JP2722874B2 - 新規N−アセチル−β−D−グルコサミン誘導体及びこれを基質に用いたN−アセチル−β−D−グルコサミニダーゼ活性測定法 - Google Patents

新規N−アセチル−β−D−グルコサミン誘導体及びこれを基質に用いたN−アセチル−β−D−グルコサミニダーゼ活性測定法

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JP2722874B2 JP3193152A JP19315291A JP2722874B2 JP 2722874 B2 JP2722874 B2 JP 2722874B2 JP 3193152 A JP3193152 A JP 3193152A JP 19315291 A JP19315291 A JP 19315291A JP 2722874 B2 JP2722874 B2 JP 2722874B2
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    • G01N2333/924Hydrolases (3) acting on glycosyl compounds (3.2)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般式(I)
【化2】 (式中、R1 ,R2 はそれぞれ水素原子、メチル基又は
エチル基を表わす)で表わされる新規N−アセチル−β
−D−グルコサミン誘導体及びこれを基質に用いたN−
アセチル−β−D−グルコサミニダーゼ活性測定法に関
する。本発明は新規N−アセチル−β−D−グルコサミ
ン誘導体及びこれを基質に用いた測定法であり、本発明
によればN−アセチル−β−D−グルコサミニダーゼ活
性を正確かつ簡便に測定することができ、N−アセチル
−β−D−グルコサミニダーゼ活性を測定するための臨
床検査用測定法として医学的治療や臨床検査の分野にお
いて極めて重要である。
【0002】
【従来の技術】N−アセチル−β−D−グルコサミニダ
ーゼ(以下NAGと略す)は、腎の近位尿細管に由来す
るライソゾーム酵素で、尿細管障害により尿中に逸脱す
ることから腎障害の指標とされている。また尿中NAG
活性は、薬剤による腎障害、ネフローゼ症候群、糸球体
腎炎など種々の腎疾患においても増加することが知ら
れ、さらに糖尿病性腎症においては尿中ばかりでなく血
清中NAGも増加するとされており、これらの疾患の早
期診断にも利用されている。
【0003】従来、NAG活性測定法については、以下
に示すように種々の合成基質を使用する方法が報告され
ており、また日常の臨床検査に実用化されているものも
ある。 (a) 4−ウンベリフェリル−N−アセチル−β−D
−グルコサミニドを基質とする方法 NAGの加水分解によって生じた4−ウンベリフェロン
の蛍光強度を蛍光光度計により測定する〔Clin.
Chim. Acta.,24,183(196
9)〕。 (b) p−ニトロフェニル−N−アセチル−β−D−
グルコサミニドを基質とする方法 NAGの加水分解によって生じたp−ニトロフェノール
をアルカリによって発色させ比色測定する〔Clin.
Chem.,27,1180(1981)〕。 (c) ソジオ−m−クレゾールスルホンフタレイニル
−N−アセチル−β−D −グルコサミニドを基質とする方法NAGの加水分解に
よって生じたm−クレゾールスルホンフタレインをアル
カリによって発色させ比色測定する〔Clin. Ch
em.,29,1713(1983)〕。
【0004】(d) 2−クロル−4−ニトロフェニル
−N−アセチル−β−D−グルコサミニドを基質とする
方法 NAGの加水分解によって生じた2−クロル−4−ニト
ロフェノールの黄色の色調を400nm付近の波長で比
色測定する〔Clin. Chem.,34,2140
(1988)〕。 (e) ソジオ−3,3′−ジクロロフェノールスルホ
ンフタレイニル−N−アセチル−β−D−グルコサミニ
ドを基質とする方法 NAGの加水分解によって生じたクロロフェノールレッ
ドをそのまま波長575nmで比色測定する〔特開昭6
3−309199〕。 (f) p−ニトロフェニル−N−アセチル−β−D−
グルコサミニドを基質としNAGによって生じたN−ア
セチルグルコサミンを酸化酵素で処理する方法NAGの
加水分解によって生じたN−アセチルグルコサミンにN
−アセチルグルコサミンオキシダーゼを作用させ過酸化
水素を発生させ、この過酸化水素をパーオキシダーゼ存
在下発色剤と反応させ、生じる緑色色素を755nmで
比色定量する〔機器・試薬,13,887(199
0)〕。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの測定法には種
々の問題点があり、測定の不便さ、測定値の不正確さの
原因となっている。例えば、(a)では測定に蛍光光度
計のような特殊な機器が必要であるという問題点を有す
る。(b)では検体ブランクが必要であり、またNAG
の至適pHである酸性域で反応させた後、カセイソーダ
水溶液等でアルカリ性にしないと色原体であるp−ニト
ロフェノールが発色せず、酵素活性を測定するのに最も
適当な方法とされるレートアッセイが出来ない。さらに
測定波長が400nm付近であり、体液中のビリルビン
や溶血ヘモグロビンなどの生体成分の影響を受け易く、
測定値の誤差原因になっている。(c)は(b)と同様
NAGの加水分解によって生じたm−クレゾールスルホ
ンフタレインをアルカリ性下で測定する必要があるた
め、レートアッセイが不可能である。(d)は呈色反応
を必要とせず、レートアッセイが可能である。しかし、
基質である2−クロル−4−ニトロフェニル−N−アセ
チル−β−D−グルコサミニドが水に難溶性であるた
め、溶解するのに界面活性剤を必要とし、且つそれでも
完全に溶解するのに数分を要するという欠点を有してい
る。また、測定波長が400nm付近であるので(b)
と同様生体成分の影響を受け易い。(e)もレートアッ
セイが可能である。しかし、水解生成物であるクロロフ
ェノールレッドのpKa (pKa =−logKa
a :酸解離定数)が5.8であり、測定pH(6.
0)でも解離が不十分なため、溶液中の僅かなpHの変
動で分子吸光係数も変動する。そのため、測定値に誤差
が生じやすいという問題点を有している。また、基質の
溶解後の安定性が冷蔵保存で1週間しかなく、使用する
側が長期間使用可能な試薬を要望しているという点では
問題である。また、この基質溶解後の安定性は(a),
(c),(d)でも1週間以下であり、(e)と同様に
これらの方法の共通の欠点となっている。(f)の方法
もレートアッセイが可能である。しかし酸化酵素を使用
しているため、ビリルビン等の還元性物質やヘモグロビ
ン、金属、糖などの反応系の共存物質が高濃度に存在す
ると影響を受ける問題点がある。また、試薬調製後の安
定性も2週間であり、必ずしも満足できるものではな
い。
【0006】
【課題を解決するための手段】我々は従来法の問題点を
解決すべく鋭意研究し本発明に到達した。即ち一般式
(I)で示される新規化合物を合成し、かかる化合物を
基質として用いるUVレートアッセイ法によるNAG活
性測定法について検討したところ、この方法は測定波長
として320〜380nmを使用する事が出来、また基
質溶液が非酵素的加水分解に対して極めて安定であるこ
となどの知見を得た。従って本基質を用いることにより
極めて簡便に短時間で、しかも生体成分の影響を受ける
ことなく体液中のNAG活性を正確に測定することが可
能となり、その他、基質の溶解性が良好で、また基質溶
液が冷蔵保存で少なくとも1カ月という長期間使用可能
であるなど種々の利点を有する測定が可能になった。即
ち、本発明は一般式(I)
【化3】 (式中、R1 ,R2 はそれぞれ独立に水素原子、メチル
基又はエチル基を表わす)で表わされる新規N−アセチ
ル−β−D−グルコサミン誘導体及びこれを基質に用い
たN−アセチル−β−D−グルコサミニダーゼ活性測定
法を要旨とする。基質として用いられる新規N−アセチ
ル−β−D−グルコサミン誘導体はNAGの加水分解作
用により下記一般式(II)で示される2−ピリジンチ
オール誘導体を遊離する。遊離した2−ピリジンチオー
ル誘導体は基質とは異なったスペクトル吸収を示す。
【化4】 (式中、R1 ,R2 はそれぞれ独立に水素原子、メチル
基又はエチル基を表わす)
【0007】このような2−ピリジンチオール誘導体と
しては、例えば2−ピリジンチオール、3−メチル−2
−ピリジンチオール、4−メチル−2−ピリジンチオー
ル、5−メチル−2−ピリジンチオール、6−メチル−
2−ピリジンチオール、3−エチル−2−ピリジンチオ
ール、4−エチル−2−ピリジンチオール、5−エチル
−2−ピリジンチオール、6−エチル−2−ピリジンチ
オール、3,4−ジメチル−2−ピリジンチオール、
3,5−ジメチル−2−ピリジンチオール、3,6−ジ
メチル−2−ピリジンチオール、4,5−ジメチル−2
−ピリジンチオール、4,6−ジメチル−2−ピリジン
チオール、5,6−ジメチル−2−ピリジンチオール、
3,4−ジエチル−2−ピリジンチオール、3,5−ジ
エチル−2−ピリジンチオール、3,6−ジエチル−2
−ピリジンチオール、4,5−ジエチル−2−ピリジン
チオール、4,6−ジエチル−2−ピリジンチオール、
5,6−ジエチル−2−ピリジンチオール、3−エチル
−4−メチル−2−ピリジンチオール、3−エチル−5
−メチル−2−ピリジンチオール、3−エチル−6−メ
チル−2−ピリジンチオール、4−エチル−5−メチル
−2−ピリジンチオール、4−エチル−6−メチル−2
−ピリジンチオール、5−エチル−6−メチル−2−ピ
リジンチオール、4−エチル−3−メチル−2−ピリジ
ンチオール、5−エチル−3−メチル−2−ピリジンチ
オール、6−エチル−3−メチル−2−ピリジンチオー
ル、5−エチル−4−メチル−2−ピリジンチオール、
6−エチル−4−メチル−2−ピリジンチオール、6−
エチル−5−メチル−2−ピリジンチオール等が挙げら
れる。
【0008】新規N−アセチル−β−D−グルコサミン
誘導体は例えば以下に示す反応スキームにより容易に合
成することができる。
【化5】 (式中、Acはアセチル基、Metはアルカリ金属、R
はアルキル基及びR1 ,R2 はそれぞれ独立に水素原
子、メチル基又はエチル基を表わす)
【0009】即ち、化合物(V)はOrg.Syn.,
46,1(1966)等に記載の公知物質である1−ク
ロロ−1−デオキシ−2,3,4,6−テトラアセチル
−α−D−グルコサミン(III)と2−ピリジンチオ
ール誘導体のナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩
(IV)をアセトン、ジメチルホルムアミド(DMF)
等の溶媒中でカップリングさせS−グリコシド結合を形
成させることにより得られる。又、上記以外でも化合物
(II)と(III)を塩基の存在下直接反応させる方
法によっても化合物(V)を得ることができる。さら
に、その他の方法でも、通常のグリコシド結合を形成す
る反応であればこの場合に応用可能である。
【0010】次に化合物(V)に水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム等の金属の水酸化物〔Met+-OH〕又は
ナトリウムメチラートやナトリウムエチラート等の金属
のアルコラート〔RO-+Met〕などのアルカリを作用
させO−アセチル基を脱離することにより本発明の化合
物である(I)を得ることができる。これらの反応はい
ずれもそれ自体公知の反応であり、反応条件は公知の反
応と同様である。
【0011】次に、新規N−アセチル−β−D−グルコ
サミン誘導体を用いる本発明のNAG活性測定法につい
て6−メチル−2−ピリジル−N−アセチル−1−チオ
−β−D−グルコサミニド(以下6MePT−NAGと
略す)を例にとって説明する。図1に酸性緩衝液中(p
H4.5)での6MePT−NAG(a)と6−メチル
−2−ピリジンチオール(b)のUVスペクトルを示し
た。6MePT−NAGがNAGの作用で加水分解する
とN−アセチル−D−グルコサミンと6−メチル−2−
ピリジンチオールを生成する。N−アセチル−D−グル
コサミンと6MePT−NAGは320nm以上ではU
V吸収はほとんどない。6−メチル−2−ピリジンチオ
ールは380nm以下でUV吸収する。従って、UVレ
ートアッセイ法によりNAG活性を測定する方法におい
て6MePT−NAGを基質として使用し、測定波長3
20〜380nmで反応を追跡することができ、この場
合他の生体成分の干渉を受けることが少ない。従って、
6−メチル−2−ピリジンチオールの増加を正確に追跡
することができ、NAG活性を正確に測定することが可
能である。又、後述するごとく6MePT−NAGは多
くの優れた利点を有する。
【0012】従って、一般式(I)の新規N−アセチル
−β−D−グルコサミン誘導体を用いたNAG活性測定
法として、具体的には例えば次の測定法が提供される。
即ち、NAGを含む検体と一般式(I)で表わされる新
規N−アセチル−β−D−グルコサミン誘導体とを混合
し、次いで吸光度、特に320〜380nmでの吸光度
を測定することによりNAG活性を測定する方法であ
る。
【0013】前述の2−クロル−4−ニトロフェニル−
N−アセチル−β−D−グルコサミニドを基質として用
いる方法(d)では、NAGの至適pHである酸性域で
レートアッセイできるが、測定波長が400nm付近に
あるので、生体成分であるビリルビンやヘモグロビンの
干渉を強く受ける。これに対し、本発明の測定波長32
0〜380nmではほとんど干渉を受けないので至適な
測定条件が容易である。また、本発明の新規N−アセチ
ル−β−D−グルコサミン誘導体例えば6MePT−N
AGが加水分解されて生じる6−メチル−2−ピリジン
チオールは340nm付近に極大吸収をもち、従って測
定波長をピークに設定することができる。このことは分
析装置の波長精度の問題から発生する分子吸光係数の違
いなどが非常に小さくなり測定値の分析装置機種間差な
どが非常に小さくなることを示している。
【0014】さらに、本発明の新規基質は任意の割合で
容易に水に溶解する。このことは前述の2−クロル−4
−ニトロフェニル−N−アセチル−β−D−グルコサミ
ニドの基質のように溶解に界面活性剤等の添加剤を必要
としないことを意味する。従って、本発明の基質を用い
れば、極めて簡便に短時間で基質溶液を調製することが
可能である。また、本発明の基質溶液は非酵素的加水分
解に対して極めて安定である。例えば、冷蔵保存下の6
MePT−NAG溶液を用いて同一検体のNAG活性を
30日間断続的に測定したところ、測定値の変動はほと
んどなく(図8参照)、試薬ブランクの上昇もわずかで
測定限界を低下させない範囲であった(図9参照)。こ
のことは、6MePT−NAGを基質とすれば、基質溶
液は、調製後冷蔵保存で少なくとも1カ月というこれま
での基質にはない長期間使用可能なことを示している。
【0015】本発明の基質を用いるNAG活性測定を行
なうに際してpHを一定に保持するための緩衝剤とし
て、クエン酸、酢酸、コハク酸、フタル酸及びその塩類
等が使用できる。上記以外の緩衝剤でもpH3.0〜
7.0の間において緩衝能を維持できるものであれば用
いることが可能である。さらに、本発明の試薬には、必
要により安定化剤、溶解補助剤、防腐剤を添加すること
が可能であり、その例としては、サイクロデキストリン
類、ウシ血清アルブミン、EDTA・2ナトリウム、塩
化ナトリウム等の塩類、トリトンX−100等の界面活
性剤などが挙げられる。
【0016】
【発明の効果】本発明のNAG活性測定法は種々の点で
従来法の問題点が解決されている。本発明の利点を記す
と次のごとくである。 (1) 測定波長を320〜380nmの紫外領域に設
定できるため、測定の際、ビリルビンやヘモグロビン等
の生体試料中の共存物質の影響を受けにくい。 (2) ピークの波長(340nm)で測定が可能であ
るため、測定値の誤差が少なくなる。 (3) 基質が水溶性に優れているので、基質溶液の調
製が容易である。 (4) 基質溶液が安定であり、冷蔵保存で長期間に渡
って測定に使用できる。 (5) レートアッセイが可能なため、自動分析装置に
簡単に適用できる。 以上のごとく、本発明のNAG活性測定法は従来法の有
する問題点を解決し、多くの利点や特徴を有し、正確か
つ簡便にNAG活性を測定でき、日常の臨床検査におけ
るNAG活性測定に十分貢献できるものである。
【0017】
【実施例】以下に実施例により、本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれによってなんら限定されるも
のではない。 実施例16−メチル−2−ピリジル−N−アセチル−1−チオ−
β−D−グルコサミニドの合成 6−メチル−2−ピリジンチオールのナトリウム塩1.
47g(10.0mmol)と1−クロロ−1−デオキ
シ−2,3,4,6−テトラアセチル−α−D−グルコ
サミン4.39g(12.0mmol)にジメチルホル
ムアミド(DMF)20mlを加え、室温で48時間攪
拌反応させた。反応終了後反応液にクロロホルム100
ml加え、蒸留水で3回洗浄後、無水硫酸マグネシウム
にて乾燥した。溶媒を減圧留去し得られた淡黄色の結晶
をメタノールに溶解しエーテルを加えることにより再結
晶し、白色綿状結晶の6′−メチル−2′−ピリジル−
2,3,4,6−テトラアセチル−1−チオ−β−D−
グルコサミニド1.50g(収率31%)を得た。 融点 145℃(分解) 元素分析値 C20262 8 S・CH3 OHとして、 実測値%(計算値%) C:51.81(51.84),H:5.91(6.2
1), N:5.61(5.76)
【0018】次に6′−メチル−2′−ピリジル−2,
3,4,6−テトラアセチル−1−チオ−β−D−グル
コサミニド1.45g(3.0mmol)を無水メタノ
ール40mlに溶解し、これに28%ナトリウムメチラ
ート0.148ml(0.8mmol)を攪拌下加え、
氷浴で冷却下1時間攪拌した。薄層クロマトグラフィー
で反応の終了を確認後、反応液に陽イオン交換樹脂であ
るアンバーリストTM15Eを0.5ml加え20分間さ
らに攪拌し、未反応のナトリウムメチラートを中和し
た。該樹脂をろ別し、ろ液を減圧濃縮すると白色の結晶
が得られた。これをさらに、メタノールで再結晶し、白
色粉末状の6−メチル−2−ピリジル−N−アセチル−
1−チオ−β−D−グルコサミニド0.75g(収率6
0%)を得た。 融点 165℃(分解) 元素分析値 C14202 5 S・3/2CH3 OHと
して、 実測値%(計算値%) C:49.57(49.45),H:6.90(6.9
6), N:7.55(7.47) UVスペクトル及びIRスペクトルをそれぞれ図1、図
2に示した。
【0019】実施例26−エチル−2−ピリジル−N−アセチル−1−チオ−
β−D−グルコサミニドの合成 6−エチル−2−ピリジンチオールのナトリウム塩1.
20g(7.5mmol)と1−クロロ−1−デオキシ
−2,3,4,6−テトラアセチル−α−D−グルコサ
ミン3.42g(9.3mmol)にジメチルホルムア
ミド(DMF)20mlを加え、室温で48時間攪拌反
応させた。反応終了後反応液にクロロホルム100ml
加え、蒸留水で3回洗浄後、無水硫酸マグネシウムにて
乾燥した。溶媒を減圧留去し得られた淡黄色の結晶を熱
メタノールにて再結晶し、白色綿状結晶の6′−エチル
−2′−ピリジル−2,3,4,6−テトラアセチル−
1−チオ−β−D−グルコサミニド1.21g(収率3
5%)を得た。 融点 193−196℃ 元素分析値 C21282 8 Sとして、 実測値%(計算値%) C:53.63(53.84),H:6.18(6.0
2), N:5.83(5.98)
【0020】次に、6′−エチル−2′−ピリジル−
2,3,4,6−テトラアセチル−1−チオ−β−D−
グルコサミニド1.20g(2.6mmol)を無水メ
タノール30mlに溶解し、これに28%ナトリウムメ
チラート0.119ml(0.6mmol)を攪拌下加
え、氷浴で冷却下45分間攪拌した。薄層クロマトグラ
フィーで反応の終了を確認後、反応液に陽イオン交換樹
脂であるアンバーリスト TM15Eを0.5ml加え20
分間さらに攪拌し、未反応のナトリウムメチラートを中
和した。該樹脂をろ別し、ろ液を減圧濃縮すると白色の
結晶が得られた。これをさらに、メタノールで再結晶
し、白色粉末状の6−エチル−2−ピリジル−N−アセ
チル−1−チオ−β−D−グルコサミニド0.60g
(収率63%)を得た。 融点 170℃(分解) 元素分析値 C15222 5 S・CH3 OHとして、 実測値%(計算値%) C:51.71(51.32),H:6.65(7.0
0), N:7.73(7.48) UVスペクトル及びIRスペクトルをそれぞれ図3、図
4に示した。
【0021】実施例3 上記各実施例と同様な方法で合成した本発明の化合物の
構造及びその融点(分解点)、元素分析値を第1表に例
示するが、本発明がこれらの化合物のみに限定されるも
のではないことはいうまでもない。
【表1】
【0022】実施例46−エチル−2−ピリジル−N−アセチル−1−チオ−
β−D−グルコサミニド(6MePT−NAG)を用い
たNAG活性測定法 (1) 100mMクエン酸緩衝液pH4.50(25
℃) (2) 検体 (3) 17.4mM基質(6MePT−NAG)溶液 基質溶液は6MePT−NAG32.84mgを精秤
し、精製水5mlで溶解することにより調製した。その
際、6MePT−NAGは1分以内に速やかに溶解し
た。 測定操作は以下の通りである。(1)の緩衝液2.0m
lに検体0.1mlを加え3分間37℃で予加温し、そ
れに(3)の基質液0.5mlを加え、同時にストップ
ウォッチをスタートさせ、正確に1分毎の340nmに
おける吸光度を測定し、1分間当りの吸光度変化を求め
る。図5にそのタイムコースを示した。検体はウシ腎臓
由来NAG(シグマ社製)を10mMクエン酸緩衝液
(pH6.0)で希釈したものを用いた。(a)がその
タイムコースであり、(b)は検体の代りに生理食塩水
を添加した基質ブランクのタイムコースである。NAG
活性値は下記の式により計算される。
【数1】 1)ΔEa は検体及びΔEb は基質ブランクの測定波長
340nmにおける1分間当りの吸光度変化2) 波長340nmにおける6−メチル−2−ピリジンチ
オールの分子吸光係数は9029(1・mol-1・cm
-1) 上式より、使用した液体のNAG活性は184IU/L
であった。図5に示したごとくタイムコースは10分間
経時的に直線性を示した。これは自動分析装置が使用可
能なことを示している。
【0023】実施例56−エチル−2−ピリジルチオ−N−アセチル−β−D
−グルコサミニド(6EtPT−NAG)を用いたNA
G活性測定法 実施例4の(1)の緩衝液及び(2)の検体を用い
(3)の基質を17.4mM6EtPT−NAGに代
え、検体のNAG活性を実施例3と同様の方法で測定し
た。図6にそのタイムコースを示した。(a)が検体、
(b)が基質ブランクである。実施例3の式(イ)より
使用した検体のNAG活性は180IU/Lであった
(6−エチル−2−ピリジンチオールの分子吸光係数は
9244(1・mol-1・cm-1))。図6のごとく、
基質を6EtPT−NAGとしても、タイムコースは1
0分間経時的に直線性を示した。従って、この場合も自
動分析装置が使用可能なことを示している。
【0024】実施例6 実施例4に従い、ウシ腎由来NAGの希釈率と酵素活性
の関係を調べた。検体希釈は10mMクエン酸緩衝液
(pH6.0)を用いて行なった。図7に示したごと
く、検体希釈と酵素活性は原点を通過する直線的な比例
関係にあり、NAG活性が低単位から高単位まで幅広く
測定できることが明らかになった。
【0025】実施例7 ウシ腎由来NAGを10mMクエン酸緩衝液(pH6.
0)で希釈、小分けし、−20℃の冷凍庫に凍結保存す
る。その検体を、実施例4の(3)の6MePT−NA
G基質溶液を用い、基質溶液調製当日、2日目、7日
目、15日目、22日目、30日目の計6回測定した。
基質溶液は2〜8℃の冷蔵庫で保存した。なお、Med
ical Technology,19,6(199
1)によれば、pH6.0前後の溶液中でのNAG活性
は凍結保存に対して1カ月は安定である。測定値を図
8、及び基質ブランク吸光度の変化を図9に示した。こ
れらの図によれば、本法の基質溶液は、調製後冷蔵保存
(2〜8℃)すれば、少なくとも1カ月間は使用可能な
ことを示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、(a)6MePT−NAG(0.1m
M)及び(b)6−メチル−2−ピリジンチオール
(0.1mM)の100mMクエン酸緩衝液pH4.5
(25℃)中のUVスペクトルを示す。
【図2】図2は6MePT−NAGの臭化カリウム中で
のIRスペクトルを示す。
【図3】図3は、(a)6EtPT−NAG(0.1m
M)及び(b)6−エチル−2−ピリジンチオール
(0.1mM)の100mMクエン酸緩衝液pH4.5
(25℃)中のUVスペクトルを示す。
【図4】図4は6EtPT−NAGの臭化カリウム中で
のIRスペクトルを示す。
【図5】図5は(a)6MePT−NAGを基質とした
場合の反応タイムコース及び(b)基質ブランクのタイ
ムコースを示す。
【図6】図6は(a)6EtPT−NAGを基質とした
場合の反応タイムコース及び(b)基質ブランクのタイ
ムコースを示す。
【図7】図7はNAG希釈と酵素活性との関係を示す。
【図8】図8は30日間に渡り冷蔵保存した6MePT
−NAG基質溶液の安定性を示すものであり、測定した
NAG活性値(日差変動)を示す。
【図9】30日間に渡り冷蔵保存した6MePT−NA
G基質溶液の安定性を示すものであり、基質ブランク吸
光度を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N−アセチル−β−D−グルコサミニダ
    ーゼを含む検体と、 一般式(I) 【化1】 (式中、R及びRはそれぞれ独立に水素原子、メチ
    ル基又はエチル基を表わす)で表わされる新規N−アセ
    チル−β−D−グルコサミン誘導体からなるN−アセチ
    ル−β−D−グルコサミニダーゼ測定用基質とを混合
    し、次いで反応液の340nmでの吸光度を測定するこ
    とを特徴とするN−アセチル−β−D−グルコサミニダ
    ーゼ活性測定法。
  2. 【請求項2】 一般式 【化2】 (式中、R及びRは水素原子、メチル基又はエチル
    基を表わし、但しRとRが同時に水素原子であるこ
    とはない)で表わされる新規N−アセチル−β−D−グ
    ルコサミン誘導体からなるN−アセチル−β−D−グル
    コサミニダーゼ測定用基質。
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