JP2908484B2 - ネガ作用性、剥離現像性単一シート色試刷方法 - Google Patents

ネガ作用性、剥離現像性単一シート色試刷方法

Info

Publication number
JP2908484B2
JP2908484B2 JP1274761A JP27476189A JP2908484B2 JP 2908484 B2 JP2908484 B2 JP 2908484B2 JP 1274761 A JP1274761 A JP 1274761A JP 27476189 A JP27476189 A JP 27476189A JP 2908484 B2 JP2908484 B2 JP 2908484B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
photosensitive
thermoplastic adhesive
receiving sheet
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1274761A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02269349A (ja
Inventor
ステファン、ジェー、ダブリュ、プラッツァー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HEKISUTO SERANIIZU CORP
Original Assignee
HEKISUTO SERANIIZU CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HEKISUTO SERANIIZU CORP filed Critical HEKISUTO SERANIIZU CORP
Publication of JPH02269349A publication Critical patent/JPH02269349A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2908484B2 publication Critical patent/JP2908484B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F3/00Colour separation; Correction of tonal value
    • G03F3/10Checking the colour or tonal value of separation negatives or positives
    • G03F3/102Lamination or delamination method or apparatus for colour proofing systems

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 グラフィックアートにおいて、印刷版を露光するに用
いる一組の色分解板を修正する印刷者の助けとなる三色
又は多色の色試刷(color proof)をつくることが望ま
しい。この色試刷は印刷プロセスで得られる色の品質を
再現するものであるべきである。この試刷は所望の網点
画像又は線画像と調和した複製でなければならない。色
試刷の目視観察により、該色分解板を用いる印刷から期
待される色の表現と、印刷版をつくる前に修正しなけれ
ば色分解板の何等かの欠点とが示されるものでなければ
ならない。
多色印刷に用いる色試刷シートは印刷プレス又は試刷
プレスを用いてつくることができる。そのためには、実
際の印刷工程のあらゆる段階が行われることを必要とす
る。しかしながら、色試刷のこの普通の方法は高経費を
必要とし長時間を要する。
従って、試刷の性質をシミュレートした代りの色試刷
法が開発された。これには一般的に二つの型、すなわち
オーバーレイ型と単一シート型の光画像形成法(photoi
maging method)がある。
色試刷法のオーバーレイ型では、各々の色分解フィル
ムの画像をつくるに、それぞれ独立の透明プラスチック
フィルムが用いられる。次いで色画像が持ったそのよう
な支持体のある数のものが互いに重ねられ、白色シート
の上を置かれて、色試刷がつくられる。この解決策の一
例は米国特許第3,136,637号に記載されている。この方
法の主要な利点は、方法が迅速に行われ、任意の二枚以
上の異色のシートを見当合わせして組合わせて段階的な
試刷として役立たせることができることにある。しかし
ながら、この型の色試刷法は、重ねられたプラスチック
支持体が色試刷シートを暗色化させる傾向があり、その
結果このようにしてつくられた色試刷シートの印象が、
普通の印刷機の試刷で実際に得られるコピーとは大いに
異なる欠点を持つ。
単一シート型の色試刷法では、単一のレセプターシー
ト上に種々の色分解フィルムからの種々の色画像を相次
いで生じさせて、色試刷シートがつくられる。このこと
は、単一の不透明支持体を用い、該不透明支持体上に相
次いでトナー、感光液又は相当する色の感光物質の被覆
層を塗布して、行われる。この解決策の一例は米国特許
第3,671,236号に記載されている。単一シート型の色試
刷法の利点は、色が重ねられたプラスチック支持体によ
って影響されるようなことがない点にある。この型の方
法は、実際の印刷により近似し、オーバーレイ型の系に
固有の色の歪みを解消している。
感光層は、光硬化性物質を合体させることによって、
その表面を粘着性から非粘着性に変化させることができ
る。着色剤は非露光の粘着性領域に付着し、露光された
非粘着性領域には付着しない。このような効果を、米国
特許第3,649,268号に記載されたものの如き単一シート
色試刷系をつくるに利用することができる。
Journal of lmaging Science 30(1986)、86-89頁に
記述されているように、感光層の表面を非粘着性から粘
着性に変化させるために、光粘着化性ジアゾニウム塩を
感光層に用いることができる。単一画像を形成させる
に、米国特許第4,334,006号に記載されたような感光組
成物中に、この型の塩を合体させる。
本発明は、ネガ作用性、剥離現像性の単一シート、色
試刷法を提供するものである。該方法は次の工程より成
る: A.支持体と該支持体の上に被覆された感光組成物層とよ
り成り、該組成物が感光性ジアゾニウム塩と有機バイン
ダー樹脂と着色剤とを含み、該バインダー樹脂は前記組
成物の成分を結合して均質なフィルムとなすに充分な量
で存在し、該着色剤は前記組成物を均一に着色するに充
分な量で存在し、該ジアゾニウム塩は、前記組成物を化
学線に像露光したとき、画像上の差異を与えるに充分な
量で存在するところの、感光製品を用意し、 B.少くとも一つの剥離面と該剥離面上の熱可塑性接着剤
とを持つ基質を用意し、 C.少くとも一表面に配置された熱可塑性接着剤を持つ受
容シートを用意し、次いで次の工程(D)と(E)を任
意の順序で行い、 D.前記感光組成物を、潜像上に差異を与えるに充分な化
学線に画像露光し、 E.前記基質を該基質上の熱可塑性接着剤を介して感光層
と加熱と加圧により積層し、 F.前記支持体と前記基質を剥離によって離し、それによ
り、感光組成物の露光部分を、基質上の熱可塑性接着剤
を介して基質に移し、他方非露光部分は支持体上に残
し、 G.基質上の前記感光組成物の露光剥離現像部分を、加熱
と加圧により、受容シート上の熱可塑性接着剤に積層
し、 H.前記基質と前記受容シートを剥離によって離し、それ
により、感光組成物の露光剥離現像部分を、基質の熱可
塑性接着剤と共に、受容シートの熱可塑性接着剤上に移
させ、 I.時には、異なった着色剤を持つ他の感光品で少くとも
今一度工程(A)乃至(F)を繰返し、それにより、該
感光製品の露光剥離現像部分を、基質からの熱可塑性接
着剤と共に、同様にして、同一の受容シートの露光剥離
現像部分を持った先の熱可塑性接着剤上に移動させる。
本発明の方法を実施するには、表面に着色感光層を持
つ支持体より大体成る感光品と、剥離表面と該剥離表面
上の熱可塑性接着剤層を持つ基質と、受理表面に熱可塑
性接着剤を持つ受理シートと、を用いる。
好適実施態様では、基質及び支持体は、それらが作用
を受けなければならない被覆、露光、積層、剥離、又は
他の処理の結果としてその寸法、形状又は化学的性質が
さほど変化しない寸法的にも化学的にも安定な基礎材料
で構成されている。基質又は支持体を通して露光が行わ
れるものならば、材質は化学線に対して透明でなければ
ならない。好適な材質の一つはポリエチレンテレフタレ
ートである。実際の場合、それは約1ミル乃至約10ミル
の厚さを持ち、より好適な厚さは約2乃至約5ミルであ
り、最も好適には約2乃至3ミルである。適当なフィル
ムとしては、Hoechst Celanese Corporationから発売さ
れているHostaphan 3000、デュポン社から発売されてい
るMylar D、及びICI社から発売されているMelinex 516
がある。材質の表面は滑らかであってもよく、当業界で
知られた種々の方法によって艶消きめを与えられたもの
であってもよい。
仕上げの画像の光沢を、基質の艶消仕上げを適当に選
ぶことにより制御することもできる。最終の画像のトッ
プコートの熱可塑性層は最初は艶消面と接触するから、
前記の効果が作用する。艶消フィルムとしては、ICI社
から発売されているMelinex 377及び470がある。所望の
艶消仕上げを得るに余分な工程段階を必要としない。艶
消面上に被覆する追加の利点は、後続の移される画像
が、一般に滑らかな面より粗い面により良く付着するこ
とにある。
最終の画像の同様な艶消仕上げは、最終の画像の頂面
の熱可塑性表面を、前述の如き艶消材でしぼ押しするこ
とによっても得ることができる。このことは、最終画像
と艶消材を加熱と加圧によって積層して行うことができ
る。次いで、一般に積層的に艶消材を除去する。この方
法の利点は、最終の試刷を変化させうることにある。更
に、艶消材を繰返し用いることができる。
艶消仕上げをつくる第三の方法は、ICI社から発売さ
れているMelinex 329の如き粗い表面を備えたフィルム
上に被覆された、Monsanto社から発売されているButvar
90の如き熱移動可能な層を用いる。この層を最終の画
像に加熱と加圧で積層し、次いで粗い表面を持ったフィ
ルムを剥離する。この粗い表面が最終の画像に艶消仕上
げを与える。利点は、この余分な層が頂面である熱可塑
性面を保護することにある。米国特許第4,294,909号と
同第4,376,159号も又、艶消面をつくる種々の方法を提
案している。
基質は剥離面を持たなければならない。すなわち一方
で剥離現像の間に露光感光層を支持体から基質上の熱可
塑性接着剤に移動させるものでありながら、該熱可塑性
接着剤を移転可能なように保持しうるものでなければな
らない。このことは、基質の表面が、元来剥離可能なも
のであるか、又は適当な処理により剥離可能にされる
か、又は基質表面の上に剥離層を備えるか、により完遂
される。
支持体は、感光層の未露光部分が支持体表面に付着
し、他方剥離現像の間に露光部分は基質上の接着剤に移
動するように、注意深く選択しなければならない。大体
において、感光層は、光増感剤、着色剤、バインダー樹
脂、及び他の任意成分を含むものである。該任意成分
は、可塑剤、酸安定剤、表面活性剤、帯電防止組成物、
UV吸収剤、蛍光増白剤、不活性充填剤、残余の塗布用溶
媒のようなものである。
光増感剤は、感光性ジアゾニウム塩であり、ポリマー
質であることが好適である最も好適な光増感剤は、米国
特許第3,849,392号が教えるようなメシチレンスルホネ
ートとして沈殿された3−メトキシ−4−ジアゾ−ジフ
ェニルアミン硫酸塩と4,4′−ビス−メトキシメチル−
ジフェニルエーテルの重縮合生成物である。他の適当な
光増感剤は米国特許第4,436,804号中に示されている。
選択して用いられるジアゾ化合物は、好適には有機溶媒
中に可溶なものである。
適当なバインダー樹脂としては、スチレン/無水マレ
イン酸コポリマー、その半エステル、及びそれらの混合
物がある。そのような樹脂としては、Monsanto社から発
売されているScripst 540及び550がある。樹脂選択の重
要な基準は、支持体から容易に放たれ、剥離現像の間引
裂かれたときの伸びの%が充分低いことである。
本発明に用いうる着色剤は種々の種類の染料及び顔料
を含む。本発明に好適な着色剤は染料よりもむしろ顔料
である。最も好適な実施態様では約1マイクロメートル
以下の平均の粒子寸法を持つ顔料が用いられる。本発明
に用いうる顔料の実例には次のものがあるが、これらの
みに限られるものではない:パーマネントイエローG
(C.I.21095)、パーマネントイエローGR(C.I.2110
0)、パーマネントイエローDHG(C.I.21090)、パーマ
ネントルビンL6B(C.I.15850:1)、パーマネントピンク
F3B(C.I.12433)、Hostaperm Pink E(73915)、Hosta
perm Red Violet ER(C.I.46500)、パーマネントカー
ミンFBB(12485)、Hostaperm Blue B2G(C.I.7416
0)、Hostaperm Blue A2R(C.I.74160)、及びPrintex
25。これらのものの大部分はHoechst AG社の製品であ
る。これらのものは独立で用いることもでき、所望の色
に合わせて混合して用いることもできる。
感光層中に合体しうる任意成分可塑剤としては、フタ
レート型のもの及びホスフエート型のものがある。好適
な可塑剤としてはフタル酸ジブチル及びフタル酸ジメチ
ルがある。Cambridge Industries社から発売されている
Resoflex R-296のような、ポリマー質可塑剤も用いるこ
とができる。酸安定剤としては、リン酸及びp−トルエ
ンスルホン酸がある。
これらの成分は、メチルセロソルブ、メチルエチルケ
トン、γ−ブチロラクトンのような相溶性溶媒と混合
し、支持体上に塗布し、乾燥する。好適実施態様では、
感光層は約0.1乃至5.0g/m2の塗布重量は約0.5乃至2.0g/
m2である。
好適実施態様では、感光層中に増感剤は該層の約5乃
至約70重量%の量で存在し、更に好適には約10乃至約35
重量%の量で存在する。
好適実施態様では、感光層中に着色剤は該層の約5乃
至約50重量%の量で存在し、更に好適には約10乃至約40
重量%の量で存在する。
好適実施態様では、感光層中にバインダー樹脂は約10
乃至約80重量部の量で存在し、更に好適には約20乃至約
60重量部の量で存在する。
好適実施態様では、可塑剤を用いる場合には、該可塑
剤は感光層中に上限約20重量部までの量で存在し、更に
好適には上限約15重量部までの量で、最も好適には約12
乃至15重量部の量で存在する。
好適実施態様では、酸安定剤を用いる場合には、該酸
安定剤は感光層中に上限約10重量部までの量で存在す
る。
本発明の方法は、上に熱可塑性接着剤を持つ受容シー
トを用いる。受容シートは、積層又は剥離処理により惹
起されうる何等かの有害作用に抵抗するものでなければ
ならない。特に、受容シートは寸法安定性のものでなけ
ればならない。この目的には、プラスチック製、紙製、
又はプラスチック被覆受容シートを用いうる。他の基礎
材としては、木、ガラス、金属等もあろう。
用いうるプラスチック受容シートとしては、ICI社か
ら発売されているMelinex 329;339;994;及び3020があ
る。
用いうるプラスチック被覆紙としては、Schoeller社
から発売されているポリエチレン被覆紙がある。他の白
色及び非白色の受容シートも用いることができる。熱可
塑性接着剤が受容シートの表面に確実に結合されるよう
に、受容シートとしては粗いきめを持った及び又は接着
を促進する表面を持つことが好適である。両面試刷をつ
くるために、受容シートの両面に熱可塑性接着剤が存在
することがある。
基質上及び受容シート上の熱可塑性接着剤は、熱可塑
性ポリマーであり、時として蛍光増白剤及び不活性充填
剤のような他の希望の成分を含んでいてもよい。用いう
る熱可塑性ポリマーとしては、B.F.Goodrich社から発売
されているCarboset 525のようなアクリルポリマー;Hoe
chst AG社から発売されているMowilith DM-6のような酢
酸ビニルコポリマー;Dupont社から発売されているFlvax
40-Wのようなエチレンコポリマー;及びこれらのもの
の混合物があるが、これらのみに限られるものではな
い。Hoechst AG社から販売されているMowilith 30及び6
0のような酢酸ビニルポリマーは、基質上の熱可塑性接
着剤層として好適である。基質及び受容シートに塗布す
るには、通常これらのものをある種の適当な溶媒又は混
合溶液中に分散又は溶解させる。次いで乾燥させて、約
3乃至約30g/m2の塗布重量、更に好適には約5乃至約20
g/m2の塗布重量とする。熱可塑性接着剤層は、時にはG.
A.F.社から発売されているUvinul D-50のようなUV吸収
剤を含んでいてもよい。又、Cambridgc Industries社か
ら発売されているResoflex R-296のような可塑剤を含ん
でいてもよい。又、G.A.F.社から発売されているGafax
及びGafstatのような帯電防止剤を含んでいてもよい。
熱可塑性接着剤層は又、Hercules社から発売されている
Nitrocellulose R S1/2のような他の樹脂を含んでいて
もよい。接着剤層は、貯蔵の間接触に対し粘着性であっ
てはならない。接着剤層は、約40℃乃至約200℃の範囲
で、より好適には60℃乃至120℃の範囲で移動可能なも
のでなければならない。好適実施態様では、接着剤層中
にポリ酢酸ビニルは約50重量%より多い量で存在する。
可塑剤は上限約30重量%までの量で、UV吸収剤は上限約
20重量%までの量で、他の樹脂は上限約50重量%までの
量で、存在してよい。
好適実施態様では、感光層は、エマルジョンと感光層
の接触を保って、当業界に既知の方法により画像露光さ
れる。このような露光は、真空フレーム条件の下に、普
通の網点ネガ色分解板を通してUV光源に露光して行うこ
とができる。支持体を通しての露光はバースドリーディ
ングイメージ(revesed reading image)を与える。積
層前に感光品を露光することは、その場合ジアゾニウム
塩が空気中から湿気を吸収して露光領域において粘着性
になり基質上の熱可塑性接着剤への移動が結果として起
こるから、好適である。それには、水銀蒸気ランプがハ
ロゲン化金属ランプより好適である。炭素アーク、パル
スキセノンランプ及びレーザーのような他の輻射線源も
又用いることができる。次いで、感光層は基質上の熱可
塑性接着剤層に積層される。
積層は、感光層を基質上の熱可塑性接着剤と接触する
ように置き、次いで適当な加圧の下に一対の加熱された
積層ローラーのニップ中へ前記二つのものを導入するこ
とにより、行われる。適当な積層温度は、通常は約40℃
乃至約200℃の範囲、好適には約60℃乃至約120℃の範囲
にある。積層の後、支持体と基質は剥離によって離さ
れ、通常は単に手による剥離力を用いる。
この剥離過程により、感光層の露光部分は基質の熱可
塑性接着剤の上に移動し、他方非露光部分は支持体上に
留まるような、画像形成の差異が惹起される。次に、基
質上の露光された剥離現像部分は、同様にして、熱可塑
性接着剤を介して受容シートに積層される。基質を受容
シートから剥離して離すことにより基質は除去される。
剥離の後、受理シート上には、基質からの熱可塑性接着
剤、感光層の露光剥離現像部分、及び受容シートからの
熱可塑性接着剤が残留する。
好適実施態様では、前記露光、積層、剥離の各工程
が、異なった着色剤を持った三種の追加の感光製品で3
回繰返される。通常の場合には、所望の画像の完全色再
生をつくるに、四種の着色層が用いられる。これらは、
シアン、マゼンタ、イエロー、及び黒である。剥離現像
の後、露光部分は、基質上の熱可塑性接着剤と共に、受
容シート上の先行の着色画像の熱可塑性接着剤に積層さ
れる。次に、基質と受容シートを剥離により離すことに
より、基質が除去され、それにより、直前の基質からの
熱可塑性接着剤が、後続の異なった色の露光部分のため
に利用可能になる。このようにして、湿式処理なしで単
一の受容シート上に四色の複製を築き上げることができ
る。
本発明を制限するものではない次の諸実施例により、
本発明を解説する。
(実施例) 下記の感光液処方に従って、シアン、イエロー、マゼ
ンタ及び黒の四種の感光液をつくった。顔料は、メチル
エチルケトンScripset 540とそれぞれの顔料を含む分散
液として導入した。支持体としての厚さ3ミルのMeline
x 516ポリエステルフィルム上にそれぞれの感光液を塗
布し乾燥して所要の光学濃度のものとした。表面密度は
大体シアンでは1.3g/m2、イエローでは0.9g/m2、マゼン
タでは1.8g/m2、黒では1.2g/m2であった。
Scripset樹脂はモンサント社から発売されているもの
である。SMA樹脂はArco社から発売されているものであ
る。
熱可塑性接着剤液は下記の処方に従ってつくられた。
四枚の厚さ3ミルのMelinex 516ポリエステル基質シー
ト上に及び一枚の白色の厚さ7ミルのMelinex 3020ポリ
エステル受容シート上に前記熱可塑性接着剤液が塗布さ
れ、乾燥された。その表面密度は、基質では12g/m2、受
容シートでは20g/m2であった。
酢酸n−ブチル 78.00 Resoflex R-296 1.00 Mowilith 30 21.00 四枚の感光製品が、それぞれ適当なネガ色分解板を通
して画像を生ずるように化学線に露光された。各々の場
合、感光層が色分解板のエマルジョンと接触するように
された。露光された感光層を、85℃で基質と該基質上の
熱可塑性接着剤を介して積層させた。感光層の支持体と
基質を剥離して離した。シアン、イエロー、マゼンタ及
び黒の感光層の露光部分は基質に移った。
シアンの露光した剥離現像部分を、同様にして熱可塑
性接着剤を介して受容シートに移した。受容シートから
剥離して基質を除いた。基質からの接着剤、シアン画
像、及び受容シートからの接着剤は、この順序で受容シ
ート上に残った。次に、イエローの露光剥離現像部分
を、受容シート上のシアン画像に付着した熱可塑性接着
剤を利用して積層した。イエロー画像に関連した基質
を、受容シートから除いた。イエロー画像の移動と同様
な方法で、マゼンタ及び黒の画像を移し、色分解板がつ
くられた源の原稿の正確な四色の表現を得た。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−3215(JP,A) 特開 昭54−79034(JP,A) 特開 昭55−11281(JP,A) 特開 昭61−100747(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03F 7/004 524 G03F 7/34

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A.支持体と該支持体の上に被覆された感光
    組成物層とより成り、該組成物が感光性ジアゾニウム塩
    と有機バインダー樹脂と着色剤とを含み、該バインダー
    樹脂は前記組成物の成分を結合して均質なフィルムとな
    すに充分な量で存在し、該着色剤は前記組成物を均一に
    着色するに充分な量で存在し、該ジアゾニウム塩は、前
    記組成物を画像を形成するように化学線に露光したと
    き、画像上の差異を与えるに充分な量で存在するところ
    の、感光製品を用意し、 B.少なくとも一つの剥離面と該剥離面上の熱可塑性接着
    剤とを持つ基質を用意し、 C.少なくとも一表面に配置された熱可塑性接着剤を持つ
    受容シートを用意し、次いで次の工程(D)と(E)を
    任意の順序で行い、 D.前記感光組成物を、潜像上に差異を与えるに充分な化
    学線に画像露光し、 E.前記基質を該基質上の熱可塑性接着剤を介して感光層
    と加熱と加圧により積層し、 F.前記支持体と前記基質を剥離によって離し、それによ
    り、感光組成物の露光部分を、基質上の熱可塑性接着剤
    を介して基質に移動させ、他方非露光部分は支持体上に
    残し、 G.基質上の前記感光組成物の露光剥離現像部分を、加熱
    と加圧により、受容シート上の熱可塑性接着剤に積層
    し、 H.前記基質と前記受容シートを剥離によって離し、それ
    により、感光組成物の露光剥離現像部分を、基質の熱可
    塑性接着剤と共に、受容シートの熱可塑性接着剤上に移
    し、 I.任意に、異なった着色剤を持つ他の感光品で少くとも
    今一度工程(A)乃至(F)を繰返し、それにより、該
    感光製品の露光剥離現像部分を、基質からの熱可塑性接
    着剤と共に、同様にして、同一の受容シートの露光剥離
    現像部分を持った先の熱可塑性接着剤上に移動させる、 工程を含む色試刷方法。
  2. 【請求項2】前記バインダー樹脂が、スチレン/無水マ
    レイン酸コポリマー、それらの半エステル、及びそれら
    の混合物よりなる2群から選ばれた一つ又は複数の成分
    からなることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】前記着色剤が、顔料と染料より成る群から
    選ばれた一つ又は複数の成分からなることを特徴とす
    る、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】前記ジアゾニウム塩が、メシチレンスルホ
    ネートとして沈殿した3−メトキシ−4−ジアゾ−ジフ
    ェニルアミン硫酸塩と4,4′−ビスメトキシメチル−ジ
    フェニルエーテルの重縮合生成物であることを特徴とす
    る、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】前記熱可塑性接着剤がポリ酢酸ビニルであ
    ることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】前記感光層が、更に、可塑剤、酸安定剤、
    帯電防止組成物、UV吸収剤、表面活性剤、蛍光増白剤、
    及び不活性充填剤より成る群から選ばれた一つ又は複数
    成分を含むことを特徴とする、請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】感光層の被覆重量が、0.1乃至5.0g/m2であ
    ることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】感光層中に光増感剤が5乃至70重量%の量
    存在することを特徴とする、請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】感光層中に、着色剤が5乃至50重量%の量
    で存在することを特徴とする、請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】感光層中に、バインダー樹脂が、10乃至
    80重量%の量で存在することを特徴とする、請求項1記
    載の方法。
  11. 【請求項11】感光層中に、可塑剤が10乃至80重量%の
    量で存在することを特徴とする、請求項6記載の方法。
  12. 【請求項12】感光層中に、酸安定剤が10重量%までの
    量で存在することを特徴とする、請求項6記載の方法。
  13. 【請求項13】接着剤層が、3乃至30g/m2の被覆重量で
    あることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  14. 【請求項14】接着剤層が、更に、UV吸収剤、帯電防止
    組成物、樹脂、可塑剤、及び蛍光増白剤より成る群から
    選ばれた一つ又は複数の成分を含むことを特徴とする。
    請求項1記載の方法。
  15. 【請求項15】接着剤層中に、ポリ酢酸ビニルが少くと
    も50重量%の量で存在することを特徴とする、請求項5
    記載の方法。
  16. 【請求項16】積層工程が、40℃乃至200℃の温度で行
    われることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  17. 【請求項17】前記支持体がポリエチレンテレフタレー
    トであることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  18. 【請求項18】前記受容シートが、ポリエチレンテレフ
    タレートと紙より成る群から選ばれる一つ又は複数成分
    からなることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  19. 【請求項19】前記基質がポリエチレンテレフタレート
    であることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  20. 【請求項20】更に、受容シート上の画像を露光された
    部分に結合した熱可塑性接着剤に保護カバーを備える後
    続の工程を含むことを特徴とする、請求項1記載の方
    法。
  21. 【請求項21】工程(I)を3回繰返して、四色複製を
    つくることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  22. 【請求項22】更に、四色複製に保護カバーを備える後
    続の工程を含むことを特徴とする、請求項21記載の方
    法。
  23. 【請求項23】前記バインダー樹脂がスチレン/無水マ
    レイン酸コポリマー半エステルからなり、前記ジアゾニ
    ウム塩がメシチレンスルホネートとして沈殿された3−
    メトキシ−4−ジフエニルアミン硫酸塩と4,4′−ビス
    −メトキシメチル−ジフェニルエーテルとの重縮合生成
    物であり、前記可塑性接着剤がポリ酢酸ビニルであり、
    前記支持体と前記基質がポリエチレンテレフタレートで
    あり、前記受容シートが白色の不透明プラスチック材又
    は紙材であることを特徴とする、請求項1記載の方法。
JP1274761A 1988-10-21 1989-10-21 ネガ作用性、剥離現像性単一シート色試刷方法 Expired - Fee Related JP2908484B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/261,371 US5108868A (en) 1988-10-21 1988-10-21 Negative working, peel developable, single sheet color proofing method
US261371 2002-09-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02269349A JPH02269349A (ja) 1990-11-02
JP2908484B2 true JP2908484B2 (ja) 1999-06-21

Family

ID=22993009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1274761A Expired - Fee Related JP2908484B2 (ja) 1988-10-21 1989-10-21 ネガ作用性、剥離現像性単一シート色試刷方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5108868A (ja)
EP (1) EP0365362A3 (ja)
JP (1) JP2908484B2 (ja)
AU (1) AU4358389A (ja)
CA (1) CA2000381A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2857710B2 (ja) * 1989-06-29 1999-02-17 コニカ株式会社 多色カラープルーフィングシートの形成方法
CA2043799A1 (en) 1990-06-27 1991-12-28 Stephan J. W. Platzer Peel-developable, single sheet color proofing system with laminated adhesive layers
DE4328676A1 (de) * 1993-08-26 1995-03-02 Hoechst Ag Lichtempfindliches Material und Verfahren zur Herstellung eines farbigen Bilds
US5374497A (en) * 1993-08-31 1994-12-20 Eastman Kodak Company Donor element for use in a dry color proofing process
US5686221A (en) * 1995-12-27 1997-11-11 Bayer Corporation Negative working peel apart color proofing process
US5633116A (en) * 1996-02-08 1997-05-27 Eastman Kokak Company Method for preparing prepress color proof and intermediate receiver element and carrier plate useful therein
JPH11109621A (ja) * 1997-07-08 1999-04-23 Agfa Gevaert Nv ネガテイブカラープルーフの作製のための現像材料及び方法ならびに1つの受像材料上にポジテイブ及びネガテイブカラープルーフの両方を作製するための方法
US20040026016A1 (en) * 2002-08-12 2004-02-12 Eastman Kodak Company Lamination embossed image

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49441B1 (ja) * 1968-08-14 1974-01-08
US4205989A (en) * 1976-04-14 1980-06-03 Kimoto & Co., Ltd. Dry system image producing element
JPS6020735B2 (ja) * 1976-06-28 1985-05-23 富士写真フイルム株式会社 剥離現像可能な感光材料を用いる画像形成方法
US4347300A (en) * 1977-06-02 1982-08-31 Polychrome Corporation Imaging peel apart element employing two photohardenable layers
JPS6049301B2 (ja) * 1977-12-06 1985-11-01 富士写真フイルム株式会社 画像形成方法
JPS5479032A (en) * 1977-12-06 1979-06-23 Fuji Photo Film Co Ltd Image formation emthod
JPS5479034A (en) * 1977-12-06 1979-06-23 Fuji Photo Film Co Ltd Image formation method
JPS5858546A (ja) * 1981-10-02 1983-04-07 Kimoto & Co Ltd 製版用感光性マスク材料
US4489154A (en) * 1983-12-22 1984-12-18 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for preparing a surprint proof
US4489153A (en) * 1983-12-22 1984-12-18 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for preparing a positive overlay
GB2153100B (en) * 1984-01-17 1987-05-28 Letraset International Ltd Photosensitive materials for making signs and labels
US4656114A (en) * 1984-06-11 1987-04-07 Minnesota Mining And Manufacturing Company Presensitized color-proofing diazo resin sheet with acrylic thermal adhesive layer
US4650738A (en) * 1984-10-22 1987-03-17 American Hoechst Corporation Negative working diazo color proofing method

Also Published As

Publication number Publication date
AU4358389A (en) 1990-05-31
US5108868A (en) 1992-04-28
CA2000381A1 (en) 1990-04-21
EP0365362A2 (en) 1990-04-25
JPH02269349A (ja) 1990-11-02
EP0365362A3 (en) 1992-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4650738A (en) Negative working diazo color proofing method
US4659642A (en) Positive working naphthoquinone diazide color proofing transfer process
EP0352055B1 (en) Photopolymerizable, positive working, peel developable, single sheet color proofing system
US5049476A (en) Photopolymerizable, positive working, peel developable, single sheet color proofing system
US4935331A (en) Pigment transfer to photopolymerizable positive-working imaging system
JP2762601B2 (ja) ポリビニルアセタール/ポリビニルアルコール/ポリ酢酸ビニル樹脂含有ポジ作用カラープルーフ系
EP0365358B1 (en) Preparation of receiver sheet materials for peel developable, single sheet color proofing system
US5213941A (en) Solid transfer negative- or positive-working color proofing method
JP2626048B2 (ja) 水現像性、ネガ作用オーバーレイまたは転写型カラープルーフ系
US5100757A (en) Method for forming a colored image on a degradable sheet material
JP2908484B2 (ja) ネガ作用性、剥離現像性単一シート色試刷方法
US4751166A (en) Negative working diazo color proofing method
US6261734B1 (en) Peel-developable single sheet color proofing system with laminated adhesive layers
EP0778494B1 (en) Negative working diazo color proofing sheet with adhesive layer having reduced tackiness
US4772533A (en) Positive working naphthoquinone diazide color proofing element with polyvinyl acetate adhesive layer
US5236806A (en) Photopolymerizable, positive working, peel developable, single sheet color proofing system
JPS63282729A (ja) 着色像を形成する方法、および該方法により製造された製品
AU739064B2 (en) Multiple color proof temporary supports, photopolymerizable materials and pigmented transfer materials
EP0365360A2 (en) Color proofing system having a graduated layer of resins with different solubilities

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees