JPH061376B2 - 色画像形成材料 - Google Patents

色画像形成材料

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JPH061376B2
JPH061376B2 JP9709187A JP9709187A JPH061376B2 JP H061376 B2 JPH061376 B2 JP H061376B2 JP 9709187 A JP9709187 A JP 9709187A JP 9709187 A JP9709187 A JP 9709187A JP H061376 B2 JPH061376 B2 JP H061376B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/022Quinonediazides
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F3/00Colour separation; Correction of tonal value
    • G03F3/10Checking the colour or tonal value of separation negatives or positives

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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は主として色校正用のカラープルーフやディスプ
レイ等に用いられる多色画像形成材料に関するものであ
る。さらに詳しくはo−ナフトキノンジアジド化合物を
利用した色再現性及び画質に優れる光可溶化型色画像形
成材料に関する。
〔発明の背景〕
従来フォトポリマーを使う色校正法にはオーバーレイ法
とサープリント法が知られている。オーバーレイ法の一
例はアメリカ国特許3136637号に開示されてい
る。このプリーフイング系において適当な分解ネガによ
り露光された着色シートが、それぞれ現像され、次いで
一方を他方の上に重ねられ色校正が行なわれる。
このオーバーレイ法は非常に簡便であり、その都度2色
又は3色のみを重ねることにより連続検査に使用できる
等の利点を有するが、重ねられた合成樹脂シートによっ
て、カラーテストシートがやや暗くなり又、入射光はい
くつかのシートから反射し光沢を与え、その為にカラー
テストシートから受ける印象が常用の印刷機で印刷され
る印刷物に比べ非常に質感の異なる欠点を有する。
サープリント法は単一の支持体に数層の着色層を重ね合
わせるものでありこのためには種々のトナーを一枚の共
通の不透明ベース上にもたらすか、又は相当する色の感
光性層を順次不透明ベース上に設ける。この種の方法は
例えば米国特許3671236号及び3136637号
に記述されている。
この重ね刷り法は色濃度が合成樹脂ベースによって影響
されないという利点を有する。又、同方法は本来の印刷
法に一層類似しており、又、シートを重ねる際に起こる
色の歪みが避けられる利点を有する。
更に、仮支持体上に有機重合体よりなる剥離層、色材層
および感光層が順次積層されてなる感光性転写材料を像
様露光したのち、これを現像することにより剥離層上に
色画像を形成し、次いでこの画像を任意の支持体(永久
支持体)に接着剤を用いて転写する方法は既に良く知ら
れている(特公昭46−15326号、特公昭49−4
41号。この方法は、たとえばカラープルーフとして、
オーバーレイタイプにもサープリントタイプなどの各種
の操作に使用できる長所を持っているが、転写の際に
は、一回ごとに接着剤を用いる必要があるところからプ
ロセスが煩雑となり、また各色を転写する際の位置合せ
の精度を維持することが難しいとの欠点を有している。
これらのプロセスの煩雑さを除く方法として、画像形成
後に、永久支持体上に熱と圧力とをかけて転写する方法
が、特開昭47−41830号、特開昭48−9337
号、及び特開昭51−5101号などに開示されてい
る。特に特開昭51−5101号には、永久支持体上に
熱融解性のポリマー層を接着剤として設けることが記載
されており、また特開昭47−41830号にもアート
紙やコート紙等の永久支持体に画像を直接転写する方法
が記載されている。
しかしながら、これらの方法は様々な欠点を有してい
る。すなわち、永久支持体上に転写された最終画像が原
稿に対して左右が逆になること、および接着剤として熱
融解性ポリマーを用いた場合には、一般にその融点が高
いため転写温度を高くする必要があり、このため支持体
の寸度安定性が熱の影響で低下し、各色の転写の位置合
せのズレが生じてくることなどの問題がある。一方、接
着剤として融点の低い熱融解性ポリマーを用いた場合に
は、画像の形成の後に接着が発生したり、その表面に傷
がつき易いなどの欠点を有する。
上記の欠点を改良する方法として、永久支持体上に画像
を転写するまえに、一旦仮の受像シートに画像を転写す
る方法が本願出願人の出願にかかる特開昭59−971
40号に記載されている。すなわち、この方法では、支
持体上に光重合性料からなる画像受容層を設けた仮の受
像シートを用意し、各色の画像を永久支持体上に転写す
るまえに、一旦仮の受像シートの上に各色の画像を転写
し、その後、永久支持体上に再転写し、次いで更に全面
露光を行なって、転写された光重号制御画像受用層を硬
化させる工程が含まれる。
上記の仮の受像シート(以下、単に受像シートという)
を用いる画像転写方法は、前記の問題点を解決するのに
は非常に有効である。すなわち、この方法を利用するこ
とによって、永久支持体上にマスク原稿に対して正立像
を得ることができる。受像シートの光重合性画像受容層
には光重合性材料であるエチレン性の多官能モノマーが
含まれているため、この光重合性画像受容層自体が柔ら
かく、低い温度で転写が可能でありながら、転写後には
全面露光によって容易に硬化が可能となる。即ち、画像
転写後の接着が発生せず、また最終画像の耐傷性も高い
との利点もある。
上記の特開昭59−97140号記載の方法に用いられ
ている受像シートでは、光重合性画像受容層(即ち、光
重合性接着層)と支持体との間の接着力が未露光の状態
では非常に高い。このため、画像を受容した光重合性接
着層を最終支持体上に転写した後、露光操作を実施する
前に受像シート材料の支持体を剥がし取ると、転写され
た画像受容光重合性接着層の表面に剥離筋が発生し易く
なる。このため、特開昭59−97140号記載の方法
では、最終支持体上に画像受容光重合性接着層を転写し
たのち、まず全面露光を実施することにより、光重合性
接着層を硬化させ、それと同時に光重合性接着層と受像
シート支持体との間の接着力を低下させて、次に受像シ
ート支持体を取り除く方法がとられている。
上記各種方式の色校正法に用いられる画像形成材料に
は、活性光線により可溶化する即ちポジチブに作用する
感光性物質としてナフトキノンジアジドエステル化物が
良く使用される。このようなナフトキノンジアジドエス
テル化物は、例えば、米国特許2766118号、同2
767092号、同2772972号、同285911
2号、同2907665号、同3046110号、同3
046111号、同3046115号、同304611
8号、同3046119号、同3046120号、同3
046121号、第3046122号、同304612
3号、同3061430号、同3102809号、同3
106465号、同3635709号、同364099
2号、同3647443号をはじめ,多数の刊行物に記
載されている。
しかしながら、これらナフトキノンジアジドエステル化
物をカラープルーフに利用した場合に次の様な問題が発
生する場合がある。第一に感光性のナフトキノンジアジ
ドエステル化物はその吸収スペクトルの裾野が400n
m以上の領域にものびている為、通常画像形成後全面露
光を施し、色再現性への悪影響を取り除いている。しか
しながらナフトキノンジアジドの5位エステル化物を使
用した場合、耐光性が不良で、曝光により470nm付
近に新たな吸収ピークを有する黄着色が生じ色再現性が
悪化する。第二に色画像形成材料の構成において、感光
性組成物中に色材を含有させた場合、色材によるフィル
ター効果で色材種による感度の不揃い、特に黒色では特
に大きな感度低下を生ずる。この為、色材含有層と感光
性組成物層とに分離する構成が感度の面で有利である
が、色材含有層および感光性組成物層を順次設けた場
合、感光性組成物層の塗布時に塗布溶媒の下層への浸透
によって感光物質であるナフトキノンジアジドエステル
化物も同時に一部下層に浸透してしまう。その結果感材
の画像露光時に下層まで浸透した感光物も光分解し、分
解によって発生したN2ガスにより膜浮きを生じ画像が
部分的に欠落し画質が低下するという欠点がある、この
膜浮きの現像は前述のオーバーレイ法にもサープリント
法にも利用できる支持体上に剥離層を設けた構成、即ち
色材層と支持体との密着力の弱い場合に顕著である。
〔発明の構成〕
本発明は、感光層塗布時に感光物質の下層への浸み込み
を防止して感材の画像露光で膜浮きを生じることがな
く、且つ曝光による変色のない耐光性の良好な色画像形
成材料を提供することを主な目的とする。
本発明の他の目的は以下の記載から明らかになるであろ
う。
本発明のこれらの目的は、支持体上に色材層および感光
層を有する色画像形成材料において、該感光層が少なく
とも一種の下記一般式(I)で示されるo−ナフトキノン
ジアジド化合物を含むことを特徴とする色画像形成材料
によって達成された。
一般式(I) 式中、W、Y、Zは各々、水素原子、ハロゲン原子、炭
素原子数3以上のアルキル基、−COOR1基または−COR2
基を示し;R、Rは各々、アルキル基、アリール基
またはアラルキル基を示す。但しW、YおよびZが同時
に水素原子であることはない。
本発明の色画像形成材料は感光性物質として一般式(I)
で表わされるo−ナフトキノンジアジドの4−位エステ
ル化物を用いることを特徴としている。
以下に本発明で用いられる一般式(I)で表わされるo−
ナフトキノンジアジド化合物について詳細に説明する。
一般式(I)において、W、Y又はZで表わされるハロゲ
ン原子としては例えばクロル原子、ブロム原子、等があ
る。また炭素原子数3以上のアルキル基は、直鎖でも分
岐鎖でもよく、炭素原子数18程度迄が有用である。有
機溶剤に対する溶解性の点で炭素原子数14以下のアル
キル基が好ましい。また分枝状のアルキル基も溶解性の
点で好ましい。なお、炭素原子2以下のアルキル基はレ
ジスト性が悪く実用的でない。W、Y又はZで表わされ
るアルキル基としては例えば、iso−プロピル基、ブ
チル基、iso−ブチル基、tert−ブチル基、ペン
チル基、ヘキシル基、オクチル基、2−エチルヘキシル
基、2,2,4,4−テトラメチルブチル基、2,2,
5,5−テトラメチルペンチル基、2,2,6,6−テ
トラメチルヘキシル基、デシル基、ドデシル基、テトラ
デシル基、オクタデシル基、等がある、R又はR
表わされるアルキル基は直鎖でも分枝鎖でもよく、炭素
原子数18程度迄が有用である。例えば、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、tert−ブチル基、
ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、2−エチルヘキ
シル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキ
サデシル基、オクタデシル基、等が挙げられる。溶解性
の点で炭素原子数14以下のアルキル基が好ましい。ア
リール基としては例えばフェニル基、等がある。アラル
キル基としては例えばベンジル基、等がある。
一般式(I)で表わされる化合物の具体例を以下に示す
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
一般式(I)で表わされる化合物は、特公昭37−362
7号、同45−27345号、米国特許3180733
号、同3106465号、等に記載された方法を参考に
して、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニル
クロリドと対応するフェノール化合物とから容易に合成
することができる。
次に具体的な化合物について合成法を示すが、その他の
化合物も同様な方法により容易に合成することができ
る。
合成例(化合物(5)の合成) 1の三ツ口フラスコに1,2−ナフトキノンジアジド
(2)−4−スルホニルクロリド35.8g、p−(2,
2,4,4−テトラメチル)ブチルフェノール27.5
gを秤り取り、アセトニトリル250ml、ジオキサン5
0ml、水50mlを加え攪拌下に内温35℃になるよう加
熱する。
次いで、滴下ロートにトリエチルアミン13.5g、ア
セトニトリル25mlを秤り取り、上記三ツ口フラスコに
滴下する。その際、三ツ口フラスコ内の溶液のpHをモニ
ターし、常にpHを7.0未満になるように、滴下スピー
ドをコントロールする。滴下終了後、2時間、35℃に
て攪拌し、反応を完結させる。
得られた反応液を、水2、塩酸20ml中に注ぎ込み、
得られた黄色固体を取する。メタノール600mlにて
洗浄後、真空下乾燥して黄色固体243gを得た。得ら
れた固体の分解温度は144℃、トルエン中でのλma
xは383nmであった。
本発明の一般式(I)で示される化合物は、2種以上を混
合して用いてもよく、また、本発明の効果を失わない範
囲において、必要に応じて一般式(I)で示される化合物
以外のナフトキノンジアジドエステル化物やその他の感
光性物質と併用してもよい。
本発明の色画像形成材料における感光層は基本的には高
分子重合体(バインダー)中に一般式(I)で示される感
光性ナフトキノンジアジドエステル化物が含まれてなる
層である。
バインダーとして機能する高分子重合体はアルカリ可溶
性であることが好ましく、そのような重合体としては、
ノボラック樹脂が多用される。ノボラック樹脂の具体例
は、米国特許3184310号、米国特許353157
号、特公昭50−7482号、特公昭50−8658
号、特公昭51−14042号、特開昭49−4840
3号などに記載されている。また、ノボラック樹脂と他
の高分子化合物との混合物も使用できる。これらの例と
しては、米国特許3535157号、仏国特許1542
334号、特公昭41−16259号、特公昭44−2
4323号、特公昭49−36961号等に記載されて
いるものを挙げることができる。
本発明の感光層に使用される感光性o−ナフトキノンジ
アジド化合物とバインダーとの比率(重量比)は0.1
0/1.0/〜1.0/1.0の範囲にある事が好まし
く、特に好ましいのは0.20/1.0〜0.5/1.
0の範囲である。また感光層の層厚は0.1〜10μm
の範囲にある事が好ましい。上記組成物を溶解する溶媒
としては、メチルエチルケトン、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテル、2−メトキシエチルアセテート、トルエン、酢
酸n−プロピル、酢酸n−ブチル、等の極性溶媒や非極
性溶媒があり、これらの溶媒を単独あるいは混合して使
用する。好ましい溶媒は感光層の下に設けられる着色層
に浸透しにくいものから選択される。
本発明の色画像形成材料における支持体の材料は、例え
ば前記公知の公報に示された各種の支持体材料から選ぶ
ことができる。具体的には、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、
ポリスチレン、ポリカーボネート、トリアセテート等を
挙げることができる。支持体としては、特に二軸延伸さ
れたポリエチレンテレフタレートフィルムが、強度、耐
熱制御、寸度安定性、透明性等において優れている。支
持体の厚さには特に制限はないが、50〜150μm程
度が適当である。
本発明の色画像形成材料における色材層は色材とこれを
分散して含む有機高分子重合体バインダーとからなる層
である。
色材層に含まれる色材は有機溶媒に可溶であれば、特に
制限はなく、着色物質として既に公知の染料あるいは顔
料から適宜選択して用いる事ができる。それらの具体的
な例としては、例えば、特開昭52−89916号、米
国特許4472494号、特開昭55−117142
号、特開昭55−127552号、等あるいは「カラー
インデックス」等に記載されている種々の顔料や染料を
あげることができる。特に印刷用のカラープルーフとし
て用いる場合には印刷物との色再現性を一致させる為に
顔料系の色材を用いる事が好ましい。
また、色材を含有させる有機高分子重合体に関しても、
前述の各種公報等に記載があり、それらの種々の有機高
分子重合体を用いることが可能であるが、一般式(I)で
示される化合物を含む感光層と色材層とを一浴で現像出
来る方が望ましいので、アルカリ可溶性の有機高分子重
合体を用いることが好ましい。
アルカリ可溶性の有機高分子重合体の例は、米国特許2
893368号(塩形成基を含有する重合体)、米国特
許2927022号(酸基を含有するセルロース重合
体)、西独国特許公開(OLS)2123702号(共
重合体、例えばメチルメタアクリレート/メタアクリル
酸共重合体)、OLS2205146号(酸含有重合
体、例えばスチレン/モノ−n−ブチルマレート共重合
体、または酢酸ビニル/クロトン酸共重合体)、OLS
2320849号(遊離カルボン酸基含有のビニル付加
重合体、例えばアクリル酸と共重合させた一種またはそ
れ以上のアルキルアクリレート)、特公昭59−446
15号(共重合体、例えばメタクリル酸・メタクリル酸
アラルキル共重合体)、等に記載されている。また、特
開昭47−16124号、特開昭52−89916号、
米国特許472494号、特開昭55−117142
号、特開昭55−127552号等に記載の有機高分子
重合体(結合体)、フェノール樹脂、ロジン、ポリヒド
ロキシスチレン等を用いることもできる。
なお、色材層中には所望により可塑剤、顔料分散安定
剤、界面活性剤等の添加剤を加えることもできる。
色材層の形成において、先ず、上記色材とバインダーと
を適当な溶剤を用いて混合溶解し、色材層形成用塗布液
を調製する。調製用の溶剤としては、たとえば、アセト
ン、メチルエチルケトン、シクロヘキサンノンなどのケ
トン類;酢酸メチル、酢酸エチルなどの酢酸エステル
類;メチルセロソルブ、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ンなどのエーテル類;および塩化メチレン、ジアセトン
アルコール、等を挙げることができる。これらのものは
単独で使用してもよいし、あるいは二種以上の混合溶媒
として用いてもよい。
色材層における色材のバインダーに対する含有比率は、
目的とする画像形成材料によっても異なるが一般には、
バインダーに対して5乃至50重量%の範囲である。通
常、画像形成材料を返し用の非銀塩系フィルムなどの用
途とする場合には、十分な光学的濃度を要求されるため
上記色材は多量に用いられる。他方、オーバーレイ用の
カラープルーフなどの用途する場合には比較的低い光学
的濃度でよいため、用いる色材の量は少量でよい。
色材層の層厚は一般には0.1乃至10μmの範囲にあ
るのが好ましく、特に好ましくは0.1乃至3μmの範
囲である。
上述の感光層や色材層は上記の各層用塗布液を通常の塗
布手段、例えば、ホエラーなどを用いて塗布した後、乾
燥することにより形成することができる。
本発明の色画像形成材料においては、色材層と支持体と
の間に剥離層を設けてもよい。剥離層の構成および形成
材料については、既に知られている。剥離層の形成材料
は一般に、室温では非粘着性で、熱により粘着性、融着
性を示し、支持体との剥離が可能である有機重合体より
選ばれる。
剥離層の形成材料に関しては前記の各種公報にも述べら
れているが、具体的には、ポリアクリル酸エステル、ア
クリル酸エステル共重合体、ポリメタクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル共重合体、ポリアクリルアミ
ド、アクリルアミド共重合体、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビ
ニル共重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル共重合体、
ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデン共重合体、ポリス
チレン、スチレン共重合体、エチレン共重合体(例、エ
チレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸エ
ステル共重合体、エチレン・塩化ビニル共重合体、エチ
レン・アクリル酸共重合体)、ポリビニルアセタール
(例、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマー
ル)、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂(例、ナイロ
ン、共重合ナイロン)、各種ゴム類(例、合成ゴム、塩
化ゴム)およびポリオレフィン(例、ポリエチレン、ポ
リプロピレン)を挙げることができる。
剥離層の形成材料は、上記のような樹脂(高分子物質)
の一種であってもよく、あるいは任意の混合物であって
もよい。また、剥離層は二層以上からなっていてもよ
い。また、所望により粘着性付与物質、可塑剤などの各
種の添加剤が含まれていてもよい。
支持体上に剥離層を形成するには、上記高分子物質の溶
液を調製し、これを塗布液として通常の方法で支持体上
に塗布して乾燥させるか、または前記高分子物質を熱溶
融して塗布するか(ホットメルトコーテイング)、ある
いは前記高分子物質よりなるフィルムを支持体上にラミ
ネートさせる方法などが利用される。
剥離層の厚さは、0.2〜10μmの範囲にあることが
好ましい。
本発明の色画像形成材料の層構成としては、支持体上に
色材層、感光層をこの順に設けたもの、および支持体上
に剥離層、色材層、感光層をこの順に設けたものが代表
的である。支持体上に色材層が直接設けられる態様にお
いて、色材層の剥離を容易にする必要がある場合には、
各種の手段を用いることができる。例えば、支持体との
接着力が比較的低いポリマーを色材層のバインダーとし
て用いる、フッ素系の界面活性剤等の剥離性の化合物を
色材層に添加する、支持体表面をシリコン系あるいはフ
ッ素系の離型剤で処理する、熱接着性のある色材層を用
いる、等の方法が適宜用いられる。
〔発明の効果〕
本発明の色画像形成材料は画像露光による膜浮きを生じ
ることがなく、また曝光により着色物質を形成しないの
で色再現性が優れている。更に、本発明の色画像形成材
料は感度の点でも優れている。
本発明に用いられる一般式(I)で表わされる化合物は、
各種溶剤に対する溶解性が高く、またフェノール樹脂等
バインダーとの相溶性がよい。更に、比較的廉価なフェ
ノール化合物を用いて合成することができる。
以下本発明を実施例に基いて説明するが、本発明はこれ
に限定されるものではない。
実施例1 本発明の色画像形成材料を以下のようにして作成した。
剥離層形成用塗布液として下記組成を有する溶液を調製
した。
アルコール可溶性ポリアミド 7.2g 〔CM−8000,東レ(株)製、「η」= 23cps(20℃、10重量%メタノール)〕 ポリヒドロキシスチレン 1.8g (レンジM、丸善石油(株)製、平均分子量:550
0) メタノール 400g メチルセロソルブ 100g この塗布液を厚さ100μmのポリエチレンテレフレー
トフイルム(支持体)上に均一に塗布し、乾燥して乾燥
膜厚が0.5μmの剥離層を設けた。
色材層形成のために、下記処方より成る顔料分散用の母
役Aを調製した。
母液A スチレン・マレイン酸共重合樹脂 20g (オキシラックSH−101、日本触媒化学工業(株)
製) メチルエチルケトン 80g 次に母液Aを用いて下記組成の四色の顔料分散液を調整
した。
イエロー色材層形成用顔料分散液 母液A 110g メチルエチルケトン 40g メチルセロソルブアセテート 25g セイカファーストイエロー 24.4g H−0755(大日本精化(株)製) マゼンタ色材層形成用顔料分散液 母液A 110g メチルエチルケトン 40g メチルセロソルブアセテート 25g セイカファーストカーミン 12.2g 1483(大日本精化(株)製) シアン色材層形成用顔料分散液 母液A 110g メチルエチルケトン 40g メチルセロソルブアセテート 25g シアニンブルー4920 12.2g (大日本精化(株)製) ブラック色材層形成用顔料分散液 母液A 110g メチルエチルケトン 40g メチルセロソルブアセテート 25g 三菱カーボンブラックミン 12.2g MA−100(三菱化成工業(株)製) 分散液の調製は、試験用の分散機(東洋精機(株)製、
ペイントシェーカー)で3時間攪拌することにより行な
った。
別に、下記処方より成る顔料分散液用の希釈液を調製し
た。
メチルエチルケトン 550g メチルセロソルブアセテート 130g フッ素系界面活性剤 2g (フロラードFC−430 住友3M社製) 四色の顔料分散液を上記希釈液により下記の重量比で希
釈した後、攪拌操作を10分、超音波分散操作を10分
施し、色材層塗布液を得た。
色材層塗布液を東洋濾紙No.63フィルターで濾過後、
剥離層の設けられた四枚の支持体上にホエーラーを用い
て塗布し、100℃で2分乾燥して四色それぞれの色材
層を形成した。
イエロー層: 顔料分散液/希釈液 3.5/46.5 層厚 1.0μm 光学濃度(ブルーフィルター) 0.5 マゼンタ層: 顔料分散液/希釈液 4/46 層厚 0.7μm 光学濃度(グリーンフィルター) 0.75 シアン層: 顔料分散液/希釈液 4/46 層厚 0.8μm 光学濃度(レッドフィルター) 0.65 ブラック層: 顔料分散液/希釈液 5.5/44.5 層厚 0.7μm 光学濃度(フィルターなし) 0.90 更に四色それぞれの色材層上に、下記組成から成るポジ
型感光液を上記No.63フィルターで濾過後ホエーラー
で塗布し、100℃で2分乾燥して感光層を形成した。
1,2−ナフトキノン−(2)−ジアジド −4−スルホ
ン酸−p−t−オクチルフェニル エステル 1.36g ノボラック型フェノールホルム アルデヒドレジン(P
R−5 0716、住友デュレス(株)製) 2.86g アビエチン酸 0.32g フッ素系界面活性剤(マガファック F−104、大日
本インキ 化学工業(株)製) 0.05g 酢酸n−プロピル 28g トルエン 67g なお上記の感光層用塗布液の塗布量(固形分換算)は
0.8g/m2であり、感光層の層厚は0.8μmであっ
た。
以上のようにして四色の色画像形成材料を作成した。
実施例2〜3 実施例1において感光層用塗布液の感光物を、1,2−
ナフトキノン−(2)−ジアジド−4−スルホン酸−p−
t−ノニルフェニルエステル(実施例2)及び1,2−
ナフトキノン−(2)−ジアジド−4−スルホン酸−p−
t−ブチルフェニルエステル(実施例3)に変えた以外
は実施例1と同様な操作により四色の色画像形成材料を
作成した。
比較例1 実施例1において感光層用塗布液の感光物を、1,2−
ナフトキノン−(2)−ジアジド−5−スルホン酸−p−
t−オクチルフェニルエステルに変えた以外は実施例1
と同様な操作により四色の色画像形成材料を作成した。
比較例2〜3 実施例1において、感光層製造用塗布液の感光物を、ア
セトンとピロガロールとの縮号物(平均重合度:3)と
2−ジアゾ−1−ナフトール−5−スルフォニルクロリ
ドの付加物(比較例2)更に溶媒をメチルエチルケトン
/メチルセロソルブアセテート=67(g)/28(g)(比
較例3)に変えた以外は実施例1と同様な操作により四
色の色画像形成材料を作成した。
〔色画像形成材料の評価〕
四色の色画像形成材料をそれぞれ対応する色分解マスク
を用い、1kW超高圧水銀灯P−607Fw(大日本スク
リーン製造(株)製)で60秒間画像露光をした後、カ
ラーアート用現像液CA−1(商品名:富士写真フィル
ム(株)製)の5倍希釈により、31℃で34秒間自動
現像(カラーアートプロセッサー−CA−600P:富
士写真フィルム(株)製を使用)を行なった。このよう
にして色分解マスクを忠実に再現した四色のカラープル
ーフイングシートが得られた。
別に、厚みが100μmの二軸延伸ポリエチレンテレフ
タレートフィルム上に、下記処方I(第一層形成用)お
よび処方II(第二層形成用)の塗布液を調製し、それぞ
れ乾燥膜厚が1.0μm、20μmに順次塗布形成し、
受像シートを作成した。
処方(I) ポリ塩化ビニル 10.0g
(ゼオン25、日本ゼオン
(株)製) メチルエチルケトン 240g シクロヘキサノン 60g 処方(II) メタクリル酸メチルポリマー 90g (平均分子量:100000、和光純薬(株)製) ペンタエリスリトールテトラア 90g クリレート ミヒラーズケトン 0.51g ベンゾフェノン 3.18g パラメトキシフェノール 0.09g メチルエチルケトン 220g 次に、まず、ブラックのカラープルーフイングシート
を、画像側が受像シートの膜面と接するように重ね、カ
ラーアート転写機CA−600T(富士写真フィルム
(株)製)を用いてラミネートを行ない、しかるのちカ
ラープルーフイングシートの支持体を剥離し、受像シー
ト上にブラックの画像を転写した。次いで残りの三色の
カラープルーフイングシートについて、位置を合わせな
がら転写を行ない、四色の網点画像が転写形成された受
像シートを得た。
次に、四色画像が転写された受像シートとアート紙を重
ねて、上記転写機でラミネートを行ない、その後受像シ
ートの支持体を剥離し、アート紙上にカラー画像を形成
した。
最後に感光物の可視域の吸収をなくし、色再現を良化さ
せるためにP−607FW明室プリンターで120秒間
全面露光(後露光)して最終画像を得た。
これら工程を経て作成された最終画像の評価結果を第1
表に示す。
第1表から明らかな様に、本発明による化合物を用いた
資料では後露光による発色がなく又、画像露光時の発泡
による膜浮きも生じない。これは発明による化合物が非
常に溶剤溶解性が高く下層への浸み込みを防ぐ為に、下
層素材の溶剤溶解性に応じて極性〜非極性の溶媒を巾広
く選択できることが有利に働いているものである。
比較例1及び3の5位エステル化物は後露光により黄着
色が発生し良好な色再現が得られず、又、溶剤溶解性の
劣る比較例3の化合物では下層への浸透が大きく良好な
画像が得られなかった。なお、上記の実施例では支持体
に剥離を設けた色画像形成材料については説明したが、
剥離層を設けない構成においても同様な結果が得られ
る。
本発明は以下の態様も含む。
1特許請求の範囲において、支持体上に更に剥離層を有
する色画像形成材料。
2特許請求の範囲又は上記1において、o−ナフトキノ
ンジアジド化合物が である色画像形成材料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−84450(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に色材層および感光層を有する色
    画像形成材料において、該感光層が少なくとも1種の下
    記一般式(I)で示されるo−ナフトキノンジアジド化合
    物を含むことを特徴とする色画像形成材料。 一般式(I) 式中、W、Y、Zは各々、水素原子、ハロゲン原子、炭
    素原子数3以上のアルキル基、−COOR1基または−COR2
    基を示し;R、Rは各々、アルキル基、アリール基
    またはアラルキル基を示す。但しW、YおよびZが同時
    に水素原子であることはない。
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