JPH07152157A - 着色画像の製造法、その方法を実行するための層材料、およびその方法により得られる着色画像 - Google Patents

着色画像の製造法、その方法を実行するための層材料、およびその方法により得られる着色画像

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JPH07152157A
JPH07152157A JP6176534A JP17653494A JPH07152157A JP H07152157 A JPH07152157 A JP H07152157A JP 6176534 A JP6176534 A JP 6176534A JP 17653494 A JP17653494 A JP 17653494A JP H07152157 A JPH07152157 A JP H07152157A
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マルティーン、ベンツィング
Dieter Mohr
ディーター、モール
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Peter Blum
ペーター、ブルム
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハーフトーンの原画と比較して、画線太りが
小さく、多色印刷用複写の色試験に特に好適である着色
画像の製造法の提供。 【構成】 一時的な支持体フィルム、着色感光層、およ
び熱により活性化し得る接着促進層を有する感光性材料
を、支持体上に白色顔料を含む顔料層を有する受像材料
に、高温で圧力をかけて積層し、感光層を像様に露光
し、現像して画像を形成させ、露光する前または後に一
時的な支持体フィルムを受像材料から剥離し、所望によ
り、これらの工程を、着色層が別の色を有する少なくと
も1個の別の感光性材料で繰り返す、着色画像の製造
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、着色画像の製造法、特に多色印
刷用原画の色試験方法、に関する。本発明はさらにその
方法の実行に好適な層材料、およびその方法により得ら
れる着色画像、特に多色画像、に関する。
【0002】多色印刷では、印刷板の露光に使用する色
分離手段を修正するために、一般的に色試験を行う。色
校正は、所望のハーフトーンまたは線画像の正しい画像
でなければならず、その後に続く印刷画像に忠実に、で
きるだけ近い色の色調値を再現すべきである。目視によ
る色試験は、原画中の欠点を示し、印刷機で印刷する際
に期待される最良の色再現を認めることができるように
し、全色相の正確な階調を再現し、グレーの色調がニュ
ートラルであるか、否かを示すべきである。さらに色校
正は、色の一つを弱める必要性を示す、および/または
印刷板を製造する前に写真の透明性の変化に関する情報
を与える必要がある。
【0003】この色試験では、多色印刷の原色に応じて
原色画像を受像材料上に順次作製し、それらの原色画像
をこの材料に精確に重ね合わせて転写し、忠実な多色画
像を形成する。
【0004】原色画像は、とりわけ、感光層を露光し、
洗い流すことにより、あるいは露光し、層材料の支持体
フィルムおよび間に感光層を有するカバーフィルムを剥
離し、層の露光された部分を一方のフィルムに接着さ
せ、非露光部分を他方のフィルムに接着させることによ
り(剥離法)、あるいは現像した無色の画像をトナーま
たはインクで処理することにより、形成させることがで
きる。一般的に、感光性化合物としてはジアゾ化合物ま
たは光重合性混合物が使用される。
【0005】個々の原色画像から多色画像を形成するに
は、個々の色の感光層を受像材料に順次積層し、露光
し、現像して原色画像を形成させるのが特に好適である
ことが分かっている。この方法は、各原色画像を個別に
作製し、それらの原色画像を順次受像材料に転写する方
法よりも好ましい。後者の場合は精確に重ね合わせる必
要があるが、これは、装置に関して、精確に重ね合わせ
て露光するよりも実行がはるかに困難である。
【0006】US−A 4260673号、同4650
738号、同4656114号および同4659642
号、およびEP−A 447829号各明細書には、色
校正フィルム製造用のジアゾ化合物を基剤とする感光性
材料が記載されているが、これらの材料は、露光してい
ない感光層をまず受像材料に積層し、次いで精確に重ね
あわせて露光し、洗い流すことにより現像する。
【0007】US−A 4895787号および504
9476号各明細書には、感光性着色層を同様に受像材
料に転移させ、露光、現像する、色校正方法が記載され
ている。これらの材料は光重合性混合物を基剤とし、
「剥離」技術により現像される。
【0008】精確に重ね合わせることにより原色画像か
ら多色画像を形成させるこれらの材料はすべて、完成し
た多色画像中で、個々の原色画像間に残る剥離層および
/または接着促進層を含む。しかし、これらの無色の中
間層は、個々の画像要素の、すなわちハーフトーン画像
における網点の光学的拡大を引き起こすが、これは一般
的に光学的網点拡大(optical dot enlargement) と呼ば
れている。この光学的網点拡大は、オフセット印刷で原
画と比較して約8〜30%の範囲にある網点拡大を近似
するのに非常に望ましく、必要である。色校正における
網点拡大は、剥離層および接着促進層の層重量を増加ま
たは減少させることにより、一定の限度内で調整するこ
とができる。例えば、US−A 4262071号明細
書には、網点拡大を増加させるためのスペーサー層の導
入が開示されている。
【0009】高い方の領域における網点拡大の調節は公
知の方法により比較的容易に調節できる。網点拡大を8
〜20%の範囲内で調節すること、すなわち未修正の着
色画像で生じる網点拡大を低減させることは本質的によ
り困難である。EP−A 305599号明細書には、
TiO2 で被覆した支持体材料を使用する低減方法が記
載されている。US−A 4734356号明細書には
特殊な方法が記載されているが、そこでは、光学増白剤
を含む光重合性混合物を基剤とするポジ型の色校正フィ
ルムを、トナーで処理することにより目に見える様にし
ている。US−A 4889787号明細書には、非常
に薄い接着促進層(1.0〜3.2 g/m2 )を含み、そ
のために網点拡大が非常に小さい感光性色校正フィルム
が開示されている。しかし、この処理には積層温度を比
較的高く、また積層速度を比較的低くすることが必要で
ある。
【0010】EP−A 420675号明細書には、受
像材料と最初に積層する色校正フィルムの接着促進層に
TiO2 を加える、色校正方法が開示されている。この
接着促進層は、他のフィルムの接着促進層よりも実質的
に厚い。
【0011】この方法では、常に同じ原色から、すなわ
ち厚い着色した接着促進層を有するカラーフィルムか
ら、初めて画像を形成させなければならない。その上、
網点拡大は僅かに低下するだけである。
【0012】本発明の目的は、校正中の網点拡大を望ま
しい程度に低下させることができ、剥離法による処理の
際の、転写すべき層の表面上の粉塵粒子により引き起こ
される画像欠陥を避けることができる、着色画像、特に
多色画像、の製造法を提供することである。
【0013】本発明は、一時的な支持体フィルム、着色
感光層、および熱により活性化し得る接着促進層を有す
る感光性材料を高温で圧力をかけて受像材料に積層し、
感光層を像様に露光し、現像して画像を形成させ、露光
する前または後に一時的な支持体フィルムを受像材料か
ら剥離し、所望により、これらの工程を着色層が別の色
を有する少なくとも1個の別の感光性材料で繰り返す、
着色画像の製造法から出発する。
【0014】本発明の方法では、支持体上に、白色顔料
を含む顔料層を具備する受像材料を使用する。
【0015】本発明は、本方法を実行するのに好適であ
り、シート状の支持体および白色顔料、および好ましく
は重合体状バインダー、を含む顔料層を有する層材料を
さらに提案するものである。
【0016】最後に、本発明は、支持体、熱により活性
化し得る少なくとも1個の接着促進層、および着色感光
層の画像露光および現像により得られる画像層を有する
着色画像、特に多色画像、であって、白色顔料および好
ましくは重合体状バインダーを含んでなる顔料層が接着
促進層と支持体の間に配置されていることを特徴とする
着色画像をも提案する。
【0017】本発明の方法では、一時的な支持体フィル
ムを剥離する前に感光層を露光し、一時的な支持体フィ
ルムと受像材料を剥離して現像することにより、着色画
像を形成することが好ましい。
【0018】本方法の別の実施態様では、一時的な支持
体フィルムを最初に感光層から剥離し、次いで露光した
感光層を現像剤で洗い流すことにより画像を現像する。
【0019】この実施態様では、一時的な支持体フィル
ムを好ましくは露光の前に剥離する。この場合、より良
好な画像の解像が得られる。しかし、所望により、例え
ば感光層に粘着傾向がある場合、上記の第一の実施態様
の様に、一時的な支持体フィルムを通して露光を行うこ
ともできる。
【0020】本発明の方法の本質的な特徴は、特定の方
法により無色または白色の顔料で変性した受像材料を使
用するということである。顔料層は、白色の、細かく分
割された、不溶の、特に無機の、顔料を含む。特に好適
な顔料は、周期律表の第2または第4主族の、または第
2亜族の金属の、ただし上記の特性を有する、酸化物、
硫化物、硫酸塩または炭酸塩である。例としては、Ca
CO3 、BaSO4 、SrCO3 、MgO、ZnS、Z
nO、SiO2 およびTiO2 がある。二酸化チタンが
特に好ましい。顔料の平均粒子径は一般的に0.1〜1
00μm、好ましくは0.3〜30μm、である。顔料
層中の顔料の量は、少なくとも10重量%であり、一般
的には10〜95重量%、好ましくは35〜80重量
%、である。
【0021】この層は好ましくはさらにバインダーとし
て有機重合体を含む。この重合体は、十分な被膜形成能
力を有し、顔料と相容性があり、好適な塗布溶剤に可溶
である必要がある。バインダーは好ましくは無色で、大
気中の酸素に対して、および使用する処理溶液に対して
不活性であり、特に、明所および空気中で長期間貯蔵し
た時に黄変すべきではない。材料を洗浄により現像する
場合、バインダーは現像剤に不溶である必要があり、現
像を剥離により行なう場合、この工程中の温度で事実上
軟化したり粘着性を示してはならない。
【0022】好適なバインダーは、長油、中脂肪および
短油アルキド樹脂、スチレン−またはビニルトルエン−
変性アルキド樹脂またはシリコーンアルキド樹脂、2成
分ポリウレタン、ポリエステル、ビニル重合体、アクリ
ル酸ビニル重合体、アクリル樹脂、ニトロセルロース、
セルロースエステル、例えばアセトプロピオン酸セルロ
ースまたはアセト酪酸セルロース、2成分エポキシ樹
脂、エポキシ樹脂エステル、アルキド/メラミン樹脂、
フェノール樹脂、例えばノボラックまたは類似の樹脂、
ポリ酢酸ビニルおよびこれらの重合体を形成するモノマ
ーの共重合体である。
【0023】顔料層はさらに、所望により、使用する印
刷紙の色を模擬するために、あるいは色試験材料の黄変
を相殺するために、少量の染料または着色顔料を含むこ
とができる。顔料層の重量は、一般的に0.3〜70 g
/m2 、好ましくは2〜20 g/m2 、の範囲である。
【0024】顔料層は、技術的に好適な方法、例えば押
し出し、により、好適な溶剤から塗布することにより、
分散液のスプレーにより、あるいは予め製造した層を加
圧および加熱下で転移させることにより、受像材料に施
すことができる。多くの場合にそうである様に、受像材
料が紙である場合、積層により転移させるのが特に好適
であることがわかった。この目的には、所望の組成およ
び厚さを有する顔料層を一時的な支持体フィルム上に塗
布して乾燥させ、積層により受像材料に転移させ、支持
体フィルムを剥離する。顔料層の固着を改良するため
に、着色層の転写で通常使用される様に、該顔料層に接
着促進層を塗布するのが有利である場合がある。使用す
る一時的な支持体フィルムも同様に、着色層または着色
画像の転写に通常使用される支持体フィルムである。
【0025】顔料層を配置する支持体フィルムの表面
は、両者間の接合を壊すことができる様に、制限された
接着力を有するようにする。例えば、厚さが10〜25
0μm、好ましくは20〜100μm、であるポリエス
テルフィルムが好適である。やはり塗布された接着促進
層も、公知の色校正フィルムの場合に使用される接着促
進層と実質的に同じ組成および特性を有する。すなわち
室温で粘着性ではなく、160℃未満の、好ましくは1
00℃未満の、軟化点を有する。その層重量は乾燥時で
2〜40 g/m2 、好ましくは8〜25 g/m2 、である。
接着促進層は、この層をほとんど溶解させない溶液から
顔料層に塗布する。
【0026】本発明の方法に使用する顔料層は、非常に
様々な色校正方法に使用できる。原則的に、原色層を転
写し、露光および現像することにより、完成した原色の
画像を転写することにより、現像した進行性の画像をト
ナーまたはインク、等で処理して目に見える様にするこ
とにより色校正を行うことができる。この種の材料およ
び方法は公知であり、例えば冒頭に述べた文献に記載さ
れている。本発明の方法は、単色画像の場合に原画の網
点区域を精確にシミュレートすることが重要である場
合、いずれかの色相で単色画像を形成させるのにも適し
ている。この方法は、原色層を受像材料に転写し、露光
し、現像して原色の画像を形成させ、これらの工程を繰
り返すことにより画像を構築する色校正方法に特に有利
である。現像は洗い流しによるか、あるいは、好ましく
は剥離により行うことができる。
【0027】この方法および好適な材料は、ここに参考
として含めるEP−A 352055号、US−A 4
895787号および同5049476号およびEP−
A525624号各明細書に記載されている。
【0028】本発明の方法の好ましい実施態様では、ま
ず一時的な支持体フィルム、白色顔料層および好ましく
は接着促進層から層材料を製造し、通常の受像材料、例
えば印刷紙と積層する。支持体フィルムをはがし、露光
した顔料層について、慣用の方法で色校正を行なう。こ
れは好ましくは、一時的な支持体上に感光性着色層、好
ましくは光重合性層、および接着促進層を有する未露光
の色校正フィルムとの積層により行う。原画の下で、支
持体フィルムを通して感光層を露光し、支持体フィルム
と受像シートを剥離することにより画像を現像し、ネガ
型層の場合は、層の露光された部分が支持体フィルムと
共に除去され、非露光部分が原色の陽画像として受像材
料上に残る。次の原色の色校正フィルムを第一の原色画
像に積層し、第一画像と精確に重ね合わせて露光し、第
一画像と同じ方法で現像する。この様にして最終的に完
全な多色画像が得られる。
【0029】本発明の方法に使用する受像材料は、処理
条件下で寸法的に安定したシート状の材料である。この
材料は、プラスチックフィルム、プラスチック被覆した
特殊な紙、または標準的な印刷紙でよい。白色の、また
は白色でない受像材料、例えば金属ホイルやガラス、も
使用できる。本発明の白色顔料層を使用することによ
り、高度に処理していない、色試験目的には使用できな
い紙でも使用することができる。積層は、この目的に使
用するための装置で、加圧下、高温で行うのが有利であ
る。積層温度は、通常60〜170℃、好ましくは70
〜130℃である。
【0030】上記の様に、色校正フィルムの接着促進層
は、感光性の、好ましくは光重合性の着色層を溶解させ
ない溶剤または溶剤混合物から、該着色層に直接塗設
し、乾燥させることができる。また、接着促進層を最初
に一時的な支持体フィルムに施し、そこから、積層およ
び支持体フィルムの剥離により転移させることもでき
る。溶剤からこの層に直接塗設するのが好ましい。着色
層を溶解させない好適な溶剤は、水および飽和炭化水素
である。多くの重合体を水性分散液から塗設することが
できるが、溶液から塗設するのが好ましい。例えば、酸
基、例えばカルボキシル基、を有する重合体の塩がこの
目的には好適である。好ましい例は、酢酸ビニル/クロ
トン酸共重合体(「Mowilith Ct 5 」(商品名))の水
性アルカリ溶液である。他の好適な重合体は、ポリ酢酸
ビニル分散液またはポリアクリル酸エステル分散液であ
る。重合体は、軟化温度が40〜200℃、好ましくは
60〜120℃、であり、好ましくはTg値が20〜6
0℃である。熱可塑性重合体に加えて、接着促進層は、
可塑剤、残留溶剤、表面レベリング剤、潤滑剤、帯電防
止剤、光学増白剤および/またはUV吸収剤をも含むこ
とができる。その層重量は乾燥状態で一般的に2〜40
g/m2 、好ましくは80〜25 g/m2 、である。
【0031】使用する感光層は、好ましくは光重合性層
である。感光層は、必須成分として重合体状バインダ
ー、フリーラジカル重合を行うことができる化合物、光
反応開始剤および一般的に多色印刷の原色の染料または
着色顔料を含む。この一般的な組成の光重合性層の例
は、US−A 4895787号明細書に記載されてい
る。
【0032】好適な光反応開始剤は、この目的に知られ
ている実質的にすべての化合物または化合物の組合せで
ある。例としては、ベンゾインエーテル、ベンジルケタ
ール、多核キノン、ベンゾフェノン誘導体、トリアリー
ルイミダゾリル二量体および感光性トリハロメチル化合
物、例えばトリクロロメチル−s−トリアジンがある。
US−A 3765898号明細書に記載されている様
な2,3−ビス−アリールキノキサリン、および2−ア
リール−4,6−ビストリクロロメチル−s−トリアジ
ンが好ましい。光反応開始剤または光反応開始剤の組合
せの量は、乾燥層の重量に対して一般的に1〜25重量
%、好ましくは5〜15重量%、である。
【0033】重合体状バインダーは、層に均質性および
強度を与える。好適なバインダーはスチレン/無水マレ
イン酸およびスチレン/マレイン酸ハーフエステル共重
合体、アクリル酸エステル重合体およびアクリル酸エス
テル共重合体、ポリアミド、ポリビニルピロリドン、セ
ルロース誘導体、例えばセルロースエステルやセルロー
スエーテル、フェノール樹脂、ポリビニルエステル、ポ
リビニルアセタール、例えばポリビニルブチラール、ポ
リビニルプロピオナールまたはポリビニルホルマールで
ある。バインダーの量は、固体層の重量に対して一般的
に15〜70重量%、好ましくは20〜50重量%、で
ある。
【0034】重合性化合物はフリーラジカル重合を起こ
すことができる、少なくとも1種の、好ましくは少なく
とも2種の、末端二重結合を含み、100℃未満の温度
および大気圧で気体状ではない。アクリル酸およびメタ
クリル酸のエステルおよびアミドが好ましい。特に、多
価アルコールとのエステルを使用するのが有利である。
例としては、ジ−、トリ−、テトラ−、およびポリエチ
レングリコールのジ(メタ)アクリル酸エステル、オリ
ゴ−、およびポリプロピレングリコールのジ(メタ)ア
クリル酸エステル、ジ(メタ)アクリル酸1,4−ブタ
ンジオール、トリメチロールプロパンのジ−およびトリ
(メタ)アクリル酸エステル、トリメチロールエタンの
ジ−およびトリ(メタ)アクリル酸エステル、ペンタエ
リトリトールのトリ−およびテトラアクリル酸エステル
またはトリ−およびテトラ(メタ)アクリル酸エステ
ル、およびジペンタエリスリトールのテトラ−、ペンタ
−およびヘキサ(メタ)アクリル酸エステルがある。重
合性化合物の量は、一般的に15〜70重量%、好まし
くは20〜60重量%、である。
【0035】染料または着色顔料は、多色印刷の原色、
つまりシアン(青味がかった緑色)、マゼンタ(紫)、
イエローおよびブラックに対応する様に選択する。顔料
が一般的に好ましい。例としては、パーマネントイエロ
ーG(C.I.21095)、パーマネントイエローG
R(C.I.21100)、パーマネントイエローDH
G(C.I.21090)、パーマネントルビーL6B
(C.I.15850:1)、パーマネントピンクF3
B(C.I.12433)、ホスタパームピンクE(商
品名)(C.I.73915)、ホスタパームレディッ
シュバイオレットER(商品名)(C.I.4650
0)、パーマネントカーマインFBB(C.I.124
85)、ホスタパームブルーB2G(商品名)(C.
I.74160)、ホスタパームブルーA2R(商品
名)(C.I.74160)およびプリンテックス(商
品名)25(カーボンブラック)がある。顔料は、必要
であれば、所望の色相を達成するために混合することが
できる。他の色相、例えばゴールド、シルバー、ブロン
ズ、等も製造できる。無機顔料または有機顔料は一般的
に分散させるか、あるいは好適な溶剤中でバインダーの
一部と共にペーストにする。平均粒子径は一般的に1μ
m未満である。
【0036】染料または顔料の量は、一般的に8〜40
重量%、好ましくは12〜30重量%、である。
【0037】光重合性層は、必要であれば、他の成分、
例えば水素供与体、増感剤、重合防止剤、可塑剤、残留
溶剤、界面活性剤、表面レベリング剤、潤滑剤、帯電防
止剤、不活性充填材、光学増白剤および/またはUV吸
収剤、を含むことができる。この層重量は一般的に0.
2〜5 g/m2 、好ましくは0.3〜3 g/m2 、である。
【0038】使用する支持体フィルムは透明で、柔軟性
があり、寸法的に安定した、プラスチック、例えばポリ
エステル、ポリカーボネート、等のフィルムである。ポ
リエステルフィルム、例えばポリエチレンテレフタレー
ト、の、二軸延伸し、熱固定したフィルムが特に好まし
い。これらのフィルムは、必要な積層温度、すなわち約
60〜150℃、で寸法的に安定しているべきである。
これらのフィルムの厚さは一般的に10〜200μm、
好ましくは25〜80μm、である。支持体フィルム
は、片側または両側を接着促進剤で前処理するのが有利
であり、平滑な、または粗い、またはつや消し表面を有
することができるが、平滑な表面が好ましい。
【0039】本発明の材料および方法の使用により、色
校正は、本発明で使用する白色顔料を含まない材料を使
用して製造された対応する画像よりも、網点拡大が小さ
くなる、またはハーフトーン画像における網点区域の百
分率が小さくなる。さらに、着色層の画像部分がむしり
取られるために生じる、および積層の際の粉塵の混入ま
たは膨れにより生じることがある画像欠陥が著しく少な
くなる。第一色校正フィルムの接着促進層にTiO2
加えられている、EP−A 420675号明細書の方
法と比較して、本発明の方法により網点拡大が本質的に
小さくなる。
【0040】下記の諸例は、本発明の好ましい実施態様
を説明するものである。量は一般的に重量部で表示し、
百分率および比率は、他に指示が無い限り、重量単位と
する。
【0041】
【実施例】例1 乾燥重量が約8 g/m2 である顔料層(白色層)を、一時
的な支持体としてポリエチレンテレフタレートの50μ
m厚のフィルムに塗設した。下記の塗布溶液をナイフコ
ーターで塗布し、乾燥オーブン中、100℃で2分間乾
燥させた。50重量部の、アクリル酸エステル重合体で
表面変性した、平均粒子径が0.7μmであるTiO2
顔料および50重量部の、酢酸1−メトキシプロポ−2
−イル。
【0042】続く工程で、下記の溶液を使用し、乾燥重
量が約6 g/m2 の接着促進層を顔料層に塗設した。15
重量部の、酢酸ビニル95%とクロトン酸5%の共重合
体、17重量部のエタノール、67重量部の脱イオン
水、および1重量部のアンモニア溶液(水中25%濃
度)。
【0043】色校正フィルムを製造するために4種類の
感光性材料を製造した。この目的のために、下記の表に
示す組成(重量部で)を有する、原色のシアン、イエロ
ー、マゼンタおよびブラックの4種類の塗布溶液を、二
軸延伸し、熱固定したポリエチレンテレフタレートの、
表面を接着促進処理した厚さ50μmのフィルムにそれ
ぞれ塗布し、乾燥させた。
【0044】 表1 成分 シアン イエロー マゼンタ ブラック テトラヒドロフラン 200 200 200 200 4-ヒドロキシ-4- メチル-2- ペンタノン 150 150 150 150 1-メトキシ-2- プロパノール 444 465 489 490 γ−ブチロラクトン 44 65 89 90 ポリビニルホルマール(M=80,000、 6 13 18 9 ビニルアルコール単位 24%、 酢酸ビニル単位 26%、および ビニルホルマール単位 50%) ペンタアクリル酸ジペンタエリスリトール 8 12 8 12 2,3-ビス(4- メトキシフェニル)- キノキサリン 4 4 4 4 ホスタパームブルーB2G (C.I. 74160) 7 - - - パーマネントイエローGR (C.I. 21100) - 7 - - パーマネントカーマインFBB (C.I. 12485) - - 12 - カーボンブラック(プリンテックス25) - - - 11
【0045】顔料は、バインダーおよび溶剤の一部と共
に分散させた。次いで顔料を平均粒子径0.2μm未満
に粉砕し、残りの溶液に加えた。78重量部の酢酸n−
ブチル、1重量部の重合体状可塑剤(「Resoflex R 29
6」(商品名))および21重量部のポリ酢酸ビニル
(MW 110,000、Tg 28℃)の溶液を類似
の、ただし接着促進のための前処理をしていないポリエ
ステルフィルムに塗布し、乾燥させた。乾燥層の重量は
12 g/m2 であった。接着促進層を有するフィルムを4
種類の感光性フィルムのそれぞれに積層し、接着促進層
の支持体フィルムを剥離した。
【0046】白色層を備えた、乾燥した層材料を下記の
様に処理した。 1.約300 kPaの圧力で、層材料を、良好な湿強度を
有し、両面をポリエチレン被覆した特殊な紙に積層す
る。 2.一時的な支持体を剥離し、顔料層を露出させる。 3.露出した顔料層に第一の着色フィルム(シアン)を
積層する。 4.適切な色分離フィルムの下で化学線露光する。 5.ポリエステル支持体フィルムを剥離し、非画像部分
をフィルムと共に除去する。 6.残りの色、すなわちマゼンタ、イエローおよびブラ
ックで工程3〜5を繰り返す。
【0047】市販の反射光濃度計(Gretag製のD 18
6)を使用して網点区域の百分率を測定した。
【0048】表2は、各種の受像材料(「Ozasol」(商
品名) TF 01およびTF 03 )上に製造した白色層を使用
し、および使用せずに、異なった階調値を再現する様に
露光した色校正の場合の、Ugraテストウェッジ(60線
スクリーン)の40%フィールドにおける網点拡大を%
で示す。TF 01は純白の特殊紙であり、TF 03
は通常の新聞紙をシミュレートするためにライトグレー
に着色した特殊紙である。
【0049】 表2 40%を超える網点拡大(絶対%)支持体材料 解像力 シアン マゼンタ イエロー ブラック TF01 2〜97% 21 22 19 24 TF01+W 2〜97% 17 19 16 21 TF03 2〜97% 22 18 17 23 TF03+W 2〜97% 18 16 14 19 TF01 3〜98% 21 19 19 21 TF01+W 3〜98% 17 16 16 18 TF03 3〜98% 18 17 16 20TF03+W 3〜98% 14 15 15 17
【0050】例2 下記の組成を有する顔料層溶液を使用した以外、手順は
例1と同じである。35重量部の、例1に記載のTiO
2 顔料、15重量部のポリモノメタクリル酸ピロカテコ
ール、30重量部のテトラヒドロフランおよび20重量
部の酢酸1−メトキシプロポ−2−イル。
【0051】この材料で得られた結果は表2に記載の結
果と実質的に同等であった。加えた重合体は網点拡大に
影響しなかった。
【0052】例3 下記の組成を有する顔料層溶液を使用した以外、手順は
例1と同じである。40重量部の、例1に記載のTiO
2 顔料、10重量部の、融解範囲が120〜135℃の
クレゾール/ホルムアルデヒドノボラックおよび50重
量部のブタノン。
【0053】この材料で得られた結果は表2に記載の結
果と実質的に同等であった。加えたノボラックは網点拡
大に影響しなかった。
【0054】例4 下記の組成を有する顔料層溶液を使用した以外、手順は
例1と同じである。24重量部の、例1に記載のTiO
2 顔料、6重量部の、例1と同じポリビニルホルマー
ル、55重量部のテトラヒドロフランおよび15重量部
の1−メトキシ−2−プロパノール。
【0055】この材料で得ら5た結果は表2に記載の結
果と実質的に同等であった。加えた重合体は網点拡大に
影響しなかった。
【0056】例5 下記の組成を有する顔料層溶液を使用した以外、手順は
例1と同じである。24重量部の、例1に記載のTiO
2 顔料、6重量部の、酢酸ビニル基13.6%、ビニル
アルコール基9.8%およびビニルプロピオナール基7
6.6%を含むポリビニルプロピオナールおよび70重
量部の1−メトキシ−2−プロパノール。
【0057】この材料で得られた結果は表2に記載の結
果と実質的に同等であった。加えた重合体は網点拡大に
影響しなかった。
【0058】例6 下記の組成を有する顔料層溶液を使用した以外、手順は
例1と同じである。40重量部の、例1に記載のTiO
2 顔料、10重量部の、分子量が70,000〜80,
000で、ビニルブチラール単位71%、酢酸ビニル単
位2%、およびビニルアルコール単位27%を含むポリ
ビニルブチラール50重量部を、無水マレイン酸4重量
部と反応させることにより製造された、酸価40の重合
体、および50重量部のブタノン。
【0059】この材料で得られた結果は表2に記載の結
果と実質的に同等であった。加えた重合体は網点拡大に
影響しなかった。
【0060】例7 下記の組成を有する顔料層溶液を使用した以外、手順は
例1と同じである。49.95重量部の、例1に記載の
TiO2 顔料、0.05重量部の青味がかった紫色のト
ナー(Tint Ayd UL 20-12 )および50.00重量部の
酢酸1−メトキシプロポ−2−イルこの材料で得られた
結果は表2に記載の結果と実質的に同等であった。加え
た重合体は網点拡大に影響しなかった。
【0061】例8〜13 乾燥重量がそれぞれ3、6、10、16、20および2
6 g/m2 である顔料層を塗布した以外、手順は例1と同
じである。得られた網点区域の百分率を例1に記載の反
射光濃度計を使用して測定した。
【0062】表3は、Ugraテストウェッジ(60線スク
リーン)の40%フィールドにおけるシアン色の網点拡
大(%)を示すが、これは最初に原色の画像における単
色として測定し、次いで4色校正で、すなわちシアンウ
ェッジが他の3つの原色画像の接着促進層によりなお覆
われている点で測定したものである。
【0063】 表3 層重量 単色としてのシアン 4色画像におけるシアン 0 g/m2 15 21 3 g/m2 12 18 6 g/m2 10 17 10 g/m2 9 17 16 g/m2 7 15 20 g/m2 7 16 26 g/m2 6 15
【0064】例14〜26 それぞれの場合に乾燥重量が約18 g/m2 である接着促
進層を塗布した以外、手順は例1〜13と同じである。
これらの材料で得た結果は、例1〜13の結果と実質的
に同等であった。接着促進層の厚さは網点拡大に影響し
なかった。
【0065】例27〜52 それぞれの場合に下記の組成を有する接着促進層溶液を
使用した以外、手順は例1〜26と同じである。10重
量部の、スチレンとブタジエンの共重合体(スチレン約
80%およびブタジエン約20%)、90重量部のトル
エン。
【0066】これらの材料で得た結果は、例1〜26の
結果と実質的に同等であった。接着促進層の種類は網点
拡大に影響しなかった。
【0067】例53〜78 それぞれの場合に下記の組成を有する接着促進層溶液を
使用した以外、手順は例1〜26と同じである。10重
量部の、ポリ酢酸ビニル(MW 110,000、Tg
28℃)および90重量部の酢酸ブチル。
【0068】これらの材料で得た結果は、例1〜26の
結果と実質的に同等であった。接着促進層の種類は網点
拡大に影響しなかった。
【0069】例79 乾燥重量が0.7〜1.0 g/m2 である接着促進層を、
一時的な支持体としてポリエチレンテレフタレートの5
0μm厚のフィルムに塗設した。溶液をナイフコーター
で塗布し、乾燥オーブン中、100℃で3分間乾燥させ
た。 塗布溶液A 120重量部のポリビニルアルコール(Pw=530、
加水分解度88モル%)、120重量部のポリビニルア
ルコール(Pw=1000、加水分解度88モル%)
6.7重量部のノニルフェノールポリグリコールエーテ
ルおよび6800重量部の脱イオン水。
【0071】続く工程で、スピンコーターを使用し、着
色感光層を剥離層に塗設した。感光層用の塗布溶液は2
工程で製造した。 塗布溶液B(顔料分散液) 5.5重量部の、例5と同じポリビニルプロピオナー
ル、6.5重量部のホスタパームブルーB2G(C.
I.74160)、44重量部のプロピレングリコール
モノメチルエーテルおよび44重量部のγ−ブチロラク
トン。 塗布溶液C 12.5重量部のモノメタクリル酸ピロカテコール(R
SV:ジメチルホルムアミド中0.210)、6.5重
量部の塗布溶液B、1.1重量部の、2,3,4−トリ
ヒドロキシベンゾフェノン1モルと1,2−ナフトキノ
ン−2−ジアジド−4−スルホン酸3モルのエステル化
反応生成物、36.4重量部のプロピレングリコールモ
ノメチルエーテルおよび43.5重量部のテトラヒドロ
フラン。
【0072】溶液をスピンコーティングにより、剥離層
を備えたフィルムに、乾燥(2分間、110℃)後に
1.5 g/m2 の層重量が得られる様に塗布した。青色フ
ィルターを通してGretag濃度計で測定した色濃度は1.
2であった。
【0073】最後に、スチレン/ブタジエン共重合体
(Tg=50℃)97重量%およびポリエステル(Desm
ophen 1700, BAYER AG)3重量%を含み、乾燥重量が3
g/m2の接着促進層を感光層に塗設した。
【0074】この様にして得た色校正フィルムを、接着
促進層を介して、例1に記載する様に白色層を備えた受
像シートに積層し、積層後、支持体フィルムを剥離し
た。接着促進層および着色感光層が受像シート上に残っ
た。
【0075】次いで、感光層を公知の方法により真空複
写フレーム中で、フォトマスクを通してUV光源に像様
に露出し、92重量部の水、3重量部のオクタン硫酸ナ
トリウム(sodium octanesulfate)3重量部のメタケイ酸
カリウム、1重量部のフェノキシエタノールおよび1重
量部のリン酸三ナトリウムからなるアルカリ水溶液で現
像し、露光した層部分および剥離層全体を除去した。上
記の工程を残りの色について繰り返した。
【0076】この例の材料および方法でも、網点拡大は
例1の材料の場合と同程度であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/34 7124−2H (72)発明者 ユルゲン、メルテス ドイツ連邦共和国インゲルハイム、ウィン ケラー、シュトラーセ、2ベー (72)発明者 ペーター、ブルム ドイツ連邦共和国クロンベルク、フレゼニ ウスウェーク、7

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一時的な支持体フィルム、着色感光層、お
    よび熱により活性化し得る接着促進層を有する感光性材
    料を、高温で圧力をかけて受像材料に積層し、感光層を
    像様に露光し、現像して画像を形成させ、露光する前ま
    たは後に一時的な支持体フィルムを受像材料から剥離
    し、所望により、これらの工程を、着色層が別の色を有
    する少なくとも1個の別の感光性材料で繰り返す着色画
    像の製造法であって、支持体上に、白色顔料を含んでな
    る顔料層を有する受像材料を使用することを特徴とす
    る、着色画像の製造法。
  2. 【請求項2】受像材料の顔料層が重合体状バインダーを
    含む、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】受像材料が、支持体と顔料層の間に、熱に
    より活性化し得る接着促進層を有する、請求項1に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】一時的な支持体フィルムを剥離する前に感
    光層を露光し、一時的な支持体フィルムを受像材料から
    剥離することにより画像を現像する、請求項1に記載の
    方法。
  5. 【請求項5】一時的な支持体フィルムを感光層から剥離
    し、露光した感光層を現像剤で洗い流すことにより画像
    を現像する、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】一時的な支持体フィルムを露光の前に剥離
    する、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】白色顔料を含む顔料層を、一時的な支持体
    フィルムから受像材料に、加圧および加熱下での積層に
    より転移させる、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】シート状の支持体および白色顔料を含む顔
    料層、および必要であれば、重合体状バインダーを含ん
    でなる、着色画像を製造するための層材料。
  9. 【請求項9】無色顔料が無機顔料である、請求項8に記
    載の層材料。
  10. 【請求項10】無機顔料が、周期律表の第2または第4
    主族の、または第2亜族の、金属の、水に不溶な酸化
    物、硫化物、硫酸塩または炭酸塩である、請求項9に記
    載の層材料。
  11. 【請求項11】重合体状バインダーが、アルキド樹脂、
    フェノール樹脂、ビニル重合体またはポリアクリル酸エ
    ステルまたはポリメタクリル酸エステルである、請求項
    8に記載の層材料。
  12. 【請求項12】支持体、熱により活性化し得る接着促進
    層、および着色感光層の像様露光および現像により得ら
    れる画像層を有する着色画像であって、白色顔料および
    重合体状バインダーを含んでなる顔料層が、該接着促進
    層と該支持体の間に配置されていることを特徴とする着
    色画像。
  13. 【請求項13】熱により活性化し得る、別の接着促進層
    が該顔料層と該支持体の間に配置されている、請求項1
    2に記載の着色画像。
JP6176534A 1993-07-30 1994-07-28 着色画像の製造法、その方法を実行するための層材料、およびその方法により得られる着色画像 Pending JPH07152157A (ja)

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