JP2708886B2 - シート状体の孔加工方法 - Google Patents

シート状体の孔加工方法

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JP2708886B2
JP2708886B2 JP1152711A JP15271189A JP2708886B2 JP 2708886 B2 JP2708886 B2 JP 2708886B2 JP 1152711 A JP1152711 A JP 1152711A JP 15271189 A JP15271189 A JP 15271189A JP 2708886 B2 JP2708886 B2 JP 2708886B2
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啓文 新井
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、プリント配線板のようなシート状体の孔加
工方法に関し、詳しくは穿孔具にてシート状体を良好に
孔明けを行えるようにしようとする技術に係るものであ
る。
【従来の技術】 例えばプリント配線板を多層に積層成形して多層プリ
ント配線板を作成するにあたって、回路の位置合わせや
位置ずれ防止等のためにプリント配線板に孔を加工する
ことがおこなわれている。この孔にピンを通すことによ
って、多層プリント配線板への積層の際に、この孔を基
準として回路の位置合わせをしたり位置ずれを防止した
りするのである。そしてこの基準となる孔を加工するに
あたっては、プリント配線板に基準マークを形成してお
いてこの基準マークに合わせてドリルなどの穿孔具で孔
明けをすることによっておこなわれているが、プリント
加工など製造工程中にプリント配線板が伸縮したりする
ことによって回路パターンのずれが生じていると、この
ずれに合わせて孔明け位置を補正することが必要にな
る。 この孔明け位置の補正は、例えばプリント配線板の複
数箇所に形成されている基準マーク間の長さを測定する
ことによってプリント配線板の伸縮の度合等を計測し、
この計測結果に基づいてドリルのような穿孔具による孔
明けの位置をずらせることによっておこなわれている。 そして、プリント配線板3に孔明けを行うのに、第9
図に示すように、押さえ具23aにてプリント配線板3を
押さえて穿孔具21にて穿孔を行うのに、その押さえ具23
aは穿孔具21には一定以上に近接させることができず、
穿孔具21とは余裕をもって離すものである。
【発明が解決しようとする課題】
ところがこのように、穿孔具21に対して押さえ具23a
を一定以上に離しておくのに、プリント配線板3のよう
なシート状体Sの穿孔箇所にバリ状の返りが生じ、良好
な穿孔をおこなえないという問題があった。 本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その
目的とするところは、プリント配線板のようなシート状
体に良好な穿孔を行うことができるシート状体の孔加工
方法を提供することことを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
本発明に係るシート状体の孔加工方法は、シート状体
Sをテーブル2に吸引保持すると共に、シート状体Sの
テーブル2と反対側の板面をシート状Sの押さえ材23に
て押さえ、テーブル2を通して穿孔具21にてシート状体
Sとともに押さえ材23も穿孔を行うことを特徴とするも
のである。
【作用】
このように、穿孔具21とは反対側のシート状体Sの板
面をシート状の押さえ材23にて押さえ、穿孔具21にシー
ト状体Sとともに押さえ材23も穿孔を行うことによっ
て、シート状の押さえ材23にてシート状体Sがその穿孔
具21による穿孔加工時に孔周部にバリ状の返りが生じる
のを抑制し、良好な孔明けを行うようにしたものであ
る。
【実施例】
以下本発明を実施例によって詳述する。 孔明けに供するシート状体Sとしてのプリント配線板
3は、多層プリント配線板の内層用回路板もしくは外層
用回路板として用いられるものであり、例えば0.1mm厚
の銅張りガラスエポキシ積層板など金属箔を張った積層
板の金属箔をプリント加工して、第4図に示すように回
路パターン7を設けると共に端縁部の複数箇所に基準マ
ーク8,8…を設けて形成してある。基準マーク8は孔明
けをおこなう基準となるものである。 第1図及び第2図は全体装置を示していて、孔明け加
工装置10の一側方に投入台9が設けられるとともに他側
方には取出台11が配設され、投入台9と孔明け加工装置
10間には投入装置12が設けられ、孔明け加工装置10と取
出台11との間には取出装置13が設けられ、しかして、投
入台9上に積層された孔明け前のプリント配線板3を投
入装置12にて孔明け加工装置10へと搬入し、孔明け加工
装置10において所定箇所に孔明け加工を行い、その後、
取出装置13にて孔明けを終えたプリント配線板3を取出
台11へと吸着搬送することができるようにしてある。 孔明け加工装置10におけるテーブル2には、この上に
搬入されるプリント配線板3の基準マーク8の位置に略
対応する箇所において、第5図に示すように、孔明け用
の通孔14が貫通され、又、多数個の吸引穴1がトンネル
状の連通孔15にて連通され、その吸引口16には真空ポン
プを有する真空ユニット17が配管接続され、真空ユニッ
ト17の稼動にてプリント配線板3を多数の吸引穴1にお
いて吸引保持して、プリント配線板3をフラットに矯正
することができるようにしてある。 そして吸盤4を有する吸着搬送装置5としての投入装
置12は、例えば走行レール(図示せず)に走行自在に吊
下げられ、その基盤がシリンダー(図示せず)にて下方
に押下げられて、吸盤4にて吸着保持されたプリント配
線板3をテーブル2に強く押付けて、この押付け力にて
プリント配線板3の変形を矯正して、プリント配線板3
をより一層フラットに矯正することができるようにして
ある。 孔明け箇所に対応する通孔14は数mm〜数cm程度の直径
のものであり、又、吸引穴1,1…は均一な配置で設ける
ようにするのが好ましい。そして上記のようにテーブル
2上にプリント配線板3を載置した後に、真空ユニット
17を作動させて各吸引穴1,1…を減圧状態にし、各吸引
穴1,1…にプリント配線板3の背面を吸引させる。吸引
穴1の減圧度は吸引穴1内にプリント配線板3が吸引さ
れて撓むようなことがない程度に設定されているもので
ある。 このようにプリント配線板3をフラットに矯正した状
態で孔明け箇所の計測をおこなう。この計測は従来から
おこなわれているのと同じ方法でおこなうことができ
る。すなわち、第3図(a)に示すようにテーブル2の
上方に配設されるカメラ20を用いてプリント配線板3に
設けた各基準マーク8,8…を撮影し、撮影データをコン
ピューターによって演算処理等して各基準マーク8,8…
間の距離を測長する。この測長はプリント配線板3をテ
ーブル2の上面に吸着してフラットに矯正した状態でお
こなっているために、正確な寸法でおこなうことができ
る。このように各基準マーク8,8…間の距離を測長する
ことによってプリント配線板3の伸縮の度合、すなわち
プリント配線板3に形成した回路パターン7のずれの度
合を算出することができる。そしてこのように算出され
るずれの度合に合わせて孔明け箇所の補正をおこなう。
補正はテーブル2の下方に配設した電動ドリルなど穿孔
具21にてテーブル2をX及びY方向の水平(縦横)方向
に移動させることによっておこなうものであり、通常は
基準マーク8のセンターから数十μ程度移動させる補正
をおこなう必要がある。 このようにしてテーブル2を水平方向に移動させてワ
ーク側の位置を補正した後に、第3図(b)に示すよう
に穿孔具21を上動させてドリルビット21aをテーブル2
の通孔14に通し、プリント配線板3の基準マーク8の箇
所に孔明け加工をおこなうものである。例えば第7図に
示すように、基準マーク8,8のセンター間の距離Lに対
して、孔22を明ける箇所を補正することによって孔22,2
2間の距離がL′になるように孔明け加工をおこなうも
のである。 そして本発明においては、穿孔具21とは反対側のプリ
ント配線板3の板面をシート状の押さえ材23にて押さ
え、穿孔具21にてプリント配線板3とともに押さえ材23
も穿孔を行うことで、シート状の押さえ材23にてプリン
ト配線板3がその穿孔具21による穿孔加工時に孔周部に
バリ状の返りが生じるのを抑制し、良好な孔明けを行う
のである。ここで、プリント配線板3は上記のように、
真空ユニット17の稼働にて多数の吸引孔1においてテー
ブル2上に吸引保持しているので、吸引保持によりプリ
ント配線板3をフラットに矯正して保持することができ
ると共に、押さえ材23をプリント配線板3にあてる際に
プリント配線板3の位置ずれが生じないようにすること
ができるものであり、プリント配線板3の正確な位置に
穿孔具21にて穿孔加工することができるものである。 押さえ材23としては、例えば透明で硬質な塩化ビニル
の帯状体を繰出しドラム24側から巻取りドラム25側に制
御信号にて繰出されるようにしても、又、第8図に示す
ように、シート状の押さえ材23を角片状に形成して、穿
孔加工時に応じて押さえ材23を通孔14の上部に配設する
ようにしてもよい。押さえ板23の材質は他の好適なもの
を採用することができる。そしてこのような押さえ材23
は好ましくはリング状のストッパー26にて押さえてお
き、穿孔具21の突き上げにてプリント配線板3及び押さ
え材23が逃げないようにしておくとよい。かかるストッ
パー26は、駆動昇降自在にして、テーブル2の移動を容
易に行えるようにしてある。そしてストッパー26の形状
形態は種々設計変更可能である。穿孔後にプリント配線
板3から押さえ材23を剥がし、プリント配線板3のみを
次ぎの工程へと搬出するのはいうまでもない。 尚、本発明はプリント配線板3以外のシート状体Sに
実施できるものである。
【発明の効果】
上述のように本発明にあっては、シート状体をテーブ
ルに吸引保持すると共に、シート状体のテーブルと反対
側の板面をシート状の押さえ材にて押さえ、テーブルを
通して、穿孔具にてシート状体とともに押さえ材も穿孔
を行うから、吸引保持によりシート状体をフラットに矯
正して保持することができると共に、押さえ材をシート
状体にあてる際にシート状体の位置ずれが生じないよう
にすることができるものであり、シート状体の正確な位
置に穿孔具にて穿孔加工することができるものである。
また押さえ材にてシート状体がその穿孔具による穿孔加
工時に孔周部にバリ状の返りが生じるのを抑制し、良好
な孔明けを行うことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す一部破断した側面図、
第2図は同上の平面図、第3図(a)(b)は同上の穿
孔作用を示す側面図、第4図は同上のプリント配線板の
斜視図、第5図は同上のテーブルとプリント配線板とを
示す斜視図、第6図は同上のテーブルの断面図、第7図
は同上の孔明け位置を示す拡大図、第8図は同上の他の
実施例の側面図、第9図(a)(b)は同上の問題点を
示す側断面図であり、23は押さえ材、Sはシート状体で
ある。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント配線板のようなシート状体を穿孔
    具にて穿孔を行うシート状体の孔加工方法であって、シ
    ート状体をテーブルに吸引保持すると共に、シート状体
    のテーブルと反対側の板面をシート状の押さえ材にて押
    さえ、テーブルを通して穿孔具にてシート状体とともに
    押さえ材も穿孔を行うことを特徴とするシート状体の孔
    加工方法。
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