JP2712022B2 - 防火シャッター - Google Patents

防火シャッター

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JP2712022B2
JP2712022B2 JP10012990A JP10012990A JP2712022B2 JP 2712022 B2 JP2712022 B2 JP 2712022B2 JP 10012990 A JP10012990 A JP 10012990A JP 10012990 A JP10012990 A JP 10012990A JP 2712022 B2 JP2712022 B2 JP 2712022B2
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エスカレーターの周囲を区画する防火シャ
ッターに関するものである。
〔従来の技術〕
エスカレーターを備えた建物においては、エスカレー
ターの周囲に防火シャッターが設けられており、火災時
には、煙感知器の感知動作に基づいて自動的に防火シャ
ッターが下降し、床スラブを貫通するエスカレーター部
分(昇降通路)が煙の通り道(煙突)とならないように
配慮されている。
従来、この防火シャッターのガイドレールは、エスカ
レーターの周囲に所定間隔おきに固定的に立設されてい
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、防火シャッターは、通常の状態において
は、上昇した位置にあり、非常時(火災発生時)にのみ
下降するものであるから、エスカレーター周囲に立設さ
れるガイドレールについては、平常時、なるべく目立た
ないように、デザイン上の工夫がなされている(例え
ば、柱や間仕切り壁の一部を利用してガイドレールを形
成することにより、一見しただけでは、ガイドレールで
あることに気付かないようにしている)。
しかしながら、少なくとも、エスカレーターの乗降口
の前方と一側方とのコーナー部に位置するガイドレール
だけは、周囲に柱や壁のない床面上に立設されることに
なるため、視覚的に隠しようがなく、ガイドレールのデ
ザインに苦慮しているのが実情である。
しかも、このコーナー部のガイドレールは、エスカレ
ーターに乗り降りする際の通路となる空間に立設される
ことになるので、乗降客の動線は、ガイドレールを迂回
した複雑なものとなり、人の流れを乗降口近辺で停滞さ
せる要因ともなっているのである。
本発明の目的は、従来例における上記の問題点を解決
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明が講じた技術的
手段は、次の通りである。即ち、本発明による防火シャ
ッターは、エスカレーターの周囲を区画する防火シャッ
ターであって、エスカレーターの乗降口の前方と一側方
とのコーナー部に位置するガイドレールを、天井に収納
した第一状態と、床上に垂下させた第二状態とに切換え
可能に構成し、防火シャッターの下降に先立って前記ガ
イドレールが第一状態から第二状態へと切り換えられる
ように構成したことを特徴としている。
〔作用〕
上記の構成によれば、防火シャッターが上昇位置にあ
る通常の状態においては、コーナー部のガイドレールも
天井に収納された第一状態にあり、床面に立設されてい
ないので、乗降客の動線が単純になり、人の流れがスム
ーズになる。
それでいて、火災発生時には、防火シャッターの下降
に先立って、コーナー部のガイドレールが第二状態に切
り換えられ、しかる後、防火シャッターが下降するの
で、防火シャッターのガイドレールとしての機能が発揮
されるのである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第8図は本発明の一実施例を示す。図にお
いて、1Aは下階から昇って来るエスカレーター、1Bは上
階に昇るエスカレーター、2,2は建物の柱、3はエスカ
レーター側方の間仕切り壁、4…は防火シャッターを示
す。5…は防火シャッター4…のスラット4a…の長手方
向両端部がスライド自在に嵌入する溝を有するガイドレ
ールである。4b…は巻取り装置を内蔵したシャッターケ
ースである。
ガイドレール5…のうち、幾つか5a…は、柱2の一部
や間仕切り壁3の一部を利用して構成され、できるだけ
目立たないようにデザイン上の配慮がなされている。
また、ガイドレール5…のうち、エスカレーター1A,1
Bの乗降口(エスカレーターの長手方向両端に位置する
乗り降りするための水平な床部分)6,6の前方と一側方
とのコーナー部に位置するガイドレール5b…と、それ以
外のデザイン的に目立たないようにすることが難しい幾
つかのガイドレール5c…は、天井7に収納した第一状態
(第2図に仮想線Xで示す。)と、床8上に垂下させた
第二状態(第2図に実線Yで示す。)とに切換え可能に
構成されている。そして、火災発生時には、図外の煙感
知器の感知動作に基づいて、防火シャッター4…の下降
に先立って前記ガイドレール5b…,5c…が第一状態Xか
ら第二状態Yへと切り換えられるように構成してある。
9…はガイドレール5b…,5c…を第一状態Xと第二状態
Yとに切り換えるための駆動機構である。図示の駆動機
構9…は、第4図に示すように、モーター9aにより、ウ
オームギヤ利用の減速装置9bを介して、ガイドレール支
軸9cに固着したギヤ9dを回転駆動するように構成されて
いる。10…はガイドレール5b…,5c…をガイドレール支
軸9cの周りに上方へ付勢してガイドレール5b…,5c…の
重量を軽減するバランサーである。
コーナー部に位置するガイドレール5b…には、第1
図、第3図、第5図に示すように、互いに直角な二つの
溝状のレール部分5A,5Bが設けられている。そして、前
記ガイドレール5b…が乗降口一側方の防火シャッター4
に沿った姿勢の第一状態(第6図、第7図参照)から、
第二状態に切り換えられたとき、第4図に示すように、
一方のレール部分5Aの上端が乗降口前方の防火シャッタ
ー4のスラット端部に合致し、他方のレール部分5Bの上
端が乗降口一側方の防火シャッター4のスラット端部に
合致するように構成されている。
ガイドレール5b…,5c…の下端には、ガイドレール支
軸8cと平行な支軸周りに回転自在なコロ11…が設けられ
ており、他方、床面の所定位置には、ガイドレール5b
…,5c…が第二状態Yに切り換えられたとき、前記コロ1
1…が嵌入してガイドレール5b…,5c…の下端側の位置を
規定する溝12…が形成されている。また、溝12…には、
スプリング13…により床面と面一状に付勢された蓋体14
…を設けて、溝12…にゴミ類が詰まらないように配慮し
てある。コロ11…は、ガイドレール5b…,5c…の下端に
直接軸架してもよいが、図示の実施例では、第二状態Y
にあるガイドレール5b…,5c…の下端を床面に密着させ
る目的で、第4図に示すように、ガイドレール5b…,5c
…の下端側にブロック状部材15…をガイドレール5b…,5
c…の長手方向にのみスライド自在に内蔵し、このブロ
ック状部材15…に前記コロ11…を軸架してある。16…は
ブロック状部材15…の側面に突設した抜落ち防止用のピ
ン、17…は該ピン16…が挿通された長孔である。18…は
ガイドレール5b…,5c…が第一状態にあるとき、ブロッ
ク状部材15…をガイドレール5b…,5c…内に引き込む方
向にスライドさせるためのスプリングである。このスプ
リング18…の力はブロック状部材15…の自重よりも小さ
く設定されており、ガイドレール5b…,5c…が第一状態
から第二状態に近づくにつれて、ブロック状部材15…が
スプリング18…に抗して下方に突出するように構成され
ている。
尚、防火シャッター4幅の割に天井高さが高い場合に
は、第8図に示すように、ガイドレール5c…を伸縮自在
に構成し、天井に収納する第一状態ではガイドレール5c
…を短縮し、床上に垂下する第二状態ではガイドレール
5c…を伸長するように構成すればよい。第8図中の19
は、レール下半側20aをその自重に抗してレール上半側2
0bに引き込むための巻取り装置である。
第9図は本発明の別実施例を示す。この実施例は、コ
ーナー部に位置するガイドレール5bを、乗降口一側方の
防火シャッター4のストラット端部を案内するレール部
分5Aと、乗降口前方の防火シャッター4のスラット端部
を案内するレール部分5Bとに分割して、両者5A,5Bを各
別に第一状態と第二状態とに切り換えるように構成した
点に特徴がある。21は先行して第二状態に切り換えられ
る方のレール部分5Aに設けた当たり部であり、他方のレ
ール部分5Bが第二状態に切り換えられたとき、その側面
を当たり部21で受け止めるようになっている。
尚、第二状態にあるガイドレール5bの下端側の位置を
規定する手段としては、上述したようなコロ11…と溝12
…によるものであってもよいが、同図に示す実施例で
は、ガイドレール5b(レール部分5A,5B)の下端に小孔2
2…を設ける一方、床下には、前記小孔22…に嵌入する
ためのピン23…とその駆動機構24…とを設け、ガイドレ
ール5bが第二状態に切り換えられた後、前記ピン23…を
床面上に突出させて前記小孔22…に嵌入するように構成
してある。図示の駆動機構24は、モーター24a、ウオー
ムギヤ利用の減速装置24b、ピン23を下方に付勢するバ
ネ24c、バネ24cに抗してピン23を押し上げるカム24d等
によって構成されている。
〔発明の効果〕
本発明によれば、防火シャッターが上昇位置にある通
常の状態においては、コーナー部のガイドレールも天井
に収納された第一状態にあり、床面に立設されていない
ので、従来のように、コーナー部のガイドレールが目立
たないようにするためのデザイン上の配慮が不要になる
と共に、ガイドレールが邪魔にならないので、乗降客の
動線が単純になり、エスカレーターの乗降口近辺におけ
る人の流れがスムーズになる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本発明の一実施例を示し、第1図は
全体の概略平面図、第2図は全体の概略正面図、第3図
は要部の斜視図、第4図は要部の一部破断斜視図、第5
図はガイドレールの要部の斜視図、第6図は要部の縦断
正面図、第7図は要部の縦断側面図、第8図は要部の一
部切欠き正面図である。 第9図は本発明の別実施例を示す要部の斜視図である。 1A,1B……エスカレーター、4……防火シャッター、5b
……ガイドレール、6……乗降口、7……天井、8……
床、X……第一状態、Y……第二状態。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エスカレーターの周囲を区画する防火シャ
    ッターであって、エスカレーターの乗降口の前方と一側
    方とのコーナー部に位置するガイドレールを、天井に収
    納した第一状態と、床上に垂下させた第二状態とに切換
    え可能に構成し、防火シャッターの下降に先立って前記
    ガイドレールが第一状態から第二状態へと切り換えられ
    るように構成してあることを特徴とする防火シャッタ
    ー。
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