JP2730265B2 - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents

半導体装置とその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置とその製造方法、特に、半導体基
板と配線電極とのコンタクト構造とその形成方法に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、半導体基板(Si)と配線金属(Al)とのコンタ
クトを形成する際、コンタクト孔へのAlの埋め込みは、
DCマグネトロンスパッタで行う方法、又はタングステン
の選択的化学的気相成長法で行う方法、さらにはDCマグ
ネトロンスパッタ中にバイアス電圧を印加して行う方法
等が考えられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、DCマグネトロンスパッタによる方法では、コ
ンタクト孔のアスペクト比が大きくなると被覆率が悪く
なり、導通不良を生じる。また、このためタングステン
の選択的化学的気相成長による埋め込みも研究されてい
るが、プロセスの不安定性のため未だ実用化されていな
い。さらに、DCマグネトロンスパッタ中にバイアス電圧
を印加し、500℃の高温でAlを埋め込む方法もあるが、
温度が高すぎるためまだ実用化されていない。
本発明の目的は前記課題を解決した半導体装置とその
製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、本発明の半導体装置では、
半導体上に絶縁膜が形成され、この絶縁膜にコンタクト
孔が開口され、コンタクト孔内に低融点のアルミニウム
合金が形成され、その上に配線が形成されている。また
本発明に係る半導体装置の製造方法においては、開口部
形成工程と、充填工程と、バリア形成工程と、配線形成
工程とを含む半導体装置の製造方法であって、 開口部形成工程は、一導電型半導体基板の一主面上に
形成された絶縁膜に、該基板の一主面に達するコンタク
ト孔を開口するものであり、 充填工程は、低融点のアルミニウム合金をコンタクト
孔に充填し、かつ絶縁膜上にアルミニウム合金膜を形成
するものであり、 バリア形成工程は、コンタクト孔に充填されたアルミ
ニウム合金を含むアルミニウム合金膜をバリアメタル薄
膜で被覆するものであり、 配線形成工程は、配線層をバリアメタル薄膜上に形成
するものである。
また、本発明に係る半導体装置の製造方法において
は、開口部形成工程と、充填工程と、第1及び第2のバ
リア形成工程と、配線形成工程とを含む半導体装置の製
造方法であって、 開口部形成工程は、一導電型半導体基板の一主面上に
形成された絶縁膜に、該基板の一主面に達するコンタク
ト孔を開口するものであり、 第1のバリア形成工程は、コンタクト孔を含む絶縁膜
上に、第1のバリアメタル薄膜を形成するものであり、 充填工程は、低融点のアルミニウム合金を、第1のバ
リアメタル薄膜が形成されたコンタクト孔内に充填する
ものであり、 第2のバリア形成工程は、コンタクト孔内に充填され
たアルミニウム合金を被覆して封じ込める第2のバリア
メタル薄膜を形成するものであり、 配線形成工程は、配線層を第2のバリアメタル薄膜上
に形成するものである。
〔作用〕
本発明に係る半導体装置の製造方法によれば、基板一
主面上の絶縁膜開口部に第3図に示すような420℃付近
の融点をもつ低融点アルミニウム合金Al−Geを用い、42
0℃付近の低い温度でAl−Ge膜を溶融状態で形成し、リ
フローしながらコンタクト孔に埋め込み、バリアメタル
の存在により、配線部のAlにはGeが溶け出さないように
し、融点が下がるのを防ぐことができ配線形状を維持で
きる。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を図面を用いて説明する。
(実施例1) 第1図(a)〜(d)は本発明の実施例1を示す製造
工程断面図である。
第1図(a)に示すように、抵抗率10オームcmの4イ
ンチ(100)p型シリコン基板1の表面に酸化膜2をウ
ェット酸素雰囲気の1000℃酸化により厚さ1ミクロン形
成し、通常のフォトリソグラフィにより、パターニング
したフォトレジストをマスクに酸化膜をCF4(25sccm)
+H2(25sccm)ガスを導入して反応性イオンエッチング
により圧力3Pa、パワー750Wで酸化膜を選択的に異方性
エッチングし、コンタクト孔3を形成する。
次にレジストを酸素プラズマにより、圧力100Pa、パ
ワー400W、O250sccmで剥離し、基板1をアンモニア+過
酸化水素水(1:4)で洗浄した後、1:30の希フッ酸で表
面の自然酸化膜を除去し、DCマグネトロンスパッタによ
りAl−20%Geターゲットから膜厚0.2μmのAl−20%Ge
膜5をアルゴン圧力6mTorr、パワー7.4kW、基板加熱温
度300℃で形成する。このとき、スパッタ中の実効的ウ
ェーハ温度はAl−Geの融点である420℃付近を越えてお
り、基板1に到達したAl−Ge原子またはクラスターは基
板1上で溶融し、コンタクト孔3に流れ込み、コンタク
ト孔3を埋め、かつ酸化膜2上にAl−20%Ge膜5として
形成される(第1図(b))。
次に、バリアメタルとして、チタンタングステン(Ti
W)膜7をコンタクト孔3内に埋め込まれたAl、Al−20
%Ge6を含むAl−20%Ge膜5上にDCマグネトロンスパッ
タでアルゴン圧力8mTorr、パワー1kWで膜厚0.1μm形成
し、その上にAl−0.5%Cu合金膜8を膜厚1ミクロン、D
Cマグネトロンスパッタでアルゴン圧力6mTorr、パワー7
kWで形成する(第1図(c))。
引き続いて通常のフォトリソグラフィにより、フォト
レジストをパターニングし、SiCl4(20sccm)+Ar(10s
ccm)ガスで反応性イオンエッチにより圧力3Pa、パワー
110Wで、Al−1%Si−0.5%Cu合金膜8を異方性エッチ
ングし、続いて、TiW膜7をCF4(25sccm)+H2(25scc
m)ガスで反応性イオンエッチにより異方性エッチング
し、さらに再びSiCl4(20sccm)+Ar(10sccm)ガスで
反応性イオンエッチにより圧力3Pa、パワー110WでAl−
1%Si−0.5%Cu膜8を異方性エッチングし、電極配線
を形成する(第1図(d))。なお、パターニング後、
シリコン基板を配線金属とのコンタクトをとるためのシ
ンタリングは、400℃の水素中で行っている。
(実施例2) 第2図(a)〜(d)は本発明の実施例2を示す製造
工程断面図である。
第2図(a)に示すように、p型シリコン基板1の表
面に常圧化学的気相成長によりBPSG(BOROPHOSPHOSILIC
ATE GLASS)22を450℃で1ミクロン形成し、フォトリソ
グラフィにより、パターニングして、フォトレジストを
マスクに酸化膜をCF4(25sccm)+H2(25sccm)ガスを
導入した反応性イオンエッチングにより圧力3Pa、パワ
ー750Wで異方性エッチングしコンタクト孔3を形成す
る。
第1のバリアメタルとして窒化チタン薄膜24をチタン
ターゲットをアルゴン:窒素=1:1の混合ガスで圧力8mT
orr(1Torr=133Pa)パワー1kWのDCマグネトロン反応性
スパッタにより1000Å形成し、つづいてAl−20%Geター
ゲットから2000ÅのAl−Ge膜をアルゴン圧力6mTorr、パ
ワー7.4kW、基板加熱温度300℃で形成する。このとき実
効的基板温度はAl−Geの融点420℃を越えており、基板
1に到達したAl−Ge原子またはクラスターは基板1上で
溶融し、コンタクト孔3に流れ込み、コンタクト孔を埋
める(第2図(b))。
次に、第2のバリアメタルとして、チタン薄膜27を窒
化チタン薄膜24及びコンタクト孔3に埋め込まれたAl−
Ge6上に渡ってDCマグネトロンスパッタで圧力8mTorr、
パワー1kWで、1000Å形成し、その上にAl−0.5%Cu合金
膜8を1ミクロン、DCマグネトロンスパッタでアルゴン
圧力6mTorr、パワー7kWで形成する(第2図(c))。
引き続いてフォトリソグラフィにより、Al−0.5%Cu
合金膜8、窒化チタン薄膜24及びチタン薄膜27をパター
ニングし、SiCl4(20sccm)+Ar(10sccm)ガスで反応
性イオンエッチにより圧力3pa、パワー110Wでドライエ
ッチを行い、電極配線を形成する(第2図(d))。な
お、パターニング後、シリコン基板と配線金属とのコン
タクトをとるためのシンタリングは、400℃、水素雰囲
気で行っている。
このシンタリングによりAl−20%Geと第2のバリアメ
タルであるTiが反応し、融点の高いAl3Ti等の合金を形
成し、低融点で穴埋めした形状は後工程の熱処理によっ
ても再溶融しない。
バリアメタルしては以上述べたようにAl−Geと上層の
Al合金が反応しないような役割とAl−Geと反応して融点
を上げる役割があるので、上述の金属の他の高融点金
属、及びシリサイドが含まれることは明らかである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、基板一主面上
の絶縁膜開口部にAl−Geの融点である420℃付近の低い
温度でAl−Ge膜を溶融状態で形成し、リフローしながら
コンタクト孔に埋め込むことができ、コンタクト孔での
Al配線の断線を防ぎ、バリアメタルの存在により、配線
部のAlにはGeが溶け出して融点が下がるのを防ぐことが
できシンター温度でも配線形状を維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(d)は本発明の実施例1を示す製造工
程断面図、第2図(a)〜(d)は本発明の実施例2を
示す製造工程断面図、第3図はAl−Geの状態図である。 1、21……p型シリコン基板 2……酸化膜、22……BPSG膜 3……コンタクト孔、24……窒化チタン膜 5……Al−20%Ge膜 6、26……コンタクト孔を埋めるAl−20%Ge 7……チタンタングステン膜 27……チタン薄膜 8……Al−0.5%Cu合金膜

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体上に絶縁膜が形成され、この絶縁膜
    にコンタクト孔が開口され、コンタクト孔内にゲルマニ
    ウム含有率が20〜30at%のアルミニウム−ゲルマニウム
    合金が形成され、その上に配線が形成されていることを
    特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記コンタクト孔内に充填されたアルミニ
    ウム−ゲルマニウム合金と前記配線との間に、バリアメ
    タル層が設置されていることを特徴とする請求項1に記
    載の半導体装置。
  3. 【請求項3】前記コンタクト孔内に充填されたアルミニ
    ウム−ゲルマニウム合金と前記半導体との間に、バリア
    メタル層が設置されていることを特徴とする請求項2に
    記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】開口部形成工程と、充填工程と、バリア形
    成工程と、配線形成工程とを含む半導体装置の製造方法
    であって、 開口部形成工程は、一導電型半導体基板の一主面上に形
    成された絶縁膜に、該基板の一主面に達するコンタクト
    孔を開口するものであり、 充填工程は、ゲルマニウム含有率が20〜30at%のアルミ
    ニウム−ゲルマニウム合金をコンタクト孔に充填し、か
    つ絶縁膜上にアルミニウム−ゲルマニウム合金膜を形成
    するものであり、 バリア形成工程は、コンタクト孔に充填されたアルミニ
    ウム−ゲルマニウム合金を含むアルミニウム−ゲルマニ
    ウム合金膜をバリアメタル薄膜で被覆するものであり、 配線形成工程は、配線層をバリアメタル薄膜上に形成す
    るものであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】開口部形成工程と、充填工程と、第1及び
    第2のバリア形成工程と、配線形成工程とを含む半導体
    装置の製造方法であって、 開口部形成工程は、一導電型半導体基板の一主面上に形
    成された絶縁膜に、該基板の一主面に達するコンタクト
    孔を開口するものであり、 第1のバリア形成工程は、コンタクト孔を含む絶縁膜上
    に、第1のバリアメタル薄膜を形成するものであり、 充填工程は、ゲルマニウム含有率が20〜30at%のアルミ
    ニウム−ゲルマニウム合金を第1のバリアメタル薄膜が
    形成されたコンタクト孔内に充填するものであり、 第2のバリア形成工程は、コンタクト孔内に充填された
    アルミニウム−ゲルマニウム合金を被覆して封じ込める
    第2のバリアメタルを形成するものであり、 配線形成工程は、配線層を第2のバリアメタル薄膜上に
    形成するものであることを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
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