JP2709534B2 - 熱応動式スチ―ムトラップ - Google Patents
熱応動式スチ―ムトラップInfo
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Description
配管で発生する復水を自動的に排出するスチ―ムトラッ
プに関し、特に、蒸気と復水で加熱冷却されてその温度
に応じて膨脹収縮する媒体を含む温度制御機素を用い
て、所望温度以下の復水を系外へ排出する熱応動式スチ
―ムトラップに関する。
昭60−46318号公報を参照して説明する。これ
は、入口の連通する弁室内に、膨脹媒体を含む温度制御
機素を配置し、膨脹媒体の膨脹収縮作用によって、温度
制御機素に連結して弁室内に配置した弁部材を駆動し、
弁室と出口を連通する導出路を形成した弁座部材に離着
座せしめるようにしたものである。
脹媒体が膨脹して弁部材を弁座部材に着座せしめ、導出
路を閉止して蒸気の排出を防止し、低温の復水が流入し
てくると、膨脹媒体が収縮して弁部材を弁座部材から離
座せしめ、導入路を開けて系外に排出する。
御機素が破損して膨脹媒体が流出した場合、弁部材は入
口側の流体圧力で弁座部材に着座し、導出路を閉止す
る。このように温度制御機素の破損時に閉弁すると、復
水の排出ができないので、特に蒸気使用装置から復水を
排出する場合には、蒸気使用機器の運転効率が低下した
り、不良品が発生する問題が生じる。従って、破損時に
は開弁すべきである。逆に温度制御機素の破損時に開弁
できるようにすると、上記の不都合を解消できるが、蒸
気を漏洩することになるので、省エネルギ―の観点から
好ましくない。特に蒸気配管等で多数のトラップが取り
付けられている場合には、破損時には閉弁すべきであ
る。
機素の破損時に弁部材が閉弁すべきかあるいは開弁すべ
きかの要求に応じて、容易に変更できるようにすること
である。
る為に講じた本発明の技術的手段は、弁ケ―シングで入
口と弁室と出口を形成し、弁室と出口の間に弁座部材を
配置し、膨脹媒体を含む温度制御機素を弁座部材の弁室
側に連結して間に低圧室を形成し、弁室と低圧室を連通
する導入路および低圧室と出口を連通する導出路を弁座
部材に形成し、導入路と導出路を開閉する弁部材を温度
制御機素に連結して低圧室に配置し、低圧室を弁室およ
び出口に連通するバイパス通路を弁座部材に形成し、バ
イパス通路を開閉して低圧室を出口にあるいは低圧室を
弁室に連通せしめる切換部材を設けたものである。
入口から弁室に流入する流体の温度が高温の場合、膨脹
媒体は膨脹して弁手段を変位せしめ、導入路を閉止して
高温流体すなわち蒸気の流出を防止する。一方、低温流
体が流入してきた場合、膨脹媒体は収縮して弁手段を導
入路から離座せしめて低温流体を出口に排出する。
弁室を連通している場合、温度制御機素が破損して膨脹
媒体が流出しても、弁部材は入口側の流体圧力で弁座部
材に着座し、導入路と導出路を閉止する。一方、切換手
段によってバイパス通路が低圧室と出口を連通している
場合、温度制御機素が破損して膨脹媒体が流出しても、
弁部材を配置した低圧室はバイパス通路を介して出口に
連通し、弁部材には入口側の流体圧力が導入路から開弁
方向に作用するので、弁部材は導入路と導出路から離座
して開弁する。
明する(図1と図2参照)。上ケ―シング1と下ケ―シ
ング2をボルト3で締結して、内部に弁室4を有する弁
ケ―シングを形成する。両ケ―シング1,2の間の気密
を環状のガスケット5で保つ。上ケ―シング1に入口6
を、下ケ―シング2に出口7を形成する。
をねじ結合する。隔壁8と弁座部材9の間の気密を環状
のガスケット10で保つ。弁座部材9の上面に環状のス
ペ―サ11を取り付ける。弁座部材9とスペ―サ11は
それぞれ外周を溶接して固定している(参照番号12の
箇所)。スペ―サ11の上面にダイヤフラム13を間に
挟んで壁部材14を取り付ける。スペ―サ11とダイヤ
フラム13と壁部材14はそれぞれ外周を溶接して固定
している(参照番号15の箇所)。
に膨脹媒体16を入れて、鋼球17で密封している。膨
脹媒体16は水及び水より沸点の低い流体あるいはそれ
らの混合物で形成する。ダイヤフラム13と弁座部材9
の間に形成される低圧室18に円板状の弁部材19を配
置する。ダイヤフラム13の上面にのせた皿部材20と
ダイヤフラム13と弁部材19はそれぞれ中央を溶接し
て連結している。
出口7を連通する導出路21を開けている。また、その
周囲に環状溝22を開け、環状溝22から横方向に4つ
の通路23を開けて、弁室4と低圧室18とを連通する
導入路を形成している。
7および弁室4に連通するバイパス通路24を形成して
いる。バイパス通路24に鋼球で作った切換部材25を
圧入する。切換部材25が実線の位置にある場合は、低
圧室18と出口7が連通し、点線の位置にある場合は、
低圧室18と弁室4が連通する。弁部材19の下面の外
径は環状溝24の外径よりも大きく形成し、弁座部材9
に着座すると導入路22,23を閉止する。バイパス通
路24の低圧室18への開口は、弁部材19の外側に位
置して、弁部材19で閉止されることはない。
高い場合、膨脹媒体16は膨脹し、ダイヤフラム13を
介して弁部材19を下方に変位せしめ、弁部材19を弁
座部材9に着座せしめて、導入路22,23と導出路2
1を閉止し、高温流体すなわち蒸気の流出を防止する。
なると、膨脹媒体16は収縮し、弁部材19が弁座部材
9から離座して、導入路22,23と導出路21を開
け、低温流体すなわち低温の復水を出口7から系外に排
出する。
記のように本発明では、温度制御機素の破損時に弁部材
が開弁するかあるいは閉弁するかを選択できるので、蒸
気使用機器の運転効率が低下したり、不良品が発生せ
ず、あるいは蒸気漏れを起さないトラップを得ることが
できる。
弁座部材の断面図である。
プの断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 弁ケ―シングで入口と弁室と出口を形成
し、弁室と出口の間に弁座部材を配置し、膨脹媒体を含
む温度制御機素を弁座部材の弁室側に連結して間に低圧
室を形成し、弁室と低圧室を連通する導入路および低圧
室と出口を連通する導出路を弁座部材に形成し、導入路
と導出路を開閉する弁部材を温度制御機素に連結して低
圧室に配置し、低圧室を弁室および出口に連通するバイ
パス通路を弁座部材に形成し、バイパス通路を開閉して
低圧室を出口にあるいは低圧室を弁室に連通せしめる切
換部材を設けた熱応動式スチ―ムトラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4419191A JP2709534B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 熱応動式スチ―ムトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4419191A JP2709534B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 熱応動式スチ―ムトラップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04262196A JPH04262196A (ja) | 1992-09-17 |
JP2709534B2 true JP2709534B2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=12684681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4419191A Expired - Fee Related JP2709534B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 熱応動式スチ―ムトラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2709534B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011038609A (ja) * | 2009-08-12 | 2011-02-24 | Tlv Co Ltd | ディスク式スチームトラップ |
-
1991
- 1991-02-15 JP JP4419191A patent/JP2709534B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04262196A (ja) | 1992-09-17 |
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