JP3092036B2 - 製氷装置 - Google Patents

製氷装置

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JP3092036B2
JP3092036B2 JP06056454A JP5645494A JP3092036B2 JP 3092036 B2 JP3092036 B2 JP 3092036B2 JP 06056454 A JP06056454 A JP 06056454A JP 5645494 A JP5645494 A JP 5645494A JP 3092036 B2 JP3092036 B2 JP 3092036B2
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和▲吉▼ 竹内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫等に組み込まれ
る製氷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫に製氷機が組み込まれて使
用されることが多い。この種の製氷装置としては、例え
ば実公昭51−3082号に開示された構成が知られて
いる。
【0003】以下に従来の製氷装置について説明する。
図10に示すように、製氷皿71、反転装置72、ポン
プ73、計量タンク74、給水タンク75および配管7
6によって構成され、製氷皿71と反転装置72は、冷
蔵庫の冷凍室内に配設され、その他は冷蔵室内に配設さ
れている。
【0004】反転装置72はギア列が内蔵されており、
内部の水を凍らせる製氷皿71を反転すると共に、製氷
皿71に捩じりを加え、離氷させる働きをする。
【0005】計量タンク74は、計量室77と水溜め室
78とに仕切られた水槽で構成され、両者を仕切る仕切
り壁79には、小さい孔が設けられていて、計量室77
の水位が下がると水溜め室78から水がゆっくりと流れ
込むようになっている。なお計量タンク74の上面は、
外部に開放されている。
【0006】モータ部80とポンプ部81により構成さ
れたポンプ73は、渦巻きポンプで自吸性を持たないの
で、ポンプ73のポンプ部81は、計量室77内に直接
挿入されていた。
【0007】給水タンク75は、密閉状のタンク本体8
2に開閉弁83が設けられた蓋84を配設した構成であ
る。
【0008】以上のように構成された製氷装置につい
て、以下その動作を説明する。給水タンク75の内部に
水が入れられ、蓋84を下にして計量タンク74の上に
配置されると、開閉弁83の一部が給水タンク75の水
溜め室78の凸状の底85と当接して開弁し、給水タン
ク75内の水が計量タンク74内に落ち、水溜め室78
を経て計量室77に水が満たされる。そして水は、計量
室77内に挿入されたポンプ73によって汲み上げら
れ、配管76を通って製氷皿71に給水される。
【0009】ポンプ73に渦巻きポンプを用いているの
で、計量タンク74の上からポンプ73のポンプ部81
だけを計量タンク74の中に挿入しなければならない。
また、計量タンク74への水の補給は、給水タンク75
から水を落とし込むことによって行う構成であるので計
量タンク74は、上面が開放され空気中に露出したもの
とならざるを得ない。
【0010】加えて、製氷皿71への給水は、常時行わ
れることがなく、氷の消費量によっては、相当の期間、
製氷皿71への給水がなされないこともある。
【0011】従って製氷皿71への給水がなされない間
は、計量タンク74内の水は、全く置換されないので、
この間に冷蔵室内に浮遊する塵等が計量タンク74の水
面に落ち、更に長期間の間に水内の塵等が腐敗する。あ
るいは長期の間に冷蔵庫内の異臭成分を持つガスが計量
タンク74の表面から水中に溶け込み、作った氷が異臭
を放つ場合がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の構
成では、計量タンク74内の水の腐敗や異臭が生じ、作
った氷の品質が悪いという問題点を有していた。
【0013】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、給水経路中の水の腐敗や異臭の発生を防止して、
品質の良い氷を作れる製氷装置を提供することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の製氷装置は、給水タンクと吸い込み側が給水
タンクの内部と接合された自吸性のあるポンプとこれら
を結合する配管を保持するフレームと、給水タンクの内
部と連通する吐出管の先端に配設したノズル状の管継手
部材(A)と、ポンプの吸い込み側に配設した管状の管
継手部材(B)と、フレームに設けた給水タンクを離脱
方向に押圧する押圧部材と、押圧部材と連動して開閉す
るスイッチを有し、ポンプが製氷皿への給水後、一定時
間逆回転し、配管内の水を給水タンク内に戻していると
にスイッチが開になると直ちにポンプを停止する構成
としたものである。
【0015】
【作用】この構成において、自吸性のあるポンプの吸い
込み側は、配管によって給水タンクの内部と接続されて
いるので、給水タンクから直接的に水が吸い出され、配
管を通じて製氷皿に給水され、給水タンクから製氷皿に
至る間に、水が空気と接触する機会は少なくなる。また
製氷皿への給水後一定時間の間、ポンプが逆回転される
ので、配管内に残留した水は、ポンプを通じて給水タン
ク内に回収されることとなり、かつ、ポンプが逆回転
し、配管内の水を給水タンク内に戻しているときにスイ
ッチが開になると直ちにポンプを停止することによりポ
ンプの逆回転時に給水タンクがフレームより抜かれたと
き、給水経路内の水が冷蔵室内にこぼれるのを防止する
こととなる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0017】図1に示すように冷蔵庫内に配置される製
氷装置は、下段の冷凍室1内に配設された製氷皿2、反
転装置3および貯氷容器4と、上段の冷蔵室5内に配設
されたポンプ6、給水タンク7、および給水タンク7と
ポンプ6を結合する配管8、ポンプ6と製氷皿2とを結
合する配管9で構成されている。配管8は、隙間無く連
続的に気密に接続されており、配管9は、製氷皿2の上
面に開口したノズル10から製氷皿2に注水する構成で
ある。
【0018】ポンプ6と給水タンク7と配管8,9は、
フレーム11によって保持されている。
【0019】ポンプ6の近い位置に配設された押圧レバ
ー12は、軸13によってフレーム11に取り付けられ
ており、軸13を中心として揺動可能である。
【0020】押圧レバー12の奥方向には押圧レバー1
2と連動して開閉するスイッチ14を配設している。
【0021】製氷皿2は、内部の水を凍らせる皿であ
り、反転装置3はギア列が内蔵されており、製氷皿2を
反転して離氷させる働きをする装置であり、貯氷容器4
は、製氷皿2の下にあり、製氷皿2から落下した氷を貯
めておく容器である。
【0022】図2ないし図4に示すように、給水タンク
7は、アクリルニトロスチレン等の樹脂を素材としたタ
ンク本体15と、同じくアクリルニトロスチレン等の樹
脂によって成形された蓋体16と、収納部17と漏斗状
部材18aからなるフィルターケース18とそれらの付
属品で構成されている。
【0023】上面が開放された容器であるタンク本体1
5の開口部19の周囲には、小さなフランジ20が形成
されている。
【0024】一方、タンク本体15の底面は、凸状をし
ていると共に、底面の約3分の1の長さに渡っては、開
口部19に向かう勾配21が形成されている。
【0025】蓋体16はタンク本体15の開口部19と
合致する形状をした板状の部材であり、周囲にはタンク
本体15の開口端と嵌合する袋状部22が形設されてい
る。袋状部22の内部には、パッキング(図示せず)が
配設されている。
【0026】また蓋体16の側面に形設された4個の突
起23は、2個ずつが一組となって、対向する位置に配
されていて、突起23の対向する面には、孔(図示せ
ず)が形設されている。突起23には、板状のロック部
材24が回転可能に取り付けられていて、側面には突起
23の孔と嵌合する凸部25が設けられている。またロ
ック部材24にはそれぞれ2つの係合爪26が設けられ
ている。タンク本体15の開口部19に蓋体16が被せ
られるとき、蓋体16の周囲に設けられた袋状部22が
タンク本体15の開口端と嵌合する。そしてロック部材
24の係合爪26がタンク本体15のフランジ20の底
面と係合するので、蓋体16は、外れないようにタンク
本体15に取り付けられる。
【0027】また、蓋体16には、注水用の孔27が設
けられており、この孔27にはキャップ28が装着され
ている。また蓋体16には、給水タンク7を引き出す際
の把手として使用する凹部29が形成されている。さら
に蓋体16の中央部に設けられた孔(図示せず)に吐出
管30が取り付けられている。吐出管30は、長い管状
で下方の端部がタンク本体15の底部まで至っている吸
い出し管部31と空気抜き管部32が一体的に設けられ
たものである。
【0028】また吸い出し管部31の上方には、蓋体1
6から上側に突出し、突出部分には水平方向に延びたノ
ズル状の管継手部材(A)33が設けられている。管継
手部材(A)33の外周面には、環状の突起34が形設
されている。吐出管30の先端は、管継手部材(A)3
3の軸方向に向かって低くした傾斜面35が形成されて
いる。
【0029】空気抜き管部32は、極めて短い管状をし
ておリ、タンク本体15の上面と、外部を連通した構成
である。
【0030】タンク本体15の内部には、フィルタ36
を内蔵したフィルターケース18が配設されている。
【0031】図5ないし図7に示すように、樹脂製のフ
レーム11は冷蔵室5内に固定され、給水タンク装着部
37と、ポンプ配置部38とに区切られている。
【0032】給水タンク装着部37は底板39と、高さ
の低い周壁40によって構成されていて、底板39の長
手方向の端部は、隆起していて吐出管収納部41が形成
されている。吐出管収納部41は上から見ると、台形状
をしておリ、給水タンク装着部37の端部側は幅が広
く、中央へ向かうに従ってテーパ状を形成して狭く作ら
れている。また吐出管収納部41の先端側、言い換える
と給水タンク装着部37の中央側には、開口42が形設
されている。
【0033】開口42周辺には、支持台43を介して管
継手部材(B)44と係合爪45が設けられている。管
継手部材(B)44は、フランジ状の基部46に、筒状
部材47が一体的に装着されたものであり、全体として
管状をしている。
【0034】そして管継手部材(B)44の内部に挿入
されているシール部材48は、ゴムまたは樹脂等の弾性
を有する素材によって作られたものであり、筒状部材4
7の内壁と当接する円筒面と、基部46に当接する平面
とを有する。そして円筒面および平面のそれぞれからリ
ップ49,50が突出している。すなわちシール部材4
8は、2つのリップ49,50によってシール作用を行
うものであり、所謂ダブルシール機能を備えたものであ
る。
【0035】係合爪45は、棒状部材51の先端に爪5
2が設けられたものである。結合爪45は、軸53によ
って揺動可能に支持されていて、係合爪45の棒状部材
51にはばね54が当接し、係合爪45は、常時、爪5
2が下向きに移動するように付勢されている。
【0036】押圧レバー12の先端は、フレーム11の
底板39に設けられた開口から下側に突出していて、押
圧レバー12はばね55によってポンプ配置部38から
離れる方向に向かって押圧されている。
【0037】なお、図中の56は冷蔵室5の底板を示
す。図8に示すように、制御装置は、スイッチ14の開
閉に基づき、制御回路57が作動して、駆動回路58に
よるポンプ6のモータ59の正転逆転の駆動もしくは停
止を行う構成としている。
【0038】以上のように構成された製氷装置につい
て、以下その動作を説明する。製氷装置の使用にあたっ
ては、まず給水タンク7に水を入れる。給水タンク7に
水を入れる場合は、キャップ28を取り外し、孔27か
ら給水タンク7内に注水することにより行う。
【0039】給水タンク7内が汚れている場合は、ロッ
ク部材24の係合爪26をタンク本体15のフランジ2
0から外し、蓋体16全体をタンク本体15から取り外
して、タンク本体15を洗浄することができる。給水タ
ンク7では、フィルターケース18の収納部17の取り
付けは、L字状の嵌合溝(図示せず)に漏斗状部材18
aの嵌合突起(図示せず)を係合することにより行われ
ているので、収納部17を僅かに回転することにより、
フィルターケース18も分解可能であり、容易に内部の
清掃をすることができる。
【0040】給水タンク7内に水を入れた後、給水タン
ク7をフレーム11に取り付ける。給水タンク7の装着
は、給水タンク7を水平に保持しフレーム11の給水タ
ンク装着部37の底板39と冷蔵室5の底板56の間に
給水タンク7を押し込んで挿入することにより行う。
【0041】ここで給水タンク7の装着の際には、吐出
管30が、吐出管収納部41の広い開口から、テーパに
沿って内部に進み、吐出管30は吐出管収納部41の側
面によって保持されるので給水タンク7の横方向の移動
が規制される。そして吐出管30は吐出管収納部41の
先端にある開口42にいたる。
【0042】そしてなおも給水タンク7を押し込むと、
吐出管30の傾斜面35が図6の2点鎖線で示すように
係合爪45を上に押し上げて吐出管30の先端部に設け
られたノズル状の管継手部材(A)33が管継手部材
(B)44の中に挿入される。
【0043】管継手部材(A)33が管継手部材(B)
44内に完全に挿入されると、係合爪45はばね54の
力によって下に下がり、吐出管30の側面部と係合す
る。その結果、管継手部材(A)33は管継手部材
(B)44から抜けないように保持される。
【0044】管継手部材(A)33が管継手部材(B)
44の中に完全に挿入されたときの内部の状態は、管継
手部材(A)33の先端部分が、シール部材48の2個
のリップ49,50と当接し、完全な水密が確保され
る。
【0045】また管継手部材(A)33の環状の突起3
4は、管継手部材(B)44の内壁と当接し、水密性の
向上が図られている。
【0046】給水タンク7の装着作業は、フレーム11
に押圧レバー12が設けられており、押圧レバー12が
給水タンク7を押し出す方向に作用するので、ある程度
の抵抗を感じる作業である。しかし給水タンク7が完全
に装着されると、吐出管30の垂直面に係合爪45が係
合し、係合爪45によって押圧レバー12の力が支持さ
れるので、使用者の手に感じる抵抗は著しく減少する。
従って使用者は、手に感じる抵抗感の有無によって給水
タンク7が完全に装着されたかどうかを知ることができ
る。
【0047】次に、自動給水に関して、図9に示したフ
ローチャートを用いて説明する。給水タンク7の装着が
完了すると、ステップ1でタイマー1が始動し、続いて
ステップ2でポンプ6のモータ59が正回転を開始す
る。
【0048】本実施例のポンプ6は、ギアポンプであ
り、自吸性を有するため、モータ59の回転によって水
が給水タンク7から直接吸い上げられる。即ち水は給水
タンク7内に挿入された吸い出し管部31から管継手部
材(A)33,(B)44を経てポンプ6に入る。そし
てポンプ6から配管9を経てノズル10から水が吐出さ
れる。
【0049】タイマー1が満了するとポンプ6が逆回転
に切り換えられ、ノズル10からの水の吐出は停止す
る。このとき製氷皿2には、水が満たされた状態になっ
ている。
【0050】このように本実施例では、製氷皿2へ吐出
する水量の制御は、タイマー1でモータ59の回転数を
制御することによって行われている。本実施例で採用す
るポンプ6はギアポンプであるから、モータ59の総回
転数にほぼ比例した吐出水量が得られる。したがって、
モータ59の回転時間を一定に定めることにより、希望
する水量が得られる。
【0051】なお、フィルターケース18の内容積を製
氷皿2への必要給水量に等しい量とすると、ポンプ6が
必要量を送水した後は、フィルターケース18内の水位
が一時的に低下し、ポンプ6が空気を吸い込んで、それ
以上の給水が行われないので、より正確な給水量の制御
を行うことができる。
【0052】タイマー1の満了がステップ3で確認され
ると、ステップ4でタイマー2が始動を開始する。タイ
マー2の設定時間は、先のタイマー1のそれに比べて短
い。そしてタイマー2が始動を開始すると、ステップ5
でモータ59が切り換えられて逆回転をする。
【0053】このようにモータ59を一定時間だけ逆回
転する理由は、配管9内に残留する水をポンプ6を介し
て給水タンク7内に回収するためである。次にステップ
6にてスイッチ14が開、つまり給水タンク7が引き出
されたときは直ちにステップ8にいきモータ59を停止
させる。これによりポンプ6が逆回転中に給水タンク7
を引き出したときにはモータ59を停止し、水のこぼれ
を防止することができる。また、ステップ6にてスイッ
チ14が開にならないときはステップ7で給水タイマー
2の満了を確認する。タイマー2の満了がステップ7で
確認されると、ステップ8でモータ59の回転が停止
し、一連の給水工程を終了する。後は従来の製氷装置と
同様に、製氷皿2内の水を凍結させ、反転装置3で製氷
皿2を反転して離氷し、貯氷容器5に氷を落下させる。
【0054】そして再度給水工程を繰り返す。ここで従
来例で説明したように、一回の給水から次の給水まで
は、相当の時間間隔があるが、本実施例では、この給水
間隔の間に水が空気と接することがない。
【0055】すなわち、従来例の計量タンクのような上
部が開放された容器に水を張っておく必要が全くなく、
水は必要なときに給水タンク7から汲み出される。加え
て、製氷皿2への所定量の給水が完了すると、配管8,
9内に残った水さえも給水タンク7に回収されてしま
う。また給水タンク7は空気抜き管部32を除いて密閉
されているので、内部に塵等が進入する懸念はない。
【0056】以上のように本実施例によれば、ポンプ6
に自吸性を備えるものを採用し、ポンプ6の回転によっ
て給水タンク7から直接的に水が吸い出され、配管8,
9を通じて製氷皿2に給水されるので、給水タンク7か
ら製氷皿2に至る間に、水が空気と接する機会は少な
い。そのため塵等が落下したり、異臭ガス成分が混入し
たりして水を汚染することがなく、水を常に清浄な状態
に保つことができる効果がある。その結果、本実施例の
製氷装置で作られた氷は、品質が良い。
【0057】また、管継手部材(A)33と管継手部材
(B)44の結合によって極めて容易に給水タンク7の
装着を行うことができる。
【0058】また、フレーム11に、給水タンク7を離
脱方向に押圧する押圧レバー12が設けられているの
で、給水タンク7の装着が節度感をもって確認でき、給
水タンク7の誤装着を防止することができる。さらに、
押圧レバー12と連動して開閉するスイッチ14を備
え、給水タンク7の脱着を検出し、ポンプ6が逆回転動
作時に給水タンク7がフレーム11から抜かれたときは
直ちにポンプ6のモータ59を停止し、水のこぼれを防
止する効果がある。
【0059】本実施例では、ポンプ6の形式として採用
したギアポンプは、構造が簡単であり、故障が少ないの
で、最も好ましいが、ポンプの形式としてギアポンプに
かぎるものではなく、他の自吸性のあるポンプが採用可
能である。具体的に例示すれば、ベーンポンプや、アキ
シャルピストンポンプ、ダイアフラムポンプ等の採用が
考えられる。
【0060】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように本発明
は、給水タンクと自吸性のあるポンプとこれらを結合す
る配管を保持するフレームと、給水タンクの内部と連通
する吐出管の先端に配設したノズル状の管継手部材
(A)と、ポンプの吸い込み側に配設した管状の管継手
部材(B)と、フレームに設けた給水タンクを離脱方向
に押圧する押圧部材と、押圧部材と連動して開閉するス
イッチを有し、ポンプが製氷皿への給水後、一定時間逆
回転し、配管内の水を給水タンク内に戻しているときに
スイッチが開になると直ちにポンプを停止する構成によ
り、給水経路の残水の腐敗や水垢の発生を防止し、使用
者による洗浄が困難な給水経路を衛生的に保ち配管詰ま
りなどの障害を回避することができ、品質の良い氷を
定して作れる優れた製氷装置を実現できるものである。
また、ポンプの逆回転中に給水タンクが抜かれた場合に
も冷蔵室内に水がこぼれることなく、使用者が安心して
利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例の製氷装置の概略構
成図 (b)は同製氷装置の要部断面図
【図2】同製氷装置の給水タンクの断面図
【図3】同給水タンクの分解斜視図
【図4】同給水タンクの蓋部分の構成を示す断面図
【図5】同製氷装置の要部斜視図
【図6】同製氷装置の給水タンクとフレームの結合状態
を示す断面図
【図7】図6の拡大要部断面図
【図8】同製氷装置の制御装置の概略構成図
【図9】同製氷装置の動作を示すフローチャート
【図10】従来の製氷装置の概略構成図
【符号の説明】
1 冷凍室 2 製氷皿 5 冷蔵室 6 ポンプ 7 給水タンク 8,9 配管 11 フレーム 12 押圧レバー(押圧部材) 14 スイッチ 33 管継手部材(A) 44 管継手部材(B) 45 係合爪(係止部材)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵室内に配設した自吸性のあるポンプ
    および着脱自在とした給水タンクと、冷凍室内に配設し
    た製氷皿と、これらを結合した水が流通する配管と、前
    記ポンプと前記給水タンクと前記配管を保持するフレー
    ムと、前記給水タンクの内部と連通する吐出管の先端部
    に配設したノズル状の管継手部材(A)と、前記ポンプ
    の吸い込み側に配設した管状の管継手部材(B)と、前
    記フレームもしくは前記管継手部材(B)のいずれかに
    設けた係止部材と、前記フレームに設けた前記給水タン
    クを離脱方向に押圧する押圧部材と、前記押圧部材と連
    動して前記給水タンクの装着時に閉、前記給水タンクの
    離脱時に開となるスイッチを備え、前記ポンプが逆回転
    動作し、前記配管内の水を前記給水タンク内に戻してい
    るときに前記スイッチが開になると直ちに前記ポンプを
    停止する構成としたことを特徴とする製氷装置。
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