕切棚の前部に前記給水部が露出した状態で前記下部仕切棚に設置され、かつ、該設置された状態から冷蔵室外に取り外すことを可能とする。
本発明によれば、仕切棚の前部に給水部を露出する給水タンクを冷蔵室内の中段位置に着脱可能に設けたので、冷蔵室にセットした状態での給水や、給水タンクを取り外しての給水及び清掃性を向上させることができる。
以下、図1から図17を参照して、この発明に係る冷蔵庫を具体的に説明する。なお、同一の部位や方向などは同一符号を持って示し、重複した説明を省略する。ここで、図1から図14が第1の実施の形態に係る冷蔵庫であり、図15と図16が第2の実施の形態に係る冷蔵庫であり、図17が第3の実施の形態に係る冷蔵庫を示している。
(第1の実施の形態)
先ず、図1を参照して、第1の実施の形態に係る冷蔵庫の概略構造を説明する。図1は、この実施の形態に係る冷蔵庫の概略構造図であり、(a)図がドアを開放した状態の正面図、(b)図が(a)図のA−A断面図を示している。なお、(a)図では、分かり易くするために、タンクベース本体部472の内部や給水タンク400の内部を図示している。
図1において、符号1で総括的に示すこの実施の形態に係る冷蔵庫は、サイドバイサイドと呼ばれる貯蔵温度が0℃以下の第1貯蔵室100と、貯蔵温度が0℃以上の第2貯蔵室200とを左右に配置した構造を備えている。
具体的には、冷蔵庫1は、前方が開放した筐体2を断熱材で形成される縦仕切壁3で左右に分割し、一方を前記第1貯蔵室100とし、他方を第2貯蔵室200としている。そして、この実施の形態では、左側の第1貯蔵室100を冷凍室(以下、冷凍室100ともいう)とし、右側の第2貯蔵室200を中央の発泡断熱材を有しない横仕切壁4を介して上下に分割し、上部を冷蔵室210とし、下部を野菜室260としている。
ここで、野菜室260は便宜上野菜室と呼ぶが野菜専用の貯蔵室に限定されるものではない。即ち、冷蔵室210は、貯蔵室内が開放された貯蔵室空間であるのに対し、この野菜室260は、保湿が必要な食品(野菜や果物など)の収納を目的とする引き出し式の収納容器を備えた貯蔵室空間であって、前記したように野菜専用の貯蔵室ではなく、冷蔵室210に収納する食品を収納することもできる。
また、この実施の形態では、第2貯蔵室200を横仕切壁4により上下に分割し、この横仕切壁4に着脱可能な給水タンク400を備えた3ドアの冷蔵庫で説明する。しかし、後で説明するように横仕切壁4を通常の仕切棚とする2ドアの冷蔵庫においても、給水タンク400を設置することができる。更に、この給水タンク400の配置構造は、第1貯蔵室100を更に上下に分割した4ドアの冷蔵庫でも適用することができる。したがって、以後の2ドアの冷蔵庫の説明では、第2貯蔵室200を冷蔵室200と呼ぶ。
筐体2は、図示しない鋼鈑製の外装体と、樹脂材料で形成される内装材との間に断熱材を充填した構造を備えている。したがって、この実施の形態は、第1貯蔵室100と第2貯蔵室200の温度が大きく異なる。一方、第2貯蔵室200を構成する冷蔵室210と野菜室260とは略同じ温度に設定される。
前記3つの貯蔵室は、夫々その前面を冷凍室ドア50と、冷蔵室ドア60と、野菜室ドア70により覆われることで、密閉された貯蔵室を構成する。各ドアは、筺体2と同様な断熱材を備えた構造を備え、筺体2の両側に設けたヒンジ部5を介して両側に開放するように取り付けられることで、各貯蔵室に食品を出し入れすることができる。
また、この実施の形態では、自動製氷装置300を冷凍室100の最上部に設け、この自動製氷装置300で生成された氷をストックする氷収納部320を冷凍室ドア50の内壁面に設けている。氷収納部320は、上部が開放して形成され、冷凍室ドア50を閉めた状態で自動製氷装置300の下方に位置するように、筐体2の前端部より冷凍室100内に張り出して形成される。即ち、この実施の形態では、自動製氷装置300で生成された氷は、生成されると自動的に下方に落下して氷収納部320にストックされる。
一方、氷収納部320の下方位置となる冷凍室ドア50の前面部には、ドア面9に凹状に埋め込んで形成される取出口350が設けられる。この取出口350と氷収納部320は、氷粉砕機構部370を備えた搬送路380によって連通される。この氷粉砕機構部370は、生成された氷をそのまま、あるいは粉砕して取出口350の上面に形成した氷供給部381から出することができる。
また、取出口350の上面には、冷水を供給することができる冷水供給部390が設けられている。したがって、利用者は、取出口350から氷と粉砕氷と冷水を選択して取り出すことができる。
そして、この実施の形態に係る冷蔵庫1の大きな特徴の1つは、前記自動製氷装置300と冷水供給部390に供給する冷水を第2貯蔵室200に設けた給水タンク400から供給する点にある。即ち、この実施の形態では、第2貯蔵室200である冷蔵室210内にタンクベース部470を設け、このタンクベース部470に給水タンク400を着脱可能に取り付ける構造を採用している。
従来技術においては、水道を自動製氷装置に直結して給水することが一般的となっている。また、冷水装置においても、水道水を冷却するために一時的に貯蔵タンクに貯蔵している。この貯蔵タンクは冷蔵庫内に固定して設置されるものが一般的となっている。
この実施の形態に係る冷蔵庫1は、水道と直結していた貯水タンクを切り離して、独立する給水タンク400を備える構造を採用している。そして、この給水タンク400を第2貯蔵室200に着脱可能に設置し、この給水タンク400から自動製氷装置300と冷水供給部390に冷水を供給する構造としている。特に、この実施の形態では、製氷機能と冷水機能とをともに実現するためには大容量の給水タンク400が必要である点を考慮して、第2貯蔵室200の上下の中段位置となる冷蔵室210の最下部に設けることで、給水タンク400の着脱や、あるいは給水タンク400に冷水を直接補給するときに、利用者に無理な姿勢を強いることを軽減している。
また、タンクベース部470は、冷蔵室210内の底面の縦仕切壁4側に設けられ、前記給水タンク400を載置するベース板471と、このベース板471の後方に形成されるタンクベース本体部472とから構成される。タンクベース本体部472は、製氷装置用ポンプ473と冷水用ポンプ474からなる給水ポンプ478を内蔵している。
ここで、この実施の形態では、製氷装置用ポンプ473と冷水用ポンプ474を、給水タンク400と同じ高さ位置に配置している。また、製氷装置用ポンプ473は、冷水用ポンプ474より高い位置に配置される。そして、製氷装置用ポンプ473は、給水タンク400の上部の高さ位置に配置され、冷水用ポンプ474は、給水タンク400の下部の高さ位置に配置される。
前記製氷装置用ポンプ473は、製氷用給水パイプ6が引き出され、この製氷用給水パイプ6は縦仕切壁3に沿って上昇して、冷凍室100の上部に設置される自動製氷装置300に接続される。ここで、製氷用給水パイプ6は、内部を通る冷水が氷結しないように、縦仕切壁3の内部に埋め込まれたり、あるいは縦仕切壁3の冷蔵室210側に沿って配管される。
一方、冷水用ポンプ474は、冷水用給水パイプ7が引き出され、この冷水用給水パイプ7は、縦仕切壁3に沿って下降して、冷凍室100の下部の筐体2の底面部の断熱材内を通り、ヒンジ部5を介して、冷凍室ドア50の断熱材を通って取出口350の冷水供給部390に配管される。ここで、冷水用ポンプ474もまた内部を通る冷水が氷結しないように、縦仕切壁3の内部に埋め込まれたり、あるいは縦仕切壁3の冷蔵室210側に沿って配管され、更に筐体2または冷凍室ドア50では断熱材内を通るように配管される。
このように、この実施の形態では、製氷装置用ポンプ473と冷水用ポンプ474を縦仕切壁3に隣接して設けているので、製氷用給水パイプ6と冷水用給水パイプ7の配管の長さを短くすることができる。
ところで、製氷用給水パイプ6は、自動製氷装置300に給水する時にのみ製氷用給水ポンプ473によって導水し、それ以外の通常の状態では水が抜かれた状態とされる。このようにすることにより、製氷用給水パイプ6内が凍結して導水が不可能となることを防止できる。具体的には、自動製氷装置300への給水が完了すると、製氷装置用ポンプ473の弁を開放する。すると、製氷用給水パイプ6内の水は重力により給水タンク400へ戻ることとなる。更に、製氷装置用ポンプ473は給水タンク400の上部の高さ位置に配置されるために、通常時に製氷用給水パイプ6内に残留し得る水をなるべく少なくすることができる。なお、製氷用給水パイプ6内の水を給水タンク400へ戻す方法としては、製氷装置用ポンプ473を用いて製氷用給水パイプ6内の水を引込むものであってもよい。
一方、冷水用給水パイプ7は、冷水供給部390に給水するときを含め、常時、水が充填された状態とされる。このようにすることにより、利用者の要求があると即座に冷水を提供することができる。
ここで、記の実施の形態では、製氷用給水パイプ6と冷水用給水パイプ7を筐体2内で配管する構造で説明したが、これに限定されるものではない。例えば、製氷装置用ポンプ473と自動製氷装置300近傍の筐体2の背面壁に貫通穴を形成し、この貫通穴を介して、製氷用給水パイプ6を一旦筐体2の外に引き出し、背面壁に沿って配管して、再び貫通穴を介して筐体2の内に戻すことで、製氷装置用ポンプ473と自動製氷装置300を接続する構造としても良い。また、冷水用給水パイプ7の場合も同様に、冷水用ポンプ474近傍に貫通穴を形成し、この貫通穴を介して、冷水用給水パイプ7を一旦筐体2の外に引き出し、背面壁に沿って配管して、ヒンジ5から冷凍室ドア50内に配管することで、冷水用ポンプ474と冷水供給部390とを接続するようにしても良い。この構造によれば、製氷用給水パイプ6と冷水用給水パイプ7内ので氷結を軽減することができるとともに、製氷用給水パイプ6と冷水用給水パイプ7のメンテナンスを向上させることができる。
また、このタンクベース部470は、冷蔵室210の最下部の第1仕切棚211と、冷蔵室210の底面との間に設置され、このタンクベース部470に着脱可能に取り付けられる給水タンク400は横幅寸法より高さ寸法が大きく、この高さ寸法より奥行き寸法が長い奥行きのある角柱形状としている。したがって、冷蔵室210の底面と第1仕切棚211との間の貯蔵空間は、縦仕切壁3側が給水タンク400の収納空間とされ、他方の片側は開放された通常の貯蔵空間となっている。
また、この実施の形態に係る冷蔵庫1の大きな特徴の他の1つは、給水タンク400は、第1仕切棚211の先端部P1と筐体2の先端部P2との間に露出する張出部401を備えて形成され、この張出部401に開閉蓋402を備えた給水部403を備えた点にある。即ち、この実施の形態の給水タンク400は、内部容積を4L程度備えた大容量としている。この給水タンク400は、取り外して、水道の蛇口まで持って行き給水することもできる。更に、冷蔵庫1に設置した状態でも、ペットボトルなどから給水することができる。この直接給水を実現するために、この実施の形態では、給水タンク400の上部に位置する第1仕切棚211の先端部P1より前方に張り出した張出部401を形成し、この張出部401に開閉蓋402を備えた給水部403を備えている。このため、利用者は、冷蔵室210の最前部の下方の位置に配置される給水部403に、ペットボトルなどのボトル類から楽な姿勢で給水することができる。
また、この実施の形態に係る冷蔵庫1の大きな特徴の他の1つは、給水タンク400の張出部401は、奥行きのある箱型のタンク本体404の前面上部に前方に張り出して形成し、更に、この張出部401の下方となるタンク本体404の前面下部を後方に奥まって形成している。そして、この張出部401の下面内壁面を後方に向かって下方に傾斜する下部傾斜面405としている。この形状によれば、張出部401の上部の給水部403から給水した水は、この下部傾斜面405に当たってタンク本体404の内方へ跳ね返るので、給水部403から給水する水が利用者にかかるのを軽減することができる。
また、この実施の形態に係る冷蔵庫の大きな特徴の他の1つは、給水タンク400の張出部401の下方の凹部406に、この給水タンク400を保持するためのハンドル部407を設けた点にある。即ち、この実施の形態では、給水タンク400の前部に張り出して形成される張出部401の下方位置を利用して、ハンドル部407を形成している。このハンドル部407は張出部401の投影面積内に収まる大きさを備えているので、給水部403とハンドル部407とを給水タンク400の最前部に位置させて使い勝手を向上させることができる。
また、前記ハンドル部407は、縦長棒状の握りハンドルとし、しかも一端を前記張出部401の下部に接続しているので、ハンドル部407の強度を向上させつつ利用者の保持性を向上させることができる。
また、この実施の形態に係る冷蔵庫の大きな特徴の他の1つは、給水タンク400の前部に位置する冷蔵室ドア60の内壁面に下部収納ポケット220を設け、この下部収納ポケット220に張出部401の前方への張り出し量を吸収する切欠部221を形成した点にある。これにより、給水タンク400と下部収納ポケット220の使い勝手を確保している。
以下、図2から図14を参照して、第1の実施の形態に係る冷蔵庫を更に詳細に説明する。
先ず、図2、図3を参照して、サイドバイサイドと呼ばれる冷蔵庫1の基本的な構造を説明する。ここで、図2は冷蔵庫の断面図であり、(a)図が第1貯蔵室の縦断面図、(b)図が第2貯蔵室の縦断面図、(c)図が送風フアン近傍の横断面図である。図3は、各ドアを開放した状態の正面図である。
図2において、この実施の形態に係る冷蔵庫1では、筐体2の裏面側下部に凹状の機械室12を形成し、この機械室12に圧縮機11を備えている。また、筐体2の内側を縦仕切壁3により左右に分割し、左側を冷凍温度帯の第1貯蔵室100とし、右側を冷蔵温度帯の第2貯蔵室200に設定している。このため、(a)図に示すように、第1貯蔵室である冷凍室100の裏面側に冷気発生源である熱交換器13と、この熱交換器13で生成された冷気を貯蔵室内に循環させる送風フアン14を設けている。なお、熱が発生する圧縮機11は、第2貯蔵室200の後方の機械室12内に配置している。
(a)図(b)図に示すように、機械室12は、第1貯蔵室100及び第2貯蔵室200の下部内側に張り出すように形成される。そして、(a)図に示す冷凍室100では、内側に張り出した張出部15に合わせて、その上方に熱交換器13を備えた冷却室16が形成される。この冷却室16は、冷蔵室100と断熱材を備えない裏面壁102で仕切られ、熱交換器13の他に霜取ヒータ17が配置される。更に、この冷却室16には、冷凍室100の冷気を冷却室16に取り込むための冷気戻り口19が形成される。
冷凍室100の裏面の上方には送風フアン14が配置され、この送風フアン14と冷却室16は冷凍室裏面通路18により連通される。そして、送風フアン14を駆動させると、冷却室16で生成された冷気が冷凍室裏面通路18を介して送風フアン14に取り込まれるて、送風フアンの前部を覆う裏面壁102に形成した上部冷気吹出口103から冷凍室100内に供給される。また、図3において、冷凍室100の裏面には、冷凍室裏面通路18と並んで冷凍室吹出通路10が形成される。この冷凍室吹出通路10は、送風フアン14の冷気を下方に導きものである。そして、この冷凍室吹出通路10には、冷凍室100を上下に仕切る複数の仕切棚101に合わせて、複数の中間冷気吹出口104が形成され、この中間冷気吹出口104からも冷気が冷凍室100内に供給される。そして、上部冷気吹出口103及び複数の中間冷気吹出口104から供給された冷気は、冷凍室100内を上方から下方に向かって流れ、冷気戻り口19から冷却室16内に取り込まれる。
一方、図2の(b)図に示すように、冷蔵室210の冷気は、この冷蔵室210の上部に設けたダンパ20から供給される。このダンパ20は、縦仕切壁3を貫く連絡風路21を介して送風フアン14と連通される。したがって、図示しない制御装置の制御により、ダンパ20を開放すると送風フアン14から冷気が供給され、この冷気がダンパ20の前部を覆う裏面壁201に設けた上部冷気吹出口213から冷蔵室210内に供給される。
また、ダンパ20には、冷蔵室210の裏面側に形成される冷蔵室裏面通路21が連通される。冷蔵室裏面通路21には、冷蔵室210を上下に仕切る仕切棚212に合わせて複数の中間冷気吹出口214が形成され、ダンパ20を開放するとによって、この中間冷気吹出口214からも冷気が冷蔵室210内に供給される。なお、前記第1仕切棚211は冷蔵室210を上下に仕切る複数の仕切棚212の最下部の仕切棚である。
また、冷蔵室210に供給された冷気は、冷蔵室210を上方から下方に流れて、冷蔵室210の底面を構成する横仕切壁4に取り込まれる。横仕切壁4は、断熱材を備えていないために、その内部に戻り通路22の一部が形成される。戻り通路22は、横仕切壁4の内部に形成される水平戻り通路22aと、野菜室260の裏面側に上下方向に形成される垂直戻り通路22bと、縦仕切壁3を貫いて冷却室16へ冷気を戻すための横断戻り通路22cとから構成される。
冷蔵室210の冷気は、横仕切壁4の上面前部に形成した冷気戻口23から水平戻り通路22aに取り込まれ、矢印に従って水平戻り通路22aから垂直戻り通路22bを経て、垂直戻り通路22bの下端部と冷却室16を繋ぐ横断戻り通路22cを介して冷却室16に戻る。
ここで、この実施の形態では、野菜室260の冷却は、水平戻り通路22aと垂直戻り通路22bの輻射冷却で基本的に行われるが、水平戻り通路22aと垂直戻り通路22bを通る冷気の一部が野菜室260に供給され、この供給された冷気でも行われる。
なお、この実施の形態では、野菜室260に冷気を入れずに周囲から冷却する輻射冷却方式を採用しているが、冷蔵室210の冷気を冷気戻口23から野菜室260に送って野菜室260内を冷却し、横断戻り通路22cより冷却室16に戻る構造としてもよい。この場合、野菜室260には、保湿が保てる複数の引出容器が設けられているので、野菜や果物などの食品に適した収納空間とすることができる。
また、図2の(a)図に示すように、この実施の形態では、自動製氷装置300を冷凍室100の天井面に設けている。自動製氷装置300は、氷を生成すると下方に落下させる。この落下する氷を受ける氷収納部320は冷凍室ドア50の内壁面に張り出して形成されている。
取出口350は、氷や冷水を受けるコップなどの容器を置ける十分なスペースを備えて冷凍室ドア50の前面に凹状に形成される。取出口350の天井面と氷収納部320とは氷粉砕機構部370を備えた搬送路380によって連通される。また、取出口350には冷水供給部390も設けられている。そして、取出口350の上部位置には操作パネル90が設けられており、利用者がこの操作パネル90を操作すると、図示しない制御装置が氷粉砕機構部370や2つのポンプ473、474を動作させて操作指示に沿った冷水または氷または粉砕氷を提供する。
図3及び図2において、冷凍室100は、筐体2内の筐体収納空間105とドア内壁面に形成されるドア収納空間106とで構成される。冷凍室100の筐体収納空間105は、複数の仕切棚101で上下に仕切られた上部の開放空間107と、上下に配列される複数の引出容器108からなる下部の引出空間109から構成される。この実施の形態では、開放空間107の上部に自動製氷装置300を備えている。また、ドア収納空間106は、上部が氷収納部320と取出口350を納めた張出部109が形成され、下部は複数の収納ポケット110が上下に並べて配置される。
また、冷蔵室210は、筐体2内の筐体収納空間215とドア内壁面に形成されるドア収納空間216とで構成される。筐体収納空間215は複数の仕切棚212で上下に仕切られた開放空間である。この筐体収納空間215の最上部には、ダンパ20を内蔵したダンパーカバー217が設けられ、このダンパーカバー217の下面には照明装置218が設けられている。
また、筐体収納空間215の最下部の片側には給水タンク400が配置される。更に、冷蔵室210の裏面壁201には、冷蔵室裏面通路21の前面を構成する輻射板222が設けられ、この輻射板222を介して冷蔵室210を輻射冷却するとともに、この輻射板222の両側に形成される複数の中間冷気吹出口214を介して冷気が吹き出される。
ドア収納空間216は、奥行寸法が少ない複数の収納ポケット219と、奥行寸法が収納ポケット219の奥行き寸法より大きい大形の下部収納ポケット220を上下に配置している。
また、野菜室260は、筐体2内の筐体収納空間261とドア内壁面に形成されるドア収納空間262とで構成される。筐体収納空間261は複数の引出容器263が上下に配置される引出空間である。筐体収納空間261の最上部に配置される上段引出容器264以外の下段引出容器267は、上方のみが開放した容器形状としているが、上段引出容器264は引き出し動作に伴って開閉される開閉蓋265を備えている。
即ち、この上段引出容器264の上部には、前方に張り出した横仕切壁4と冷蔵室ドア60が隣接して配置されるので、下段引出容器267の構造では、食品を出し入れする空間が狭くなる課題がある。そこで、この実施の形態では、上段引出容器264を前方に引き出すと、その移動に伴って、開放しながら横仕切壁4の下部に収納される開閉蓋265を備えることで前記課題を解決していている。この詳細構造については、図13、図14で説明する。
また、ドア収納空間262は、複数の収納ポケット268が上下に配置される。
なお、図3で矢印で示すのは冷気の流れを示すものであり、ここでは、図2と重複するので説明を省略する。
次に、図4と図5を参照して、冷蔵庫1の外観形状を説明する。ここで、図4は冷蔵庫の外観斜視図である。図5は冷蔵庫の外観図であり、(a)図が平面図、(b)図が正面図、(c)図が右側面図、(d)図がドアハンドル部の部分水平断面図である。
図4と図5において、この実施の形態では、前方が開放した箱型の筐体2の前面に冷凍室ドア50と冷蔵室ドア60と野菜室ドア70が開放可能に取り付けられている。冷凍室ドア50は、筐体2の左側全体を覆う大きさを備え、左側上下端部に設けたヒンジ部5により開放することができる。また、筐体2の右側には、冷蔵室ドア60と野菜室ドア70が上下に配置され、右側上下端部と右側中央に設けたヒンジ部5を介して開放することができる。
この実施の形態では、左側の冷凍室ドア50と、右側の冷蔵室ドア60と野菜室ドア70とを中央の分割ライン8を介して両側に観音開きで開放することができる。そして、この分割ライン8に沿ってドアハンドル部40が設けられている。このドアハンドル部40は、冷凍室ハンドル部41と、冷蔵室ハンドル部42と、野菜室ハンドル部43とから構成される。
冷凍室ハンドル部41は、冷凍室ドア50の端部角部を上下に渡って切り欠いた手掛凹部51と、棒状ハンドル部52とから構成され、この棒状ハンドル部52は、中央の棒状握部53と、この棒状握部53を上下で支持する上部取付部54と下部取付部55とから構成される。この棒状ハンドル部52は、(c)図に示すように、側面からみて上下端部がドア面9に馴染むように、弓形に形成される。
また、冷蔵室ハンドル部42と野菜室ハンドル部43は、この2つハンドルを上下に組み合わせることで、冷凍室ハンドル部41と同様な形状を備えるように形成される。即ち、冷蔵室ハンドル部42は、冷蔵室ドア60の端部角部を上下に渡って切り欠いた手掛凹部61と、棒状ハンドル部62とから構成され、この棒状ハンドル部62は、中央の棒状握部63と、この棒状握部63を上下で支持する上部取付部64と中央取付部65とから構成される。
同様に、野菜室ハンドル部43は、野菜室ドア70の端部角部を上下に渡って切り欠いた手掛凹部71と、棒状ハンドル部72とから構成され、この棒状ハンドル部72は、中央の棒状握部73と、この棒状握部73を上下で支持する中央取付部74と下部取付部75とから構成される。
このように、この実施の形態に係る冷蔵庫1は、冷凍室ドア50に氷収納部320や氷粉砕機構部370などを備え、また、これらをドア内に収めるために通常の冷蔵庫のドアの厚さ(ドアの奥行寸法)が大きいため、ドア全体の重量が大きくなる。特に、この実施の形態では、上下に分割されて高さ寸法が小さい冷蔵室210と野菜室260の容量を確保するために、分割ライン8を冷凍室100側にオフセットして冷凍室ドア50の横幅を小さくしている。このため、重量のある冷凍室ドア50の開閉に大きな力が必要である。そこで、この実施の形態では、各ドアを確り保持可能な棒状ハンドルとして、前記課題を改善している。
しかし、この棒状ハンドルは、ドア面9から大きく突出する課題もある。そこで、この実施の形態では、ドア面9の端部に手掛凹部51、61、71を形成し、この一段低い凹部に棒状ハンドル部52、62、72を取り付けることで、前記課題を解決している。更に、棒状ハンドル部52の上下端部をドア面9に馴染ませる形状とすることで、ドアハンドル部40の前方への張り出した印象を軽減している。
また、冷凍室ドア50の前面に設けた凹状の取出口350は、通常のコップなどを収納するに十分な大きさを備えている。凹状の取出口350の内部底面には、着脱可能な網状のコップ置台351があり、その下部にはあふれた水を受けるように凹状に成っている。また、取出口350の上面後方には冷水供給部390が設けられ、取出口350の背面壁に設けた冷水スイッチ391をコップなどで押すと冷水用ポンプ474が動作して冷水供給部390から冷水を出すことができる。
また、取出口350の上部のドア面9には操作パネル90が設けられ、この操作パネル90に、この冷蔵庫1全体の動作状況を表示する運転状態表示部91と、氷粉砕機構部370の動作を指示する氷選択ボタン92が設けられている。
また、この実施の形態に係る冷凍室ドア50などの各ドア構造は、ドア面9の周囲を樹脂材料の枠体43で囲む構造を備えている。したがって、ドア面9を鋼板で形成したり、あるいは、透明板材で表面処理された鋼板とすることができる。これにより、冷蔵庫1の設置環境に対応してドア面9を多様に改変することができるので、意匠性を向上させることができる。
次に、図6と図7を参照して、大容量の給水タンク400の具体的な構造を更に説明する。ここで、図6は給水タンクの外観図であり、(a)図が斜視図、(b)図は中央縦断面された斜視図である。図7は給水タンクに外観図であり、(a)図は平面図、(b)図は左側面図、(c)図は正面図、(d)図は底面図、(e)図は右側面図、(f)図は開閉機構の概念図を示す部品構成図である。なお、図7では、図示する関係から(c)図を正面図と定義しているが、以下の説明では、(b)図を正面図として説明する。
図6、図7において、この実施の形態に係る給水タンク400は、透明な樹脂材料で形成される下部ケース410と、不透明な樹脂材料で形成される上ケース411とでタンク本体404を構成している。下部ケース410は、深さのある上部が開放したカップ形状を備え、水を収納する主体となるものである。一方、上ケース411は、下部ケース410の上端部の開放部を覆うキャップ形状を備えている。そして、上ケース411は、下ケース410に対して着脱可能に取り付けられることにより、下ケース410内を清掃することができる。
タンク本体404は、横幅寸法W1より高さ寸法H1が大きく、この高さ寸法H1より奥行き寸法D1が大きい奥行きのある箱型形状を備えている。この実施の形態では、4L程度の容量を備えるようにしている。
下ケース410の正面側の壁面は、下方から垂直に立ち上がって、その上端が徐々に傾斜して下部傾斜面405を形成するように前方に張り出して形成される。一方、上ケース411は、基本的には薄い形状を備えているものの、正面側の先端部は、その上面が端部から徐々に立ち上がって傾斜面412を形成するように隆起させ、この隆起部413の後端は、後方の平坦部414と下降する傾斜面で接続される形状を備えている。
そして、傾斜面412に、大きく開口した給水部403が形成され、この給水部403を覆うように開閉可能な開閉蓋402が取り付けられている。
この実施の形態では、下ケース410の前部上端部と、この前部上端部を覆う上ケース411の先端部とで張出部401を形成している。したがって、この張出部401は、先端部が細く、上面は上方に立ち上がり、下面は下方に傾斜するように、後方に向かって上下方向に開いた形状としている。この形状によれば、給水部403を利用者側に見やすくすることができるとともに、給水部403の前端部を低くしてペットボトルの注ぎ口を添え易くしている。また、下面は下方に傾斜させることにより、給水した水の跳ね返りを軽減している。
また、開閉蓋402は、傾斜面412の後端部に形成した水平な回転軸Q1を中心に開放可能に取り付けられている。更にまた、開閉蓋402の前部と成る傾斜面412の前部には、開閉蓋40の開閉ボタン415が設けられている。
ここで、図7(f)図に示すように、この実施の形態では、開閉蓋402の後端部に貫通穴416を形成し、この貫通穴416にコイルバネを備えた回転軸部材417を挿入する。この回転軸部材417は、中央のコイルバネ417aの両側に軸部材417bが取り付けられている。一方、給水部403の後端部の両側には、回転軸部材417の一端部を固定する軸固定部418と、回転軸部材417の他端部を回転可能に支持するフリー軸受部419とを対で設けている。
回転軸部材417は、フリー軸受部419と嵌合する軸部材417bが貫通穴416に固定するように挿入される。そして、この固定された軸部材417bとフリー軸受部419、固定軸受部418と他方の軸部417bを開閉蓋402を開放した状態を基準にして取り付けるようにする。そして、コイルバネ417aの作用により、解放した状態に戻ろうとする開閉蓋402を開閉ボタン415により閉めた状態を維持するようにする。
この構造によれば、開閉ボタン415を操作して開閉蓋402の閉めた状態を解除すれば、コイルバネ417aの作用により開閉蓋402を開放させることができる。また、この構造では、バネ機能を棒状の回転軸部材417に備えることができるので、開口機構をコンパクトにすることができる。加えて、この構造によれば、コイルバネ417aを縮めた状態でフリー軸受部419と固定軸受部418の間に挿入すると、コイルバネ417aの両側に伸びようとする作用により、回転軸部材417がフリー軸受部419と固定軸受部418の間に確り保持されるから、組立性を向上することができる。更に、この構造では、開放時の開閉蓋402に過度の力が加わると、コイルバネ417aが更に延びて回転軸部材417がフリー軸受部419と固定軸受部418の間から外れるので破損を軽減することができる。
このように、この実施の形態では、前方に張り出して、しかも前のめりの傾斜面412に給水部403を設けているので、冷蔵室210に、この給水タンク400をセットした状態でもペットボトルなどから給水することができる。更に、この給水の際には、開閉ボタン415を操作して開閉蓋402を後方に向かって開放することができるので、開閉蓋402が給水の際に邪魔になることがない。
また、図7(c)図に示すように、給水部403に給水された水は、一端、下部傾斜面405に当たって給水タンク400内に投入されるので、投入された水の跳ね返って利用者にかかるのを軽減することができる。
また、張出部401の下方の下部ケース410の壁面は後方に奥まった凹部406として形成される。この実施の形態では、この張出部401の下方の空間を利用してハンドル部407を設けている。このハンドル部407は長手方向を上下方向とする握りハンドルであり、下端部を凹部406の下方に取り付け、上端部を張出部401の下部に接続している。
この構造によれば、ハンドル部407を張出部401の投影面積内に納めることができるので、給水タンク400を箱型のコンパクトな形状とすることができる。しかも、給水部403を備えた張出部401とともに給水タンク400の最前部にハンドル部407を設けることができるので、給水タンク400の着脱が用意である。更にまた、ハンドル部407は縦型の握りハンドルとしているので、着脱に際し使用者に無理な姿勢を強いることが軽減される。
また、図6(a)図(b)図に示すように、この実施の形態に係る給水タンク400は上面後端部に段差部420を形成し、この段差部420を構成する上ケース411の後端部から一対の接続パイプ421が、下部ケース410の投影面積内に収まるように設けられている。この接続パイプ421は、製氷装置用ポンプ473と冷水用ポンプ474に接続するためのものであり、下部ケース410の投影面積内に収まるように設けることで、この段差部420の上部に突出する接続パイプ421が搬送時に他のものと当たって破損することを軽減している。
また、接続パイプ421の他の一端は、上ケース411の内壁面に沿って水平に延在し、その先端は下方に屈曲して、その先端に給水フイルタ部422が取り付けられる。この給水フイルタ部422は、底面が格子状の網で開放した箱型形状を備え、その内部に給水フイルタ423が内蔵される。給水フイルタ部422の開放部分は、下部ケース410の内部底面との間に隙間ができるように接続パイプ421の他の一端に取り付けられる。
この実施の形態によれば、給水フイルタ部422の開放部分から取り込まれた水は給水フイルタ部422で浄化され、接続パイプ421から製氷装置用ポンプ473または冷水用ポンプ474に取り込まれる。
なお、図7(d)図において、下部ケース410の両側には一対の保持凹部424が形成され、更に、底面には長手方向に伸びる一対の突起リブ425が設けられている。この実施例では、給水タンク400を冷蔵室410から取り出す際には、例えば、右手でハンドル部407を保持して、そのまま手前に引き出すことになる。この際、突起リブ425を備えることにより、給水タンク400とベース板471との接触摩擦が軽減され、軽い力で引き出すことができる。更に、給水タンク400を冷蔵室210から引き出すと、この給水タンク400を左手で保持する必要があるが、この際、保持凹部424に左手を添えて下方より支持することができるので、保持凹部424を介して左手の滑りを軽減することができる。
次に、図8と図9を参照して給水タンク400の冷蔵室210の設置状態を説明する。ここで、図8は給水タンクとタンクベース部との関係の説明図であり、(a)図が取り付け構成を示す展開図、(b)図がベース板の取り付け状態を示す部分断面図である。図9は、給水タンク近傍と野菜室の縦断面図である。
図8において、この実施の形態では、給水タンク400を冷蔵庫1に取り付けるにあたって、タンクベース部470を介して取り付けている。前記したように、このタンクベース部470は、冷蔵室210の後方に取り付けられるタンクベース本体部472と、その前方に伸びて形成されるベース板471とから構成される。
この実施の形態では、冷蔵室210と野菜室260とを仕切る断熱材のない横仕切壁4の上に給水タンク400を設置する。この横仕切壁4は、冷蔵室ドア60と野菜室ドア70との密着を図るための強度部材450と、この強度部材450と後方の仕切板451とを含んで構成される。そして、この実施の形態で、この横仕切壁4が内部に断熱材がないことを利用して、仕切板451を2重構造として冷蔵室210の水平戻り通路22aを形成している。
即ち、仕切板451は冷蔵室210の内部底面を形成する上部仕切板452と、下部を構成する下部仕切板453とを含んで構成される。また、下部仕切板453は、アルミ材料などで形成される輻射機能を備えるとともに、上段引出容器264の上部を覆う蓋機能を備えている。更にまた、上部仕切板452は、輻射機能を備えた下部仕切板453を冷蔵室210からでも視覚的に分かるようにするために、透明板454とこれを周囲から支持する枠体455から構成される。
このように、この実施の形態に係る給水タンク400は、横仕切壁4の上面を前後方向に移動させることで着脱を行う。このため、給水タンク400の移動に伴う横仕切壁4の損傷が大きな課題となる。特に、この実施の形態では、4Lの容量を備えているので、約4Kgの重量物が横仕切壁4の上を移動すると前記課題は大きいものがある。また、前記したように、横仕切壁4はその内部に水平戻り通路22aが形成されているので、給水タンク400を支持する強度も強化する必要がある。加えて、この実施の形態では、横仕切壁4を透明板454で構成し、更に、その上面が凹凸形状を備えているので、前記課題は一層大きいものがある。
そこで、この実施の形態では、給水タンク400の前後方向への移動を支持、案内するベース板471を設けている。このベース板471は、その両端部を強度部材450と冷蔵室210の裏面壁で支持する長さをもって形成されるので、前記課題を解決することができる。また、ベース板471は、縦仕切壁3と対向する片側に上方に張り出した案内リブ475を備えているので、挿入される給水タンク400を所定の位置に案内することができる。
また、タンクベース本体部472は、ベース板471の後方の上部に取り付けられている。タンクベース本体部472の前面上部には、給水タンク400の段差部420と嵌合する突出部476が形成され、この突出部476に給水タンク400の接続パイプ421と勘合するパイプ受部477が設けられている。
このように、この実施の形態によれば、給水タンク400をベース板471に沿って挿入して押し込むことにより、接続パイプ421とパイプ受部477とを簡単に接続することができる。
図9において、この実施の形態に係る給水タンク400の上面は、前部に隆起部413が形成され、その後部が隆起部413より一段低く(高さ寸法d1)形成される平坦部414としている。そして、給水タンク400をセットした状態で、この平坦部414の上方に第1仕切棚211が収まるように、第1仕切棚211の大きさを設定している。
即ち、この実施の形態では、隆起部413の後端部となる最頂部P3と、第1仕切棚211の先端部P1との間に隙間d2が形成されるように、第1仕切棚211の前後の長さを設定することにより、開閉蓋402を大きく開放できるようにしている。
また、第1仕切棚211の厚さ(上下の高さ)と取り付けの高さは、第1仕切棚211の上面が最頂部P3の高さとほぼ一致するように、高さ寸法d1を設定している。これにより、第1仕切棚211に出し入れする食品などが隆起部413や第1仕切棚211の先端部にあたって隆起部413や第1仕切棚211を破損したり、あるいは、食品などを落としたり、更にはコップなどに入ったものをこぼしたりすることを軽減している。
また、給水タンク400の先端部P4は、第1仕切棚211の先端部P1と筐体2の先端部P2との間に位置するように、その大きさが設定される。
また、この実施の形態では、床面から横仕切壁4の上面までの高さH10を830mmに設定し、その横仕切壁4の上面に高さ寸法H1が200mmの給水タンク400を設置している。したがって、この実施の形態では、床面から給水タンク400の最頂部P3までの高さ寸法H11が1000mm程度の位置に配置される給水部403に給水することとなる。この高さは、標準的な大人の肘の高さと同程度の高さに設定されているので、無理な姿勢を強いることなく、ペットボトルなどを介して給水することができる。
なお、この実施の形態では、給水タンク400のハンドル部407も900mm程度の高さに位置するので、このハンドル部407を保持しての給水タンク400の着脱も利用者に無理な姿勢を強いることがない。
次に、図10を参照して、この給水タンク400の冷蔵室400にセットした状態での使い勝手を具体的に説明する。ここで、図10は給水タンクへの給水動作を説明する動作フロー図である。
先ず、この実施の形態に係るサイドバイサイドと呼ばれる冷蔵庫1は、諸外国においては、標準的なスタイルの貯蔵室のレイアウト構成である。したがって、給水タンク400の容量設定に当たっては、諸外国の消費量も考慮する必要がある。例えば、中近東諸国のUAEやサウジアラビアでの同種サイドバイサイド冷蔵庫の使用実態を調査すると、サンプル数100世帯での結果では、冷えた水を飲む回数は1日に最大10回であり、1回の使用量は200ccとすると最大1日につき2Lの消費量がある。また、氷の使用頻度は1日に最大11から12回離氷し、1回に100ccとすると、最大1日につき1.1Lから1.2Lの消費量がある。
そこで、この実施の形態では、前記冷水と製氷の合計消費量3.2Lにプラスアルファの余分量を加味して、給水タンク400の容量を3.5Lから4Lに設定している。また、この実施の形態では、氷の使用頻度を考慮して、氷収納部の容量を1.7Lとしている。この容量であれば氷の使用量が増加しても対応することができる。そして、この4Lの給水タンク400であれば、この十分な氷の容量を確保しても、2.3Lの冷水が確保されるので、前記冷水の消費量が多少増えても対応することができる。
この実施の形態に係る給水タンク400は冷蔵室210から取り外して上水道から給水したり、内部清掃を可能とするものの、重量のある給水タンク400を頻繁に取り外すことには課題がある。そこで、この実施の形態では、図10に示すように、給水タンク400を冷蔵室210にセットした状態でも楽な姿勢で給水できるようにしている。
即ち、図10において、冷蔵室ドア60を開放すると(a)図に示すように、給水タンク400が冷蔵室210の下部左側にセットされている。このセットされた状態では、第1仕切棚211の前部に開閉蓋402で閉鎖された給水部403が露出している。この給水部403が閉じられた状態であれば、第1仕切棚211に食品を出し入れする際に塵埃が給水タンク400内に混入することがない。また、給水部403を備えた傾斜面412が第1仕切棚211と段差無く連続しているので、食品を載せた容器が給水タンク400に当たって食品を落としたりすることを軽減することができる。さらに、第1仕切棚211は透明となっているので、冷蔵室210内の食品をくまなく監視することができる。
さて、この(a)図の状態から、(b)図に示すように、給水タンク400の上面最前部に設けた開閉ボタン415を操作すると、(c)図に示すように開閉蓋402が後方に開放して(d)図に示すように開閉蓋402が開放した状態とすることができる。つまり、ワンタッチで開閉蓋402を簡単に開放することができる。
この(d)図の開放状態は、給水部403が大きく開放し、その後方に開閉蓋402が立ち姿勢の状態となって、第1仕切棚211と給水部403とを明確に分離させることができる。また、給水部403の手前は、後方より前下がりとなっているので、(e)図に示すように、給水部403の手前にペットボトルの注ぎ口を添えての給水を楽に行うことができる。
しかも、給水部403から注ぎ込まれる水は、図7(c)図に示すように、下部傾斜面405により使用者側への跳ね返りが軽減され、また、後方への跳ね返りは立ち姿勢の開閉蓋402により阻止されて軽減される。また、給水時は、開閉蓋402の開放状態が維持されるので、ペットボトルを両手で保持しながら給水することができる。
そして、(f)図に示すように、給水が終了すると、開閉蓋402を閉じる動作で、開閉蓋402の先端が開閉ボタン415によりロック状態となるので、ワンタッチで閉鎖動作を行うことができる。
次に、図11と図12を参照して、給水タンク400に隣接する下部収納ポケット220の具体的な構造を説明する。ここで、図11が、下部収納ポケットの取り付け状態を示す外観図であり、(a)図が下部収納ポケットを取り付けた冷蔵室ドアの外観斜視図、(b)図が冷蔵室ドアの開閉状態を示す横断面図である。図12は、下部収納ポケットの外観図であり、(a)図が正面からみた斜視図、(b)図が後方から見た斜視図である。
図11と図12において、上部に冷蔵室を備えた極一般的な冷蔵庫においては、冷蔵室ドアの内壁に収納ポケットを設けて収納性を向上している。特に、冷蔵室ドアの内壁の下部に設けた収納ポケットは使い易い高さにあるために、仕切棚の前部に大きなスペースを確保して、大型の収納ポケットを設けている。
この実施の形態に係る冷蔵庫1においても、冷蔵室ドア60の内壁の下部に大形の下部収納ポケット220を配置している。しかし、この実施の形態では、給水タンク400の先端部(張出部401)が第1仕切棚211の前方に張り出して形成されているので、大型の収納ポケットを設けることが困難な環境にある。
そこで、この実施の形態では、大型の収納ポケットと給水タンク400とがラップする部分を切り欠いて切欠部221を形成した下部収納ポケット220を採用している。この切欠部221は、冷蔵室ドア60を開閉しても下部収納ポケット220が給水タンク400と接触しない程度の適度な隙間を持ち、かつ角部には大きな丸みをもって形成される。
このような特徴を備えた下部収納ポケット220の外観を図11(a)と図12に示す。この下部収納ポケット220は、冷蔵室ドア60の内壁面の両側に形成した取付リブ66に他の収納ポケット219と同様に両側を嵌合して取り付ける構造を備えている。このため、下部収納ポケット220の横幅は他の収納ポケット219の横幅と同じ長さに設定され、その両側面壁に上端が閉じて下方が開放される取付溝223が設けられている。
この構造によれば、取付リブ66に設けた図示しない取付突起部に、取付溝223を介して、上方より嵌合することにより、下部収納ポケット220を冷蔵室ドア60に取り付けることができる。しかも、この構造であれば、下部収納ポケット220を他の収納ポケットに交換することができるから、給水タンク400を採用しない機種への展開が可能である。
さて、この実施の形態に係る下部収納ポケット220は、切欠部221を採用したことにより、奥行寸法の大きい第1収納部426と、切欠部221に隣接して形成される奥行寸法の小さい第2収納部427とを備えている。このため、大きな第1収納部426にはペットボトルやビール瓶などの大型食品を収納し、小さな第2収納部427は使用頻度のある小物食品を収納することができる。
また、この下部収納ポケット220は、裏面側を開放して、冷蔵室ドア60の内壁面を裏面壁とする構造としている。また、下部収納ポケット220を上下に2分割して、上部を透明な樹脂材料で形成し、下部を不透明な樹脂材料で形成している。これにより、底に溜まった埃などを隠蔽しつつ、丈の低い食品が収納されても透明部を介して内部を確認し易くしている。
次に図9と図13、図14を参照して、野菜室260の上段引出容器264を説明する。ここで、図13は、上段引出容器の引き出し構造を示す断面図である。図14は上段引出容器と他の引出容器との対比図である。
先ず、図9において、この実施の形態では、野菜室210の筐体収納空間261を複数の引出容器263で構成される複数の密閉された収納空間としている。具体的には、筐体収納空間261を上下に3分割し、上段を開閉蓋265を備えた上段引出容器264とし、中段と下段を上部が開放した容器268からなる下段引出容器267としている。これら上下3段の引出容器263は、野菜室260の両側の内壁面に設けた図示しない支持レールを介して前後方向に移動させて筐体収納空間261から出し入れすることができる。
また、この実施の形態では、密閉された収納空間を形成するために、上段引出容器264は、収納状態において横仕切壁4により上方が覆われ、また、中段及び下段の下段引出容器267は、引出容器263の引き出し動作の如何に係わらず上段引出容器264の下方及び中断の下段引出容器267の下方に配置されて、容器268の上部を覆う密閉蓋269を備えている。
また、この実施の形態では、3つの引出容器263の収納容量を同様に確保するために、機械室12の存在により収納容量が少なくなる下段の下段引出容器267を筐体2の先端部P2まで前方に張り出して設け、他の中段の下段引出容器267と上段引出容器264の前部には空間270を形成し、この空間270を利用してドア収納空間262としている。
図13において、この実施の形態に係る上段引出容器264は、横仕切壁4の下方に隣接して配置され、また、その前部にドア収納空間262を確保するために野菜室260の後方に配置される。加えて、この実施の形態に係る冷蔵庫1は、自動製氷装置300を備えているために冷凍室ドア50に氷収納部320や取出口350を設けている。このため、冷凍室ドア50の厚さがあり、必然的に冷蔵室ドア60の厚さも大きいものとなる。したがって、上段引出容器264においては、横仕切壁4の前部に位置する冷蔵室ドア60のドア面9と上段引出容器264の先端部までの長さD10が食品を出し入れする際の障害物となるので、この障害物を越えて上段引出容器264を前方に引き出さないと、上段引出容器264から食品を出し入れできないという課題がある。
しかし、上段引出容器264を前方へ引き出す場合は、野菜室260の両内壁面に形成した図示しない支持レールとある程度ラップさせないと上段引出容器264を保持できないという課題があるので、上段引出容器264を前方へ大きく引き出す解決策には限度がある。
そこで、この実施の形態では、上段引出容器264の前面に、上段引出容器264の前方への移動に伴って開放し、開放時は横仕切壁4の下方に収納される開閉蓋265を採用する。即ち、この実施の形態では、上方が開放され、前面側が斜めにカットされた収納容器271と、開閉蓋265と、この開閉蓋265を可動ガイド手段272を介して両側で支持する両側板273とを含んで構成する。
可動ガイド手段272は、開閉蓋265の両側の上下端部に形成される上部支持突起274aと下部支持突起274bと、2つの突起を両側で支持する第1支持レール275aと第2支持レール275bとから構成される。第1支持レール275aは後方に向かって形成される溝であり、上部支持突起274aを両側で支持し、上部支持突起274aをほぼ水平方向に移動させる。一方、第2支持レール275bは垂直方向に形成される溝であり、下部支持突起274bを両側で支持し、下部支持突起274bをほぼ垂直方向に移動させる。
図13の(a)図に示すように、開閉蓋265は収納状態では、収納容器271のカットされた前面部を塞ぐように垂直な姿勢で保持される。一方、(c)図に示すように、上段引出容器264を引き出した状態では、横仕切壁4と下段引出容器267の間に水平な姿勢で保持される。
次に、図13を参照して、この上段引出容器264の移動に伴う開閉蓋265の開閉動作を更に具体的に説明する。
先ず、(a)図に示す上段引出容器264を収納した状態では、上段引出容器264の前面は取っ手部276を備えた収納容器271の前部と、その上部に配置される縦姿勢の開閉蓋265によって覆われている。この状態から、取っ手部274を介して収納容器271を前方へ引き出すと、縦姿勢の開閉蓋265の下端部が収納容器271の両側の斜めにカットされた壁面上部のガイドレール277により前方に押される作用を受ける。しかし、開閉蓋265の下端部は下部支持突起274bと第2支持レール275bとの嵌合により、前方への移動が阻止され、その応力が下部支持突起274bを第2支持レール275に沿って上方への移動させる。
これに伴って、上部支持突起274aは第1支持レール275aに沿って後方へ移動する。この動作により、収納容器271が前方に移動することにより、開閉蓋265の下端部がガイドレール277上を移動して上方へ移動していくので、結果として、(c)図に示すように、開閉蓋265は横仕切壁4と移動した収納容器271との間に水平な姿勢で収納される。
また、収納容器271を、(c)図から(b)図のように押し込むと、ガイドレール277により支持されている開閉蓋265も、その自重により、ガイドレール277に沿って徐々に下降して、(c)図となって、(a)図に示すような元の収納状態に復帰する。
図14の(b)図には、上部が開放した収納容器271aを備えた従来技術を示している。この従来技術によれば、収納容器271aが上方からしか食品の出し入れができないために、収納容器271aの開放部の前面上端部と、冷蔵室ドア60の下端部の間で形成される食品出入空間D20が狭くなってしまう課題がある。
しかし、(a)図に示すように、この実施の形態では、収納容器271の前部の壁面はカットされているので、収納容器271の開放部の前面上端部と、冷蔵室ドア60の下端部の間で形成される食品出入空間D20は(b)図の従来技術のものより大きくすることができる。しかも、この実施の形態では、開閉蓋265は横仕切壁4の下方に隠蔽されるので、食品の出し入れに障害となることがない。
(第2の実施の形態)
次に、図15と図16を参照して、第2の実施の形態に係る冷蔵庫1aを具体的に説明する。ここで、図15は、第2の実施の形態に係る冷蔵庫の外観斜視図である。図2は、この実施の形態に係る冷蔵庫の概略構造図であり、(a)図がドアを開放した状態の正面図、(b)図が(a)図のA−A断面図を示している。
図15と図16において、符号1aで総括的に示すこの実施の形態に係る冷蔵庫は、第1の実施の形態の冷蔵庫1を2ドアの冷蔵庫1aに適用したものである。
即ち、冷蔵庫1aは、前方が開放した筐体2を断熱材を備えた縦仕切壁3を介して第1貯蔵室となる冷凍室100と第2貯蔵室となる冷蔵室200とに左右に分割している。冷凍室100と冷蔵室200の前部には、筐体2の両側に設けたヒンジ部5を介して開閉可能に取り付けられる冷凍室ドア50と冷蔵室ドア60aとが設けられる。冷凍室100内には、自動製氷装置300と、該自動製氷装置300で生成した氷を収納する氷収納部320とが設けられる。冷蔵室100には、給水タンク400と給水ポンプ478とが設けられる。冷凍室ドア50の外側ドア面9には、氷収納部320からの氷を供給する氷供給部381と、給水ポンプ478からの冷水を供給する冷水給水部390とをその上部に備えた凹状の取出口350が設けられている。
前記冷蔵室200は、前記給水タンク400を下方より支持する下部仕切棚4aと、給水タンク400の上部に隣接して配置される第1仕切棚(上部仕切棚)211とを冷蔵室210の中段に配置している。
前記給水タンク400は、横幅寸法より高さ寸法が大きく、この高さ寸法より奥行き寸法が大きい筺体形状を備えるとともに、給水部403を備えた上面前部412aを前記第1仕切棚(上部仕切棚)211の前部に露出して下部仕切棚4aに設置され、かつ、この設置された状態から冷蔵室1a外に取り外すことが可能である。なお、この実施の形態でも、タンクベース部470を介して、給水タンク400を着脱可能に取り付けている。
また、下部仕切棚4aは、冷蔵室210を複数の仕切棚212を介して上下に仕切りられた解放された上部の貯蔵室215と、前後方向に引き出し可能な複数の引出容器263を上下に配列した下部の貯蔵室261とを分割する仕切棚としている。
前記第1の実施の形態に係る冷蔵庫1では、冷蔵室ドア60と野菜室ドア70との密閉を図るために横仕切壁4の先端が張り出して形成されるが、この第2の実施の形態に係る冷蔵庫1aは冷蔵室200を1枚の冷蔵室ドア60aで構成しているので、下部仕切棚4aと冷蔵室ドア60aの内壁面との間には上部の貯蔵室215から下部の貯蔵室261に冷気を流す冷気通路224となる隙間が形成される。
この構造により、この実施の形態では、図8(b)図の強度部材450に換えて、戻り通路カバー456を設けている。そして、戻り通路カバー456の後方には、下部の貯蔵室261の冷気を水平戻り通路22aに取り込む冷気戻口24を形成している。
なお、他の構造については、第1の実施の形態と同様につき重複した説明を省略する。
このように、この実施の形態では、給水ポンプ400の着脱や取扱性については、第1の実施の形態と同様な作用効果を得ることができる。また、この実施の形態では、下部の貯蔵室261の最上部に設けた上段引出容器264は、第1の実施の形態のように強度部材450や冷蔵室ドア60が障害とならないので、この障害がない分、大きな食品出入空間D20を得ることができる。(図14参照)
(第3の実施の形態)
次に、図17を参照して、第3の実施の形態に係る冷蔵庫1bを具体的に説明する。ここで、図17は、第2の実施の形態に係る冷蔵庫の概略図であり、(a)図はドアを開放した状態の正面図、(b)図は冷凍室の縦部分断面図である。なお、第1の実施の形態と同一部や矢印などは同一符号を持って説明し重複した説明を省略する。
図17において、前記した第1、第2の実施の形態では、自動製氷装置300を冷凍室100の筐体収納空間105の天井面に設け、この自動製氷装置300で生成した氷を冷凍室ドア50の内壁面に設けた氷収納部320で受けて蓄積する構造としたが、この実施の形態においては、これに限定されるものではない。例えば、図17に示すように、冷凍室ドア50の内壁面に自動製氷装置300と氷収納部320とを設ける構造でも適用可能である。
この場合、タンクベース部470の製氷装置用ポンプ473と自動製氷装置300との接続は、冷凍室ドア50の上部のヒンジ部5を介して製氷用給水パイプ6を配管するようにする。また、冷凍室100内の製氷用給水パイプ6の配管は、製氷用給水パイプ6内の冷水が凍らないように、筐体2の断熱材内を配管するようにする。
なお、他の構造については前記第1の実施の形態と共通のため、説明を省略する。
第1の実施の形態に係る冷蔵庫の概略構造図である。 第1の実施の形態に係る冷蔵庫の断面図である。 第1の実施の形態に係る冷蔵庫の各ドアを開放した状態の正面図である。 第1の実施の形態に係る冷蔵庫の外観斜視図である。 第1の実施の形態に係る冷蔵庫の外観図である。 第1の実施の形態に係る給水タンクの外観図である。 第1の実施の形態に係る給水タンクに外観図である。 第1の実施の形態に係る給水タンクとタンクベース部との関係の説明図である。 第1の実施の形態に係る給水タンク近傍と野菜室の縦断面図である。 第1の実施の形態に係る給水タンクへの給水動作を説明する動作フロー図である。 第1の実施の形態に係る下部収納ポケットの取り付け状態を示す外観図である。 第1の実施の形態に係る下部収納ポケットの外観図である。 第1の実施の形態に係る上段引出容器の引き出し構造を示す断面図である。 第1の実施の形態に係る上段引出容器と他の引出容器との対比図である。 第2の実施の形態に係る冷蔵庫の外観図である 第2の実施の形態に係る冷蔵庫の概略図である。 第3の実施の形態に係る冷蔵庫の概略図である。
符号の説明
1…冷蔵庫、2…筐体、3…縦仕切壁、4…横仕切壁、4a…下部仕切棚、5…ヒンジ部、6…製氷用給水パイプ、7…冷水用給水パイプ、8…分割ライン、9…ドア面、10…冷凍室吹出通路、11…圧縮機、12…機械室、13…熱交換器、14…送風フアン、50…冷凍室ドア、60…冷蔵室ドア、70…野菜室ドア、90…操作パネル、91…運転状態表示部、100…第1貯蔵室(冷凍室)、200…第2貯蔵室(冷蔵室)、201…裏面壁、210…冷蔵室、211…第1仕切棚、220…下部収納ポケット、221…切欠部、260…野菜室、300…自動製氷装置、320…氷収納部、350…取出口、370…氷粉砕機構部、400…給水タンク、401…張出部、402…開閉蓋、403…給水部、404…タンク本体、405…下部傾斜面、406…凹部、407…ハンドル部、410…下部ケース、411…上ケース、412…傾斜面、412a…上面前部、413…隆起部、414…平坦部、415…開閉ボタン、416…貫通穴、417…回転軸部材、417a…コイルバネ、417b…軸部材、418…軸固定部、419…フリー軸受部、420…段差部、421…接続パイプ、422…給水フイルタ部、423…給水フイルタ、424…保持凹部、425…突起リブ、426…第1収納部、427…第2収納部、470…タンクベース部、471…ベース板、472…タンクベース本体部、473…製氷装置用ポンプ、474…冷水用ポンプ、475…案内リブ、476…突出部、477…パイプ受部、478…給水ポンプ、P1…第1仕切棚の先端部、P2…筐体の先端部。

Claims (8)

  1. 冷凍室と冷蔵室とが分割配置され、当該冷凍室と冷蔵室の前部には冷凍室ドアと冷蔵室ドアとが夫々設けられ、
    前記冷凍室内には自動製氷装置と当該自動製氷装置で生成される氷を収納できる氷収納部とを有し、
    前記冷蔵室には給水タンクと給水ポンプとを有し、
    前記冷凍室ドアの外側ドア面に、前記氷収納部からの氷を供給する氷供給部と、前記給水ポンプからの冷水を供給する冷水給水部とを備えた冷蔵庫において、
    前記冷蔵室は、前記給水タンクを下方より支持する下部仕切棚と、該給水タンクの上部に配置される上部仕切棚とを該冷蔵室に配置し、
    前記給水タンクは、横幅寸法より高さ寸法が大きく、該高さ寸法より奥行き寸法が大きい形状であってその上面前部に、後方に開放して給水可能とする開閉蓋で閉鎖されて、手前が後方より前下がりの給水部を備え、さらに、前記上部仕切棚の前部に前記給水部が露出した状態で前記下部仕切棚に設置され、かつ、該設置された状態から冷蔵室外に取り外すことが可能であることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 請求項1に記載の冷蔵庫において、
    前記給水タンクは、タンクベース部を介して前記下部仕切棚に着脱可能に装着され、
    前記タンクベース部は、前記下部仕切棚の前方から後方に沿って配置されるベース部と、該ベース部の後方に設けられるベース部本体とを含んで構成され、
    前記ベース部本体は、前記自動製氷装置と前記冷水供給部に給水する前記給水ポンプと、パイプ受部とを備え、
    前記給水タンクは、その後部に冷水を供給する接続パイプを備え、前記ベース部に沿って前記冷蔵室内に挿入されることにより、前記接続パイプと前記パイプ受部とが連結されることを特徴とする冷蔵庫。
  3. 請求項2に記載の冷蔵庫において、
    前記給水ポンプは、製氷用給水パイプを介して前記自動製氷装置に冷水を供給する製氷用ポンプと、冷水用給水パイプを介して冷水供給部に冷水を供給する冷水用ポンプとを備え、
    前記製氷用給水パイプと前記冷水用給水パイプは各々分かれて配管されることを特徴とする冷蔵庫。
  4. 請求項3に記載の冷蔵庫において、
    前記冷蔵室及び前記冷凍室を覆う筐体を有し、
    当該筐体の内壁は断熱手段を備え、
    前記製氷用給水パイプ又は/及び前記冷水用給水パイプは当該断熱手段内もしくは接した状態で配管されていることを特徴とする冷蔵庫。
  5. 請求項1に記載の冷蔵庫において、
    前記冷凍室と前記冷蔵室は縦仕切板を介して左右に分割されていることを特徴とする冷蔵庫。
  6. 請求項に記載の冷蔵庫において、
    前記製氷用給水パイプは、前記自動製氷装置への給水時にのみ前記製氷用給水ポンプよって導水され、給水時以外のときには当該製氷用給水パイプ内に導水されないことを特徴とする冷蔵庫。
  7. 請求項3に記載の冷蔵庫において、
    前記製氷用給水パイプと前記冷水用給水パイプは上下に分かれて配管され、
    前記自動製氷装置は前記給水タンクよりも上方に配置されていることを特徴とする冷蔵庫。
  8. 前方が開放した筐体を断熱材を備えた縦仕切壁を介して冷凍室と冷蔵室とに左右に分割し、前記冷凍室と前記冷蔵室の前部には前記筐体の両側に設けたヒンジ部を介して開閉可能に取り付けられる冷凍室ドアと冷蔵室ドアとが設けられ、前記冷凍室内には自動製氷装置と、該自動製氷装置で生成した氷を収納する氷収納部とを備え、前記冷蔵室には給水タンクと給水ポンプとを備え、前記冷凍室ドアの外側ドア面には前記氷収納部からの氷を供給する氷供給部と、前記給水ポンプからの冷水を供給する冷水給水部とをその上部に備え
    た凹状の取出口を備えた冷蔵庫において、
    前記冷蔵室は、前記給水タンクを下方より支持する下部仕切棚と、該給水タンクの上部に隣接して配置される上部仕切棚とを該冷蔵室の中段に配置し、
    前記給水タンクは、横幅寸法より高さ寸法が大きく、該高さ寸法より奥行き寸法が大きい筺体形状を備えるとともに、後方に開放して給水可能とする開閉蓋で閉鎖されて、手前が後方より前下がりの給水部を備え、上面前部を前記上部仕切棚の前部に該給水部が露出した状態で前記下部仕切棚に設置され、かつ、該設置された状態から冷蔵室外に取り外すことが可能であることを特徴とする冷蔵庫。
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