JP2721479B2 - 低分子量ポリブチレンテレフタレート/ポリエステル配合物を含燐化合物で安定化する方法及び得られる熱可塑性樹脂配合物 - Google Patents
低分子量ポリブチレンテレフタレート/ポリエステル配合物を含燐化合物で安定化する方法及び得られる熱可塑性樹脂配合物Info
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Description
レフタレート樹脂及び高分子量ポリエステル樹脂を含む
改善された溶融粘度安定性をもつ熱可塑性樹脂配合物に
関する。
トのようなその反応性誘導体と、たとえば1ないし10
個の炭素原子をもつアルカンジオール、たとえばエチレ
ングリコール及び1,4−ブタンジオールならびに同類
のジオール、たとえば1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール、とから誘導されるポリエステル樹脂、及びかゝる
樹脂の混合物はかなり以前から知られており、射出成形
し得る組成物における重要な成分となってきている。か
ゝるポリエステル組成物の単独又は補強剤との組み合わ
せから成形された加工物は高い表面硬度及び耐摩耗性、
高い光沢及びより低い表面摩擦を与える。
用途を得てきている。ポリエステルは電気部品、機械、
自動車、スポーツ用品、室内装飾品、などのためのエン
ジニアリングプラスチックとして有効に使用されてい
る。これらの用途の多くについては、比較的高分子量を
もつ、すなわちティニウム・オルセン(TiniumO
lsen)式メルトインデックス測定装置を用い、25
0℃、オリフィス寸法0.042インチの条件(AST
M試験法D−1238)で測定して約600ポイズを超
える溶融粘度をもつ、又はフェノール/テトラクロルエ
タンの3:2混合物中のポリエステルの120−130
mgの試料を使用して測定して及びウッベローデ毛管粘
度計を使用して25℃での流動時間を測定して約0.6
dl/gを超える固有粘度をもつポリエステル樹脂を使
用することが望ましい。
のオペレーターが高分子量ポリエステル樹脂について経
験した問題点の一つはこれらの樹脂の加工が難しいこと
である。この問題に対しては、ティニアス・オルセン式
メルトインデックス測定装置を使用し、250℃、オリ
フィス寸法0.042インチの条件(ASTM試験法D
−1238)で測定して約600ポイズ未満の溶融粘度
をもつ比較的低分子量のPBTをかゝる高分子量ポリエ
ステル樹脂に添加して、該高分子量ポリエステル樹脂の
優れた性質をなお保有しつつ改善された流動性をもつ配
合物を提供することが提案されている。しかしながら、
高分子量ポリエステル及び低分子量PBTの配合物は当
初は溶融粘度の低下を示すが、その溶融粘度は時間と共
に増加することが認められた(図1参照)。これら配合
物の粘度のかゝる増加は商業的用途における低分子量P
BTの使用を制限する。したがって、高分子量ポリエス
テル及び低分子量PBTのより安定した高い流動性を示
す配合物の出現は、当該技術の現状に顕著な進歩をもた
らすであろう。
2,290号明細書には、ポリカーボネート−ポリエス
テル組成物に燐酸一ナトリウム及び/又は燐酸一カリウ
ムを添加することによって該組成物をその融点の望まし
くない変化に対して安定化させることが教示されてい
る。Heppの米国特許第4,687,802号明細書
にはPBT樹脂のアークトラッキング度はPBT樹脂に
金属塩を添加することによって改善され得ることが記載
されている。
分子量ポリエステル及び低分子量PBTの安定した高い
流動性を示す配合物の製造法について何等示唆していな
い。今般、本発明者は、驚くべきことに、ある特定の含
燐化合物を高分子量ポリエステル及び低分子量PBTの
配合物に添加する場合には、優れた溶融安定性をもち高
い流動性を示す配合物が達成され得ることを認めた。
脂; (b)比較的高分子量のポリエステル樹脂;及び (c)有効な溶融粘度安定化量の(i)酸性燐酸塩、
(ii)少なくとも1個の水素又はアルキル基をもつ酸
性、アルキル、アリール又は混成ホスファイト、(iii)
周期律表第IB又は第IIB族金属の燐酸塩、(iv)燐の
オキソ酸又は(v)前記した化合物の任意の混合物;を
含有してなる熱可塑性樹脂配合物が提供される。
のPBT樹脂及び比較的高分子量のポリエステル樹脂を
含有してなる熱可塑性樹脂配合物に、有効量の(i)酸
性燐酸塩、(ii)少なくとも1個の水素又はアルキル基
をもつ酸性、アルキル、アリール又は混成ホスファイ
ト、(iii) 周期律表第IB族又は第IIB族金属燐酸塩、
(iv)燐のオキソ酸又は(v)それらの任意の混合物か
らなる含燐化合物を添加することからなる該熱可塑性樹
脂配合物の溶融粘度を安定化する方法が提供される。
リブチレンテレフタレート(PBT)は600ポイズ未
満、より好ましくは約450ポイズ未満、もっとも好ま
しくは約300ポイズ未満の溶融粘度をもつPBT樹脂
である。本発明の実施に有用な高分子量ポリエステル樹
脂は約600ポイズを超える、より好ましくは約900
ポイズを超える、もっとも好ましくは約1100ポイズ
を超える溶融粘度をもつポリエステル樹脂である。好ま
しい高分子量ポリエステル樹脂の例は高分子量ポリブチ
レンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート及び
ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレートを包含す
る。
テレフタレート樹脂は、典型的には、少なくとも70モ
ル%、好ましくは少なくとも80モル%はテトラメチレ
ングリコールであるグリコール成分;及び少なくとも7
0モル%、好ましくは少なくとも80モル%はテレフタ
ル酸及びそのポリエステル形成性誘導体である酸成分を
重合させることによって得られるものである。ポリ
(1,4−ブチレンテレフタレート)が特に有用であ
る。
コール、トリメチレングリコール、2−メチル−1,3
−プロパングリコール、ヘキサメチレングリコール、デ
カメチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール又
はネオペンチレングリコールのような他のグリコールを
30モル%を超える量、好ましくは20モル%を超える
量では含有しない。その他の共重縮合性ポリオールの例
は1,3−プロピレングリコール、ペンタエリトリッ
ト、1,6−ヘキサンジオール、ポリエチレングリコー
ル及びポリテトラメチレングリコールを包含する。
6−ナフタリンジカルボン酸、2,7−ナフタリンジカ
ルボン酸、4,4′−ジフェニルジカルボン酸、4,
4′−ジフェノキシエタンジカルボン酸、p−ヒドロキ
シ安息香酸、セバシン酸、アジピン酸及びそれらのポリ
エステル形成性誘導体のような別の酸を30モル%を超
える量、より好ましくは20モル%を超える量では含有
しない。その他の共重縮合性ポリカルボン酸の例はアゼ
ライン酸、ドデカンジカルボン酸、トリメリト酸、トリ
メシン酸及びヘキサヒドロテレフタル酸を包含する。
に従って製造することができ、あるいは商業的に入手可
能である。商業的に入手し得るPBTの一例はゼネラル
・エレクトリック社から登録商標“バロックス(Val
ox)”195として入手し得る約300ポイズの溶融
粘度をもつものである。高分子量ポリエステル樹脂は低
分子量PBTと同様の方法で、すなわちグリコール成分
及び酸成分を重合することによって製造されるものであ
る。典型的には、該ポリエステル樹脂は2ないし約10
個の炭素原子を含む脂肪族又は脂環族ジオール及び少な
くとも一種の芳香族ジカルボン酸から誘導される。好ま
しいポリエステルは脂肪族ジオール及び芳香族ジカルボ
ン酸から誘導されかつつぎの一般式:
反復単位をもつものである。もっとも好ましいポリエス
テルはポリ(エチレンテレフタレート)、ポリ(1,4
−ブチレンテレフタレート)及びそれらの混合物であ
る。上記のポリエステルと少量、たとえば0.5ないし
約5重量%の脂肪酸及び/又は脂肪族ポリオールから誘
導された単位とを含む共ポリエステルも本発明における
高分子量ポリエステルとして使用し得るものである。該
脂肪族ポリオールはポリ(エチレングリコール)のよう
なグリコールを包含する。かゝるポリエステルはいずれ
もたとえば米国特許第2,465,319号及び同第
3,047,539号明細書の教示に従って製造し得
る。
ら誘導され、たとえば1,4−シクロヘキサンジメタノ
ールのシス−又はトランス−異性体のいずれか(又はそ
れらの混合物)と芳香族ジカルボン酸とを次式:
びトランス−異性体の形から選ばれ、そしてRは芳香族
ジカルボン酸から誘導される脱カルボキシル残基である
6ないし約20個の炭素原子を含むアリール基を表わ
す)の反復単位をもつポリエステルを形成するように縮
合させることによって製造される高分子量ポリエステル
も本発明に使用するに有用である。
芳香族ジカルボン酸の例はイソフタル酸又はテレフタル
酸、1,2−ジ−(p−カルボキシフェニル)エタン、
4,4′−ジカルボキシジフェニルエーテル等及びそれ
らの混合物である。これらの酸のすべては少なくとも1
個の芳香族核を含む。1,4−又は1,5−ナフタリン
ジカルボン酸のような融合環を含む酸も存在し得る。好
ましいジカルボン酸はテレフタル酸又はテレフタル酸及
びイソフタル酸の混合物である。
−シクロヘキサンジメタノールのシス−又はトランス−
異性体のいずれか(又はそれらの混合物)とイソフタル
酸及びテレフタル酸の混合物との反応から誘導され得
る。かゝるポリエステルは式:
用な高分子量ポリエステルはシクロヘキサンジメタノー
ル、アルキレングリコール及び芳香族ジカルボン酸から
誘導される共ポリエステルである。これらの共ポリエス
テルは、たとえば1,4−シクロヘキサンジメタノール
のシス−又はトランス−異性体のいずれか(又はそれら
の混合物)及びアルキレングリコールと芳香族ジカルボ
ン酸とを式:
びトランス−異性体から選択され、Rはさきに定義した
とおりであり、nは2ないし6の整数であり、x単位は
約10ないし約90重量%を構成しそしてy単位は約9
0ないし約10重量%を構成する)の単位をもつコポリ
エステルを形成するように縮合させることによって製造
される。
キサンジメタノールのシス−又はトランス−異性体のい
ずれか(又はそれらの混合物)及びエチレングリコール
とテレフタル酸とを1:2:3のモル比で反応させるこ
とによって誘導し得る。これらの共ポリエステルは次
式:
ある)の反復単位を有する。本発明で使用し得る高分子
量ポリエステルは商業的に入手可能であり、あるいは当
該技術において周知の方法、たとえば米国特許第2,9
01,466号、同第2,465,319号および同第
3,047,539号明細書に示される方法に従って製
造することができる。
ステルは高分子量PBTであり、これはたとえばゼネラ
ル・エレクトリック社から登録商標“バロックス(Va
lox)”295(約1100ポイズの溶融粘度をも
つ)又は“バロックス”315(約8500ポイズの溶
融粘度をもつ)として商業的に販売されている。PBT
配合物は低分子量PBT樹脂を低分子量PBT及び高分
子量ポリエステル樹脂の合計100重量部に基づいて約
5ないし約95、好ましくは約20ないし約80、より
好ましくは約30ないし約70、もっとも好ましくは約
40ないし約60重量部の範囲の割合で含有し得る。し
たがって、PBT配合物は高分子量ポリエステル樹脂を
低分子量PBT及び高分子量ポリエステル樹脂の合計1
00重量部に基づいて約95ないし約5、好ましくは約
90ないし約10、より好ましくは約70ないし約3
0、もっとも好ましくは約60ないし約40重量部の範
囲の割合で含有する。
塩、たとえば燐酸一亜鉛、燐酸二水素ナトリウム、燐酸
水素カリウム、燐酸水素カルシウム、酸性ピロ燐酸ナト
リウム及びそれらの混合物を含み得る。さらに、ある種
のホスファイト化合物(ii)、たとえば一般式P−(O
R′)3 (式中、各R′は同一でも異なってもよく、そ
れぞれ独立的に水素、アルキル基、アリール基又はそれ
らの任意の混合物を表わすが、たゞしR′基の少なくと
も一つは水素又はアルキル基を表わすものとする)のホ
スファイト化合物も本発明の実施において使用し得るこ
とが認められた。これらの代表的な例はジフェニルイソ
デシルホスファイト、ジイソオクチルホスファイト、ジ
ラウリルホスファイト、ジフェニルホスファイト、フェ
ニルジイソデシルホスファイト、エチルヘキシルジフェ
ニルホスファイト、ステアリルホスファイト及びそれら
の混合物を包含するが、これらに限定されるものではな
い。燐含有安定化剤はまた(iii)燐酸亜鉛のような周期
律表第IB族又は第IIB族金属燐酸塩又は(iv) 亜燐
酸、燐酸、ポリ燐酸又は次亜燐酸のような燐のオキソ酸
を包含し得る。
イト、燐酸一ナトリウム及び酸性ピロ燐酸ナトリウム及
びそれらの混合物から選んだ含燐化合物が好ましい。燐
酸亜鉛がもっとも好ましい。含燐化合物は一般に本発明
の組成物中に全組成物の重量に基づいて約0.1ないし
約10、好ましくは約0.1ないし約5、より好ましく
は約0.1ないし約2、もっとも好ましくは約0.2な
いし約1重量%の範囲の割合で使用される。
に慣用的に添加される他の熱可塑性樹脂も含有し得る。
これらはポリカーボネート、ポリエステルカーボネー
ト、ポリアリーレート及びそれらの混合物のような樹脂
を包含し得る。本発明の別の実施態様においては、組成
物はさらに耐衝撃性改良剤を含有し得る。特に有用な耐
衝撃性改良剤は一般にゴム状耐衝撃性改良剤からなる。
これらは当業者に周知であり、通常ポリエステル樹脂と
ともに使用されるこれらの任意のものを本発明において
使用し得る。
ン又はアクリレートエラストマーの単独又はビニル芳香
族化合物と共重合された共役ジエン又はアクリレートエ
ラストマーにアクリル系又はメタクリル系をグラフトし
た重合体である。ローム・アンド・ハース社から入手し
得る型のコア−シェル重合体、たとえば登録商標“アク
リロイド(Acryloid)”として販売されている
もの、が特に好ましい。一般に、これらの耐衝撃性改良
剤はブタジエン又はイソプレン単独又はそれとビニル芳
香族化合物との組み合わせから、又はブチルアクリレー
ト単独又はそれとビニル芳香族化合物との組み合わせか
ら誘導される単位を含有する。前述した耐衝撃性改良剤
はFromuthらの米国特許第4,180,494号
明細書、Owensの米国特許第3,808,180号
明細書、Farnhamらの米国特許第4,096,2
02号明細書、及びCohenらの米国特許第4,26
0,693号明細書に開示されている。耐衝撃性改良剤
はもっとも好ましくはブタジエン又はブチルアクリレー
トのいずれかに基づくゴム状コア及びメチルメタクリレ
ート単独又はメチルメタクリレートとスチレンとの組み
合わせから重合された第二の層をもつ二層重合体(a
two stage polymer)を含むであろ
う。第一層にはさらに架橋用及び/又はグラフト結合用
単量体も存在する。架橋用単量体の例は1,3−ブチレ
ンジアクリレート、ジビニルベンゼン及びブチレンジメ
タクリレートを包含する。グラフト結合用単量体の例は
アリルアクリレート、アリルメタクリレート及びジアリ
ルマレエートである。
4,292,233号明細書に記載されている型のもの
である。これらの耐衝撃性改良剤は一般に架橋結合され
たブタジエン重合体グラフト用基体上にアクリロニトリ
ル及びスチレンをグラフトして得られたグラフト共重合
体を比較的高含量で含有する。他の適当な耐衝撃性改良
剤はエチレン−ビニルアセテート、エチレン−エチルア
クリレート共重合体、SEBS(スチレンエチレン−ブ
チレンスチレン)及びSBS(スチレン−ブタジエン−
スチレン)ブロック共重合体、EPDM(エチレン−プ
ロピレン−ジエン単量体)及びEPR(エチレン−プロ
ピレンゴム)共重合体等を包含するが、これらに限定さ
れるものではない。これらのすべては当業者に周知であ
りかつ商業的に入手可能である。
する一種又はそれ以上の補強剤を含有し得る。本発明の
実施に有用な典型的な補強剤はガラス繊維、タルク、雲
母、クレー又はそれらの組み合わせを包含するが、それ
らに限定されるものではない。本発明の組成物に補強剤
として使用し得るフィラメント状ガラスは当業者に周知
でありかつ多数の製造者から広く入手し得る。電気的用
途に使用されるべき組成物については、比較的低ソーダ
含量(relatively soda−free)の
石灰−アルミニウム−硼ケイ酸塩ガラスを含んでなる繊
維質ガラスフィラメントを使用することが好ましい。こ
れはより普通には“E”ガラスとして知られている。し
かしながら、電気的性質がそれほど重要でない場合に
は、他のガラス、たとえば“C”ガラスとして知られる
低ソーダ含量のガラスが有用である。ガラスフィラメン
トは標準的方法で、たとえば水蒸気又は空気吹込法、火
炎吹込法及び機械的引抜法によって製造される。これら
のフィラメントの直径は一般に約0.00012ないし
0.00075インチの範囲であるが、これは本発明に
とって臨界的ではない。
は、当業者に周知のごとく、重合体マトリックスとの相
互作用を改善するために官能化されたケイ素化合物で処
理することもできる。この目的には、官能化されたシラ
ン、特にアルコキシシランが有用であり得る。これらの
例はアミノプロピルトリエトキシシラン、グリシジルプ
ロピルトリメトキシシラン、(3,4−エポキシシクロ
ヘキシル)エチルトリエトキシシラン、メルカプトプロ
ピルシラン、アミノエチルアミノプロピルアルコキシシ
ラン、ウレイド−アルキルトリアルコキシシラン及びそ
れらの任意の混合物を包含するが、それらに限定される
ものではない。
ィラメントが繊維(fibers)に集束されるか否
か、そして集束されたガラス繊維がついでヤーン、ロー
プ又はロービングに集束されるか否か、又はマットに編
成されるか否か、なども本発明にとっては臨界的ではな
い。しかしながら、成形用組成物を製造する場合には、
フィラメント状ガラスは約0.0125ないし約2イン
チの長さのチョップトストランドの形で使用することが
便利である。他方、これらの組成物から成形された製品
中には、配合処理工程中に破砕が生起するのでさらによ
り短かい長さのものが存在するであろう 一般に、フィラメント状ガラス補強剤は本発明の組成物
の合計重量に基づいて約2.5ないし約60重量%を構
成する。より好ましくは、該ガラス補強剤は組成物の合
計重量の約5ないし約55重量%、もっとも好ましくは
約20ないし約40重量%を構成する。
る。デカブロムジフェニルエーテル、臭素化フタルイミ
ド、臭素化ポリフェニレンエーテル、臭素含有ポリアク
リレート又はメタクリレート、たとえばポリペンタブロ
ムベンジルアクリレート及び/又は臭素化スチレン重合
体のような任意慣用のハロゲン化芳香族難燃化剤を本発
明において使用し得る。これらは当業者に周知でありか
つ特許文献に記載されている。テトラブロムビスェノー
ルAの誘導体、たとえばテトラブロムビスフェノールA
のポリカーボネート重合体又はテトラブロムビスフェノ
ールAのエピクロルヒドリン付加物の重合体(臭素化フ
ェノキシ樹脂)が好ましい。これらは単独で又は相乗
剤、特に無機又は有機アンチモン化合物と組み合わせて
使用し得る。かゝる化合物は広く入手可能であり、又は
既知の方法で製造し得る。酸化アンチモンの使用が特に
好ましい。
化剤はさらに燃焼中のドリッピングを防止するためにド
リップ防止剤を含み得る。かゝる化合物は当業者に周知
であり、それらは種々の弗素化ポリオレフィンを包含す
るが、それらに限定されるものではない。特に有用な弗
素化ポリオレフィンはポリテトラフルオルエチレン(P
TFE)である(たとえばWambachの米国特許第
3,671,487号明細書参照)。
たとえば紫外線安定剤、顔料、着色剤、充填剤、可塑
剤、加工助剤、酸化防止剤等をさらに含有し得る。かゝ
る成分は本発明の組成物にその特定の用途に対して望ま
しい性質を付与するに有効な割合で添加される。本発明
の組成物の配合法は何等臨界的ではなく、慣用の溶融配
合技術によって行なうことができる。好都合な一方法は
PBT樹脂及び他の成分を粉末又は顆粒状で配合し、得
られる配合物を押出しそして押出体をペレット又は他の
適当な形に細断することからなる。配合すべき成分は任
意通常の方法で、たとえば乾式混合するか、又は押出機
中で、加熱ミル上で又は他の混合機中で溶融状態で混合
することによって混合される。
を製造し、ついで他の成分をこの予備混合物に添加する
工程からなるものであり得る。たとえば、PBT樹脂及
び安定化剤を押出機の上流に位置する導入口に供給し、
そしてガラス繊維のような他の成分を該押出機の下流に
位置する導入口に添加することができる。別の実施態様
においては、種々の化合物を予備配合し、予備配合物を
ペレットに形成し、ついで成形することができる。予備
配合は慣用の装置中で行い得る。たとえば、配合すべき
成分の乾燥配合物を、完全な溶融を確保するように長い
転移部をもつスクリューを備えた一軸スクリュー押出機
中に供給し得る。別法によれば、二軸スクリュー押出機
の供給口にポリエステル樹脂類及び他の添加剤を供給
し、そして補強剤をその下流に供給することができる。
いずれの場合にも、一般に適当な押出機温度は約450
ないし約575°Fであろう。
よって押出し、そして慣用の顆粒、ペレット等のような
成形用コンパウンドに切断(cut or chopp
ed)し得る。本発明の組成物は熱可塑性樹脂組成物用
に慣用されている任意の装置中で成形し得る。たとえ
ば、良好な結果は射出成形機中で慣用のシリンダー温
度、たとえば500°F及び慣用の金型温度、たとえば
150°Fを用いて得ることができる。
具体的に説明するが、これらは何等特許請求の範囲に規
定した本発明の技術思想の範囲を限定するものではな
い。実施例1−3 つぎの実施例はポリエステル樹脂配合物中における種々
の安定化剤の使用を実証するものである。これらの配合
物は所要の成分(重量部)を混転配合し、それを500
−530°Fの溶融物温度で2.5インチのベント式一
軸スクリュー押出機中で押出すことによって製造する。
これらの押出配合物を乾燥しそして80トンのファン・
ドーン(Van Dorn)型射出成形機上で500℃
の温度でかつ150℃の金型温度で成形する。登録商標
“ケイネス(Kayness)”溶融粘度は、試料を循
環炉中で150℃で1時間予備乾燥しそしてケイネス、
ギャラクシーV毛管レオメーターを用い、250℃の溶
融温度、150ポンドの溶融力(melt forc
e)及び400秒-1の剪断速度の条件で測定する。平行
板レオロジーは登録商標“ゴットフェルト(Gottf
ert)”2001レオメーターを用い、平行板半径1
2.5mm、間隙1.0mm及び溶融温度250℃で1
5%の歪を加えて測定する。試験結果を、使用した組成
物の組成データとともに第1表に示す。
クス(Valox)”295、1100ポイズ b=ゼネラル・エレクトリック社製、登録商標“バロッ
クス(Valox)”195、300ポイズ c=オーエンス・コーニング・ファイバーグラス社製、
OCF183E、Kフィラメントガラス d=臭素化ポリカーボネート、酸化アンチモン及び重合
体結合剤を含む難燃化剤濃縮物 e=ポリテトラフルオルエチレン樹脂分散物 f=チバ・ガイギー社製、酸化防止剤 g=ペンタエリトリットテトラステアレート h=GEスペシャルティー・ケミカル社製、ジフェニル
イソデシルホスファイト i=アルファ・ケミカル社製、燐酸亜鉛 j=酸性ピロ燐酸ナトリウムk=250℃における平行
板レオロジーによって測定された 上記の試料についての溶融粘度の時間曲線(time
sweep)を図2に示す。DPDP、ZnP及びSA
PPの添加によって安定化された組成物は対照試験の試
料に比較して顕著に改善された溶融粘度安定性を示すこ
とを認め得る。
定化剤として燐酸亜鉛を使用した場合の効果を説明する
ために、実施例1の一般的方法に準じて行った。使用し
た組成物の組成データ及び試験結果を第2表に示す。 第2表 実施例 4A* 4 5A* 5 組成(重量部): PBT195a 50 49.8 50 49.8 PBT295b 50 49.8 ― ― PBT315c ― ― 50 49.8 ZnPd ― 0.4 ― 0.4 性質: 粘度、ポイズ ケイネスe T5f 547 577 1518 1662 T10g 528 544 1303 1439 レオロジーh 1分 581 610 1589 1868 15分 756 676 1554 1530 増加% 30 10.8 -2 -18 30分 1109 874 1891 1634 増加% 91 43 19 -12.5 注: *=比較例 a=ゼネラル・エレクトリック社製、登録商標バロック
ス195、300ポイズ b=ゼネラル・エレクトリック社製、登録商標バロック
ス295、1100ポイズ c=ゼネラル・エレクトリック社製、登録商標バロック
ス315、8500ポイズ d=アルファ・ケミカル社製、燐酸亜鉛、Zn3 (PO
4 )2 ・2H2 O e=250℃で測定、ポイズ f=滞留時間、5分 g=滞留時間、10分 h=平行板レオロジー、粘度対時間、250℃、ポイ
ズ、1分からの粘度増加率% 第2表のデータから燐酸亜鉛はポリエステル配合物の溶
融粘度の増加を抑制し、試験時間を通じて良好な溶融粘
度の保持について顕著な改善を示すことが認められる。
較するために実施例1の方法に準じて行った。試験結果
を組成データとともに第3表に示す。 第3表 実施例 6A* 6B* 6C* 6 組成(重量部): PBT295a 40.2 40.2 40.2 40.2 PBT195b 15.0 15.0 15.0 15.0 ガラス繊維c 30.0 30.0 30.0 30.0 FRCd 13.2 13.2 13.2 13.2 PTFEe 1.25 1.25 1.25 1.25 イルガノックス1076f 0.15 0.15 0.15 0.15 PE−18g 0.20 0.20 0.20 0.20 イルガフォス168h ― 0.20 ― ― TPPPi ― ― 0.20 ― ZnPj ― ― ― 0.20 性質: 粘度、ポイズ ケイネスk T5l 2995 3290 3380 2200 T10m 3311 4144 3411 2149 レオロジーn 、ポイズ 1分 5183 4636 4414 4044 15分 10910 7112 7718 5165 増加%o 110 53.4 75 28 30分 11840 9853 8445 5644 増加%o 128 112 91 40 注: *=比較例 a=ゼネラル・エレクトリック社製、登録商標バロック
ス295、1100ポイズ b=ゼネラル・エレクトリック社製、登録商標バロック
ス195、300ポイズ c=オーエンス・コーニング・ファイバーグラス社製、
OCF183E、Kフィラメントガラス d=PPGインダストリーズ社製、難燃化剤濃縮物 e=ポリテトラフルオルエチレン濃縮物 f=チバ・ガイギー社製、酸化防止剤 g=ペンタエリトリットテトラステアレート h=チバ・ガイギー社製、トリス(2,4−ジ−第3級
ブチルフェニル)ホスファイト i=ピロ燐酸テトラカリウム j=アルファ・ケミカル社製、燐酸亜鉛、Zn3 (PO
4 )2 ・2H2 O k=250℃で測定、ポイズ l=滞留時間、5分 m=滞留時間、10分 n=平行板レオロジー、粘度対時間、250℃ o=1分からの粘度増加率% 上記の第3表は本発明の安定化剤を用いて得られる溶融
粘度安定性の改善を明らかに実証している。平行板レオ
ロジーは本発明に従って安定化された組成物が溶融粘度
の50%未満の増加を示すのに対し、他の燐含有添加剤
を用いて安定化された組成物の場合(実施例6A*−6
C*)は溶融粘度の100%の増加を示す。さらに、ケ
イネスのデータは他の燐含有添加剤を含有する組成物の
粘度増加を強調的に示している。
いて種々の安定化剤による溶融粘度安定性を観察するた
めに実施例1の一般的方法に準じて行った。試験結果を
組成データとともに第4表に示す。 第4表 実施例 7Aa* 7B* 7 組成(重量部): PBT295a 50.0 49.8 49.8 PBT195b 50.0 49.8 49.8 イルガフォス168c ― 0.4 ― ZnPd ― ― 0.4 性質: 粘度、ポイズ ケイネスe 539 544 577 T5f 513 508 544 T10g レオロジーh 1分 607 590 610 15分 828 812 676 増加%i 36 38 11 30分 1197 1114 874 増加%i 97 89 43 注: *=比較例 a=ゼネラル・エレクトリック社製、登録商標バロック
ス295、1100ポイズ b=ゼネラル・エレクトリック社製、登録商標バロック
ス195、300ポイズ c=チバ・ガイギー社製、トリス(2,4−ジ−第3級
ブチルフェニル)ホスファイト d=アルファ・ケミカル社製、燐酸亜鉛、Zn3 (PO
4 )2 ・2H2 O e=250℃で測定、ポイズ f=滞留時間、5分 g=滞留時間、10分 h=平行板レオロジー、粘度対時間、250℃ i=1分からの粘度増加率% 第4表のデータは充填剤を含まないPBT配合物につい
て本発明に従って得られる顕著な効果を実証している。
例1の一般的方法に準じて行った。試験結果を組成デー
タとともに第5表に示す。 第5表 実施例 8A* 8 9 10 11 12 13 組成(重量部): 配合物a 100 99.7 99.4 99.7 99.4 99.7 99.4 ZnPb ― 0.3 0.6 ― ― ― ― SAPPc ― ― ― 0.3 0.6 ― ― SDPd ― ― ― ― ― 0.3 0.6 性質: 粘度、ポイズ ケイネスe T5f 2968 2267 2250 2536 2631 2566 ― T10g 3374 2276 2204 2686 2691 2754 2724 レオロジーh 1分 5320 3713 3725 4452 3994 4421 3991 15分 9366 5281 4969 5488 4828 4793 4731 増加%i 76 42 33 23 21 8.4 19 30分 12210 5901 5664 8106 6265 7809 5816 増加%i 130 59 52 82 57 76 46 注: *=比較例 a=PBT295(40.2)、PBT195(1
5)、ガラス繊維(30)、FRC(13.2)、PT
FE分散物(1.25)、イルガノックス(登録商標)
1076(0.15)、PE−18(0.2) b=アルファ・ケミカル社製、燐酸亜鉛、Zn3 (PO
4 )2 ・2H2 O c=酸性ピロ燐酸ナトリウム d=燐酸一ナトリウム e=250℃で測定、ポイズ f=滞留時間、5分 g=滞留時間、10分 h=平行板レオロジー、粘度対時間、250℃ i=1分からの粘度増加率% 第5表のデータは本発明の組成物によって与えられる溶
融粘度安定性の改善を示している。
子量PBTとポリカーボネートとの配合物を使用した以
外は実施例1の一般的方法に準じて行った。試験結果を
組成データとともに第6表に示す。 第6表 実施例 14A* 14 15 16 17 18 19 組成(重量部): PBT 295a 33.45 33.25 33.15 33.25 33.15 33.25 33.15 PBT 195b 15.0 15.0 15.0 15.0 15.0 15.0 15.0 PCc 20.0 20.0 20.0 20.0 20.0 20.0 20.0 SACd 1.55 1.55 1.55 1.55 1.55 1.55 1.55 ZnPe ― 0.2 0.4 ― ― ― ― SAPPf ― ― ― 0.2 0.4 ― ― DPDPg ― ― ― ― ― 0.2 0.4 性質: 粘度 ケイネスh T5i 4670 3867 3482 3287 3326 3375 3457 T10j 6252 5072 4190 3277 3298 3311 3413 増加% 34 31 27 -0.3 -0.8 -1.9 -1.3 注: *=比較例 a=ゼネラル・エレクトリック社製、登録商標バロック
ス295、1100ポイズ b=ゼネラル・エレクトリック社製、登録商標バロック
ス195、300ポイズ c=ゼネラル・エレクトリック社製、ポリ(ビスフェノ
ールA)カーボネート d=離型剤/酸化防止剤安定剤濃縮物 e=アルファ・ケミカル社製、燐酸亜鉛、Zn3 (PO
4 )2 ・2H2 O f=酸性ピロ燐酸ナトリウム g=GEスペシャルティー・ケミカル社製、ジフェニル
イソデシルホスファイト h=250℃で測定、ポイズ i=滞留時間、5分 j=滞留時間、10分 前記した特許明細書及び試験方法を参考のために本明細
書中に組み入れる。
多数の変形は当業者には自ずから明らかであろう。クレ
ー、雲母、顔料及び着色剤のような慣用の添加剤を慣用
的な使用割合で添加し得る。ジイソオクチルホスファイ
ト、トリラウリルホスファイト、ジフェニルホスファイ
ト、フェニルジイソデシルホスファイト、エチルヘキシ
ルジフェニルホスファイト及びステアリルホスファイト
のような他のホスファイト安定化剤も使用し得る。さら
に、これらの組成物はポリカーボネート、ポリアリーレ
ート、ポリエステルカーボネート及びそれらの混合物の
ような広範囲の他の熱可塑性樹脂、ならびにコア−シェ
ル型重合体、エチレン−酢酸ビニル、エチレン−エチル
アクリレート共重合体、SEBS、SBS、EPDM及
びEPRのような種々の耐衝撃性改良剤を含有し得る。
すべてのかゝる自明の変形は特許請求の範囲に規定した
本発明の意図する範囲内である。
PBT樹脂及び低分子量(300ポイズ)PBT樹脂の
配合物の溶融粘度の時間曲線(曲線A)を高分子量PB
T樹脂の溶融粘度の時間曲線(曲線B)と比較したグラ
フである。
剤を含む高分子量PBT及び低分子量PBTの配合物の
溶融粘度の時間曲線を比較したグラフである。
Claims (5)
- 【請求項1】 つぎの成分: (a)600ポイズ未満の溶融粘度を有する比較的低分
子量のポリブチレンテレフタレート樹脂; (b)600ポイズを超える溶融粘度を有する比較的高
分子量のポリエステル樹脂;及び (c)有効な溶融粘度安定化量の(i)酸性燐酸塩、
(ii)少なくとも1個の水素又はアルキル基をもつ酸性
−、アルキル−、アリール−又は混成−ホスファイト、
(iii) 周期律表第IB又は第IIB族金属の燐酸塩、(i
v)燐のオキソ酸、或いは(v)上記(i)−(iv)の
任意の混合物; を含有してなる熱可塑性樹脂配合物。 - 【請求項2】 成分(b)がポリエチレンテレフタレー
ト、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート又は
それらの混合物からなる請求項1記載の熱可塑性樹脂配
合物。 - 【請求項3】 酸性燐酸塩成分(c)(i)がモノ燐酸亜
鉛、燐酸一ナトリウム、酸性ピロ燐酸ナトリウム及びこ
れらの任意の混合物から選ばれものであり、ホスファイ
ト成分(c)(ii)が一般式: P−(OR′)3 (式中、各R′は同一でも異なってもよくかつ独立的に
水素、アルキル、アリール、又はアルキル及びアリール
基の混合物を表わすが、たゞし少なくとも1個のR′基
は水素又はアルキル基であることを条件とする)のホス
ファイトであり、成分(c)(iii) が燐酸亜鉛であり、燐
のオキソ酸(c)(iv)が亜燐酸、燐酸、ポリ燐酸、次亜燐
酸又はそれらの混合物である、請求項1記載の熱可塑性
樹脂配合物。 - 【請求項4】 600ポイズ未満の溶融粘度を有する比
較的低分子量のPBT樹脂及び600ポイズを超える溶
融粘度を有する比較的高分子量のポリエステル樹脂を含
有してなる熱可塑性樹脂配合物に、有効量の(i)酸性
燐酸塩、(ii)少なくとも1個の水素又はアルキル基を
もつ酸性−、アルキル−、アリール−又は混成−ホスフ
ァイト、(iii) 周期律表第IB族又は第IIB族金属燐酸
塩、(iv)燐のオキソ酸、或いは(v)それらの任意の
混合物からなる含燐化合物を添加することからなる該熱
可塑性樹脂配合物の溶融粘度を安定化する方法。 - 【請求項5】 つぎの成分: (a)600ポイズ未満の溶融粘度を有する低分子量ポ
リブチレンテレフタレート樹脂; (b)600ポイズを超える溶融粘度を有する高分子量
ポリエステル樹脂;及び (c)溶融粘度安定化有効量の(i)酸性燐酸塩、(i
i)少なくとも1個の水素又はアルキル基をもつ酸性
−、アルキル−、アリール−又は混成−ホスファイト、
(iii) 周期律表第IB族又は第IIB族金属燐酸塩、(i
v)燐のオキソ酸、或いは(v)上記(i)−(iv)の
任意の混合物;及び随意につぎの成分(d)−(g)の
一種又はそれ以上: (d)ポリカーボネート、ポリエステルカーボネート、
ポリアリーレート及びそれらの任意の混合物から選んだ
熱可塑性樹脂; (e)補強剤; (f)難燃化剤;及び (g)耐衝撃性改良剤、顔料、充填剤、着色剤、可塑
剤、加工助剤、紫外線安定化剤、酸化防止剤及びそれら
の任意の混合物から選んだ添加剤; から本質的になる改善された溶融粘度安定性をもつ熱可
塑性樹脂配合物。
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