JP5044803B2 - 引き戸及び収納家具 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の戸板をリンク機能により接続した引き戸、及びこのような引き戸を具備する収納家具に関する。
従来、引き戸の戸板単体での幅をできるだけ小さくして全開時における引き戸の収容スペースの幅寸法を節約するとともに全開時における開口部を広くする目的で、複数枚の戸板を相互に連動させて開閉する構造を有した引き戸が開発されている。代表的なものとしては、基端部を第1の戸板の後面に枢着してなる第1のリンクメンバと、第2の戸板の後方に設けたレール内を移動可能であるとともに前記第1のリンクメンバの回動端を接続させてなる可動軸部材と、一端部を前記可動軸部材に接続させてなるとともに他端部を第3の戸板の後面に接続してなる第2のリンクメンバとを具備するリンク機構により戸板を連動可能に接続している構成のものが挙げられる。(例えば、特許文献1を参照)
特開2005−188066号公報
ところが、特許文献1記載の構成では、第2の戸板に設けたレールが第3の戸板に当接することにより第3の戸板の移動が規制される。すなわち、全開位置における開口幅がそれだけ小さくなり、戸板単体での幅をできるだけ小さくすることによる所期の効果が達成されなくなる不具合が生じる。
本発明は、以上に述べた課題を解決すべく構成するものである。
すなわち本発明に係る引き戸の一つは、互いに平行な少なくとも3枚の戸板をリンク機構を介して相互に連動させるように連結し、これらの戸板が略重合する全開位置とこの重合を略解消する全閉位置との間で移動可能に構成したものであって、前記リンク機構が、基端部を第1の戸板の後面に枢着してなる第1のリンクメンバと、第2の戸板の後方に設けたレール内を移動可能であるとともに前記第1のリンクメンバの回動端を接続させてなる可動軸部材と、一端部を前記可動軸部材に接続させてなるとともに他端部を第3の戸板の後面に枢着してなる第2のリンクメンバとを具備し、前記第2の戸板の後方に設けたレールが第2の戸板の後面から離間し第2の戸板の一端部から第1の戸板側に張り出しているとともに、全開位置において第1の戸板に設けた把手の全体が第2の戸板の後方に設けたレールの前方に位置することを特徴とする。
また、本発明に係る引き戸の他の一つは、互いに平行な少なくとも3枚の戸板をリンク機構を介して相互に連動させるように連結し、これらの戸板が略重合する全開位置とこの重合を略解消する全閉位置との間で移動可能に構成したものであって、前記リンク機構が、基端部を第1の戸板の後面に枢着してなるリンクメンバと、第2の戸板の後方に設けたレール内を移動可能であるとともに前記リンクメンバの中間部を接続させてなる第1の可動軸部材と、第3の戸板の後方に設けたレール内を移動可能であるとともに前記リンクメンバの先端部を接続させてなる第2の可動軸部材とを具備し、前記第2の戸板の後方に設けたレールが第2の戸板の後面から離間し第2の戸板の一端部から第1の戸板側に張り出しているとともに、全開位置において第1の戸板に設けた把手の全体が第2の戸板の後方に設けたレールの前方に位置することを特徴とする。
これらのようなものであれば、前記レールが第1の戸板側に張り出しているので、このレール内を移動可能に設けた可動軸部材、及びこの可動軸部材に接続させたリンクメンバの部位は、第2の戸板の端縁を越えて第1の戸板側により多く移動させることができる。そして、このように可動軸部材を第1の戸板側により多く移動させることにより、前者の構成における第2のリンクメンバの固定端を枢着させてなる第3の戸板、及び後者の構成におけるリンクメンバの先端部を接続してなる第3の戸板も第1の戸板側により多く移動させることができる。すなわち、従来の構成と比較して全開位置における開口幅をより大きくとることができるようになる。さらに、従来の構成であれば、全開位置において第3の戸板の把手のみを露出させつつ第1の戸板の把手と反対側の端縁と第2の戸板の同じ側の端縁とが略面一となるようにするためには第2の戸板の幅寸法を他の戸板と比較して著しく小さくする必要があるところ、このような構成であれば、全開位置において第3の戸板の把手のみを露出させる構成を、第1、第2、及び第3の戸板の幅寸法に大きく差をつけることなく実現でき、第1、第2、及び第3の戸板を全閉位置に位置付け引き戸を閉止させた際の見栄えを整えることができる。
このような引き戸において、前記第1の戸板の後面とリンクメンバとの間、及び前記第3の戸板の後面とリンクメンバとの間にスペーサ部材を有するとともに、前記リンクメンバの戸板に対向する側の面の全体が一平面内にあるとともに、リンクメンバの戸板に対向する側と反対側の面の全体も一平面内にある構成を採用すれば、従来この種の引き戸のリンクメンバとして周知のものと同様の構成を有するリンクメンバを流用でき、従ってこのような引き戸の設計及び製造コストを引き下げることができる。
また、前記第1の戸板にシリンダ錠を有する施錠機構を取り付けているとともに、全開位置において前記レールと前記第1の戸板との間にこの施錠機構の少なくとも一部を位置させるようにしているものであれば、これらレールとシリンダ錠とを干渉させることなく、従来広く用いられているものと同様のシリンダ錠を設けることができる。
特に、前記可動軸部材が、前記レール内を移動可能なスライダを具備するとともに、前記施錠機構が、施錠状態においてこのスライダの移動を規制するようにしているものであれば、このスライダが上下移動不可能な状態では第1及び第2のリンクメンバの回動が規制されるので、戸板を直接該戸板を支持する筐体に固定する態様と比較して、筐体側に特別な加工を施すことなく施錠機構を取り付けることができる。すなわち、筐体の構成を簡単なものにできる。
さらに、前記施錠機構が、前記シリンダ錠と、第1の戸板の後面に設けられこのシリンダ錠のデッドボルトから動作の伝達を受ける伝達板を有する伝達機構と、この伝達機構から動作の伝達を受け前記スライダの移動を規制する施錠部とを具備するものであれば、前記スライダは前記レール内を移動可能にしていて、このレールが第1の戸板側に張り出しているので、前記伝達機構の伝達板を短いものにできる。
本発明に係る引き戸の構成によれば、前記レールと前記第1の戸板との間に把手を位置付けつつ、前記レールが第1の戸板側に張り出しているので、このレール内を移動可能に設けた可動軸部材、及びこの可動軸部材に接続させたリンクメンバの部位も第1の戸板側により多く移動させることができる。そして、前者の構成における第2のリンクメンバの固定端、及び後者の構成におけるリンクメンバの先端部も第1の戸板側により多く移動させることができる。すなわち、従来の構成と比較して全開位置における開口幅をより大きくとることができるようになる。さらに、従来の構成であれば、全開位置において第3の戸板の把手のみを露出させつつ第1の戸板の把手と反対側の端縁と第2の戸板の同じ側の端縁とが略面一となるようにするためには第2の戸板の幅寸法を他の戸板と比較して著しく小さくする必要があるところ、このような構成であれば、全開位置において第3の戸板の把手のみを露出させる構成を、第1、第2、及び第3の戸板の幅寸法に大きく差をつけることなく実現でき、第1、第2、及び第3の戸板を全閉位置に位置付け引き戸を閉止させた際の見栄えを整えることができる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る収納家具Sは、図1〜図4に示すように、内部に収納空間SSを有する筐体S1と、この収納空間の前面に配置してなる引き戸Dとを具備する。この引き戸Dは、本実施形態では第1の戸板1と、この第1の戸板1の後方に隣接させて設けた第2の戸板2と、この第2の戸板の後方にさらに隣接させて設けた第3の戸板3と、これら第1〜第3の戸板1〜3を連動可能にすべくこれら第1〜第3の後面に設けられるリンク機構Lとを具備する。この引き戸Dは、これら第1〜第3の戸板1〜3が略重合する全開位置Oと、この重合を略解消する全閉位置Cとの間で移動可能である。また、この収納家具Sには、引き戸Dを前記全閉位置Sにロック可能な施錠機構Rが取付けられている。なお、本実施形態において前後方向と言うときには、収納家具Sの奥行き方向、つまり第1〜第3の戸板1〜3の厚み方向を指称している。なお、図1に引き戸Dが全閉位置Cにあるときの収納家具Sの正面図、図2に引き戸Dが全閉位置Cにあるときの引き戸Dの背面図をそれぞれ示す。また、図3に引き戸Dが全開位置Oにあるときの引き戸Dの平面図、図4に引き戸Dが全閉位置Cにあるときの引き戸Dの平面図をそれぞれ示す。なお、便宜上収納家具Sの背板の図示を省略している。また、図3及び図4では、前記施錠機構Rのシリンダ錠R11を想像線により示している。
前記第1〜第3の戸板1〜3は、筐体Sに設けた図示しない戸板案内部により幅方向にスライド移動可能に支持されている。この戸板案内部は、例えば引き戸案内レールを利用して構成していて、第1〜第3の戸板の上端部又は下端部の少なくとも一方に設けた戸車がこの引き戸案内レール上を走行するようにしている。前記第1〜第3の戸板1〜3の位置関係について以下に述べる。前記全閉位置Cにおいては、前記図4に示すように収納空間SSの一端部の前方に第1の戸板1が位置し、収納空間SSの他端部の前方に第3の戸板3が位置する。そして、前記全閉位置Cにおいては、収納空間SSの幅方向中央部の前方には第2の戸板2が位置し、この第2の戸板2の幅方向両端部がそれぞれ第1の戸板1、第3の戸板3の幅方向一端部と正面視重合している。また、前記第1、第3の戸板1、3には、把手11、31をそれぞれ設けている。この把手11は、第1の戸板1の面板に設けた図示しない矩形状の孔に樹脂製の把手ボックスを嵌め込むことによって組み付けられたものである。第1の戸板1の把手11の位置は、全閉位置Cにおいて収納空間SSの一端部に対応する位置、すなわち隣接する第2の戸板2から遠い側に位置する第1の戸板1の縁部近傍であって且つ当該第1の戸板1の下端近傍位置である。第3の戸板3の把手31の位置は、全閉位置Cにおいて収納空間SSの他端部に対応する位置、すなわち全閉位置Cにおいて第1の戸板1と左右対称となる位置である。そして、前記全開位置Oにおいては、前記図3に示すように、前記第2の戸板2はその全体が第1の戸板1と正面視重合し、前記第3の戸板3は一端部、具体的には把手31近傍の部位以外が第1、第2の戸板1、2と正面視重合している。そして、これら第1〜第3の戸板1〜3の中央部には、透明ないし半透明な窓板19、29、39をそれぞれ取り付けている。
リンク機構Lは、前記図2、図3、及び図4に示すように、第1の戸板1と第2の戸板2とを連動可能に接続する第1のリンクメンバL1と、第2の戸板2と第3の戸板3を連動可能に接続する第2のリンクメンバL2と、両リンクメンバL1、L2の回動端側を接続させてなる可動軸部材Pとを具備する。
さらに詳述すると、前記第1のリンクメンバL1は、前記図2、図3、及び図4に示すように、基端部を第1の戸板1の後面に枢着しているとともに、回動端側を前記可動軸部材Pに接続している。また、前記第2のリンクメンバL2は、基端部を第3の戸板3の後面に枢着しているとともに、回動端側を前記可動軸部材Pに接続している。ここで、前記第1、第2のリンクメンバL1、L2の回動端側を山形に交叉させているスライダ21に取り付けるようにしている。また、第1のリンクメンバL1と第1の戸板1の後面の間にはこれらを離間させるべくスペーサ部材12を設けているとともに、このスペーサ部材12に第1固定軸部材121を設けて第1のリンクメンバL1の基端部を枢着している。一方、第2のリンクメンバL2と第3の戸板3の後面との間にもこれらを離間させるべくスペーサ部材32を設けているとともに、このスペーサ部材32に第2固定軸部材321を設けて第2のリンクメンバL2の基端部を枢着している。そして、第1、第2のリンクメンバL1、L2はいずれも細長い平板状に形成している。すなわち、第1のリンクメンバL1の前端面及び後端面の全体がそれぞれ一平面内にあるようにしているとともに、第2のリンクメンバL2の前端面及び後端面の全体もそれぞれ一平面内にあるようにしている。
一方、前記可動軸部材Pは、前記図2、図3、及び図4に示すように、また、図5に示すように、第2の戸板に設けたレール21内を移動可能なスライダP1と、このスライダP1から起立して設けられ両リンクメンバL1、L2の回動端側を接続させてなる軸本体P2とを具備する。ここで、図2に示すごとくスライダP1は、図1に示したレール21内を移動可能なスライダ本体P11と、このスライダ本体P11の上下2箇所に前後方向軸を介し軸着されて前記レール21の側壁に転接可能な一対のガイドローラP12、P13とを備えたものであり、スライダ本体P11の中心部分に前後方向に貫通する開口P11xが設けられている。
前記レール21は、後方に開口しているとともに上下方向に延伸していて、このレール21内に前記スライダP1を上下移動可能に収納している。しかして本実施形態では、このレール21と第2の戸板2の後面との間に、これらを離間させるべくスペーサ部211を設けている。このスペーサ部211は、本実施形態ではレール21と一体に設けている。すなわち、レール21の後端面からこのスペーサ部211を一体に延伸して設けている。このスペーサ部211は、第2の戸板2の後面の第1の戸板1側の端縁に設けている。そして、このレール21は、一端部がこのスペーサ部211の前方に位置し、他端部は第2の戸板2の前記端縁を越えて全閉位置Cにおける第1の戸板1側の張り出している。
一方、施錠機構Rは、前記特許文献1記載の引き戸におけるものとほぼ同様の構成を有する。すなわち、図1に示すように、操作部たるシリンダ錠R1と、伝達機構R2と、施錠部R3とにより構成されている。
シリンダ錠R1は第1の戸板1に設けられた把手11の近傍に取付けられている。図6に示すように、シリンダ錠R1は、施錠操作及び開錠操作に伴い横方向へ進退移動する作動杆R11を備えたもので、作動杆R11の上側方に先端片R11aを持ち出し、この先端片R11aに作動杆R11の横方向への進退動作に伴ってその背面位置を変化させるテーパR11bを備えている。ここで、このシリンダ錠R1の後端の奥行き方向位置は、前記レール21の前面よりも前方にある。そして、全開位置Oにおいては、前記レール21と第1の戸板1との間にこのシリンダ錠R1が位置する。なお、前記図6の(a)にはシリンダ錠R1の正面側斜視図、同図の(b)にはシリンダ錠R1の背面側斜視図をそれぞれ示している。
施錠部R3は、前記図2、図7、図9及び図10に示すように、前記リンク機構Lに設けたスライダP1の動きを制止すべく、前記第2の戸板2に付帯するレール21の下端付近において当該レール21の側壁に支軸R3bを介して突没子R3cを軸着した構成からなるもので、この突没子R3cは、板金素材を塑性変形加工して、支軸R3bの外周に固定される基端部R3c1と、この基端部R3c1から支軸R3bの軸心と略直交する方向に延出する延出部R3c2と、この延出部R3c2の先端に連続する屈曲部R3c3とを設けたものである。詳細には、引き戸Dが全閉位置Cにあるとき即ちスライダP1がレール21の下端近傍にあるときに、当該スライダP1の開口P13内に前記突没子R3cの延出部R3c2を進入させて、屈曲部R3c3を当該開口P13の開口縁に係止させ、スライダP1の動きを停止させるものである。なお、図7にはこの施錠部R3と前記伝達機構R2との接続部の斜視図、図9にはこの施錠機構R近傍を示す斜視図、図10にはこの施錠機構Rの模式的断面図をそれぞれ示す。また、図9には、前記リンク機構Lの第1、第2のリンクメンバを想像線により示している。
伝達機構R2は、図2並びに図7〜図10に示すように、第2の戸板2側に位置するトルクアームR21と、第1の戸板1側に位置する伝達板R22とにより構成されている。トルクアームR21は図7に示すように、前記突没子R3cを軸着している支軸R3bに一体的に連設されたクランク状のもので、入力端R211を前記支軸R3bの軸心から変位した位置において当該支軸R3bに沿って第2の戸板2から第1の戸板1に向かう方向に延出させたものである。通常時において突没子R3cはその自重により支軸R3bから垂下して、図10に想像線で示すように延出部R3c2及び屈曲部R3c3をスライダP1の開口P13から退避した部位に位置づける。
一方、伝達板R22は、図2及び図8に示すように、第1の戸板1の幅寸法よりも若干端寸な幅寸法を有する板材の上縁部R22aを折り曲げ、下縁部R22b近傍に補強用の突条を幅方向に沿って設けたもので、上縁部R22aをピンR22a1を介して第1の戸板1の背面に回転可能に取り付け、下縁部R22b側を第1の戸板1の背面から選択的に後方に起立可能としたものである。前記トルクアームR21の入力端R211は背面視において伝達板R22の上縁部R22aから下方へ変位した部位にオーバーラップさせてあり、伝達板R22が上縁部R22aを支点にして下縁部R22bを後上方へ持ち上げる方向に回転すると、トルクアームR21が駆動されて、突没子R3cをスライダP1の開口P13に係合させる方向に支軸R3bを回転させるものである。なお、通常時は伝達板R22が自重により第1の戸板1に沿って垂下して、当該第1の戸板1と第2の戸板2との厚み方向の隙間に入り込み得るように当該第1の戸板1の背面に密接しているものである。
そして、この引き戸Dを全閉位置Cから全開位置Oへ移動させる際の各部の作用について以下に述べる。
まず、第3の戸板3を第1の戸板1側に向けて移動させるべく操作力を加える。すなわち、収納空間SSの一端部の前方に位置する把手31に、収納空間SSの他端部に向かう作用を加える。すると、第2のリンクメンバL2にこの操作力が伝達され、第2のリンクメンバL2の回動端に設けた前記可動軸部材Pが押圧される。そして、この可動軸部材Pからレール21を介して第2の戸板2に操作力が伝達される。その際、第2のリンクメンバL2の他端部は前記第2固定軸部材321を介して第3の戸板3に枢着しているとともに、前記可動軸部材Pには第1のリンクメンバL1の回動端をも接続していて、さらに、第1のリンクメンバの他端部は第1固定軸部材121を介して第1の戸板1に枢着しているため、このリンク機構Lは3辺リンクとして機能する。すなわち、第2固定軸部材321が第1固定軸部材121に向けて移動し、可動軸部材Pはレール21内を上方に移動しつつ第2の戸板2に前記操作力を伝達してこの第2の戸板2と第3の戸板3とを連動させる。そして、全開位置Oにおいて、前記第1の戸板1の把手11を設けた側と反対側の端縁の幅方向位置と前記第2の戸板2の第3の戸板3側の端縁の幅方向位置とは略一致する。その際、レール21と第1の戸板1との間にシリンダ錠R1が位置する。なお、この引き戸Dを全開位置Oから全閉位置Cへ移動させる際には、逆に第3の戸板3を該第3の戸板に設けた把手31が第1の戸板に設けた把手11と離間する方向に移動させるようにしている。その際、各部は上述した全閉位置Cから全開位置Oへ移動の際と逆向きに作用する。また、この引き戸Dは、もちろん全閉位置Cから第1の戸板1を第3の戸板3側に向けてスライドさせる操作を行い、第1、第2の戸板1、2を連動させて第3の戸板3に重合させるようにもできる。その際、収納空間SSの第1の戸板1側が開口する。その際の開口幅は、上述した第3の戸板3を第1の戸板1側にスライド移動させた場合と同一である。
以上に述べたように、本実施形態に係る収納家具の引き戸Dは、第2の戸板2の第1の戸板寄りの端縁に設けたレール21が第2の戸板2の後面から離間しているとともに、このレール21が第2の戸板2の前記端縁を越えて全閉位置Cにおける第1の戸板1側に張り出しているので、このレール21内を移動可能に設けた可動軸部材P、及びこの可動軸部材Pに接続させた第2のリンクメンバL2も第2の戸板2の端縁を越えて第1の戸板1側により多く移動させることができる。そして、このように構成することにより、リンク機構Lが3辺リンクであり、可動軸部材Pの軸本体P2及びレール21は第1及び第2の固定軸部材121、321の垂直2等分線上を移動するので、第2のリンクメンバL2の固定端を枢着させてなる第3の戸板3も第1の戸板1側により多く移動させることができる。すなわち、従来の構成と比較して全開位置Oにおける開口幅をより大きくとることができるようになる。さらに、従来の構成であれば、全開位置において第3の戸板の把手のみを露出させつつ第1の戸板の把手と反対側の端縁と第2の戸板の同じ側の端縁とが略面一となるようにするためには第2の戸板の幅寸法を他の戸板と比較して著しく小さくする必要があるところ、このような構成であれば、全開位置において第3の戸板3の把手のみを露出させる構成を、第1、第2、及び第3の戸板1、2、3の幅寸法に大きく差をつけることなく実現でき、第1、第2、及び第3の戸板1、2、3を全閉位置Cに位置付け引き戸Dを閉止させた際の見栄えを整えることができる。
また、前記第1の戸板1の後面と第1のリンクメンバL1との間、及び前記第3の戸板3の後面と第2のリンクメンバL2との間にスペーサ部材12、32をそれぞれ設けているとともに、前記第1、第2のリンクメンバL1、L2の前端面の全体がそれぞれ一平面内にあり、さらに前記第1、第2のリンクメンバL1、L2の後端面の全体もそれぞれ一平面内にあるので、従来この種の引き戸のリンクメンバとして周知のものと同様の構成を有するリンクメンバを流用でき、従ってこのような引き戸Dの設計及び製造コストを引き下げることができる。
また、前記第1の戸板1に施錠機構Rのシリンダ錠R1を取り付けているとともに、全開位置Oにおいて前記レール21と前記第1の戸板1との間にこのシリンダ錠R1を位置させるようにしているので、これらレール21とシリンダ錠R1とを干渉させることなく、従来広く用いられているものと同様のシリンダ錠を設けることができる。
そして、前記可動軸部材Pが前記レール21に沿って移動可能なスライダP1を具備するとともに、前記施錠機構Rが、施錠状態においてこのスライダP1の上下移動を規制するようにしているので、第1及び第2のリンクメンバL1、L2の回動も規制され、戸板を直接該戸板を支持する筐体に固定する態様と比較して、筐体S1側に特別な加工を施すことなく施錠機構Rを取り付けることができる。すなわち、筐体S1の構成を簡単なものにできる。
加えて、前記施錠機構Rが、前記シリンダ錠R1と、第1の戸板1の後面に設けられこのシリンダ錠R1のデッドボルトR11から動作の伝達を受ける伝達板R22を有する伝達機構R2と、この伝達機構R2から動作の伝達を受け前記スライダP1の移動を規制する施錠部R3とを具備するとともに、前記スライダP1が前記レール21内を移動可能であり、さらにこのレール21が第1の戸板1側に張り出しているので、前記伝達機構R2の伝達板R22は短いものにできる。
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限られない。
例えば、図11に模式的に示すような、3枚引き戸D2を挙げることができる。このものは、1本のリンクメンバL11からなるリンク機構L10を採用した3枚引き戸D2において、リンク機構L10は第1、第2、及び第3の戸板10、20、30を連動可能に接続する共通のリンクメンバL11のうち第2の戸板20に対して上下動可能に軸着された第1の可動軸部材P1とし、第3の戸板30に対して上下動可能に軸着された第2の可動軸部材P2とするものである。ここで、リンク機構L10において、第1、第2の可動軸部材P1、P2の上下動を案内するべく、レール220、320が設けられている。特に、第2の戸板20の後面に設けたレール220は、その一端部を第1の戸板10側に張り出させている。
また、第1の可動軸部材P1において、スライダ201がレール220内を上下動するようにしているとともに、当該スライダ201の位置に、上記実施形態と同様の施錠機構Rを第1の引き戸10及び第2の引き戸に亘って取付けている。そして、この3枚引き戸D2が図示している全閉位置において、スライダ201の上下の移動を制止するものとしている。
このようなものとすることにより、リンク機構としてよく用いられる共通のリンクメンバL11を用いたリンク機構L10のようなものに対しても、上記実施形態に係る施錠機構Rを装着することにより、上記実施形態と同様の作用、効果を得ることが可能である。なお、この3枚引き戸D2は、上述したような収納家具Sの収納空間SSの前方に配してなる前扉として、上述した引き戸Dの同様に好適に用いることができる。
また、リンクメンバの表面には、適宜凹凸を設けるようにしてももちろんよい。
さらに、把手及びシリンダ錠は、リンク機構と上下方向に十分離間した位置に設けるようにしてももちろんよい。すなわり、リンク機構の可動範囲の上下位置と、把手又はシリンダ錠シリンダ錠の上下位置とを全く異なるものにしてこれらの干渉を防ぐようにしてもよい。
加えて、戸板は3枚に限らず、4枚以上具備させてももちろんよい。例えば、4枚の戸板を有し、1つのリンクメンバの基端部を第1の戸板に枢着し、このリンクメンバの中間部に第2、第3の戸板を第1、第2の可動軸部材を介して接続するとともに、このリンクメンバの他端部に第4の戸板を第3の可動軸部材を介して接続し、これら第1、第2、及び第3の可動軸部材の移動方向を案内するレールを第1の戸板側に張り出して設ける態様等が考えられる。
そして、このような引き戸は、収納家具の収納空間の前方に限らず、例えば車庫の出口の前方、あるいは個人の住宅等の敷地の出口の前方等に設け、門扉等として使用するようにしてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る収納家具の引き戸が全閉位置にある状態を示す正面図。 同実施形態に係る引き戸が全閉位置にある状態を示す背面図。 同実施形態に係る引き戸が全開位置にある状態を示す平面図。 同実施形態に係る引き戸が全閉位置にある状態を示す平面図。 同実施形態に係る可動軸部材を示す斜視図。 同実施形態に係る操作部を示す斜視図。 同実施形態に係る施錠部及び伝達機構の接続部分を示す斜視図。 同実施形態に係る伝達機構を示す斜視図。 同実施形態に係る施錠機構を設けた位置近傍を示す斜視図。 同実施形態に係る施錠装置の動作を説明するための模式的な断面図。 本発明の他の実施形態に係る模式的な背面図。
符号の説明
S…収納家具
1…第1の戸板
2…第2の戸板
21…レール
3…第3の戸板
L…リンク機構
L1…第1のリンクメンバ
L2…第2のリンクメンバ
P…可動軸部材
O…全開位置
S…全閉状態

Claims (8)

  1. 互いに平行な少なくとも3枚の戸板をリンク機構を介して相互に連動させるように連結し、これらの戸板が略重合する全開位置とこの重合を略解消する全閉位置との間で移動可能に構成したものであって、
    前記リンク機構が、基端部を第1の戸板の後面に枢着してなる第1のリンクメンバと、第2の戸板の後方に設けたレール内を移動可能であるとともに前記第1のリンクメンバの回動端を接続させてなる可動軸部材と、一端部を前記可動軸部材に接続させてなるとともに他端部を第3の戸板の後面に枢着してなる第2のリンクメンバとを具備し、前記第2の戸板の後方に設けたレールが第2の戸板の後面から離間し第2の戸板の一端部から第1の戸板側に張り出しているとともに、全開位置において第1の戸板に設けた把手の全体が第2の戸板の後方に設けたレールの前方に位置することを特徴とする引き戸。
  2. 互いに平行な複数枚の戸板をリンク機構を介して相互に連動させるように連結し、複数枚の戸板が略重合する全開位置とこの重合を略解消する全閉位置との間で移動可能に構成したものであって、
    前記リンク機構が、基端部を第1の戸板の後面に枢着してなるリンクメンバと、第2の戸板の後方に設けたレール内を移動可能であるとともに前記リンクメンバの中間部を接続させてなる第1の可動軸部材と、第3の戸板の後方に設けたレール内を移動可能であるとともに前記リンクメンバの先端部を接続させてなる第2の可動軸部材とを具備し、前記第2の戸板の後方に設けたレールが第2の戸板の後面から離間し第2の戸板の一端部から第1の戸板側に張り出しているとともに、全開位置において第1の戸板に設けた把手の全体が第2の戸板の後方に設けたレールの前方に位置することを特徴とする引き戸。
  3. 前記第1の戸板の後面とリンクメンバとの間、及び前記第3の戸板の後面とリンクメンバとの間にスペーサ部材を有するとともに、前記リンクメンバの戸板に対向する側の面の全体が一平面内にあるとともに、リンクメンバの戸板に対向する側と反対側の面の全体も一平面内にあることを特徴とする請求項1又は2記載の引き戸。
  4. 前記第1の戸板にシリンダ錠を有する施錠機構を取り付けているとともに、全開位置において前記レールと前記第1の戸板との間にこの施錠機構の少なくとも一部を位置させるようにしていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の引き戸。
  5. 前記可動軸部材が、前記レール内を移動可能なスライダを具備するとともに、前記施錠機構が、施錠状態においてこのスライダの移動を規制するようにしていることを特徴とする請求項4記載の引き戸。
  6. 前記施錠機構が、前記シリンダ錠と、第1の戸板の後面に設けられこのシリンダ錠のデッドボルトから動作の伝達を受ける伝達板を有する伝達機構と、この伝達機構から動作の伝達を受け前記スライダの移動を規制する施錠部とを具備することを特徴とする請求項5記載の引き戸。
  7. 内部に収納空間を有する本体と、この収納空間の前方に設けられ、互いに平行な少なくとも3枚の戸板をリンク機構を介して相互に連動させるように連結し、複数枚の戸板が略重合する全開位置とこの重合を略解消する全閉位置との間で移動可能に構成した引き戸とを具備するものであって、
    前記引き戸のリンク機構が、基端部を第1の戸板の後面に枢着してなる第1のリンクメンバと、第2の戸板の後方に設けたレール内を移動可能であるとともに前記第1のリンクメンバの回動端を接続させてなる可動軸部材と、一端部を前記可動軸部材に接続させてなるとともに他端部を第3の戸板の後面に枢着してなる第2のリンクメンバとを具備し、前記第2の戸板の後方に設けたレールが第2の戸板の後面から離間し第2の戸板の一端部から第1の戸板側に張り出しているとともに、全開位置において第1の戸板に設けた把手の全体が第2の戸板の後方に設けたレールの前方に位置することを特徴とする収納家具。
  8. 内部に収納空間を有する本体と、この収納空間の前方に設けられ、互いに平行な少なくとも3枚の戸板をリンク機構を介して相互に連動させるように連結し、複数枚の戸板が略重合する全開位置とこの重合を略解消する全閉位置との間で移動可能に構成した引き戸とを具備するものであって、
    前記引き戸のリンク機構が、基端部を第1の戸板の後面に枢着してなるリンクメンバと、第2の戸板の後方に設けたレール内を移動可能であるとともに前記リンクメンバの中間部を接続させてなる第1の可動軸部材と、第3の戸板の後方に設けたレール内を移動可能であるとともに前記リンクメンバの先端部を接続させてなる第2の可動軸部材とを具備し、前記第2の戸板の後方に設けたレールが第2の戸板の後面から離間し第2の戸板の一端部から第1の戸板側に張り出しているとともに、全開位置において第1の戸板に設けた把手の全体が第2の戸板の後方に設けたレールの前方に位置することを特徴とする収納家具。
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