JP5145901B2 - ロボットシステム - Google Patents
ロボットシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5145901B2 JP5145901B2 JP2007305205A JP2007305205A JP5145901B2 JP 5145901 B2 JP5145901 B2 JP 5145901B2 JP 2007305205 A JP2007305205 A JP 2007305205A JP 2007305205 A JP2007305205 A JP 2007305205A JP 5145901 B2 JP5145901 B2 JP 5145901B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- robot
- welding
- electrode grinding
- electrode
- grinding device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Manipulator (AREA)
- Resistance Welding (AREA)
Description
電極研削装置2は溶接ロボット3とは分離された状態で、スタンド状の固定台上に設置されている。溶接ロボット3は6関節を有する。ロボットにはモータを駆動または制御する動力用ケーブル及び信号ケーブル10が制御装置1からロボットまで配設されている。同様に電極研削装置を駆動または制御する動力用ケーブル及び信号ケーブル11も制御装置1から電極研削装置まで配設されていた。
溶接ロボット3は、ライン上を流れてくる自動車の車体等の被加工物の所定箇所にスポット溶接を施す。
電極研削機2は、周知の電極チップカッタであり、制御装置1からの指令に応じて、溶接ガン5に取付けられた溶接電極6を研削する。制御装置1は、溶接ロボット3を制御して、所定の溶接作業を行わせる従来の溶接ロボット制御装置としての機能に加えて、溶接電極6の損耗を推定し、この推定値に基づいて電極研削機2を制御し、溶接電極6を適切に研削するための機能も備える。
また、従来のハンドリングロボットとしては、治具を持ち替えながら作業するロボットが提案されている(例えば、特許文献2参照)。ハンドリングロボットは、該当する車種の部品セット治具を前記部品セット治具収納ラックの中から選択して持ち替えた上で、その選択した部品セット治具で前記部品搬送台車上のリアパネルをクランプして部品セット治具ごと前記部品セット治具位置決め装置に位置決めする機能を有し、前記ハンドリングロボットのロボットアームの先端の手首部には部品セット治具を持ち替えるためのツールチェンジャが設けられている。
また、生産ラインが短い方が、工場自体の増大を防ぎ、空調設備等の設備投資を抑制するために、ロボットシステムのフットプリントを小さくするとともに、ロボットを極力接近させて配置したいという要望がある。
また、生産数が多くなるに従って、ロボットの作業に関係のないエアーカットの時間を短縮して作業効率を上げたいといった要望もある。
しかしながら、従来のスポット溶接ロボット装置やハンドリングロボット装置では、電極研削装置と溶接ロボットが分離して構成されていたために、生産ラインの稼動までの時間を短縮できないという問題が生じていた。また、電極研削装置や治具置き台はロボットと分離された状態で、スタンド状の固定台上に設置されているため、生産設備を設計するにあたって、予めロボットの動作に支障をきたさない位置に配置する必要があるため、設備検討に時間がかかる問題も生じていた。この問題を解決するために、ロボットシミュレータを使って、事前にロボットの干渉チェックや動作チェックを行うことができるが、実機での確認作業を行う必要はあり、再度調整を行う必要があった。
また、電極研削装置設置や治具置き台の位置は作業に支障をきたさないように、作業時のロボット動作エリア外に設置するため、スポット溶接のチップ研磨作業時や治具交換作業時にはロボットは作業エリア外まで移動する必要があり、生産に寄与しない無駄な動作時間を必要といった問題も生じていた。
また、作業エリア外に電極研削装置設備エリアや治具置き台エリアが必要となり、設置面積の増加を招くといった問題も生じていた。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、複数台のロボットを接近配置でき、生産に寄与しない無駄な動作時間を最小にするロボットシステムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、基部に回転支持された旋回部、該旋回部に一端が水平軸周りに回転支持された下腕部、前記下腕部の他方端に一端が回転支持された肘部、前記肘部の他方端に一端が回転支持された上腕部、前記上腕部の他方端に手首部を備え、溶接を行うための器具が、溶接対象の反対側に相当するロボット背面側の前記旋回部に備えられたものである。
また、請求項2に記載の発明は、前記溶接を行うための器具が、スポット溶接を行うために電極研削装置、スポット溶接ガンの取り替え可能とするツールチェンジャ、または仮置き台の少なくともいずれか1つであるものである。
また、請求項3に記載の発明は、前記電極研削装置の制御用ケーブルを、前記ロボット制御用ケーブルと一体に配設したものである。
また、請求項4に記載の発明は、前記電極研削装置の制御用ケーブル及び動力用線状体が、前記ロボット内部に配設されているものである。
また、7関節ロボットのデッドスペースに電極研削装置を配置できるので、電極研削装置面積を削減することができる。
また、7関節ロボットと電極研削装置の信号及びパワーケーブルをロボットの配線に取り込むことができるので、ユーザでの立ち上げ時の立ち上げ時間や管理工数の削減が可能になる。
また、ガン置き台を省スペースでロボット一体に配置できるので、ガン置き台の設置検討が不要になり設備検討時間が短縮できる。また、ロボットの近傍にガン置き台が設置できるので、ガン置き台までのロボットの移動時間を短縮できる。
また、仮置き台を省スペースでロボット一体に配置できるので、仮置き台の設置検討が不要になり設備検討時間が短縮できる。また、ロボットの近傍に仮置き台が設置できるので、仮置き台までのロボットの移動時間を短縮できる。
本発明が特許文献1と異なる点は、スポット溶接ロボットを7軸関節で構成し、電極研削装置をスポット溶接ロボットの固定部に備えた部分である。
動力や冷却に流体を用いる場合も同様に一体化できるのは当然であり、全ての動力用線条体を指し、装置の要求により一体化を選択できる。
同様に、ロボット機体内の配線に電極研削装置を駆動または制御するパワーケーブルや信号ケーブルを内蔵することにより、ロボット製造時に電極研削装置用のロボット内部配線を完成させておき、ロボット完成後に、コネクタ等により電極研削装置との結合を完了するようなことが可能となる。
このように、必然的に占有される領域に溶接電極研削装置を配置することで、通常生産ラインで配置される複数台の溶接ロボットが互いに干渉することがなくなるので、よりワークへの接近性やスポットガンの姿勢を形成できる。
また、複数台のロボットが横方向に接近して配置される場合には、図3に示すようにロボット後方から見て、ロボットの幅寸法15内もしくは幅寸法15に近い溶接電極用研削装置設置幅寸法16で配置することで、接近配置の妨げにならずに済む。
また、電極研削装置と溶接ロボットとを一体に配置することが可能になるため、生産設備を設計するにあたって、予め溶接用ロボットの動作に支障をきたさない位置に配置する必要が無くなり、設備検討を短縮できる。
さらに、電極研削装置設置位置は溶接作業に支障をきたさないように、溶接作業エリア外に設置する必要が無く、ロボット近傍に設置できるため、研磨作業時には溶接ロボットは溶接作業エリア外まで移動する必要がなくなり、生産に寄与しない無駄な動作時間の削減が可能になる。
従来6軸のロボットでは自由度が不足に起因し、ロボットがアクセス困難なため周辺に設置されていた設備を、本発明のようにロボット旋回部に搭載することで、装置としてのまとまりを高めることができる。
この場合、ロボット用ケーブルとガン置き台設置のチャッキング装置や入出力装置の動力及び信号ケーブル及びエア等を含む線状体の一体化が可能になる。
この場合、ロボット用ケーブルと仮置き台設置のジグ駆動や入出力装置の動力及び信号ケーブル及びエア等を含む線状体の一体化が可能になる。
C2 第2のアーム体
C3 第3のアーム体
C4 第4のアーム体
C5 第5のアーム体
C6 第6のアーム体
C7 第7のアーム体(エンドエフェクタ)
J1 関節軸
J2 関節軸
J3 関節軸
J4 関節軸
J5 関節軸
J6 関節軸
J7 関節軸
1 制御装置
2 電極研削装置
3 溶接ロボット
4 固定ベース
5 スポットガン
6 電極
7 設置距離
8 溶接対象
9 固定台
10 パワーケーブル及び信号ケーブル
11 パワーケーブル及び信号ケーブル
12 一体ケーブル
13 C2アームのベース面への投影図
14 旋回中心回りに回転させた干渉半径
15 ロボット幅寸法
16 溶接電極用研削装置設置幅寸法
Claims (5)
- 基部に回転支持された旋回部、該旋回部に一端が水平軸周りに回転支持された下腕部、前記下腕部の他方端に一端が回転支持された肘部、前記肘部の他方端に一端が回転支持された上腕部、前記上腕部の他方端に手首部を備え、
溶接を行うための器具が、
溶接対象の反対側に相当するロボット背面側の前記旋回部に備えられたこと
を特徴とするロボットシステム。 - 前記溶接を行うための器具が、スポット溶接を行うために電極研削装置、スポット溶接ガンの取り替え可能とするツールチェンジャ、または仮置き台の少なくともいずれか1つであることを特徴とする請求項1記載のロボットシステム。
- 前記電極研削装置が、ロボット旋回部の旋回半径の一部または全体を含む位置に設置されていることを特徴とする請求項2に記載のロボットシステム。
- 前記電極研削装置の制御用ケーブルを、前記ロボット制御用ケーブルと一体に配設したことを特徴とする請求項2または3に記載のロボットシステム。
- 前記電極研削装置の制御用ケーブル及び動力用線状体が、前記ロボット内部に配設されていることを特徴とする請求項1乃至4に記載のロボットシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007305205A JP5145901B2 (ja) | 2007-11-27 | 2007-11-27 | ロボットシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007305205A JP5145901B2 (ja) | 2007-11-27 | 2007-11-27 | ロボットシステム |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009125783A JP2009125783A (ja) | 2009-06-11 |
JP2009125783A5 JP2009125783A5 (ja) | 2011-06-16 |
JP5145901B2 true JP5145901B2 (ja) | 2013-02-20 |
Family
ID=40817226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007305205A Active JP5145901B2 (ja) | 2007-11-27 | 2007-11-27 | ロボットシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5145901B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3064324A1 (en) | 2015-03-02 | 2016-09-07 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Robot |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5418545B2 (ja) | 2011-06-24 | 2014-02-19 | 株式会社安川電機 | 塗装システム |
CN104758053B (zh) * | 2014-01-07 | 2018-01-05 | 上银科技股份有限公司 | 微创手术器械的运动中心点的对位模组 |
CN103862340B (zh) * | 2014-03-28 | 2016-08-17 | 中国科学院自动化研究所 | 一种机器人并行打磨系统 |
KR101832112B1 (ko) * | 2017-11-24 | 2018-02-26 | 김영도 | 용접팁 드레싱 장치를 구비한 용접장치 |
CN115338739A (zh) * | 2022-08-24 | 2022-11-15 | 深圳学泰科技有限公司 | 一种基于运动学的机械加工打磨工业机器人 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04367379A (ja) * | 1991-06-14 | 1992-12-18 | Mitsubishi Electric Corp | 産業用ロボット装置 |
JPH10244484A (ja) * | 1997-03-04 | 1998-09-14 | Komatsu Ltd | 作業用ロボット装置 |
-
2007
- 2007-11-27 JP JP2007305205A patent/JP5145901B2/ja active Active
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3064324A1 (en) | 2015-03-02 | 2016-09-07 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Robot |
US9975239B2 (en) | 2015-03-02 | 2018-05-22 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Robot |
US10857671B2 (en) | 2015-03-02 | 2020-12-08 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Robot |
US11642781B2 (en) | 2015-03-02 | 2023-05-09 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Robot |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009125783A (ja) | 2009-06-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5145901B2 (ja) | ロボットシステム | |
US8231117B2 (en) | Robot system | |
US6907318B2 (en) | Multi-station robotic welding assembly | |
JP6245096B2 (ja) | ロボットおよびロボットシステム | |
US7900578B2 (en) | Carrying system and processing equipment | |
JP6013820B2 (ja) | 車体組立システム | |
KR101173062B1 (ko) | 다차종 공용 플로어 컴플리트 용접 시스템 | |
CN102729252B (zh) | 机器人系统以及机器人系统的操作方法 | |
KR101558676B1 (ko) | 리스폿 지그 | |
BRPI0716967B1 (pt) | Estação de trabalho robotizada e processo de comando de uma estação de trabalho | |
CA2498168A1 (en) | Flexible body workstation for assembling workpieces | |
US6283361B1 (en) | General-purpose jig | |
CN110545952B (zh) | 机器人系统和具备该机器人系统的工作线 | |
KR20090024540A (ko) | 자동 용접 시스템 | |
JP4742496B2 (ja) | 溶接システム | |
KR20110085865A (ko) | 포지셔너를 구비한 로봇 시스템과 포지셔너 | |
TW531465B (en) | A machine tool head, a machine tool and a method for working an object | |
JP7342632B2 (ja) | インサート自動組付システム | |
JP7072489B2 (ja) | 溶接装置及び溶接方法 | |
JP4134858B2 (ja) | 多関節ロボットの移動システム | |
CN111201109B (zh) | 焊接装置 | |
RU2759273C1 (ru) | Универсальный каркасный модуль и система для лазерной обработки протяженных объектов вращения | |
JP4506321B2 (ja) | ロケート装置とロケート装置を用いた車体組立装置 | |
JP2004114262A (ja) | 産業用ロボットのツール交換機構 | |
TWM592801U (zh) | 車體製造設備 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100119 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110426 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20120216 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120329 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120403 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120525 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121030 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121112 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5145901 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207 Year of fee payment: 3 |