JP2970886B2 - 工業用内視鏡装置 - Google Patents

工業用内視鏡装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工業用内視鏡装置、特
に、ジェットエンジンのタービンブレート等の欠け部分
を研削する回転処置部材を設けた工業用内視鏡装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、工業分野において、ボイラ,ター
ビン,エンジン,化学プラント等の内部を観察したり、
検査したりすることのできる工業用内視鏡が、広く利用
されている。
【0003】ところで、例えば、ジェットエンジンのタ
ービンブレードに欠けが発生すると、その部分に応力が
集中してタービンブレードが割れてきて交換が必要にな
る。そのため従来は、例えば実開昭63−76816号
公報に示されるような工業用内視鏡によってタービンブ
レードの欠けを発見すると、ジェットエンジンを分解し
て欠け部分を研削することが行われていた。
【0004】ところが、この作業は煩雑なため、特開昭
58−83949号公報に示されるような医療用内視鏡
と同様に、挿入部先端部に研削用の回転処置部材(砥
石)を設けた工業用内視鏡によって、ジェットエンジン
を分解せずに欠け部分を研削することも行われている。
【0005】前記欠け部分を研削する場合、砥石の粗さ
を変えるため、砥石を交換する必要があるので、前述の
ような従来の工業用内視鏡では、挿入部先端部に回転処
置部材との着脱部があり、回転処置部材の交換は、着脱
部でナット等を用いて固定されている回転処置部材の固
定部をはずすことによって行なわれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回転処置部材の固定は、回転処置部材の回転軸に設けら
れているナット等で行なわれているため、固定部自身も
回転し、さらに前記研削作業によって回転処置部材に発
生する振動等の影響も受ける。したがって、前記固定部
がゆるみやすく、また、前記固定部がゆるんでしまって
も、それを使用者に告知する構造となっていないため、
そのまま使用を続けると回転処置部材が脱落する危険が
あった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、回転処置部材の脱落を防止できる工業用内視鏡
装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の工業用内視鏡装
置は、内視鏡の挿入部先端部に着脱自在に取り付けられ
る回転処置部材と、前記内視鏡の挿入部内を挿通し、前
記回転処置部材に回転力を伝達する回転伝達部材と、前
記回転処置部材の基端部と前記回転伝達部材の先端部を
係止し接続する係止部材と、前記挿入部先端部に着脱自
在に取り付けられ、前記係止部材を前記挿入部先端部に
挟持するとともに、自らの取り付け状態を告知する挟持
告知部材とを備えている。
【0009】
【作 用】前記回転処置部材は挿入部先端部に前記挟持
告知部材を着脱自在に取り付けることによって固定さ
れ、前記挟持告知部材は、該挟持告知部材の取り付け状
態を告知する。
【0010】
【実施例】図1ないし図6は本発明の第1実施例に係わ
り、図1は内視鏡先端部の構成を示す断面図、図2は内
視鏡先端部の組立斜視図、図3は内視鏡装置の構成を示
す構成図、図4はホルダーがずれた状態の時の観察視野
の状態を示す説明図、図5は第1の変形例のホルダーが
ずれた状態の時の観察視野の状態を示す説明図、図6は
第2の変形例のホルダーがずれた状態の時の観察視野の
状態を示す説明図である。
【0011】図3に示すように、本実施例の内視鏡装置
1を構成する内視鏡2は、細長の挿入部3と、該挿入部
3の後端部に連設された操作部4と、操作部4の後端部
に連設された接眼部6とから構成されている。
【0012】前記挿入部3は、先端側より先端部7,湾
曲部8,硬性部9,可撓部11が順に連設されており、
可撓部11の後端部に前記操作部4が設けられている。
先端部7の前方には、例えば、ジェットエンジン68内
のコンプレッサブレード69の欠陥部位を切削する砥石
12が回転自在に設けられている。前記硬性部9は、保
持装置67によってジェットエンジン68に保持されて
いる。
【0013】前記内視鏡2には、前記砥石12に接続さ
れて該砥石12を回転駆動するフレキシブルシャフト1
3及びその他経内視鏡的にジェットエンジン内等に落ち
ている異物を回収するため図示しない各種処置具を挿通
するための後述するチャンネル50が設けられている。
【0014】前記操作部4の側部には、前記フレキシブ
ルシャフト13や前記処置具が挿通される挿入口14と
ライトガイドケーブル15とが設けられている。ライト
ガイドケーブル15は光源装置16に接続され、光源装
置16より照明光を供給するようになっている。また、
挿入口14に挿入されたフレキシブルシャフト13の基
端は、回転駆動部17に接続され、この回転駆動部17
内に設けられた図示しないモータの回転力をこのフレキ
シブルシャフト13に伝達するようになっている。
【0015】前記接眼部6には、外付けテレビジョンカ
メラ18が着脱自在に装着されている。この外付けテレ
ビジョンカメラ18は、信号ケーブル19を介してカメ
ラコントロールユニット21に接続されており、このカ
メラコントロールユニット21は、内視鏡2により得ら
れた内視鏡像を外付けテレビジョンカメラ18によって
撮像した撮像信号を信号処理するようになっている。さ
らに、カメラコントロールユニット21は、信号ケーブ
ル22を介してモニタ23に接続されており、カメラコ
ントロールユニット21より出力された映像信号がモニ
タ23に送られ、モニタ23の画面上に内視鏡像が表示
されるようになっている。
【0016】図1及び図2に示すように、前記先端部7
は、先端硬性部本体24を備えており、この先端硬性部
本体24先端には、対物レンズ系26と、配光レンズ系
27と、チャンネル50の開口29とが設けられてい
る。対物レンズ系26の後方にはこの対物レンズ系26
から取り込まれた被検査対象像を伝達するイメージガイ
ドファイバ31の入射端面が設けられている。イメージ
ガイドファイバ31は、前述した挿入部3と操作部4と
を経て接眼部6に至り、外付けテレビジョンカメラ18
に被検査対象像を伝達するようになっている。また、配
光レンズ系27の後方には照明を伝達するライトガイド
ファイバ32の出射端面が位置しており、被検査対象に
照明光を照射するようになっている。ライトガイドファ
イバ32は挿入部3と操作部4とライトガイドケーブル
15内を挿通されて光源装置16に至り、光源装置16
の発生する照明光を供給されるようになっている。
【0017】前記開口29は先端硬性部本体24の後端
面まで開口しており、この開口29の後端には接続管3
4が接続されている。接続管34にはチャンネル用チュ
ーブ36の先端部が外嵌されている。
【0018】前記先端硬性部本体24の外周には、周方
向にミゾ部51と軸方向に位置決めミゾ52とが設けら
れている。さらに、先端硬性部本体24外周にはトメネ
ジ53が回軸自在に外嵌されている。このトメネジ53
の先端側内径部には突出部54が設けられており、この
突出部54が前記ミゾ部51に係合することによって前
後方向には動かないように固定されている。前記トメネ
ジ53の前側外周には雄ネジ部55が設けられており、
この雄ネジ部55によってホルダー56が先端硬性部本
体24に外嵌固定されている。
【0019】ホルダー56の先端面には前記対象物レン
ズ系26と前記配光レンズ系27に対応する位置に孔5
7,58が各々設けられており、また、ホルダー56の
側面から前記開口29に対応する位置までスリ割り59
が設けられている。尚、スリ割り59の幅は、砥石12
の後方に突出する砥石シャフト60がちょうど入るよう
に設けられている。また、これら孔57,58及びスリ
割り59が、ホルダー56が先端硬性部本体24に装着
したときに自動的に位置決めできるように、位置決めピ
ン61がホルダー56に設けられており、この位置決め
ピン61は前記位置決めミゾ52に係入される。
【0020】前記フレキシブルシャフト13の先端には
砥石固定部62が設けられており、その先端側には前方
から見て四角形の凹部63が形成されている。一方、前
記砥石シャフト60の後端には、ちょうど凹部63に嵌
合する断面四角形状の4角片64が固定されている。
尚、4角片64は、砥石シャフト60の断面の直径及び
スリ割り59の幅より少なくとも一辺は幅広になってい
る。この4角片64と凹部63とは嵌合してフレキシブ
ルシャフト13からの回転力を砥石12に伝達できるよ
うになっている。
【0021】以上のように構成された工業用内視鏡装置
1は、図2に示すように、スリ割り59に砥石シャフト
を落とし込んだ状態で前記4角片64と凹部63を嵌合
させ、その後トメネジ53によってホルダー56を先端
硬性部本体24に固定することによって砥石には内視鏡
先端部に固定される。
【0022】エンジン68の内部は先端部7の配光レン
ズ系27から出射される照明光で照明される。照明光は
光源装置16から供給されてライトガイドファイバ32
から配光レンズ系27に伝達される。
【0023】照明光で照明された被検査対象像は対物レ
ンズ系26から取り込まれてイメージガイドファイバ3
1で外付けテレビジョンカメラ18に伝達されて撮像さ
れ、カメラコントロールユニット21において信号処理
が行われて、被検査対象像がモニタ23の画面上に表示
される。検査者はモニタ23の画面を見ながら湾曲部8
を湾曲させてエンジン68内のコンプレッサブレード6
9の模様を観察する。コンプレッサブレード69に欠陥
部がある場合には回転駆動部17を動作させて砥石12
を回転し、欠陥部に砥石12を当てる。モニタ23の画
面を見ながら欠陥部の切削を行い、処置を終了する。
【0024】本第1実施例の工業用内視鏡装置1によれ
ば、ホルダー56を内視鏡挿入部先端部に装着すること
によって砥石12が固定されるので、フレキシブルシャ
フト13の回転力や研削作業にともなって砥石12に発
生する振動等が、直接ホルダー56装着部に加わること
はないので、回転処置部材の確実な固定が可能となる。
さらに、エンジン68内へ内視鏡1を挿入し研削作業中
に、ホルダー56とトメネジ53の螺合がゆるんで砥石
12がエンジン68内へ脱落する危険が生じた場合、ホ
ルダー56によって図4に示すように観察視野中に影5
6aが生じ、使用者に対して確実に砥石12の脱落の危
険性を知らせることができる。
【0025】尚、本第1実施例の内視鏡2は、接眼部6
に外付けテレビジョンカメラ18を取り付けた構成とし
たが、これに限らず、内視鏡先端部内に固体撮像素子を
設け、この固体撮像素子により観察像の撮像信号を得る
電子内視鏡でも良い。
【0026】次に、第1実施例の第1の変形例を説明す
る。
【0027】図5は、第1の変形例における接眼部6か
ら観察したときの砥石12の像示す。第1の変形例にお
いては、接眼部6から観察したときに、例えば、視野内
に十字の標線70が見えるような構造に接眼部6または
対物レンズ系26がなっており、さらにホルダー26に
よって砥石12が確実に固定されているときには、図5
(A)に示すように標線70の十字線が交わる点と、砥
石12の先端部が略一致するように標線70は設けられ
ている。
【0028】以上の構成の第1の変形例によれば、ホル
ダー56がトメネジ53との螺合がゆるみ先端側へ突出
し、その結果、砥石12が正規の固定部よりも前側に突
出すると、図5(B)に示すように砥石12が標線70
に対して移動したことがわかり、砥石12がわずかにゆ
るんだ状態でも、使用者に対して砥石12が脱落の危険
があることを知らせることができる。
【0029】次に、第1実施例の第2の変形例を図6を
用いて説明する。
【0030】第2の変形例においては、砥石シャフト6
0に塗装71が施されている。この塗装60の塗装範囲
は、砥石12が確実に固定されている正常な状態では、
図6(A)に示すように、観察像には塗装71は現われ
ず、ホルダー56がゆるんで砥石12が前側に突出した
ときには、図6(B)に示すように、塗装71が観察像
に現われるようになっている。
【0031】以上のような構成の第2の変形例によれ
ば、第1の変形例と同様、砥石12がわずかにゆるんだ
場合においても、図6(B)に示すように、塗装71が
観察像の中に現われるので、使用者に対して砥石12の
脱落の危険を知らせることができる。
【0032】図7及び図8に第2実施例に係わり、図7
は内視鏡先端部の構成を示す断面図、図8は内視鏡先端
部の組立斜視図である。
【0033】第2実施例は、第1実施例とほとんど同じ
なので、異なる部分のみ説明し、同一の構成には同じ符
号をつけ、説明を省略する。
【0034】図7及び図8に示すように、本第2実施例
におけるトメネジ72には第1の雄ネジ部73と第2の
雄ネジ部74が設けられている。位置決めミゾ75は、
図8に示す第1のミゾ部76と第2のミゾ部77がカギ
状に設けられている。ホルダー78に設けられているス
リ割り79は、ホルダー78の位置決めピン61が、前
記位置決めミゾ75の第1のミゾ部76及び第2のミゾ
部77に順次係入させながら、ホルダー206が先端硬
性部本体80に螺合固定されるときに、砥石シャフト6
0が障害とならないような形状に設けられている。
【0035】ホルダー78を先端硬性部本体80に螺合
固定するときには、まずホルダー78の位置決めピン6
1を前記位置決めミゾ75の第1のミゾ部76に係入さ
せながら、第1の雄ネジ部73とホルダー78内面の雌
ネジ部を螺合させる。さらにトメネジ72を回してホル
ダー78にねじ込むと、第1のミゾ部76の途中に位置
決めピン61が係入している状態で、第1の雄ネジ部7
3とホルダー78の雌ネジ部の螺合がはずれ、ホルダー
78の雌ネジ部は、第1の雄ネジ部73と第2の雄ネジ
部74の間に入り込む。ここで、位置決めピン61を位
置決めピン61を位置決めミゾ75に添って移動させ、
第2のミゾ部775に係入させると第2の雄ネジ部74
にホルダー78を螺合させることができ、最終的にホル
ダー78を先端硬性部本体80に固定することができ
る。また、ホルダー78に設けられている孔57,58
は、ホルダー78の雌ネジ部が、第2の雄ネジ部74に
螺合した状態で、それぞれ対物レンズ系26及び配光レ
ンズ系27に対応する位置に設けられている。その他の
構成、作用は第1実施例と同じである。
【0036】本第2実施例によれば、ホルダー78の雌
ネジ部とトメネジ72の第2の雄ネジ部74の螺合がは
ずれただけでは、砥石12は内視鏡から脱落せず、さら
に第1の雄ネジ部73にホルダー78が螺合するために
は、ホルダー78の位置決めピン61が位置決めミゾ7
5に添って移動して第1のミゾ部76に入り込まなけれ
ばならないので、第1実施例に比べ、砥石12の脱落が
さらに生じにくいという効果がある。また、位置決めピ
ン61が第1のミゾ部76に入り込んだときは、孔5
7,58が前記対物レンズ系26及び配光レンズ系27
に対応する位置からズレるために、観察視野内に必ず、
例えば、第1実施例で示した視野異常よりもさらに明か
な視野異常が生じる。したがって、使用者に対して確実
に砥石12の脱落の危険性を知らせることができる。
【0037】その他の効果は、第1実施例と同じであ
る。
【0038】ところで、本実施例のチャンネル50には
各種処置具が挿通されるが、その処置具について説明す
る。
【0039】図9はチャンネルに挿通される処置具の第
1の応用例を示す断面図である。
【0040】図9に示すように、コイルパイプ81の先
端には、パイプ状部材82がロウ付等によって固定され
ている。コイルパイプ81の内側には、さらに細径のコ
イルパイプ83が挿通されいてる。コイルパイプ83の
先端には、爪84がパイプ状部材85を介してロウ付等
によって固定されている。細径コイルパイプ83の内側
にはワイヤ86が挿通されている。ワイヤ86の先端に
は磁性体87が固定されている。コイルパイプ81の後
端には、細径コイルパイプ83及びワイヤ86を押し引
きするための図示しない操作部が設けられている。
【0041】このように構成された第1の応用例の処置
具において、磁性体87を図示しない磁性異物に磁着さ
せ、ワイヤ86を引っ込めて爪84の内側にこの磁性異
物を引き込む。次に、細径コイルパイプ83とワイヤ8
6をいっしょにコイルパイプ81内に引っ込めて、該磁
性異物に爪84を引っ掛け、そのまま内視鏡ごとエンジ
ン内部から抜く。
【0042】したがって、以上の構成のような処置具を
チャンネル50を介してエンジン内部等に挿入すること
により、エンジン内部に譲って落としたビス等の磁性の
異物を確実に回収できる。
【0043】図10はチャンネルに挿通される処置具の
第2の応用例を示す断面図である。図10に示すよう
に、第1の応用例と同様、コイルパイプ81の先端側に
はパイプ状部材82が固定されている。コイルパイプ8
1の内側にはワイヤ86が挿通されている。ワイヤ86
の先端には爪88がパイプ状部材85を介してロウ付等
によって固定されている。尚、爪88の先端部は磁性体
になっている。
【0044】以上の構成によれば、エンジン内部の異物
を、コイルパイプ81の内部にワイヤ86を引き込むこ
とによって爪88が、すぼまりつかむことができ、その
ときその異物が磁性であれば爪88の異物への把持力は
より強くなり、エンジン内部からの経内視鏡的な異物の
回収が確実になる。
【0045】図11はチャンネルに挿通される処置具の
第3の応用例を示す断面図である。図11に示すよう
に、第2の応用例における爪88を先端部に磁性体を設
ける代わりに、パイプ状部材89、或いは、パイプ状部
材90が磁性体となっている。その他の構成、効果は第
2の応用例と同じである。
【0046】図12及び図13はチャンネルに挿通され
る処置具の第4の応用例に係わり、図12は従来の処置
具の先端部を示す斜視図、図13は第4の応用例の処置
具を説明する説明図である。
【0047】例えば、図12のような先端形状をした従
来タイプの処置具100では、先端部に厚さを有するの
で被検体内部の異物を回収することが困難であった。
【0048】そこで、図13(A)に示すように、被検
体103内部の異物109の回収を容易に行うための第
4の応用例の処置具101は、片開き鉗子タイプのもの
で、処置具101の先端部は、固定部102と可動部1
05とから構成されている。この固定部102の先端部
108は薄く形成され、可動部105の先端はカギ状部
分106が設けられている。また、先端部108の後方
には、図13(B)に示すような円筒状の異物107を
回収する際都合のよいように、突起104が設けてあ
る。
【0049】このように構成された処置具101は、図
13(A)に示すように、処置具101の固定部102
の先端部108が、被検体103の内部にある異物10
9の下に入り込み異物をすくい上げる。次に可動部10
5のカギ状の先端部106が異物109を上から押さえ
つけ、回収の際、処置具101から異物が脱落すること
を防止する。
【0050】図13(B)及び図13(C)に示すよう
に、円筒状の異物107を回収するときは、異物107
を処置具101の固定部102の先端部108ですくい
上げてから、固定部102の突起部104と可動部10
6ではさみつけて、円筒状の異物107を回収する。
【0051】したがって、このように構成された第4の
応用例の処置具は、被検体内部に落とされたボルトやワ
ッシャーのような小さな異物の回収を容易に行うことが
できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、本
発明の工業用内視鏡装置は、前記回転処置部材は挿入部
先端部に前記挟持告知部材を着脱自在に取り付けること
によって固定され、前記挟持告知部材は、該挟持告知部
材の取り付け状態を告知するので、研削作業等により回
転処置部材に発生する振動等の影響で該挟持告知部材の
固定が緩んだ場合には、使用者に対して、挟持告知部材
の固定が緩んだことを確実に告知することで、回転処置
部材の脱落を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例に係る内視鏡先端部の構成を示す
断面図である。
【図2】 第1実施例に係る内視鏡先端部の組立斜視図
である。
【図3】 第1実施例に係る内視鏡装置の構成を示す構
成図である。
【図4】 第1実施例に係るホルダーがずれた状態の時
の観察視野の状態を示す説明図である。
【図5】 第1実施例に係る第1の変形例のホルダーが
ずれた状態の時の観察視野の状態を示す説明図である。
【図6】 第1実施例に係る第2の変形例のホルダーが
ずれた状態の時の観察視野の状態を示す説明図である。
【図7】 第2実施例に係る内視鏡先端部の構成を示す
断面図である。
【図8】 第2実施例に係る内視鏡先端部の組立斜視図
である。
【図9】 チャンネルに挿通される処置具の第1の応用
例を示す断面図である。
【図10】チャンネルに挿通される処置具の第2の応用
例を示す断面図である。
【図11】チャンネルに挿通される処置具の第3の応用
例を示す断面図である。
【図12】チャンネルに挿通される処置具の第4の応用
例に係る従来の処置具の先端部を示す斜視図である。
【図13】チャンネルに挿通される処置具の第4の応用
例に係る処置具を説明する説明図である。
【符号の説明】
7…先端部 12…砥石 13…フレキシブルシャフト 50…チャンネル 52…位置決めミゾ 53…トメネジ 56…ホルダー 59…スリ割り 60…砥石シャフト 61…位置決めピン 63…凹部 64…4角片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の挿入部先端部に着脱自在に取り
    付けられる回転処置部材と、前記内視鏡の挿入部内を挿
    通し、前記回転処置部材に回転力を伝達する回転伝達部
    材と、前記回転処置部材の基端部と前記回転伝達部材の
    先端部を係止し接続する係止部材と、前記挿入部先端部
    に着脱自在に取り付けられ、前記係止部材を前記挿入部
    先端部に挟持するとともに、自らの取り付け状態を告知
    する挟持告知部材とを備えたことを特徴とする工業用内
    視鏡装置。
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