JP7049205B2 - ワーク組付装置及びワーク組付方法 - Google Patents

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Description

本発明は、シート状のワークを組付け体に組付ける技術に関する。
下記の特許文献1には、ロボットを使用して2つの部品(以下、単に「ワーク」という。)を組付ける技術が開示されている。この組付け技術において、一方のワークであるシリンダブロックには、位置決めピンと、位置決めピンの内孔から延びるボルト孔と、が設けられている。また、他方のワークであるシリンダヘッドには、位置決めピンが嵌合可能な孔部と、ボルトが挿入されるボルト挿通孔と、が設けられている。
シリンダブロックにシリンダヘッドを組付けるときには、ボルト挿通孔に予めボルトが挿入されたシリンダヘッドをロボットでクランプして、このボルトがシリンダブロックの位置決めピンの内孔及びボルト孔に挿入されるように動かす。このとき、ボルトが位置決めピンの内孔及びボルト孔に挿入されることによってシリンダブロックに対するシリンダヘッドの位置が仮決めされる。その後、ボルトが位置決めピンの内孔及びボルト孔に挿入された状態で、位置決めピンを孔部に嵌合させてボルトを締め付ける。これにより、シリンダヘッドを自動でシリンダブロックに組付けることができる。
特開昭63-62622号公報
ところで、上記の組付け技術においては一方のワークのボルト挿通孔に予めボルトを挿入する必要がある。ここで、シリンダヘッドのようなワークは、ボルト挿通孔が設けられている部位にある程度の厚みがありボルト挿通孔の深さが比較的大きい。このため、シリンダヘッドのボルト挿通孔に挿入されたボルトを安定して保持できる。
ところが、シート状のワークのように厚みが比較的薄く柔軟で湾曲し易いものの場合には、このワークに貫通形成されたボルト挿通孔にボルトを挿入したときに、このボルトを安定して保持するのが難しくボルトの位置が定まりにくい。このため、他方のワークである組付け体に設けられた位置決めピンの内孔にボルトを挿入しようとしても、ボルトを内孔に位置合わせするのが難しいという問題が生じ得る。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、シート状のワークを組付け体に確実に組付けるのに有効な技術を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、
シート状のワークを組付け体に組付けるためのワーク組付装置であって、
上記ワークが上記組付け体に被せられ上記ワークに貫通形成された複数の取付孔と上記組付け体に上記複数の取付孔のそれぞれに対応してそれぞれ設けられた複数のタップ孔とが仮位置合わせされた状態で、上記複数の取付孔の中から選択された第1基準取付孔と上記複数のタップ孔のうち上記第1基準取付孔に対応した第1基準タップ孔とに挿入出可能な第1基準ピンと、上記複数の取付孔の中から選択された第2基準取付孔と上記複数のタップ孔のうち上記第2基準取付孔に対応した第2基準タップ孔とに挿入出可能な第2基準ピンと、を有する基準ピンユニットと、
上記ワークと上記組付け体をネジ部材の締付けによって締結する締結ユニットと、
を備え、
上記締結ユニットは、上記基準ピンユニットによって上記第1基準取付孔と上記第1基準タップ孔とに上記第1基準ピンが挿入され上記第2基準取付孔と上記第2基準タップ孔とに上記第2基準ピンが挿入されたとき、上記複数の取付孔のうち上記第1基準取付孔及び上記第2基準取付孔を除いた残りの取付孔と上記複数のタップ孔のうち上記第1基準タップ孔及び上記第2基準タップ孔を除いた残りのタップ孔とにネジ部材を挿入して締付け、その後に上記第1基準ピンが挿出されたときに上記第1基準取付孔と上記第1基準タップ孔とにネジ部材を挿入して締付け、上記第2基準ピンが挿出されたときに上記第2基準取付孔と上記第2基準タップ孔とにネジ部材を挿入して締付けるように構成されており、
上記残りの取付孔と上記残りのタップ孔とに挿入出可能な矯正ピンを有する矯正ピンユニットを備え、
上記ワークには、上記残りの取付孔を形成する取付孔形成部材がこの取付孔の径方向にスライド可能に収容されており、
上記矯正ピンユニットは、上記基準ピンユニットによって上記第1基準取付孔と上記第1基準タップ孔とに上記第1基準ピンが挿入され上記第2基準取付孔と上記第2基準タップ孔とに上記第2基準ピンが挿入された状態で、上記残りの取付孔と上記残りのタップ孔とに上記締結ユニットによって上記ネジ部材が挿入されるよりも前に上記矯正ピンを挿入して上記取付孔形成部材をスライドさせることによって、上記残りのタップ孔に対する上記残りの取付孔の位置ズレを矯正するように構成されている、ワーク組付装置、
にある。
また、本発明の他の態様は、
シート状のワークを組付け体に組付けるためのワーク組付装置であって、
上記ワークが上記組付け体に被せられ上記ワークに貫通形成された複数の取付孔と上記組付け体に上記複数の取付孔のそれぞれに対応してそれぞれ設けられた複数のタップ孔とが仮位置合わせされた状態で、上記複数の取付孔の中から選択された第1基準取付孔と上記複数のタップ孔のうち上記第1基準取付孔に対応した第1基準タップ孔とに挿入出可能な第1基準ピンと、上記複数の取付孔の中から選択された第2基準取付孔と上記複数のタップ孔のうち上記第2基準取付孔に対応した第2基準タップ孔とに挿入出可能な第2基準ピンと、を有する基準ピンユニットと、
上記ワークと上記組付け体をネジ部材の締付けによって締結する締結ユニットと、
を備え、
上記締結ユニットは、上記基準ピンユニットによって上記第1基準取付孔と上記第1基準タップ孔とに上記第1基準ピンが挿入され上記第2基準取付孔と上記第2基準タップ孔とに上記第2基準ピンが挿入されたとき、上記複数の取付孔のうち上記第1基準取付孔及び上記第2基準取付孔を除いた残りの取付孔と上記複数のタップ孔のうち上記第1基準タップ孔及び上記第2基準タップ孔を除いた残りのタップ孔とにネジ部材を挿入して締付け、その後に上記第1基準ピンが挿出されたときに上記第1基準取付孔と上記第1基準タップ孔とにネジ部材を挿入して締付け、上記第2基準ピンが挿出されたときに上記第2基準取付孔と上記第2基準タップ孔とにネジ部材を挿入して締付けるように構成されており、
上記組付け体を水平面に対して傾斜した状態で保持する組付け台を備え、上記組付け台には上記組付け体に被せられた上記ワークを基準位置で傾斜方向の低所側から支持するストッパが設けられており、
上記ワークが上記基準位置にあるときに上記複数の取付孔のうち上記ストッパに相対的に近い位置に配置される複数の取付孔の中から上記第1基準取付孔及び上記第2基準取付孔が選択されている、ワーク組付装置、
にある。
本発明の別態様は、
シート状のワークを組付け体に組付けるためのワーク組付方法であって、
上記ワークが上記組付け体に被せられ上記ワークに貫通形成された複数の取付孔と上記組付け体に上記複数の取付孔のそれぞれに対応してそれぞれ設けられた複数のタップ孔とが仮位置合わせされた状態で、上記複数の取付孔の中から選択された第1基準取付孔と上記複数のタップ孔のうち上記第1基準取付孔に対応した第1基準タップ孔とに第1基準ピンを挿入し、上記複数の取付孔の中から選択された第2基準取付孔と上記複数のタップ孔のうち上記第2基準取付孔に対応した第2基準タップ孔とに第2基準ピンを挿入する基準ピン挿入ステップと、
上記基準ピン挿入ステップにおける上記第1基準ピン及び上記第2基準ピンの挿入状態で、上記複数の取付孔のうち上記第1基準取付孔及び上記第2基準取付孔を除いた残りの取付孔と上記複数のタップ孔のうち上記第1基準タップ孔及び上記第2基準タップ孔を除いた残りのタップ孔とにネジ部材を挿入して締付ける第1締結ステップと、
上記第1締結ステップの後で、上記基準ピン挿入ステップで挿入している上記第1基準ピン及び上記第2基準ピンを挿出する基準ピン挿出ステップと、
上記基準ピン挿出ステップにおける上記第1基準ピンの挿出状態で、上記第1基準取付孔と上記第1基準タップ孔とにネジ部材を挿入して締付け、上記第2基準ピンの挿出状態で上記第2基準取付孔と上記第2基準タップ孔とにネジ部材を挿入して締付ける第2締結ステップと、
を有し、
上記ワークには、上記残りの取付孔を形成する取付孔形成部材がこの取付孔の径方向にスライド可能に収容されており、
上記基準ピン挿入ステップにおける上記第1基準ピン及び上記第2基準ピンの挿入状態であり、且つ上記第1締結ステップの前に、上記残りの取付孔と上記残りのタップ孔とに矯正ピンを挿入して上記取付孔形成部材をスライドさせることによって、上記残りのタップ孔に対する上記残りの取付孔の位置ズレを矯正する位置ズレ矯正ステップを有する、ワーク組付方法、
にある。
上記の各態様において、ワークに設けられた複数の取付孔は、第1基準取付孔及び第2基準取付孔と、残りの取付孔と、に分類される。また、ワークが被せられる組付け体に設けられた複数のタップ孔は、第1基準タップ孔及び第2基準タップ孔と、残りのタップ孔と、に分類される。
ここで、第1基準ピンが第1基準取付孔と第1基準タップ孔とに挿入され、第2基準ピンが第2基準取付孔と第2基準タップ孔とに挿入された状態では、組付け体に対するワークの相対位置が一義的に定まる。このため、シート状のワークのように厚みが比較的薄く柔軟で湾曲し易いものであっても、残りの取付孔と残りのタップ孔を位置合わせし易くなり、残りの取付孔と残りのタップ孔とにネジ部材を挿入して締付ける操作を確実に行うことができる。その後に第1基準ピン及び第2基準ピンを抜き出して、第1基準取付孔と第1基準タップ孔とにネジ部材を挿入して締付け、また第2基準取付孔と第2基準タップ孔とにネジ部材を挿入して締付けることによって、ワークを組付け体に組付けることができる。
以上のごとく、上記の各態様によれば、シート状のワークを組付け体に確実に組付けるのに有効な技術を提供することができる。
実施形態1のワーク組付装置の全体構成を示す側面図。 図1中のワークの組付け体に対する組付け構造を示す分解斜視図。 図2のIII-III線矢視断面図。 図2のIV-IV線矢視断面図。 図1中のモジュールの斜視図。 図5中のワーク搬送ユニットの側面図。 組付け台に組付け体がセットされた状態を示す平面図。 実施形態1のワーク組付方法の手順を示すフローチャート。 組付け台にセットされた組付け体にワークが被せられた状態を示す平面図。 図9のX-X線矢視断面図。 図9において第1基準ピンが第1基準取付孔に挿入され第2基準ピンが第2基準取付孔に挿入された状態を示す平面図。 ワークの第1基準取付孔に第1基準ピンが挿入されるときの様子を示す断面図。 ワークの第2基準取付孔に第2基準ピンが挿入されるときの様子を示す断面図。 矯正ピンユニットを使用するときのワーク組付装置の側面図。 ワークの取付孔に矯正ピンが挿入されるときの様子を示す斜視図。 ワークの取付孔に矯正ピンが挿入されるときの様子を示す断面図。 締結ユニットを使用するときのワーク組付装置の側面図。 図8中の第5ステップでネジ部材が締付けられるときのワークの斜視図。 図8中の第7ステップでネジ部材が締付けられるときのワークの斜視図。 ワークが組付け体に組付けられた状態の斜視図。 実施形態2のワーク組付装置の全体構成を示す図。
上述の各態様の好ましい実施形態について説明する。
「シート状のワーク」とは、平面寸法に比べて厚み寸法が一様に薄い形状のワーク全般をいう。従って、このワークには、ワークの一部或いは全体が平坦な形のものや湾曲した形のものなど、種々の形状のものが広く包含される。
上記のワーク組付装置において、上記残りの取付孔と上記残りのタップ孔とに挿入出可能な矯正ピンを有する矯正ピンユニットを備え、
上記ワークには、上記残りの取付孔を形成する取付孔形成部材がこの取付孔の径方向にスライド可能に収容されており、
上記矯正ピンユニットは、上記基準ピンユニットによって上記第1基準取付孔と上記第1基準タップ孔とに上記第1基準ピンが挿入され上記第2基準取付孔と上記第2基準タップ孔とに上記第2基準ピンが挿入された状態で、上記残りの取付孔と上記残りのタップ孔とに上記締結ユニットによって上記ネジ部材が挿入されるよりも前に上記矯正ピンを挿入して上記取付孔形成部材をスライドさせることによって、上記残りのタップ孔に対する上記残りの取付孔の位置ズレを矯正するように構成されているのが好ましい。
このワーク組付装置によれば、矯正ピンユニットによって残りの取付孔と残りのタップ孔とに矯正ピンが挿入されるときに取付孔形成部材がスライドすることを利用して、残りのタップ孔に対する残りの取付孔の位置ズレを矯正できる。従って、第1基準ピンが第1基準取付孔と第1基準タップ孔とに挿入され、第2基準ピンが第2基準取付孔と第2基準タップ孔とに挿入された状態で、残りの取付孔と残りのタップ孔を矯正ピンの挿入による位置ズレの矯正によって予め位置合わせできるため、残りの取付孔と残りのタップ孔とにネジ部材を挿入する操作が簡単になる。
上記のワーク組付装置において、上記組付け体を水平面に対して傾斜した状態で保持する組付け台を備え、上記組付け台には上記組付け体に被せられた上記ワークを基準位置で傾斜方向の低所側から支持するストッパが設けられており、
上記ワークが上記基準位置にあるときに上記複数の取付孔のうち上記ストッパに相対的に近い位置に配置される複数の取付孔の中から上記第1基準取付孔及び上記第2基準取付孔が選択されているのが好ましい。
このワーク組付装置によれば、ワークの基準位置を定める機能を果たすストッパの近くの取付孔を第1基準取付孔及び上記第2基準取付孔とすることによって、取付孔の位置の誤差を小さく出来るので、第1基準取付孔と第1基準タップ孔の位置が合いやすく、また第2基準取付孔と第2基準タップ孔の位置が合いやすい。このため、第1基準ピンを第1基準取付孔と第1基準タップ孔とに挿入する操作、及び第2基準ピンを第2基準取付孔と第2基準タップ孔とに挿入する操作を確実に行うことができる。
上記のワーク組付方法において、上記ワークには、上記残りの取付孔を形成する取付孔形成部材がこの取付孔の径方向にスライド可能に収容されており、
上記基準ピン挿入ステップにおける上記第1基準ピン及び上記第2基準ピンの挿入状態であり、且つ上記第1締結ステップの前に、上記残りの取付孔と上記残りのタップ孔とに矯正ピンを挿入して上記取付孔形成部材をスライドさせることによって、上記残りのタップ孔に対する上記残りの取付孔の位置ズレを矯正する位置ズレ矯正ステップを有するのが好ましい。
このワーク組付方法によれば、残りの取付孔と残りのタップ孔とに矯正ピンが挿入されるときに取付孔形成部材がスライドすることを利用して、残りのタップ孔に対する残りの取付孔の位置ズレを矯正できる。従って、第1基準ピンが第1基準取付孔と第1基準タップ孔とに挿入され、第2基準ピンが第2基準取付孔と第2基準タップ孔とに挿入された状態で、位置ズレの矯正によって残りの取付孔と残りのタップ孔を予め位置合わせできるため、残りの取付孔と残りのタップ孔とにネジ部材を挿入する操作が簡単になる。
以下、ワーク組付装置及びワーク組付方法の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、この実施形態の説明のための図面において、水平方向である第1方向を矢印Xで示し、水平方向であり且つ第1方向Xに直交する第2方向を矢印Yで示し、第1方向X及び第2方向Yの両方に直交する垂直方向(高さ方向)を矢印Zで示している。
(実施形態1)
図1に示されるように、実施形態1のワーク組付装置(以下、単に「組付装置」ともいう。)1は、組付け台4に予めセットされた組付け体10にシート状のワーク20を組付けるためのものである。
組付け台4は、組付け体10を水平面に対して傾斜した状態で保持するためにテーブル面4aが傾斜している。テーブル面4aには、組付け体10を基準位置で傾斜方向の低所側から支持するストッパ5と、組付け体10に被せられたワーク20を傾斜方向の低所側から支持するストッパ6と、が設けられている。
組付装置1は、ワーク搬送ユニット30及び矯正ピンユニット40が一体化されたモジュール2と、基準ピンユニット50と、締結ユニット60と、垂直多関節ロボット(以下、単に「ロボット」という。)70と、を備えている。
ロボット70は、複数の回動軸を有するロボットアーム71を備えており、複数の回動軸のそれぞれにモータ(図示省略)が内蔵されている。制御盤73がこれらのモータを制御することにより、ロボットアーム71のアーム先端部の位置及び向きを変更できる。
モジュール2と締結ユニット60は、ロボット70に付け替えて使用される。このために、ロボット70のロボットアーム71のアーム先端部には、モジュール2と締結ユニット60を自動で付け替え可能なオートツールチェンジャー72が設けられている。
モジュール2を使用するときには、ロボット70と分離された締結ユニット60が仮置き台9に置かれる。これに対して、締結ユニット60を使用するときには、ロボット70と分離されたモジュール2が仮置き台8に置かれる。
組付け体10は、オートツールチェンジャー72によってロボット70に付け替えられたクランプユニット(図示省略)を利用して組付け台4に自動で置かれるようになっている。詳細については後述するが、組付け体10には、いずれも同一の内径を有する複数のタップ孔15が設けられている。
ワーク搬送ユニット30は、収容箱(図示省略)からワーク20を取り出して、組付け台4に予め置かれた組付け体10にワーク20を被せるのに使用される。このワーク搬送ユニット30の動きは、駆動部であるロボット70を介して制御盤73によって制御される。詳細については後述するが、ワーク20には、いずれも同一の内径を有する複数の取付孔24が貫通形成されている。
ワーク搬送ユニット30は、吸引管38を通じて吸引源39に接続されたスポンジヘッド34を備えており、このスポンジヘッド34においてワーク20を吸引によって保持可能に構成されている。吸引源39の作動は制御盤73によって制御される。
矯正ピンユニット40は、ワーク20に設けられた取付孔と組付け体10に設けられたタップ孔との位置ズレを矯正するのに使用される矯正ピン42を有する。この矯正ピンユニット40における矯正ピン42の動きは、駆動部であるロボット70を介して制御盤73によって制御される。
基準ピンユニット50は、組付け体10に対するワーク20の基準位置を定めるのに使用される第1基準ピン54A及び第2基準ピン54Bを有する。この基準ピンユニット50における第1基準ピン54A及び第2基準ピン54Bのそれぞれの動きは、制御盤73によって制御される。
締結ユニット60は、ワーク20と組付け体10をネジ部材(後述のネジ部材16)の締付けによって締結するためのものである。この締結ユニット60の動きは、駆動部であるロボット70を介して制御盤73によって制御される。
この締結ユニット60は、既知の構造の自動ボルト締付機であり、詳細な説明は省略するが、ネジ部材を把持して軸回転することによって締付動作が可能なソケット部61と、このソケット部61にネジ部材を供給可能な供給部(図示省略)と、を備えている。
ここで、図2に示されるように、組付け体10は、内燃機関の複数の排気流路11をまとめるように構成された金属製の多岐管(エキゾーストマニホールド)である。なお、この組付け体10として、複数の排気流路11が配置された幅広部12と、合流筒部が配置された幅狭部13と、を有し、幅狭部13の幅寸法が幅広部12の幅寸法を下回るような構造の部品を例示している。一方で、多岐管はこのような構造のみに限定されるものではなく、組付け体10とは異なる形状や寸法を有する多岐管を採用することもできる。
組付け体10は、複数(本実施形態では6つ)の取付片14を有し、複数の取付片14のそれぞれには、ねじ溝を有するタップ孔15が貫通形成されている。6つのタップ孔15は、第1基準タップ孔15A及び第2基準タップ孔15Bと、残りの4つのタップ孔15C,15D,15E,15Fと、に分類される。
なお、タップ孔15の数は6つに限定されるものではなく、必要に応じて適宜に変更が可能である。
ワーク20は、最終的に組付け体10に被せられて組付けられるシート状のヒートインシュレータである。このワーク20は、排気管の遮熱、保温、遮音を目的に用いられるもので、主にアルミ材料が使われる。また、特に図示しないものの、このワーク20のワーク表面には、強度を高め且つ防音性を向上させる目的でエンボス加工が施されている。このため、ワーク20のワーク表面は凹凸面になっている。
ワーク20は、組付け体10に被さるように組付けられるため、その全体形状が組付け体10の表面形状に倣った湾曲形状になっている。このため、ワーク20は、組付け体10の幅広部12の上面を被覆可能な寸法の幅広部21と、組付け体10の幅狭部13の上面を被覆可能な寸法の幅狭部22と、を有する。
ワーク20には、いずれもネジ部材16を挿入可能な複数(本実施形態では6つ)の取付孔24が貫通形成されている。各取付孔24が取付孔形成部材23によって形成されている。6つの取付孔24は、第1基準タップ孔15Aに対応して設けられた第1基準取付孔24Aと、第2基準タップ孔15Bに対応して設けられた第2基準取付孔24Bと、4つのタップ孔15C,15D,15E,15Fのそれぞれにそれぞれが対応して設けられた4つの取付孔24C,24D,24E,24Fと、に分類される。
なお、取付孔24の数は6つに限定されるものではなく、必要に応じて適宜に変更が可能である。
ワーク20は、6つの取付孔24のそれぞれに挿入されたネジ部材16のネジ軸を、組付け体10の対応するタップ孔15のネジ溝に螺合させて締付けることによって、この組付け体10に組付けられる。
詳細については後述するが、矯正ピンユニット40は、ワーク20の4つの取付孔24C,24D,24E,24Fと組付け体10の4つのタップ孔15C,15D,15E,15Fとに矯正ピン42を挿入出可能に構成されている。
図3に示されるように、ワーク20には第1基準取付孔24Aを形成する取付孔形成部材23が、この第1基準取付孔24Aの径方向にスライド不能に収容されている。
図4に示されるように、ワーク20の空間20aには第2基準取付孔24Bを形成する取付孔形成部材23が、この第2基準取付孔24Bの径方向にスライド量Δsでスライド可能に収容されている。また、特に図示しないものの、他の4つの取付孔24C,24D,24E,24Fのそれぞれを形成する取付孔形成部材23も、第2基準取付孔24Bの場合と同様に径方向にスライド可能に構成されている。このようなスライド構造は、「デカップリング構造」とも称呼される。
図5に示されるように、モジュール2は、ベース部3を有し、このベース部3にワーク搬送ユニット30及び矯正ピンユニット40がそれぞれ固定されている。
矯正ピンユニット40において、支持アーム41はベース部3から延出しており、その延出先端部に矯正ピン42が取付けられている。詳細については後述するが、この矯正ピン42は、ピン先端42aが先鋭化されている。
ワーク搬送ユニット30において、スポンジヘッド34は、支持板35と、この支持板35に取付けられた四角柱形状のスポンジ本体36と、を有する。スポンジ本体36は、内部に細かな孔が無数に空いた多孔質の柔らかいスポンジ素材からなる。このスポンジ本体36は、ワーク20に面接触する当接面36aと、吸引管38に接続される接続口36bと、を有する。このようなスポンジ本体36を用いることによって、エンボス加工が施されているワーク20であっても吸引保持できる。
支持アーム31は、ベース部3から延出しており、一対の筒状部材32と、各筒状部材32の筒内に挿入されてスライド可能に支持されるシャフト部材33と、を介してスポンジヘッド34の支持板35に接続されている。
シャフト部材33のまわりには、コイル状のばね部材37が配置されている。このばね部材37は、一端部が筒状部材32に取付けられ且つ他端部がスポンジヘッド34の支持板35に取付けられている。このため、ばね部材37は、筒状部材32とスポンジヘッド34をシャフト部材33の軸方向について互いに遠ざかる方向に弾性付勢する機能を有する。筒状部材32及びスポンジヘッド34は、互いに近づくほど、ばね部材37から受ける弾性付勢力が強まるように構成されている(図6参照)。
本構成によれば、スポンジヘッド34をコイルばね37の弾性付勢力に抗してワーク20に押し付けることにより、スポンジヘッド34による吸引力をワーク20に均一に作用させることが可能になる。
図7に示されるように、基準ピンユニット50は、第1可動アーム53Aを介して駆動される第1基準ピン54Aと、第2可動アーム53Bを介して駆動される第2基準ピン54Bと、を有する。詳細については後述するが、これらの第1基準ピン54A及び第2基準ピン54Bはいずれも、矯正ピン42と同一形状を有しており、ピン先端が先鋭化されている。
第1可動アーム53Aは、一方の端部が回動軸52を中心に本体部51に回動可能且つ昇降可能に支持されており、他方の端部に第1基準ピン54Aを備えている。これにより、第1基準ピン54Aは、第1可動アーム53Aを介して、回動軸52を中心に回動することができ且つ回動軸52に沿って昇降することができる
この第1可動アーム53Aと同様に、第2可動アーム53Bは、一方の端部が回動軸52を中心に本体部51に回動可能且つ昇降可能に支持されており、他方の端部に第2基準ピン54Bを備えている。これにより、第2基準ピン54Bは、第2可動アーム53Bを介して、回動軸52を中心に回動することができ且つ回動軸52に沿って昇降することができる。
従って、基準ピンユニット50は、第1可動アーム53Aの動きを利用してワーク20の第1基準取付孔24Aと組付け体10の第1基準タップ孔15Aとに第1基準ピン54Aを挿入出可能であり、また第2可動アーム53Bの動きを利用してワーク20の第2基準取付孔24Bと組付け体10の第2基準タップ孔15Bとに第2基準ピン54Bを挿入出可能となるように構成されている。
次に、上記の組付装置1を用いた第1実施形態のワーク組付方法について説明する。
このワーク組付方法は、ワーク20を組付け体10に組付けるためものであり、図8のステップS101からS108までのステップを含む。なお、これらのステップに必要に応じて1又は複数のステップが追加されてもよい。
図8の第1ステップS101は、組付け台4に組付け体10をセットするステップである。この第1ステップS101では、ロボット70に付け替えられたクランプユニットによって組付け体10が搬送される。この第1ステップS101によれば、組付け体10は、図7に示されるように、ストッパ5によって支持された基準位置Pに配置される。
図8の第2ステップS102は、第1ステップS101で組付け台4にセットされた組付け体10にワーク20を被せて仮置きするステップである。この第2ステップS102では、モジュール2がロボット70によって駆動され、ワーク搬送ユニット30のスポンジヘッド34がワーク20を吸引保持した状態で組付け台4の上方まで移動する。そして、スポンジヘッド34は、組付け体10に向けて下降した後にワーク20の吸引保持を解除する。これにより、ワーク20が組付け体10の上部に被さる。
このとき、図9に示されるように、ワーク20は、傾斜方向についてはストッパ6によって支持され、第2方向Yについては複数(本実施形態では4つ)のガイド部材7によって支持されるように構成されている。このため、ストッパ6に及びガイド部材7は、ワーク20の基準位置Qを定める機能を果たす。
本実施形態では、ワーク20が基準位置Qにあるときに6つの取付孔24のうちストッパ6に相対的に近い位置に配置される取付孔の中から第1基準取付孔24A及び第2基準取付孔24Bが選択されている。
図10に示されるように、第2方向Yについて互いに対向する2つのガイド部材7は、第2方向Yの間隔が組付け台4のテーブル面4aに近づくにつれて徐々に狭くなるように傾斜したガイド面7aを有する。
このため、組付け体10に被せられたワーク20は、ストッパ6と4つのガイド部材7のガイド面7aに案内され、自重により基準位置Qに位置決めされる。この基準位置Qでは、ワーク20は、6つの取付孔24のそれぞれが組付け体10の6つのタップ孔15のそれぞれに概ね重なるように配置される。
図8の第3ステップS103は、基準ピンユニット50の第1基準ピン54A及び第2基準ピン54Bによってワーク20の位置決めを行うステップである。
この第3ステップS103では、図11及び図12に示されるように、基準ピンユニット50によって第1可動アーム53Aを駆動して、第1基準ピン54Aをスライド及び下降させることによって第1基準取付孔24Aと第1基準タップ孔15Aとに挿入する。
ここで、図12に示されるように、第1基準取付孔24Aの孔径が第1基準タップ孔15Aの孔径よりも大きくなっている。また、第1基準ピン54Aは、外径が一定である第1ストレート部55と、外径が第1ストレート部55を下回り且つ一定である第2ストレート部56と、第1ストレート部55と第2ストレート部56の間を繋ぐ第1テーパー部57と、第2ストレート部56からピン先端54aまで延出した第2テーパー部58と、を有する。
第1ストレート部55は、第1基準取付孔24Aに対応したピン軸部であり、この第1基準取付孔24Aを僅かに下回るような外径を有する。第2ストレート部56は、第1基準タップ孔15Aに対応したピン軸部であり、この第1基準タップ孔15Aを僅かに下回るような外径を有する。
従って、第1基準ピン54Aは、ワーク20の第1基準取付孔24Aに挿入されるときに第2テーパー部58が第1基準取付孔24Aの内周面に接触する。このとき、第2テーパー部58の外径がピン先端54aに向けて漸減しているため、第1基準取付孔24Aのズレ方向に関係なく第1基準ピン54Aの挿入動作のみで、位置ズレしている第1基準取付孔24Aを拾うことができる。
また、第1基準ピン54Aの更なる挿入動作によって、第1基準取付孔24Aの内周面との接触部位が第2テーパー部58から第2ストレート部56を経て第1テーパー部57へと移動する。このとき、第1基準ピン54Aの第1テーパー部57を利用して第1基準取付孔24Aを径方向に押圧することによって、この第1基準取付孔24Aを有するワーク20全体が径方向にスライドする。その後、第1基準ピン54Aの第1ストレート部55が第1基準取付孔24Aに挿入されることでこの第1ストレート部55で最終的なワーク20の位置決めを行うことができる。
一方で、取付片14の第1基準タップ孔15Aについては、最終的に第1基準ピン54Aの第2ストレート部56がこの第1基準タップ孔15Aに挿入される。なお、この挿入動作では、第1基準ピン54Aが取り付いている第1可動アーム53A(図11参照)が「しなる」ことで、位置・角度ズレした第1基準タップ孔15Aに第1基準ピン54Aを追従させることができるようになっている。第1基準ピン54Aのこのような追従によって、第1基準タップ孔15Aを基準に第1基準取付孔24Aの孔位置が矯正されて、第1基準取付孔24Aと第1基準タップ孔15Aの互いの孔位置が一致する。
また、この第3ステップS103では、図11及び図13に示されるように、基準ピンユニット50によって第2可動アーム53Bを駆動して、第2基準ピン54Bをスライド及び下降させることによって第2基準取付孔24Bと第2基準タップ孔15Bとに挿入する。
ここで、図13に示されるように、第2基準取付孔24Bの孔径が第2基準タップ孔15Bの孔径よりも大きくなっている。また、第2基準ピン54Bは、第1基準ピン54Aと同様の、第1ストレート部55と、第2ストレート部56と、第1テーパー部57と、第2テーパー部58と、を有する。
従って、第2基準ピン54Bは、ワーク20の第2基準取付孔24Bに挿入されるときに第2テーパー部58が第2基準取付孔24Bの内周面に接触する。このとき、第2テーパー部58の外径がピン先端54aに向けて漸減しているため、第2基準取付孔24Bのズレ方向に関係なく第2基準ピン54Bの挿入動作のみで、位置ズレしている第2基準取付孔24Bを拾うことができる。
また、第2基準ピン54Bの更なる挿入動作によって、第2基準取付孔24Bの内周面との接触部位が第2テーパー部58から第2ストレート部56を経て第1テーパー部57へと移動する。このとき、第2基準ピン54Bの第1テーパー部57を利用して第2基準取付孔24Bを径方向にスライドさせることによって孔位置を矯正できる。その後、第2基準ピン54Bの第1ストレート部55が第2基準取付孔24Bに挿入されることでこの第1ストレート部55で最終的なワーク20の位置決めを行うことができる。
一方で、取付片14の第2基準タップ孔15Bについては、最終的に第2基準ピン54Bの第2ストレート部56がこの第2基準タップ孔15Bに挿入される。なお、この挿入動作では、第2基準ピン54Bが取り付いている第2可動アーム53B(図11参照)が第1可動アーム53Aと同様に「しなる」ことで、位置・角度ズレした第2基準タップ孔15Bに第2基準ピン54Bを追従させることができるようになっている。第2基準ピン54Bのこのような追従によって、第2基準タップ孔15Bを基準に第2基準取付孔24Bの孔位置が矯正されて、第2基準取付孔24Bと第2基準タップ孔15Bの互いの孔位置が一致する。
即ち、上記の第3ステップS103は、ワーク20の6つの取付孔24と組付け体10の6つのタップ孔15とが仮位置合わせされた状態で、第1基準取付孔24Aと第1基準タップ孔15Aとに第1基準ピン54Aを挿入し、第2基準取付孔24Bと第2基準タップ孔15Bとに第2基準ピン54Bを挿入する基準ピン挿入ステップである。
なお、この第3ステップS103において、第1基準ピン54Aと第2基準ピン54Bの相対的な挿入タイミングは必要に応じて適宜に設定可能である。例えば、第1基準ピン54A及び第2基準ピン54Bを同時に挿入するタイミングを採用したり、第1基準ピン54A及び第2基準ピン54Bのうちの一方を他方に優先して挿入するタイミングを採用したりすることができる。
図8の第4ステップS104は、矯正ピンユニット40の矯正ピン42を使用して、4つのタップ孔15C,15D,15E,15Fのそれぞれに対する4つの取付孔24C,24D,24E,24Fのそれぞれの位置ズレを矯正する位置ズレ矯正ステップである。
図14に示されるように、この第4ステップS104では、ロボット70によってモジュール2を駆動することによって、矯正ピンユニット40の矯正ピン42を組付け体10に向けて下降させる。
そして、図15に示されるように、第1基準ピン54A及び第2基準ピン54Bの挿入状態で、6つの取付孔24のうち2つの基準取付孔24A,24Bを除いた残りの4つの取付孔24C,24D,24E,24Fと、6つのタップ孔15のうち2つの基準タップ孔15A,15Bを除いた残りの4つのタップ孔15C,15D,15E,15Fとに矯正ピン42を順番に挿入して、対応する取付孔形成部材23を径方向にスライドさせる。
図16に示されるように、例えば取付孔24Cとタップ孔15Cとに矯正ピン42を挿入する場合について説明する。
ここで、取付孔24Cの孔径がタップ孔15Cの孔径よりも大きくなっている。また、矯正ピン42は、外径が一定である第1ストレート部43と、外径が第1ストレート部43を下回り且つ一定である第2ストレート部44と、第1ストレート部43と第2ストレート部44の間を繋ぐ第1テーパー部45と、第2ストレート部44からピン先端42aまで延出した第2テーパー部46と、を有する。
第1ストレート部43は、取付孔24Cに対応したピン軸部であり、この取付孔24Cを僅かに下回るような外径を有する。第2ストレート部44は、タップ孔15Cに対応したピン軸部であり、このタップ孔15Cを僅かに下回るような外径を有する。
従って、矯正ピン42は、ワーク20の取付孔24Cに挿入されるときに第2テーパー部46が取付孔24Cの内周面に接触する。このとき、第2テーパー部46の外径がピン先端42aに向けて漸減しているため、取付孔24Cのズレ方向に関係なく矯正ピン42の挿入動作のみで、位置ズレしている取付孔24Cを拾うことができる。
また、矯正ピン42の更なる挿入動作によって、取付孔24Cの内周面との接触部位が第2テーパー部46から第2ストレート部44を経て第1テーパー部45へと移動する。このとき、矯正ピン42の第1テーパー部45を利用して取付孔24Cを径方向にスライドさせることによって孔位置を矯正できる。その後、矯正ピン42の第1ストレート部43が取付孔24Cに挿入されることでこの第1ストレート部43で最終的なワーク20の位置決めを行うことができる。
一方で、取付片14のタップ孔15Cについては、最終的に矯正ピン42の第2ストレート部44がこのタップ孔15Cに挿入される。なお、この挿入動作では、矯正ピン42が取り付いている支持アーム41(図5参照)が「しなる」ことで、位置・角度ズレしたタップ孔15Cに矯正ピン42を追従させることができるようになっている。矯正ピン42のこのような追従によって、タップ孔15Cを基準に取付孔24Cの孔位置が矯正されて、取付孔24Cとタップ孔15Cの互いの孔位置が一致する。これにより、タップ孔15Cに対する取付孔24Cの位置ズレを矯正することができる。
特に図示しないものの、それ以外の取付孔24D,24E,24Fとタップ孔15D,15E,15Fとの位置ズレ矯正についても同様である。
図8の第5ステップS105は、残りの4つの取付孔24C,24D,24E,24Fのそれぞれと、残りの4つのタップ孔15C,15D,15E,15Fのそれぞれに、ネジ部材16を挿入して締付ける第1締結ステップである。
図17に示されるように、この第5ステップS105では、ロボット70に締結ユニット60をモジュール2から付け替えて取付け、この締結ユニット60を組付け体10に向けて下降させる。
そして、図18に示されるように、締結ユニット60においてネジ部材16を把持した状態のソケット部61を下向きに突出させて、4つの取付孔24C,24D,24E,24Fのそれぞれにネジ部材16を挿入し締付方向に軸回転させる。これにより、取付孔24Cに挿入されたネジ部材16はタップ孔15Cに螺合して締付けられる。
同様に、取付孔24Dに挿入されたネジ部材16はタップ孔15Dに螺合して締付けられ、取付孔24Eに挿入されたネジ部材16はタップ孔15Eに螺合して締付けられ、取付孔24Fに挿入されたネジ部材16はタップ孔15Fに螺合して締付けられる。
図8の第6ステップS106は、第5ステップS105の後で、第3ステップS103で挿入している第1基準ピン54A及び第2基準ピン54Bを挿出する基準ピン挿出ステップである。この第6ステップS106では、基準ピンユニット50によって第1可動アーム53Aを駆動して第1基準ピン54Aを第1基準取付孔24Aから抜き出し、第2可動アーム53Bを駆動して第2基準ピン54Bを第2基準取付孔24Bから抜き出す。
なお、この第6ステップS106において、第1基準ピン54Aと第2基準ピン54Bの相対的な挿出タイミングは必要に応じて適宜に設定可能である。例えば、第1基準ピン54A及び第2基準ピン54Bを同時に挿出するタイミングを採用したり、第1基準ピン54A及び第2基準ピン54Bのうちの一方を他方に優先して挿出するタイミングを採用したりすることができる。
図8の第7ステップS107は、第1基準取付孔24Aと第1基準タップ孔15Aとにネジ部材16を挿入して締付け、第2基準取付孔24Bと第2基準タップ孔15Bとにネジ部材16を挿入して締付ける第2締結ステップである。
図19に示されるように、この第7ステップS107では、締結ユニット60においてネジ部材16を把持した状態のソケット部61を下向きに突出させて、2つの基準取付孔24A,24Bのそれぞれにネジ部材16を挿入し締付方向に軸回転させる。これにより、第1基準取付孔24Aに挿入されたネジ部材16は第1基準タップ孔15Aに螺合して締付けられる。同様に、第2基準取付孔24Bに挿入されたネジ部材16は第2基準タップ孔15Bに螺合して締付けられる。
図20に示されるように、ワーク20は、最終的に6つのネジ部材16を介して組付け体10に締結される。
図8の第8ステップS108は、ワーク20の組付けを終了するか否かを判定ステップである。この第8ステップS108でワーク20の組付けを終了すると判定するまで、上述の第1ステップS101から第7ステップS107までの操作を繰り返す。
なお、上述の第6ステップS106及び第7ステップS107について、第1基準ピン54Aを第1基準取付孔24Aから抜き出して第1基準取付孔24Aと第1基準タップ孔15Aとにネジ部材16を挿入して締付け、その後に、第2基準ピン54Bを第2基準取付孔24Bから抜き出して第2基準取付孔24Bと第2基準タップ孔15Bとにネジ部材16を挿入して締付けるようにしてもよい。
上述の実施形態1によれば、以下のような作用効果が得られる。
ワーク20に設けられた6つの取付孔24は、第1基準取付孔24A及び第2基準取付孔24Bと、残りの4つの取付孔24C,24D,24E,24Fと、に分類される。また、ワーク20が被せられる組付け体10に設けられた6つのタップ孔15は、第1基準タップ孔15A及び第2基準タップ孔15Bと、残りの4つのタップ孔15C,15D,15E,15Fと、に分類される。
ここで、第1基準ピン54Aが第1基準取付孔24Aと第1基準タップ孔15Aとに挿入され、第2基準ピン54Bが第2基準取付孔24Bと第2基準タップ孔15Bとに挿入された状態では、組付け体10に対するワーク20の相対位置が一義的に定まる。
このため、シート状のワーク20のように厚みが比較的薄く柔軟で湾曲し易いものであっても、残りの4つの取付孔24C,24D,24E,24Fと残りの4つのタップ孔15C,15D,15E,15Fを位置合わせし易くなり、残りの4つの取付孔24C,24D,24E,24Fと残りの4つのタップ孔15C,15D,15E,15Fとのそれぞれにネジ部材16を挿入して締付ける操作を確実に行うことができる。
その後に第1基準ピン54A及び第2基準ピン54Bを抜き出して、第1基準取付孔24Aと第1基準タップ孔15Aとにネジ部材16を挿入して締付け、また第2基準取付孔24Bと第2基準タップ孔15Bとにネジ部材16を挿入して締付けることによって、ワーク20を組付け体10に組付けることができる。
従って、上述の実施形態1によれば、シート状のワーク20を組付け体10に確実に組付けることができる。
上述の実施形態1によれば、矯正ピンユニット40によって残りの4つの取付孔24C,24D,24E,24Fと残りの4つのタップ孔15C,15D,15E,15Fとのそれぞれに矯正ピン42が挿入されるときに取付孔形成部材23がスライドすることを利用して、残りの4つのタップ孔15C,15D,15E,15Fに対する残りの4つの取付孔24C,24D,24E,24Fの位置ズレを矯正できる。
従って、第1基準ピン54Aが第1基準取付孔24Aと第1基準タップ孔15Aとに挿入され、第2基準ピン54Bが第2基準取付孔24Bと第2基準タップ孔15Bとに挿入された状態で、残りの4つの取付孔24C,24D,24E,24Fと残りの4つのタップ孔15C,15D,15E,15Fを矯正ピン42の挿入による位置ズレの矯正によって予め位置合わせできるため、残りの4つの取付孔24C,24D,24E,24Fと残りの4つのタップ孔15C,15D,15E,15Fとのそれぞれにネジ部材16を挿入する操作が簡単になる。
上述の実施形態1によれば、ワーク20の基準位置Qを定める機能を果たすストッパ6の近くの取付孔を第1基準取付孔24A及び第2基準取付孔24Bとすることによって、取付孔の位置の誤差を小さく出来るので、第1基準取付孔24Aと第1基準タップ孔15Aの位置が合いやすく、また第2基準取付孔24Bと第2基準タップ孔15Bの位置が合いやすい。このため、第1基準ピン54Aを第1基準取付孔24Aと第1基準タップ孔15Aとに挿入する操作、及び第2基準ピン54Bを第2基準取付孔24Bと第2基準タップ孔15Bとに挿入する操作を確実に行うことができる。
なお、実施形態1に特に関連する変更例として、矯正ピン42、第1基準ピン54A及び第2基準ピン54Bの構造を変更することができる。
例えば、取付孔24Cの孔径がタップ孔15Cの孔径に概ね一致しているときには、2つのストレート部43,44と2つのテーパー部45,46を有する矯正ピン42(図16参照)に代えて、外径が一定であるストレート部と、このストレート部からピン先端まで延出したテーパー部と、を有する構造の矯正ピンを採用することができる。
また、第1基準取付孔24Aの孔径が第1基準タップ孔15Aの孔径に概ね一致しているときには、2つのストレート部55,56と2つのテーパー部57,58を有する第1基準ピン54A(図12参照)に代えて、外径が一定であるストレート部と、このストレート部からピン先端まで延出したテーパー部と、を有する構造の第1基準ピンを採用することができる。同様に、第2基準取付孔24Bの孔径が第2基準タップ孔15Bの孔径に概ね一致しているときには、2つのストレート部55,56と2つのテーパー部57,58を有する第2基準ピン54B(図13参照)に代えて、外径が一定であるストレート部と、このストレート部からピン先端まで延出したテーパー部と、を有する構造の第2基準ピンを採用することができる。
以下、実施形態1に関連する他の実施形態について図面を参照しつつ説明する。他の実施形態において、実施形態1の要素と同一の要素には同一の符号を付しており、当該同一の要素についての説明は省略する。
(実施形態2)
図21に示されるように、実施形態2のワーク組付装置101は、ワーク20には取付孔形成部材23のスライド構造が設けられておらず、且つ矯正ピンユニット40が設けられていない点で、実施形態1のワーク組付装置1と相違している。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
また、実施形態2のワーク組付方法では、矯正ピンユニット40を使用しないことに伴って図8中の第4ステップS104が省略される。
実施形態2によれば、実施形態1に比べて装置の構造及び制御内容を簡素化することができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
本発明は、上述の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の応用や変更が考えられる。例えば、上述の実施形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上述の実施形態では、ワーク20の6つの取付孔24のうちの2つを基準取付孔24A,24Bにする場合について例示したが、これに代えて、3つ以上の取付孔24を基準取付孔にすることもできる。
上述の実施形態では、ワーク搬送ユニット30及び矯正ピンユニット40が一体化されたモジュール2を使用する場合について例示したが、これに代えて、ワーク搬送ユニット30と矯正ピンユニット40を分離し、それぞれをロボット70によって独立して動かすことができる構造を採用することもできる。
上述の実施形態では、組付け台4のテーブル面4aが傾斜している場合について例示したが、これに代えてテーブル面が水平面に沿って延在する組付け台を採用することもできる。
上述の実施形態では、ワーク20を吸引保持して搬送するワーク搬送ユニット30について例示したが、このワーク搬送ユニット30に代えて、ワーク20を挟んで保持したり引っ掛けて保持したりするように構成されたワーク搬送ユニットを採用することもできる。
1,101 ワーク組付装置
4 組付け台
6 ストッパ
10 組付け体
15 タップ孔
15A 第1基準タップ孔
15B 第2基準タップ孔
15C,15D,15E,15F 残りのタップ孔
16 ネジ部材
20 ワーク
23 取付孔形成部材
24 取付孔
24A 第1基準取付孔
24B 第2基準取付孔
24C,24D,24E,24F 残りの取付孔
40 矯正ピンユニット
42 矯正ピン
50 基準ピンユニット
54A 第1基準ピン
54B 第2基準ピン
60 締結ユニット
Q 基準位置
S103 第3ステップ(基準ピン挿入ステップ)
S104 第4ステップ(位置ズレ矯正ステップ)
S105 第5ステップ(第1締結ステップ)
S106 第6ステップ(基準ピン挿出ステップ)
S107 第7ステップ(第2締結ステップ)

Claims (3)

  1. シート状のワークを組付け体に組付けるためのワーク組付装置であって、
    上記ワークが上記組付け体に被せられ上記ワークに貫通形成された複数の取付孔と上記組付け体に上記複数の取付孔のそれぞれに対応してそれぞれ設けられた複数のタップ孔とが仮位置合わせされた状態で、上記複数の取付孔の中から選択された第1基準取付孔と上記複数のタップ孔のうち上記第1基準取付孔に対応した第1基準タップ孔とに挿入出可能な第1基準ピンと、上記複数の取付孔の中から選択された第2基準取付孔と上記複数のタップ孔のうち上記第2基準取付孔に対応した第2基準タップ孔とに挿入出可能な第2基準ピンと、を有する基準ピンユニットと、
    上記ワークと上記組付け体をネジ部材の締付けによって締結する締結ユニットと、
    を備え、
    上記締結ユニットは、上記基準ピンユニットによって上記第1基準取付孔と上記第1基準タップ孔とに上記第1基準ピンが挿入され上記第2基準取付孔と上記第2基準タップ孔とに上記第2基準ピンが挿入されたとき、上記複数の取付孔のうち上記第1基準取付孔及び上記第2基準取付孔を除いた残りの取付孔と上記複数のタップ孔のうち上記第1基準タップ孔及び上記第2基準タップ孔を除いた残りのタップ孔とにネジ部材を挿入して締付け、その後に上記第1基準ピンが挿出されたときに上記第1基準取付孔と上記第1基準タップ孔とにネジ部材を挿入して締付け、上記第2基準ピンが挿出されたときに上記第2基準取付孔と上記第2基準タップ孔とにネジ部材を挿入して締付けるように構成されており、
    上記残りの取付孔と上記残りのタップ孔とに挿入出可能な矯正ピンを有する矯正ピンユニットを備え、
    上記ワークには、上記残りの取付孔を形成する取付孔形成部材がこの取付孔の径方向にスライド可能に収容されており、
    上記矯正ピンユニットは、上記基準ピンユニットによって上記第1基準取付孔と上記第1基準タップ孔とに上記第1基準ピンが挿入され上記第2基準取付孔と上記第2基準タップ孔とに上記第2基準ピンが挿入された状態で、上記残りの取付孔と上記残りのタップ孔とに上記締結ユニットによって上記ネジ部材が挿入されるよりも前に上記矯正ピンを挿入して上記取付孔形成部材をスライドさせることによって、上記残りのタップ孔に対する上記残りの取付孔の位置ズレを矯正するように構成されている、ワーク組付装置。
  2. シート状のワークを組付け体に組付けるためのワーク組付装置であって、
    上記ワークが上記組付け体に被せられ上記ワークに貫通形成された複数の取付孔と上記組付け体に上記複数の取付孔のそれぞれに対応してそれぞれ設けられた複数のタップ孔とが仮位置合わせされた状態で、上記複数の取付孔の中から選択された第1基準取付孔と上記複数のタップ孔のうち上記第1基準取付孔に対応した第1基準タップ孔とに挿入出可能な第1基準ピンと、上記複数の取付孔の中から選択された第2基準取付孔と上記複数のタップ孔のうち上記第2基準取付孔に対応した第2基準タップ孔とに挿入出可能な第2基準ピンと、を有する基準ピンユニットと、
    上記ワークと上記組付け体をネジ部材の締付けによって締結する締結ユニットと、
    を備え、
    上記締結ユニットは、上記基準ピンユニットによって上記第1基準取付孔と上記第1基準タップ孔とに上記第1基準ピンが挿入され上記第2基準取付孔と上記第2基準タップ孔とに上記第2基準ピンが挿入されたとき、上記複数の取付孔のうち上記第1基準取付孔及び上記第2基準取付孔を除いた残りの取付孔と上記複数のタップ孔のうち上記第1基準タップ孔及び上記第2基準タップ孔を除いた残りのタップ孔とにネジ部材を挿入して締付け、その後に上記第1基準ピンが挿出されたときに上記第1基準取付孔と上記第1基準タップ孔とにネジ部材を挿入して締付け、上記第2基準ピンが挿出されたときに上記第2基準取付孔と上記第2基準タップ孔とにネジ部材を挿入して締付けるように構成されており、
    上記組付け体を水平面に対して傾斜した状態で保持する組付け台を備え、上記組付け台には上記組付け体に被せられた上記ワークを基準位置で傾斜方向の低所側から支持するストッパが設けられており、
    上記ワークが上記基準位置にあるときに上記複数の取付孔のうち上記ストッパに相対的に近い位置に配置される複数の取付孔の中から上記第1基準取付孔及び上記第2基準取付孔が選択されている、ワーク組付装置。
  3. シート状のワークを組付け体に組付けるためのワーク組付方法であって、
    上記ワークが上記組付け体に被せられ上記ワークに貫通形成された複数の取付孔と上記組付け体に上記複数の取付孔のそれぞれに対応してそれぞれ設けられた複数のタップ孔とが仮位置合わせされた状態で、上記複数の取付孔の中から選択された第1基準取付孔と上記複数のタップ孔のうち上記第1基準取付孔に対応した第1基準タップ孔とに第1基準ピンを挿入し、上記複数の取付孔の中から選択された第2基準取付孔と上記複数のタップ孔のうち上記第2基準取付孔に対応した第2基準タップ孔とに第2基準ピンを挿入する基準ピン挿入ステップと、
    上記基準ピン挿入ステップにおける上記第1基準ピン及び上記第2基準ピンの挿入状態で、上記複数の取付孔のうち上記第1基準取付孔及び上記第2基準取付孔を除いた残りの取付孔と上記複数のタップ孔のうち上記第1基準タップ孔及び上記第2基準タップ孔を除いた残りのタップ孔とにネジ部材を挿入して締付ける第1締結ステップと、
    上記第1締結ステップの後で、上記基準ピン挿入ステップで挿入している上記第1基準ピン及び上記第2基準ピンを挿出する基準ピン挿出ステップと、
    上記基準ピン挿出ステップにおける上記第1基準ピンの挿出状態で、上記第1基準取付孔と上記第1基準タップ孔とにネジ部材を挿入して締付け、上記第2基準ピンの挿出状態で上記第2基準取付孔と上記第2基準タップ孔とにネジ部材を挿入して締付ける第2締結ステップと、
    を有し、
    上記ワークには、上記残りの取付孔を形成する取付孔形成部材がこの取付孔の径方向にスライド可能に収容されており、
    上記基準ピン挿入ステップにおける上記第1基準ピン及び上記第2基準ピンの挿入状態であり、且つ上記第1締結ステップの前に、上記残りの取付孔と上記残りのタップ孔とに矯正ピンを挿入して上記取付孔形成部材をスライドさせることによって、上記残りのタップ孔に対する上記残りの取付孔の位置ズレを矯正する位置ズレ矯正ステップを有する、ワーク組付方法。
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