JP5942105B2 - ラッチ錠 - Google Patents
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まず、図1と図2を参照にして環境部材を説明する。図1は扉枠側の部材と扉側の部材を示す環境説明図で、特に、扉7の外壁面7cと、該外壁面に固定された外側台座12、該台座内に内端部が入り込んだ支持片15の一部と、錠箱8のフロント8aが見える斜視図である。
したがって、ラッチボルトのみを有する空錠、ラッチボルト又は反転ラッチのいずれかを有すると共に、デッドボルトを持つ錠前(例えば玄関錠)は、ここでのラッチ錠Xに含まれる。
ラッチ錠Xの主な構成部材は、扉枠1側の当接部21と、プッシュ・プル式、プル・プル式等の操作部材10、11と、錠箱8内に突入する操作部材の作動片16,17と、反転ラッチ41と、反転ラッチ規制部材51と、開扉時に該反転ラッチ規制部材の規制を解くと共に押圧部材24、27を作動させる駆動部材61と、前記当接部21に圧接する圧接力が扉7を開く方向に作用する反力となる前記押圧部材を有する内外気圧差解消装置Yである。したがって、以下、前述した扉枠側の当接部21と、操作部材10、11と、錠箱内に突入する操作部材の作動片16,17を除き、ラッチ錠Xの主な構成部材を詳細に説明する。
まず、図3乃至図7を参照にして内外気圧差解消装置Yを説明する。これらの図に於いて、23は押圧部材を初期位置へと戻すための付勢手段、24は押圧部材を構成する摺動制御体、27は同じく押圧部材を構成するスイング式押圧体、31は前記摺動制御体24とスイング式押圧体27を連結する連結或は連係手段である。
次に、反転ラッチ41等を説明する。反転ラッチ41は、その先端部41aがフロント8aから突出するように錠箱8に設けられている。反転ラッチ41等の構成は自明事項なので、図3を参照にして簡単に説明する。図に於いて、41は反転ラッチ、42は上下に切欠部分を有する反転ラッチ用支持枠、43は反転ラッチ用付勢バネである。周知のように、反転ラッチ41は、付勢バネ43のバネ力に抗して後退動するだけでなく、上下方向のラッチ軸41b、41bを支点にして反転するように所要角度回転もする。それ故に、当業者に「反転ラッチ」と称され、非回転状態で進退動する「いわゆるラッチボルト」と区別されている。
次に、反転ラッチ規制部材51を説明する。この反転ラッチ規制部材51の基本的構成も自明事項なので、反転ラッチ41等と同様に図3を参照にして簡単に説明する。反転ラッチ規制部材51は、少なくとも一つの反転ラッチ規制片でも十分であるが、本実施形態では、上方に位置する一方の作動片16が、図10で示すように駆動部材61を構成する駆動片62の上方腕部を押圧し、一方、下方に位置する他方の作動片17が、図12で示すように反転ラッチ規制部材51の一方の反転ラッチ規制片の連係腕部を押圧すると共に、一方の反転ラッチ規制片に互いの連係腕部を介して連係(係合も含む)する他方の反転ラッチ規制片の第2連結部分が、後述の駆動部材61を構成する駆動片62の中央部部分に突設された連結部分に連係(係合も含む)するので、連係機構を構成する2枚の反転ラッチ規制片を採用している。
次に、駆動部材61を説明する。この駆動部材61の構成・効果に関しては、出願人が先に提案した特許文献2に記載の駆動部材(カム板31)と一部同様である。すなわち、駆動部材は、反転ラッチ規制部材に連係或は係合すると共に、錠箱内に突入する、例えばプッシュ・プル式操作部材の作動片の位置変位により所定量回転するように前記錠箱に軸支され、駆動部材の駆動力により前記反転ラッチ規制部材の規制を解除した後、駆動部材のさらなる回動により押圧部材が水平方向へ移動する。そして、押圧部材の先端部を扉枠側の当接部に圧接し、該圧接力が扉を開く方向に作用する反力となる点は同様である。
図10乃至図13を参照にして、主な作用を簡単に説明する。図10は作動開始時の説明図で、一方の作動片16が駆動片62を押圧することにより、反転ラッチ41に対する規制を解除した状態に説明図である。例えば図2で示す外側操作部材10を矢印A方向へ引くと、図10で示す外側操作部材10の作動片16が矢印方向(後壁8bの方向)に位置変位して駆動片62の上方腕部を押圧する。これにより駆動片62は上方固定横軸58を支点にして若干時計方向に回転する。そうすると、駆動片62の下方腕部が不番の連係手段を介して共働レバー63の基端部(下端部)63a寄りの部位に連結されているので、共働レバー63は下方固定横軸59を支点にして反時計方向に回転する。その回転途中で、駆動片62に連係する上下の反転ラッチ規制片53、55は、反転ラッチ41に対する規制を解く。図11は作動完了時の説明図、つまり、摺動制御体24が共働レバー63の押圧端部63bに押されて所定位置までスライドした状態の説明図である。駆動部材51の駆動力により前記反転ラッチ規制部材51の規制が解錠されるが、該解錠後(解除と同時も含む)、現在進行形で前記駆動部材61(62、63)のさらなる回動により、押圧部材(24、27)が水平方向へ移動して扉枠1側の当接部21にテコの原理(蹴り出し力)で圧接し、該圧接力の全てが扉7を開く方向に作用する反力となる。なお、図12も作動開始時の説明図であるが、この場合他方の作動片17が一方の反転ラッチ規制片53の連係腕部を押圧することにより、反転ラッチ41に対する規制が解除される。図13は平面視から主要部の流れを示す説明図である。
第1実施形態のラッチ錠Xは、先端部がフロント8aから突出するように錠箱8に設けられた反転ラッチ41と、前記錠箱8に軸支された反転ラッチ規制部材51と、該反転ラッチ規制部材51に連係或は係合すると共に、前記錠箱8内に突入するプッシュ・プル式、プルプル式等の操作部材10、11の作動片16、17の位置変位により所定量回転するように前記錠箱8に軸支された駆動部材61と、この駆動部材の駆動力により前記反転ラッチ規制部材51の規制を解除した後、前記駆動部材61のさらなる回動により水平方向へ移動して扉枠1側の当接部21に圧接する圧接力が扉7を開く方向に作用する反力となる押圧部材を有する内外気圧差解消装置Yとを備え、前記駆動部材61は、前記錠箱に軸支された駆動片62と、該駆動片と共働するように前記錠箱8に基端部63aが軸支された共働レバー63とから成り、また前記押圧部材は、所定方向に付勢する付勢手段23の付勢力に抗してスライドする摺動制御体24と、この摺動制御体の先端部にその内端部が連係手段31を介して連結されていると共に、垂直軸26を介して軸支されかつその先端部側に前記フロント8aから常に突出する係合先端部27bを有するスイング式押圧体27とから成る。
Claims (5)
- 先端部がフロントから突出するように錠箱に設けられた反転ラッチと、前記錠箱に軸支された反転ラッチ規制部材と、該反転ラッチ規制部材に連係或は係合すると共に、前記錠箱内に突入する操作部材の作動片の位置変位により所定量回転するように前記錠箱に軸支された駆動部材と、この駆動部材の駆動力により前記反転ラッチ規制部材の規制を解除した後、前記駆動部材のさらなる回動により水平方向へ移動して扉枠側の当接部に圧接する圧接力が扉を開く方向に作用する反力となる押圧部材を有する内外気圧差解消装置とを備えたラッチ錠に於いて、
前記駆動部材は、前記錠箱に軸支された駆動片と、該駆動片と共働するように前記錠箱に基端部が軸支された共働レバーとから成り、また前記押圧部材は、所定方向に付勢する付勢手段の付勢力に抗してスライドする摺動制御体と、この摺動制御体の先端部にその内端部が連係手段を介して連結されていると共に、垂直軸を介して軸支されかつその先端部側に前記フロントから常に突出し、かつ前記扉枠側の当接部にテコ式の原理で圧接する係合先端部を有するスイング式押圧体とから成るラッチ錠。 - 請求項1に於いて、反転ラッチ規制部材は、上方枢軸に軸支された上方の反転ラッチ規制片と、下方枢軸に軸支されていると共に、前記上方の反転ラッチ規制片に連係或は係合する下方の反転ラッチ規制片とから成り、これら上方又は下方の反転ラッチ規制片のいずれか一方が駆動片に連係していることを特徴とするラッチ錠。
- 請求項1に於いて、駆動片に連係する反転ラッチ規制部材が一つであり、該反転ラッチ規制部材と作動片の間に揺動受け片が介在していることを特徴とするラッチ錠。
- 先端部がフロントから突出するように錠箱に設けられた反転ラッチと、前記錠箱に軸支された反転ラッチ規制部材と、該反転ラッチ規制部材に連係或は係合すると共に、前記錠箱内に突入する操作部材の作動片の位置変位により所定量回転するように前記錠箱に軸支された駆動部材と、この駆動部材の駆動力により前記反転ラッチ規制部材の規制を解除した後、前記駆動部材のさらなる回動により水平方向へ移動して扉枠側の当接部に圧接する圧接力が扉を開く方向に作用する反力となる押圧部材を有する内外気圧差解消装置とを備えたラッチ錠に於いて、
前記駆動部材は、前記錠箱に軸支された駆動片と、該駆動片と共働するように前記錠箱に基端部が軸支された共働レバーとから成り、また前記押圧部材は、所定方向に付勢する付勢手段の付勢力に抗してスライドする摺動制御体と、この摺動制御体の押圧先端部にその内端部が被係合部を介して連係されていると共に、垂直軸を介して軸支されかつその先端部側に前記フロントから常に突出し、かつ前記扉枠側の当接部にテコ式の原理で圧接する係合先端部を有するスイング式押圧体とから成るラッチ錠。 - 請求項4に於いて、スイング式押圧体は、復帰バネにより付勢され初期位置へ戻ることを特徴とするラッチ錠。
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