JPH0611239B2 - β−N−アセチル−D−ヘキソサミニダ−ゼ活性測定試薬 - Google Patents
β−N−アセチル−D−ヘキソサミニダ−ゼ活性測定試薬Info
- Publication number
- JPH0611239B2 JPH0611239B2 JP10996886A JP10996886A JPH0611239B2 JP H0611239 B2 JPH0611239 B2 JP H0611239B2 JP 10996886 A JP10996886 A JP 10996886A JP 10996886 A JP10996886 A JP 10996886A JP H0611239 B2 JPH0611239 B2 JP H0611239B2
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- JP
- Japan
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- reagent
- nitro
- acetyl
- nag
- substrate
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- Saccharide Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はβ−N−アセチル−D−ヘキソサミニダーゼ活
性測定用試薬に関するものである。体液中のβ−N−ア
セチル−D−ヘキソサミニダーゼ活性の測定は、腎移植
後の拒絶反応の早期診断、急性腎不全、糸球体腎炎等の
各種腎疾患の診断及び経過観察、薬物の腎毒性等に有用
な情報を与えるものとして臨床的意義が高い。
性測定用試薬に関するものである。体液中のβ−N−ア
セチル−D−ヘキソサミニダーゼ活性の測定は、腎移植
後の拒絶反応の早期診断、急性腎不全、糸球体腎炎等の
各種腎疾患の診断及び経過観察、薬物の腎毒性等に有用
な情報を与えるものとして臨床的意義が高い。
(従来の技術) 従来、β−N−アセチル−D−ヘキソサミニダーゼ(以
下NAGと称する)活性は、N−アセチル−D−グリコ
サミンの還元末端にp−ニトロフェノールを結合させた
基質を用いてNAGを作用させ、遊離してくるp−ニト
ロフェノールをアルカリ性下で比色する方法が一般的で
ある(MethodsEngymol.,28,702(1972))。
下NAGと称する)活性は、N−アセチル−D−グリコ
サミンの還元末端にp−ニトロフェノールを結合させた
基質を用いてNAGを作用させ、遊離してくるp−ニト
ロフェノールをアルカリ性下で比色する方法が一般的で
ある(MethodsEngymol.,28,702(1972))。
ところがこの方法では目的とする酵素NAGの至適pH
(pH4〜5.5)と発色用であるp−ニトロフェノールの発
色pH(pH9以上)とが異なる為にNAG活性を測定する
為には酵素反応と発色反応を別々に行なう必要があり、
その為に試薬数及び操作ステップが多く必要となり、酵
素活性を求める場合に一番適当であるといわれている速
度分析(レートアッセイ)法が出来ない欠点がある。
(pH4〜5.5)と発色用であるp−ニトロフェノールの発
色pH(pH9以上)とが異なる為にNAG活性を測定する
為には酵素反応と発色反応を別々に行なう必要があり、
その為に試薬数及び操作ステップが多く必要となり、酵
素活性を求める場合に一番適当であるといわれている速
度分析(レートアッセイ)法が出来ない欠点がある。
その他、N−アセチルグルコサミンにフェノールを結合
させた基質を用いる方法(特開昭54−60997号)、N
−アセチルグルコサミンにm−クレゾールスルホフタレ
インを結合させた基質を用いる方法(Clin.Chem.29,171
3(1983))も上記p−ニトロフェノールを用いる場合と
同様の欠点がある。
させた基質を用いる方法(特開昭54−60997号)、N
−アセチルグルコサミンにm−クレゾールスルホフタレ
インを結合させた基質を用いる方法(Clin.Chem.29,171
3(1983))も上記p−ニトロフェノールを用いる場合と
同様の欠点がある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は定量性に優れたNAGのレートアッセイ
が可能となるNAG活性測定試薬を提供することであ
る。
が可能となるNAG活性測定試薬を提供することであ
る。
(問題点を解決する為の手段) 本発明者らは、上記目的を達成するために種々鋭意検討
したところ、一般式〔I〕で示される基質を用いること
により体液中のNAG活性を短時間に正確簡単にレート
アッセイ出来ることを見い出し本発明に到達した。
したところ、一般式〔I〕で示される基質を用いること
により体液中のNAG活性を短時間に正確簡単にレート
アッセイ出来ることを見い出し本発明に到達した。
すなわち本発明は、基質として下記一般式〔I〕で示さ
れる化合物を含有することを特徴とするβ−N−アセチ
ル−D−ヘキソサミニダーゼ活性測定試薬である。
れる化合物を含有することを特徴とするβ−N−アセチ
ル−D−ヘキソサミニダーゼ活性測定試薬である。
(式中、Aは還元性末端でβ−結合しているN−アセチ
ルグルコサミン又はN−アセチルガラクトサミン残基で
ある。Xはニトロ基を示す。R1〜R4のうち、少なくとも
1つはハロゲン原子を示し、かつR1〜R4のうち、少なく
とも1つは-(CH2)n-SO3H又は-(CH2)n-COOH又はこれらの
アルカリ金属塩基(n=1〜3)を示し、残りの基は水
素原子を示す。) 本発明に用いる基質としては一般式〔I〕で示される化
合物、すなわちN−アセチルグルコサミン又はN−アセ
チルガラクトサミンがその還元性末端で置換芳香族基と
β−結合したものである。置換芳香族基とは解裂したア
グリコンとして基質とは異なったスペクトル吸収を示す
置換芳香族基である。
ルグルコサミン又はN−アセチルガラクトサミン残基で
ある。Xはニトロ基を示す。R1〜R4のうち、少なくとも
1つはハロゲン原子を示し、かつR1〜R4のうち、少なく
とも1つは-(CH2)n-SO3H又は-(CH2)n-COOH又はこれらの
アルカリ金属塩基(n=1〜3)を示し、残りの基は水
素原子を示す。) 本発明に用いる基質としては一般式〔I〕で示される化
合物、すなわちN−アセチルグルコサミン又はN−アセ
チルガラクトサミンがその還元性末端で置換芳香族基と
β−結合したものである。置換芳香族基とは解裂したア
グリコンとして基質とは異なったスペクトル吸収を示す
置換芳香族基である。
解裂したアグリコンとは具体的には次の一般式 例えば2−クロロ−4−ニトロ−6−スルホメチルフェ
ノール、2−ブロモ−4−ニトロ−6−スルホメチルフ
ェノール、2−ヨード−4−ニトロ−6−スルホメチル
フェノール、2,6−ジクロロ−3−スルホメチル−4−
ニトロフェノール、2,6−ジブロモ−3−スルホメチル
−4−ニトロフェノール、2,6−ジヨード−3−スルホ
メチル−4−ニトロフェノール、2,3,6−トリクロロ−
4−ニトロ−5−スルホメチルフェノール、2,3,6−ト
リブロモ−4−ニトロ−5−スルホメチルフェノール、
2,3,6−ドヨード−4−ニトロ−5−スルホメチルフェ
ノール、2,6−ジクロロ−3,5−ジスルホメチル−4−ニ
トロフェノール、2,6−ジブロモ−3,5−ジスルホメチル
−4−ニトロフェノール、2,6−ジヨード−3,5−ジスル
ホメチル−4−ニトロフェノール、2−クロロ−4−ニ
トロ−6−スルホエチルフェノール、2,6−ジクロロ−
3−スルホエチル−4−ニトロフェノール、2,3,6-トリ
クロロ−4−ニトロ−5−スルホエチルフェノールな
ど、2−クロロ−4−ニトロ−6−カルボキシメチルフ
ェノール、2−ブロモ−4−ニトロ−6−カルボキシメ
チルフェノール、2−ヨード−4−ニトロ−6−カルボ
キシメチルフェノール、2,6−ジクロロ−3−カルボキ
シメチル−4−ニトロフェノール、2,6−ジブロモ−3
−カルボキシメチル−4−ニトロフェノール、2,6−ジ
ヨード−3−カルボキシメチル−4−ニトロフェノー
ル、2,3,6−トリクロロ−4−ニトロ−5−カルボキシ
メチルフェノール、2,3,6−トリブロモ−4−ニトロ−
5−カルボキシメチルフェノール、2,3,6−トリヨード
−4−ニトロ−5−カルボキシメチルフェノール、2,6
−ジクロロ−3,5−カルボキシメチル−4−ニトロフェ
ノール、2,6−ジブロモ−3,5−カルボキシメチル−4−
ニトロフェノール、2,6−ジヨード−3,5−カルボキシメ
チル−4−ニトロフェノール、2−クロロ−4−ニトロ
−6−カルボキシエチルフェノール、2,6−ジクロロ−
3−カルボキシエチル−4−ニトロフェノール、2,3,6
−トリクロロ−4−ニトロ−5−カルボキシエチルフェ
ノールなどとこれらのNa塩またはK塩等があげられ
る。
ノール、2−ブロモ−4−ニトロ−6−スルホメチルフ
ェノール、2−ヨード−4−ニトロ−6−スルホメチル
フェノール、2,6−ジクロロ−3−スルホメチル−4−
ニトロフェノール、2,6−ジブロモ−3−スルホメチル
−4−ニトロフェノール、2,6−ジヨード−3−スルホ
メチル−4−ニトロフェノール、2,3,6−トリクロロ−
4−ニトロ−5−スルホメチルフェノール、2,3,6−ト
リブロモ−4−ニトロ−5−スルホメチルフェノール、
2,3,6−ドヨード−4−ニトロ−5−スルホメチルフェ
ノール、2,6−ジクロロ−3,5−ジスルホメチル−4−ニ
トロフェノール、2,6−ジブロモ−3,5−ジスルホメチル
−4−ニトロフェノール、2,6−ジヨード−3,5−ジスル
ホメチル−4−ニトロフェノール、2−クロロ−4−ニ
トロ−6−スルホエチルフェノール、2,6−ジクロロ−
3−スルホエチル−4−ニトロフェノール、2,3,6-トリ
クロロ−4−ニトロ−5−スルホエチルフェノールな
ど、2−クロロ−4−ニトロ−6−カルボキシメチルフ
ェノール、2−ブロモ−4−ニトロ−6−カルボキシメ
チルフェノール、2−ヨード−4−ニトロ−6−カルボ
キシメチルフェノール、2,6−ジクロロ−3−カルボキ
シメチル−4−ニトロフェノール、2,6−ジブロモ−3
−カルボキシメチル−4−ニトロフェノール、2,6−ジ
ヨード−3−カルボキシメチル−4−ニトロフェノー
ル、2,3,6−トリクロロ−4−ニトロ−5−カルボキシ
メチルフェノール、2,3,6−トリブロモ−4−ニトロ−
5−カルボキシメチルフェノール、2,3,6−トリヨード
−4−ニトロ−5−カルボキシメチルフェノール、2,6
−ジクロロ−3,5−カルボキシメチル−4−ニトロフェ
ノール、2,6−ジブロモ−3,5−カルボキシメチル−4−
ニトロフェノール、2,6−ジヨード−3,5−カルボキシメ
チル−4−ニトロフェノール、2−クロロ−4−ニトロ
−6−カルボキシエチルフェノール、2,6−ジクロロ−
3−カルボキシエチル−4−ニトロフェノール、2,3,6
−トリクロロ−4−ニトロ−5−カルボキシエチルフェ
ノールなどとこれらのNa塩またはK塩等があげられ
る。
これら基質の合成方法はN−アセチルヘキソサミンをア
セチル化し、このアセチル化されたN−アセチルヘキソ
サミンと置換芳香族化合物、アグリコンを結合させた
後、脱アセチルすることにより合成するか(実験化学講
座第24巻第304頁、1958年)、又はアセチル化された
N−アセチルエキソサミンをハロゲン化し、次いでその
ハロゲン化物と置換芳香族化合物、アグリコンをエーテ
ル結合させたあと、脱アセチルすることにより合成する
ことが出来る(Methods in Carbohydrate Chemistry I
I,第334頁)。
セチル化し、このアセチル化されたN−アセチルヘキソ
サミンと置換芳香族化合物、アグリコンを結合させた
後、脱アセチルすることにより合成するか(実験化学講
座第24巻第304頁、1958年)、又はアセチル化された
N−アセチルエキソサミンをハロゲン化し、次いでその
ハロゲン化物と置換芳香族化合物、アグリコンをエーテ
ル結合させたあと、脱アセチルすることにより合成する
ことが出来る(Methods in Carbohydrate Chemistry I
I,第334頁)。
基質の置換芳香族基においてR1〜R4がハロゲン原子のみ
で置換されている場合には、水に対する溶解性が悪く、
基質必要量の溶解が不可能である。
で置換されている場合には、水に対する溶解性が悪く、
基質必要量の溶解が不可能である。
本発明のNAG活性測定試薬は、ハロゲン置換のニトロ
フェノールに-(CH2)n-SO3H,-(CH2)n-COOH又はこれらの
Na塩、K塩等のアルカリ金属原子を置換し、水溶性に
優れた基質を使用する。
フェノールに-(CH2)n-SO3H,-(CH2)n-COOH又はこれらの
Na塩、K塩等のアルカリ金属原子を置換し、水溶性に
優れた基質を使用する。
該試薬のpHは体液中のNAGの至適pHであるpH4.0〜6.0
を保つ緩衝液であれば、いかなるものでも良い。例えば
クエン酸緩衝液やその他有機酸緩衝液、例えば酢酸、コ
ハク酸、フタル酸等の緩衝液があげられる。
を保つ緩衝液であれば、いかなるものでも良い。例えば
クエン酸緩衝液やその他有機酸緩衝液、例えば酢酸、コ
ハク酸、フタル酸等の緩衝液があげられる。
基質濃度としては特に制限がないが、好ましくは最大の
NAGの酵素活性を示す濃度が適当である。例えば1m
M以上である。
NAGの酵素活性を示す濃度が適当である。例えば1m
M以上である。
本発明の試薬は必要により界面活性剤、防腐剤、塩化ナ
トリウム、シクロデキストリン、安定化剤等を含有して
もよい。
トリウム、シクロデキストリン、安定化剤等を含有して
もよい。
本発明のNAG活性測定試薬を用いて、NAG活性を測
定する方法としては、試料を該試薬と反応させて生成す
るアグリコン、フェノール誘導体の吸光度変化を直接分
光光度計を用いて比色定量する方法である。
定する方法としては、試料を該試薬と反応させて生成す
るアグリコン、フェノール誘導体の吸光度変化を直接分
光光度計を用いて比色定量する方法である。
(発明の効果) 本発明のNAG活性測定試薬において、一般式〔I〕で
示される化合物を基質として用いることにより、体液中
のNAG活性を短時間に正確、かつ簡単にレートアッセ
イすることができる。基質に結合したフェノール誘導体
がハロゲン原子、ニトロ基の他に、-(CH2)n-SO3H,-(C
H2)n-COOH、又はこれらのアルカリ金属塩基を有するこ
とにより、基質自体の水溶性が向上する。
示される化合物を基質として用いることにより、体液中
のNAG活性を短時間に正確、かつ簡単にレートアッセ
イすることができる。基質に結合したフェノール誘導体
がハロゲン原子、ニトロ基の他に、-(CH2)n-SO3H,-(C
H2)n-COOH、又はこれらのアルカリ金属塩基を有するこ
とにより、基質自体の水溶性が向上する。
(実施例) 以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
実施例1 被検液中のNAG活性量を下記試薬を用いて下記方法に
より測定した。
より測定した。
試薬 2−クロロ−4−ニトロ−6−スルホメチルフェニル−
N−アセチル−β−D−グルコサミド2mM 塩化ナトリウム200mM クエン酸緩衝液0.05M pH4.5 NAG含有被検液50μに上記試薬2mを加えて3
7℃で反応させ、その吸光度を波長400nmで測定して
発色速度を求めた。
N−アセチル−β−D−グルコサミド2mM 塩化ナトリウム200mM クエン酸緩衝液0.05M pH4.5 NAG含有被検液50μに上記試薬2mを加えて3
7℃で反応させ、その吸光度を波長400nmで測定して
発色速度を求めた。
反応曲線を第1図に示す。検量線を第2図に示す。第1
図および第2図から明らかなように、水溶性基質を用い
た本発明の試薬では、短時間に正確かつ簡単にレートア
ッセイすることができる。
図および第2図から明らかなように、水溶性基質を用い
た本発明の試薬では、短時間に正確かつ簡単にレートア
ッセイすることができる。
実施例2 被検液中のNAG活性量を下記試薬を用いて実施例1と
同じ方法により測定した。
同じ方法により測定した。
試薬 2,6−ジクロロ−4−ニトロ−5−スルホメチルフェニ
ル−N−アセチル−β−D−グルコサミニド2mM 塩化ナトリウム200mM クエン酸緩衝液0.05M pH4.5 反応曲線を第3図に示す。検量線を第4図に示す。第3
図および第4図から明らかなように、水溶性基質を用い
た本発明の試薬では、短時間に正確かつ簡単にレートア
ッセイすることができる。
ル−N−アセチル−β−D−グルコサミニド2mM 塩化ナトリウム200mM クエン酸緩衝液0.05M pH4.5 反応曲線を第3図に示す。検量線を第4図に示す。第3
図および第4図から明らかなように、水溶性基質を用い
た本発明の試薬では、短時間に正確かつ簡単にレートア
ッセイすることができる。
実施例3 被検液中のNAG活性量を下記試薬を用いて実施例1と
同じ方法により測定した。
同じ方法により測定した。
試薬 2−ブロモ−4−ニトロ−6−カルボキシメチルフェニ
ル−N−アセチル−β−D−グルコサミニド2mM 塩化ナトリウム200mM クエン酸緩衝液0.05M pH4.5 反応曲線を第5図に示す。検量線を第6図に示す。第5
図および第6図から明らかなように、水溶性基質を用い
た本発明の試薬では、短時間に正確かつ簡単にレートア
ッセイすることができる。
ル−N−アセチル−β−D−グルコサミニド2mM 塩化ナトリウム200mM クエン酸緩衝液0.05M pH4.5 反応曲線を第5図に示す。検量線を第6図に示す。第5
図および第6図から明らかなように、水溶性基質を用い
た本発明の試薬では、短時間に正確かつ簡単にレートア
ッセイすることができる。
実施例4 被検液中のNAG活性量を下記試薬を用いて実施例1と
同じ方法により測定した。
同じ方法により測定した。
試薬 2,6−ジブロモ−4−ニトロ−5−スルホメチルフェニ
ル−N−アセチル−β−D−グルコサミニド2mM 塩化ナトリウム200mM クエン酸緩衝液0.05M pH4.5 反応曲線を第7図に示す。検量線を第8図に示す。第7
図および第8図から明らかなように、水溶性基質を用い
た本発明の試薬では、短時間に正確かつ簡単にレートア
ッセイすることができる。
ル−N−アセチル−β−D−グルコサミニド2mM 塩化ナトリウム200mM クエン酸緩衝液0.05M pH4.5 反応曲線を第7図に示す。検量線を第8図に示す。第7
図および第8図から明らかなように、水溶性基質を用い
た本発明の試薬では、短時間に正確かつ簡単にレートア
ッセイすることができる。
実施例5 被検液中のNAG活性量を下記試薬を用いて実施例1と
同じ方法により測定した。
同じ方法により測定した。
試薬 2,3,6−トリクロロ−4−ニトロ−5−カルボキシメチ
ルフェニル−N−アセチル−β−D−グルコサミニド2
mM 塩化ナトリウム200mM クエン酸緩衝液0.05M pH4.5 反応曲線を第9図に示す。検量線を第10図に示す。第
9図および第10図から明らかなように、水溶性基質を
用いた本発明の試薬では、短時間に正確かつ簡単にレー
トアッセイすることができる。
ルフェニル−N−アセチル−β−D−グルコサミニド2
mM 塩化ナトリウム200mM クエン酸緩衝液0.05M pH4.5 反応曲線を第9図に示す。検量線を第10図に示す。第
9図および第10図から明らかなように、水溶性基質を
用いた本発明の試薬では、短時間に正確かつ簡単にレー
トアッセイすることができる。
実施例6 被検液中のNAG活性量を下記試薬を用いて実施例1と
同じ方法により測定した。
同じ方法により測定した。
試薬 2,6−ジブロモ−3,5−ジスルホメチル−4−ニトロフェ
ニル−N−アセチル−β−D−グルコサミニド2mM 塩化ナトリウム200mM クエン酸緩衝液0.05M pH4.5 反応曲線を第11図に示す。検量線を第12図に示す。
第11図および第12図から明らかなように、水溶性基
質を用いた本発明の試薬では、短時間に正確かつ簡単に
レートアッセイすることができる。
ニル−N−アセチル−β−D−グルコサミニド2mM 塩化ナトリウム200mM クエン酸緩衝液0.05M pH4.5 反応曲線を第11図に示す。検量線を第12図に示す。
第11図および第12図から明らかなように、水溶性基
質を用いた本発明の試薬では、短時間に正確かつ簡単に
レートアッセイすることができる。
実施例7 被検液中のNAG活性量を下記試薬を用いて下記方法に
より測定した。
より測定した。
試薬 A.2−クロロ−4−ニトロ−6−スルホメチルフェニ
ル−N−アセチル−β−D−グルコサミニドナトリウム
塩2.0mM 塩化ナトリウム200mM クエン酸緩衝液0.1M pH4.5 B.4−ニトロ−フェニル−N−アセチル−β−D−グ
ルコサミニドナトリウム塩2.0mM 塩化ナトリウム200mM クエン酸緩衝液0.1M pH4.5 測定方法 a.NAG含有被検液50μに上記試薬A,B2m
加えて37℃で3分間加温後、吸光度変化を波長400
nmで測定して1分間の吸光度変化を求めた(ブランク
はNAG含有被検液にかわり水を用いる)。
ル−N−アセチル−β−D−グルコサミニドナトリウム
塩2.0mM 塩化ナトリウム200mM クエン酸緩衝液0.1M pH4.5 B.4−ニトロ−フェニル−N−アセチル−β−D−グ
ルコサミニドナトリウム塩2.0mM 塩化ナトリウム200mM クエン酸緩衝液0.1M pH4.5 測定方法 a.NAG含有被検液50μに上記試薬A,B2m
加えて37℃で3分間加温後、吸光度変化を波長400
nmで測定して1分間の吸光度変化を求めた(ブランク
はNAG含有被検液にかわり水を用いる)。
b.NAG含有被検液50μに上記試薬A,B2m
を加えて37℃で5分間反応後、0.1M炭酸ソーダ水を
添加し、アルカリ条件下にして反応を停止させ、波長4
00nmの吸光度を測定した(ブランクはNAG含有被
検液にかわり水を用いる)。
を加えて37℃で5分間反応後、0.1M炭酸ソーダ水を
添加し、アルカリ条件下にして反応を停止させ、波長4
00nmの吸光度を測定した(ブランクはNAG含有被
検液にかわり水を用いる)。
第1表にその結果を示す。
第1図、第3図、第5図、第7図、第9図および第11
図は本発明実施例の反応曲線を示す。 第2図、第4図、第6図、第8図、第10図および第1
2図は本発明実施例の検量線を示す。
図は本発明実施例の反応曲線を示す。 第2図、第4図、第6図、第8図、第10図および第1
2図は本発明実施例の検量線を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】基質として下記一般式〔I〕で示される化
合物を含有することを特徴とするβ−N−アセチル−D
−ヘキソサミニダーゼ活性測定試薬。 (式中、Aは還元性末端でβ−結合しているN−アセチ
ルグルコサミン又はN−アセチルガラクトサミン残基で
ある。Xはニトロ基を示す。R1〜R4のうち、少なくとも
1つはハロゲン原子を示し、かつR1〜R4のうち少なくと
も1つは-(CH2)n-SO3H又は-(CH2)n-COOH又はこれらのア
ルカリ金属塩基(n=1〜3)を示し、残りの基は水素
原子を示す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10996886A JPH0611239B2 (ja) | 1986-05-13 | 1986-05-13 | β−N−アセチル−D−ヘキソサミニダ−ゼ活性測定試薬 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10996886A JPH0611239B2 (ja) | 1986-05-13 | 1986-05-13 | β−N−アセチル−D−ヘキソサミニダ−ゼ活性測定試薬 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62265298A JPS62265298A (ja) | 1987-11-18 |
JPH0611239B2 true JPH0611239B2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=14523721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10996886A Expired - Lifetime JPH0611239B2 (ja) | 1986-05-13 | 1986-05-13 | β−N−アセチル−D−ヘキソサミニダ−ゼ活性測定試薬 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611239B2 (ja) |
-
1986
- 1986-05-13 JP JP10996886A patent/JPH0611239B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62265298A (ja) | 1987-11-18 |
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