JP2714643B2 - ハロゲン化銀写真乳剤 - Google Patents
ハロゲン化銀写真乳剤Info
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Description
〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規なハロゲン化銀写真乳剤に関する。更
に詳しくは、現像活性に優れ、ガンマが高く、かつ、処
理安定性に優れたハロゲン化銀写真乳剤に関する。 〔発明の背景〕 近年、写真用のハロゲン化銀乳剤に対する性能上の要
請はますます厳しく、高感度、低カブリ、高ガンマ等の
写真特性に対して、一層高水準の要求が生じている。 また、現像処理条件の種々の変動に対しても、安定な
写真性を与えることが重要であり、特に、処理工程にお
ける処理した感光材料の量、現像液の補充量、現像液の
温度、処理時間など様々な因子の変動に対しても、感
度、階調が安定であることが強く望まれている。 これらの要請に対して、高感度乳剤として、粒子内部
に高い沃化金含有率をもたせ、かつ明確なコア/シェル
構造を持たせた乳剤が、特開昭60−143331号、特開昭62
−3247号、特開昭62−7039号各公報に開示されている。 しかしこれらの乳剤は、トータルの平均沃化銀含有率
が高いため、現像性があまり良好でなく、一定の現像時
間内で階調のコントロールをするのが困難である。ま
た、明確なコア/シェル構造をもたせたままコアの沃化
銀含有率を下げることにより、トータルの平均沃化銀含
有率を低下させたハロゲン化銀乳剤が、特開昭6−1433
31号の実施例で開示されているが、現像活性を高めるこ
とはできても、プレッシャー特性の劣化をまねいてしま
う。 一方、高い沃化含有率をコアにもたせたコア/シェル
乳剤で、トータルの平均沃化銀含有率を低下させた技術
が特開昭60−35726号、特開昭60−147727号各公報に開
示されているが、これは明確なコア/シェル構造を有す
るものではなく、高感度化を達成することが困難であっ
た。 以上のように従来技術においては、感度、及びプレッ
シャー性能を劣化させることなく、現像活性にすぐれ、
階調のコントロールが容易なハロゲン化銀乳剤を開発す
ることは困難であった。 〔発明の目的〕 従って、本発明の目的は、感度、及びプレッシャー性
能を劣化させることなく、現像活性にすぐれ、階調のコ
ントロールが容易で、かつ処理安定性にすぐれたハロゲ
ン化銀写真乳剤を提供することにある。 〔発明の構成〕 本発明者らは鋭意研究の結果、本発明の目的は、次の
写真乳剤によって、達成し得ることを見い出した。 すなわち、沃臭化銀から成るコアと、少なくとも一層
の沃臭化銀または臭化銀から成るコア/シェル型ハロゲ
ン化銀乳剤において、該乳剤の平均沃化銀含有率が7モ
ル%未満であり、前記コアは10モル%以上の沃化銀を含
有し、前記シェルの中で最も外側にあるシェルは5モル
%以下の沃化銀を含有し、かつ前記コアとシェルの沃化
銀含有率の差が10モル%以上であり、かつ前記コアとシ
ェルとが明確なコア/シェル型構造を有することを特徴
とするコア/シェル型ハロゲン化銀写真乳剤によって、
上記目的が達成されることを見い出した。 以下、本発明について詳細に述べる。 本発明のハロゲン化銀写真乳剤は、沃臭化銀から成る
コアと、少なくとも一層の沃臭化銀または臭化銀から成
るシェルを有するコア/シェル型粒子を含有している。 本発明の乳剤中に含有される該コア/シェル型粒子
は、核となるコアと該コアを被覆するシェルとから構成
される粒子であり、シェルは一層あるいはそれ以上の層
によって形成される。コアとシェルとの沃化銀含有率は
それぞれ異なることが好ましく、特にコア部の沃化銀含
有率を最高にして形成されるのが好ましい。 本発明において、上記コアの沃化銀含有率は10モル%
以上であるが、10〜40モル%のものが好ましく、より好
ましくは15〜40モル%、特に好ましくは20〜40モル%で
ある。また上記シェルの中で最も外側にあるシェル、つ
まり通常最表面層を形成するシェルの沃化銀含有率は5
モル%以下であるが、4モル%未満が好ましく、より好
ましくは0〜2.0モル%である。 コアの占める割合は粒子全体の2〜60%とするのが望
ましく、5〜50%が更に好ましい。 本発明において、ハロゲン化銀粒子のコアとシェルの
沃化銀含有率の差は10モル%以上であり、かつコアとシ
ェルとは明確なコア/シェル型構造を有する。沃化銀含
有率の高いコア部と含有率の低いシェル部との含有率差
は、シャープな境界を有するものがよく、コアと最表面
のシェルの中間の沃化銀含有率を有する中間層を少なく
とも一層、コアとシェルの間に介在させたものも好まし
く用いられる。 本発明の乳剤が上記中間層を有するコア/シェル型ハ
ロン化銀粒子を含有してなる場合、中間層の好ましい体
積は粒子全体の1〜30%、更に好ましくは5〜20%であ
る。 シェルと中間層、中間層とコアの沃化銀含有率差はそ
れぞれ3モル%以上あることが好ましい。 本発明のハロゲン化銀写真乳剤の平均沃化銀含有量は
7モル%未満であるが、6モル%以下が好ましく、より
好ましくは5モル%未満であり、最も好ましくは0.5〜
4モル%である。 本発明の乳剤は上記のように沃臭化銀を主として含有
する乳剤であるが、本発明の効果を損なわない範囲で他
の組成のハロゲン化銀、例えば塩化銀を含有させること
ができる。 本発明に係るコア/シェル型乳剤を、特開昭59−1775
35、同60−138538号各公報記載の方法のように、種粒子
から出発して成長させる場合、粒子中心部にコアとは異
なるハロゲン組成領域を持つことがあり得る。このよう
な場合、種粒子のハロゲン組成は臭化銀、沃臭化銀、塩
沃臭化銀、塩臭化銀、塩化銀等の任意の組成のものを用
いうるが、沃化銀含有率が10モル%以下の沃臭化銀また
は臭化銀が好ましい。 また種乳剤の全ハロゲン化銀にしめる割合は50%以下
が好ましく、10%以下が特に好ましい。 上記コア/シェル型ハロゲン化銀粒子における沃化銀
の分布状態は、各種の物理的測定法によって検知するこ
とができ、例えば日本写真学会・昭和56年度年次大会講
演要旨集に記載されているような、低温でのルミネッセ
ンスの測定やX線回折法によって調べることができる。 本発明の乳剤中に含有させるコア/シェル型粒子は、
コアとシェルが明確なコア/シェル構造を有するもので
ある。ここで言う明確なコア/シェル構造とは、以下に
述べるX回線折法により測定される回折角度(2θ)が
71〜74度の範囲に、少なくともコアとシェルに対応する
2つのピークを有する回折曲線が得られるものである。 即ち、本発明の乳剤に用いる明確なコア/シェル構造
を有するハロゲン化銀粒子は、その構造を、X線回折法
により測定することができる。 ターゲットとしてCuを用い、CuのKα線を線源とし
て、管電圧40KV、管電流100mAで、粉末X線法によりハ
ロゲン化銀の(420)面の回折パターンを測定した場
合、乳剤粒子が明確なコア/シェル構造をもつと回折角
度(2θ)が71〜74度の範囲に少なくともコアとシェル
に対応する2つのピークを有する回折曲線が得られる。
ここで2つのピークをもつとは、最も低いピーク強度に
対し、ピーク間の最低強度の比が0.9以下、好ましくは
0.7以下になることを言う。2つのピーク強度を較べた
時コアのピークの強度が、シェルの回折ピークの強度に
対して、1/20〜1/1であることが好ましく、さらに好ま
しくは、1/15〜1/2の場合である。 本発明のハロゲン化銀乳剤においては、コア部と最外
層のシェル部との間に、コア部、および最外層のシェル
部とはヨード含量の異なる中間層が存在することもあり
得るということを前に述べたが、しかし、中間層が存在
するとしても、これは前記のごとくX線回折パターンを
求めた場合に、高ヨード部分及び低ヨード部分に相当す
る2つのピーク形状に実質的な影響を与えない範囲で存
在してもよいことを意味するものである。 すなわち、高ヨード含量のコア部、中間層、最外層の
シェル部が存在し、X線回折パターンに、少なくともコ
アとシェルに対応する2つのピークが現われ、最も低い
ピーク強度に対し、ピーク間の最低強度の比が0.9以下
になることを言う。2つのピーク強度を較べたとき、コ
アのピーク強度が、シェルの回折ピークの強度に対し
て、1/20〜1/1であることが好ましく、更に好ましく
は、1/15〜1/2の場合であり、かかるハロゲン化銀粒子
は、実質的に2つの明確な層状構造を有する粒子であ
る。 本発明に係るコア/シェル型ハロゲン化銀粒子は、立
方体、14面体、8面体のような正常晶でもよく、双晶か
ら成っていてもよく、またこれらの混合物であってもよ
いが、正常晶であることが好ましい。 粒子形成後の形状は、上述の様であるが、粒子形成途
中における各層形成後の形状も粒子形成後と同一にする
のが好ましく、更には、粒子形成途中の全域に渡りこの
形状を同一にする(以後、この現象を子の晶癖の履歴を
同一にすると呼ぶ)のが好ましい。 本発明のハロゲン化銀乳剤は、ハロゲン化銀粒子の成
長終了後に不要な可溶性塩類を除去したものでもよい
し、あるいは含有させたままのものでもよい。該塩類を
除去する場合には、リサーチ・ディスクロージャー(Re
search Disclosure、以下RDと略す)17643号II項に記載
の方法に基づいて行うことができる。更に詳しくは、沈
澱形成後、あるいは物理熟成後の乳剤から可溶性塩類を
除去するためには、ゼラチンをゲル化させて行うヌーデ
ル水洗法を用いてもよく、また無機塩類、アニオン性界
面活性剤、アニオン性ポリマー(たとえばポリスチレン
スルホン酸)、あるいはゼラチン誘導体(たとえばアシ
ル化ゼラチン、カルバモイル化ゼラチンなど)を利用し
た沈降法(フロキュレーション)を用いてもよい。特
に、本発明の乳剤の製造時のコア調製後の脱塩方法とし
ては、無機塩類、およびアニオン性界面活性剤を用いた
凝集沈降法が好ましく用いられる。 本発明のハロゲン化銀乳剤は、コア調製後に乳剤中に
存在する塩類を水洗処理によって十分に除去した後、シ
ェルを成長させることにより、明確なコア/シェル構造
を達成しており、実際の調製時にはこの、とが最も重要
である。すなわち、コア調製後に乳剤中に存在する塩類
を除去することなくシェルの成長を行っても、本発明の
明確なコア/シェル構造を持つハロン化銀乳剤は調製し
得ないのが通常である。 水洗処理後、シェル成長時にコア乳剤から持ちこまれ
る塩濃度は、コア乳剤調製後に存在する塩濃度の1/10以
下が好ましく、更に好ましくは、1/100以下であり、最
も好ましくは1/500以下である。 ハロゲン化銀粒子の成長時にアンモニア、チオエーテ
ル、チオに尿素等の公知のハロゲン化銀溶剤を存在させ
ることができる。 ハロゲン化銀粒子は、粒子を形成する過程及び/また
は成長させる過程で、カドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タ
リウム塩、イリジウム塩(錯塩を含む)、ロジウム塩
(錯塩を含む)及び鉄塩(錯塩を含む)から選ばれる少
なくとも1種を用いて金属イオンを添加し、粒子内部に
及び/または粒子表面にこれらの金属元素を含有させる
ことができ、また適当な還元的雰囲気におくことによ
り、粒子内部及び/または粒子表面に還元増感核を付与
できる。 ハロゲン化銀粒子は、潜像が主として表面に形成され
る粒子あるいは主として粒子内部に形成される粒子いず
れであってもよく、ハロゲン化銀粒子のサイズとして
は、0.05〜5.0μ、好ましくは0.1〜3.0μのものであ
る。 本発明のハロゲン化銀写真乳剤は、粒子サイズの分布
の狭い単分散乳剤であることが好ましく、粒子サイズ分
布の広い多分散乳剤では、本発明の明確なコア/シェル
乳剤とはなり得ないのが通常である。 ここで単分散のハロゲン化銀乳剤としては、平均粒径
を中心に±20%の粒径範囲内に含まれるハロゲン化銀
重量が、全ハロゲン化銀粒子重量の60%以上であるもの
が好ましく、より好ましくは70%以上、更に好ましくは
80%以上である。 ここに、平均粒径は、粒径riを有する粒子の頻度ni
とri3との積ni×ri3が最大となるときの粒径riと定義す
る(有効数字3桁、最小桁数字は4捨5入する)。 ここでいう粒径とは、球状のハロゲン化銀粒子の場合
は、その直径、また球状以外の形状の粒子の場合は、そ
の投影像を同面積の円像に換算した時の直径である。 粒径は、例えば該粒子を電子顕微鏡で1万倍から5万
倍に拡大して撮影し、そのプリント上の粒子直径または
投影時の面積を実測することによって得ることができる
(測定粒子個数は無差別に1000個以上あることとす
る。)。 本発明の特に好ましい高度の単分散乳剤は によって分布の広さを定義したとき20%以下のものであ
り、更に好ましくは15%以下のものである。 ここに平均粒径及び標準偏差は上記定義した粒径riか
ら求めるものとする。 単分散乳剤を得る方法としては、種粒子を含むゼラチ
ン溶液中に、水溶性銀塩溶液ど水溶性ハライド溶液をpA
g及びpHの制御下ダブルジェット法によって加えること
によって得ることができる。添加速度の決定に当たって
は、特開昭54−48521号、同58−49938号公報を参考にで
きる。 さらに高度な単分散乳剤を得る方法として、特開昭60
−122935号公報に開示されたテトラザインデン存在下の
成長方法が適用できる。 本発明のハロゲン化銀乳剤は、常法により化学増感す
ることができる。 また本発明のハロゲン化銀乳剤は、写真業界において
増感色素として知られている色素を用いて、所望の波長
域に光学的に増感できる。増感色素は単独で用いてよい
が、2種以上を組みあわせてもよい。 〔実施例〕 次に、本発明を実施例によって更に具体的に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例−1 沃化銀2.0モル%を含む沃臭化銀乳剤を、ダブルジエ
ット法で、40℃、pH8.0、pAg9.0の条件で調製し、水洗
処理を行い、過剰な塩類を除去した。平均粒径は0.27
μ、粒径分布〔(標準偏差/平均粒径)×100〕は12.0
%であった。この乳剤を、硝酸銀に換算して1200gに相
当する銀を含む乳剤として種晶〔A〕とした。種晶
〔A〕の完成量は4160gであった。 40℃に保った1%のゼラチン水溶液8に、この種晶
〔A〕を1510g溶解し、0.4N相当分のアンモニア水を加
えて撹拌した。この溶液の中に、硝酸銀849gを溶かした
水溶液2.39のうち250ccを10分間かけて添加し、pAg7.
1、pH9.9に調整して、引きつづきこの硝酸銀水溶液と、
臭化カリウム367g、沃化カリウム224gを溶かした1%ゼ
ラチン水溶液2.14とを、再核発生のない添加速度で供
給して、沃化銀30モル%を含むコア乳剤を調製した。添
加終了後、温度を40℃に保ちながら、pHを6.0に下げ、
水洗処理を行い、過剰な塩類を除去した。 水洗処理は、コア乳剤16を撹拌しながらデモール
(花王アトラス社製)5%液500ccを加え、3分間撹拌
した後、撹拌を停止し、5分間静置して乳剤を凝集沈降
させた。その後、デカンテーションにより、乳剤を含ま
ない上澄み液14.9を除去した。残った乳剤に40℃の純
水8を加え、4分間撹拌した後、硫酸マグネシウム20
%液を500cc加えて、さらに3分間撹拌を続けた。その
後撹拌を停止し、5分間静置して乳剤を凝集沈降させ
た。デカンテーションにより、乳剤を含まない上澄み液
8.5を除去した。残った乳剤に40℃の純水8を加
え、上記操作を繰り返した後、8%の8のゼラチン水溶
液1.6と少量の防腐剤を加えた。 得られた乳剤は8面体乳剤(8面体粒子含有の乳剤)
で、平均粒径0.378μ、粒径分布12.3%であり、こをコ
ア乳剤〔B〕とする。完成量は4160g、塩濃度は、コア
乳剤調製後の1/1290であった。 次に、40℃に保った1%のゼラチン水溶液8.6にコ
ア乳剤〔B〕を817g溶解し、0.61N相当分のアンモニア
水を加えて撹拌した。この溶液の中に、硝酸銀965gを溶
かした水溶液2.7と臭化カリウム623gを溶かした1%
ゼラチン水溶液2.7とを、30分間かけて添加した。添
加時のpAgおよびpHは、添加開始時PAg9.7,pH8.8で、添
加終了時pAg10.5、pH8.0となるようコントロールし、臭
化銀のシェルを調製した。得られた乳剤をコア〔B〕と
同様な方法で水洗処理し、乳剤〔1〕とした。乳剤
〔1〕は、トータルで4.0モル%の沃化銀を含む8面体
乳剤で、平均粒径0.65μ、粒径分布14.0%であり、完成
量は4160gであった。 次に、40℃に保った1%のゼラチン水溶液8に、種
晶〔A〕を2083g溶解し、コア乳剤〔B〕と同様の方法
で、コア乳剤〔C〕を調製した。得られた乳剤は8面体
で、平均粒径0.34μ、粒径分布12.1%であり、完成量は
4160g,塩濃度は、コア乳剤調製後の1/1290であった。さ
らに、40℃に保った1%のゼラチン水溶液8.6に、コ
ア乳剤〔C〕を595g溶解し、硝酸銀1028gを溶かした水
溶液2.88と、臭化カリウム716g、沃化カリウム5gを溶
かした1%ゼラチン水溶液2.88を、乳剤〔1〕と同様
の方法で供給して、シェルを調製し、トータルで4.0%
の沃化銀を含む乳剤〔2〕を調製した。得られた乳剤は
8面体で、平均粒径0.65μ、粒径分布14.0%であり、完
成量は4160gであった。 コア乳剤〔B〕と同様の方法で、コアの粒径を変化さ
せ、さらに乳剤〔1〕と同様の方法で臭化銀のシェルを
成長させた乳剤〔3〕、および乳剤〔5〕を調製した。
乳剤〔3〕は、トータルで2.0モル%の沃化銀を含み、
平均粒径0.65μ、粒径分布14.0%の8面体乳剤である。
乳剤〔5〕は、トータルで6.0モル%の沃化銀を含み、
平均粒径0.65μ、粒径分布13.0%の8面体乳剤である。
また、コア乳剤〔C〕と同様の方法でコアの粒径を変化
させ、さらに、乳剤〔2〕と同様の方法で沃臭化銀のシ
ェルを成長させることにより、乳剤〔4〕及び乳剤
〔6〕を調製した。乳剤〔4〕は、トータルで2.0モル
%の沃化銀を含み、平均粒径0.65μ、粒径分布14.0%の
8面体乳剤である。乳剤〔6〕は、トータルで6.0モル
%の沃化銀を含み、平均粒径0.65μ、粒径分布14.0%の
8面体乳剤である。 次に、比較用乳剤の調製例について説明する。なお、
比較用乳剤は、本発明の乳剤とのセンシトメトリー評価
レベルを合わせるため、本発明乳剤と同様の粒径となる
ように、調製条件を変化させた。 特開昭60−143331号公報に開示されている方法に準じ
て、20モル%の沃化銀を含むコアを調製し、次いで臭化
銀から成るシェルを成長させ、トータルで10.0モル%の
沃化銀を含む乳剤〔7〕を調製した。 同様に、特開昭60−143331号公報に開示されている方
法に準じて、6モル%の沃化銀を含むコアを調製し、次
いで、臭化銀から成るシェルを成長させ、トータルで2.
0モル%の沃化銀を含む乳剤〔8〕を調製した。 さらに、特開昭60−147727号公報に開示されている方
法に準じて、40モル%の沃化銀を含むコアを調製し、次
いで臭化銀から成るシェルを成長させ、トータルで3.0
モル%の沃化銀を含む乳剤
に詳しくは、現像活性に優れ、ガンマが高く、かつ、処
理安定性に優れたハロゲン化銀写真乳剤に関する。 〔発明の背景〕 近年、写真用のハロゲン化銀乳剤に対する性能上の要
請はますます厳しく、高感度、低カブリ、高ガンマ等の
写真特性に対して、一層高水準の要求が生じている。 また、現像処理条件の種々の変動に対しても、安定な
写真性を与えることが重要であり、特に、処理工程にお
ける処理した感光材料の量、現像液の補充量、現像液の
温度、処理時間など様々な因子の変動に対しても、感
度、階調が安定であることが強く望まれている。 これらの要請に対して、高感度乳剤として、粒子内部
に高い沃化金含有率をもたせ、かつ明確なコア/シェル
構造を持たせた乳剤が、特開昭60−143331号、特開昭62
−3247号、特開昭62−7039号各公報に開示されている。 しかしこれらの乳剤は、トータルの平均沃化銀含有率
が高いため、現像性があまり良好でなく、一定の現像時
間内で階調のコントロールをするのが困難である。ま
た、明確なコア/シェル構造をもたせたままコアの沃化
銀含有率を下げることにより、トータルの平均沃化銀含
有率を低下させたハロゲン化銀乳剤が、特開昭6−1433
31号の実施例で開示されているが、現像活性を高めるこ
とはできても、プレッシャー特性の劣化をまねいてしま
う。 一方、高い沃化含有率をコアにもたせたコア/シェル
乳剤で、トータルの平均沃化銀含有率を低下させた技術
が特開昭60−35726号、特開昭60−147727号各公報に開
示されているが、これは明確なコア/シェル構造を有す
るものではなく、高感度化を達成することが困難であっ
た。 以上のように従来技術においては、感度、及びプレッ
シャー性能を劣化させることなく、現像活性にすぐれ、
階調のコントロールが容易なハロゲン化銀乳剤を開発す
ることは困難であった。 〔発明の目的〕 従って、本発明の目的は、感度、及びプレッシャー性
能を劣化させることなく、現像活性にすぐれ、階調のコ
ントロールが容易で、かつ処理安定性にすぐれたハロゲ
ン化銀写真乳剤を提供することにある。 〔発明の構成〕 本発明者らは鋭意研究の結果、本発明の目的は、次の
写真乳剤によって、達成し得ることを見い出した。 すなわち、沃臭化銀から成るコアと、少なくとも一層
の沃臭化銀または臭化銀から成るコア/シェル型ハロゲ
ン化銀乳剤において、該乳剤の平均沃化銀含有率が7モ
ル%未満であり、前記コアは10モル%以上の沃化銀を含
有し、前記シェルの中で最も外側にあるシェルは5モル
%以下の沃化銀を含有し、かつ前記コアとシェルの沃化
銀含有率の差が10モル%以上であり、かつ前記コアとシ
ェルとが明確なコア/シェル型構造を有することを特徴
とするコア/シェル型ハロゲン化銀写真乳剤によって、
上記目的が達成されることを見い出した。 以下、本発明について詳細に述べる。 本発明のハロゲン化銀写真乳剤は、沃臭化銀から成る
コアと、少なくとも一層の沃臭化銀または臭化銀から成
るシェルを有するコア/シェル型粒子を含有している。 本発明の乳剤中に含有される該コア/シェル型粒子
は、核となるコアと該コアを被覆するシェルとから構成
される粒子であり、シェルは一層あるいはそれ以上の層
によって形成される。コアとシェルとの沃化銀含有率は
それぞれ異なることが好ましく、特にコア部の沃化銀含
有率を最高にして形成されるのが好ましい。 本発明において、上記コアの沃化銀含有率は10モル%
以上であるが、10〜40モル%のものが好ましく、より好
ましくは15〜40モル%、特に好ましくは20〜40モル%で
ある。また上記シェルの中で最も外側にあるシェル、つ
まり通常最表面層を形成するシェルの沃化銀含有率は5
モル%以下であるが、4モル%未満が好ましく、より好
ましくは0〜2.0モル%である。 コアの占める割合は粒子全体の2〜60%とするのが望
ましく、5〜50%が更に好ましい。 本発明において、ハロゲン化銀粒子のコアとシェルの
沃化銀含有率の差は10モル%以上であり、かつコアとシ
ェルとは明確なコア/シェル型構造を有する。沃化銀含
有率の高いコア部と含有率の低いシェル部との含有率差
は、シャープな境界を有するものがよく、コアと最表面
のシェルの中間の沃化銀含有率を有する中間層を少なく
とも一層、コアとシェルの間に介在させたものも好まし
く用いられる。 本発明の乳剤が上記中間層を有するコア/シェル型ハ
ロン化銀粒子を含有してなる場合、中間層の好ましい体
積は粒子全体の1〜30%、更に好ましくは5〜20%であ
る。 シェルと中間層、中間層とコアの沃化銀含有率差はそ
れぞれ3モル%以上あることが好ましい。 本発明のハロゲン化銀写真乳剤の平均沃化銀含有量は
7モル%未満であるが、6モル%以下が好ましく、より
好ましくは5モル%未満であり、最も好ましくは0.5〜
4モル%である。 本発明の乳剤は上記のように沃臭化銀を主として含有
する乳剤であるが、本発明の効果を損なわない範囲で他
の組成のハロゲン化銀、例えば塩化銀を含有させること
ができる。 本発明に係るコア/シェル型乳剤を、特開昭59−1775
35、同60−138538号各公報記載の方法のように、種粒子
から出発して成長させる場合、粒子中心部にコアとは異
なるハロゲン組成領域を持つことがあり得る。このよう
な場合、種粒子のハロゲン組成は臭化銀、沃臭化銀、塩
沃臭化銀、塩臭化銀、塩化銀等の任意の組成のものを用
いうるが、沃化銀含有率が10モル%以下の沃臭化銀また
は臭化銀が好ましい。 また種乳剤の全ハロゲン化銀にしめる割合は50%以下
が好ましく、10%以下が特に好ましい。 上記コア/シェル型ハロゲン化銀粒子における沃化銀
の分布状態は、各種の物理的測定法によって検知するこ
とができ、例えば日本写真学会・昭和56年度年次大会講
演要旨集に記載されているような、低温でのルミネッセ
ンスの測定やX線回折法によって調べることができる。 本発明の乳剤中に含有させるコア/シェル型粒子は、
コアとシェルが明確なコア/シェル構造を有するもので
ある。ここで言う明確なコア/シェル構造とは、以下に
述べるX回線折法により測定される回折角度(2θ)が
71〜74度の範囲に、少なくともコアとシェルに対応する
2つのピークを有する回折曲線が得られるものである。 即ち、本発明の乳剤に用いる明確なコア/シェル構造
を有するハロゲン化銀粒子は、その構造を、X線回折法
により測定することができる。 ターゲットとしてCuを用い、CuのKα線を線源とし
て、管電圧40KV、管電流100mAで、粉末X線法によりハ
ロゲン化銀の(420)面の回折パターンを測定した場
合、乳剤粒子が明確なコア/シェル構造をもつと回折角
度(2θ)が71〜74度の範囲に少なくともコアとシェル
に対応する2つのピークを有する回折曲線が得られる。
ここで2つのピークをもつとは、最も低いピーク強度に
対し、ピーク間の最低強度の比が0.9以下、好ましくは
0.7以下になることを言う。2つのピーク強度を較べた
時コアのピークの強度が、シェルの回折ピークの強度に
対して、1/20〜1/1であることが好ましく、さらに好ま
しくは、1/15〜1/2の場合である。 本発明のハロゲン化銀乳剤においては、コア部と最外
層のシェル部との間に、コア部、および最外層のシェル
部とはヨード含量の異なる中間層が存在することもあり
得るということを前に述べたが、しかし、中間層が存在
するとしても、これは前記のごとくX線回折パターンを
求めた場合に、高ヨード部分及び低ヨード部分に相当す
る2つのピーク形状に実質的な影響を与えない範囲で存
在してもよいことを意味するものである。 すなわち、高ヨード含量のコア部、中間層、最外層の
シェル部が存在し、X線回折パターンに、少なくともコ
アとシェルに対応する2つのピークが現われ、最も低い
ピーク強度に対し、ピーク間の最低強度の比が0.9以下
になることを言う。2つのピーク強度を較べたとき、コ
アのピーク強度が、シェルの回折ピークの強度に対し
て、1/20〜1/1であることが好ましく、更に好ましく
は、1/15〜1/2の場合であり、かかるハロゲン化銀粒子
は、実質的に2つの明確な層状構造を有する粒子であ
る。 本発明に係るコア/シェル型ハロゲン化銀粒子は、立
方体、14面体、8面体のような正常晶でもよく、双晶か
ら成っていてもよく、またこれらの混合物であってもよ
いが、正常晶であることが好ましい。 粒子形成後の形状は、上述の様であるが、粒子形成途
中における各層形成後の形状も粒子形成後と同一にする
のが好ましく、更には、粒子形成途中の全域に渡りこの
形状を同一にする(以後、この現象を子の晶癖の履歴を
同一にすると呼ぶ)のが好ましい。 本発明のハロゲン化銀乳剤は、ハロゲン化銀粒子の成
長終了後に不要な可溶性塩類を除去したものでもよい
し、あるいは含有させたままのものでもよい。該塩類を
除去する場合には、リサーチ・ディスクロージャー(Re
search Disclosure、以下RDと略す)17643号II項に記載
の方法に基づいて行うことができる。更に詳しくは、沈
澱形成後、あるいは物理熟成後の乳剤から可溶性塩類を
除去するためには、ゼラチンをゲル化させて行うヌーデ
ル水洗法を用いてもよく、また無機塩類、アニオン性界
面活性剤、アニオン性ポリマー(たとえばポリスチレン
スルホン酸)、あるいはゼラチン誘導体(たとえばアシ
ル化ゼラチン、カルバモイル化ゼラチンなど)を利用し
た沈降法(フロキュレーション)を用いてもよい。特
に、本発明の乳剤の製造時のコア調製後の脱塩方法とし
ては、無機塩類、およびアニオン性界面活性剤を用いた
凝集沈降法が好ましく用いられる。 本発明のハロゲン化銀乳剤は、コア調製後に乳剤中に
存在する塩類を水洗処理によって十分に除去した後、シ
ェルを成長させることにより、明確なコア/シェル構造
を達成しており、実際の調製時にはこの、とが最も重要
である。すなわち、コア調製後に乳剤中に存在する塩類
を除去することなくシェルの成長を行っても、本発明の
明確なコア/シェル構造を持つハロン化銀乳剤は調製し
得ないのが通常である。 水洗処理後、シェル成長時にコア乳剤から持ちこまれ
る塩濃度は、コア乳剤調製後に存在する塩濃度の1/10以
下が好ましく、更に好ましくは、1/100以下であり、最
も好ましくは1/500以下である。 ハロゲン化銀粒子の成長時にアンモニア、チオエーテ
ル、チオに尿素等の公知のハロゲン化銀溶剤を存在させ
ることができる。 ハロゲン化銀粒子は、粒子を形成する過程及び/また
は成長させる過程で、カドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タ
リウム塩、イリジウム塩(錯塩を含む)、ロジウム塩
(錯塩を含む)及び鉄塩(錯塩を含む)から選ばれる少
なくとも1種を用いて金属イオンを添加し、粒子内部に
及び/または粒子表面にこれらの金属元素を含有させる
ことができ、また適当な還元的雰囲気におくことによ
り、粒子内部及び/または粒子表面に還元増感核を付与
できる。 ハロゲン化銀粒子は、潜像が主として表面に形成され
る粒子あるいは主として粒子内部に形成される粒子いず
れであってもよく、ハロゲン化銀粒子のサイズとして
は、0.05〜5.0μ、好ましくは0.1〜3.0μのものであ
る。 本発明のハロゲン化銀写真乳剤は、粒子サイズの分布
の狭い単分散乳剤であることが好ましく、粒子サイズ分
布の広い多分散乳剤では、本発明の明確なコア/シェル
乳剤とはなり得ないのが通常である。 ここで単分散のハロゲン化銀乳剤としては、平均粒径
を中心に±20%の粒径範囲内に含まれるハロゲン化銀
重量が、全ハロゲン化銀粒子重量の60%以上であるもの
が好ましく、より好ましくは70%以上、更に好ましくは
80%以上である。 ここに、平均粒径は、粒径riを有する粒子の頻度ni
とri3との積ni×ri3が最大となるときの粒径riと定義す
る(有効数字3桁、最小桁数字は4捨5入する)。 ここでいう粒径とは、球状のハロゲン化銀粒子の場合
は、その直径、また球状以外の形状の粒子の場合は、そ
の投影像を同面積の円像に換算した時の直径である。 粒径は、例えば該粒子を電子顕微鏡で1万倍から5万
倍に拡大して撮影し、そのプリント上の粒子直径または
投影時の面積を実測することによって得ることができる
(測定粒子個数は無差別に1000個以上あることとす
る。)。 本発明の特に好ましい高度の単分散乳剤は によって分布の広さを定義したとき20%以下のものであ
り、更に好ましくは15%以下のものである。 ここに平均粒径及び標準偏差は上記定義した粒径riか
ら求めるものとする。 単分散乳剤を得る方法としては、種粒子を含むゼラチ
ン溶液中に、水溶性銀塩溶液ど水溶性ハライド溶液をpA
g及びpHの制御下ダブルジェット法によって加えること
によって得ることができる。添加速度の決定に当たって
は、特開昭54−48521号、同58−49938号公報を参考にで
きる。 さらに高度な単分散乳剤を得る方法として、特開昭60
−122935号公報に開示されたテトラザインデン存在下の
成長方法が適用できる。 本発明のハロゲン化銀乳剤は、常法により化学増感す
ることができる。 また本発明のハロゲン化銀乳剤は、写真業界において
増感色素として知られている色素を用いて、所望の波長
域に光学的に増感できる。増感色素は単独で用いてよい
が、2種以上を組みあわせてもよい。 〔実施例〕 次に、本発明を実施例によって更に具体的に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例−1 沃化銀2.0モル%を含む沃臭化銀乳剤を、ダブルジエ
ット法で、40℃、pH8.0、pAg9.0の条件で調製し、水洗
処理を行い、過剰な塩類を除去した。平均粒径は0.27
μ、粒径分布〔(標準偏差/平均粒径)×100〕は12.0
%であった。この乳剤を、硝酸銀に換算して1200gに相
当する銀を含む乳剤として種晶〔A〕とした。種晶
〔A〕の完成量は4160gであった。 40℃に保った1%のゼラチン水溶液8に、この種晶
〔A〕を1510g溶解し、0.4N相当分のアンモニア水を加
えて撹拌した。この溶液の中に、硝酸銀849gを溶かした
水溶液2.39のうち250ccを10分間かけて添加し、pAg7.
1、pH9.9に調整して、引きつづきこの硝酸銀水溶液と、
臭化カリウム367g、沃化カリウム224gを溶かした1%ゼ
ラチン水溶液2.14とを、再核発生のない添加速度で供
給して、沃化銀30モル%を含むコア乳剤を調製した。添
加終了後、温度を40℃に保ちながら、pHを6.0に下げ、
水洗処理を行い、過剰な塩類を除去した。 水洗処理は、コア乳剤16を撹拌しながらデモール
(花王アトラス社製)5%液500ccを加え、3分間撹拌
した後、撹拌を停止し、5分間静置して乳剤を凝集沈降
させた。その後、デカンテーションにより、乳剤を含ま
ない上澄み液14.9を除去した。残った乳剤に40℃の純
水8を加え、4分間撹拌した後、硫酸マグネシウム20
%液を500cc加えて、さらに3分間撹拌を続けた。その
後撹拌を停止し、5分間静置して乳剤を凝集沈降させ
た。デカンテーションにより、乳剤を含まない上澄み液
8.5を除去した。残った乳剤に40℃の純水8を加
え、上記操作を繰り返した後、8%の8のゼラチン水溶
液1.6と少量の防腐剤を加えた。 得られた乳剤は8面体乳剤(8面体粒子含有の乳剤)
で、平均粒径0.378μ、粒径分布12.3%であり、こをコ
ア乳剤〔B〕とする。完成量は4160g、塩濃度は、コア
乳剤調製後の1/1290であった。 次に、40℃に保った1%のゼラチン水溶液8.6にコ
ア乳剤〔B〕を817g溶解し、0.61N相当分のアンモニア
水を加えて撹拌した。この溶液の中に、硝酸銀965gを溶
かした水溶液2.7と臭化カリウム623gを溶かした1%
ゼラチン水溶液2.7とを、30分間かけて添加した。添
加時のpAgおよびpHは、添加開始時PAg9.7,pH8.8で、添
加終了時pAg10.5、pH8.0となるようコントロールし、臭
化銀のシェルを調製した。得られた乳剤をコア〔B〕と
同様な方法で水洗処理し、乳剤〔1〕とした。乳剤
〔1〕は、トータルで4.0モル%の沃化銀を含む8面体
乳剤で、平均粒径0.65μ、粒径分布14.0%であり、完成
量は4160gであった。 次に、40℃に保った1%のゼラチン水溶液8に、種
晶〔A〕を2083g溶解し、コア乳剤〔B〕と同様の方法
で、コア乳剤〔C〕を調製した。得られた乳剤は8面体
で、平均粒径0.34μ、粒径分布12.1%であり、完成量は
4160g,塩濃度は、コア乳剤調製後の1/1290であった。さ
らに、40℃に保った1%のゼラチン水溶液8.6に、コ
ア乳剤〔C〕を595g溶解し、硝酸銀1028gを溶かした水
溶液2.88と、臭化カリウム716g、沃化カリウム5gを溶
かした1%ゼラチン水溶液2.88を、乳剤〔1〕と同様
の方法で供給して、シェルを調製し、トータルで4.0%
の沃化銀を含む乳剤〔2〕を調製した。得られた乳剤は
8面体で、平均粒径0.65μ、粒径分布14.0%であり、完
成量は4160gであった。 コア乳剤〔B〕と同様の方法で、コアの粒径を変化さ
せ、さらに乳剤〔1〕と同様の方法で臭化銀のシェルを
成長させた乳剤〔3〕、および乳剤〔5〕を調製した。
乳剤〔3〕は、トータルで2.0モル%の沃化銀を含み、
平均粒径0.65μ、粒径分布14.0%の8面体乳剤である。
乳剤〔5〕は、トータルで6.0モル%の沃化銀を含み、
平均粒径0.65μ、粒径分布13.0%の8面体乳剤である。
また、コア乳剤〔C〕と同様の方法でコアの粒径を変化
させ、さらに、乳剤〔2〕と同様の方法で沃臭化銀のシ
ェルを成長させることにより、乳剤〔4〕及び乳剤
〔6〕を調製した。乳剤〔4〕は、トータルで2.0モル
%の沃化銀を含み、平均粒径0.65μ、粒径分布14.0%の
8面体乳剤である。乳剤〔6〕は、トータルで6.0モル
%の沃化銀を含み、平均粒径0.65μ、粒径分布14.0%の
8面体乳剤である。 次に、比較用乳剤の調製例について説明する。なお、
比較用乳剤は、本発明の乳剤とのセンシトメトリー評価
レベルを合わせるため、本発明乳剤と同様の粒径となる
ように、調製条件を変化させた。 特開昭60−143331号公報に開示されている方法に準じ
て、20モル%の沃化銀を含むコアを調製し、次いで臭化
銀から成るシェルを成長させ、トータルで10.0モル%の
沃化銀を含む乳剤〔7〕を調製した。 同様に、特開昭60−143331号公報に開示されている方
法に準じて、6モル%の沃化銀を含むコアを調製し、次
いで、臭化銀から成るシェルを成長させ、トータルで2.
0モル%の沃化銀を含む乳剤〔8〕を調製した。 さらに、特開昭60−147727号公報に開示されている方
法に準じて、40モル%の沃化銀を含むコアを調製し、次
いで臭化銀から成るシェルを成長させ、トータルで3.0
モル%の沃化銀を含む乳剤
〔9〕を調製した。 同様に、特開昭60−147727号公報に開示されている方
法に準じて、40モル%の沃化銀を含むコアを調製し、次
いで臭化銀から成るシェルを成長させ、トータルで10.0
モル%の沃化銀を含む乳剤〔10〕を調製した。 さらに特開昭59−178447号公報に開示されている方法
に準じて、30モル%の沃化銀を含むコアを調製し、次い
で臭化銀から成るシェルを成長させ、トータルで2.0モ
ル%の沃化銀を含む乳剤〔11〕を調製した。 また特開昭60−143331号公報に開示されている方法に
準じて、30モル%の沃化銀を含むコアを調製し、次いで
臭化銀から成るシェルを成長させ、トータルで2.0モル
%の沃化銀を含む乳剤〔12〕を調製した。 さらに、特開昭59−99433号公報に開示されている方
法に準じて、30モル%の沃化銀を含むコアを調製し、次
いで臭化銀から成るシェルを成長させ、トータルで2.0
モル%の沃化銀を含む乳剤〔13〕を調製した。 以上のように調製した13種の乳剤の構造については、
表−1にまとめて示した。 表1の中の明確なコア/シェル構造の有無について
は、前述した粉末X線回析法により、回析角度(2θ)
が71゜〜74゜の範囲で、コアとシェルに相当する2つの
回折ピークが現れるものついては(有)であり、そうで
ないものについては(無)と示した。乳剤〔1〕〜
〔7〕,及び乳剤〔12〕は、明らかにコアとシェルのダ
ブルピークがみられたものである。乳剤〔8〕は、ピー
クがかなり接近しているが、2つの回析ピークが得られ
たものである。一方、乳剤
法に準じて、40モル%の沃化銀を含むコアを調製し、次
いで臭化銀から成るシェルを成長させ、トータルで10.0
モル%の沃化銀を含む乳剤〔10〕を調製した。 さらに特開昭59−178447号公報に開示されている方法
に準じて、30モル%の沃化銀を含むコアを調製し、次い
で臭化銀から成るシェルを成長させ、トータルで2.0モ
ル%の沃化銀を含む乳剤〔11〕を調製した。 また特開昭60−143331号公報に開示されている方法に
準じて、30モル%の沃化銀を含むコアを調製し、次いで
臭化銀から成るシェルを成長させ、トータルで2.0モル
%の沃化銀を含む乳剤〔12〕を調製した。 さらに、特開昭59−99433号公報に開示されている方
法に準じて、30モル%の沃化銀を含むコアを調製し、次
いで臭化銀から成るシェルを成長させ、トータルで2.0
モル%の沃化銀を含む乳剤〔13〕を調製した。 以上のように調製した13種の乳剤の構造については、
表−1にまとめて示した。 表1の中の明確なコア/シェル構造の有無について
は、前述した粉末X線回析法により、回析角度(2θ)
が71゜〜74゜の範囲で、コアとシェルに相当する2つの
回折ピークが現れるものついては(有)であり、そうで
ないものについては(無)と示した。乳剤〔1〕〜
〔7〕,及び乳剤〔12〕は、明らかにコアとシェルのダ
ブルピークがみられたものである。乳剤〔8〕は、ピー
クがかなり接近しているが、2つの回析ピークが得られ
たものである。一方、乳剤
〔9〕,〔10〕,〔11〕,
〔13〕は、回析ピークが1つであった。このことから、
乳剤
〔13〕は、回析ピークが1つであった。このことから、
乳剤
〔9〕,〔10〕,〔11〕,〔13〕は、明らかにコア
/シェル構造を有していないと判断される。 上記13種の乳剤に対して、チオシアン酸アンモニウム
と塩化金酸、そしてハイポを加えて金−硫黄増感を行な
った。さらに、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7
−テトラザインデンを加え、延展剤、増糊剤、硬膜剤等
の一般的な写真用添加剤を加えた後、下引き処理したポ
リエチレンテンフタレートフィルムベース上に銀量が50
mg/100cm2となるよう常法により塗布乾燥し、センシト
メトリー用試料を作成した。センシトメトリーの評価と
して、露光は、色温度5400゜Kの光源を用い、光学ウェ
ッジを通して、1/100秒露光した。露光量は3.2CMSであ
った。 次に下記の現像処理を行なった。 (処理工程)(35℃) 処理時間 1.現像 30″ 2.定着 21″ 3.水洗 14″ 4.乾燥 〔現像液〕 無水亜硫酸カリウム 50 g ハイドロキノン 10 g 無水ホウ酸 1 g 炭酸カリウム1水塩 15 g 1−フェニル−3−ピラゾリドン 0.5 g 水酸化カリウム 4 g 5−メチル−ベンゾトリアゾール 0.05g 臭化カリウム 5 g グルタルアルデヒド重亜硫酸塩 15 g 氷酢酸 8cc 水を加えて1とする。 〔定着液〕 水(約50℃) 600ml チオ硫酸ナトリウム 240g 無水亜硫酸ナトリウム 15g 氷酢酸 13.4ml ホウ酸 7.5g カリ明バン 15g 水を加えて1とする。 得られた試料の写真性能の結果を表2に示した。 表2の結果から明らかなように、本発明の試料1〜6
は、感度及びプレッシャー性能を劣化させることなく高
ガンマが得られる。 実施例−2 試料1〜10について、現在温度を35℃±3℃に変化さ
せ、上述した現像処理を行い、処理温度依存性を評価し
た。結果を表3に示した。 表3の結果から明らかなように、比較試料は処理温度
の変動に対して性能の変動が大きいが、本発明の試料1
〜6は、カブリ、感度、ガンマの処理温度依存性が小さ
く、処理安定性が向上している。また試料1〜6は、処
理温度32℃ですでに高感度、高ガンマが得られている。
このことより、本発明の写真乳剤が現像活性にすぐれて
いることがわかる。 また、処理温度によらずガンマが安定していることよ
り、写真乳剤の調製にあたり、階調のコントロールが容
易である。 〔発明の効果〕 上述の如く、本発明のハロゲン化銀写真乳剤は、感
度、及びプレッシャー性能を劣化させることなく、現像
活性にすぐれ、階調のコントロールが容易で、かつ処理
安定性にすぐれるものである。
/シェル構造を有していないと判断される。 上記13種の乳剤に対して、チオシアン酸アンモニウム
と塩化金酸、そしてハイポを加えて金−硫黄増感を行な
った。さらに、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7
−テトラザインデンを加え、延展剤、増糊剤、硬膜剤等
の一般的な写真用添加剤を加えた後、下引き処理したポ
リエチレンテンフタレートフィルムベース上に銀量が50
mg/100cm2となるよう常法により塗布乾燥し、センシト
メトリー用試料を作成した。センシトメトリーの評価と
して、露光は、色温度5400゜Kの光源を用い、光学ウェ
ッジを通して、1/100秒露光した。露光量は3.2CMSであ
った。 次に下記の現像処理を行なった。 (処理工程)(35℃) 処理時間 1.現像 30″ 2.定着 21″ 3.水洗 14″ 4.乾燥 〔現像液〕 無水亜硫酸カリウム 50 g ハイドロキノン 10 g 無水ホウ酸 1 g 炭酸カリウム1水塩 15 g 1−フェニル−3−ピラゾリドン 0.5 g 水酸化カリウム 4 g 5−メチル−ベンゾトリアゾール 0.05g 臭化カリウム 5 g グルタルアルデヒド重亜硫酸塩 15 g 氷酢酸 8cc 水を加えて1とする。 〔定着液〕 水(約50℃) 600ml チオ硫酸ナトリウム 240g 無水亜硫酸ナトリウム 15g 氷酢酸 13.4ml ホウ酸 7.5g カリ明バン 15g 水を加えて1とする。 得られた試料の写真性能の結果を表2に示した。 表2の結果から明らかなように、本発明の試料1〜6
は、感度及びプレッシャー性能を劣化させることなく高
ガンマが得られる。 実施例−2 試料1〜10について、現在温度を35℃±3℃に変化さ
せ、上述した現像処理を行い、処理温度依存性を評価し
た。結果を表3に示した。 表3の結果から明らかなように、比較試料は処理温度
の変動に対して性能の変動が大きいが、本発明の試料1
〜6は、カブリ、感度、ガンマの処理温度依存性が小さ
く、処理安定性が向上している。また試料1〜6は、処
理温度32℃ですでに高感度、高ガンマが得られている。
このことより、本発明の写真乳剤が現像活性にすぐれて
いることがわかる。 また、処理温度によらずガンマが安定していることよ
り、写真乳剤の調製にあたり、階調のコントロールが容
易である。 〔発明の効果〕 上述の如く、本発明のハロゲン化銀写真乳剤は、感
度、及びプレッシャー性能を劣化させることなく、現像
活性にすぐれ、階調のコントロールが容易で、かつ処理
安定性にすぐれるものである。
Claims (1)
- 【請求項1】沃臭化銀から成るコアと、少なくとも一層
の沃臭化銀または臭化銀から成るシェルを有するコア/
シェル型ハロゲン化銀粒子を含有する乳剤において、該
乳剤の平均沃化銀含有率が7モル%未満であり、前記コ
アは10モル%以上の沃化銀を含有し、前記シェルの中で
最も外側にあるシェルは5モル%以下の沃化銀を含有
し、かつ前記コアとシェルの沃化銀含有率の差が10モル
%以上であり、かつ前記コアとシェルとが明確なコア/
シェル型構造を有することを特徴とするコア/シェル型
ハロゲン化銀写真乳剤。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17670087 | 1987-07-15 | ||
JP62-176700 | 1987-07-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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