JP5146414B2 - 孔内の検査用プローブおよび検査装置 - Google Patents
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Description
そして、孔の内面を撮影するためには、光源部によって光を照射することによって、孔の内面を一定以上の照度として、これにより、孔の内面の視認および画像の撮影が可能となるものである。しかしながら、光源部から照射された光が孔の内面で反射して、直接画像取り込み部に入射すると、撮影した画像にハレーションが発生し、孔の内面の視認および画像の撮影がうまくできないという問題があった。尚、ハレーションとは、強い光を撮影したときに、その光の周囲の画像がぼやける現象をいう。
特許文献1に示された従来技術では、光源部において発生した光を導くための導光体を備える構成としており、これにより、導光体の内部で光を拡散させて、画像取り込み部に対して直接入射する反射光を低減することができる。
本発明は、このような現状の課題を鑑みてなされたものであり、光源部から照射される光が直接画像取り込み部に入射することを防止しつつ、孔の内面を十分な照度に照らし出すことができる孔内の検査用プローブおよび検査装置を提供することによって、孔の内面の状態を的確に把握できるようにすることを目的としている。
まず始めに、本発明の一実施例に係る検査装置について、図1および図2を用いて説明をする。
図1に示す如く、本発明の一実施例に係る検査装置1は、検査者が目視では確認することが困難な孔の内面の画像を撮影することができる装置であり、また、撮影した画像に基づいて、孔の内面における傷の有無や切粉等の残留物の有無を検査することができる装置である。
つまり、ガイドブッシュ11を用いることによって、給油孔3に対する芯出し作業を容易に行うことが可能になる。
尚、本発明に係る検査装置に備えられる往復変位装置の構成は、本実施例の構成に限定するものではなく、例えば、駆動源としてアクチュエータを採用し、該アクチュエータの伸縮作用を利用して、往復変位を実現する構成とすることも可能である。
これにより、駆動モータ6bを駆動することによって、駆動ギア6cが回転し、この回転力が、従動ギア6dを介して検査用プローブ7に伝達されるため、検査用プローブ7を回転駆動することができる。
図3に示す如く、検査用プローブ7は、ファイバースコープ16、サヤ管17、取付治具18、マウント部19、ラインセンサカメラ20等によって構成されている。
これにより、画像取り込み部24の視野の画像をラインセンサカメラ20によって、撮影することができる構成としている。
尚、ここで言うオフセットとは、基準となる軸芯(ここでは、給油孔3の軸心およびキャップ17cの軸心)に対して、対象部位(ここでは、保持孔17f、先端部22a、画像取り込み部24、光源部25等)がその軸心上に位置していない状態にあることを意味している。
図6に示す如く、給油孔3およびキャップ17cの直径をそれぞれRおよびr、保持孔17fのサヤ管17の軸心に対するオフセット量をa、係るオフセット量の下限値をzとするとき、キャップ17cの直径rを、以下の数式1を満たす値に設定するようにしている。
オフセット量が小さいと、ハレーションを効果的に防止することができないため、一定値以上のオフセット量を安定的に確保することが望ましいためである。
このような構成により、挿入部22を給油孔3の軸心に対して容易にオフセットさせることができる。
図7および図8に示す如く、ファイバースコープ16の挿入部22をサヤ管17の挿通孔17dに挿通した状態で、該サヤ管17を取付治具18の挿通孔18cに挿通する。そして、サヤ管17をボルト孔18a・18aに螺合されるボルト18b・18bを用いて締結することによって、サヤ管17とファイバースコープ16を一体化する構成としている。
図10(a)に示す如く、従来は、キャップ17cに形成される保持孔17fがサヤ管17の軸心に対してオフセットされていなかったため、給油孔3の内面を撮影しようとする場合には、サヤ管17を、該サヤ管17の軸心を給油孔3の軸心に沿うようにして挿入すると、挿入部22を、その軸心が給油孔3の軸心に沿うようにして挿入されていた。このとき、画像取り込み部24および光源部25は、給油孔3の軸心から画像取り込み部24の視野の方向にオフセットされた状態に配置される。
このような構成により、給油孔3の内面を光源部25によって十分な照度で照らし出すことができるとともに、光源部25から照射した光が、給油孔3の内面で反射して直接画像取り込み部24に入射することが確実に防止できる。これにより、ハレーションの発生が防止でき、給油孔3の内面の状態を的確に把握することができる。
図11に示す如く、例えば、給油孔3の長さがLである場合、まず始めに、回転駆動装置6によって、画像取り込み部24の視野が0°の方向となるように検査用プローブ7の回転位相を調整しておく。尚、このとき画像取り込み部24は、サヤ管17の軸心(即ち、回転中心)に対して、一定距離aだけオフセットされた状態に保持されている。
尚、本実施例では、検査用プローブ7の回転位相を45°ずつずらして給油孔3内の画像を8分割して撮影する場合を例示しているが、給油孔3内を撮影した画像の分割数(即ち、検査用プローブ7の回転位相をずらす角度)は、給油孔3の径や使用するファイバースコープ16の撮影可能範囲(視野角度)に基づいて決定されるため、8分割以外の分割数となる場合もあり、本発明に係る検査装置により撮影する画像の分割数を本実施例の態様に限定するものではない。
そして、この展開図Xを用いることによって、給油孔3の内面における傷の有無や残留物の有無、あるいは、欠陥がある場合におけるその欠陥の位置等、を一目瞭然に確認することができ、給油孔3の内面の検査を的確に行うことが可能になる。
このような構成により、ハレーションの発生がない状態で給油孔3の内面の画像を撮影することができ、的確に給油孔3の内面の状態を検査することができる。
3 給油孔
5 往復変位装置
6 回転駆動装置
7 検査用プローブ
16 ファイバースコープ
17 サヤ管
24 画像取り込み部
25 光源部
Claims (3)
- 可撓性を有するケーブル状の部位であり撮影対象たる孔に挿入される挿入部を有するファイバースコープと、
前記挿入部が挿通可能な孔である挿通孔が形成されるサヤ管と、
を備えた孔内の検査用プローブであって、
前記挿入部の先端部には、
前記孔の内面の映像を取り込むための部位であって、前記挿入部の軸心方向に対して、略垂直な方向に視野を有する画像取り込み部と、
前記孔の内面に光を照射するための部位であって、前記画像取り込み部の視野に対して、前記光を照射する光源部とが備えられ、
前記挿入部を、
前記挿通孔に挿通するとともに、
前記サヤ管によって、
前記画像取り込み部と前記光源部とが配置される前記挿入部の前記先端部を、
前記サヤ管の軸心から、前記視野の方向に対して垂直な方向にオフセットした状態で前記サヤ管の外部に露出させて保持する、
ことを特徴とする孔内の検査用プローブ。 - 前記先端部を、
前記サヤ管において該サヤ管の軸心からオフセットして形成する、前記先端部を保持するための保持孔に挿通して、保持する、
ことを特徴とする請求項1に記載の孔内の検査用プローブ。 - 請求項1または請求項2に係る前記検査用プローブと、
該検査用プローブを、
前記サヤ管の軸心方向に往復変位させる往復変位手段と、
前記検査用プローブを、
前記サヤ管の軸心周りに回転させる回転駆動手段と、
を備える、
ことを特徴とする検査装置。
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JP2009151308A JP5146414B2 (ja) | 2009-06-25 | 2009-06-25 | 孔内の検査用プローブおよび検査装置 |
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JP2009151308A JP5146414B2 (ja) | 2009-06-25 | 2009-06-25 | 孔内の検査用プローブおよび検査装置 |
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