JP2741307B2 - 熱応動式スチ―ムトラップ - Google Patents
熱応動式スチ―ムトラップInfo
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Description
配管で発生する復水を自動的に排出するスチ―ムトラッ
プに関し、特に、蒸気と復水で加熱冷却されてその温度
に応じて膨脹収縮する媒体を含む温度制御機素を用い
て、所望温度以下の復水を系外へ排出する熱応動式スチ
―ムトラップに関する。
昭60−46318号公報を参照して説明する。これ
は、弁ケ―シングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と
出口の間に導出路を形成した弁座部材を配置し、2枚の
壁部材と両壁部材の間に外周縁を固着したダイヤフラム
及び一方の壁部材とダイヤフラムの間に封入した膨脹媒
体とからなる温度制御機素を弁室内に配置し、膨脹媒体
の膨脹収縮によるダイヤフラムの変位によってダイヤフ
ラムの導出路側に固着した弁部材を駆動して導出路を開
閉するものである。
脹媒体が膨脹して弁部材を弁座部材に着座せしめ、導出
路を閉止して蒸気の排出を防止し、低温の復水が流入し
てくると、膨脹媒体が収縮して弁部材を弁座部材から離
座せしめ、導出路を開けて系外に排出する。
御機素が破損して膨脹媒体が流出した場合、弁部材は入
口側の流体圧力で弁座部材に着座し、導出路を閉止す
る。このように温度制御機素の破損時に閉弁すると、復
水を排出できないので、蒸気使用機器の運転効率が低下
したり、不良品が発生したり、また、ウォ―タ・ハンマ
が起こって機器や配管を破損する問題がある。
機素の破損時に弁部材が開弁できるようにすることであ
る。
るために講じた本発明の技術的手段は、弁ケ―シングで
入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口の間に導出路を
形成した弁座部材を配置し、2枚の壁部材と両壁部材の
間に外周縁を固着したダイヤフラム及び一方の壁部材と
ダイヤフラムの間に封入した膨脹媒体とからなる温度制
御機素を弁室内に配置し、膨脹媒体の膨脹収縮によるダ
イヤフラムの変位によってダイヤフラムの導出路側に配
置した弁部材を駆動して導出路を開閉する熱応動式スチ
―ムトラップにおいて、他方の壁部材の内周壁で弁部材
の外周を気密的に摺動自在に案内し、弁部材にダイヤフ
ラムの膨脹媒体と接しない面と導出路とを連通する通孔
を形成したものである。
入口から弁室に流入する流体の温度が高温の場合、膨脹
媒体は膨脹してダイヤフラムを介して弁部材を弁座部材
側に変位せしめる。これにより弁部材が導出路を閉止し
て高温流体すなわち蒸気の流出を防止する。一方、低温
流体が流入してきた場合、膨脹媒体は収縮し、弁部材が
流体圧力で弁座部材から離座せしめられる。これにより
導出路が開いて低温流体が出口に排出される。
封入した空間は弁部材に形成した通孔から導出路を通し
て出口に連通するので、弁部材は入口側の流体圧力で弁
座部材から離座せしめられ、導出路を開けて開弁する。
明する(図1ないし図3参照)。上ケ―シング1と下ケ
―シング2をボルト3で締結して、内部に弁室4を有す
る弁ケ―シングを形成する。両ケ―シング1,2の間の
気密を環状のガスケット5で保つ。上ケ―シング1に入
口6を、下ケ―シング2に出口7を形成する。
をねじ結合する。隔壁8と弁座部材9の間の気密を環状
のガスケット10で保つ。弁座部材9の中央に弁室4と
出口7を連通する導出路11を形成する。
びダイヤフラム14とからなる温度制御機素を配置す
る。温度制御機素は下壁部材13の下端を弁座部材9上
面の環状溝に固定して取り付ける。ダイヤフラム14は
上壁部材12と下壁部材13の間に挟まれ、それぞれの
外周縁が溶接(参照番号15の箇所)により固着され
る。上壁部材12とダイヤフラム14で形成される空間
には膨脹媒体16が注入され、溶接(参照番号17の箇
所)によって密封される。膨脹媒体16は水及び水より
沸点の低い流体あるいはそれらの混合物で形成される。
下壁部材12は下部に流体を通す複数の窓18を有す
る。
する弁部材19をダイヤフラム14の下方に配置する。
弁部材19は円板形状で、その外周に配置したシ―ルリ
ング20で下壁部材13の内周壁との間の気密を保ちな
がら、上下に摺動する。弁部材19はその中央に上下に
貫通した通孔21を有し、ダイヤフラム14下面と導出
路11を連通する。
高い場合、膨脹媒体16が膨脹し、ダイヤフラム14を
介して弁部材19を下方に変位せしめる。これにより弁
部材19が弁座部材9に着座して導出路11を閉止し、
高温流体すなわち蒸気の流出を防止する。流体温度が放
熱等により所定値よりも低くなると、膨脹媒体16は収
縮する。弁部材19が入口6側の流体圧力で弁座部材9
から離座せしめられ、導出路11を開けて、低温流体す
なわち低温の復水を出口7から系外に排出する。
記のように本発明では、温度制御機素の破損時に弁部材
が開弁できるので、蒸気使用機器の運転効率が低下した
り、不良品を作ったり、ウォ―タ・ハンマが発生するこ
とがない。また、出口側の圧力が入口側よりも高くなっ
た場合、出口側の流体が通孔を通してダイヤフラムと弁
部材の間に流入し、ダイヤフラムを上方に変位せしめる
と共に弁部材を下方に変位せしめるので、弁部材は閉弁
し逆流を防止できる。
断面図である。
である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 弁ケ―シングで入口と弁室と出口を形成
し、弁室と出口の間に導出路を形成した弁座部材を配置
し、2枚の壁部材と両壁部材の間に外周縁を固着したダ
イヤフラム及び一方の壁部材とダイヤフラムの間に封入
した膨脹媒体とからなる温度制御機素を弁室内に配置
し、膨脹媒体の膨脹収縮によるダイヤフラムの変位によ
ってダイヤフラムの導出路側に配置した弁部材を駆動し
て導出路を開閉するものにおいて、他方の壁部材の内周
壁で弁部材の外周を気密的に摺動自在に案内し、弁部材
にダイヤフラムの膨脹媒体と接しない面と導出路とを連
通する通孔を形成した熱応動式スチ―ムトラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14835092A JP2741307B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 熱応動式スチ―ムトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14835092A JP2741307B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 熱応動式スチ―ムトラップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05322096A JPH05322096A (ja) | 1993-12-07 |
JP2741307B2 true JP2741307B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=15450801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14835092A Expired - Fee Related JP2741307B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 熱応動式スチ―ムトラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2741307B2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP14835092A patent/JP2741307B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05322096A (ja) | 1993-12-07 |
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