JP2712933B2 - 部品組立て自動機 - Google Patents
部品組立て自動機Info
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- JP2712933B2 JP2712933B2 JP3252406A JP25240691A JP2712933B2 JP 2712933 B2 JP2712933 B2 JP 2712933B2 JP 3252406 A JP3252406 A JP 3252406A JP 25240691 A JP25240691 A JP 25240691A JP 2712933 B2 JP2712933 B2 JP 2712933B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pallet
- shift lever
- lever assembly
- bolt
- robot
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部品組立て自動機に関
し、さらに詳しくは、組立てに至る部品供給システムに
関する。
し、さらに詳しくは、組立てに至る部品供給システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、自動車の車体組立てにお
いては、台車に載置されてくる車体に対して、内装部品
を組み付ける行程が設定されている。
いては、台車に載置されてくる車体に対して、内装部品
を組み付ける行程が設定されている。
【0003】上述した組み付けに用いられる部品の一つ
にシフトレバ−アッセンブリ−があり、このアッセンブ
リ−は、車体艤装ラインに移動してくるコンベヤライン
に対して、別ラインによりパレット上に整置された状態
で準備され、このパレット上から車体の艤装に関する仕
様に応じて、作業者が取り出し、車体側に組み付けるよ
うになっている。
にシフトレバ−アッセンブリ−があり、このアッセンブ
リ−は、車体艤装ラインに移動してくるコンベヤライン
に対して、別ラインによりパレット上に整置された状態
で準備され、このパレット上から車体の艤装に関する仕
様に応じて、作業者が取り出し、車体側に組み付けるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した艤
装ラインでの作業は、作業者による手作業で行なわれる
とから、例えば、シフトレバ−アセンブリ−の螺子止め
の個数が多いとそれだけ作業時間が必要になり、また、
これら艤装に必要な小物部品の準備やシフトレバ−アッ
センブリ−をセットする作業などの艤装以外の時間がど
うしても必要になり、組立て時間の短縮を図ることが難
しかった。
装ラインでの作業は、作業者による手作業で行なわれる
とから、例えば、シフトレバ−アセンブリ−の螺子止め
の個数が多いとそれだけ作業時間が必要になり、また、
これら艤装に必要な小物部品の準備やシフトレバ−アッ
センブリ−をセットする作業などの艤装以外の時間がど
うしても必要になり、組立て時間の短縮を図ることが難
しかった。
【0005】そこで、本発明の目的は、上述した組立て
行程における問題に鑑み、組立て作業の時間短縮を可能
にし、さらには、殆ど全ての作業を自動化することで作
業者の直接的な作業を不要にすることできる部品組立て
自動機を得ることにある。
行程における問題に鑑み、組立て作業の時間短縮を可能
にし、さらには、殆ど全ての作業を自動化することで作
業者の直接的な作業を不要にすることできる部品組立て
自動機を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、複数個のシフトレバーアッセンブリーを
載置可能であり、それぞれのシフトレバーアッセンブリ
ーを所定位置に載置するための位置決め部材を備えたパ
レット、所定位置に設置されており、パレットを所定位
置に保持し、パレット上のシフトレバーアッセンブリー
をロボットに受け渡すための第1のパレット受け部と、
昇降可能に設けられパレットを走行させるための複数の
パレット走行路を有し、シフトレバーアッセンブリを載
置されたパレットを第1のパレット受け部に供給し、及
び、シフトレバーアッセンブリをロボットに受け渡して
空になったパレットを第1のパレット受け部から回収す
る第2のパレット受け部と、シフトレバーアッセンブリ
を載置された上記パレットを第2のパレット受け部に供
給する第3のパレット受け部とを有しているパレットス
テーション、ボルトの頭部を下側にして起立した状態で
繰り出すパーツフィーダと、パーツフィーダから繰り出
された上記ボルトを載置されるマガジンと、パーツフィ
ーダから繰り出されたボルトを上記状態を保ったままマ
ガジンに載置する移送路切り換え機構と、昇降及び回転
可能でありマガジン上のボルトの螺子部を挾持した後に
回転しボルトの頭部を上方に反転するチャックを有する
ボルト位置決め部とを有しているボルト供給ステーショ
ン、及び、シフトレバーアッセンブリの締結を行う複数
のナットランナと、シフトレバーアッセンブリを車体に
取り付けるためのシフトレバーアッセンブリに設けられ
た取り付け穴に挿入可能であり、シフトレバーアッセン
ブリの上記ロボットに対する位置決めを行うための2本
の位置決めピンと、シフトアッセンブリを把持するため
の把持機構とを有しているロボットを備えていることを
特徴としている。
め、本発明は、複数個のシフトレバーアッセンブリーを
載置可能であり、それぞれのシフトレバーアッセンブリ
ーを所定位置に載置するための位置決め部材を備えたパ
レット、所定位置に設置されており、パレットを所定位
置に保持し、パレット上のシフトレバーアッセンブリー
をロボットに受け渡すための第1のパレット受け部と、
昇降可能に設けられパレットを走行させるための複数の
パレット走行路を有し、シフトレバーアッセンブリを載
置されたパレットを第1のパレット受け部に供給し、及
び、シフトレバーアッセンブリをロボットに受け渡して
空になったパレットを第1のパレット受け部から回収す
る第2のパレット受け部と、シフトレバーアッセンブリ
を載置された上記パレットを第2のパレット受け部に供
給する第3のパレット受け部とを有しているパレットス
テーション、ボルトの頭部を下側にして起立した状態で
繰り出すパーツフィーダと、パーツフィーダから繰り出
された上記ボルトを載置されるマガジンと、パーツフィ
ーダから繰り出されたボルトを上記状態を保ったままマ
ガジンに載置する移送路切り換え機構と、昇降及び回転
可能でありマガジン上のボルトの螺子部を挾持した後に
回転しボルトの頭部を上方に反転するチャックを有する
ボルト位置決め部とを有しているボルト供給ステーショ
ン、及び、シフトレバーアッセンブリの締結を行う複数
のナットランナと、シフトレバーアッセンブリを車体に
取り付けるためのシフトレバーアッセンブリに設けられ
た取り付け穴に挿入可能であり、シフトレバーアッセン
ブリの上記ロボットに対する位置決めを行うための2本
の位置決めピンと、シフトアッセンブリを把持するため
の把持機構とを有しているロボットを備えていることを
特徴としている。
【0007】
【作用】本発明によれば、ロボットのア−ムの旋回によ
り、パレットステ−ションでは、シフトレバ−アッセン
ブリ−を取上げ、そして、ボルト供給ステ−ションで
は、シフトレバ−アッセンブリ−の締結用ボルトが同時
にナットランナに装着され、この状態で車体の艤装位置
に搬送されると、パレットステ−ションで割り出されて
いる締結位置をそのままボルトの締結位置として用い、
車体側へのシフトレバ−アッセンブリ−の締結作業が行
なわれる。
り、パレットステ−ションでは、シフトレバ−アッセン
ブリ−を取上げ、そして、ボルト供給ステ−ションで
は、シフトレバ−アッセンブリ−の締結用ボルトが同時
にナットランナに装着され、この状態で車体の艤装位置
に搬送されると、パレットステ−ションで割り出されて
いる締結位置をそのままボルトの締結位置として用い、
車体側へのシフトレバ−アッセンブリ−の締結作業が行
なわれる。
【0008】
【実施例】以下、図1乃至図17において、本発明実施
例の詳細を説明する。
例の詳細を説明する。
【0009】図1は、本発明実施例による部品組立て自
動機1の全体構成を示す配置図であり、本実施例の部品
組立て自動機1は、車体Bを載置している台車が移動す
る艤装ライン2の近傍に配置してあるロボット3を備え
ている。
動機1の全体構成を示す配置図であり、本実施例の部品
組立て自動機1は、車体Bを載置している台車が移動す
る艤装ライン2の近傍に配置してあるロボット3を備え
ている。
【0010】上述したロボット3は、図中、円弧で示す
ように、旋回可能であり、また、紙面に対して垂直方向
に沿った方向に揺動可能なア−ム3Aを備えている。
ように、旋回可能であり、また、紙面に対して垂直方向
に沿った方向に揺動可能なア−ム3Aを備えている。
【0011】そして、上述したロボット3におけるア−
ム3Aの旋回範囲には、後述するパレットステ−ション
4、ボルト供給ステ−ション5が設けてある。すなわ
ち、パレットステ−ション4は、車体に艤装される部品
の一つであるシフトレバ−を準備するためのステ−ショ
ンであり、図2に示す平面図において、矢印で示すシフ
トレバ−アッセンブリ−の移動方向に沿って並べられた
複数、実施例の場合には、3台のパレット受け部4A、
4B、4Cが配置してある。そして、これらパレット受
け部は、上面に複数のコロが設けられて載置されるパレ
ットを摺動できるように構成してあり、これらパレット
受け部のうち、上述した移動方向における上流側、つま
り、図において左側に位置してパレット入替え部を構成
しているパレット受け部4Aは、図示しない箇所から補
充されることでシフトレバ−アッセンブリ−を満載させ
ておく機能を持っている。このため、この位置のパレッ
ト受け部4Aは、図3に示すように、台車により構成さ
れ、補充位置に移動できるようになっている。また、上
述した移動方向における最下流位置、つまり、図におい
て右側に設けてある艤装ライン側に位置して取り出し部
を構成しているパレット受け部4Bは、ロボット3に対
してシフトレバ−アッセンブリ−を受け渡す機能を持た
せてある。このため、この位置のパレット受け部4B
は、図3に示すように、床に対して不動状態を設定され
ており、ロボット3におけるシフトレバ−アッセンブリ
−の取り出しのための位置関係を設定されている。
ム3Aの旋回範囲には、後述するパレットステ−ション
4、ボルト供給ステ−ション5が設けてある。すなわ
ち、パレットステ−ション4は、車体に艤装される部品
の一つであるシフトレバ−を準備するためのステ−ショ
ンであり、図2に示す平面図において、矢印で示すシフ
トレバ−アッセンブリ−の移動方向に沿って並べられた
複数、実施例の場合には、3台のパレット受け部4A、
4B、4Cが配置してある。そして、これらパレット受
け部は、上面に複数のコロが設けられて載置されるパレ
ットを摺動できるように構成してあり、これらパレット
受け部のうち、上述した移動方向における上流側、つま
り、図において左側に位置してパレット入替え部を構成
しているパレット受け部4Aは、図示しない箇所から補
充されることでシフトレバ−アッセンブリ−を満載させ
ておく機能を持っている。このため、この位置のパレッ
ト受け部4Aは、図3に示すように、台車により構成さ
れ、補充位置に移動できるようになっている。また、上
述した移動方向における最下流位置、つまり、図におい
て右側に設けてある艤装ライン側に位置して取り出し部
を構成しているパレット受け部4Bは、ロボット3に対
してシフトレバ−アッセンブリ−を受け渡す機能を持た
せてある。このため、この位置のパレット受け部4B
は、図3に示すように、床に対して不動状態を設定され
ており、ロボット3におけるシフトレバ−アッセンブリ
−の取り出しのための位置関係を設定されている。
【0012】また、上述したパレット受け部4A及び4
Bとの間に位置するパレット受け部4Cは、空になった
パレットをシフトレバーアッセンブリーを満載したパレ
ットと交換するための機能を持たせてあり、具体的に
は、図3に示すように、上下2段の位置に、複数のコロ
を並べて構成したパレットの摺動部4C1、4C2が設
けられている。そして、このパレット交換部に相当する
パレット受け部4Cは、下段に位置するパレットの摺動
部4C1がパレット受け部の基部においてヒンジ結合さ
れているパンタグラフ機構により昇降可能に設けてあ
り、上段に位置するパレットの摺動部4C2は、下段の
摺動部4C1に対して支柱を介して固定してある。従っ
て、下段の摺動部4C1が上昇するとこれに連動して上
段の摺動部4C2も上昇するようになっている。この昇
降動作は、パレットの交換時に行われるようになってお
り、具体的には、シフトレバーアッセンブリーの移動方
向における下流側に位置するパレット受け部4Bに載置
してあるパレットが空になったのを下段の摺動部4C1
の搬入する態位が設定できるように、下段の摺動部4C
1を上昇させるようになっている。従って、この態位設
定時には、上段の摺動部4C2は、図3において二点鎖
線で示すように、下段の摺動部4C1の上昇に連動して
高方に位置する。
Bとの間に位置するパレット受け部4Cは、空になった
パレットをシフトレバーアッセンブリーを満載したパレ
ットと交換するための機能を持たせてあり、具体的に
は、図3に示すように、上下2段の位置に、複数のコロ
を並べて構成したパレットの摺動部4C1、4C2が設
けられている。そして、このパレット交換部に相当する
パレット受け部4Cは、下段に位置するパレットの摺動
部4C1がパレット受け部の基部においてヒンジ結合さ
れているパンタグラフ機構により昇降可能に設けてあ
り、上段に位置するパレットの摺動部4C2は、下段の
摺動部4C1に対して支柱を介して固定してある。従っ
て、下段の摺動部4C1が上昇するとこれに連動して上
段の摺動部4C2も上昇するようになっている。この昇
降動作は、パレットの交換時に行われるようになってお
り、具体的には、シフトレバーアッセンブリーの移動方
向における下流側に位置するパレット受け部4Bに載置
してあるパレットが空になったのを下段の摺動部4C1
の搬入する態位が設定できるように、下段の摺動部4C
1を上昇させるようになっている。従って、この態位設
定時には、上段の摺動部4C2は、図3において二点鎖
線で示すように、下段の摺動部4C1の上昇に連動して
高方に位置する。
【0013】また、パレット受け部4Bおよび4C、換
言すれば、摺動部に位置するパレットを摺動させるパレ
ット受け部には、例えば、図示しない摺動駆動部材によ
り所定位置に摺動したパレットをその位置で係止するた
めの係止爪4Dが摺動方向における必要な端部に設けて
ある。
言すれば、摺動部に位置するパレットを摺動させるパレ
ット受け部には、例えば、図示しない摺動駆動部材によ
り所定位置に摺動したパレットをその位置で係止するた
めの係止爪4Dが摺動方向における必要な端部に設けて
ある。
【0014】一方、上述したパレット受け部の上面に位
置する台で構成された摺動部には、シフトレバ−アッセ
ンブリ−6を整置したパレット7が載置されるようにな
っている。すなわち、パレット7は、例えば、図2にお
ける艤装ライン側に位置するパレット受け部4Bで説明
すると、パレット7上に、例えば、1列4個のシフトレ
バ−アッセンブリ−6(図中、丸数字で示す)がパレット
7の移動方向(図中、矢印で示す方向)に沿って整列させ
て載置してある。
置する台で構成された摺動部には、シフトレバ−アッセ
ンブリ−6を整置したパレット7が載置されるようにな
っている。すなわち、パレット7は、例えば、図2にお
ける艤装ライン側に位置するパレット受け部4Bで説明
すると、パレット7上に、例えば、1列4個のシフトレ
バ−アッセンブリ−6(図中、丸数字で示す)がパレット
7の移動方向(図中、矢印で示す方向)に沿って整列させ
て載置してある。
【0015】そして、このパレット7には、シフトレバ
−アッセンブリ−の位置決め構造が装備してある。すな
わち、図4は、上述した位置決め構造を説明するために
パレット7の一部を示しており、同図において、シフト
レバ−アッセンブリ−6の位置決め構造は、例えば、オ
−トマチック仕様のセレクトレバ−アッセンブリ−とマ
ニュアル仕様のシフトレバ−アッセンブリ−との何れに
も対応できる構造とされている。そして、この位置決め
構造は、パレット7上に設けてある載置台7Aそのもの
とこの載置台7Aの必要箇所に設けてある位置決めロッ
ドにより構成されており、載置台7Aにおけるシフトレ
バ−アッセンブリ−6の前縁および側縁と対向する位置
のもの(図中、符号7A1で示すものが前縁側、符号7
A2で示すものが側縁側)は、その対向面側にシフトレ
バ−アッセンブリ−6の基板の前縁あるいは側縁に当接
するブロック部7A1a(前縁用)、7A2a(側縁用)が
形成してあり、そして、位置決めロッド7B1、7B2
は、シフトレバ−アッセンブリ−6に形成してあるボル
ト挿通孔6Aの一つに対応する位置と、この位置に対し
て、略、対角線上に位置した状態でシフトレバ−アッセ
ンブリ−6の基板に形成してあるガイド孔6Bに嵌合で
きる位置とに設けてあることで構成してある。従って、
載置台7に載置されたシフトレバ−アッセンブリ−6
は、図5および図6に示すように、側縁に当接する載置
台7に形成してあるブロック部7A1、7A2により基
板の側縁の位置ずれを防止され、そして、位置決めロッ
ド7B1、7B2により略、回転変位を防止された状態
に維持される。
−アッセンブリ−の位置決め構造が装備してある。すな
わち、図4は、上述した位置決め構造を説明するために
パレット7の一部を示しており、同図において、シフト
レバ−アッセンブリ−6の位置決め構造は、例えば、オ
−トマチック仕様のセレクトレバ−アッセンブリ−とマ
ニュアル仕様のシフトレバ−アッセンブリ−との何れに
も対応できる構造とされている。そして、この位置決め
構造は、パレット7上に設けてある載置台7Aそのもの
とこの載置台7Aの必要箇所に設けてある位置決めロッ
ドにより構成されており、載置台7Aにおけるシフトレ
バ−アッセンブリ−6の前縁および側縁と対向する位置
のもの(図中、符号7A1で示すものが前縁側、符号7
A2で示すものが側縁側)は、その対向面側にシフトレ
バ−アッセンブリ−6の基板の前縁あるいは側縁に当接
するブロック部7A1a(前縁用)、7A2a(側縁用)が
形成してあり、そして、位置決めロッド7B1、7B2
は、シフトレバ−アッセンブリ−6に形成してあるボル
ト挿通孔6Aの一つに対応する位置と、この位置に対し
て、略、対角線上に位置した状態でシフトレバ−アッセ
ンブリ−6の基板に形成してあるガイド孔6Bに嵌合で
きる位置とに設けてあることで構成してある。従って、
載置台7に載置されたシフトレバ−アッセンブリ−6
は、図5および図6に示すように、側縁に当接する載置
台7に形成してあるブロック部7A1、7A2により基
板の側縁の位置ずれを防止され、そして、位置決めロッ
ド7B1、7B2により略、回転変位を防止された状態
に維持される。
【0016】一方、ボルト供給ステ−ション5は、図7
に示すように、ボルト繰り出し部5Aとボルト位置決め
部5Bとで構成されており、ボルト繰り出し部5Aは、
パ−ツフィ−ダ5A1から順次繰り出されるボルト8を
位置決め部5Bに移送されるマガジン9に対してシフト
レバ−アッセンブリ−6の締結に必要な個数をセットす
る箇所であり、そして、ボルト位置決め部5Bは、後述
するハンドラのナットランナにボルト8を装着できる態
位をセットするためにマガジン9へ繰り出されたボルト
8の態位を設定するための箇所である。
に示すように、ボルト繰り出し部5Aとボルト位置決め
部5Bとで構成されており、ボルト繰り出し部5Aは、
パ−ツフィ−ダ5A1から順次繰り出されるボルト8を
位置決め部5Bに移送されるマガジン9に対してシフト
レバ−アッセンブリ−6の締結に必要な個数をセットす
る箇所であり、そして、ボルト位置決め部5Bは、後述
するハンドラのナットランナにボルト8を装着できる態
位をセットするためにマガジン9へ繰り出されたボルト
8の態位を設定するための箇所である。
【0017】すなわち、ボルト繰り出し部5Aは、本実
施例の場合、オ−トマチック仕様とマニュアル仕様とで
用いられるボルトが異なっているので、これに対処する
ため、2種のパ−ツフィダ5A1を装備して2系統の繰
り出し部を設定されており、パ−ツフィ−ダ5A1にお
けるボルト移送路5A2の末端にはマガジン9へボルト
8を所定個数載置するための移送路切り換え機構10が
配置してある。上述した移送路切り換え機構10は、図
8に示すように、X、Y、Zの各方向に往復動可能なプ
ランジャを備えたシリンダ11、12、13により移動
可能なクランプ機構14を備えており、このクランプ装
置14は、その先端にボルト8を挟持できる方向に接離
可能な挟持爪14Aを備えており、ボルトの移送路に設
けてある磁石により頭部を下側にした状態で起立しなが
らパ−ツフィ−ダ5A1から順次移送されてくるボルト
8の螺子部を把持できるようになっている。上述したク
ランプ装置14は、移送路5A2に繰り出されるボルト
8に対して把持爪14Aを位置させるようにシリンダの
駆動により移動し、ボルト8を把持した状態で移送路5
A1とは別経路に位置するマガジン9にボルト8を搬送
するようになっており、この搬送動作をシフトレバアッ
センブリ6の締結に必要なボルト8の個数に対応した回
数繰り返すようになっている。本実施例の場合には、4
箇所の締結箇所にあわせて4回繰り返され、その搬送の
ための移動方向は、図中、矢印αで示す方向とされてい
る。このボルト8を移送路5A1からマガジン9に向け
搬送する場合のマガジン9側に載置される間隔、つま
り、矢印βで示すボルト8の移動方向に平行するX方向
の搬送は、後述するハンドラ側での装着エラ−が生じた
場合に修正できる時間を得るために設定してあり、この
搬送は、ボルト8の移動方向に往復動可能なシリンダ1
1の駆動により設定されるようになっている。
施例の場合、オ−トマチック仕様とマニュアル仕様とで
用いられるボルトが異なっているので、これに対処する
ため、2種のパ−ツフィダ5A1を装備して2系統の繰
り出し部を設定されており、パ−ツフィ−ダ5A1にお
けるボルト移送路5A2の末端にはマガジン9へボルト
8を所定個数載置するための移送路切り換え機構10が
配置してある。上述した移送路切り換え機構10は、図
8に示すように、X、Y、Zの各方向に往復動可能なプ
ランジャを備えたシリンダ11、12、13により移動
可能なクランプ機構14を備えており、このクランプ装
置14は、その先端にボルト8を挟持できる方向に接離
可能な挟持爪14Aを備えており、ボルトの移送路に設
けてある磁石により頭部を下側にした状態で起立しなが
らパ−ツフィ−ダ5A1から順次移送されてくるボルト
8の螺子部を把持できるようになっている。上述したク
ランプ装置14は、移送路5A2に繰り出されるボルト
8に対して把持爪14Aを位置させるようにシリンダの
駆動により移動し、ボルト8を把持した状態で移送路5
A1とは別経路に位置するマガジン9にボルト8を搬送
するようになっており、この搬送動作をシフトレバアッ
センブリ6の締結に必要なボルト8の個数に対応した回
数繰り返すようになっている。本実施例の場合には、4
箇所の締結箇所にあわせて4回繰り返され、その搬送の
ための移動方向は、図中、矢印αで示す方向とされてい
る。このボルト8を移送路5A1からマガジン9に向け
搬送する場合のマガジン9側に載置される間隔、つま
り、矢印βで示すボルト8の移動方向に平行するX方向
の搬送は、後述するハンドラ側での装着エラ−が生じた
場合に修正できる時間を得るために設定してあり、この
搬送は、ボルト8の移動方向に往復動可能なシリンダ1
1の駆動により設定されるようになっている。
【0018】上述したボルト8が載置されたマガジン9
は、シリンダ15により押し出されて後述するボルト位
置決め部5Bに移動する。
は、シリンダ15により押し出されて後述するボルト位
置決め部5Bに移動する。
【0019】ボルト位置決め部5Bは、図9および図1
0に示すように、複数のシリンダ16、17を装備して
いる基台18に設けてあるロ−タリ−アクチュエ−タ1
9を備えており、このロ−タリアクチュエ−タ19は、
進退自在のディスク19Aを装備し、このディスク19
Aには、回転中心を偏心させた状態で基端を固定された
支持ア−ム20が設けてあり、この支持ア−ム20の先
端には、チャック21が取り付けてある。上述したチャ
ック21は、図10および図11において、ボルト8の
挟持方向に接離可能な挟持爪21Aを備えており、この
挟持爪21Aの移動方向と直角な方向には、挟持爪21
Aをはさんで対向する腕部21Bが設けてあり、この腕
部21Bの先端には、挟持爪21Aに挟持されるボルト
8の存否を検知する透過型の光学センサ22が設けてあ
る。従って、ボルト位置決め部5Bでは、ロ−タリ−ア
クチュエ−タ19に装備してあるチャック21が、図9
において、マガジン9に載置してあるボルト8を挟持で
きる位置に移動し、ボルト8を挟持した上でロ−タリア
クチュエ−タ19が回転することでボルト8の向きを反
転させてロボット3に装備してあるハンドラ23のナッ
トランナ23Aにボルトの螺子部先端を対向させる。こ
のようなボルト8の位置決めは、マガジン9に載置され
ているボルト8の数に対応する数を設けてあるチャック
21により、略、同時に行われるようになっている。な
お、図9中、一点鎖線で示す矢印は、支持ア−ム20の
移動方向を示している。
0に示すように、複数のシリンダ16、17を装備して
いる基台18に設けてあるロ−タリ−アクチュエ−タ1
9を備えており、このロ−タリアクチュエ−タ19は、
進退自在のディスク19Aを装備し、このディスク19
Aには、回転中心を偏心させた状態で基端を固定された
支持ア−ム20が設けてあり、この支持ア−ム20の先
端には、チャック21が取り付けてある。上述したチャ
ック21は、図10および図11において、ボルト8の
挟持方向に接離可能な挟持爪21Aを備えており、この
挟持爪21Aの移動方向と直角な方向には、挟持爪21
Aをはさんで対向する腕部21Bが設けてあり、この腕
部21Bの先端には、挟持爪21Aに挟持されるボルト
8の存否を検知する透過型の光学センサ22が設けてあ
る。従って、ボルト位置決め部5Bでは、ロ−タリ−ア
クチュエ−タ19に装備してあるチャック21が、図9
において、マガジン9に載置してあるボルト8を挟持で
きる位置に移動し、ボルト8を挟持した上でロ−タリア
クチュエ−タ19が回転することでボルト8の向きを反
転させてロボット3に装備してあるハンドラ23のナッ
トランナ23Aにボルトの螺子部先端を対向させる。こ
のようなボルト8の位置決めは、マガジン9に載置され
ているボルト8の数に対応する数を設けてあるチャック
21により、略、同時に行われるようになっている。な
お、図9中、一点鎖線で示す矢印は、支持ア−ム20の
移動方向を示している。
【0020】一方、上述したハンドラ23は、ロボット
3のア−ム3Aの先端に装備されているものであり、シ
フトレバ−アッセンブリ−6の締結を行うナットランナ
23Aと締結位置割り出し機構23Bを備えている。す
なわち、図12において、ハンドラ23は、シフトレバ
−アッセンブリ−6をパレット7において位置決めされ
ている状態で取り出し、車体の締結位置に持ち来す機能
を備えており、このため、上述したパレット7からの取
り出し用把持装置23Cが設けてある。つまり、この取
り出し用把持装置23Cは、シフトレバ−アッセンブリ
−6を把持するクランプ部23C1と、シフトレバ−ア
ッセンブリ−6の下面を支えるだけの支架部23C2と
で構成してあり、クランプ部23C1は、対向した状態
で、一方が他方に対してシリンダ24の駆動により接離
可能な方向に移動できるようにしてある可動把手23C
1aおよび固定把手23C1bで構成され、そして、支
架部23C2は、固定把手のみで構成してある。
3のア−ム3Aの先端に装備されているものであり、シ
フトレバ−アッセンブリ−6の締結を行うナットランナ
23Aと締結位置割り出し機構23Bを備えている。す
なわち、図12において、ハンドラ23は、シフトレバ
−アッセンブリ−6をパレット7において位置決めされ
ている状態で取り出し、車体の締結位置に持ち来す機能
を備えており、このため、上述したパレット7からの取
り出し用把持装置23Cが設けてある。つまり、この取
り出し用把持装置23Cは、シフトレバ−アッセンブリ
−6を把持するクランプ部23C1と、シフトレバ−ア
ッセンブリ−6の下面を支えるだけの支架部23C2と
で構成してあり、クランプ部23C1は、対向した状態
で、一方が他方に対してシリンダ24の駆動により接離
可能な方向に移動できるようにしてある可動把手23C
1aおよび固定把手23C1bで構成され、そして、支
架部23C2は、固定把手のみで構成してある。
【0021】この取り出し用把持装置23C1は、図1
3に示すように、可動把手23C1aが固定把手23C
1bに対して当接する向きに移動させられることで固定
把手23C1bとの間に位置するシフトレバ−アッセン
ブリ−6をクランプし、また、支架部23C2はシフト
レバ−アッセンブリ−6の下面に入り込むことでシフト
レバ−アッセンブリ−6の下面を支えるようになってい
る。
3に示すように、可動把手23C1aが固定把手23C
1bに対して当接する向きに移動させられることで固定
把手23C1bとの間に位置するシフトレバ−アッセン
ブリ−6をクランプし、また、支架部23C2はシフト
レバ−アッセンブリ−6の下面に入り込むことでシフト
レバ−アッセンブリ−6の下面を支えるようになってい
る。
【0022】また、上述した締結位置割り出し機構23
Bは、ナットランナ23Aによる締結位置を割り出すた
めの機能を持つものであり、本実施例の場合、位置決め
ピンによって構成され、この位置決めピンは、シフトレ
バーアッセンブリー6における締結位置に設けてあるボ
ルト挿入孔6A(図4)のうちの対角線上に位置する取
付け孔6A、6Aに挿入可能に設けてある。
Bは、ナットランナ23Aによる締結位置を割り出すた
めの機能を持つものであり、本実施例の場合、位置決め
ピンによって構成され、この位置決めピンは、シフトレ
バーアッセンブリー6における締結位置に設けてあるボ
ルト挿入孔6A(図4)のうちの対角線上に位置する取
付け孔6A、6Aに挿入可能に設けてある。
【0023】従って、パレット7に載置してあるシフト
レバ−アッセンブリ−6は、載置台7A上に置かれた状
態でハンドラ23における締結位置割り出し機構23
B、つまり位置決めピン23Bがボルト挿通孔6Aに挿
入されることで位置ずれを起こさない状態を、換言すれ
ば、ナットランナ23Aに対するボルト8の挿通位置を
固定した状態に維持され、この状態で取り出し用把持装
置23Cによりクランプおよび支えられることによりパ
レット7から取り出されて車体側に向け搬送される。
レバ−アッセンブリ−6は、載置台7A上に置かれた状
態でハンドラ23における締結位置割り出し機構23
B、つまり位置決めピン23Bがボルト挿通孔6Aに挿
入されることで位置ずれを起こさない状態を、換言すれ
ば、ナットランナ23Aに対するボルト8の挿通位置を
固定した状態に維持され、この状態で取り出し用把持装
置23Cによりクランプおよび支えられることによりパ
レット7から取り出されて車体側に向け搬送される。
【0024】本実施例は以上のような構成であるから、
いま、シフトレバ−アッセンブリ−6の組立てに関する
部品供給手順について、フロ−チャ−トで説明すると、
図14に示すとおりである。すなわち、ロボット3は最
初にボルト供給ステ−ション5にハンドラ23を位置さ
せ、このステ−ション5においてボルト8をナットラン
ナ23Aに装着させる。このボルト供給ステ−ション5
でのボルト8の供給処理は、図15に示すように、ボル
ト繰り出し部5Aにおいて移送路切り換え機構10にお
けるクランプ機構14が移送路5A2中に位置するボル
ト8を把持できる位置に下降して、1個のボルト8を掴
み、この状態で上昇した後にマガジン9に対してボルト
8を載置できるように下降してクランプを解除すること
でボルト8をマガジン9上にセットし、この動作を4回
繰り返した後にマガジン9をボルト位置決め部5Bに移
動させる。そして、ボルト位置決め部5Bでは、初期状
態を下側に偏心させている支持ア−ム20に装備してあ
るチャック21が伸張してマガジン9の上部に移動し、
この状態でマガジン9上のボルト8を取り出せる位置に
下降し、挟持爪21Aがボルト8をはさみ込んで掴み、
この状態を光学センサ22により検知された上で、ボル
ト8が掴まれている場合には、ディスク19Aを回転さ
せてボルト8を反転させ、ハンドラ23のナットランナ
23Aに装着できる態位に設定される。なお、光学セン
サ22で検知できないときには、正常な把持状態にない
として警告してその状態を解消若しくはボルト8の回収
を、図示しない回収装置により行う。一方、上述したボ
ルト供給ステ−ション5において、ハンドラ23のナッ
トランナ23Aにボルト8が装着されると、ロボット3
は、そのハンドラ23をパレットステ−ション4に向け
変位させ、このステ−ション4においてパレット7上に
載置してあるシフトレバ−アッセンブリ−6を取り出
す。このシフトレバ−アッセンブリ−6をハンドラ23
により取り出されるパレットステ−ション4にあって
は、図16に示すように、パレット入替え部に位置する
受け部4Aにシフトレバ−アッセンブリ−6を満載した
パレット7を実装した上で台車を配置し、この台車の配
置状態を例えば、リミットスイッチによって検知し、配
置されている場合には、パレット交換部に位置する中間
パレット受け部4Cにおける上段の摺動部4C2に向け
パレット7をシリンダにより移送し、この中間パレット
受け部4Cから、取り出し部に位置するパレット受け部
4Bに向け、そのパレット7をさらに移送する。そし
て、このパレット7の移送は、取り出し部に位置するパ
レット受け部4Bの所定位置に配置してあるリミットス
イッチにより検出されるまで継続され、ハンドラ23の
取り出しに備える。
いま、シフトレバ−アッセンブリ−6の組立てに関する
部品供給手順について、フロ−チャ−トで説明すると、
図14に示すとおりである。すなわち、ロボット3は最
初にボルト供給ステ−ション5にハンドラ23を位置さ
せ、このステ−ション5においてボルト8をナットラン
ナ23Aに装着させる。このボルト供給ステ−ション5
でのボルト8の供給処理は、図15に示すように、ボル
ト繰り出し部5Aにおいて移送路切り換え機構10にお
けるクランプ機構14が移送路5A2中に位置するボル
ト8を把持できる位置に下降して、1個のボルト8を掴
み、この状態で上昇した後にマガジン9に対してボルト
8を載置できるように下降してクランプを解除すること
でボルト8をマガジン9上にセットし、この動作を4回
繰り返した後にマガジン9をボルト位置決め部5Bに移
動させる。そして、ボルト位置決め部5Bでは、初期状
態を下側に偏心させている支持ア−ム20に装備してあ
るチャック21が伸張してマガジン9の上部に移動し、
この状態でマガジン9上のボルト8を取り出せる位置に
下降し、挟持爪21Aがボルト8をはさみ込んで掴み、
この状態を光学センサ22により検知された上で、ボル
ト8が掴まれている場合には、ディスク19Aを回転さ
せてボルト8を反転させ、ハンドラ23のナットランナ
23Aに装着できる態位に設定される。なお、光学セン
サ22で検知できないときには、正常な把持状態にない
として警告してその状態を解消若しくはボルト8の回収
を、図示しない回収装置により行う。一方、上述したボ
ルト供給ステ−ション5において、ハンドラ23のナッ
トランナ23Aにボルト8が装着されると、ロボット3
は、そのハンドラ23をパレットステ−ション4に向け
変位させ、このステ−ション4においてパレット7上に
載置してあるシフトレバ−アッセンブリ−6を取り出
す。このシフトレバ−アッセンブリ−6をハンドラ23
により取り出されるパレットステ−ション4にあって
は、図16に示すように、パレット入替え部に位置する
受け部4Aにシフトレバ−アッセンブリ−6を満載した
パレット7を実装した上で台車を配置し、この台車の配
置状態を例えば、リミットスイッチによって検知し、配
置されている場合には、パレット交換部に位置する中間
パレット受け部4Cにおける上段の摺動部4C2に向け
パレット7をシリンダにより移送し、この中間パレット
受け部4Cから、取り出し部に位置するパレット受け部
4Bに向け、そのパレット7をさらに移送する。そし
て、このパレット7の移送は、取り出し部に位置するパ
レット受け部4Bの所定位置に配置してあるリミットス
イッチにより検出されるまで継続され、ハンドラ23の
取り出しに備える。
【0025】また、取り出し部に位置するパレット受け
部4Bのパレット7からシフトレバ−アッセンブリ−6
が取り出されてそのパレット7が空になった場合には、
中間パレット受けっ部4Cにおける下段の摺動部4C1
が上昇して取り出し部に位置するパレット受け部4Bと
同一線上に変位させられ、取り出し部側のパレット受け
部4Bがシリンダにより押し出されることで下段の摺動
部4C1上に移送されて回収され、次いで、下段の摺動
部4C1が下降させられて上段の摺動部4C2が取り出
し部に位置するパレット受け部4Bと同一線上に変位さ
せられてから、上述した手順により、上段の摺動部4C
2に位置するパレット7を取り出し部に位置するパレッ
ト受け部4Bに向け移送することで、パレットの交換が
行われる。
部4Bのパレット7からシフトレバ−アッセンブリ−6
が取り出されてそのパレット7が空になった場合には、
中間パレット受けっ部4Cにおける下段の摺動部4C1
が上昇して取り出し部に位置するパレット受け部4Bと
同一線上に変位させられ、取り出し部側のパレット受け
部4Bがシリンダにより押し出されることで下段の摺動
部4C1上に移送されて回収され、次いで、下段の摺動
部4C1が下降させられて上段の摺動部4C2が取り出
し部に位置するパレット受け部4Bと同一線上に変位さ
せられてから、上述した手順により、上段の摺動部4C
2に位置するパレット7を取り出し部に位置するパレッ
ト受け部4Bに向け移送することで、パレットの交換が
行われる。
【0026】そして、ハンドラ23によるパレット受け
部4からのシフトレバ−アッセンブリ−6の取り出し処
理は、図17に示すように、ロボット3の位置制御によ
ってパレットステ−ション4の取り出し部に位置するパ
レット受け部4Bの上部にハンドラ23が位置設定され
ると、取り出し用把持機構23Cがシフトレバ−アッセ
ンブリ−6における所定箇所に対応して把持動作を行う
と共に、締結位置割り出し機構23Bをなす位置決めピ
ンが所定の孔に嵌合してロボットが次ぎに移動する車体
側での締結位置を割り出した状態でシフトレバ−アッセ
ンブリ−6を固定する。
部4からのシフトレバ−アッセンブリ−6の取り出し処
理は、図17に示すように、ロボット3の位置制御によ
ってパレットステ−ション4の取り出し部に位置するパ
レット受け部4Bの上部にハンドラ23が位置設定され
ると、取り出し用把持機構23Cがシフトレバ−アッセ
ンブリ−6における所定箇所に対応して把持動作を行う
と共に、締結位置割り出し機構23Bをなす位置決めピ
ンが所定の孔に嵌合してロボットが次ぎに移動する車体
側での締結位置を割り出した状態でシフトレバ−アッセ
ンブリ−6を固定する。
【0027】そして、この状態でパレットステ−ション
4から取り出されたシフトレバ−アッセンブリ−6は、
車体の締結位置に持ち来され、ハンドラ23の締結位置
割り出し機構23Bを車体側の締結位置に挿入し、車体
側とシフトレバ−アッセンブリ−6側との位置合わせが
行われた状態で、ナットランナ23Aによるボルト8の
捩じ込みが行われる。このとき、シフトレバ−アッセン
ブリ−6に形成してある取付け孔の一つに嵌合している
締結位置割り出し機構23B、つまり、位置決めピン
は、例えば、最初に一つの取付け孔でのボルト8の締結
が行われたのを受けて取付け孔から抜かれ、ナットラン
ナ23Aを位置させてボルト8の締結が行われる手順を
設定され、これにより、位置決めしたシフトレバ−アッ
センブリ−6とナットランナ23Aとの位置決めに影響
しないようにしてある。
4から取り出されたシフトレバ−アッセンブリ−6は、
車体の締結位置に持ち来され、ハンドラ23の締結位置
割り出し機構23Bを車体側の締結位置に挿入し、車体
側とシフトレバ−アッセンブリ−6側との位置合わせが
行われた状態で、ナットランナ23Aによるボルト8の
捩じ込みが行われる。このとき、シフトレバ−アッセン
ブリ−6に形成してある取付け孔の一つに嵌合している
締結位置割り出し機構23B、つまり、位置決めピン
は、例えば、最初に一つの取付け孔でのボルト8の締結
が行われたのを受けて取付け孔から抜かれ、ナットラン
ナ23Aを位置させてボルト8の締結が行われる手順を
設定され、これにより、位置決めしたシフトレバ−アッ
センブリ−6とナットランナ23Aとの位置決めに影響
しないようにしてある。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、組立て部
品であるシフトレバーアッセンブリーを車体に組み付け
る場合の部品の供給工程及びこの部品の取り出し工程さ
らには、組み付け工程を自動化することができ、手作業
による組み付けをほとんど不要にすることができる。ま
た、この部品組み付けに要する部品の準備工程での作業
を自動化することで、特に、複数の部品の準備を一括し
て行えるようにすることで準備時間を短縮することがで
きる。さらに、シフトレバーアッセンブリーを所定位置
に載置するパレットが所定位置に設置され、且つ位置決
めピンを備えていることなどにより、シフトレバーアッ
センブリーの位置を精度良く制御することで車体への組
み付けの精度を向上することがでる。また、移送路切り
換え機構やボルト位置決め部の採用により、ボルトの種
類、例えば螺子部の長さ寸法の変更などに柔軟に対応す
ることができるため、多種混合ラインに適用することが
できる。
品であるシフトレバーアッセンブリーを車体に組み付け
る場合の部品の供給工程及びこの部品の取り出し工程さ
らには、組み付け工程を自動化することができ、手作業
による組み付けをほとんど不要にすることができる。ま
た、この部品組み付けに要する部品の準備工程での作業
を自動化することで、特に、複数の部品の準備を一括し
て行えるようにすることで準備時間を短縮することがで
きる。さらに、シフトレバーアッセンブリーを所定位置
に載置するパレットが所定位置に設置され、且つ位置決
めピンを備えていることなどにより、シフトレバーアッ
センブリーの位置を精度良く制御することで車体への組
み付けの精度を向上することがでる。また、移送路切り
換え機構やボルト位置決め部の採用により、ボルトの種
類、例えば螺子部の長さ寸法の変更などに柔軟に対応す
ることができるため、多種混合ラインに適用することが
できる。
【図1】本発明実施例による自動機の全体構成を示す配
置図である。
置図である。
【図2】図1に示した自動機におけるパレットステ−シ
ョンを示す平面図である。
ョンを示す平面図である。
【図3】図1に示した自動機におけるパレットステ−シ
ョンの側面図である。
ョンの側面図である。
【図4】図2に示したパレットステ−ションに準備され
るパレットの一部を示す平面図である。
るパレットの一部を示す平面図である。
【図5】図4中、符号A−A線で示す方向の矢視図であ
る。
る。
【図6】図3中、符号Bで示す方向の矢視図である。
【図7】図1に示した自動機におけるボルト供給ステ−
ションを示す平面図である。
ションを示す平面図である。
【図8】図7に示したボルト供給ステ−ションにおける
ボルトの移送路切り換え機構の要部を示す概略的な斜視
図である。
ボルトの移送路切り換え機構の要部を示す概略的な斜視
図である。
【図9】図7に示したボルト供給ステ−ションにおける
ボルト位置決め部の要部を示す側面図である。
ボルト位置決め部の要部を示す側面図である。
【図10】図9に示したボルト位置決め部における要部
を示す概略的な斜視図である。
を示す概略的な斜視図である。
【図11】図10中、符号Cで示す方向の矢視図であ
る。
る。
【図12】図1に示した自動機におけるロボットに装備
されるハンドラを説明するための側面図である。
されるハンドラを説明するための側面図である。
【図13】図12中、符号Dで示す方向の矢視図であ
る。
る。
【図14】図1に示した自動機の部品供給に関する手順
を説明するためのフロ−チャ−トである。
を説明するためのフロ−チャ−トである。
【図15】図14に示したフロ−チャ−トにおけるボル
ト供給処理に関する手順を説明するためのフロ−チャ−
トである。
ト供給処理に関する手順を説明するためのフロ−チャ−
トである。
【図16】図14に示したフロ−チャ−トにおけるパレ
ットステ−ションでの部品補給処理を説明するためのフ
ロ−チャ−トである。
ットステ−ションでの部品補給処理を説明するためのフ
ロ−チャ−トである。
【図17】図1に示した自動機におけるハンドラの動作
手順を説明するためのフロ−チャ−トである。
手順を説明するためのフロ−チャ−トである。
1 自動機 2 艤装ライン 3 ロボット 4 パレットステ−ション 5 ボルト供給ステ−ション 6 組み付け部品の一つであるシフトレバアッ
センブリ− 7 パレット 23 ハンドラ
センブリ− 7 パレット 23 ハンドラ
Claims (1)
- 【請求項1】車体艤装部品の一つであるシフトレバーア
ッセンブリーの組立てに用いられる自動機であって、 台車に車体を載置して搬送する艤装ラインの近傍に配置
されている旋回および揺動可能なロボットと、 上記ロボットのアームの旋回範囲内に位置しており、上
記車体に艤装されるシフトレバーアッセンブリーを準備
するパレットステーションと、 上記ロボットのアームの旋回範囲内に位置し、上記パレ
ットステーションに準備されるシフトレバーアッセンブ
リーの締結用ボルトを準備するボルト供給ステーション
とを備えている部品組立て自動機において、 複数個の上記シフトレバーアッセンブリーを載置可能で
あり、それぞれの上記シフトレバーアッセンブリーを所
定位置に載置するための位置決め部材を備えたパレット
を有し、 上記パレットステーションは、 所定位置に設置されており、上記パレットを所定位置に
保持し、上記パレット上の上記シフトレバーアッセンブ
リーを上記ロボットに受け渡すための第1のパレット受
け部と、 昇降可能に設けられ上記パレットを走行させるための複
数のパレット走行路を有し、上記シフトレバーアッセン
ブリを載置された上記パレットを上記第1のパレット受
け部に供給し、及び、上記シフトレバーアッセンブリを
上記ロボットに受け渡して空になった上記パレットを上
記第1のパレット受け部から回収する第2のパレット受
け部と、 上記シフトレバーアッセンブリを載置された上記パレッ
トを上記第2のパレット受け部に供給する第3のパレッ
ト受け部とを有しており、 上記ボルト供給ステーションは、 上記ボルトの頭部を下側にして起立した状態で繰り出す
パーツフィーダと、 上記パーツフィーダから繰り出された上記ボルトを載置
されるマガジンと、 上記パーツフィーダから繰り出された上記ボルトを上記
状態を保ったまま上記マガジンに載置する移送路切り換
え機構と、 昇降及び回転可能であり上記マガジン上の上記ボルトの
螺子部を挾持した後に回転し上記ボルトの上記頭部を上
方に反転するチャックを有するボルト位置決め部とを有
しており、 上記ロボットは、 上記シフトレバーアッセンブリの締結を行う複数のナッ
トランナと、 上記シフトレバーアッセンブリを上記車体に取り付ける
ための上記シフトレバーアッセンブリに設けられた取り
付け穴に挿入可能であり、上記シフトレバーアッセンブ
リの上記ロボットに対する位置決めを行うための2本の
位置決めピンと、 上記シフトアッセンブリを把持するための把持機構とを
有している ことを特徴としている部品組立て自動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3252406A JP2712933B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 部品組立て自動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3252406A JP2712933B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 部品組立て自動機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0592333A JPH0592333A (ja) | 1993-04-16 |
JP2712933B2 true JP2712933B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=17236902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3252406A Expired - Fee Related JP2712933B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 部品組立て自動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2712933B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101283815B1 (ko) * | 2011-10-06 | 2013-07-08 | 박은희 | 차량용 오토레버의 조립 및 검사 장치 |
CN108262604B (zh) * | 2018-03-21 | 2023-10-27 | 无锡巨创自动化科技有限公司 | 一种全自动拆螺丝机 |
JP7049205B2 (ja) * | 2018-07-19 | 2022-04-06 | 株式会社協豊製作所 | ワーク組付装置及びワーク組付方法 |
CN112475871B (zh) * | 2020-12-10 | 2022-08-19 | 中山市科力高自动化设备有限公司 | 汽车前横梁转向器安装机 |
CN112621153B (zh) * | 2020-12-17 | 2022-06-21 | 江苏科伯瑞工业技术有限公司 | 一种汽车手柄档位块压装注油设备 |
CN114393391B (zh) * | 2021-12-31 | 2023-01-17 | 重庆福瑞斯自动化设备股份有限公司 | 一种换挡杆组件涂脂及自动化装配检测设备 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01155139U (ja) * | 1988-04-14 | 1989-10-25 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP3252406A patent/JP2712933B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0592333A (ja) | 1993-04-16 |
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