JP4995536B2 - 可動柱装置 - Google Patents

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本発明は、可動柱装置に係り、詳しくは、自動上げ落とし機構を備えた可動柱装置に関するものである。
シャッター装置を連装して複数のシャッターカーテンによって開口部を開閉する場合がある。例えば、大きな幅寸法を備えた開口部を開閉するために重量シャッターを連装する場合がある。
シャッターを連装する場合には、シャッターカーテンの端部を案内するためのガイド溝を備えた可動中柱が設けられ、開口部全閉時には、可動中柱が、上端が支持された垂直姿勢となって、中柱に上下動可能に設けた係止ピンを床面に形成した受孔に落とし込むことによって床面に固定され、開口部全開時には、可動中柱を収納姿勢とする。中柱の回動操作は、ワイヤの巻き取り・送り出しよって行われ、ワイヤの巻き取り・送り出しを行うシャッター中柱の吊上装置が、特許文献1に記載されている。
ここで、従来の可動中柱についてみると、先ず、中柱を収納姿勢から垂直姿勢へと降ろし、中柱を垂直姿勢とした後、手動で係止ピンを降ろすか、あるいは、電動モータを使用して係止ピンを降ろすかの方式が取られていた。
しかしながら、手動で係止ピンを降ろすためには、その場所に人が行く必要があり、中柱の納まりによってはその場所に行くことが困難な場合もある。また、電動で係止ピンを降ろすためには、可動中柱に係止ピンの上げ下ろし駆動用のモータを設ける必要があり、中柱の機構が複雑となって、コストも高くなる。
また、中柱のみならず、開口部左右に立設される柱であるガイドレールを跳ね上げたい場合には、上述した中柱の課題がそのままあてはまることは当業者に容易に理解される。ガイドレールを跳ね上げたい場合としては、左右のガイドレールの外側に位置して開口が存在しているような場合、具体的な態様例では、開口部の左右側部とガイドレールとの間にクレーンのトロリーが走行する空間が形成されており、クレーン使用時にガイドレールを跳ね上げて開口部を全開状態として使用する場合が挙げられる。
実公昭48−28745号
本発明は、可動柱において、簡単な構成でありながら、受孔に対する係止ピンの抜き差しを自動的に行うことを目的とするものである。
かかる課題を達成するために本発明が採用した技術手段は、ワイヤの巻き取り・送り出しによって上端部を支点として垂直姿勢と収納姿勢との間で回動可能な柱と、柱の下端部から突出可能なように柱に対して上下動可能に設けた係止ピンと、垂直姿勢において突出した係止ピンの先端が係止する受孔と、を備えた可動柱装置において、前記ワイヤは、係止ピンを上動操作可能なように柱の下端側に連結されており、前記装置は、係止ピンを突出方向に付勢する手段と、ワイヤの巻き取りにより係止ピンが上動して受孔から脱した後に係止ピンのさらなる上動を規制する手段と、を有し、受孔に対する係止ピンの係脱を、柱の回動操作を行うワイヤの巻き取り・送り出しによって行うように構成した、可動柱装置である。柱の側面(幅方向端面)にはガイド溝が形成されており、柱が垂直姿勢にある時に、ガイド溝がシャッターカーテンの端部を案内する。
柱の垂直姿勢時に、巻き取り・送り出し手段によってワイヤを巻き取ると、ワイヤの巻き取りに伴って係止ピンが付勢手段に抗して上動して係止孔から脱し、その後で上動規制手段により係止ピンの上動が規制され、継続するワイヤの巻き取りに伴って、ワイヤを引き上げる力が柱に作用し、柱が垂直姿勢から収納姿勢へと回動する。柱の収納姿勢時(好適な態様では、水平姿勢時)に、巻き取り・送り出し手段によってワイヤを送り出すと、ワイヤの送り出しに伴って柱が自重で回動し、柱が垂直姿勢となった時に、さらにワイヤを少し送り出すと、係止ピンが付勢手段によって下方に突出し、係止ピンの先端が受孔に係止する。
一つの態様では、前記係止ピンの基端には上下方向に可動な滑車が設けてあり、前記ワイヤは、該可動滑車に巻き掛けされて柱の下端側に固定されている。ワイヤを、係止ピンを上動操作可能なように柱の下端側に連結する構成は、可動滑車を用いるものに限定されるものではなく、例えば、ワイヤを直接係止ピンの基端側に連結してもよい。この場合には、係止ピンを垂直状に案内するガイド部材を設けることが望ましい。
前記柱には、中柱のみならず、開口部左右に設けられるガイドレールも含まれる。一つの態様では、前記柱はガイドレールであって、前記ガイドレールには、当該ガイドレールの外側に形成された小開口を塞ぐための開閉自在の小扉が設けてあり、前記ガイドレールは、当該小扉を前記小開口を塞ぐ方向に付勢して閉鎖状態とする閉鎖手段と、当該小扉を前記係止ピンの上動に連動して前記閉鎖手段に抗して開放方向に回動させる開放手段と、を備えている。前記開放手段は、係止ピンの上動に連動して小扉を開放方向に引っ張る連結部材(ワイヤ)を備えており、一つの態様例では、連結部材の一端側は、小扉に連結されており、連結部材の他端側は、可動滑車の上動に連動して開放方向に回動するように当該可動滑車に連結されている。
本発明では、柱を収納姿勢と垂直姿勢との間で回動させる操作に伴って、受孔に対する係止ピンの抜き差しを自動的に行うことができるので、係止ピンの上げ下ろしを手動で行ったり、係止ピン上げ下ろし用の追加のモータを用いたりする必要がなく、柱における自動上げ落とし機構を、簡単な機構かつ低コストで提供することができる。
係止ピンの基端に上下方向に可動な滑車を設けたものでは、ワイヤの移動速度の半分の速さで係止ピンを上下動させることができるので、受孔に対する係止ピンの係脱をより安全・確実に行うことができる。また、該可動滑車の中心が係止ピンと同一垂直線上に位置するように可動滑車を設けることで、ワイヤの巻き取り・送り出しに伴って、係止ピンを安定して垂直方向に上下動させることができる。
小扉が設けられ、小扉の閉鎖手段と係止ピンの上動に連動して小扉を開放する開放手段を備えたガイドレールを有するものでは、ガイドレールの外側に形成された小開口を自動的に開閉することができる。可動ガイドレールに開閉自在の小扉を設けて、可動ガイドレールが回動する際に、小扉をガイドレールの側面に畳んだ状態(小開口を開放した状態)とすることで、小扉が配線等に与える影響を少なくすることができる。
本発明に係る可動柱について、可動中柱装置に基づいて適宜図面を参照しつつ説明する。本明細書では、本発明を、好適な実施形態である重量シャッターに基づいて説明するが、本発明は重量シャッターに適用されるものに限定されるものではなく、パネルシャッターに適用することも可能である。
図1は、大きな幅寸法を備えた開口部を開閉する3連装のシャッター装置1A,1B,1Cの正面図である。開口部の幅方向端部には、ガイドレール2A,2Bが立設されていると共に、開口部は、2本の可動中柱3A,3Bによって、3つの開口部4A,4B,4Cに区画されている。図1は、各開口部4A,4B,4Cの全開状態を示している。開口部4A,4B,4Cの上方には、各シャッター装置1A,1B,1Cのケース5がそれぞれ配設されており、ケース5内には、各シャッター装置1A,1B,1Cの巻取りシャフト6がそれぞれ配設されている。各巻取りシャフト6を回転させることで、対応するシャッターカーテン7を巻き取り・送り出して開口部4A,4B,4Cを開閉するようになっている。
可動中柱3A,3Bの幅方向両端には、ガイド溝8が形成されている(図2参照)。シャッター装置1Aのシャッターカーテン7の幅方向端部は、ガイドレール2A、可動中柱3Aの一方のガイドレールに案内される。シャッター装置1Bのシャッターカーテン7の幅方向端部は、可動中柱3Aの他方のガイドレール、可動中柱3Bの一方のガイドレールに案内される。シャッター装置1Cのシャッターカーテン7の幅方向端部は、中柱3Bの他方のガイドレール、ガイドレール2Bに案内される。可動中柱3A,3Bは同じ構成を備えており、以下、可動中柱3Aについて説明するが、可動中柱3Aの説明はそのまま可動中柱3Bの説明に援用することができる。
可動中柱3Aは、側面(幅方向端面)にガイド溝8が形成されている柱体30と、柱体30に設けられた上げ落とし部31と、からなる。柱体30は上端部位において枢軸32に枢支されており、枢軸32を介して開口部に対して前後方向に回動自在となっている。可動中柱3Aは、ワイヤ9の巻き取り・送り出しによって上端側の枢軸32を支点として回動することで、垂直姿勢と水平姿勢との間で回動自在となっており、いわゆる跳ね上げ式の可動中柱である。ワイヤ9の一端側は、天井部Cに載設した巻上装置10に連結されており、ワイヤ9の他端側は、柱体30に固定された上げ落とし部31を介して、柱体30の下端側に連結されている。ワイヤ9の中途部位は、天井部Cの前後方向の一端部に設けた滑車11に巻き掛けされて案内される。枢軸32は、開口部の上方部位に位置して設けられるが、枢軸32が具体的に取り付けられる部位は、所定の強度を備えていれば、限定されず、例えば、枢軸32は、支持部材320を介して壁体や枠体に固定され支持される。
上げ落とし部31は、枠部材310と、枠部材310の下端部から突出可能なように枠部材310に対して上下動可能に設けた係止ピン311と、を備えている。上げ落とし部31は、枠部材310を介して、柱部30の下方部位に固定されている。上げ落とし部31の枠部材310は、柱部30に比較して短尺部材であり、上げ落とし部31の枠部材310の下端と柱部30の下端とを概ね一致させて、柱部30の下方部位の側部に固定される。図示の例では1本の係止ピン311を備えているが、係止ピンの数は2本以上であってもよい。
柱体30に設けられた上げ落とし部31は、柱体30が垂直姿勢と水平姿勢との間で回動することで、柱体30と一体で回動して垂直姿勢あるいは水平姿勢をとる。開口部全閉時には、垂直姿勢において係止ピン311を床面FLの受孔12に落とし込んで係止させ、垂直姿勢を保持してガイド溝8によってシャッターカーテン7を昇降案内するようになっている。開口部全開時には、柱体30を、上端の枢軸32を介して天井部Cに近接した水平姿勢まで回動させることで、開口部を開放する。
上げ落とし部31の構成の詳細を図3に示す。係止ピン311は、上げ落とし部31の枠部材310の下半部に位置して、上下方向(枠部材310に対して長さ方向)に移動可能に支持されている。係止ピン311には付勢手段としてのコイルスプリング312が外装されており、係止ピン311は、コイルスプリング312のバネ力によって、その先端側(下端側)が、枠部材310の下端から突出する方向に付勢されている。したがって、係止ピン311にコイルスプリング312のバネ力以外の力が作用していない状態では、係止ピン311は枠部材310の下端から突出している。
係止ピン311の基端側には一対の可動滑車313が設けてあり、係止ピン311と可動滑車313が一体で移動するようになっている。すなわち、可動滑車313は係止ピン311の長さ方向に移動可能であり、係止ピン311の上下動に伴って可動滑車313も上下動する。枠部材310の上端側には、一対の滑車314が設けてある。可動中柱3Aの垂直姿勢において、滑車11から下方に向かって傾斜状に延出する一対のワイヤ9は、滑車314に巻き掛けされて垂直方向に延出し、さらに、可動滑車313に巻き掛けされ、折り返すように垂直方向に延出し、その端部が枠部材310に対して固定されている。係止ピン311の基端側(上端側)には、さらに、ストッパー315が設けてある。下方に突出して受孔12に係止している係止ピン311の先端側が、係止ピン311の上動によって、受孔12から抜けるまで移動した時に、ストッパー315が枠部材310に設けた被当接部316に当接することで、それ以上の移動が規制される。ストッパー315と被当接部316とから係止ピン311の上動規制手段が構成されている。
上述のように構成された可動中柱3Aにおいて、垂直姿勢にある可動中柱3Aを収納したい時には、巻上装置10によってワイヤ9を巻き取ると、先ず、ワイヤ9が上方に引かれることで、可動滑車313がコイルスプリング312のバネ力に抗して上方に移動し、可動滑車313の上方への移動に伴って係止ピン311が上方に引き上げられ、係止ピン311の先端側が受孔12から脱して解放される。係止ピン311の先端側が受孔12から脱すると、ワイヤ9の引き上げによって上方に移動する係止ピン311の基端側のストッパー315が被当接部316に当接し、それ以上の係止ピン311の上動が規制される。ストッパー315が被当接部316に当接した状態でさらにワイヤ9が引かれると、ワイヤ9を引き上げる力が枠部材310(上げ落とし部31))に作用し、したがって、ワイヤ9の引き上げ力は柱部30の下端側を上方に引き上げるように作用し、可動中柱3Aが枢軸32を回動支点として上方に回動し始め、可動中柱3Aは水平姿勢となるまで回動して収納姿勢となる。
一方、収納姿勢にある可動中柱3Aを垂直姿勢とする時には、巻上装置10によってワイヤ9を送り出すと、ワイヤ9の送り出しに伴って、可動中柱3Aが自重によって枢軸32を回動支点として下方に回動し始め、可動中柱3Aは垂直姿勢となるまで回動する。図2において、符号13は、可動中柱3Aが垂直姿勢となるまで回動した時に、可動中柱3Aの下端部が当接するストッパーである。可動中柱3Aが垂直姿勢となると、ワイヤ9に対するテンションが小さくなり、さらに、ワイヤ9を少し送り出すことで、コイルスプリング312の付勢力がワイヤ9のテンションに打ち勝って、係止ピン311の先端側がコイルスプリング312の付勢力によって下方に突出して、床面FLの受孔12に係止する。係止ピン311の先端にはガイドローラ311aが設けてあり、受孔12に対する係止ピン311の係脱をより円滑に行えるようにしている。
図示の実施形態では、好ましい形態として、可動中柱3Aが、開口部に対して前後方向に回動するものを示した。しかしながら、可動中柱の回動方向は、開口部に対して前後方向に限定されるものではなく、可動中柱が収納姿勢まで回動して開口部を開放するものであれば、開口部に対して左右方向に回動するものであってもよい。
可動中柱3A、3Bの可動手段をガイドレール2A、2Bに採用することで可動ガイドレール2A、2Bを構成し得ることは当業者に容易に理解され得る。図4は、可動ガイドレール2A、2B、可動中柱3A、3Bを備えたシャッター装置の正面図である。図1乃至図3に示す実施形態と同一の部材には同一の参照番号が付してあり、同一の参照番号が付された部材の説明については上述の記載を援用することができる。
可動ガイドレール2A、2Bは、一方の側面(幅方向端面)にガイド溝8が形成されている柱体30と、柱体30に設けられた上げ落とし部31と、からなる。柱体30は上端部位において枢軸32に枢支されており、枢軸32を介して開口部に対して前後方向に回動自在となっている。可動ガイドレール2A、2Bは、図示しないワイヤの巻き取り・送り出しによって上端側の枢軸32を支点として回動することで、垂直姿勢と水平姿勢との間で回動自在となっており、いわゆる跳ね上げ式の可動ガイドレールである。上げ落とし部31の詳細な構成については、上述の記載を援用することができる。
可動ガイドレール2A、2Bの外側には、クレーンが走行する空間が形成されている。具体的には、可動ガイドレール2A、2Bの外側にはランウエイRが前後方向に延設されており、ランウエイR上を図示しないクレーンが走行するようになっている。クレーン使用時には中柱3A、3Bのみならずガイドレール2A、2Bを跳ね上げて開口部を全開状態として使用し、クレーン不使用時には、ガイドレール2A、2Bを垂直姿勢とする。可動ガイドレール2A、2Bの柱体30の上半部の外側(ガイド溝8が形成された側面と反対側の側面)には、クレーンの走行空間に対応して閉塞板14A,14Bがそれぞれ設けてあり、可動ガイドレール2A、2Bが垂直姿勢の時に可動ガイドレール2A、2Bの外側の空間を塞ぐようになっている。
さらに、ランウエイRとガイドレール2A、2Bの外側との間にも小開口が形成されており、開口部全閉時に部分的に開口があると、そこから雨風が入ってクレームが発生するおそれがある。そこで、ガイドレール2Aの外側には閉塞板14Aの下方に位置して閉塞パネル15を設けて、垂直姿勢にあるガイドレール2Aの閉塞パネル15が前記小開口を塞ぐようにしている。しかしながら、ガイドレール2Bにおいては、ランウエイRの横にクレーンへ電源を給電するトロリー線が前後方向に走っているが、ガイドレール2Aと同様に閉塞パネルを設けると、閉塞パネルが柱体30と一体で上下方向に回動するため、当該閉塞パネルの高さ分を避けるようにして2組のトロリー線T1,T2を離間させて配線する必要がある。ここで、クレーンのトロリーには2組の給電部があり、いずれか一方の給電部がいずれかのトロリー線T1,T2と接触していれば給電が行われるが、2組のトロリー線T1,T2の離間距離はできるだけ小さい方が安定して給電を行うことができる。そこで、ガイドレール2Bの外側に閉塞板14Bの下方に位置させて側部を回動支点として前後方向に開閉自在の小扉16を設ける。こうすることで、トロリー線T1,T2の離間距離は、小扉16の幅寸法分だけでよい。
小扉16が設けられたガイドレール2Bは、当該小扉16を前記小開口を塞ぐ方向に付勢して閉鎖状態とする閉鎖手段と、当該小扉16をガイドレール2Bの自動上げ落とし機構31の係止ピン311の上動に連動して、前記閉鎖手段に抗して開放方向に回動させる開放手段と、を備えている。図6に示すように、小扉16は縦長方形状の形状を有しており、丁番16Aを介してガイドレール2Bの柱体30の側面の見込み方向一端側に回動可能に設けてある。図5に示すように、ガイドレール2Bの側面と小扉16との間には、小扉16を閉鎖方向に付勢して閉鎖状態とする閉鎖手段としてのダンパー19が設けてある。ダンパー19の基端は柱体30の側面の見込み方向他端側に連結されており、ダンパー19の先端は小扉16に設けられたジョイント19Aに連結されている。ダンパー19によって小扉16の閉鎖状態が維持されている。尚、閉鎖手段はダンパー19には限定されず、例えば、丁番16Aをスプリング丁番から構成するものでもよい。前記開放手段は、ワイヤ18を備えており、ワイヤ18の一端は小扉16に連結されており、ワイヤ18を引っ張ることで、ダンパー19の力に抗して小扉16を開放方向に回動させるようになっている。
ワイヤ18はアウターケーブル17内を延出して、その他端側は可動滑車313の軸部313Aに連結されている。図7に示すように、ワイヤ18は可動滑車313の軸部313Aから下方に延出すると共に、アウターケーブル17のU字状部を介して折り返して上方に延出しており、可動滑車313の上動に連動してワイヤ18が引かれて小扉16が開放方向に回動するようになっている。
このように、可動ガイドレール2Bの小扉16は、可動ガイドレール2Bの自動上げ落とし部31の係止ピン311の上下動に連動して自動的に開閉してガイドレール2B外側の小開口を開閉することができる。小扉16は電気的に開閉するものではないので、モータや電気配線が不要であり、設計、施工が簡単である。開閉可能な小扉16で小開口を開閉するようにしたので、2組のトロリー線T1,T2の離間距離は、小扉16の幅寸法(高さ寸法に比べて十分に小さい)分で済む。
図8乃至11に、さらに他の実施形態を示す。ワイヤ9を用いて柱を跳ね上げる可動柱では、シャッター全閉時には、図2に示すように、可動中柱3Aから天井に向けて斜めにワイヤ9が張られた状態となり、シャッターを全閉状態でのクレーンの動作範囲を制限する原因となっていた。そこで、ワイヤ9の引き寄せ用ワイヤ20を設け、引き寄せ用ワイヤ20の一端を滑車20Aを介してワイヤ9に連結し、引き寄せ用ワイヤ20を可動中柱3Aの柱体30の上方に設けた滑車20Bを介して柱体30内に下方に向かって垂下させ、引き寄せ用ワイヤ20の下端にカウンターウェイト21を設けた。こうすることで、可動中柱3Aを垂直姿勢とした後にさらにワイヤ9を送り出して緩めると、柱体30内に収納したカウンターウェイト21の重さで、引き寄せ用ワイヤ20が引っ張られ、ワイヤ9が引き寄せられ、ワイヤ9をくの字(柱体30に沿って延出する部分9Aと、天井に沿って延出する部分9B)とする。こうすることで、クレーンの動作範囲を大きく確保することができる。
また、柱体30の内部には、カウンターウェイト21のガイドローラ21Aが案内される傾斜状のガイド部材22が設けてある。ガイド部材22は、柱体30の長さ方向に延出する長尺部材であり、可動中柱3Aが水平姿勢において、回動支点(枢軸32)から離間するにしたがって斜め下方に延出するように設けられている。こうすることで、可動中柱3Aが水平姿勢となっても、カウンターウェイト21が引き寄せ用ワイヤ20を引く状態となり、引き寄せ用ワイヤ20が緩むことがないようになっている。
本発明は、連装式のシャッター装置における可動柱に利用することが可能である。
可動中柱を備えたシャッター装置の正面図である。 可動中柱を備えたシャッター装置の側面図である。 可動中柱の上げ落し部の詳細図であり、係止ピンが突出した状態と、退避した状態とを示している。 可動ガイドレール、可動中柱を備えたシャッター装置の正面図である。 一方の可動ガイドレールに設けた小扉の構成を示す平面図である。 小扉の詳細図である。 係止ピンの上動を小扉の開放に連動させる機構を示す図である。 他の実施形態に係る可動中柱を備えたシャッター装置の側面図である。 カウンターウェイトを備えた可動中柱の平面図である。 カウンターウェイトの詳細図である。 カウンターウェイトを備えた可動中柱の垂直姿勢及び水平姿勢を示す図である。
符号の説明
2A,2B 可動ガイドレール
3A,3B 可動中柱
30 柱体
31 上げ落とし部
311 係止ピン
312 コイルスプリング
313 可動滑車
315 ストッパー
316 被当接部
9 ワイヤ
10 巻上装置
12 受孔
16 小扉
17 アウターケーブル
18 インナーワイヤ
19 ダンパ

Claims (2)

  1. ワイヤの巻き取り・送り出しによって上端部を支点として垂直姿勢と収納姿勢との間で、開口部に対して前後方向に回動可能なガイドレールと、ガイドレールの下端部から突出可能なようにガイドレールに対して上下動可能に設けた係止ピンと、垂直姿勢において突出した係止ピンの先端が係止する受孔と、を備えた可動柱装置において、
    前記ワイヤは、係止ピンを上動操作可能なようにガイドレールの下端側に連結されており、
    前記装置は、
    係止ピンを突出方向に付勢する手段と、
    ワイヤの巻き取りにより係止ピンが上動して受孔から脱した後に係止ピンのさらなる上動を規制する手段と、
    を有し、
    受孔に対する係止ピンの係脱を、ガイドレールの回動操作を行うワイヤの巻き取り・送り出しによって行うように構成されており
    前記ガイドレールには、一方の側面にガイド溝が形成されており、ガイド溝と反対側で当該ガイドレールの外側に位置する他方の側面に、当該ガイドレールの外側に形成された小開口を塞ぐ小扉が、当該小扉の側部を回動支点として開閉可能に設けてあり、
    前記ガイドレールは、前記小扉を当該小開口を塞ぐ方向に付勢して閉鎖状態とする閉鎖手段と、前記小扉を前記係止ピンの上動に連動して前記閉鎖手段に抗して開放方向に回動させる開放手段と、を備えており、前記ガイドレールが垂直姿勢にあって前記係止ピンが下方に突出している時には、前記小扉が前記小開口を塞いでおり、前記ガイドレールが垂直姿勢から収納姿勢へ回動する時に、前記小扉を前記係止ピンの上動に連動させてガイドレールの前記他方の側面に折り畳んだ状態とする、可動柱装置。
  2. 前記係止ピンの基端には上下方向に可動な滑車が設けてあり、前記ワイヤは、該可動滑車に巻き掛けされてガイドレールの下端側に固定されている、請求項1に記載の可動柱装置。
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