JP2727137B2 - 感光性転写材料及び多色画像形成方法 - Google Patents

感光性転写材料及び多色画像形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、支持体上に、下塗り層
及び画像形成層がこの順に設けられてなる感光性転写材
料に関する。特に本発明は、カラープルーフとして好適
に利用できる感光性転写材料に関する。
【0002】
【従来の技術】支持体(仮支持体)上に、有機重合体よ
りなる剥離層、および画像形成層(色材含有感光層、あ
るいは色材層と感光層とからなる複合層)が順次積層さ
れてなる感光性転写材料を像様露光した後、これを現像
することにより剥離層上に色画像を形成し、次いでこの
画像を任意の支持体(永久支持体)に接着剤を用いて転
写する方法は既に知られている(特公昭46−1532
6号公報あるいは同49−441号公報)。この方法
は、例えばカラープルーフとして、オーバーレイタイプ
やサープリントタイプなどの各種の操作で使用できる長
所を持っているが、転写の際には、一回ごとに接着剤を
用いる必要があるところから、プロセスが煩雑となり、
また各色を転写する際の位置合せの精度を維持すること
が難しいという欠点を有している。
【0003】これらのプロセスの煩雑さを除く方法とし
て、得られた画像を永久支持体上に熱と圧力をかけて転
写する方法が特開昭47−41830号、特開昭48−
9337号および特開昭51−5101号などの各公報
に開示されている。特に特開昭51−5101号公報に
は、永久支持体上に熱融解性のポリマー層を接着剤とし
て設けることが記載されており、また特開昭47−41
830号公報には、アート紙やコート紙等の永久支持体
に上記の方法で画像を直接転写する方法が記載されてい
る。
【0004】しかしながら、これらの方法は様々な欠点
を有している。即ち、永久支持体上に転写された最終画
像が原稿に対して左右が逆になること、および接着剤と
して熱融解性ポリマーを用いた場合には、一般にその融
点が高いため転写温度を高くする必要があり、このため
熱の影響で支持体の寸度安定性が低下し、各色の転写の
位置合わせにズレが生じてくるなどの問題がある。一
方、接着剤として融点の低い熱融解性ポリマーを用いた
場合には、画像形成後に不都合な接着が発生したり、そ
の表面が傷つき易くなるなどの欠点が発生する。
【0005】上記の欠点を改良する方法として、永久支
持体上に色画像を転写する前に、一旦仮の受像シート
(以下、単に受像シートという)に色画像を転写する方
法が、特開昭59−97140号公報に記載されてい
る。この方法では、支持体上に、エチレン性の多官能モ
ノマーなどの光重合性材料からなる画像受像層(光重合
性画像受像層、または光重合性接着層ともいう)を設け
た受像シートを用意し、各色の画像を永久支持体上に転
写する前に、一旦受像シートの上に各色画像を順次転写
して、光重合性画像受像層上に各色画像の積層体を形成
し、その後、各色画像の積層体を光重合性画像受像層と
ともに永久支持体上に転写し、次いで、永久支持体上で
更に全面露光を行って、転写された光重合性画像受容層
を硬化させるという工程が行われる。
【0006】上記の受像シートを用いる画像転写方法は
前記の問題点を解決し、また永久支持体上にマスク原稿
に対して正立像を得ることができるとの利点もある。さ
らにまた、受像シートの光重合性画像受容層には光重合
性材料であるエチレン性の多官能モノマーが含まれてい
るために、光重合性画像受容層自体が柔らかく、低い温
度での転写が可能であり、しかも転写後には全面露光に
よって容易に硬化させることができるとの利点もある。
従って、画像転写後の接着が発生せず、また最終画像の
耐傷性が高くなり、実用上において有利な画像形成方法
ということができる。
【0007】しかしながら、上記の特開昭59−971
40号公報記載の方法に用いられている受像シートで
は、光重合性画像受容層(すなわち、光重合性接着層)
と支持体との間の接着力が未露光の状態(すなわち、未
重合の状態)では非常に高いとの問題がある。すなわ
ち、画像を受容した光重合性接着層を各色画像の積層体
とともに最終支持体(永久支持体)上に転写した後、露
光操作を実施する前に受像シートの支持体を剥がし取る
と、転写された光重合性接着層の表面に剥離筋が発生し
やすくなるとの問題がある。このため、特開昭59−9
7140号公報記載の方法では最終支持体上に画像を受
容した光重合性接着層を転写した後、まず全面露光を実
施することにより、光重合性接着層を硬化させ、これに
より光重合性接着層と受像シートの支持体との間の接着
力を低下させて、次に受像シートの支持体を取り除く方
法が採られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】画像の転写を介して画
像を形成する方法(画像転写法)では、感光性転写材料
として、前述のように、支持体上に有機重合体よりなる
剥離層などの下塗り層、および画像形成層感光層を順次
積層してなる感光性積層物が用いられる。なお、この種
の感光性転写材料では、現像後の非画像部の色材カブリ
防止等の為に、剥離層と画像形成層との間にバリヤー層
を設ける場合もある。この感光性転写材料を用いて色校
正用のカラープルーフを作成する場合には、先ず、各色
(四色)について感光性転写材料を調製し、それらを露
光、現像することにより各々の転写材料の画像形成層に
各色の画像を形成し、次いで得られた各色の画像層を剥
離層とともに、それぞれ受像シートの上に加熱・加圧処
理を利用し、各々を整合させながら順次転写していくも
のである。従って、一色目の転写後の受像シートの表面
には、一色目に転写された画像の剥離層があり、二色目
の画像を一色目の画像上に転写するために画像を整合す
る時、剥離層自身の特性の一つである粘着性、熱接着性
などの故に、整合しようとする界面(膜面)の間の滑り
性が不充分となり、整合(位置合せ)しにくく、このた
め作業性の点で劣るという欠点がある。また、転写時に
不均一な力が強く加わった場合には、膜面間に空気が取
り込まれ、転写後の画像中に空気の泡が混入することが
あるという欠点を有することが判明した。後者の欠点で
ある空気の泡は実用上では何等差し支えないが、商品の
価値上好ましいものではない。
【0009】上記の界面での滑り性の低下および空気の
泡の混入との問題の発生は、特に、一色目の非画像部
(剥離層)と二色目画像の画像部との界面間のような、
先に受像シート上に積層された剥離層と、その上に積層
される画像層との間で顕著に見られる。ただし、同様の
問題は、剥離層と画像形成層との間にバリヤー層を設け
た感光性転写材料においても、基本的に粘着性、熱接着
性等の素材特性があれば発生する。上記の欠点を改良す
るために、剥離層に、シリカに代表されるマット剤粒子
を含有させる方法が提案されているが、これらのマット
剤粒子を用いた場合、塗布液(剥離層形成用塗布液)中
での安定性が悪かったり、転写時の接着力が弱くなり、
接着が均一に行なわれにくくなるという欠点がある。
【0010】本発明は、感光性転写材料を用いる多色画
像の形成方法において、各色画像を形成後、受像シート
へ各色の画像を整合させながら転写する際の整合のし易
さを改善し、また作業性にも優れた感光性転写材料を提
供することを目的とする。さらに本発明は、転写時に転
写された膜面の間に取り込まれた空気によって生じる転
写画像中の空気の泡の発生を防止するのに有効な感光性
転写材料を提供することをもその目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持体、主と
して有機重合体よりなる下塗り層及び顔料を分散状態で
含有する画像形成層からなる感光性転写材料において、
該下塗り層および/または画像形成層に、架橋度が0.
05〜3.0ミリモル/gの範囲に有る重合体からなる
コア部と少なくとも一種の親水性官能基を有する実質的
に直鎖状の重合体からなるシェル部とからなるコアシェ
ル型の架橋樹脂粒子であるマット剤が含まれていること
を特徴とする感光性転写材料にある。このマット剤粒子
は、その粒径が、0.005〜10μmの範囲に有っ
て、そのコア部/シェル部の重量比が99/1〜10/
90の範囲に有り、またマット剤のシェル部の親水性官
能基が、カルボキシル基、水酸基、アミド基、スルホン
酸基、及びスルホン酸のアミン塩もしくはアルカリ金属
塩の状態にある基のうちから選ばれるものであって、そ
のマット剤が下塗り層および/または画像形成層中の有
機重合体に対して0.002〜50重量%の範囲の量で
含まれていることが好ましく、また下塗り層の有機重合
体がアルコール可溶性ポリアミドを含むことが好まし
い。
【0012】本発明はまた、上記の感光性転写材料であ
って、顔料の着色が異なるものを二種以上用意し、各々
の感光性転写材料に対して画像様の露光と現像とを行な
うことにより、各転写材料の表面に着色画像を形成する
工程;表面に受像層を有する受像シートを用意し、その
受像層の上に、上記の着色画像を順次重ね合わせながら
転写する工程;そして受像シートの受像層の上に重ね合
わされた着色画像をまとめて、別に用意した最終画像支
持シート上に転写する工程を含む多色画像の形成方法に
もある。ここで形成される多色画像は、カラープルーフ
用の多色画像として特に有利に用いられる。
【0013】本発明の感光性転写材料では、支持体上に
有機重合体よりなる下塗り層及び画像形成層が設けられ
ている。本発明の感光性転写材料に用いられる支持体の
材料は、公知の材料から選ぶことができる。このような
材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
スチレン、ポリカーボネート、セルローストリアセテー
ト等のプラスチック材料のフィルム(シート)を挙げる
ことができる。特に二軸延伸されたポリエチレンテレフ
タレートフィルムが、強度、耐熱性、寸度安定性、透明
性等の観点から好ましい。支持体の厚さは特に制限され
るものではないが、通常の使用においては、50〜15
0μm程度が適当である。
【0014】支持体上に設けられる下塗り層は、一般
に、室温では非粘着性で加熱により粘着性および融着性
を示す公知の有機高分子重合体から構成されていて、剥
離層として機能する。ただし、前述のように剥離層の上
にバリヤー層を設ける場合もあり、この場合には、剥離
層とバリヤー層とで下塗り層を構成する。
【0015】本発明において使用することができる剥離
層の材料としては例えば、ポリアクリル酸エステル、ア
クリル酸エステル共重合体、ポリメタクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル共重合体、ポリアクリルアミ
ド、アクリルアミド共重合体、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビ
ニル共重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル共重合体、
ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデン共重合体、ポリス
チレン、スチレン共重合体、エチレン共重合体(例え
ば、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・塩化ビ
ニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体)、ポリ
ビニルアセタール(例えば、ポリビニルブチラール、ポ
リビニルホルマール)、ポリエステル樹脂、ポリアミド
樹脂(例えば、ナイロン、共重合体ナイロン)、各種ゴ
ム(例えば、合成ゴム、塩化ゴム)、およびポリオレフ
ィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン)等を挙
げることができる。
【0016】これらの材料は単独で使用しても、混合で
使用しても良い。剥離層の材料としては、アルコール可
溶性のポリアミドを主成分とすることが特に好ましい。
【0017】剥離層には更に所望により、粘着性付与物
質、可塑材料などの各種の添加剤が含まれていてもよ
い。
【0018】剥離層の厚みは、0.2〜10μmの範囲
とすることが好ましい。
【0019】剥離層の上に設ける画像形成層の塗布溶媒
として、剥離層形成材料を膨潤もしくは一部溶解させる
ような溶媒を用いた場合には、現像後の非画像部(剥離
層に相当する部分)に色材カブリが生ずるなどの不都合
が発生することがある。そこで、このような不都合を防
止するために、剥離層の上に、前記塗布溶媒に不溶な材
料からなるバリヤー層を設けることがある。たとえば剥
離層を、アルコール可溶性ポリアミドを主成分とする樹
脂材料から形成すると、画像形成層の形成のための塗布
溶媒として、メタノール、エタノール、プロパノール等
のアルコールを使用した場合には、上記の色材かぶりが
発生しやすい。このため、アルコール不溶性の材料から
なるバリヤー層を剥離層と画像形成層との間に設けるこ
とが好ましい。バリヤー層の材料は、前述の剥離層用の
素材として例示した各種の有機重合体や、セルロース系
樹脂などの中から感光性転写材料製造時の各種塗布溶媒
を勘案して適宜選択することができる。
【0020】下塗り層が上記のように二層構成の場合の
剥離層の層厚は、0.2〜10μm(特に、0.2〜8
μm)の範囲にあることが好ましい。また、バリヤー層
の層厚としては0.2〜10μm(特に、0.2〜8μ
m)の範囲にあることが好ましい。
【0021】次に、下塗り層及び/または画像形成層に
含有されるマット剤粒子について説明する。
【0022】本発明で用いるマット剤粒子は、コアシェ
ル型であって、架橋度が0.05〜3.0ミリモル/g
の範囲(好ましくは、0.1〜2.5ミリモル/gの範
囲)にある重合体からなるコア部と少なくとも一種以上
の親水性官能基を有する実質的に直鎖状の重合体からな
るシェル部とからなる架橋樹脂粒子である。シェル部の
直鎖状の重合体は、コア部の重合体に化学的に結合され
ていてもよく、あるいはシェル部の直鎖状の重合体の一
部がコア内部に侵入し、一部が外部に存在するsemi
−iPN構造によりシェル部が形成されていてもよい。
シェル部の直鎖状重合体は、全体として直鎖状と同等と
見られる構造にある限り、所望により、部分的に分岐お
よび架橋構造をとっていてもよい。架橋度が、0.05
ミリモル/gより低いと位置合せ等の作業の作業性が顕
著に低下し、また3.0ミリモル/gよりも高いと、層
形成用の塗布液の安定性が顕著に低下する。
【0023】上記のコアシェル型架橋樹脂粒子は、種々
の公知の方法により製造されるものである。たとえば、
シェル部ポリマーがコア部に化学結合しているコアシェ
ル型架橋樹脂粒子は、特開昭62−246916号およ
び特開昭62−84113号の各公開公報に記載の方法
により製造することができる。また、シェル部の直鎖状
の重合体の一部がコア内部に侵入し、一部が外部に存在
するsemi−iPN構造によりシェル部が形成されて
いるコアシェル型架橋樹脂粒子は、特開昭61−223
015号および特開昭62−119271号の各公開公
報に記載の方法により有利に製造することができる。た
だし、本発明においてマット剤粒子として用いるコアシ
ェル型架橋樹脂粒子は、その製造方法により限定される
ものではない。
【0024】本発明においてマット剤粒子として用いる
コアシェル型架橋樹脂粒子のシェル部の親水性官能基
は、マット剤の塗布液安定性および色材カブリの防止性
能を考慮すると、カルボキシル基、水酸基、アミド基、
スルホン酸基、及びスルホン酸のアミン塩もしくはアル
カリ金属塩(たとえば、ナトリウム塩、カリウム塩)の
状態にある基のうちから選ぶことが好ましい。これらの
親水性官能基は、シェル部の製造の際に、当該親水性官
能基を有する単量体を用いることにより、容易にシェル
部に導入される。
【0025】本発明においてマット剤粒子として用いる
コアシェル型架橋樹脂粒子の粒子径(平均粒子径)は、
それを添加する層の厚さによっても異なるが、通常は、
0.005〜10μmの範囲、好ましくは0.01〜3
μmの範囲にある。粒子径が0.005μmより小さい
場合には、転写時の各画像の位置合せの作業性の向上な
どの本発明の目的を達成することが困難となりやすく、
また10μmを越えると、塗布液の安定性が低下しやす
く、また色材カブリが発生する場合がある。
【0026】本発明においてマット剤粒子として用いる
コアシェル型架橋樹脂粒子のコア部/シェル部の重量比
は、99/1〜10/90の範囲にあることが好まし
く、特に99/1〜15/85の範囲にあることが好ま
しい。シェル部が小さすぎると、塗布液の分散安定性や
加熱接着が低下しやすく、またシェル部が大きすぎる
と、位置合せなどの作業性が低下する場合がある。
【0027】なお、本発明においてマット剤は、単独で
使用しても、二種以上を併用してもよい。また、公知の
マット剤と併用することも可能である。
【0028】マット剤粒子の剥離層への添加量は、剥離
層の有機重合体(バインダーとして機能する)に対して
0.002〜50重量%、好ましくは1〜20重量%の
範囲にあるように調整するのが好ましい。マット剤の含
有比率が1重量%未満であると、転写時の各色画像の位
置合わせの作業性が低下する場合があり、また転写画像
中に空気の泡が生じやすくなる。また、20重量%を越
えると、剥離層の熱接着性が不充分となりやすく、転写
性が低下しやすい。
【0029】なお、下塗り層を前述の二層構成(剥離層
とバリヤー層)にした場合には、マット剤粒子を剥離層
とバリヤー層の両方に添加してもよいし、あるいはバリ
アー層にのみ添加してもよい。ただし、少なくともバリ
ヤー層には、マット剤を添加しておくことが好ましい。
添加量はバリヤー層の有機重合体(バインダー)に対し
て0.002〜50重量%の範囲にあることが好まし
く、より好ましくは1〜20重量%の範囲である。
【0030】次に、下塗り層の上に設けられる画像形成
層について説明する。
【0031】本発明の感光性転写材料は、カラープルー
フの作成用として特に有利に使用される。このために
は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック等の色画像
を形成すべく画像形成層は着色していることが必要であ
る。このような画像形成層は、色材を含有する感光性樹
脂層として構成してもよいし、色材層と感光性樹脂層を
積層した構成としてもよい。これらの画像形成層の構成
および材料については、既に多くのタイプが知られてい
る。
【0032】以下に、色材層と感光性樹脂層との組合せ
について説明する。色材層は、基本的には顔料からなる
色材が有機重合体(バインダー)中に分散されてなる層
である。本発明で用いられる顔料は、公知の顔料の中か
ら適宜選択して用いることができる。このような顔料と
しては、特開昭47−16124号公報、特開昭52−
89916号公報、米国特許第4472494号明細
書、特開昭55−117142号公報、特開昭55−1
27552号公報、カラーインデックス等に記載されて
いる種々の顔料を挙げることができる。このような顔料
は、本発明の感光性転写材料を印刷画像確認用のカラー
プルーフの作成に用いる場合、実際の印刷インクを用い
る印刷画像と近似したカラープルーフを得ることができ
るため有利である。
【0033】色材を支持するバインダーは、基本的に
は、公知のバインダーの中から適宜選択して、単独又
は、混合して使用するが、現像剤のコスト、作業環境、
廃液処理の容易さ等の観点から、アルカリ可溶性のバイ
ンダーを用いることが好ましい。
【0034】アルカリ可溶性のバインダーの例は、米国
特許第2893368号明細書(塩形成基を含有する重
合体)、米国特許第2927022号明細書(酸基を含
有するセルロース重合体)、西独国特許公開公報(OL
S)第2123702号(共重合体、例えばメチルメタ
クリレート・メタアクリル酸共重合体)、OLS第22
05146号公報(酸含有重合体、例えばスチレン/モ
ノ−n−ブチルマレエート共重合体、または酢酸ビニル
・クロトン酸共重合体)、OLS第2320849号公
報(遊離カルボン酸基含有のビニル付加重合体、例えば
アクリル酸と共重合させた一種またはそれ以上のアルキ
ルアクリレート)、特公昭59−44615号公報(共
重合体、メタクリル酸・メタクリル酸アラルキル共重合
体等)に記載されている。また、特開昭47−1612
4号公報、特開昭52−89916号公報、米国特許第
4472494号明細書、特開昭55−117142号
公報及び特開昭55−127552号公報に記載の有機
高分子重合体(結合剤)、フェノール樹脂、ロジン、ポ
リヒドロキシスチレン等を用いることもできる。
【0035】なお、色材層中には所望により可塑剤、顔
料分散安定剤、界面活性剤等の添加剤を加えることもで
きる。
【0036】色材層中の色材の含有比率は目的により異
なるが、5〜50重量%の範囲にあることが好ましい。
【0037】感光性樹脂層は、感光性の膜形成物質から
なる層であり、露光後の露光部と未露光部とが溶剤に対
する溶解性などにおいて異なった性質を示す層である。
この性質を利用することにより、選択的にいずれか一方
の部分(露光部または未露光部)を現像処理により除去
可能にする。このような性質を示す材料としては、種々
のものが知られている。代表的な例としては、光重合性
化合物、光分解性化合物、および光架橋性化合物などを
挙げることができる。
【0038】光重合性化合物の例としては、常圧で15
0℃以上の沸点を有し、付加重合によって光重合体を形
成し得る多官能ビニルモノマーまたはビニリデン化合物
などのモノマー化合物があり、これが好適である。
【0039】ビニルモノマーまたはビニリデン化合物と
しては、ポリオールの不飽和エステル、特にアクリル酸
又はメタクリル酸のエステルが好ましい。具体例として
は、エチレングリコール・ジアクリレート、グリセリン
・トリアクリレート、ポリアクリレート、エチレングリ
コール・ジメタクリレート、1,3−プロパンジオール
・ジメタクリレート、ポリエチレングリコール・ジメタ
クリレート、1,2,4−ブタントリオール・トリメタ
クリレート、トリメチロールエタン・トリアクリレー
ト、ペンタエリトリット・ジメタクリレート、ペンタエ
リトリット・トリメタクリレート、ペンタエリトリット
・テトラメタクリレート、ペンタエリトリット・ジアク
リレート、ペンタエリトリット・トリアクリレート、ペ
ンタエリトリット・テトラアクリレート、ジペンタエリ
トリット・ポリアクリレート、1,3−プロパンジオー
ル・ジアクリレート、1,5−ペンタンジオール・ジメ
タクリレート、200〜400の範囲の分子量を有する
ポリエチレングリコールのビスアクリレート、ビスメタ
クリレート、及びこれらに類似の化合物を挙げることが
できる。
【0040】モノマー化合物としては、不飽和アミドを
用いることもでき、その例としてはα,ω−ジアミンを
有するアクリル酸及びメタクリル酸の不飽和アミド及び
エチレンビスメタクリルアミド等を挙げることができ
る。不飽和アミドのアルキレン鎖は炭素原子によって開
かれていてもよい。但し、光重合性モノマーはこれらの
化合物に限定されるものではない。
【0041】上記光重合性化合物を含む感光性樹脂層は
有機重合体結合剤、及び活性光線によって活性化される
光重合開始剤からなり、必要に応じて熱重合禁止剤が添
加される。
【0042】光重合開始剤としては、例えばベンゾフェ
ノン、ミヒラーケトン[4,4’−ビス(ジメチルアミ
ノ)ベンゾフェノン]、4,4’−ビス(ジメチルアミ
ノ)ベンゾフェノン、4−メトキシ−4’−ジメチルア
ミノベンゾフェノン、2−エチルアントラキノン、フェ
ナントラキノン、及びその他の芳香族ケトンのような芳
香族ケトン類;ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテ
ル、ベンゾインエチルエーテル及びベンゾインフェニル
エーテルのようなベンゾインエーテル類;メチルベンゾ
イン、エチルベンゾイン及びその他のベンゾイン類;並
びに2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニル
イミダゾール二量体、2−(o−クロロフェニル)−
4,5−(m−メトキシフェニル)イミダゾール二量
体、2−(o−フルオロフェニル)−4,5−ジフェニ
ルイミダゾール二量体、2−(o−メトキシフェニル)
−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−(p−
メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール
二量体、2,4−ジ(p−メトキシフェニル)−5−フ
ェニルイミダゾール二量体、2−(2,4−ジメトキシ
フェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、
2−(p−メチルメルカプトフェニル)−4,5−ジフ
ェニルイミダゾール二量体、及び米国特第347918
5号、英国特許第1047569号及び米国特許第37
84557号の各明細書に記載されているような、2,
4,5−トリアクリルイミダゾール二量体等を挙げるこ
とができる。
【0043】有機重合体結合剤としは、上記モノマー化
合物及び光重合開始剤との相溶性の点から、特にビニル
系高分子物質が良好である。ビニル系高分子物質として
は、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリアクリル酸、ポリア
クリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル
酸ブチル、ポリメタクリル酸、ポリメタクリル酸メチ
ル、ポリビニルエーテル、ポリビニルアセタール及びこ
れらの共重合物質等の種々のものが挙げられるが、これ
らに限定されるものではない。
【0044】モノマー化合物と有機重合体結合剤との混
合比は、使用されるモノマー化合物と有機重合体結合剤
との組合わせによってもその適正比は異なるが、一般に
は、1:10乃至2:1(重合比)の範囲が好ましい。
このとき、光重合開始剤の添加量は、モノマー化合物の
使用重量に対して、0.01〜20重量%の範囲が好ま
しい。
【0045】熱重合禁止剤としては、例えば、p−メト
キシフェノール、ハイドロキノン、アルキル又はアリー
ル置換ハイドロキノン、t−ブチルカテコール、ピロガ
ロール、ナフチルアミン、β−ナフトール、フェノチア
ジン、ピリジン、ニトロベンゼン、o−トルキノン、ア
リールホスファイト等を挙げることができるが、これら
に限定されるものではない。
【0046】光分解性化合物としては、例えば、キノン
ジアジド系感光性物質等を挙げることができる。
【0047】光架橋性化合物としては、ポリビニルアル
コールから誘導されるポリケイ皮酸ビニルを代表として
挙げることができる。その他にもアジド基を感光基とす
る化合物と、ポリアクリルアミド、ポリアクリロニトリ
ル、アルコール可溶性ナイロン、ゴム類、スチレン/ブ
タジエン共重合体、フェノール樹脂類等のバインダーと
の混合物を挙げることができる。
【0048】感光性樹脂層に用いる上記の感光性材料
は、現像剤のコスト、作業性、廃液処理の容易さ等の観
点から、光重合性化合物もしくは光分解性化合物を用い
ることが好ましい。
【0049】本発明に使用されるマット剤粒子は、色材
層に含有させてもよいし、感光性樹脂層に含有させても
よい。また両層に同時に含有させることもできる。
【0050】マット剤粒子の添加量は、色材層、感光性
樹脂層あるいはこの両層に同時に添加する場合にも、各
場合の層に0.002〜50重量%、好ましくは1〜2
0重量%の範囲である。
【0051】上記構成の画像形成層は、上記感光性材料
のいずれかと、有機重合体結合剤等とを上述した適当な
溶媒を用いて混合溶解して感光性樹脂層形成用の塗布液
(感光液)を調製し、これを同様な手法で塗布した色材
層上に塗布した後、乾燥することによって形成すること
ができる。
【0052】色材層の層厚は、目的とする画像形成材
料、及び用いる感光性材料によっても異なるが、一般に
0.05〜10μmの範囲にあり、好ましくは、0.1
〜5μmの範囲である。
【0053】感光性樹脂層の層厚は、目的とする画像形
成材料、及び用いる感光性材料によっても異なるが、一
般に0.1〜20μmの範囲にあり、好ましくは、0.
4〜5μmの範囲である。
【0054】前述のように画像形成層は、感光性樹脂を
色材層のバインダーとして用い、感光性樹脂層と色材層
との両層を一体化された構成(色材含有感光性樹脂層)
とすることもできる。
【0055】色材含有感光性樹脂層は、上記感光性材料
のいずれかと、色材、有機重合体結合剤等とを、上述し
た適当な溶媒を用いて混合溶解して塗布液(感光液)を
調製し、これを前述した下塗り層上に塗布した後、乾燥
することによって形成することができる。
【0056】色材含有感光性樹脂層の層厚は、目的とす
る画像形成材料、及び用いる感光性材料によっても異な
るが、一般に0.1〜20μmの範囲にあり、好ましく
は、0.4〜5μmの範囲である。
【0057】尚、感光性樹脂層の材料及びその形成方法
の詳細については、例えば、特公昭46−15326
号、特公昭46−35682号、特開昭44−7249
4号、特開昭47−41830号、特開昭48−933
37号、特開昭49−441号、特公昭55−6210
号、特開昭51−5101号、特開昭59−97140
号、特開昭60−46694号等の各公報及び米国特許
3887450号明細書に記載されている。
【0058】本発明の感光性転写材料には、耐傷性の向
上あるいは酸素による感度の低下防止を目的として更に
保護層を設けても良い。保護層は、例えばポリビニルア
ルコール、ポリ酢酸ビニル、メチルビニルエーテル・無
水マレイン酸共重合体、ポリビニルピロリドン、ゼラチ
ン、アラビアゴム等の高分子物質の溶液を画像形成層の
上に、塗布、乾燥することにより形成することができ
る。
【0059】次に、本発明においてマット剤として用い
るコアシェル型の架橋樹脂粒子の製造例(「部」は特に
記さない限り「重量部」を表わす。)を示す。
【0060】[製造例1] 下記の製法により、マット剤(1)(コア/シェル重量
比=5/5、コア部分の架橋度:1.8ミリモル/g、
親水性官能基=アミド基、シェル部とコア部との結合=
化学結合)を製造した。
【0061】1)シェル部をコア部に化学結合するため
の多官能性モノマーの製造 温度計、還流冷却器、窒素ガス導入管および撹拌機を装
着したガラス製反応器に、モノブチルマレエート172
部、グリシジルメタクリレート149部、およびp−メ
トキシフェノール0.5部を仕込み、160℃に昇温
し、1時間反応させたのち冷却し、マレイン酸系二重結
合とメタクレリル酸二重結合を有する多官能性モノマー
を得た。
【0062】2)マット剤(1)の製造 温度計、還流冷却器、窒素ガス導入管および撹拌機を装
着したガラス製反応器に、脱イオン水300部、メタク
リル酸メチル5部、および過硫酸アンモニウム1部を仕
込み、窒素ガスを通気しながら75℃に昇温し20分間
反応させる。こののち、メチルメタクリレート20部、
エチレングリコールジメタクリレート20部、および上
記1)で製造した多官能性モノマー10部よりなるモノ
マー混合物を、上記反応混合物に60分間かけて滴下
し、次いで30分間熟成することにより、樹脂微粒子
(コア部となる)を含む分散液を製造する。次に、メチ
ルメタクリレート20部、スチレン15部、n−ブチル
アクリレート10部、およびメタクリルアミド5部より
なるシェル部形成用モノマー混合物を上記樹脂微粒子分
散液に60分間かけて滴下し、次いで60分間熟成し
て、冷却することにより平均粒子径0.38μmのマイ
クロエマルジョンを得た。上記のマイクロエマルジョン
を凍結真空乾燥器に入れて凍結乾燥することによりマッ
ト剤(1)を得た。
【0063】[製造例2] 下記の製法により、マット剤(2)(コア/シェル重量
比=8/2、コア部分の架橋度:0.58ミリモル/
g、親水性官能基=カルボキシル基、シェル部とコア部
との結合=Semi−iPN)を製造した。
【0064】温度計、還流冷却器、窒素ガス導入管およ
び撹拌機を装着したガラス製反応器に、脱イオン水40
0部、メタクリル酸メチル5部、および過硫酸アンモニ
ウム1部を仕込み、窒素ガスを通気しながら80℃に昇
温し20分間反応させる。こののち、メチルメタクリレ
ート30部、スチレン40部およびジビニルベンゼン1
0部よりなるモノマー混合物を、上記反応混合物に12
0分間かけて滴下し、次いで30分間熟成することによ
り、樹脂微粒子(コア部となる)を含む分散液を製造す
る。次に、メチルメタクリレート10部、スチレン5部
およびメタクリル酸5部よりなるシェル部形成用モノマ
ー混合物を上記樹脂微粒子分散液に30分間かけて滴下
し、次いで60分間熟成して、冷却することにより平均
粒子径0.45μmのマイクロエマルジョンを得た。上
記のマイクロエマルジョンを凍結真空乾燥器に入れて凍
結乾燥することによりマット剤(2)を得た。
【0065】[製造例3] 下記の製法により、マット剤(3)(コア/シェル重量
比=7/3、コア部分の架橋度:1.4ミリモル/g、
親水性官能基=水酸基、シェル部とコア部との結合=化
学結合)を製造した。
【0066】1)両性イオン基を有するポリエステル系
乳化剤の製造 温度計、還流冷却器、窒素ガス導入管、撹拌機およびデ
カンターを装着したガラス製反応器に、ビスヒドロキシ
エチルタウリン134部、ネオペンチルグリコール13
0部、アゼライン酸236部、無水フタル酸186部、
およびキシレン27部を仕込み、昇温する。反応により
生成する水をキシレンと共沸により除去する。還流開始
から約2時間かけて温度を190℃にし、カルボン酸相
当の酸価が145になるまで撹拌と脱水とを継続し、次
に140℃まで冷却する。次いで、この反応液を140
℃の温度を維持しながら、「カージュラE10(シェル
社製のバーサティック酸グリシジルエステル)」314
部を30分間で滴下し、その後2時間撹拌を継続し、反
応を終了させる。得られたポリエステル樹脂は酸価5
9、ヒドロキシル価90、Mn=1054であった。
【0067】2)マット剤(3)の製造 温度計、還流冷却器、窒素ガス導入管および撹拌機を装
着したガラス製反応器に、脱イオン水215部、上記
1)で得られたポリエステル系乳化剤10部およびジエ
タノールアミン1部を仕込み、窒素ガスを通気しながら
80℃に昇温する。続いて、メチルメタクリレート25
部、n−ブチルアクリレート15部、エチレングリコー
ルジメタクリレート20部、および前記製造例1−1)
で製造した多官能性モノマー10部よりなるモノマー混
合物と、脱イオン水20部、アゾビスシアノバレリック
酸1部、ジメチルエタノールアミン0.64部よりなる
開始剤水溶液(ここでは、その70重量%を用いる)と
を、それぞれ別の滴下口より40分間かけて滴下し、2
0分間熟成することにより、樹脂微粒子(コア部とな
る)を含む分散液を製造する。次に、メチルメタクリレ
ート10部、スチレン15部、および2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート5部よりなるシェル部形成用モノマ
ー混合物と、上記の開始剤水溶液の残部とを、それぞれ
別の滴下口より上記樹脂微粒子分散液に20分間かけて
滴下し、次いで60分間熟成して、冷却することにより
平均粒子径0.16μmのマイクロエマルジョンを得
た。上記のマイクロエマルジョンを凍結真空乾燥器に入
れて凍結乾燥することによりマット剤(3)を得た。
【0068】[製造例4] 下記の製法により、マット剤(4)(コア/シェル重量
比=2/8、コア部分の架橋度:1.3ミリモル/g、
親水性官能基=水酸基・アミド基、シェル部とコア部と
の結合=化学結合)を製造した。
【0069】温度計、還流冷却器、窒素ガス導入管およ
び撹拌機を装着したガラス製反応器に、脱イオン水21
5部、上記製造例3−1)で得られたポリエステル系乳
化剤10部およびジエタノールアミン1部を仕込み、窒
素ガスを通気しながら80℃に昇温する。続いて、メチ
ルメタクリレート5部、n−ブチルアクリレート部、
エチレングリコールジメタクリレート5部、および前記
製造例1−1)で製造した多官能性モノマー5部よりな
るモノマー混合物と、脱イオン水20部、アゾビスシア
ノバレリック酸1部、ジメチルエタノールアミン0.6
4部よりなる開始剤水溶液(ここでは、そのうちの20
重量%を用いる)とを、それぞれ別の滴下口より20分
間かけて滴下し、20分間熟成することにより、樹脂微
粒子(コア部となる)を含む分散液を製造する。次に、
メチルメタクリレート30部、スチレン25部、n−ブ
チルアクリレート17部、2−ヒドロキシエチルメタク
リレート3部及びジアセトンアクリルアミド5部よりな
るシェル部形成用モノマー混合物と、上記の開始剤水溶
液の残部とを、それぞれ別の滴下口より上記樹脂微粒子
分散液に40分間かけて滴下し、次いで60分間熟成し
て、冷却することにより平均粒子径0.09μmのマイ
クロエマルジョンを得た。上記のマイクロエマルジョン
を凍結真空乾燥器に入れて凍結乾燥することによりマッ
ト剤(4)を得た。
【0070】[製造例5] 下記の製法により、マット剤(5)(コア/シェル重量
比=9/1、コア部分の架橋度:0.9ミリモル/g、
親水性官能基=スルホン酸ナトリウム、シエル部とコア
部との結合=Semi=iPN)を製造した。温度計、
還流冷却器、窒素ガス導入管および撹拌機を装着したガ
ラス製反応器に、脱イオン水623部、メタクリル酸メ
チル12.5部、および過硫酸アンモニウム1部を仕込
み、窒素ガスを通気しながら75℃に昇温し20分間反
応させる。こののち、メチルメタクリレート30部、ス
チレン20部、n−ブチルアクリレート20部、および
ジビニルベンゼン20部よりなるモノマー混合物を、上
記反応混合物に100分間かけて滴下し、次いで30分
間熟成することにより、樹脂微粒子(コア部となる)を
含む分散液を製造する。次に、メチルメタクリレート5
部、スチレン2部およびスチレンスルホン酸ソーダ3部
よりなるシェル部形成用モノマー混合物を上記樹脂微粒
子分散液に20分間かけて滴下し、次いで60分間熟成
し、冷却することにより平均粒子径0.80μmのマイ
クロエマルジョンを得た。上記のマイクロエマルジョン
を凍結真空乾燥器に入れて凍結乾燥することによりマッ
ト剤(5)を得た。
【0071】
【実施例】以下の実施例および比較例により本発明を更
に具体的に説明する。ただし、本発明はこれらの例に限
定されない。
【0072】[実施例1]下記組成の剥離層形成用塗布
液を調製した。 (剥離層形成用塗布液) アルコール可溶性ポリアミド 7.2g (商品名;CM-8000 、粘度[η]=23cps (20℃、10重量%メタノール溶液、東レ(株)製)) ポリヒドロキシスチレン 1.8g (商品名:レジンM、平均分子量:5500、丸善石油(株)製) 前記製造例1で製造したマット剤粒子(1) 0.03g この塗布液を、厚さ100μmのポリエチレンテレフタ
レートフィルム(支持体)上に均一に塗布し、乾燥して
乾燥膜厚が0.5μmの剥離層を設けた。
【0073】次に、色材層形成のために、色材(顔料)
分散用の下記組成の母液Aを調製した。 (母液A) スチレン・マレイン酸共重合樹脂 20g (商品名:オキシラックSH-101、日本触媒化学工業(株)製) メチルエチルケトン 80g
【0074】次に、上記母液Aを用いて下記組成の四色
の色材(顔料)分散液を調製した。 (イエロー色材分散液) 母液A 110g メチルエチルケトン 40g メチルセロソルブアセテート 25g セイカファーストイエロー 24.4g (商品名:H−0755、大日本精化(株)製) (マゼンタ色材分散液) 母液A 110g メチルエチルケトン 40g メチルセロソルブアセテート 25g セイカファーストカーミン 12.2g (商品名:1483、大日本精化(株)製) (シアン色材分散液) 母液A 110g メチルエチルケトン 40g メチルセロソルブアセテート 25g シアニンブルー 12.2g (商品名:4920、大日本精化(株)製) (ブラック色材分散液) 母液A 110g メチルエチルケトン 40g メチルセロソルブアセテート 25g 三菱カーボンブラック 12.2g (商品名:MA−100、三菱化成工業(株)製) 上記の各分散液は、試験用の分散機(ペイントシェーカ
ー、東洋精機(株)製)を用いて3時間撹拌することに
より調製された。
【0075】次に、上記の各分散液を希釈するために、
下記組成の希釈液を調製した。 メチルエチルケトン 550g メチルセロソルブアセテート 130g フッ素系界面活性剤 2g (商品名:フロラードFC−430、住友スリーエム(株)製)
【0076】上記で得た四色の各分散液を上記希釈液を
用いて下記の重量比で希釈した後、撹拌操作を10分
間、超音波分散操作を10分間各々施し、四色の色材層
形成用塗布液をそれぞれ調製した。得られた四色の各色
材層形成用塗布液を東洋濾紙No.63フィルターで濾
過後、四枚の支持体上に設けられた剥離層の上にこれら
の塗布液をホェーラーを用いてそれぞれ塗布し、100
℃で2分間乾燥して各色材層付きシートをそれぞれ形成
した。 イエロ層 顔料分散液/希釈液 3.5/46.5 層厚 1.0μm 光学濃度(ブルーフィルター) 0.5 マゼンタ層 顔料分散液/希釈液 4/46 層厚 0.7μm 光学濃度(グリーンフィルター) 0.75 シアン層 顔料分散液/希釈液 4/46 層厚 0.8μm 光学濃度(レッドフィルター) 0.65 ブラック層 顔料分散液/希釈液 5.5/44.5 層厚 0.7μm 光学濃度(フィルターなし) 0.90
【0077】四色それぞれの色材層上に、下記組成から
なるポジ型感光液を上記No.63のフィルターで濾過
後、ホェーラーで塗布し、100℃で2分間乾燥して層
厚1μmの感光性樹脂層(画像形成層)を形成した。 (ポジ型感光液) 1,2−ナフトキノン−(2)−ジアジド−5− 1.36g スルホン酸クミルフェノールエステル ノボラック型フェノールホルムアルデヒドレジン 2.86g (商品名:PR-50716、住友デュレス(株)製) アビエチン酸 0.32g フッ素系界面活性剤 0.05g (商品名:メガファックF−104、大日本インキ化学工業(株)製) 酢酸n−プロピル 84g シクロヘキサノン 42g
【0078】以上のようにして、順に支持体、マット剤
粒子(1)を含む剥離層、色材層および感光性樹脂層か
らなる、本発明に従う四枚(四色)の感光性転写材料A
を作成した。
【0079】[比較例1]上記実施例1において、マッ
ト剤粒子(1)を含まない剥離層形成用塗布液を使用し
た以外は同様にして、順に支持体、剥離層、色材層およ
び感光性樹脂層からなる、比較用の四枚(四色)の感光
性転写材料aを作成した。
【0080】[実施例2]実施例1で使用した剥離層形
成用塗布液組成からマット剤粒子(1)を除いた剥離層
形成用塗布液を調製し、この塗布液を使用した以外は、
実施例1と同様な方法で厚さ100μmのポリエチレン
テレフタレートフィルム(支持体)上に層厚0.5μm
の剥離層を形成した。
【0081】次に、下記組成のバリヤー層形成用塗布液
を調製した。 ポリメチルメタクリレート(平均分子量:10万) 3g メチルエチルケトン 80g メチルセロソルブアセテート 20g 前記実施例1で製造のマット剤粒子(1) 0.05g この塗布液を上記剥離層上に均一に塗布し、乾燥して乾
燥膜厚が0.5μmのバリヤー層を設けた。
【0082】次に、色材層形成のために、色材(顔料)
分散用の下記組成の母液Bおよび母液Cをそれぞれ調製
した。 (母液B) スチレン・マレイン酸共重合体樹脂 20g (商品名:オキシラックSH-101、日本触媒化学工業(株)製) n−プロパノール 80g (母液C) メトキシメチル化ナイロン 10g (商品名:トレジンMF-30 、帝国化学工業(株)製) メタノール 90g
【0083】次に、上記母液Bおよび母液Cを用いて下
記組成の四色の色材(顔料)分散液を調製した。 (イエロー色材分散液) 母液B 95g 母液C 30g n−プロパノール 28g アセトン 20g セイカファーストイエロー 24.4g (商品名:H−0755、大日本精化(株)製) (マゼンタ色材分散液) 母液B 95g 母液C 30g n−プロパノール 28g アセトン 20g セイカファーストカーミン 12.2g (商品名:1483、大日本精化(株)製) (シアン色材分散液) 母液B 95g 母液C 30g n−プロパノール 28g アセトン 20g シアニンブルー 12.2g (商品名:4920、大日本精化(株)製) (ブラック色材分散液) 母液B 95g 母液C 30g n−プロパノール 28g アセトン 20g 三菱カーボンブラック 12.2g (商品名:MA−100、三菱化成工業(株)製) 上記の分散液は、試験用の分散機(ペイントシェーカ
ー、東洋精機(株)製)を用いて6時間撹拌することに
より調製された。
【0084】次に上記各分散液を希釈するために、下記
組成の希釈液を調製した。 メチルエチルケトン 40g アセトン 28g フッ素系界面活性剤 0.2g (商品名:フロラードFC−430、住友スリーエム(株)製)
【0085】上記の四色の各分散液を上記希釈液により
下記の重量比で希釈した後、撹拌操作を10分間、超音
波分散操作を10分間各々施し、四色の色材層形成用塗
布液を調製した。得られた色材層形成用塗布液を東洋濾
紙No.63フィルターで濾過後、四枚の支持体のバリ
ヤー層が設けられた上にこれらの塗布液をホェーラーを
用いて塗布し、100℃で2分間乾燥して四色の色材層
を有するシートをそれぞれ形成した。 イエロー層 顔料分散液/希釈液 3.5/46.5 層厚 1.0μm 光学濃度(ブルーフィルター) 0.5 マゼンタ層 顔料分散液/希釈液 4/46 層厚 0.7μm 光学濃度(グリーンフィルター) 0.75 シアン層 顔料分散液/希釈液 4/46 層厚 0.8μm 光学濃度(レッドフィルター) 0.65 ブラック層 顔料分散液/希釈液 5.5/44.5 層厚 0.7μm 光学濃度(フィルターなし) 0.90
【0086】四色それぞれの色材層上に実施例1と同一
の感光性樹脂層(画像形成層)を同条件で形成し、順に
支持体、剥離層、マット剤粒子(1)を含むバリヤー
層、色材層および感光性樹脂層からなる本発明に従う四
色(四枚)の感光性転写材料Bを作成した。
【0087】[比較例2]上記実施例2において、マッ
ト剤を含まないバリヤー層形成用塗布液を使用した以外
は同様にして順に支持体、剥離層、バリヤー層、色材層
および感光性樹脂層からなる、比較用の四枚(四色)の
感光性転写材料bを作成した。
【0088】[実施例3]下記の組成の剥離層形成用塗
布液を調製した。 剥離層形成用塗布液 アルコール可溶性ポリアミド 7.2g (商品名;CM-8000 、粘度[η]=23cps (20℃、10重量%メタノール溶液、東レ(株)製)) ポリヒドロキシスチレン 1.8g (商品名:レジンM、平均分子量:5500、丸善石油(株)製) 前記製造例2で製造のマット剤粒子(2) 0.45g この塗布液を、厚さ100μmのポリエチレンテレフタ
レートフィルム(支持体)上に均一に塗布し、乾燥して
乾燥膜厚が0.5μmの剥離層を設けた。
【0089】次に、N→P型の画像形成を目的として、
感光性樹脂層形成用の塗布液としてイエロー、マゼン
タ、シアンおよびブラックの四色の各色材を含有する、
下記組成の感光液をそれぞれ調製した。 (イエロー層用感光液) ベンジルメタクリレート・メタクリル酸共重合体 60g (モル比:73/23、粘度[η]:0.12 (25℃におけるメチルエチルケトン溶液中での極限粘度)) ペンタエリスリトールテトラアクリレート 43.2g ミヒラーズケトン 2.4g 2−(o−クロロフェニル)−4,5− 2.5g ジフェニルイミダゾール二量体 セイカファーストイエロー 9.4g (商品名:H−0755、大日本精化(株)製) メチルセロソルブアセテート 560g メチルエチルケトン 280g (マゼンタ層用感光液)上記のイエロー層形成用感光液
の調製に際して、セイカファーストイエローの代わりに
セイカファーストカーミン(商品名:1483、大日本
精化(株)製)5.2g使用した以外は、同様に操作し
てマゼンタ層用感光液を調製した。 (シアン層用感光液)上記のイエロー層形成用感光液の
調製に際して、セイカファーストイエローの代わりに、
シアニンブルー(商品名:4920、大日本精化(株)
製)5.6g使用した以外は、同様に操作してシアン層
用感光液を形成した。 (ブラック層用感光液)上記のイエロー層形成用感光液
の調製に際して、セイカファーストイエローの代わり
に、三菱カーボンブラック(商品名:MA−100、三
菱化成工業(株)製)6.6g使用した以外は、同様に
操作してブラック層用感光液を形成した。四枚の支持体
の剥離層の上に、これら四色の感光液をそれぞれ塗布乾
燥して、乾燥膜厚が2.4μmの感光性樹脂層を設け
た。
【0090】別に、下記の組成の保護層形成用塗布液を
調製し、該塗布液を各色の感光性樹脂層の上に夫々塗布
して乾燥膜厚が1.5μmの保護層を設けた。 (保護層用塗布液) ポリビニルアルコール 60g (商品名:GL−05、日本合成化学工業株式会社製) 水 970g メタノール 30g
【0091】このようにして、順に支持体、マット剤粒
子(2)含有剥離層、色材含有感光性樹脂層および保護
層からなる、本発明に従う四色の感光性転写材料(ネガ
型着色感光材料シート)Cを作成した。
【0092】[比較例3]上記実施例3において、マッ
ト剤粒子(2)を含まない剥離層形成用塗布液を使用し
た以外は同様にして順に支持体、剥離層、色材含有感光
性樹脂層および保護層からなる、比較用の四枚(四色)
の感光性転写材料cを作成した。
【0093】[実施例4]実施例3の剥離層形成用塗布
液の調製において、上記マット剤粒子(2)を使用しな
かった以外は同様にして剥離層形成用塗布液を調製し
た。そしてこの塗布液を厚さ100μmのポリエチレン
テレフタレートフィルム(支持体)上に均一に塗布し、
乾燥して乾燥膜厚が0.5μmの剥離層を設けた。
【0094】次に、実施例3の感光性樹脂層形成用塗布
液の調製に際して、マット剤粒子(2)を使用(イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの各感光液に対して1
0g使用)した以外は同様にして感光性樹脂層形成用塗
布液を調製した。
【0095】上記で得られた塗布液を使用した以外は実
施例3と同様にして順に、支持体、剥離層、マット剤粒
子(2)と色材とを含有する感光性樹脂層、および保護
層からなる、本発明に従う四色の感光性転写材料(ネガ
型着色感光材料シート)Dを作成した。
【0096】[比較例4]上記実施例4において、マッ
ト剤粒子(2)を使用する代わりに、マット剤としてシ
リカ粒子(平均粒径:2μm)を使用した以外は同様に
して順に支持体、剥離層、シリカ粒子および色材含有感
光性樹脂層、および保護層からなる、比較用の四枚(四
色)の感光性転写材料dを作成した。
【0097】[実施例5]下記組成の剥離層形成用塗布
液を調製した。 アルコール可溶性ポリアミド 7.2g (商品名;CM-8000 、粘度[η]=23cps (20℃、10重量%メタノール溶液、東レ(株)製)) ポリヒドロキシスチレン 1.8g (商品名:レジンM、平均分子量:5500、丸善石油(株)製) メタノール 400g メチルセロソルブ 100g この塗布液を、厚さ100μmのポリエチレンテレフタ
レートフィルム(支持体)上に均一に塗布し、乾燥して
乾燥膜厚が0.5μmの剥離層を設けた。
【0098】次に、色材層形成のために、顔料分散用の
下記組成の母液Aを調製した。 (母液A) スチレン・マレイン酸共重合体樹脂 20g (商品名:オキシラックSH-101、日本触媒化学工業(株)製) メチルエチルケトン 80g
【0099】次に、上記母液Aを用いて下記組成の四色
の色材(顔料)分散液を調製した。 (イエロー色材分散液) 母液A 110g メチルエチルケトン 40g メチルセロソルブアセテート 25g セイカファーストイエロー 24.4g (商品名:H−0755、大日本精化(株)製) (マゼンタ色材分散液) 母液A 110g メチルエチルケトン 40g メチルセロソルブアセテート 25g セイカファーストカーミン 12.2g (商品名:1483、大日本精化(株)製) (シアン色材分散液) 母液A 110g メチルエチルケトン 40g メチルセロソルブアセテート 25g シアニンブルー 12.2g (商品名:4920、大日本精化(株)製) (ブラック色材分散液) 母液A 110g メチルエチルケトン 40g メチルセロソルブアセテート 25g 三菱カーボンブラック 12.2g (商品名:MA−100、三菱化成工業(株)製) 上記の各分散液は、試験用の分散機(ペイントシェーカ
ー、東洋精機(株)製)を用いて3時間撹拌することに
より調製された。
【0100】次に、色材分散液を希釈するために、下記
組成の希釈液を調製した。 メチルエチルケトン 550g メチルセロソルブアセテート 130g フッ素系界面活性剤 2g (商品名:フロラードFC−430、住友スリーエム(株)製)
【0101】得られた四色の色材分散液を上記希釈液に
より下記の重量比で希釈した後、撹拌操作を10分間、
超音波分散操作を10分間各々施し、色材層形成用塗布
液をそれぞれ調製した。このようにして得た色材層形成
用塗布液を東洋濾紙No.63フィルターで濾過後、四
枚の支持体の剥離層上にこれらの塗布液をホェーラーを
用いて塗布し、100℃で2分間乾燥して四色それぞれ
の色材層を有するシートを形成した。 イエロー層 顔料分散液/希釈液 3.5/46.5 層厚 1.0μm 光学濃度(ブルーフィルター) 0.5 マゼンタ層 顔料分散液/希釈液 4/46 層厚 0.7μm 光学濃度(グリーンフィルター) 0.75 シアン層 顔料分散液/希釈液 4/46 層厚 0.8μm 光学濃度(レッドフィルター) 0.65 ブラック層 顔料分散液/希釈液 5.5/44.5 層厚 0.7μm 光学濃度(フィルターなし) 0.90
【0102】四色それぞれの色材層上に、下記組成のポ
ジ型感光液を上記No.63のフィルターで濾過後、ホ
ェーラーで塗布し(固型分換算で0.8g/m2 )、1
00℃で2分間乾燥して層厚0.8μmの感光性樹脂層
を形成した。 (ポジ型感光液) 1,2−ナフトキノン−(2)−ジアジド−4− 1.36g スルホン酸−P−t−オクチルフェニルエステル ノボラック型フェノールホルムアルデヒドレジン 2.86g (商品名:PR−50716、住友デュレス(株)製) アビエチン酸 0.32g フッ素系界面活性剤 0.05g (商品名:メガファックF−104、大日本インキ化学工業(株)製) 酢酸n−プロピル 28g トルエン 67g 前記実施例1で製造したマット剤粒子(1) 0.4g
【0103】このようにして、順に支持体、剥離層、色
材層およびマット剤粒子(1)含有感光性樹脂層からな
る、本発明に従う四色の感光性転写材料Eを作成した。
【0104】[比較例5]上記実施例5において、マッ
ト剤粒子(1)を含まない感光液を使用した以外は同様
にして、順に支持体、剥離層、色材層および感光性樹脂
層からなる、比較用の四枚(四色)の感光性転写材料e
を作成した。
【0105】[感光性転写材料としての評価]上記のよ
うにして得た各四色からなる感光性転写材料(A〜Eお
よびa〜e)をそれぞれ相応する色分解マスクを用い、
1kw超高圧水銀灯P−607Fw(大日本スクリーン
製造(株)製)で60秒間画像露光した後、カラーアー
ト用現像液(商品名:CA−1、富士写真フィルム
(株)製)の5倍希釈液を用いて31℃で34秒間自動
現像[自動現像機(カラーアートプロセッサーCA−6
00P:富士写真フィルム(株)製)]を行った。この
ようにして色分解マスクを忠実に再現した四色のカラー
プルーフィングシートを得た。
【0106】別に、厚み100μmの二軸延伸ポリエチ
レンテレフタレートフィルム上に、下記の組成の第一層
形成用塗布液および第二層形成用塗布液をそれぞれ乾燥
膜厚が1.0μm、20μmとなるように順次塗布し、
受像シートを作成した。 (第一層形成用塗布液) ポリ塩化ビニル 10.0g (商品名:ゼオン25、日本ゼオン(株)製) メチルエチルケトン 240g シクロヘキサノン 60g (第二層形成用塗布液) メタクリル酸メチルポリマー 90.0g (平均分子量:10万、和光純薬工業(株)製) ペンタエリスリトールテトラアクリレート 90.0g ミヒラーズケトン 0.51g ベンゾフェノン 3.18g パラメトキシフェノール 0.09g メチルエチルケトン 220g
【0107】次に、まず、ブラックのカラープルーフィ
ングシートを画像側が受像シートの膜面と接するように
重ね、カラーアート転写機(商品名:CA−600T、
富士写真フィルム(株)製)を用いて加熱・加圧処理
し、しかるのち、カラープルーフィングシートの支持体
を剥離し、受像シート上にブラックの画像を転写した。
次いで、残りの三色のカラープルーフィングシートにつ
いて、位置を合せながら順次転写画像上に転写を行い四
色の網点画像が転写された受像シートを得た。
【0108】次に、四色の画像が転写された受像シート
とアート紙(最終支持体)を重ね、上記転写機で加熱・
加圧処理し、その後、受像シートの支持体を剥離して、
アート紙上にカラー画像を得た。
【0109】最後に感光物の可視域の吸収をなくし、色
再現を良好にするために、上記で得たカラー画像を超高
圧水銀灯P−607FW明室プリンター(大日本スクリ
ーン製造(株)製)で120秒間全面露光(後露光)し
て最終画像を得た。
【0110】これらの工程を経て作成された最終画像お
よび工程中における四色の画像の位置合わせのしやすさ
を評価した。最終画像の評価は、一定面積(22×32
cm2 )の最終画像中に存在する空気の泡の数を目視に
より観察し、その個数を数えることにより行った。位置
合わせ操作のしやすさの評価は、非画像面(下塗り層
(剥離層))と10%網点画像面との接触状態を静摩擦
計(商品名:HEIDON−10型、新東科学(株)製)で測
定し、その測定値(静摩擦係数)を比較することにより
行った。位置合わせ操作のしやすさの評価は以下の基準
に従った。。 優:静摩擦係数が0.6以下、 良:静摩擦係数が0.61〜0.9、 可:静摩擦係数が0.91以上、
【0111】結果を下記の第1表に示す。
【表1】
【0112】第1表に示された結果から明らかなよう
に、本発明の感光性転写材料(A〜E)を使用して得た
最終画像には空気の泡の発生がなく、また位置合わせ操
作も容易であり、従って、転写が良好に行われた。一
方、感光性転写材料(d)を除く比較用の感光性転写材
料(a〜c、e)を使用して得た最終画像には、空気の
泡が発生し、また位置合わせ操作は、本発明の感光性転
写材料に比べて容易ではなかった。なお、シリカを含む
感光性転写材料(d)を使用して上記の転写操作を行っ
た場合にはウキ(不充分な接着性による剥離)が生じ
た。
【0113】[マット剤粒子の層形成用塗布液中での分
散安定性の評価]下記組成の塗布液を調製した。 アルコール可溶性ポリアミド 7.2g (商品名;CM-8000 、粘度[η]=23cps (20℃、10重量%メタノール溶液、東レ(株)製)) ポリヒドロキシスチレン 1.8g (商品名:レジンM、平均分子量:5500、丸善石油(株)製) メタノール 400g プロピレングリコールモノメチルエーテル 100g
【0114】この塗布液を用い、四種のマット剤粒子
(平均粒子径:5μm)[前述のマット剤粒子(1)、
(2)、前記製造例3で製造したマット剤粒子(3)お
よびシリカ]0.03gを分散させた各分散液を調製
し、これを室温23℃下に2日間放置し、各マット剤粒
子の沈降状態を目視で観察し、評価した。
【0115】その結果、本発明の感光性転写材料に使用
されるマット剤粒子(1)〜(3)は、塗布液中で良好
な分散安定性を示した。一方、シリカの場合は、塗布液
中での分散安定性が悪く、その一部は沈降した。
【0116】
【発明の効果】前述した特定のマット剤粒子を含有する
本発明の感光性転写材料を使用し、得られた各色画像を
受像シートへ順に転写して多色画像を形成する際には、
色画像と受像シート、あるいは下塗り層と色画像との膜
面間での滑りが良好になり、非常に位置合わせがしやす
くなる。従って、作業性に優れ、転写操作を容易に正確
に行うことができる。また上記のような特性を有するに
も拘らず、従来のマット剤粒子を使用した場合に比較し
て転写時の接着力の低下が少ない。従って、得られる最
終画像の安定性が図れる。さらに、転写時に空気の取り
込みによる泡が発生しないために、商品価値の低下もな
い。さらにまた、前記特定のマット剤粒子は塗布液中で
の分散安定性が良好であるために感光性転写材料の製造
が容易である。
フロントページの続き (72)発明者 中塚 徹 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本 ペイント株式会社内 (72)発明者 大岩 正則 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本 ペイント株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−244149(JP,A) 特開 平2−244151(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体、主として有機重合体よりなる下
    塗り層及び顔料を分散状態で含有する画像形成層からな
    る感光性転写材料において、該下塗り層および/または
    画像形成層に、架橋度が0.05〜3.0ミリモル/g
    の範囲に有る重合体からなるコア部と少なくとも一種の
    親水性官能基を有する実質的に直鎖状の重合体からなる
    シェル部とからなるコアシェル型の架橋樹脂粒子である
    マット剤が含まれていることを特徴とする感光性転写材
    料。
  2. 【請求項2】 マット剤粒子の粒径が、0.005〜1
    0μmの範囲に有って、そのコア部/シェル部の重量比
    が99/1〜10/90の範囲に有り、またマット剤の
    シェル部の親水性官能基が、カルボキシル基、水酸基、
    アミド基、スルホン酸基、及びスルホン酸のアミン塩も
    しくはアルカリ金属塩の状態にある基のうちから選ばれ
    るものであって、そのマット剤が下塗り層および/また
    は画像形成層中の有機重合体に対して0.002〜50
    重量%の範囲の量で含まれている請求項1に記載の感光
    性転写材料。
  3. 【請求項3】 下塗り層の有機重合体がアルコール可溶
    性ポリアミドを含む請求項1もしくは2に記載の感光性
    転写材料。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の内のいずれかの項に記
    載の感光性転写材料であって、顔料の着色が異なるもの
    を二種以上用意し、各々の感光性転写材料に対して画像
    様の露光と現像とを行なうことにより、各転写材料の表
    面に着色画像を形成する工程;表面に受像層を有する受
    像シートを用意し、その受像層の上に、上記の着色画像
    を順次重ね合わせながら転写する工程;そして受像シー
    トの受像層の上に重ね合わされた着色画像をまとめて、
    別に用意した最終画像支持シート上に転写する工程を含
    む多色画像の形成方法。
  5. 【請求項5】 形成される多色画像がカラープルーフ用
    の多色画像である請求項4に記載の多色画像の形成方
    法。
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