JP5173888B2 - 可動柱のロック装置 - Google Patents

可動柱のロック装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5173888B2
JP5173888B2 JP2009045474A JP2009045474A JP5173888B2 JP 5173888 B2 JP5173888 B2 JP 5173888B2 JP 2009045474 A JP2009045474 A JP 2009045474A JP 2009045474 A JP2009045474 A JP 2009045474A JP 5173888 B2 JP5173888 B2 JP 5173888B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
movable
opening
guide rail
movable column
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009045474A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010196431A (ja
Inventor
博之 門谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Shutter Corp
Original Assignee
Sanwa Shutter Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Shutter Corp filed Critical Sanwa Shutter Corp
Priority to JP2009045474A priority Critical patent/JP5173888B2/ja
Publication of JP2010196431A publication Critical patent/JP2010196431A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5173888B2 publication Critical patent/JP5173888B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

本発明は、可動柱のロック装置に係り、より詳しくは、ガイド溝を備えた可動柱、すなわち、可動ガイドレールや可動中柱のロック装置に関するものである。
シャッター装置は、シャッターカーテンが、その幅方向の両端部が建物開口部の幅方向両端部に立設されたガイドレールのガイド溝に案内されながら昇降することで建物開口部を開閉する。
開口部左右に立設されるガイドレールは一般に固定式のものが多いが、ガイドレールを跳ね上げたい場合、すなわちガイドレールを可動式としたい場合がある。例えば、シャッター全開時に開口部の開口幅を拡張したい場合、より具体的な態様例では、左右のガイドレールの外側にクレーンのトロリーが走行する空間が形成されており、クレーン使用時にガイドレールを跳ね上げて開口部を全開状態として使用する場合が挙げられる(特許文献1、特許文献2)。また、大開口部を連装式のシャッター装置で開閉する場合には、シャッターカーテンの端部を案内する可動中柱を設け、シャッター全開時には、可動中柱を跳ね上げて開口部を広く確保するようにしている。
可動柱は、チェーンやワイヤ等の可撓性を備えた長尺部材の巻き取り・送り出しによって上端部を支点として垂直姿勢と収納姿勢との間で回動可能に構成されるが、シャッター全閉時には、垂直姿勢にある可動柱の下端を固定する必要がある。可動柱の下端を固定するためのロック機構としては、係止ロッドを受孔に落とし込むことが知られている。
しかしながら、係止ロッドの落とし込みを用いる手段においては、垂直姿勢にある可動柱の下端の固定時・解除時に係止ロッドを上下動させる必要があるため、係止ロッドを上下動させる機構を可動柱に搭載する必要があった。
また、受孔に係止ロッドを落とし込むだけの場合には、ロック状態において係止ロッド及び受孔に力が集中して作用するため、特に、シャッターカーテンが大開口部を閉鎖するような場合にはこれらに機械的に無理な力が作用し得るものであり、より確実な機構を採用することが望ましい場合もある。
実公昭48−28745号 特開2007−309083号
本発明は、可動柱に係止ロッドを上下動させる機構を設けることなく、可動柱の構成をよりシンプルとし、かつ、ロック装置に作用する力を分散することができる可動柱のロック装置を提供することを目的とするものである。
かかる課題を達成するために本発明が採用した技術手段は、
上端部を支点として垂直姿勢と収納姿勢との間で回動可能な可動柱の下端部に設けた係止ロッドと、
垂直姿勢時の可動柱の下端に位置して躯体側に設けられ、前記係止ロッドが係止する係止溝と、
前記係止溝に係止された前記係止ロッドに係脱可能な可動係止爪と、
を備え、
前記係止溝は、開口と、対向状の側縁と、底部と、を備え、
前記可動柱が収納姿勢から垂直姿勢へ回動する時に、前記係止ロッドは、前記開口から係止溝に受け入れられて前記側縁間に係止され、
前記可動係止爪は、前記係止ロッドが前記係止溝に係止された状態で、前記係止溝の開口を塞ぐように移動して前記係止ロッドに係止し、当該係止ロッドが当該係止溝から抜け出る方向の移動を規制する、
可動柱のロック装置、である。
後述する実施形態では、前記可動柱は、垂直姿勢と収納姿勢との間で開口幅方向に回動可能となっている。
後述する実施形態では、前記可動係止爪は、回動係止爪であるが、可動係止爪は、往復状に直動して出没する係止爪でもよい。
1つの態様では、垂直姿勢時の前記可動柱の下方に位置して固定柱が設けてあり、
前記可動柱の下端には、当該可動柱の垂直姿勢時に前記固定柱の上端よりも下方に延出する第2の係止ロッドが設けてあり、
前記固定柱には、開口と、対向状の側縁と、底部と、を備えた第2の係止溝が形成されており、
前記係止溝の開口と前記第2の係止溝の開口の向きは一致しており、前記可動柱が収納姿勢から垂直姿勢へ回動する時に、前記第2の係止ロッドは、前記開口から第2の係止溝に受け入れられて前記側縁間に係止される。
1つの態様では、前記可動柱は開口幅方向に回動可能であり、前記2つの係止ロッドは、可動柱に形成されたガイド溝を挟んで反対側に位置するように設けられる。
1つの態様では、前記可動柱の下端には、当該可動柱が回動する側とは反対側に位置して当接部が形成されており、
躯体側には、垂直姿勢時の可動柱の下端に位置して、前記可動柱が垂直姿勢まで回動した時に前記当接部が当接する被当接部が設けてあり、
前記当接部と前記被当接部は、当接時に互いに嵌り合うような形状を有している。
後述する実施形態では、前記互いに嵌り合うような形状は、V字形状であるが、前記互いに嵌り合うような形状には、円弧状、U字形状、W字形状、波状等の形状が採用され得る。
本発明では、可動柱が垂直姿勢に回動する時に、係止ロッドが係止溝に係止するように構成したので、係止ロッドを上下動させる機構は不要であり、可動柱側の構成をシンプルにすることができる。また、可動柱が回動して垂直姿勢となる際に、係止ロッドが係止溝に案内されることで、係止ロッドが可動柱下端のガイドとしての機能を果たし、電動で可動柱を回動させる場合にもより確実な操作が可能となる。
前記係止ロッドが、係止溝の側縁間に係止された状態で、さらに、前記可動係止爪が、前記係止溝の開口を塞ぐように移動して前記係止ロッドに係止して、当該係止ロッドが当該係止溝から抜け出る方向の移動を規制する。したがって、前記係止ロッド、前記係止ロッドが係止する前記係止溝、前記係止溝に係止した係止ロッドに係止する前記可動係止爪、これらが協働して、シャッター全閉時に可動柱に作用し得る開口幅方向の力、前後方向の力(風圧等)を分散して負担することができ、従来の係止ロッドの上げ落としに比べて機械的に無理な力が作用することがなく、可及的に故障も少なくなる。
可動柱の下端には、前記固定柱の上端よりも下方に延出する第2の係止ロッドを設け、固定柱に形成した第2の係止溝に係止させるようにしたものでは、例えば、ガイドレールが上側の可動ガイドレールと下側の固定ガイドレールとからなるような場合に良好に対応することができ、高さ位置の異なる2本の係止ロッド(すなわち、係止部の高さ位置が異なる)で前後方向の力あるいは開口幅方向の力(後述する実施形態では、前後方向の力)を分散して負担することができる。また、第2の係止ロッドは、可動柱に設けてあると共に、固定柱に係止させるので、可動柱のガイド溝と固定柱のガイド溝の位置合わせの機能をも有する。
可動柱側の当接部と躯体側の被当接部が、当接時に互いに嵌り合うような形状を有するものでは、可動柱の垂直姿勢時に当接部と被当接部が嵌り合って、可動柱の位置決めとしての機能を有すると共に、前後方向に作用する力あるいは開口幅方向の力(後述する実施形態では、前後方向の力)の一部を負担することができる。
本発明に係るシャッター装置の概略正面図である。 本発明に係るシャッター装置の概略側面図である。 本発明に係るシャッター装置の概略横断面図である。 本発明に係る可動ガイドレールを示す図である。 本発明に係る可動ガイドレールの下方部位の横断面図である。 第1係止ロッドのロック手段を示す図である。 図6を側方から見た図である。 第1係止ロッドの受け部の平面図及び側面図である。 図1の部分拡大図である。 第2係止ロッドの係止手段を示す図である。 図2の部分拡大図である。
本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。本明細書において、開口部の幅方向をX方向、開口部の幅方向に直交する方向、すなわち前後方向をY方向とし、図面の理解を助けることを目的として、必要に応じて、図中にX方向、Y方向を表示する。
図1は、シャッター装置の正面図、図2は、同シャッター装置の側面図である。図示の態様では、シャッター装置が設置される建物開口部は大きな開口幅及び開口高を備えている。開口部の幅方向端部側に位置して、ガイドレール1が立設されている。左右のガイドレール1は、夫々、高さ方向に分割されており、上側の可動ガイドレール2と、下側の固定ガイドレール3と、からなる。
建物開口部の上方には、収納空間が設けてあり、この収納空間には、シャッターカーテン(図2では巻装された状態を示す)4の巻取シャフト5、巻取シャフト5を回転駆動させるシャッター開閉機6、可動ガイドレール2を回動操作するための巻上げ装置7、が設けてある。シャッター開閉機6によって巻取りシャフト5を回転させることで、シャッターカーテン4を巻き取り・送り出して開口部を開閉するようになっている。シャッター装置は、典型的には、重量シャッターであるが、他のシャッター装置(例えばパネルシャッター)によって開口部を開閉するものでもよい。
上述のように左右のガイドレール1は、それぞれ、上側の可動ガイドレール2と、下側の固定ガイドレール3と、からなり、可動ガイドレール2は、垂直姿勢と水平姿勢との間で回動可能となっている。より具体的には、可動ガイドレール2は、開口部閉鎖時には垂直姿勢を、開口部開放時には水平姿勢(図1で2´で示す)を取ることができるように、開口部上方の支持部材2Aに対して回転可能に吊持されている。
可動ガイドレール2の外側(垂直姿勢にある左右のガイドレール1間の空間を内側とする)には、クレーンが走行する空間が形成されている。具体的には、図3に示すように、可動ガイドレール2の外側にはランウエイRが前後方向Yに対して傾斜状に延設されており、ランウエイR上を図示しないクレーンが走行するようになっている。クレーン使用時には、ガイドレール2を跳ね上げて開口部を全開状態として使用し、クレーン不使用時には、ガイドレール2を垂直姿勢とする。建物開口部の幅方向の左右両端部には、垂直姿勢にある可動ガイドレール2の外側に形成されるクレーン走行空間を塞ぐための閉塞板8がそれぞれ回動可能に設けてある。閉塞板8はパワーシリンダ(電動シリンダ)8aによって遠隔操作によって開閉駆動することができ、図3において、開放姿勢にある閉塞板8を8´で示している。
図10、図11に示すように、垂直姿勢にある可動ガイドレール2のガイド溝20と、固定ガイドレール3のガイド溝30とは、高さ方向に一致しており、上下のガイド溝20、30が一体としてシャッターカーテンの幅方向両端部を上下に案内するようになっている。
図4は可動ガイドレール2を示す図であり、図5は、図4に示す可動ガイドレール2の下方部位の横断面図である。図4に示すように、可動ガイドレール2は、全体として柱状の形状を備えており、側部には可動ガイドレール2の長さ方向に沿って延出するガイド溝20が形成されている。
図4に示すように、可動ガイドレール2の上端には、軸21が前後方向Yに水平状に延出しており、軸21は、開口部上方の支持部材2Aに回転自在に支持されている。すなわち、可動ガイドレール2は、上端の軸21を回動支点として開口幅方向Xに回動可能となっている。
図9、図11に示すように、可動ガイドレール2の下方部位には、可動ガイドレール2を跳ね上げるためのチェーン9が連結される連結部22が設けてある。図1に示すように、チェーン9の一方の端部は、収納空間に設けた巻上げ装置7に連結されており、チェーン9は収納空間の天井部に沿って延出すると共に、天井部に近接して設けたスプロケット9aに巻き掛けされて下方に向かって延出し、他方の端部は可動ガイドレール2の下方の連結部22に連結されている。図9、図11において、参照番号22aはチェーン9が巻き掛けされるスプロケットである。巻上げ装置7によるチェーン9の巻き取り・送り出しによって、可動ガイドレール2は、上端部の軸21を支点として垂直姿勢と収納姿勢との間で開口幅方向Xに回動可能となっている。
可動ガイドレール2の下端部には、第1係止ロッド23、第2係止ロッド24が垂下状に設けてある。図4に示すように、第2係止ロッド24の下端は、第1係止ロッド23の下端よりも下方に延出している。図示の態様では、図4、図10に示すように、第1係止ロッド23の下端は、可動ガイドレール2の下端26よりも少し下方に延出すると共に、下側の固定ガイドレール3の上端よりも上方に位置しており、第2係止ロッド24の下端は、固定ガイドレール3の上端よりも下方に延出している。
図5の横断面図に示すように、可動ガイドレール2の内側(開口幅方向Xの一側)の側部にはガイド溝20が形成されており、ガイド溝20とは反対側、すなわち、可動ガイドレール2の外側(開口幅方向Xの他側)の側部の下方部位には、平面視V字形状の当接部25が形成されている。
図5に示すように、第1係止ロッド23と第2係止ロッド24は、ガイド溝20(いわゆるシャッター芯40)を挟んで互いに反対側に位置している。図示の態様では、第1係止ロッド23は、可動ガイドレール2の内部から下方に延出しており、第2係止ロッド24は、可動ガイドレール2の外部から下方に延出している。より具体的には、可動ガイドレール2の前後方向Yの一方の面には複数の取付プレート24aが高さ方向に間隔を存して水平状に固着されており、第2係止ロッド24は取付プレート24aに固定されている。
建物開口部の幅方向の両端側に位置する躯体において、クレーン走行空間の下端の部分には、第1係止ロッド23の受け部10が設けてある。受け部10は、図8に示すように、開口幅方向Xに延びる係止溝11を有しており、開口幅方向Xの一側(可動ガイドレール2が回動する側)が開口で、他側(可動ガイドレール2が回動する側とは反対側)が底部となっている。受け部10には、さらに、係止溝11のさらに他側(可動ガイドレール2が回動する側とは反対側)に位置して、平面視V字形状の被当接部12が形成されている。可動ガイドレール2が水平姿勢から垂直姿勢へと回動操作されると、第1係止ロッド23が係止溝11に開口から受け入れられて、係止溝11の対向状の側縁間に係止し、可動ガイドレール2のV字形状の当接部25が、V字形状の被当接部12に当接して位置決めされる。
受け部10の直下に位置してロック手段が設けてある。図6に示すように、ロック手段は、回動係止体13と、回動係止体13を回動させる駆動手段14と、からなる。回動係止体13は、先端に上向きのフック状の係止爪130が形成されており、基端側の回動軸131を回動支点として上下に回動することで、先端の係止爪130が上下に移動するようになっている。駆動手段14は、1つの態様では、パワーシリンダ(電動シリンダ)である。回動係止体13は、非ロック時には、下側に回動した姿勢にあり、上側に回動することで係止爪130が係止溝11の開口を塞ぐ位置まで上動して第1係止ロッド23に係合してロック状態となる。回動係止体13にはプレート状のガイド132が一体形成されており、回動係止体13の上下方向の回動時に、ガイド132が受け部10のガイドプレート10A間で案内されるようになっている。
第1係止ロッド23が係止溝11に係止した状態で、駆動手段14によって、回動係止体13を下側に回動した姿勢から上方に回動させると、先端の係止爪130が係止溝11の開口を塞ぐ位置まで上動して第1係止ロッド23に開口幅方向Xから係止する。係止爪130が第1係止ロッド23に係止溝11の開口側からから係止することで、第1係止ロッド23が係止溝11から抜け出る方向の移動が規制される。
図10に示すように、可動ガイドレール2の下側に位置する固定ガイドレール3の上端部位には、固定ガイドレール3の前後方向Yの一側の側部に位置して第2係止ロッド24の受け部15が設けてある。受け部15は、開口幅方向Xに延びる係止溝16を有しており、開口幅方向Xの一側(可動ガイドレール2が回動する側)が開口で、他側(可動ガイドレール2が回動する側とは反対側)が底部となっている。したがって、受け部10の係止溝11と受け部15の係止溝16の開口方向は同じである。可動ガイドレール2が水平姿勢から垂直姿勢へと回動操作されると、第2係止ロッド24が係止溝16に開口から受け入れられて、係止溝16の対向状の側縁間に係止する。
上述のように構成された可動ガイドレール2において、収納姿勢にある可動ガイドレール2を垂直姿勢とする時には、巻上げ装置7によってチェーン9を送り出すと、チェーン9の送り出しに伴って、可動ガイドレール2が自重によって軸21を回動支点として下方に回動し始め、可動ガイドレール2は垂直姿勢となるまで回動する。
可動ガイドレール2が垂直姿勢となる時に、第1係止ロッド23、第2係止ロッド24は、夫々、係止溝11、係止溝16に開口幅方向Xから係止する。第1係止ロッド23、第2係止ロッド24がそれぞれ係止溝11、係止溝16に係止している状態では、第1係止ロッド23、第2係止ロッド24は、それぞれ、係止溝11、係止溝16の対向状の側縁間に挟まれており、第1係止ロッド23、第2係止ロッド24の前後方向Yの移動が規制されており、もって、全閉時のシャッターカーテンの面圧に対抗するようになっている。
可動ガイドレール2が垂直姿勢となる時には、可動ガイドレール2に設けた平面視V字形状の当接部25が受け部10に形成した平面視V字形状の被当接部12に開口幅方向Xから当接して嵌り合うことで、可動ガイドレール2の下端の開口幅方向Xおよび前後方向Yの位置決めが行なわれる。
可動ガイドレール2に設けた第2係止ロッド24を、固定ガイドレール3に設けた係止溝16に係止させることで、例えば、第2係止ロッド24が係止溝16の底部に当接した時に垂直姿勢時の可動ガイドレール2のガイド溝20と固定ガイドレール3のガイド溝30との芯が一致するように構成することで、上下のガイドレール2、3の位置合わせを行うこともできる。
そして、ロック手段の回動係止体13を上方に回動させて係止爪130を係止溝11の開口を塞ぐ位置まで上動させて第1係止ロッド23の下端に係止溝11の開口側から係止させることで、第1係止ロッド23の開口幅方向Xの移動が規制される。
このようにして、垂直姿勢にある可動ガイドレール2の下端において、開口幅方向X、前後方向Yの異なる2方向の移動が規制される。可動ガイドレール2の前後方向Yの移動については、第1係止ロッド23が係止溝11の側縁間、第2係止ロッド24が係止溝16の側縁間にそれぞれ挟まれることで前後方向Yの移動が規制される。また、可動ガイドレール2に設けた平面視V字形状の当接部25が受け部10に形成した平面視V字形状の被当接部12に嵌り合うことで、前後方向Yの力に対抗する。
開口幅方向Xにおいて、第1係止ロッド23が係止溝11から抜け出る方向の移動については、回動係止体13の係止爪130が係止溝11の開口を塞ぐように位置して第1係止ロッド23に係止溝11の開口側から係止することで規制される。開口幅方向Xにおいて、上記第1係止ロッド23が係止溝11から抜け出る方向とは反対方向への移動については、可動ガイドレール2に設けた平面視V字形状の当接部25が受け部10に形成した平面視V字形状の被当接部12に当接すること、また、第1係止ロッド23が係止溝11の底部に当接することによって、規制される。
したがって、垂直姿勢にある可動ガイドレール2に風圧等によって前後方向Yの力が作用した場合には、この力を第1係止ロッド23と係止溝11の側縁、第2係止ロッド24と係止溝16の側縁が負担する。また、この時、当接状態にある当接部25と被当接部12も前後方向Yの力を負担するので、第1係止ロッド23、第2係止ロッド24、係止溝11、係止溝16に作用する力が軽減される。
開口幅方向Xにおいて、第1係止ロッド23が係止溝11から抜け出る方向の力が作用した場合には、この力は、第1係止ロッド23と、第1係止ロッド23に係止溝11の開口側から当接する回動係止体13の係止爪130が負担する。したがって、シャッター全閉時に可動柱に作用し得る開口幅方向の力、前後方向の力(風圧等)を分散して負担することができ、従来の係止ロッドの上げ落としに比べて機械的に無理な力が作用することがなく、可及的に故障も少なくなる。
垂直姿勢にある可動ガイドレール2を収納したい時には、先ず、回動係止体13を下方へ移動して係止爪130の係合状態を解除すると、可動ガイドレール2下端の開口幅方向X(係止溝11から抜け出る方向)の移動が可能となり、巻上げ装置7によってチェーン9を巻き取ると、可動ガイドレール2が軸21を回動支点として上方に回動し始め、第1係止ロッド23、第2係止ロッド24が、夫々、係止溝11、係止溝16の開口から抜け出し、可動ガイドレール2は水平姿勢となるまで回動して収納姿勢となる。
上述の可動ガイドレール2の回動操作及びロック装置のロック状態・非ロック状態の切換は、全て電気的に遠隔操作することができる。可動ガイドレール2の回動操作は、巻上げ装置7を電気的に駆動することで行なうことができ、第1係止ロッド23と係止溝11との係脱、第2係止ロッド24と係止溝16との係脱は、可動ガイドレール2の回動と同時に行なわれ、また、駆動手段14として、例えば、パワーシリンダを用いることで、回動係止体13の回動を遠隔で電気的に操作して係止爪130の係脱を行なうことができる。
図示の実施形態では、好ましい形態として、可動ガイドレール2が、開口幅方向Xに回動するものを示した。しかしながら、可動ガイドレールの回動方向は、開口部に対して左右方向に限定されるものではなく、可動ガイドレールが水平姿勢まで回動して開口部を開放するものであれば、開口部に対して前後方向Yに回動するものであってもよい。可動ガイドレール2の回動方向によって、係止溝の開口の方向や回動係止体の配置態様も変更されることは当業者に理解される。また、これまで述べてきた可動ガイドレール2の下端部のロック装置を、可動中柱の下端部のロック装置に適用し得ることも当業者に理解される。
1 ガイドレール
2 可動ガイドレール
23 第1係止ロッド
24 第2係止ロッド
3 固定ガイドレール
11 係止溝
13 回動係止体
130 係止爪
16 係止溝

Claims (3)

  1. 上端部を支点として垂直姿勢と収納姿勢との間で回動可能な可動柱の下端部に設けた係止ロッドと、
    垂直姿勢時の可動柱の下端に位置して躯体側に設けられ、前記係止ロッドが係止する係止溝と、
    前記係止溝に係止された前記係止ロッドに係脱可能な可動係止爪と、
    を備え、
    前記係止溝は、開口と、対向状の側縁と、底部と、を備え、
    前記可動柱が収納姿勢から垂直姿勢へ回動する時に、前記係止ロッドは、前記開口から係止溝に受け入れられて前記側縁間に係止され、
    前記可動係止爪は、前記係止ロッドが前記係止溝に係止された状態で、前記係止溝の開口を塞ぐように移動して前記係止ロッドに係止し、当該係止ロッドが当該係止溝から抜け出る方向の移動を規制する、
    可動柱のロック装置。
  2. 垂直姿勢時の前記可動柱の下方に位置して固定柱が設けてあり、
    前記可動柱の下端には、当該可動柱の垂直姿勢時に前記固定柱の上端よりも下方に延出する第2の係止ロッドが設けてあり、
    前記固定柱には、開口と、対向状の側縁と、底部と、を備えた第2の係止溝が形成されており、
    前記係止溝の開口と前記第2の係止溝の開口の向きは一致しており、前記可動柱が収納姿勢から垂直姿勢へ回動する時に、前記第2の係止ロッドは、前記開口から第2の係止溝に受け入れられて前記側縁間に係止される、
    請求項1に記載の可動柱のロック装置。
  3. 前記可動柱の下端には、当該可動柱が回動する側とは反対側に位置して当接部が形成されており、
    躯体側には、垂直姿勢時の可動柱の下端に位置して、前記可動柱が垂直姿勢まで回動した時に前記当接部が当接する被当接部が設けてあり、
    前記当接部と前記被当接部は、当接時に互いに嵌り合うような形状を有している、
    請求項1、2いずれかに記載の可動柱のロック装置。
JP2009045474A 2009-02-27 2009-02-27 可動柱のロック装置 Active JP5173888B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009045474A JP5173888B2 (ja) 2009-02-27 2009-02-27 可動柱のロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009045474A JP5173888B2 (ja) 2009-02-27 2009-02-27 可動柱のロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010196431A JP2010196431A (ja) 2010-09-09
JP5173888B2 true JP5173888B2 (ja) 2013-04-03

Family

ID=42821413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009045474A Active JP5173888B2 (ja) 2009-02-27 2009-02-27 可動柱のロック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5173888B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7323408B2 (ja) * 2019-09-30 2023-08-08 三和シヤッター工業株式会社 建築用シャッター装置におけるガイドレールの取付け構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2712022B2 (ja) * 1990-04-16 1998-02-10 株式会社竹中工務店 防火シャッター
JP4995536B2 (ja) * 2006-04-21 2012-08-08 三和シヤッター工業株式会社 可動柱装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010196431A (ja) 2010-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2013114640A1 (ja) 防水板装置
KR101040033B1 (ko) 가설대 승강장치
CN108474230B (zh) 开闭体开闭机构
JP5072966B2 (ja) エレベータのドア係合装置
KR101070954B1 (ko) 창호 시스템 및 창호 시스템용 창문개폐모듈
JP5953983B2 (ja) ブラインド装置
JP5173888B2 (ja) 可動柱のロック装置
JP5443269B2 (ja) 折り戸開閉装置
KR101027799B1 (ko) 전동 개폐형 차고문
CN201010411Y (zh) 电梯偏开门机同步门刀
KR200481777Y1 (ko) 이탈방지구조를 갖는 엘리베이터 승강장도어 무빙잠금장치
JP4995536B2 (ja) 可動柱装置
JP2713614B2 (ja) ブラインドシヤツター開閉装置
JPH0128234Y2 (ja)
JP4649079B2 (ja) ウイングロック装置
JP2713613B2 (ja) ブラインドシヤツターリンク装置
JP5483105B2 (ja) シャッタ装置
CN219491996U (zh) 一种推拉门用竖置式旋钮锁结构
JP4260692B2 (ja) 電動昇降窓装置
JP5044803B2 (ja) 引き戸及び収納家具
JP2549279Y2 (ja) グリルシャッターの押上防止装置
JP4381899B2 (ja) 電動昇降窓装置
JP4368745B2 (ja) 電動昇降窓装置
JP2005138998A (ja) プロジェクター天井内収納用昇降装置
JP4722459B2 (ja) 横型ブラインドのスラット昇降装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5173888

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150