JP2709159B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2709159B2
JP2709159B2 JP1266804A JP26680489A JP2709159B2 JP 2709159 B2 JP2709159 B2 JP 2709159B2 JP 1266804 A JP1266804 A JP 1266804A JP 26680489 A JP26680489 A JP 26680489A JP 2709159 B2 JP2709159 B2 JP 2709159B2
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M15/00Testing of engines
    • G01M15/04Testing internal-combustion engines
    • G01M15/10Testing internal-combustion engines by monitoring exhaust gases or combustion flame

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はエンジン内を観察する内視鏡装置に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題] 近年、ボイラ,タービン,エンジン,化学プラント等
の内部に細長の挿入部を挿入することによって観察した
り、検査したりすることのできる工業用内視鏡が広く使
用されている。
特にエンジン用の内視鏡ではピストンヘッドに焼けが
発生していないか、シリンダ内面壁に引掻き傷がない
か、吸、排気弁に異物が付着していないか、シリンダブ
ロックとシリンダヘッドの間のガスケットに変形がない
か、等の点検をエンジンの燃焼室の大掛かりな分解をせ
ずに行いたいという要望は以前よりあった。その一つの
方法として点火プラグを外し、その孔から内視鏡を燃焼
室内に挿入し、内部の観察を行っていた。しかし、検査
者が一人で内視鏡先端部を所望の位置に安定的に静止保
持しながら検査を行うということが難しかった。
尚、特開昭61−294341号公報では、排気弁または吸気
弁を有する内燃機関において、排気または吸気通路に開
閉可能な点検口を設けて、同点検口にファイバスコープ
等を利用した内視鏡を挿入し、弁棒、弁座のシート部の
状況を点検する吸、排気弁の点検方法が示されている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、内視
鏡先端部をエンジン燃焼室内で所望の位置に安定して静
止保持することのできる内視鏡装置を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段および作用] 本発明による内視鏡装置は、エンジン内に挿入可能で
あって硬性の先端部及びこの先端部に連設する軟性部か
らなる挿入部を有する内視鏡と、前記エンジンのスパー
クプラグ孔に挿通されて前記エンジン内に導入される前
記硬性の先端部外周を押圧すると共に前記硬性の先端部
を任意の挿入深さに静止して安定的に保持する弾性部材
と、この弾性部材を回動自在に保持する保持手段と、こ
の保持手段に設けられ前記エンジンのスパークプラグ孔
のねじ穴に螺入されるねじ部と、を備えたことを特徴と
し、また、前記内視鏡の硬性の先端部には挿入長を示す
指標を設けたこと、前記内視鏡は先端アダプター式であ
ること、および前記軟性部の外径は硬性の先端部外径よ
り細いことを特等とするものである。
そして、前記保持手段はエンジン内に挿入された内視
鏡の挿入部を、静止して安定的に保持する。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を具体的に説明
する。
第1図ないし第6図は本発明の第1実施例に係り、第
1図は内視鏡用保持装置の説明図、第2図は内視鏡装置
全体の説明図、第3図は内視鏡に装着されるアタッチメ
ントの説明図、第4図は固定ばねの説明図、第5図は電
子内視鏡装置の説明図、第6図は硬性内視鏡装置の説明
図である。
第2図において、エンジン4には保持装置7が装着さ
れており、この保持装置7によって内視鏡2の挿入部6
の先端部が保持されて燃焼室内に導入されている。内視
鏡2は光源装置3と共に内視鏡装置1が構成しており、
光源装置3から照明光を供給されるようになっている。
前記内視鏡2は前記挿入部6の後端部に太径の操作部
8が連設されており、この操作部8の後端部にエンジン
4の燃焼室9を肉眼観察する接眼部11が設けられてい
る。更に、操作部8の側部からは図示しないライトガイ
ドが挿通されたライトガイドケーブル12が延出してお
り、このライトガイドケーブル12の後端部に設けられた
コネクタ13が前記光源装置3に接続されて、光源装置3
の出力する照明光を燃焼室9内に伝達するようになって
いる。
なお、光源装置3は防爆仕様が望ましく電源は交流、
直流(電池あるいはカーバッテリ)のいずれでも良い。
前記挿入部6は先端側より先端部14と軟性部16が連設
されている。先端部14は硬性の金属等で形成された先端
部本体17を備えており、この先端部本体17の前部には視
野方向あるいは画角を変換できる先端アタッチメント20
が着脱自在に装着されている。
尚、先端部本体17はプラスチックで形成しても良い。
上記先端アタッチメント20は第3図(A)のように対
物レンズ系18と配光レンズ系19が外周壁に設けられた側
視型の先端アタッチメント20であり、先端部本体17の挿
入方向に対して直角方向の観察ができるようになってい
る。対物レンズ系18と配光レンズ系19とは配光のパララ
ックスをなくすために長手方向軸に対して同じ位置に設
けてある。尚、配光レンズ系19は前記光源装置3から出
力された照明光を燃焼室9内に照射するようになってい
る。先端部本体17には回動自在にローレットリング21が
設けられており、このローレットリング21を回動するこ
とによって先端アタッチメント20の図示しないねじ部と
ローレットリング21の図示しないねじ部とが螺合して先
端部本体17に先端アタッチメント20が固定されるように
なっている。
また、第3図(A)に示す側視型の先端アタッチメン
トの他に第3図(B)に示す直視型の先端アタッチメン
ト20aが同様の方法によって先端部本体17に取付けられ
るようになっている。この直視型の先端アタッチメント
20aは先端面に対物レンズ系18と配光レンズ系19とが設
けられており、先端部本体17の挿入方向の観察ができる
ようになっている。
尚、側視、直視の他に斜視型の先端アタッチメントを
装着するようにしても良い。
先端部本体17の後部外周面には挿入部6の長手方向で
あって、側視あるいは斜視の先端アタッチメント20のレ
ンズ系18,19の観察方向と一致する位置に観察方向指示
線22が軟性部16に至るようにして設けられている。更
に、この観察方向指示線22上には燃焼室9内に挿入され
た先端部本体17の挿入深さを測定できる挿入深さ目盛25
が設けられている。この観察方向指示線22と挿入深さ目
盛25によって検査者は燃焼室9内の観察方向および部位
を知ることができるようになっている。
前記対物レンズ系18の結像位置には図示しないイメー
ジガイドの入射端面が設けられており、このイメージガ
イドは挿入部6内を挿通されて前記接眼部11に観察像を
伝達するようになっている。このイメージガイドの長さ
は例えば70cmであり、イメージガイド本数は2万本、対
物レンズ系18の画角は80度である。
一方、エンジン4は第1図のようにシリンダブロック
23とシリンダヘッド24とピストン26等によって構成され
ており、シリンダヘッド24には吸気弁27と排気弁28とが
設けられている。シリンダヘッド24の上部であって、吸
気弁27と排気弁28との間には図示しないスパークプラグ
が螺入されるスパークプラグ孔としてのスパークプラグ
固定雌ねじ部29が設けられており、この雌ねじ部29に前
記保持装置7を構成する保持手段としての固定具本体10
が螺入されている。この固定具本体10は略筒状に形成さ
れており、前記雌ねじ部29と螺合する第2の固定手段と
しての雄ねじ部31が螺設された小径部32と、この小径部
32の上部であって燃焼室9外に大径部33が連設されてい
る。大径部33の上部には六角のナット部34が形成されて
おり、このナット部34の外形はスパークプラグのナット
部と同一形状となっており、スパークプラグを着脱する
プラグレンチが使用できるようになっている。
なお、保持装置7の最大外径はスパークプラグの着脱
を行うためのプラグレンチの外径を越えないのが望まし
い。この理由は車のエンジン回りあるいはプラグ回りに
はいろいろな部品が多数配置されているのが普通であ
り、内視鏡2をプラグ固定雌ねじ部29まで近付けること
は容易ではない。しかし、一般にプラグは他の部品を分
解することなくプラグレンチで取外し、取付けが可能な
ようにエンジンの設計がなされており、すなわちプラグ
レンチがプラグ固定雌ねじ部29まで近付ける為に充分な
空間は確保されていることになる。したがって、保持装
置7もプラグレンチの太さを越えなければ必ず着脱が行
えることになる。本実施例では保持装置7の最も外径の
大きな部位はナット部34であり、このナット部34の形状
は上記したようにスパークプラグの六角形と同じ形状と
している。したがって、普通のプラグレンチでプラグと
同じようにプラグ固定雌ねじ部29への着脱が容易に行え
る。尚、図示しないが前記六角のナット部34に磁石を用
いておく、又は磁石内蔵のプラグレンチを用いれば、プ
ラグレンチと保持装置7が一体となり着脱がいっそう容
易である。
固定具本体10内には第4図に示すような第1の固定手
段としての略筒状の固定ばね36が回動自在に挿入されて
おり、固定具本体10の上部内周面に螺入された環状の取
付けリング38によって外部に脱落しないようになってい
る。固定具本体10の内周壁には溝部41,41が環設されて
おり、固定ばね36と固定具本体10の内周面との接触面を
少なくして固定ばね36が固定具本体10内で回動する場合
に摩擦力ができるだけ少なくなるようになっている。
固定ばね36の周壁には第4図のように長手方向に2
列、周方向に3箇所の合計6個の板ばね部39,39,…が切
り欠れて形成されている。この板ばね部39は内径側に湾
曲して突出するようにして略円弧状に形成されており、
固定ばね36内を挿通される先端部本体17の外周壁を適当
な力で押圧するようになっている。この固定ばね36の先
端部本体17を押圧する力は先端部本体17から手を放した
場合に先端部本体17が下方に落下することなく、且つ、
手で長手方向に動かそうとした場合には困難なく動く大
きさとなっている。
先端部本体17を回動する場合、すなわち観察方向を変
える場合は操作部8を捩じると、これにつれて先端部本
体17と固定ばね36が固定具本体10に対して回動するよう
になっている。
尚、固定ばね36と接する先端部本体17は安定した移動
抵抗を示すように適当な硬さを有する例えばステンレス
スチールあるいはプラスチック等であっても良い。ま
た、固定ばね36と接触する先端部本体17の長さは燃焼室
9内を観察するために必要最小限の長さとして、先端部
本体17を燃焼室9内に挿入する際に、挿入しやすいもの
としている。
上記のように構成された保持装置7の作用を説明す
る。
自動車42のエンジン4に取付けられたスパークプラグ
を外し、スパークプラグ固定雌ねじ部29に固定具本体10
を螺入し、プラグレンチで固定する。燃焼室9内のどの
部位を観察するかによって先端アタッチメント20,20aを
選択して先端部本体17に固定する。その後に固定具本体
10内に先端部本体17を挿入する。挿入は先端部本体17の
挿入深さ目盛25を目視しながら最も適当な位置まで手で
押込むことにより行う。先端部本体17は挿入と共に固定
ばね36の板ばね部39を押圧し、付勢させて燃焼室9内に
挿入される。板ばね部39の付勢力は先端部本体17から手
を放した場合でも下方に落下することなく、且つ挿入引
き抜きが困難なく行えるものとなっている。
第1図の二点鎖線で示すような挿入深さと側視型の先
端アタッチメント20を選択した場合は吸気弁27あるいは
排気弁28の裏側および燃焼室9の上部内面が観察でき
る。検査者は接眼部11より燃焼室9内の観察を行う。燃
焼室9内壁の上部の周囲を観察したい場合は操作部8を
捩じるようにすると、先端部本体17は固定具本体10と固
定ばね36との接触した部位が摺動面となって、先端部本
体17が固定ばね36と共に回動し、周方向の観察を行うこ
とができる。この際、検査者は観察方向指示線22を目視
することによって観察している部位が燃焼室9内のどの
部位であるかを容易に知ることができる。
次に視野方向を側視のままで燃焼室9の下部の観察を
行う場合は先端部本体17を更に押し下げて挿入する。視
野方向を変える場合には先端部本体17を引抜いて先端ア
タッチメント20を交換して、再度固定具本体10に挿入す
る。
すなわち、ピストン26の上面を点検する場合は先端部
本体17を引抜いて直視型の先端アタッチメント20aを装
着して固定具本体10に挿入する。
一方、観察の倍率を変えたい場合も一度先端部本体17
を引き抜いて必要とする画角の側視または直視アタッチ
メントに交換する。
以上述べたように本実施例によれば先端部本体17を固
定ばね36によって保持している為にエンジン4の燃焼室
9内で所望の位置に安定して静止保持することができ
る。
また、本実施例によれば、もとから存在するスパーク
プラグ固定雌ねじ部29を利用して、エンジン4と保持装
置7とを固定することができるので、エンジンに特別な
加工を施す必要が無く、また、部品点数を増やすことな
く、スパークプラグが交換可能なエンジンであればよい
ので、殆どのガソリンエンジンに対して保持装置7を適
用することができる。
また、本実施例ではピストンヘッドは直視、吸気弁27
と排気弁28の裏側は側視、シリンダ内壁面は側視、とい
うように選択すれば最も良い角度で観察することができ
る。なお、第1図のようにシリンダの中心軸と雌ねじ部
29の中心軸が一致するセンタプラグタイプでないエンジ
ンの場合には斜視型の先端アタッチメントを使用するこ
とによって観察が可能である。
本実施例では直視及び側視観察が先端アタッチメント
20,20aを選択することによって行えるようになっている
がレンズ系を移動できるようにして連続的に直視、斜
視、側視が得られるものでも、また、後方斜視が行える
ものでも良い。更に、視野角度、明るさ(FNo)、被写
界深度は各視野方向により最も適切な値にそれぞれ定め
ても良い。
なお、現在ではプラグ固定ねじはM12とM14が混在して
いるが、このどちらのエンジンにでも使用できるように
雄ねじ部31のみ異なるM12用固定具とM14用固定具とを用
意し、1つの内視鏡に交換使用できるようにしても良
い。
また、M12用およびM14用の内視鏡を2つ用意してもよ
い。この場合、M14用の内視鏡2は挿入部の径を太くす
ることができ、したがって観察画像の画質および明るさ
の向上を計ることができる。更に、メートルねじ以外の
雄ねじ部を有する固定具を用意してもよい。
尚、本実施例ではイメージガイドを有する光学式内視
鏡について述べたが、第5図に示すような電子内視鏡を
用いても良い。
同図において、電子内視鏡61は上記内視鏡2と同様に
先端部本体17を備えた挿入部6と、この挿入部6に連設
された操作部8とを有する。操作部8からはユニバーサ
ルコード62が延出されており、このユニバーサルコード
62の先端部に設けられた光源コネクタ63が光源装置3に
接続されている。光源コネクタ63からは信号ケーブル64
が延出されており、この信号ケーブル64の先端部に設け
られた信号コネクタ66がビデオプロセッサ67に接続され
ている。ビデオプロセッサ67はモニタ68に接続されてい
る。
上記先端部本体17内には図示しない固体撮像素子が設
けられており、この固体撮像素子に対物レンズ系18から
得られた被写体像が結像するようになっている。固体撮
像素子は被写体像を光電変換して電気信号としてユニバ
ーサルコード62、信号ケーブル64を経てビデオプロセッ
サ67に出力するようになっている。ビデオプロセッサ67
は入力された電気信号に対して所定の信号処理を行いモ
ニタ68に映像信号を出力し、モニタ68は被写体像を表示
する。
このように電子内視鏡61で点検を行うと、点検箇所の
記録をビデオテープレコーダ等によって簡単に行うこと
ができる。
また、上記内視鏡2,61は軟性の挿入部6を有している
が、第6図に示すように硬性内視鏡を使用するようにし
ても良い。
同図において、硬性内視鏡71は先端部本体17が設けら
れた挿入部72を有しており、この挿入部72の後端部には
操作部73が連設されている。操作部73にはイメージガイ
ドパイプ74とライトガイドケーブル12が延出されてお
り、イメージガイドパイプ74の後端部にはアイピース76
が設けられている。ライトガイドケーブル12の後端部に
は光源装置3に接続されたコネクタ13が設けられてい
る。
上記イメージガイドパイプ74内には図示しないイメー
ジガイドまたはリレーレンズが挿通されており、対物レ
ンズ系18から得られた被写体像をアイピース76に伝達す
るようになっている。尚、挿入部72は操作部73に対して
回動自在に設けられており、回動することによって燃焼
室9内の観察方向を変えられるようになっている。
第7図は本発明第2実施例に係り、固定具の断面図で
ある。
本実施例では第1実施例の固定ばね36に代えて弾性部
材51を備え、取付けリング38を省略したものである。そ
の他の構成は第1実施例と同様であり、同じ符号を付し
て説明を省略する。
本実施例の固定具本体52は筒状に形成された例えばゴ
ム等によって形成された第1の固定手段としての弾性部
材51が内嵌固定されている。この弾性部材51の内径は先
端部本体17の外径より若干小さく先端部本体17挿入した
場合に拡径されると共に弾性部材51に付勢力を発生させ
るようになっている。この付勢力によって先端部本体17
を安定的に静止保持することができる。
本実施例では先端部本体17を回動する際、多少の抗力
を生じるが、構成は第1実施例に比べて簡単のものとな
っている。
第8図は本発明の第3実施例に係り、固定部材の断面
図である。
本実施例は第1実施例の固定ばね36に代えて固定部材
57を設けたもので、その他の構成は第1実施例と同様で
あり、同じ符号を付して説明を省略する。
本実施例の固定部材57は筒状に形成され、第1実施例
の固定具本体10内に回動自在に設けられている。この固
定部材57の内周面の上下2箇所には第1の固定手段とし
てのOリング59,59が装着されたOリング溝58,58が環設
されている。このOリング59,59の内径は先端部本体17
の外径より若干小さくなっており、先端部本体17を固定
部材57内に挿入した場合にOリング59,59が拡径される
と共に付勢されるようになっている。この付勢力によっ
て先端部本体17を安定的に静止保持することができる。
本実施例では固定具本体10内に回動自在に固定部材57
を設けているために先端部本体17を回動させることが容
易にできる。すなわち、観察方向の変更を容易に行うこ
とができる。
その他の作用および効果は第1実施例と同様である。
第9図ないし第15図は本発明の第4実施例に係り、第
9図は内視鏡用保持装置の説明図、第10図は蓋の設けら
れた保持装置の説明図、第11図は第10図のC部詳細図、
第12図は第10図のD−D′方向矢視図、第13図は蓋を開
いた状態の説明図、第14図は観察方向指示部材を有する
保持装置の説明図、第15図は第14図のE−E′方向矢視
図である。
本実施例はカム軸がシリンダヘッドに配置されたオー
バーヘッドカムシャフト方式のエンジンに使用される保
持装置である。
尚、第1実施例と同様の構成部材については同じ符号
を付けて説明を省略する。
オーバーヘッドカムシャフト方式のエンジンはシリン
ダヘッド24上部にカム軸を収納するスペースが設けられ
ており、したがって、スパークプラグ固定雌ねじ部29は
スパークプラグ挿入孔78の奥に位置するようになってい
る。この場合、第1実施例のように固定具本体10の周囲
にナット部34を設けると、挿入孔78に当たり、挿入する
ことができない。よって本実施例では固定具本体79の周
囲にはナット部34を形成せずに、代りに挿入孔78より外
部に露呈する固定具本体79の上部にねじ83,83でキャッ
プ82を固定し、このキャップ82にナット部81を形成して
いる。
また、固定具本体79は深い挿入孔78に挿入できるよう
に第1実施例の固定具本体10に比べて長く形成されてい
る。
尚、スパークプラグ挿入孔78はスパークプラグ固定雌
ねじ部29と共にスパークプラグ孔を構成している。
その他の構成、作用は第1実施例と同様である。本実
施例では固定具本体79の外周にナット部34を設けず、固
定具本体79の長さを長く形成しているために深いスパー
クプラグ挿入孔78を有するオーバーヘッドカムシャフト
方式のエンジンに対しても使用することができる。
その他の効果は第1実施例と同様である。
また、第10図ないし第13図のようにごみ等がエンジン
4内に入り込むことを防止しても良い。
第10図において、キャップ82の上面には先端部本体17
を挿通する挿通路を閉塞する蓋97が設けられている。蓋
97の周縁部に設けられた突出部98にはキャップ82に設け
られた回動支点としてのピン99が貫通するようになって
いる。また、この突起部98に対向する蓋97の周縁部は爪
部101が形成されてキャップ82に設けられたピン102に係
止されるようになっている。また、蓋97の爪部101の近
傍には取手103が設けられている。
上記回動支点としてのピン99には一方の端部がキャッ
プ82に、他方の端部が蓋97に各々固定されたコイルばね
104が巻かれている。このコイルばね104はピン102と爪
部101とが常に係止されるように付勢されている。
先端部本体17を挿入する場合は、取手103持ち、蓋97
をコイルばね104の付勢力に抗して、ピン99を支点とし
て反時計回りに回動する。これによって先端部本体17は
固定具本体86内に挿入される。
挿入した後は、取手103を放し、観察を行う。観察が
終了した場合には先端構成部本体17を固定具本体86から
引き抜く。すると、蓋97はコイルばね104の付勢力によ
ってピン99を支点として第13図のように反時計回りに回
動し、爪部101がピン102によって係止される。
蓋97は先端部本体17が挿通されている場合には固定具
本体86と先端部本体17との隙間を塞ぐことをできない
が、先端部本体17を引き抜いた場合には挿通路を塞ぐこ
とができ、ごみ等のエンジン4内への侵入を防ぐことが
できる。
第14図は第9図に示された先端部本体17の長手方向に
設けられた観察方向指示線22にかえて、観察方向指示部
材106を設けたものである。
上記観察方向指示部材106は細長の板状であり、先端
部本体17とキャップ82との隙間を長手方向に挿通され、
一方の端部が固定ばね36の上部に固定されて、他方の端
部が外部に露出するようになっている。露出した観察方
向指示部材106の端部は外径方向に折曲げられて、観察
方向指示針107を形成している。
先端部本体17を固定具本体86に挿入する場合は、対物
レンズ系18の観察方向と観察方向指示針107とを一致さ
せて行う。固定ばね36は板ばね部39,39,…によって先端
部本体17と一体になって回動するため先端部本体17が回
動するとこれに連れて、指示針107が回動し、したがっ
て、指示針107がエンジン4内の観察方向を指示するこ
ととなる。
尚、上記各実施例では光源装置3を設け、この光源装
置3よりの照明光によって燃焼室内を観察するようにし
ているが、内視鏡挿入部に先端ランプを設けて、この先
端ランプから出射される照明光で観察するようにしても
良い。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば内視鏡先端部をエ
ンジン燃焼室内で所望の位置に安定して静止保持するこ
とができる。
また、その保持方法として、エンジン自体にすでに設
けられているスパークプラグ固定用のねじ部を利用し
て、弾性部材を介して上記先端部を保持する保持手段を
適用した保持方法を採用しているので、エンジンに特別
な加工を施す必要が無く、スパークプラグ交換可能なエ
ンジンであれば、そのまま対応することができる。ま
た、スパークプラグ固定部分から上記先端部が挿入され
ることからエンジン内部の検査すべき部位を観察するの
に都合が良い。さらに、スパークプラグ交換する程度の
簡単な作業で上記先端部の取り付けが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は内視鏡用保持装置の説明図、第2図は内視鏡装置全
体の説明図、第3図は内視鏡に装着されるアタッチメン
トの説明図、第4図は固定ばねの説明図、第5図は電子
内視鏡装置の説明図、第6図は硬性内視鏡装置の説明
図、第7図は本発明の第2実施例に係り、固定具の断面
図、第8図は本発明の第3実施例に係り、固定部材の断
面図、第9図ないし第15図は本発明の第4実施例に係
り、第9図は内視鏡用保持装置の説明図、第10図は蓋の
設けられた保持装置の説明図、第11図は第10図のC部詳
細図、第12図は第10図のD−D′方向矢視図、第13図は
蓋を開いた状態の説明図、第14図は観察方向指示部材を
有する保持装置の説明図、第15図は第14図のE−E′方
向矢視図である。 1……内視鏡装置、2……内視鏡 4……エンジン、6……挿入部 7……固定具、10……固定具本体 17……先端部本体 29……スパークプラグ固定雌ねじ部 31……雄ねじ部、36……固定ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 勉 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 布施 栄一 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 林 正明 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−7919(JP,A) 特開 昭62−272221(JP,A) 特開 昭63−193121(JP,A) 実開 昭63−49513(JP,U) 実開 昭58−165600(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン内に挿入可能であって、硬性の先
    端部及びこの先端部に連設する軟性部からなる挿入部を
    有する内視鏡と、 前記エンジンのスパークプラグ孔に挿通されて前記エン
    ジン内に導入される前記硬性の先端部外周を押圧すると
    共に、前記硬性の先端部を任意の挿入深さに静止して安
    定的に保持する弾性部材と、 この弾性部材を回動自在に保持する保持手段と、 この保持手段に設けられ、前記エンジンのスパークプラ
    グ孔のねじ穴に螺入されるねじ部と、 を有することを特徴とする内視鏡装置。
  2. 【請求項2】前記内視鏡の硬性の先端部には、挿入長を
    示す指標を設けたことを特徴とする請求項1に記載の内
    視鏡装置。
  3. 【請求項3】前記内視鏡は、先端アダプター式であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  4. 【請求項4】前記軟性部の外径は、硬性の先端部外径よ
    り細いことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
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