JP2800322B2 - 内視鏡用保持装置 - Google Patents

内視鏡用保持装置

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JP2800322B2 JP29158589A JP29158589A JP2800322B2 JP 2800322 B2 JP2800322 B2 JP 2800322B2 JP 29158589 A JP29158589 A JP 29158589A JP 29158589 A JP29158589 A JP 29158589A JP 2800322 B2 JP2800322 B2 JP 2800322B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はエンジン内を観察する内視鏡を保持する内視
鏡用保持装置に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] 本出願人によって提案された特願平1−47868号明細
書の内視鏡用保持装置を第20図および第21図で説明す
る。
第21図において内視鏡用保持装置1は固定具本体2の
内部に保持部材3が回動自在に挿入されている。保持部
材3は第20図に示すように板ばね8が長手方向に切欠か
れて内径方向に湾曲して形成されている。内視鏡用保持
装置1はエンジン4のスパークプラグ孔5に取り付けら
れて内視鏡6を導入し、内視鏡6はエンジン燃焼室7内
を観察する。内視鏡6は保持部材3の板ばね8に静止保
持され、エンジン4の内部を安定して観察することがで
きる。
ところが上記従来例では内視鏡用保持装置1に内視鏡
6を繰り返し挿脱させると、保持部材3の板ばね8が根
元から折れてしまう危険性があった。また、繰り返しの
使用でなくても作業者が乱暴な扱いをした場合、例えば
内視鏡6を勢いよく抜き差しした場合とか、挿入部に異
物が付着していたり傷が付いていた場合も板ばね8の破
損が発生する。
破損した板ばね8は内視鏡6を内視鏡用保持装置1か
ら抜去した場圧や、内視鏡6を保持装置1に挿通した状
態であっても内視鏡挿入部と内視鏡用保持装置1の本体
内周壁との隙間を通ってエンジン燃焼室7内に脱落して
しまう。このように板ばね8のような異物がエンジン燃
焼室7内に入ってしまうとエンジン4を分解して取り出
すことになり大変時間と手間が掛かる。また、異物の混
入に気付かずにエンジン4を始動させると修復不可能な
故障を起こす虞れがある。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、挿
入部を保持する保持部材が欠損した場合でも、破片がエ
ンジン燃焼室内に脱落することのない内視鏡用保持装置
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために本発明の内視鏡用保持装
置では、エンジンに接続されて内視鏡挿入部をエンジン
燃焼室内に導入して挿入部を静止して保持するものにお
いて、エンジンによって保持される本体と、周壁に複数
の孔を設けて本体内に挿入されたパイプ部材と、パイプ
部材の孔より外周側から内径方向に突出して、挿入部を
押圧する複数の凸部を有する保持部材とを備えたもので
ある。
[作用] 上記のように構成された内視鏡用保持装置の本体内に
はパイプ部材が配設されている。パイプ部材の周壁には
複数の孔が設けられており、孔からは保持部材の凸部が
内径方向に突出している。パイプ部材内には内視鏡挿入
部が挿通されており、挿入部の周壁を保持部材の凸部が
押圧している。パイプ部材は保持部材と内視鏡挿入部と
の隙間に設けられているために保持部材の凸部が破損し
た場合でも破片がエンジン燃焼室内に脱落することを防
止する。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第1図ないし第4図は本発明の第1実施例に係り、第
1図は内視鏡用保持装置の断面図、第2図は内視鏡装置
の全体説明図、第3図はパイプ部材の斜視図、第4図は
保持部材の斜視図である。
第2図においてエンジン14には保持装置17が装着され
ており、この保持装置17によって内視鏡12の挿入部16の
先端部が保持されて燃焼室内に導入されている。内視鏡
12は光源装置13と共に内視鏡装置11を構成しており、光
源装置13から照明光を供給されるようになっている。
前記内視鏡12は前記挿入部16の後端部に太径の操作部
18が連設されており、この操作部18の後端部にエンジン
14の燃焼室19を二眼観察する接眼部21が設けられてい
る。更に、操作部18の側部からは図示しないライトガイ
ドが挿通されたライトガイドケーブル22が延出してお
り、このライトガイドケーブル22の後端部に設けられた
コネクタ23が前記光源装置13に接続されて、光源装置13
の出力する照明光を燃焼室19内に伝達するようになって
いる。
なお、光源装置13は防爆仕様が望ましく電源は交流、
直流(電池あるいはカーバッテリ)のいずれでも良い。
前記挿入部16は先端側より先端部24と軟性部26が連設
されている。先端部24は硬性の金属等で形成された先端
部本体27を備えており、この先端部本体27の前部には視
野方向を変換できる先端アダプタ30が着脱自在に装着さ
れている。
尚、先端部本体27はその他の金属あるいはプラスチッ
クで形成しても良い。
上記先端アダプタ30は第1図のように対物レンズ系28
と配光レンズ系29が外周壁に設けられた側視型の先端ア
ダプタ30であり、先端部本体27の挿入方向に対して直角
方向の観察ができるようになっている。尚、配光レンズ
系29は前記光源装置13から出力された照明光を燃焼室19
内に照射するようになっている。先端部本体27には回動
自在にローレットリング31が設けられており、このロー
レットリング31を回動することによって先端アダプタ30
の図示しないねじ部とローレットリング31の図示しない
ねじ部とが螺合して先端部本体27に先端アダプタ30が固
定されるようになっている。
尚、側視の他に直視、斜視型の先端アダプタを装着す
るようにしても良い。
先端部本体27の外周面には挿入部16の長手方向であっ
て、アダプタ30のレンズ系28,29の観察方向と一致する
位置に観察方向指示線32が軟性部26に至るようにして設
けられている。更に、この観察方向指示線32上には燃焼
室19内に挿入された先端部本体27の挿入深さを測定でき
る挿入深さ目盛35が設けられている。この観察方向指示
線32と挿入深さ目盛35によって検査者は燃焼室19内の観
察方向および部位を知ることができるようになってい
る。
前記対物レンズ系28の結像位置には図示しないイメー
ジガイドの入射端面が設けられており、このイメージガ
イドは挿入部16内を挿通されて前記接眼部21に観察像を
伝達するようになっている。このイメージガイドの長さ
は例えば70cmであり、イメージガイド本数は2万本、対
物レンズ系28の画角は80度である。
一方、エンジン14は第1図のようにシリンダブロック
33とシリンダヘッド34とピストン36等によって構成され
ており、シリンダヘッド34には吸気弁37と排気弁38とが
設けられている。シリンダヘッド34の上部であって、吸
気弁37と排気弁38との間には図示しないスパークプラグ
が挿通されるスパークプラグ孔40が設けられ、このスパ
ークプラグ孔40の下部にスパークプラグ固定雌ねじ部39
が螺設されている。この雌ねじ部39には前記保持装置17
を構成する固定具本体20が螺入されている。この固定具
本体20は略筒状に形成されており、前記雌ねじ部39と螺
合する雄ねじ部41が螺設された小径部42と、この小径部
42の上部であって燃焼室19外に大径部43が連設されてい
る。大径部43の上部には六角に形成されたナット部44を
有するキャップ46がねじ47、47によって固定されてい
る。ナット部44の外形はスパークプラグのナット部と同
一形状となっており、スパークプラグを着脱するプラグ
レンチが使用できるようになっている。
なお、保持装置17の最大外径はスパークプラグの着脱
を行うためのプラグレンチの外径を越えないのが望まし
い。この理由は車のエンジン回りあるいはスパークプラ
グ回りにはいろいろな部品が多数配置されているのが普
通であり、内視鏡12をスパークプラグ固定雌ねじ部39ま
で近付けることは容易ではない。しかし、一般にスパー
クプラグは他の部品を分解することなくプラグレンチで
取外し、取付けが可能なようにエンジンの設計がなされ
ており、すなわちプラグレンチをプラグ固定雌ねじ部39
まで近付ける為に充分な空間は確保されていることにな
る。したがって、保持装置17もプラグレンチの太さを越
えなければ必ず着脱が行えることになる。本実施例では
保持装置17の最も外径の大きな部位はナット部44であ
り、このナット部44の形状は上記したようにスパークプ
ラグの六角形と同じ形状としている。したがって、普通
のスパークプラグレンチでプラグと同じようにスパーク
プラグ固定雌ねじ部39への着脱が容易に行える。
固定具本体20の内部には第3図に示す筒状のパイプ部
材48が上部をキャップ46の内周面で、下部を固定具本体
20の内周面で回動自在に支持されている。パイプ部材48
の内径は先端部本体27の外径より若干大きくなってお
り、周壁には上下2段に複数の孔49、49、…が設けられ
ている。
また、上記パイプ部材48の周囲には第4図に示す保持
部材51が設けられている。この保持部材51は筒状に形成
されており、内径は前記パイプ部材48の外形より若干大
きく、周壁には前記パイプ部材48の孔49、49、…に対応
する位置に凸部としての板ばね部52、52、…が切欠かれ
て形成されている。この板ばね部52は内径側に湾曲して
突出するようにして略円弧状に形成されており、パイプ
部材48内を挿通される先端部本体27の外周壁を適当な力
で押圧するようになっている。この板ばね部52、52、…
の先端部本体27を押圧する力は先端部本体27から手を放
した場合に先端部本体27が下方に落下することなく、且
つ、手で長手方向に動かそうとした場合には困難なく動
く大きさとなっている。
先端部本体27を回動する場合、すなわち観察方向を変
える場合は操作部18を捩じると、これにつれて先端部本
体27と保持部材51及びパイプ部材48が固定具本体20に対
して回動するようになっている。
尚、保持部材51と接する先端部本体27は安定した移動
抵抗を示すように適当な硬さを有する例えばステンレス
スチールあるいはプラスチック等であっても良い。ま
た、保持部材51と接触する先端部本体27の長さは燃焼室
19内を観察するために必要最小限の長さとして、先端部
本体27を燃焼室19内に挿入する際に、挿入しやすいもの
としている。
上記のように構成された保持装置17の作用を説明す
る。
自動車53のエンジン14に取付けられたスパークプラグ
を外し、スパークプラグ固定雌ねじ部39に固定具本体20
を螺入し、プラグレンチで固定する。、燃焼室19内のど
の部位を観察するかによって先端アダプタ30を先端部本
体27に固定する。その後に固定具本体20内に先端部本体
27を挿入する。挿入は先端部本体27の挿入深さ目盛35を
目視しながら最も適当な位置まで手で押込むことにより
行う。先端部本体27は挿入と共に保持部材51の板ばね部
52、52、…を押圧し、付勢させて燃焼室19内に挿入され
る。板ばね部52、52、…の付勢力は先端部本体27から手
を放した場合でも下方に落下することなく、且つ挿入引
き抜きが困難なく行えるものとなっている。
第1図の二点鎖線で示すような挿入深さと側視型の先
端アダプタ30を選択した場圧は吸気弁37あるいは排気弁
38の裏側および燃焼室19の上部内面が観察できる。検査
者は接眼部21より燃焼室19内の観察を行う。燃焼室19内
壁の上部の周囲を観察したい場合は操作部18を捩じるよ
うにすると、先端部本体27は固定具本体20とパイプ部材
48との接触した部位が摺動面となって、先端部本体27が
保持部材51及びパイプ部材48と共に回動し、周方向の観
察を行うことができる。この際、検査者は観察方向支持
線32を目視することによって観察している部位が燃焼室
19内のどの部位であるかを容易に知ることができる。
次に視野方向を側視のままで燃焼室19の下部の観察を
行う場合は先端部本体27を更に押し下げて挿入する。視
野方向を変える場合には先端部本体27を引抜いて先端ア
ダプタ30を交換して、再度固定具本体20に挿入する。
また、ピストン36の上面を点検する場合は先端部本体
27を引抜いて図示しない直視型の先端アダプタを装着し
て固定具本体20に挿入する。
上記のような操作を繰り返して行うと板ばね部52、5
2、…の折り曲げ部が金属疲労で破損する。また、金属
疲労の他に内視鏡12の操作を作業者が乱暴に行った場合
には板ばね部52、52、…に加わる衝撃等によって折り曲
げ部が破損することがある。このように板ばね部52、5
2、…が破損した場合、破片は孔49を通過してパイプ部
材48の内側に落ちることなく、パイプ部材48と保持部材
51との間に形成される空間に内視鏡12の操作中または抜
去後、落下する。パイプ部材48の上部外周はキャップ46
の内周と、下部外周は固体具本体20の内周と摺動するよ
うに支持されているので破片が空間に落下した後、パイ
プ部材48と保持部材51との間の空間から出てエンジン燃
焼室19内に破片が脱落する恐れがない。
以上述べたように本実施例によれば板ばね部52が破損
した場合でも破片がエンジン燃焼室19内に落下すること
を防止できる。
なお、本実施例ではピストンヘッドは直視、吸気弁37
と排気弁38の裏側は側視、シリンダ内壁面は側視、とい
うように選択すれば最も良い角度で観察することができ
る。なお、第1図のようにシリンダの中心軸と雌ねじ部
39の中心軸が一致するセンタプラグタイプでないエンジ
ンの場合には斜視型の先端パダプタを使用することによ
って観察が可能である。
本実施例では直視及び側視観察が先端アダプタ20を選
択することによって行えるようになっているがレンズ系
を移動できるようにして連続的に直視、斜視、側視が得
られるものでも、また、後方斜視が行えるものでも良
い。更に、視野角度、明るさ(FNo)、被写界深度は各
視野方向により最も適切な値にそれぞれ定めても良い。
なお、現在ではプラグ固定ねじはM12とM14が混在して
いるが、このどちらのエンジンにでも使用できるように
雄ねじ部31のみ異なるM12用固定具とM14用固定具とを用
意し、1つの内視鏡に交換使用できるようにしても良
い。
また、M12用およびM14用の内視鏡を2つ用意してもよ
い。この場合、M14用の内視鏡は挿入部の径を太くする
ことができ、したがって観察画像の画質および明るさの
向上を計ることができる。更に、メートルねじ以外の雄
ねじ部を有する固定具を用意してもよい。
第5図ないし第10図は本発明の第2実施例に係り、第
5図は内視鏡用保持装置の断面図、第6図は保持部材の
斜視図、第7図は第6図のA−A′方向矢視図、第8図
はパイプ部材の斜視図、第9図は保持部材とパイプ部材
の組立図、第10図は第9図のB−B′方向矢視図であ
る。
本実施例の保持部材及びパイプ部材は第6図ないし第
10図に示すように構成されている。
第8図において筒状のパイプ部材56が上部をキャップ
46の内周面で、下部を固定具本体20の内周面で回動自在
に支持されている。パイプ部材56の内径は先端部本体27
の外径より若干大きく、周壁には上下2段に複数の孔5
7、57、…が設けられている。パイプ部材56の周囲には
第6図に示す保持部材58が設けられている。保持部材58
は筒状で前記パイプ部材56の外径より若干大きい内径を
有しており、長手方向にスリット60が設けられている。
保持部材58の周壁には前記パイプ部材56の孔57、57、…
に対応する位置に内径方向に突出する複数の凸部59、5
9、…が設けられている。保持部材58は先端部本体27の
挿入されていない状態では第9図のように付勢された状
態でパイプ部材48の外周壁を押付けており、第10図で示
す複数の凸部59、59、…の内接円は先端部本体27の外径
より小さくなっている。
本実施例では固定具本体20に先端部本体27を挿入する
と、先端部本体27の外周壁がパイプ部材56の孔57、57、
…から突出した凸部59、59、…と当接して、これを外径
方向に押し広げる。この押し広げる力の反力が保持部材
58を先端部本体27に保持する保持力となる。保持部材58
は凸部59、59、…が孔57、57、…に嵌り込んでいるため
にパイプ部材56で保持され、パイプ部材56はキャップ46
と固定具本体20の内周壁で保持されている。観察方向を
変える場合は、先端部本体27をねじると先端部本体27は
パイプ部材56と保持部材58と共に固定具本体20に対して
回動する。
上記のように操作を繰り返して金属疲労等によって保
持部材58が破損した場合は、破片はパイプ部材56と固定
具本体20との間に形成される空間に落ち込み、エンジン
燃焼室19内に落下することはない。
その他の構成及び作用は第1実施例と同様である。
本実施例は第1実施例と同様の効果を有する。
第11図ないし第13図は本発明の第3実施例に係り、第
11図は内視鏡用保持装置の主要部を示す断面図、第12図
は弾性リングの斜視図、第13図は押圧受材の斜視図であ
る。
本実施利では第2実施例で示したパイプ部材56が固定
具本体20内に設けられている。パイプ部材56の外周壁に
周回状に設けられた孔57、57、…には押圧部材62、62、
…が設けられている。この押圧部材62は第13図に示すよ
うに略円弧状に形成されており、外周側に溝部63が、内
周側には内径方向に突出する凸部64が形成されている。
押圧部材62、62、…は凸部64、64、…が孔57、57、…に
挿入されるようにしてパイプ部材56の周壁に周回状に配
設されている。
複数の押圧部材62、62、…の溝部63、63、…には第12
図で示す一部を切欠かれた弾性材料で形成された弾性リ
ング66が外嵌して押圧部材62、62、…を内径方向へ付勢
するようにして押圧部材62、62、…をパイプ部材56に固
定するようになっている。付勢された状態では凸部64、
64、…の内接円は先端部本体27の外径より小さくなって
いる。
なお、本実施例では押圧部材62、62、…と弾性リング
66は保持部材を構成している。
本実施例では先端部本体27が固定具本体20内に挿入さ
れると先端部本体27の外周壁が押圧部材62、62、…の凸
部64、64、…と当接し、次に凸部64、64、…を弾性リン
グ66の付勢力に抗して外径方向に押し広げながらエンジ
ン燃焼室19内に導入される。この押し広げる力の反力が
先端部本体27を保持する保持力となる。押圧部材62、6
2、…は凸部64、64、…が孔57、57、…に嵌り込んでい
るためにパイプ部材56で保持され、パイプ部材56はキャ
ップ46と固定具本体20の内周壁で保持されている。観察
方向を変える場合は、先端部本体27をねじると先端部本
体27はパイプ部材56と押圧部材62、62、…と共に固定具
本体20に対して回動する。
上記のように操作を繰り返し弾性リング66が金属疲労
等によって破損した場合は、破片はパイプ部材56と固定
具本体20との間に形成された空間に脱落し、エンジン燃
焼室19内に脱落するようなことがない。
その他の構成及び作用は第1実施例と同様である。
本実施例は第1実施例と同様の効果を有する。
なお、弾性リング66は例えば輪ゴム等の環状の弾性部
材でもよい。
第14図ないし第16図は本発明の第4実施例に係り、第
14図は内視鏡用保持装置の主要部の断面図、第15図はパ
イプ部材の斜視図、第16図は保持部材の平面図である。
本実施例のパイプ部材71は第15図で示すように筒状で
外周壁には上下2段に複数の孔72、72、…が設けられて
いる。孔72、72、…には第16図に示す保持部材73が取付
けられるようになっている。保持部材73は弾性を有する
材料で略円弧状に形成され、内周面には内径方向に突出
する凸部74、74、…が設けられている。この凸部74、7
4、…は前記パイプ部材71の孔72、72、…に嵌り込むよ
うになっており、凸部74、74、…が孔72、72、…に嵌り
込むことで保持部材73がパイプ部材71に固定されるよう
になっている。パイプ部材71に固定された状態での保持
部材73の凸部74、74、…の内接円は先端部本体27の外径
より小さくなっている。
本実施例では保持部材73が破損した場合には破片はパ
イプ部材71と固定具本体20との間に形成された空間に脱
落し、エンジン燃焼室19に脱落することがない。
その他の構成、作用及び効果は第1実施例と同様であ
る。
第17図ないし第19図は本発明の第5実施例に係り、第
17図は内視鏡用保持装置の主要部の断面図、第18図は保
持部材の平面図、第19図はパイプ部材の斜視図である。
本実施例のパイプ部材76は第19図に示すように筒状に
形成されており、外周壁には上下2段に複数の孔77、7
7、…が設けられている。また、保持部材78は第18図に
示すように弾性を有する材料でリング状に形成されてお
り、内周側には内径方向に突出する複数の凸部79、79、
…が設けられている。保持部材78はパイプ部材76に外嵌
され、凸部79、79、…は孔77、77、…に嵌り込み内径方
向に突出するようになっている。保持部材78の凸部79、
79、…の内接円はパイプ部材76に取付けられた状態では
先端部本体27の外径より小さくなっている。
本実施例では先端部本体27を固定具本体20に挿入する
と先端部本体27の外周壁が保持部材78の凸部79、79、…
に当接して、保持部材78を外径方向に押し広げる。この
押し広げる力の反力が先端部本体27を保持する力とな
る。
上記のように構成された内視鏡用保持装置では、繰り
返し使用されることによって保持部材78が破断してパイ
プ部材76から保持部材78が外れた場合でも保持部材78ま
たはその破片は固定具本体20とパイプ部材76との間に空
間に落ち、エンジン燃焼室19内に落ち込むことはない。
その他の構成、作用及び効果は第1実施例と同様であ
る。
上記の実施例では光学式内視鏡を用いていたがこれに
限定されず、固体撮像素子を有する電子内視鏡に本発明
を適用するようにしても良い。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、挿入部を保持す
る保持部材が欠損した場合でも、破片がエンジン燃焼室
内に脱落するをことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は内視鏡用保持装置の断面図、第2図は内視鏡装置の
全体説明図、第3図はパイプ部材の斜視図、第4図は保
持部材の斜視図、第5図ないし第10図は本発明の第2実
施例に係り、第5図は内視鏡用保持装置の断面図、第6
図は保持部材の斜視図、第7図は第6図のA−A′方向
矢視図、第8図はパイプ部材の斜視図、第9図は保持部
材とパイプ部材の組立図、第10図は第9図のB−B′方
向矢視図、第11図ないし第13図は本発明の第3実施例に
係り、第11図は内視鏡用保持装置の主要部を示す断面
図、第12図は弾性リングの斜視図、第13図は押圧部材の
斜視図、第14図ないし第16図は本発明の第4実施例に係
り、第14図は内視鏡用保持装置の主要部の断面図、第15
図はパイプ部材の斜視図、第16図は保持部材の平面図、
第17図ないし第19図は本発明の第5実施例に係り、第17
図は内視鏡用保持装置の主要部の断面図、第18図は保持
部材の平面図、第19図はパイプ部材の斜視図、第20図及
び第21図は従来例に係り、第20図は保持部材の斜視図、
第21図は内視鏡用保持装置の断面図である。 17……内視鏡用保持装置、20……固定具本体 48……パイプ部材、49……孔 51……保持部材、52……板ばね部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−103811(JP,A) 特開 平2−289809(JP,A) 特開 昭63−193121(JP,A) 特開 昭59−7919(JP,A) 実開 昭63−49513(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 23/00 F02P 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンに接続されて内視鏡挿入部をエン
    ジン燃焼室内に導入して前記挿入部を静止して保持する
    内視鏡用保持装置において、 エンジンによって保持される本体と、 周壁に複数の孔を設けて前記本体内に挿入されたパイプ
    部材と、 該パイプ部材の孔より外周側から内径方向に突出して、
    前記挿入部を押圧する複数の凸部を有する保持部材と、 を具備することを特徴とする内視鏡用保持装置。
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