JP3193687B2 - 工業用片開き処置具 - Google Patents

工業用片開き処置具

Info

Publication number
JP3193687B2
JP3193687B2 JP12086198A JP12086198A JP3193687B2 JP 3193687 B2 JP3193687 B2 JP 3193687B2 JP 12086198 A JP12086198 A JP 12086198A JP 12086198 A JP12086198 A JP 12086198A JP 3193687 B2 JP3193687 B2 JP 3193687B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distal end
endoscope
treatment tool
fixed
industrial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12086198A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10260367A (ja
Inventor
浩 長谷川
達哉 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optic Co Ltd filed Critical Olympus Optic Co Ltd
Priority to JP12086198A priority Critical patent/JP3193687B2/ja
Publication of JPH10260367A publication Critical patent/JPH10260367A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3193687B2 publication Critical patent/JP3193687B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工業用内視鏡のチ
ャンネルに挿通して用いられるのに好適な処置具の改良
に係る工業用片開き処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、工業用分野において、ボイラ、タ
ービン、エンジン、化学プラント等の内部を観察した
り、検査したりすることのできる工業用内視鏡が広く利
用されている。
【0003】ところで、前記工業用内視鏡を用いて例え
ばエンジン内を観察或いは検査しているとき誤ってビス
等の異物をエンジン内に落とすことがある。そのため、
このエンジン内等に落としたビス等の異物を経内視鏡的
に回収することが行われている。
【0004】前記異物を経内視鏡的に回収する処置具の
一例を図6に示す。この図6に示す従来の異物回収処置
具では、処置具の先端が図示のような厚さを有するの
で、エンジン内部等の被検体内部の異物を回収すること
が困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したように従来の
処置具では、エンジン内等の非検体内部に落下した異物
を経内視鏡的に回収することが困難であった。
【0006】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、非検体内部に落とされたボルトやワッシャーの
ような小さな異物を容易に回収することができる工業用
片開き処置具を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明による工業用片開き処置具は、固定部とこの固定
部に対して回動可能に軸支される可動部とからなり、前
記固定部に対して前記可動部を閉じたとき異物をはさみ
つける先端部と、この先端部の基端側に連結し、工業用
内視鏡のチャンネルに挿通する挿入部と、前記固定部の
先端部であって該固定部の側面に沿って略一直線になる
ように設けられ、前記固定部の長軸に対して傾斜し先端
ほど薄く形成された傾斜部と、この傾斜部に設けられる
突起と、前記可動部の先端部に設けられ、前記突起との
間で前記異物をはさみつけられるようにカギ形状に形成
されたカギ状部と、を具備したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】図1ないし図4は本発明の工業用
片開き処置具に用いられる内視鏡を示し、図1は内視鏡
先端部の構成を示す断面図、図2は内視鏡先端部の組立
斜視図、図3は内視鏡装置の構成を示す構成図、図4は
ホルダーがずれた状態の時の観察視野の状態を示す説明
図である。
【0009】図3に示すように、内視鏡装置1を構成す
る内視鏡2は、細長の挿入部3と、該挿入部3の後端部
に連設された操作部4と、操作部4の後端部に連設され
た接眼部6とから構成されている。
【0010】前記挿入部3は、先端側より先端部7,湾
曲部8,硬性部9,可撓部11が順に連設されており、
可撓部11の後端部に前記操作部4が設けられている。
先端部7の前方には、例えば、ジェットエンジン68内
のコンプレッサブレード69の欠陥部位を切削する砥石
12が回転自在に設けられている。前記硬性部9は、保
持装置67によってジェットエンジン68に保持されて
いる。
【0011】前記内視鏡2には、前記砥石12に接続さ
れて該砥石12を回転駆動するフレキシブルシャフト1
3及びその他経内視鏡的にジェットエンジン内等に落ち
ている異物を回収するため図示しない各種処置具を挿通
するための後述するチャンネル50が設けられている。
【0012】前記操作部4の側部には、前記フレキシブ
ルシャフト13や前記処置具が挿通される挿入口14と
ライトガイドケーブル15とが設けられている。ライト
ガイドケーブル15は光源装置16に接続され、光源装
置16より照明光を供給するようになっている。また、
挿入口14に挿入されたフレキシブルシャフト13の基
端は、回転駆動部17に接続され、この回転駆動部17
内に設けられた図示しないモータの回転力をこのフレキ
シブルシャフト13に伝達するようになっている。
【0013】前記接眼部6には、外付けテレビジョンカ
メラ18が着脱自在に装着されている。この外付けテレ
ビジョンカメラ18は、信号ケーブル19を介してカメ
ラコントロールユニット21に接続されており、このカ
メラコントロールユニット21は、内視鏡2により得ら
れた内視鏡像を外付けテレビジョンカメラ18によって
撮像した撮像信号を信号処理するようになっている。さ
らに、カメラコントロールユニット21は、信号ケーブ
ル22を介してモニタ23に接続されており、カメラコ
ントロールユニット21より出力された映像信号がモニ
タ23に送られ、モニタ23の画面上に内視鏡像が表示
されるようになっている。
【0014】図1及び図2に示すように、前記先端部7
は、先端硬性部本体24を備えており、この先端硬性部
本体24先端には、対物レンズ系26と、配光レンズ系
27と、チャンネル50の開口29とが設けられてい
る。対物レンズ系26の後方にはこの対物レンズ系26
から取り込まれた被検査対象像を伝達するイメージガイ
ドファイバ31の入射端面が設けられている。イメージ
ガイドファイバ31は、前述した挿入部3と操作部4と
を経て接眼部6に至り、外付けテレビジョンカメラ18
に被検査対象像を伝達するようになっている。また、配
光レンズ系27の後方には照明を伝達するライトガイド
ファイバ32の出射端面が位置しており、被検査対象に
照明光を照射するようになっている。ライトガイドファ
イバ32は挿入部3と操作部4とライトガイドケーブル
15内を挿通されて光源装置16に至り、光源装置16
の発生する照明光を供給されるようになっている。
【0015】前記開口29は先端硬性部本体24の後端
面まで開口しており、この開口29の後端には接続管3
4が接続されている。接続管34にはチャンネル用チュ
ーブ36の先端部が外嵌されている。
【0016】前記先端硬性部本体24の外周には、周方
向にミゾ部51と軸方向に位置決めミゾ52とが設けら
れている。さらに、先端硬性部本体24外周にはトメネ
ジ53が回軸自在に外嵌されている。このトメネジ53
の先端側内径部には突出部54が設けられており、この
突出部54が前記ミゾ部51に係合することによって前
後方向には動かないように固定されている。前記トメネ
ジ53の前側外周には雄ネジ部55が設けられており、
この雄ネジ部55によってホルダー56が先端硬性部本
体24に外嵌固定されている。
【0017】ホルダー56の先端面には前記対象物レン
ズ系26と前記配光レンズ系27に対応する位置に孔5
7,58が各々設けられており、また、ホルダー56の
側面から前記開口29に対応する位置までスリ割り59
が設けられている。尚、スリ割り59の幅は、砥石12
の後方に突出する砥石シャフト60がちょうど入るよう
に設けられている。また、これら孔57,58及びスリ
割り59が、ホルダー56が先端硬性部本体24に装着
したときに自動的に位置決めできるように、位置決めピ
ン61がホルダー56に設けられており、この位置決め
ピン61は前記位置決めミゾ52に係入される。
【0018】前記フレキシブルシャフト13の先端には
砥石固定部62が設けられており、その先端側には前方
から見て四角形の凹部63が形成されている。一方、前
記砥石シャフト60の後端には、ちょうど凹部63に嵌
合する断面四角形状の4角片64が固定されている。
尚、4角片64は、砥石シャフト60の断面の直径及び
スリ割り59の幅より少なくとも一辺は幅広になってい
る。この4角片64と凹部63とは嵌合してフレキシブ
ルシャフト13からの回転力を砥石12に伝達できるよ
うになっている。
【0019】以上のように構成された工業用内視鏡装置
1は、図2に示すように、スリ割り59に砥石シャフト
を落とし込んだ状態で前記4角片64と凹部63を嵌合
させ、その後トメネジ53によってホルダー56を先端
硬性部本体24に固定することによって砥石には内視鏡
先端部に固定される。
【0020】エンジン68の内部は先端部7の配光レン
ズ系27から出射される照明光で照明される。照明光は
光源装置16から供給されてライトガイドファイバ32
から配光レンズ系27に伝達される。
【0021】照明光で照明された被検査対象像は対物レ
ンズ系26から取り込まれてイメージガイドファイバ3
1で外付けテレビジョンカメラ18に伝達されて撮像さ
れ、カメラコントロールユニット21において信号処理
が行われて、被検査対象像がモニタ23の画面上に表示
される。検査者はモニタ23の画面を見ながら湾曲部8
を湾曲させてエンジン68内のコンプレッサブレード6
9の模様を観察する。コンプレッサブレード69に欠陥
部がある場合には回転駆動部17を動作させて砥石12
を回転し、欠陥部に砥石12を当てる。モニタ23の画
面を見ながら欠陥部の切削を行い、処置を終了する。
【0022】この工業用内視鏡装置1によれば、ホルダ
ー56を内視鏡挿入部先端部に装着することによって砥
石12が固定されるので、フレキシブルシャフト13の
回転力や研削作業にともなって砥石12に発生する振動
等が、直接ホルダー56装着部に加わることはないの
で、回転処置部材の確実な固定が可能となる。さらに、
エンジン68内へ内視鏡1を挿入し研削作業中に、ホル
ダー56とトメネジ53の螺合がゆるんで砥石12がエ
ンジン68内へ脱落する危険が生じた場合、ホルダー5
6によって図4に示すように観察視野中に影56aが生
じ、使用者に対して確実に砥石12の脱落の危険性を知
らせることができる。
【0023】尚、図示の内視鏡2は、接眼部6に外付け
テレビジョンカメラ18を取り付けた構成としたが、こ
れに限らず、内視鏡先端部内に固体撮像素子を設け、こ
の固体撮像素子により観察像の撮像信号を得る電子内視
鏡でも良い。
【0024】次に、本発明の実施の形態を説明する。図
5は1実施の形態を示す説明図である。
【0025】図5(A)に示すように、被検体103内
部の異物109の回収を容易に行うための処置具101
は、片開き鉗子タイプのもので、処置具101の先端部
は、固定部102と可動部105とから構成されてい
る。この固定部102の先端部108は薄く形成され、
可動部105の先端はカギ状部分106が設けられてい
る。また、先端部108の後方には、図5(B)に示す
ような円筒状の異物107を回収する際都合のよいよう
に、突起104が設けてある。
【0026】このように構成された処置具101は、図
5(A)に示すように、処置具101の固定部102の
先端部108が、被検体103の内部にある異物109
の下に入り込み異物をすくい上げる。次に可動部105
のカギ状の先端部106が異物109を上から押さえつ
け、回収の際、処置具101から異物が脱落することを
防止する。
【0027】図5(B)及び図5(C)に示すように、
円筒状の異物107を回収するときは、異物107を処
置具101の固定部102の先端部108ですくい上げ
てから、固定部102の突起部104と可動部106で
はさみつけて、円筒状の異物107を回収する。
【0028】したがって、このように構成された本実施
の形態の処置具は、被検体内部に落とされたボルトやワ
ッシャーのような小さな異物の回収を容易に行なうこと
ができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、非
検体内部に落とされたボルトやワッシャーのような小さ
な異物を容易に回収することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処置具に用いられる内視鏡先端部の構
成を示す断面図
【図2】内視鏡先端部の組立斜視図
【図3】内視鏡装置の構成を示す構成図
【図4】ホルダーがずれた状態の時の観察視野の状態を
示す説明図
【図5】本発明の1実施の形態に係る工業用片開き処置
具を説明する説明図
【図6】従来の処置具を示す斜視図
【符号の説明】 101・・・処置具 102・・・固定部 104・・・突起 105・・・可動部 106・・・カギ状部分 108・・・固定部の先端

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部とこの固定部に対して回動可能に
    軸支される可動部とからなり、前記固定部に対して前記
    可動部を閉じたとき異物をはさみつける先端部と、この
    先端部の基端側に連結し、工業用内視鏡のチャンネルに
    挿通する挿入部と、前記固定部の先端部であって該固定
    部の側面に沿って略一直線になるように設けられ、前記
    固定部の長軸に対して傾斜し先端ほど薄く形成された傾
    斜部と、この傾斜部に設けられる突起と、前記可動部の
    先端部に設けられ、前記突起との間で前記異物をはさみ
    つけられるようにカギ形状に形成されたカギ状部とを具
    備したことを特徴とする工業用片開き処置具。
JP12086198A 1998-04-30 1998-04-30 工業用片開き処置具 Expired - Fee Related JP3193687B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12086198A JP3193687B2 (ja) 1998-04-30 1998-04-30 工業用片開き処置具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12086198A JP3193687B2 (ja) 1998-04-30 1998-04-30 工業用片開き処置具

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12787991A Division JP2970886B2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 工業用内視鏡装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10260367A JPH10260367A (ja) 1998-09-29
JP3193687B2 true JP3193687B2 (ja) 2001-07-30

Family

ID=14796776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12086198A Expired - Fee Related JP3193687B2 (ja) 1998-04-30 1998-04-30 工業用片開き処置具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3193687B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4048687B2 (ja) * 2000-04-07 2008-02-20 セイコーエプソン株式会社 有機el素子および有機el素子の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10260367A (ja) 1998-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107847114B (zh) 内窥镜用盖子、内窥镜和内窥镜用盖子制造方法
US7267647B2 (en) Endoscope
WO2006011422A1 (ja) 内視鏡、及び内視鏡の修理方法
JP3791899B2 (ja) 撮像装置およびそれを備えた内視鏡システム
US20070038031A1 (en) Endoscope distal end part
JP2015221226A (ja) イメージング装置
JP2004358098A (ja) 耳道内視掃除装置
US20210169312A1 (en) Endoscope
JP3193687B2 (ja) 工業用片開き処置具
JP5063419B2 (ja) 内視鏡用先端フードおよびそれを備える内視鏡ユニット
US7951075B2 (en) Inspection method with endoscope
JP4270844B2 (ja) 電子内視鏡
JPH0224095Y2 (ja)
JP3855616B2 (ja) 内視鏡
JPH06169879A (ja) 内視鏡
JP2970886B2 (ja) 工業用内視鏡装置
JPH03103810A (ja) 工業用内視鏡装置
JPH06319697A (ja) 電子式内視鏡装置
JP2004298244A (ja) 内視鏡用フード
JP4512422B2 (ja) 内視鏡対物光学系及び蛍光観察内視鏡
JPH0624804Y2 (ja) 先端光学アダプタ
JPH03103811A (ja) 内視鏡用保持装置
JPH06254037A (ja) チャンネル付内視鏡カバー
JP4520208B2 (ja) 蛍光観察内視鏡
JPH0359509A (ja) 内視鏡システム

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000208

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees