JP7072489B2 - 溶接装置及び溶接方法 - Google Patents

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本発明は、溶接装置及び溶接方法に関するものである。
従来、このような分野の技術として、下記特許文献1に記載の溶接装置が知られている。この溶接装置は、上下に仮接続された柱部品の側面に多関節型溶接ロボットを固定し、多関節型溶接ロボットで溶接トーチを操作して、柱部品同士を溶接して鉄骨柱を構築するものである。
特開2001-334364号公報
しかしながら、上記の溶接装置においては、柱部品の側面に多関節型溶接ロボットが固定されるので、溶接トーチが移動可能な位置及び姿勢が限られている。このため、複雑な形状の部材の溶接にこの溶接装置を適用することは困難であった。そこで、本発明は、ロボットを用いた自動溶接において複雑な形状の溶接対象に対応可能な溶接装置及び溶接方法を提供することを目的とする。
本発明の溶接装置は、溶接対象に対して位置固定される固定アームと当該固定アームに対して鉛直軸周りに回動可能な第1アームと当該第1アームに対して鉛直軸周りに回動可能な第2アームとを少なくとも含む駆動機構と、駆動機構によって溶接対象に対し水平面内で移動するロボット取付部と、を有する移動用アクチュエータと、移動用アクチュエータのロボット取付部に取付けられ、溶接ツールを移動させて溶接対象の溶接を行う垂直多関節ロボットと、を備える。
この溶接装置では、移動用アクチュエータによって垂直多関節ロボット自体が溶接対象に対する平面位置を変更することができる。従って、溶接ツールの位置及び姿勢の可動範囲が広くなり、複雑な形状の溶接対象に対応可能となる。
また、移動用アクチュエータは、アーム同士を相対的に回動可能に接続する関節部を複数有し、関節部は、当該関節部によって接続される一方のアームに対して他方のアームを回動方向の一方に常時付勢する付勢手段を含むこととしてもよい。
移動用アクチュエータにおいては、アームの駆動機構に含まれる歯車のバックラッシュ等の影響でアーム同士が回動方向にガタつくことが考えられる。このガタつきが垂直多関節ロボットの位置精度に影響し、溶接精度の低下を招く虞がある。これに対して、上記構成によれば、各関節部において、一方のアームに対して他方のアームが回動方向の一方に常時付勢されるので、アーム同士がガタつき範囲の一方側に押し付けられて固定され、その結果、上記ガタつきの影響が低減される。
また、垂直多関節ロボットの第1軸は、ロボット取付部に固定されるベース部に対し当該ベース部以外の他部位を所定軸線周りに旋回させる旋回軸であり、垂直多関節ロボットは、所定軸線が鉛直方向に対して傾斜し且つ水平面に対して傾斜するような姿勢でロボット取付部に取付けられることとしてもよい。
この場合、溶接時に必要な溶接ツールの移動範囲を、垂直多関節ロボットの可動範囲の中で好適な範囲に合わせることが容易になる。
本発明の溶接方法は、上述の何れかに記載の溶接装置を用いて溶接を行う溶接方法であって、移動用アクチュエータがロボット取付部の移動を停止した状態で、垂直多関節ロボットが溶接対象の溶接を実行する工程を備える。
この方法によれば、移動用アクチュエータの動作精度が、溶接精度に影響を及ぼすことを回避することができる。
本発明の溶接方法は、上述の何れかに記載の溶接装置を用いて、建て方治具で鉛直方向に仮接続された柱部品同士の間を溶接対象として溶接する溶接方法であって、建て方治具と柱部品との間の隙間に溶接ツールを挿入して柱部品同士を溶接する処理を含み、柱部品の全周の溶接を完成させる溶接工程と、溶接工程の後、建て方治具を柱部品から撤去する治具撤去工程と、を備える。
この溶接方法では、上述の何れかに記載の溶接装置を用いることで、建て方治具と柱部品との間の隙間に溶接ツールを挿入するといったような、溶接ツールの複雑な位置及び姿勢が可能になる。このため、建て方治具が存在する状態で柱部品の全周の溶接が可能である。そして、建て方治具に隠れていた部位を建て方治具の撤去後に改めて溶接するといった作業が不要になる。
本発明によれば、ロボットを用いた自動溶接において複雑な形状の溶接対象に対応可能な溶接装置及び溶接方法を提供することができる。
実施形態に係る溶接装置とその溶接対象の柱部品とを示す斜視図である。 図1の溶接装置の水平関節アームを示す平面図である。 水平関節アームの1つの関節部を拡大して示す平面図である。 図1の溶接装置の垂直多関節ロボットを示す側面図である。 溶接方法の一例を示すフローチャートである。 (a),(b)は、溶接装置の変形例を示す側面図である。 (a),(b)は、溶接装置の他の変形例を示す平面図である。 実施形態に係る溶接装置とその溶接対象の柱・梁とを示す斜視図である。 溶接装置の更に他の変形例を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら溶接装置及び溶接方法の実施形態について説明する。以下の説明においては、同一要素又は同一機能を有する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。また、図面には、Z軸を鉛直軸としてX軸、Y軸、及びZ軸により規定される直交座標系を示し、説明においては、Z軸方向を上下方向として「上」及び「下」の語を用いる場合がある。
まず図1~図4を参照しながら溶接装置1の構成について説明する。図1に示される溶接装置1は、建物の施工現場において、柱部品3同士の溶接を行うための現場溶接装置である。柱部品3は例えば角形の鋼管であり、複数の柱部品3が鉛直方向に重ねられ互いに溶接されることで角形の鋼管柱が構築される。溶接される柱部品3,3同士は、互いの材軸を一致させ、柱部品3,3の水平な端部同士が全周に亘って近接し対向するように配置される。この端部同士が対向する箇所が、溶接装置1による溶接対象箇所Wであり、溶接対象箇所Wは、柱部品3の全周に亘って水平面内に延在している。
溶接対象箇所Wの近傍において、柱部品3,3の4つの側面の中央部には、それぞれエレクションピース4が溶接されている。上の柱部品3に設けられたエレクションピース4と、下の柱部品3に設けられたエレクションピース4とが鉛直方向に並び、建て方治具5によって互いに接続されている。このようなエレクションピース4及び建て方治具5によって柱部品3,3同士が仮接続されている。
溶接装置1は、下の柱部品3に基端が固定された水平関節アーム10(移動用アクチュエータ)と、水平関節アーム10の先端に取付けられた垂直多関節ロボット20と、制御部40と、を備えている。制御部40は、水平関節アーム10及び垂直多関節ロボット20の動作を制御するコンピュータシステムである。
図2に一例が示されるように、水平関節アーム10は、垂直多関節ロボット20が取付けられるロボット取付部11と、ロボット取付部11を水平面内で移動させる駆動機構13と、を備えている。ロボット取付部11は、垂直多関節ロボット20が固定される取付座面11aを有し、取付座面11aは鉛直面をなしている。
水平関節アーム10の駆動機構13は、
溶接対象箇所Wに対して位置が固定される固定アームA0と、
固定アームA0に対して第1関節部B1で連結され、固定アームA0に対して鉛直軸D1周りに回動可能な第1アームA1と、
第1アームA1に対して第2関節部B2で連結され、第1アームA1に対して鉛直軸D2周りに回動可能な第2アームA2と、
…、
第(n-1)アームA(n-1)に対して第n関節部Bnで連結され、第(n-1)アームA(n-1)に対して鉛直軸Dn周りに回動可能な第nアームAnと、
を備えている(nは2以上の自然数)。図2ではn=3とした場合が例示されている。水平関節アーム10は、各アームA1~Anをそれぞれ回動させるモータ等の駆動源(図示せず)を備えており、当該駆動源は制御部40の制御信号に従って動作する。
固定アームA0の一端は断面L字状をなし、溶接対象箇所Wの近傍において下方の柱部品3の角部にボルト止め等によって固定される。第nアームAn(図2の場合は第3アームA3)には、前述のロボット取付部11が固定されている。
制御部40によって第1アームA1~第nアームAnの回動が制御されることで、ロボット取付部11に取付けられた垂直多関節ロボット20を水平移動させることができる。上記の通り、水平関節アーム10の軸数nが2以上であるので、水平関節アーム10は、溶接対象箇所Wに対して垂直多関節ロボット20を水平面内で2次元的に移動することができ、垂直多関節ロボット20のXY位置を決定することができる。なお、水平関節アーム10が備える各アームはすべて鉛直軸周りに回動するものであるので、水平関節アーム10は、垂直多関節ロボット20を水平面内のみで移動可能なものである。例えば、水平関節アーム10として、汎用の水平多関節ロボットが採用されてもよい。
また、水平関節アーム10の各関節部B1~Bnには、連結される一方のアームに対して他方のアームを回動方向の一方に常時付勢するアーム付勢部C1~Cnがそれぞれ設けられている。以下では、図3に示されるように第2関節部B2に設けられたアーム付勢部C2を例として説明するが、他のアーム付勢手段についても同様の構成であるので、重複する説明は省略する。
アーム付勢部C2は、第1アームA1に対して第2アームA2を右回りに回動させる方向(矢印Q方向)に常時付勢している。但し、アーム付勢部C2の付勢力は、制御部40の制御に反して第2アームA2を回動させるほどの強い力ではない。このような機能をもつアーム付勢部C2としては、例えば第2関節部B2に内蔵される回転バネ等が採用される。また、第1アームA1及び第2アームA2の位相に関わらず一定の付勢力が付与されるように、アーム付勢部C2として定トルクバネが採用されてもよい。この構成によれば、図3に示されるように、第2アームA2が第1アームA1に対して回動方向にガタつく場合であっても、第2アームA2がガタつき範囲の一方側に押し付けられて固定され、その結果、上記ガタつきの影響が低減される。
図4に一例が示されるように、垂直多関節ロボット20は、
ロボット取付部11に固定されるベース部位H0と、
ベース部位H0に対して第1関節部K1で連結され、ベース部位H0に対して第1軸J1周りに旋回可能な第1部位H1と、
第1部位H1に対して第2関節部K2で連結され、第1部位H1に対して第2軸J2周りに回動可能な第2部位H2と、
第2部位H2に対して第3関節部K3で連結され、第2部位H2に対して第3軸J3周りに回動可能な第3部位H3と、
…、
第(m-1)部位H(m-1)に対して第m関節部Kmで連結され、第(m-1)部位H(m-1)に対して第m軸Jm周りに回動可能な第m部位Hmと、
を備えている(mは自然数)。図4ではm=6とした場合が例示されている。
垂直多関節ロボット20は、各部位H1~Hmをそれぞれ回動させるモータ等の駆動源(図示せず)を備えており、当該駆動源は制御部40の制御信号に従って動作する。
ベース部位H0は、ロボット取付部11の取付座面11aにボルト止め等によって固定される。第m部位Hm(図4の場合は第6部位H6)には、ツール30が保持されている。制御部40によって第1部位H1~第m部位Hmの回動が制御されることで、第m部位Hmに保持されたツール30の位置及び姿勢が制御される。
ツール30が開先センサ31である場合には、垂直多関節ロボット20が溶接対象箇所Wに沿って開先センサ31を移動させながらセンシングを行い、溶接対象箇所Wの開先形状に関する情報を取得することができる。開先センサ31としては、例えば、非接触式で開先の位置情報を取得可能なセンサ(例えば、レーザーセンサ)が用いられる。なお、開先センサ31は、センシングした開先形状に応じた電気信号を制御部40に送信する。
また例えば、ツール30が溶接ツール33(例えば、溶接トーチ)である場合には、垂直多関節ロボット20が溶接対象箇所Wに沿って溶接ツール33を移動させながら、溶接対象箇所Wを溶接することができる。なお、垂直多関節ロボット20の第m部位Hmには、ツール30が複数(例えば、開先センサ31及び溶接ツール33)保持されてもよい。
例えば、垂直多関節ロボット20としては、汎用の垂直多関節6軸ロボットが採用される。汎用の垂直多関節6軸ロボットにおいては、上記の軸数m=6であり、第2軸J2は第1軸J1に対して直交する方向に延び、第3軸J3は第2軸J2に対して平行であり、第4軸J4は第3軸J3に対して直交する方向に延び、第5軸J5は第4軸J4に対して直交する方向に延び、第6軸J6は第5軸J5に対して直交する方向に延びる。このような垂直多関節6軸ロボットによれば、ツール30の3次元的な位置及び3次元的な姿勢が制御される。なお、垂直多関節ロボット20としては、5軸以下のロボットや7軸以上のロボットが採用されてもよい。
続いて、上述のような溶接装置1を用いた柱部品3同士の現場溶接方法の一例について図5のフローチャートを併せて参照しながら説明する。
まず、図1に示されるように、建て方治具5を用いて柱部品3,3が仮接続された状態から、柱部品3に溶接装置1が設置される。具体的には、溶接対象箇所Wの直ぐ下方の位置で、下の柱部品3の角部に、溶接装置1の基端(固定アームA0)がボルト止めで固定される(ステップS101)。続いて、制御部40の制御下で水平関節アーム10が駆動され、垂直多関節ロボット20が所定のXY位置に移動される(ステップS103)。
続くステップS105は、水平関節アーム10の動作を完全に停止させ、垂直多関節ロボット20のXY位置が固定された状態で実行される。また、ステップS105では、垂直多関節ロボット20の先端(第m部位Hm)にツール30としての開先センサ31が取付けられた状態とされる。この状態から、制御部40の制御下で垂直多関節ロボット20が駆動され、所定の溶接範囲で、溶接対象箇所Wに沿って開先センサ31を移動させる。このとき開先センサ31は、当該溶接範囲で、溶接対象箇所Wをセンシングして開先形状に関する情報を取得し制御部40に電気信号として送信する(ステップS105:センシング工程)。制御部40は、上記のように取得された溶接対象箇所Wの開先形状に関する情報を一時的に記憶する。なお、ここで溶接対象箇所Wの開先形状とは、溶接対象箇所Wで上下に対向する柱部品3,3の端面の形状のみならず、前回までの溶接工程(後述のステップS107)によって溶接対象箇所Wに既に付着されている溶接材の形状も含めた形状を意味する。
続くステップS107も、水平関節アーム10の動作を完全に停止させ、垂直多関節ロボット20のXY位置が固定された状態で実行される。また、ステップS107では、垂直多関節ロボット20の先端(第m部位Hm)にツール30としての溶接ツール33が取付けられた状態とされる。なお、ここでは、ツール30が開先センサ31から溶接ツール33に付け替えられてもよく、最初から第m部位Hmに2種のツール30(開先センサ31及び溶接ツール33)が取付けられていてもよい。
この状態から、制御部40の制御下で垂直多関節ロボット20が駆動され、前述の溶接範囲で溶接対象箇所Wに沿って溶接ツール33が移動され、溶接対象箇所Wの溶接が実行される(ステップS107:溶接工程)。このとき、制御部40は、前述のステップS105で記憶された溶接対象箇所Wの開先形状に適した溶接を実行する。例えば、制御部40は、記憶された開先形状に基づいて、溶接対象箇所Wの幅方向における溶接ツール33の移動軌跡、溶接ツール33の移動速度、溶接ツール33の姿勢等を所定のアルゴリズムによって計画し、この計画に従って溶接ツール33を移動させる。
ここでは、溶接ツール33の位置及び姿勢が垂直多関節ロボット20によって比較的自由に移動される。更には、前述のステップS103で、垂直多関節ロボット20自体のXY位置も、水平関節アーム10によって、水平面内で比較的自由な位置に配置されている。従って、建て方治具5と柱部品3との狭い隙間から溶接ツール33を溶接対象箇所Wに挿入して溶接するといったことが可能である。よって、ここでは、建て方治具5が取付けられたままの状態で、溶接対象箇所Wの溶接がなされる。
前述の溶接範囲における溶接対象箇所Wの溶接が完了するまで、上記のようなセンシング工程(ステップS105)及び溶接工程(ステップS107)が繰り返される(ステップS109)。そして、1つの溶接範囲における溶接対象箇所Wの溶接が完了したとき(ステップS109でYES)、溶接対象箇所Wの全周分の溶接が完了していなければ(ステップS111でNO)、溶接範囲を変えて再びステップS103からの処理が行われる。すなわち、再び制御部40の制御下で水平関節アーム10が駆動され、垂直多関節ロボット20が次の溶接範囲の処理に適したXY位置に移動される(ステップS103)。その後、前述と同様にしてセンシング工程(ステップS105)及び溶接工程(ステップS107)が繰り返され当該溶接範囲の溶接が行われる。
そして、溶接対象箇所Wの全周分の溶接が完了したときに(ステップS111でYES)、ステップS113以降の処理が実行される。すなわち、建て方治具5及びエレクションピース4が撤去され(ステップS113:治具撤去工程)、溶接装置1は、次の溶接対象箇所Wに移動される(ステップS115)。
続いて、以上説明した溶接装置1及び現場溶接方法による作用効果について説明する。
溶接装置1によれば、水平関節アーム10の軸数nが2以上であり、すなわち、柱部品3に対して直列に連結されたアームA1~Anの数nが2以上であるので、水平関節アーム10によって垂直多関節ロボット20自体が柱部品3に対するXY位置を変更することができる。すなわち、垂直多関節ロボット20のベース部位H0の位置をXY平面上で2次元的に変更することができる。従って、ツール30の位置及び姿勢に関して可動範囲が広くなり、その結果、複雑な形状の溶接対象のセンシング及び溶接に対応可能である。
例えば、角形の鋼管柱に限定されず、更に複雑な断面形状の柱(例えば、H鋼、クロスH鋼等)等の溶接にも溶接装置1が適用可能になる。また、前述したように、建て方治具5と柱部品3との間の隙間に溶接ツール33を挿入するといったような、溶接ツール33の複雑な位置及び姿勢が可能になる。このため、建て方治具5が存在する状態で柱部品3の全周の溶接が可能であり、建て方治具5に隠れていた部位を建て方治具5の撤去後に改めて溶接するといった作業が不要になる。
また、溶接装置1では、水平関節アーム10の軸数nが2以上であるので、アームA1~Anをある程度長くすることにより、柱部品3の全周分の溶接対象箇所Wの溶接を、1台の溶接装置1で実行することも比較的容易になる。なお、溶接装置1に比較して、例えば水平関節アーム10の軸数nが1であれば、垂直多関節ロボット20のXY位置は第1関節部B1を中心とする円周上のみに限定され、その結果、ツール30の位置及び姿勢の可動範囲が十分ではない場合がある。
また、溶接用の垂直多関節ロボットを柱部品3の周囲で移動させる他の方式としては、例えば、柱部品3の周囲にレールを設置し、当該レール上で水平多関節ロボットを周方向に移動させることも考えられる。この方式では、垂直多関節ロボットが一次元的に移動するのに対し、本実施形態の溶接装置1は、垂直多関節ロボット20を二次元的に移動させることができる点で好ましい。また、本実施形態の溶接装置1は、柱部品3の周囲へのレールの設置、及びレール上への垂直多関節ロボットの設置といった煩雑な作業が省略され、溶接装置1を柱部品3に固定して準備が完了する点で好ましい。
また、水平関節アーム10においては、アームA1~Anの駆動機構に含まれる歯車のバックラッシュ等の影響でアーム同士が回動方向にガタつくことが考えられる。そして、このガタつきが垂直多関節ロボット20の位置精度に影響し、溶接精度の低下を招く虞がある。これに対して、前述のようなアーム付勢部C1~Cnを備える構成によれば、各関節部B1~Bnにおいて、一方のアームに対して他方のアームが回動方向の一方に常時付勢されるので、アーム同士がガタつき範囲の一方側に押し付けられて固定され、その結果、各関節部B1~Bnにおいて上記ガタつきの影響が低減される。よって、上記ガタつきに起因する溶接精度の低下を抑制することができる。
また、上述の現場溶接方法では、水平関節アーム10が完全に停止し垂直多関節ロボット20の位置が固定された状態で、垂直多関節ロボット20による溶接対象箇所Wの溶接が実行される(ステップS107参照)。従って、水平関節アーム10の動作精度が溶接精度に及ぼす影響を低減することができる。また、溶接時における垂直多関節ロボット20の動作の制御も簡易化される。
また、上述の現場溶接方法では、溶接対象箇所Wの開先形状の情報取得と溶接対象箇所Wの溶接とが同じ1台の溶接装置1によって実行される。従って、開先形状の誤差と溶接の誤差とに共通して含まれる、溶接装置1に起因する誤差が相殺され、最終的に溶接誤差が低減される。
本発明は、上述した実施形態を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した様々な形態で実施することができる。また、上述した実施形態に記載されている技術的事項を利用して変形例を構成することも可能である。各実施形態の構成を適宜組み合わせて使用してもよい。
上述の実施形態では、水平関節アーム10のロボット取付部11の取付座面11a(図4参照)は鉛直面であったが、この構成には限定されない。例えば、図6(a)に示されるように、取付座面11aが水平面であってもよい。この場合において、垂直多関節ロボット20の第1軸J1が水平関節アーム10の鉛直軸D3の直近に位置し両者の役割がほぼ重複する場合には、鉛直軸D3を形成する第3関節部B3を省略してもよい。
また、図6(b)に示されるように、取付座面11aが傾斜面であってもよい。この場合、ロボット取付部11に取付けられた垂直多関節ロボット20の第1軸J1は、鉛直方向(Z方向)及び水平面(XY平面)の両方に対して傾斜する。すなわちこの場合、第1軸J1は鉛直軸でもなく水平軸でもない。この場合、水平面に対する第1軸J1の傾斜角θは、15~75°であることが好ましく、15~45°であると更に好ましく、15~35°であると更に好ましい。なお、第1軸J1は、水平関節アーム10の鉛直軸D3と交差してもよい。
この構成によれば、水平に延びる溶接対象箇所Wに対して、センシング工程及び溶接工程で必要とされるツール30の移動範囲を、垂直多関節ロボット20の可動域の中で好適な可動範囲に合せることが容易になる。すなわち、例えば垂直多関節ロボット20がアームの可動限界の付近で動作するといった状態を回避し易くなる。
なお、ここに言う「好適な可動範囲」とは、例えば、垂直多関節ロボット20の動作によるツール30の位置精度が高い可動範囲、重量が大きいツール30に対応可能な可動範囲、垂直多関節ロボット20の消費電力が小さい可動範囲、などを言う。また、「好適な可動範囲」には、以下の(1)~(4)に例示するような可動範囲が含まれてもよい。
(1)溶接ツール33や開先センサ31などのツール30のケーブル処理が比較的簡単にできる可動範囲。すなわち、垂直多関節ロボット20の動作のために必要とされる上記ケーブルの余長が小さく抑えられ、余長処理の手間が小さく抑えられるような可動範囲が好ましい。
(2)垂直多関節ロボット20が可動域に余裕をもつような可動範囲。すなわち、溶接装置1の設置誤差等によって可動範囲が垂直多関節ロボット20の可動域外に出てしまうことは避ける必要があるので、垂直多関節ロボット20の可動域ギリギリの範囲にならないような可動範囲が好ましい。この場合、溶接装置1のある程度の設置誤差は垂直多関節ロボット20の動作により補正可能であり、溶接装置1の設置精度を極端に厳しくする必要がなくなる。
(3)動作中の垂直多関節ロボット20全体がコンパクトに収まるような可動範囲。すなわち、この種の垂直多関節ロボットは、動作中に風防とガードを兼ねた柵で覆われる場合がある。例えば、一部の関節部が外方に大きく張出すといったような動作が避けられ、動作中の垂直多関節ロボット20全体がコンパクトに収まるような可動範囲であれば、上記の柵もコンパクトにすることができ、好ましい。
(4)垂直多関節ロボット20の大きな動作が少ない可動範囲。すなわち、このような可動範囲が設定されれば、垂直多関節ロボット20の各部位及び各部品の摩耗等が抑えられ、垂直多関節ロボット20の長寿命化が図られる。
前述の通り、第1軸J1が鉛直又は水平である状態に限定されず第1軸J1の傾斜角度を適切に設定することで、垂直多関節ロボット20が上記の例のような好適な可動範囲でセンシング及び溶接を行うことが多くなる。そうすると、垂直多関節ロボット20の可動範囲を変更するために垂直多関節ロボット20自体のXY位置を移動させるべき状況は減り、その結果、ステップS103~S111(図5参照)の繰返し回数を低減することができる。
また、図7(a)に例示されるように、水平関節アーム10の少なくとも1つのアーム(図7(a)の例では、第2アームA2)に、当該アームと柱部品3とを連結する枝アーム47が設けられてもよい。図7の例では、枝アーム47の基端が第2アームA2に対してヒンジ部で結合され、枝アーム47は第2アームA2に対して水平に回動可能である。枝アーム47の先端には磁石部47aが設けられており、枝アーム47の先端が磁力によって柱部品3に吸着され、着脱可能な状態で固定される。枝アーム47は、制御部40による制御下で駆動されてもよい。
この構成に基づいて、例えば、ステップS103(図5参照)で垂直多関節ロボット20のXY位置が決定された後、枝アーム47によって第2アームA2と柱部品3とが連結された状態とされる。これにより、水平関節アーム10全体としての剛性が向上する。また、枝アーム47により第2アームA2の位置が固定され前述したようなアーム同士のガタつきの影響も低減される。そして、この状態でセンシング工程(ステップS105)及び溶接工程(ステップS107)が実行される。これにより、例えば、センシング時及び溶接時に垂直多関節ロボット20が動作する際に、当該動作に起因する水平関節アーム10の振動が低減され、センシング精度及び溶接精度が向上する。
また、上記のような枝アーム47は、各アームA1~Anのすべてに設けられてもよく、一部に設けられてもよい。また、1つのアームに対して複数の枝アーム47が設けられてもよい。この場合、1つのヒンジ部から複数の枝アーム47が延びるようにしてもよい。また、枝アーム47は、関節部B1~Bnから延びるように設けられてもよい。
また、図7(b)に例示されるように、水平関節アーム10の少なくとも1つのアーム(図7(b)の例では、第2アームA2)に、当該アームと床面51とを連結する脚部49が設けられてもよい。当該脚部49は、水平関節アーム10の僅かな撓みに伴って第2アームA2から作用する鉛直荷重を支持する。脚部49は、制御部40による制御下で駆動(例えば、床面51に向けて伸縮)されてもよい。
この構成に基づいて、例えば、ステップS103(図5参照)で垂直多関節ロボット20のXY位置が決定された後、脚部49によって第2アームA2と床面51とが連結された状態とされる。そして、この状態でセンシング工程(ステップS105)及び溶接工程(ステップS107)が実行される。これにより、例えば、センシング時及び溶接時に垂直多関節ロボット20が動作する際に、当該動作に起因する水平関節アーム10の振動が低減され、センシング精度及び溶接精度が向上する。
なお、上記のような脚部49は、各アームA1~Anのすべてに設けられてもよく、一部に設けられてもよい。また、1つのアームに対して複数の脚部49が設けられてもよい。また、脚部49は、関節部B1~Bnに設けられてもよい。
また、溶接装置1及び現場溶接方法は、柱部品3,3の溶接に限定されず、例えば図8に示されるように、柱41の側面にH鋼の梁42を溶接するための溶接に適用されてもよい。なお、この場合、溶接対象箇所Wは、梁42の断面に沿ってH字形をなす。
また、上述の実施形態では、柱部品3の角部に溶接装置1が固定されるが、この形態には限定されない。例えば、柱部品3のフラットな側面に溶接装置1が固定されてもよい。また例えば、水平関節アーム10の固定アームA0が柱部品3に直接固定されず、所定の部材を介して固定されてもよい。また、固定アームA0の固定方法はボルト止めには限定されず、例えば固定アームA0に設けられた磁石の磁力によって柱部品3に固定されてもよい。
また例えば、図9に示されるように、柱41の角部に沿って鉛直な昇降レール45を設置し、溶接装置1が昇降レール45上を移動するようにしてもよい。この場合、水平関節アーム10の固定アームA0には、昇降レール45を把持可能な機構が採用されてもよく、溶接装置1の移動ごとに固定アームA0が昇降レール45にボルド止め等されてもよい。この構成により溶接装置1の上下移動が容易になる。
また、溶接装置1を他の溶接対象箇所Wに移動させる際に、溶接装置1の水平方向の移動を容易にすべく、溶接装置1は床面上を移動する移動台車(図示せず)に載せられて水平方向に移動してもよい。また、移動先で溶接装置1が柱部品3にボルト止めされる際に、固定アームA0のボルト孔の高さ調整をするために、移動台車は、例えば溶接装置1を搭載する荷台を昇降させる昇降機能を備えてもよい。また、溶接時においては、例えば上記荷台を降下させることで、柱部品3に固定済みの溶接装置1と移動台車とが切り離され(絶縁され)、床面の振動が溶接装置1に伝達されないようにしてもよい。これにより、床面の振動に起因するセンシング精度及び溶接精度の低下が抑制される。
また、上述の実施形態では、水平関節アーム10を停止させ垂直多関節ロボット20の動作のみで溶接ツール33を動かして溶接を実行しているが、例えば、水平関節アーム10の動作と垂直多関節ロボット20の動作とが一緒に制御されて溶接工程が実行されてもよい。同様に、水平関節アーム10の動作と垂直多関節ロボット20の動作とが一緒に制御されて開先のセンシング工程が実行されてもよい。
また、上述の実施形態では、柱部品3の全周分の溶接対象箇所Wの溶接が1台の溶接装置1で実行されるが、この形態には限定されない。例えば、図1の溶接装置1の対角側の同様の位置(図1では背面に隠れた位置)に更に別の溶接装置1が設置され、2台の各溶接装置1で柱部品3の半周分ずつの溶接対象箇所Wの溶接が実行されてもよい。同様にして、3台以上の溶接装置1で溶接対象箇所Wの溶接が実行されてもよい。
上述の実施形態の図2及び図4では、水平関節アーム10の軸数nと垂直多関節ロボット20の軸数mとを、n=3、m=6としているが、これには限定されない。nもmも、溶接対象物の形状や溶接対象箇所Wの形状等に応じて適宜変更してもよい(但し、nは2以上とする)。ツール30の位置及び姿勢の可動範囲を十分に確保するために、nは、3以上であることが好ましく、4以上であると更に好ましい。また、mは、5以上であることが好ましく、7以上であると更に好ましい。また、(n+m)は5以上であることが好ましく、10以上であると更に好ましい。
なお、上述の実施形態では、水平関節アーム10は鉛直軸を形成する関節部のみを有するものとしたが、水平関節アーム10に対して鉛直以外の回動軸を形成する関節部を追加してもよい。また、上述の実施形態では、垂直多関節ロボット20の各間接部K1~Kmは接続される部位H0~Hm同士を1軸で回動させるものとしたが、垂直多関節ロボット20は、接続される部位同士を複数軸で回動させる関節部(例えば部位同士をボールジョイント構造で接続する関節部など)を含んでもよい。
1…溶接装置、3…柱部品、5…建て方治具、10…水平関節アーム(移動アクチュエータ)、11…ロボット取付部、13…駆動機構、20…垂直多関節ロボット、31…開先センサ、33…溶接ツール、A0…固定アーム、A1…第1アーム、A2…第2アーム、A1~An…アーム、B1~Bn…関節部、C1~Cn…アーム付勢部(付勢手段)、D1~Dn…鉛直軸、J1…第1軸(旋回軸)、W…溶接対象箇所(溶接対象)。

Claims (4)

  1. 溶接対象に対して位置固定される固定アームと当該固定アームに対して鉛直軸周りに回動可能な第1アームと当該第1アームに対して鉛直軸周りに回動可能な第2アームとを少なくとも含む駆動機構と、前記駆動機構によって前記溶接対象に対し水平面内で移動するロボット取付部と、を有する移動用アクチュエータと、
    前記移動用アクチュエータの前記ロボット取付部に取付けられ、溶接ツールを移動させて前記溶接対象の溶接を行う垂直多関節ロボットと、を備え
    前記垂直多関節ロボットの第1軸は、前記ロボット取付部に固定されるベース部に対し当該ベース部以外の他部位を所定軸線周りに旋回させる旋回軸であり、
    前記垂直多関節ロボットは、
    前記所定軸線が鉛直方向に対して傾斜し且つ水平面に対して傾斜するような姿勢で前記ロボット取付部に取付けられる、溶接装置。
  2. 前記移動用アクチュエータは、
    アーム同士を相対的に回動可能に接続する関節部を複数有し、
    前記関節部は、当該関節部によって接続される一方の前記アームに対して他方のアームを回動方向の一方に常時付勢する付勢手段を含む、請求項1に記載の溶接装置。
  3. 請求項1又は2に記載の溶接装置を用いて溶接を行う溶接方法であって、
    前記移動用アクチュエータが前記ロボット取付部の移動を停止した状態で、前記垂直多関節ロボットが前記溶接対象の溶接を実行する工程を備える、溶接方法。
  4. 請求項1又は2に記載の溶接装置を用いて、建て方治具で鉛直方向に仮接続された柱部品同士の間を前記溶接対象として溶接する溶接方法であって、
    前記建て方治具と前記柱部品との間の隙間に前記溶接ツールを挿入して前記柱部品同士を溶接する処理を含み、前記柱部品の全周の溶接を完成させる溶接工程と、
    前記溶接工程の後、前記建て方治具を前記柱部品から撤去する治具撤去工程と、を備える、溶接方法。
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