JP2707450B2 - ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業の利用分野] 本発明はハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法
に関し、更に詳しくは迅速処理が可能で、かつ画像保存
性の優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法
に関する。
[発明の背景] ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理は基本的には
発色現像と脱銀の2工程からなり、脱銀は通常、漂白工
程と定着又は漂白定着等の定着能を有する処理工程から
なっている。この他に付加的な処理工程としてリンス処
理、安定処理等が加えられる。
画像銀を漂白するための酸化剤として、公害上の問題
が少なく、かつ、廃液の再生使用可能等の要請にかなう
ものとして、アミノポリカルボン酸金属錯塩等の有機酸
の金属錯塩が使用されるようになってきた。しかし、有
機酸の金属錯塩を使用した漂白処理液は、一般に酸化力
が緩慢なために、画像銀(金属銀)の漂白速度(酸化速
度)が遅いという欠点を有し、特に臭化銀、沃臭化銀乳
剤を主体とする高感度ハロゲン化銀カラー写真感光材
料、高銀量の撮影用カラーペーパー及び撮影用のカラー
ネガティブフィルム、カラーリバーサルフィルムでは、
漂白工程に長時間を要するという欠点を有している。
また、大量のハロゲン化銀写真感光材料を自動現像機
等により連続処理する現像処理方法においては、成分濃
度の変化による漂白液の性能の悪化を避けるために、処
理液の成分を一定濃度の範囲に保つための手段が必要で
あり、このため補充液を濃厚化し少量補充する所謂濃厚
低補充方式や、オーバーフロー液に再生剤を加え再び補
充液として用いる方法も提案されてきている。
前述の如き漂白剤において、特に現像銀を漂白するこ
とによって生じた有機酸第一鉄錯塩を有機第二鉄錯塩に
酸化して戻し、更に不足成分を補うための再生剤を加え
て再び補充液として使用する方法が実用化されている。
しかしながら近年、台頭してきた、いわゆるコンパク
トラボ(別名、ミニラボ)においては、処理の簡易化及
び現像機の設置面積の減少化のニーズが高く、したがっ
て煩雑な手間と管理、広い処理スペースを必要とする再
生処理は特に好ましくない。
これらの要求を満足する方式として、濃厚低補充方式
が好ましいが、漂白液の補充量を極端に減少させると漂
白液中に持ち込まれる発色現像液成分の濃度が上昇し、
漂白反応が制御されたり、更に重大な問題としては形成
された色画像の保存性が悪く、イエローステインの増加
が大きくなる。この画像保存性の劣化は、近年の発色現
像液の低補充化において問題となっている。
[発明の目的] そこで本発明の目的は、迅速かつ低補充処理が可能で
あり、しかも画像保存性に優れ、長期にわたり初期と同
等の画像情報を維持できる、ハロゲン化銀カラー写真感
光材料の処理方法を提供することにある。
[発明の構成] 本発明の上記目的は、ハロゲン化銀カラー写真感光材
料を発色現像後、直ちに漂白液で処理し、引き続き定着
能を有する処理液で処理するハロゲン化銀カラー写真感
光材料の処理方法において、前記ハロゲン化銀カラー写
真感光材料の全ハロゲン化銀乳剤層に含まれる感光性ハ
ロゲン化銀の総量が銀に換算した値で4.7g/m2以下であ
り、かつ前記漂白液には、一般式〔A〕で表される化合
物の第2鉄塩を少なくとも1種を漂白液1当たり0.01
〜0.3モル/l含有することを特徴とするハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料の処理方法によって達成される。
一般式〔A〕 〔式中、A1〜A4は、互いに同一または異なっていて、そ
れぞれ-CH2OH、−COOMまたは-PO3M1M2を表し、ここで
M、M1、M2はそれぞれ水素原子、ナトリウム、カリウム
またはアンモニウム基を表す。Xは炭素数3〜5の置換
または未置換のアルキレン基を表す。〕 本発明で用いられるハロゲン化銀カラー写真感光材料
は、ハロゲン化銀乳剤層を含み、該全乳剤層中の感光性
ハロゲン化銀の総量が銀に換算した値で4.7g/m2以下が
好ましく、更に好ましくは4.0g/m2以下である。また少
なくとも1つのハロゲン化銀乳剤層に含まれる感光性ハ
ロゲン化銀の下限の量は、0以外であればよく、各ハロ
ゲン化銀乳剤層に含まれる量の総量が銀に換算した値で
4.7g/m2以下の範囲にわたっていれば、種々の値で含有
することができる。
本発明における銀量の測定は、原子吸光分析法を用い
ることができる。
本発明の感光材料に用いるハロゲン化銀乳剤として
は、通常のハロゲン化銀乳剤の任意のものを用いること
ができる。
該乳剤は、常法により化学増感することができ、増感
色素を用いて、所望の波長域に光学的に増感できる。
ハロゲン化銀乳剤には、カブリ防止剤、安定剤等を加
えることができる。該乳剤のバインダーとしては、ゼラ
チンを用いるのが有利である。
乳剤層、その他の親水性コロイド層は、硬膜すること
ができ、又、可塑剤、水不溶性又は難溶性合成ポリマー
の分散物(ラテックス)を含有させることができる。
カラー写真用感光材料の乳剤層には、カプラーが用い
られる。
更に色補正の効果を有しているカラードカプラー、競
合カプラー及び現像主薬の酸化体とのカップリングによ
って現像促進剤、漂白促進剤、現像剤、ハロゲン化銀溶
剤、調色剤、硬膜剤、カブリ剤、カブリ防止剤、化学増
感剤、分光増感剤、および減感剤のような写真的に有用
なフラグメントを放出する化合物を用いることができ
る。
感光材料には、フィルター層、ハレーション防止層、
イラジエーション防止層等の補助層を設けることができ
る。これらの層中及び/又は乳剤層中には現像処理中に
感光材料から流出するかもしくは漂白される染料が含有
させられてもよい。
感光材料には、ホルマリンスカベンジャー、蛍光増白
剤、マット剤、滑剤、画像安定剤、界面活性剤、色カブ
リ防止剤、現像促進剤、現像遅延剤や漂白促進剤を添加
できる。
支持体としては、ポリエチレン等をラミネートした
紙、ポリエチレンテレフタレートフィルム、バライタ
紙、三酢酸セルロース等を用いることができる。
本発明の感光材料を用いて色素画像を得るには露光
後、以下に記載されるカラー写真処理を行うことができ
る。特に本発明で用いられる感光材料は、漂白処理にお
いて、後述の一般式[A]で表される化合物の第二鉄錯
塩を含む漂白液と組み合せて用いることにより、本発明
の効果を得ることができる。
処理方法の好ましい具体的処理工程を以下に示す。
(1)発色現像−漂白−定着−水洗 (2)発色現像−漂白−定着−水洗−安定 (3)発色現像−漂白−定着−安定 (4)発色現像−漂白−定着−第1安定−第2安定 (5)発色現像−漂白−漂白定着−水洗 (6)発色現像−漂白−漂白定着−水洗−安定 (7)発色現像−漂白−漂白定着−安定 (8)発色現像−漂白−漂白定着−第1安定−第2安定 これらの工程の中でもとりわけ(3),(4),
(7),(8)好ましく、とりわけ特に(3),(4)
が好ましい。
本発明の処理方法における別の好ましい態様の一つと
して発色現像液のオーバーフロー液の一部または全部
を、つづく工程である漂白液に流入させる方法が挙げら
れる。これは、漂白液に発色現像液を一定量流入させる
と、漂白液中のスラッジの発生が改良されるためであ
る。
さらに、上記方式に加えて後工程の安定液のオーバー
フロー液の一部または全部を漂白定着液ないし定着液に
流し込む際に、銀回収効率の改善効果が得られる。
該発色現像液で上記ハロゲン化銀カラー写真感光材料
を処理する時間は180秒以下が好ましく、さらに好まし
くは150秒以下、さらに好ましくは20〜150秒、さらに好
ましくは30〜120秒、さらに好ましくは40〜100秒の範囲
である。
上記のハロゲン化銀カラー写真感光材料を上記の短時
間で処理することにより、得られる色素画像の粒状性も
改良できる。
発色現像液は、芳香族第一級アミン系発色現像主薬を
該処理液1当たり好ましくは、1.5×10-2モル以上含
む。さらに好ましくは2.0×10-2モル以上であり、特に
好ましくは2.5×10-2モル〜2×10-1モル、最も好まし
くは3×10-2〜1×10-1モルの範囲である。
このような発色現像主薬を高濃度にして上記写真感光
材料を活性化すると、上述のような短時間処理によって
鮮鋭性に優れ、かつ粒状性の向上した画像を得ることが
でき、特にマゼンタ色素画像において顕著である。
以下、好ましく用いることができる発色現像液の発色
現像主薬について説明する。
上記好ましい発色現像液に用いられる芳香族第一級ア
ミン系発色現像主薬は、種々のカラー写真プロセスにお
いて広範囲に使用されている公知のものが含有される。
これらの現像剤にアミノフェノール系およびp−フェニ
レンジアミン系誘導体が含まれる。これらの化合物は一
般に遊離状態よりも安定な塩の形、例えば塩酸塩または
硫酸塩の形で使用される。
アミノフェノール系現像剤としては例えば、o−アミ
ノフェノール、p−アミノフェノール、5−アミノ−2
−オキシ−トルエン、2−アミノ−3−オキシ−トルエ
ン、2−オキシ−3−アミノ−1,4−ジメチル−ベンゼ
ン等が含まれる。
自動現像機の発色現像層内壁への結晶析出性が改良さ
れるため特に有用な芳香族第一級アミン発色現像剤は少
なくとも1つの水溶性基で置換されたアミノ基を有する
芳香族第一級アミン発色現像剤であり、特に好ましくは
下記一般式〔E〕で示される化合物である。
一般式〔E〕 式中、R1は水素原子、ハロゲン原子またはアルキル基
を表し、該アルキル基は直鎖または分岐の炭素数1〜5
のアルキル基を表し、置換基を有していてもよい。R2
びR3は水素原子またはアルキル基またはアリール基を表
すが、これらの基は置換基を有していてもよい。そして
R2およびR3の少なくとも1つは水酸基、カルボン酸基、
アルホン酸基、アミノ基、アルホンアミド基等の水溶性
基で置換されたアルキル基または基CH2 R
4である。このアルキル基はさらに置換基で置換されて
いてもよい。
なお、R4は水素原子またはアルキル基を表し、アルキ
ル基としては直鎖または分岐の炭素数1〜5のアルキル
基を表し、p及びqは1〜5の整数を表す。
次に上記一般式〔E〕で示される化合物を挙げるが、
本発明において使用される発色現像主薬はこれらの化合
物に限定されない。
(例示化合物) これら一般式〔E〕で示されるp−フェニレンジアミ
ン誘導体は有機酸および無機酸の塩として用いることが
でき、例えば塩酸塩、硫酸塩、燐酸塩、p−トルエンス
ルホン酸塩、亜硫酸塩、シュウ酸塩、ベンゼンジスルホ
ン酸塩等を用いることができる。
上記一般式〔E〕で示されるp−フェニレンジアミン
誘導体の中でもR2および/またはR3がCH2
R4(p,qおよびR4は前記と同義)で示される基である
とき、とりわけ本発明の効果を良好に奏する。
発色現像液に使用して好ましい化合物としては亜硫酸
塩、ヒドロキシルアミン、現像抑制剤がある。上記亜硫
酸塩としては亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウ
ム、亜硫酸カリウム、亜硫酸水素カリウム等があり、0.
1〜40g/lの範囲で使用することが好ましく、さらに好ま
しくは0.5〜10g/lの範囲で使用される。上記ヒドロキシ
ルアミンは塩酸塩、硫酸塩等の塩として用いられ、0.1
〜40g/lの範囲で使用することが好ましく、さらに好ま
しくは0.5〜10g/lの範囲で使用する。さらに上記発色現
像液に好ましく用いられる現像抑制剤として臭化ナトリ
ウム、臭化カリウム、沃化ナトリウム、沃化カリウム等
のハロゲン化物の他、有機抑制剤があり、それらの添加
量は0.005〜20g/lの範囲で使用することが好ましく、さ
らに好ましくは0.01〜5g/lの範囲である。
発色現像液には、さらに、通常添加されている種々の成
分、例えば水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム等のアル
カリ剤、アルカリ金属チオシアン酸塩、アルカリ金属ハ
ロゲン化物、ベンジルアルコール、水軟化剤および濃厚
化剤および現像促進剤等を任意に含有させることもでき
る。
上記発色現像液に添加される上記以外の添加剤として
は、ステイン防止剤、スラッジ防止剤、保恒剤、重層効
果促進剤、キレート剤等がある。
発色現像液は、pH9以上、特にpH9〜13で用いるのが好
ましい。
発色現像温度は20℃〜45℃が好ましく、発色現像液の
安定性、迅速処理性という点から30℃〜45℃が特に好ま
しい。
漂白液に用いられる漂白剤としては、下記一般式
〔A〕で示される化合物の第二鉄錯塩が好ましい。
一般式〔A〕 (式中、A1〜A4は互に同一または異っていて、それぞれ
-CH2OH,-COOMまたは-PO3M1M2を表わし、ここでM,M1,M2
はそれぞれ水素原子、ナトリウム、カリウム、またはア
ンモニウム基を表わす。Xは炭素数3〜5の置換または
未置換のアルキレン基を表わす。) つぎに、一般式〔A〕で示される化合物について詳述
する。A1〜A4は、互に同一または異なっていて、それぞ
れ-CH2OH,-COOMまたは-PO3M1M2を表わし、ここでM,M1,M
2はそれぞれ水素原子、ナトリウム、カリウム、または
アンモニウム基を表わす。Xは炭素数3〜5の置換また
は未置換のアルキレン基(例えばプロピレン、ペンタメ
チレン)を表わし、この置換基としては水酸基が挙げら
れる。
以下に、前記一般式〔A〕で示される化合物の好まし
い具体例を示す。
一般式〔A〕で表される化合物としては(A−1)〜
(A−8)の化合物以外に、これらのナトリウム塩、カ
リウム塩又はアンモニウム塩が挙げられる。漂白剤とし
てはこれらの第二鉄錯塩のアンモニウム塩が好ましく用
いられる。
前記化合物例の中で特に好ましく用いられるものは、
(A−1),(A−2),(A−3),(A−4),
(A−7)であり、とりわけ特に好ましいものは(A−
1)である。
前記一般式〔A〕で示される化合物の第二鉄錯塩は漂
白液1当り0.01モル〜0.3モル、とりわけ特に好まし
くは0.05モル〜0.25モルの範囲で使用される。
漂白液には、前記一般式〔A〕で示される化合物の第
二鉄錯塩を少なくとも1種用いればよく、さらに、その
他のアミノポリカルボン酸第二鉄錯塩(例えば、エチレ
ンジアミン四酢酸第二鉄錯塩、ジエチレントリアミン五
酢酸第二鉄錯塩、1,2−シクロヘキサンジアミン四酢酸
第二鉄錯塩、グリコールエーテルジアミン四酢酸第二鉄
錯塩等)と組合せて使用できる。とりわけ、エチレンジ
アミン四酢酸第二鉄錯塩と組合せて使用するのが、経済
的な観点および漂白かぶりを少なくするという点から好
ましい。
漂白液の好ましい補充量はハロゲン化銀カラー写真感
光材料1m2当り20mlないし500mlであり、特に好ましくは
20ml〜350mlであり、さらに特に好ましくは40mlないし3
00mlであり、最も好ましくは50mlないし250mlである。
漂白定着液に用いられる漂白剤としては、アミノカル
ボン酸またはアミノスルホン酸の第二鉄錯塩が好まし
い。該アミノカルボン酸およびアミノホスホン酸は、そ
れぞれ少なくとも2個以上のカルボン酸基を有するアミ
ノ化合物および少なくとも2個以上のホスホン酸基を有
するアミノ化合物を表し、好ましくは下記一般式〔X I
I〕および〔X III〕で表される化合物である。
一般式〔X II〕 一般式〔X III〕 式中、Eは置換または未置換のアルキレン基、シクロア
ルキレン基、フェニレン基、-R83OR83OR83-,-R83ZR83-
を表し、ZはN-R83-A6,N-A6を表し、R79〜R83は置
換または未置換のアルキレン基を表し、A2〜A6は水素原
子、-OH,-COOM,-PO3M2を表し、Mは水素原子、アルカリ
金属原子を表す。
次に、これら一般式〔X II〕および〔X III〕で表さ
れる化合物の好ましい具体的例示化合物を以下に挙げ
る。
〔例示化合物〕
〔X II-1〕エチレンジアミンテトラ酢酸 〔X II-2〕ジエチレントリアミンペンタ酢酸 〔X II-3〕エチレンジアミン−N−(β−ヒドロキシエ
チル−N,N′,N′−トリ酢酸 〔X II-4〕1,3−プロピレンジアミンテトラ酢酸 〔X II-5〕トリエチレンテトラミンヘキサ酢酸 〔X II-6〕シクロヘキサンジアミンテトラ酢酸 〔X II-7〕1,2−ジアミノプロパンテトラ酢酸 〔X II-8〕1,3−ジアミノプロパン−2−オール−テト
ラ酢酸 〔X II-9〕エチルエーテルジアミンテトラ酢酸 〔X II-10〕グリコールエーテルジアミンテトラ酢酸 〔X II-11〕エチレンジアミンテトラプロピオン酸 〔X II-12〕フェニレンジアミンテトラ酢酸 〔X II-13〕エチレンジアミンテトラ酢酸ジナトリウム
塩 〔X II-14〕エチレンジアミンテトラ酢酸テトラ(トリ
メチルアンモニウム)塩 〔X II-15〕エチレンジアミンテトラ酢酸テトラナトリ
ウム塩 〔X II-16〕ジエチレントリアミンペンタ酢酸ペンタナ
トリウム塩 〔X II-17〕エチレンジアミン−N−(β−ヒドロキシ
エチル)−N,N′,N′−トリ酢酸ナトリウム塩 〔X II-18〕プロピレンジアミンテトラ酢酸ナトリウム
塩 〔X II-19〕エチレンジアミンテトラメチレンホスホン
酸 〔X II-20〕シクロヘキサンジアミンテトラ酢酸ナトリ
ウム塩 〔X II-21〕ジエチレントリアミンペンタメチレンホス
ホン酸 〔X II-22〕シクロヘキサンジアミンテトラメチレンホ
スホン酸 〔X III-1〕ニトリロトリ酢酸 〔X III-2〕メチルイミノジ酢酸 〔X III-3〕ヒドロキシエチルイミノジ酢酸 〔X III-4〕ニトリロトリプロピオン酸 〔X III-5〕ニトリロトリメチレンホスホン酸 〔X III-6〕イミノジメチレンホスホン酸 〔X III-7〕ヒドロキシエチルイミノジメチレンホスホ
ン酸 〔X III-8〕ニトリロトリ酢酸トリナトリウム塩 これらアミノカルボン酸およびアミノホスホン酸の中
で本発明の意図する効果の点から特に好ましく用いられ
る化合物としては(X II-1),(X II-2),(X II-
4),(X II-6),(X II-7),(X II-10),(X II-1
9),(X III-1),(X III-5)が挙げられる。これら
の中でもとりわけ特に好ましいものは(X II-4)であ
る。
前記有機酸の第二鉄錯塩は、フリーの酸(水素塩)、
ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩等のアルカリ金
属塩、もしくはアンモニウム塩、または水溶性アミン
塩、例えばトリエタノールアミン塩等として使われる
が、好ましくはカリウム塩、ナトリウム塩およびアンモ
ニウム塩が使われる。これらの第二鉄錯塩は少なくとも
1種用いればよいが、2種以上を併用することもでき
る。その使用量は任意に選ぶことができ、処理する感光
材料の銀量およびハロゲン化銀組成等によって選択する
必要があるが、例えば、漂白定着液1当り0.01モル以
上で使用でき、好ましくは0.05〜1.0モルで使用され
る。なお、補充液においては濃厚低補充化のために溶解
限度いっぱいに濃厚化して使用することが望ましい。
漂白液および漂白定着液が、イミダゾールおよびその
誘導体または下記一般式〔I〕〜〔II〕で示される化合
物の少なくとも1種を含有すると、漂白液中の銀に起因
する沈澱も改善される付加的な効果が得られるため、こ
れらの化合物が好ましく用いられる。
一般式〔I〕 〔式中、Qは含窒素ヘテロ環(5〜6員の不飽和環が
縮合しているものも含む)を形成するに必要な原子群を
表わし、R1は水素原子、炭素原子数1〜6個のアルキル
基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロ環基(5〜
6員の不飽和環が縮合しているものも含む)またはアミ
ノ基を表わす。〕 一般式〔II〕 〔式中、R2およびR3はそれぞれ水素原子、炭素原子数1
〜6のアルキル基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、アミ
ノ基、炭素原子数1〜3のアシル基、アリール基または
アルケニル基を表わす。Aは またはn1個のヘテロ環残基(5〜6員の不飽和環が縮合
しているものも含む)を表わし、Xは=S,=Oまたは=
NR″を表わす。ここで、RおよびR′はそれぞれR2およ
びR3と同義、X′はXと同義、Zは水素原子、アルカリ
金属原子、アンモニウム基、アミノ基、含窒素ヘテロ環
残基、アルキル基、または を表わし、Mは2価の金属原子を表わし、R″は水素原
子、炭素原子数1〜6のアルキル基、シクロアルキル
基、アリール基、ヘテロ環残基(5〜6員の不飽和環が
縮合しているものも含む)またはアミノ基を表わし、n1
〜n6およびm1〜m5はそれぞれ1〜6の整数を表わす。B
は炭素原子数1〜6のアルキレン基を表わし、Yは を表わし、R4およびR5はそれぞれR2およびR3と同義であ
る。但し、R4およびR5はそれぞれ−B−SZを表わしても
よく、またR2とR3、RとR′、R4とR5はそれぞれ互に結
合して環を形成してもよい。
なお、該式で表わされる化合物はエノール化体および
その塩も含む。〕 一般式〔III〕 〔式中、R6およびR7はそれぞれ水素原子、炭素原子数
1〜6のアルキル基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、ア
ミノ基、炭素原子数1〜3のアシル基、アリール基、ア
ルケニル基または-B1-S-Z1を表わす。但し、R6とR7は互
に結合して環を形成してもよい。Y1はN−またはCH
−を表わし、B1は炭素原子数1〜6のアルキレン基を表
わし、Z1は水素原子、アルカリ金属原子、アンモニウム
基、アミノ基、含窒素ヘテロ環残基または を表わす。n7は1〜6の整数を表わす。〕 一般式〔IV〕 〔式中、R8およびR9はそれぞれ を表わし、R10はアルキル基または-(CH2)n8SO3 を表わ
す。(但し、R10が-(CH2)n8SO3 のとき、lは0を表わ
し、アルキル基のとき1を表わす。)G はアニオンを
表わす。n8は1〜6の整数を表わす。〕 一般式〔V〕 〔式中、Q1は含窒素ヘテロ環(5〜6員の不飽和環ま
たは飽和環が縮合しているものも含む)を形成するに必
要な原子群を表わし、R11は水素原子、アルカリ金属原
子、 またはアルキル基を表わす。但し、Q′はQ1と同義であ
る。〕 一般式〔VI〕 〔式中、D1,D2,D3およびD4はそれぞれ単なる結合手、
炭素原子数1〜8のアルキレン基またはビニレン基を表
わし、q1,q2,q3およびq4はそれぞれ0,1または2を表わ
す。また硫黄原子と共に形成する環はさらに5〜6員の
飽和環または不飽和環と縮合してもよい。〕 一般式〔VII〕 〔式中、X2は−COOM′,−OH,-SO3M′,-CONH2,-SO2N
H2,-NH2,-SH,-CN,-CO2R16,-SO2R16,-OR16,-NR16R17,-SR
16,-SO3R16,-NHCOR16,-NHSO2R16,-OCOR16または-SO2R16
を表わし、Y2または水素原子を表わし、m9およびn9はそれぞれ1〜10
の整数を表わす。R11,R12,R13,R14,R15,R17およびR18
それぞれ水素原子、低級アルキル基、アシル基または を表わし、R16は低級のアルキル基を表わし、R19は-NR
20R21、-OR22または-SR22を表わし、R20およびR21はそ
れぞれ水素原子または低級アルキル基を表わし、R22はR
18と結合して環を形成するのに必要な原子群を表わす。
R20またはR11はR18と結合して環を形成してもよい。
M′は水素原子またはカチオンを表わす。〕 一般式〔VIII〕 式中、Arは2価のアリール基またはアリール基と酸素
原子および/もしくはアルキレン基とを組みあわせた2
価の有機基を表わし、B2およびB3はそれぞれ低級アルキ
レン基を表わし、R23,R24,R25およびR26はそれぞれヒド
ロキシ置換低級アルキル基を表わし、xおよびyはそれ
ぞれ0または1を表わす。G′はアニオンを表し、zは
0,1または2を表わす。〕 一般式〔IX〕 〔式中、R29およびR30はそれぞれ水素原子、アルキル
基、アリール基またはヘテロ環基を表わし、R31は水素
原子またはアルキル基を表わし、R32は水素原子または
カルボキシ基を表わす。〕 本発明において好ましく用いられる一般式〔I〕〜
〔IX〕で示される化合物は、一般に漂白促進剤として用
いられる化合物である。
前記一般式〔I〕ないし〔IX〕で示される漂白促進剤
の代表的な例としては、例えば次のようなものを具体的
に挙げることができるが、この漂白促進剤はこれらに限
定されない。
例示化合物 (VII-14) HSCH2CH2NHCH2CH2OH 〔イミダゾールおよびその誘導体〕 上記で例示した漂白促進剤の他、特願昭60-263568号
明細書の第51頁から頁115頁に記載の例示化合物No.I−
2、I−4〜7、I−9〜13、I-16〜21、I-23、I-24、
I-26,27、I-30〜36、I-38、II-2〜5、II-7-10、II-12
〜20、II-22〜25、II-27、II-29〜33、II-35,36、II-38
〜41、II-43、II-45〜55、II-57〜60、II-62〜64、II-6
7〜71、II-73〜79、II-81〜84、II-86〜99、II-101,10
2、II-104〜110、II-112〜119、II-121〜124、II-126II
-128〜144、II-146、II-148〜155、II-157、III-4、III
-6〜8、III-10,11、III-13、III-15〜18、III-20、III
-22、III-23、III-25、III-27、III-29〜32、III-35,3
6、IV-3、IV-4、V−3〜6、V−8〜14、V-16〜38、V
-40〜42、V-44〜46、V-48〜66、V-68〜70、V-72〜74、V
-76〜79、V-81,82、V-84〜100、V-102〜108、V-110、V-
112,113、V-116〜119、V-121〜123、V-125〜130、V-132
〜144、V-146〜161、V-164〜174、V-176〜164、VI-4、V
I-7、VI-10、VI-12、VI-13、VI-16、VI-19、VI-21、VI-
22、VI-25、VI-27〜34、VI-36、VII-3、VII-6、VII-1
3、VII-19、VII-20および、特願昭63-17445号明細書の
第22頁から第25頁に記載の例示化合物(III-2)〜(III
-3),(III-5)〜(III-10),(III-12)〜(III-4
5),(III-47)〜(III-50),(III-52)〜(III-5
4),(III-56)〜(III-63),(III-65)等の化合物
も同様に用いることができる。
これらの漂白促進剤は単独で用いてもよいし、2種以
上を併用してもよく、添加量は一般に漂白液又は漂白定
着液1当り約0.01〜100gの範囲で好結果が得られる。
さらに漂白促進効果および感光材料の汚染の面から、漂
白液または漂白定着液1当り0.05〜50gが好ましく、
さらに好ましくは0.05〜15gである。
漂白促進剤を添加する場合には、そのまま添加溶解し
てもよいが、水、アルカリ、有機酸等に予め溶解して添
加するのが一般的であり、必要に応じてメタノール、エ
タノール、アセトン等の有機溶媒に溶解して添加するこ
ともできる。
漂白液はpH0.2から8.0で使用でき、好ましくは2.0以
上7.0以下、より好ましくは4.0以上6.5以下で用いられ
る。処理温度は一般に20℃〜45℃であるが、望ましくは
25℃〜42℃である。
漂白液には、臭化アンモニウムのようなハロゲン化物
を通常添加して用いる。
なお、漂白液には、硼酸、硼砂、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭
酸ナトリウム、重炭酸カリウム、酢酸、酢酸ナトリウ
ム、水酸化アンモニウム等の各種の塩からなるpH緩衝剤
を単独で、あるいは2種以上組合せて含有させることが
できる。さらにまた、各種の蛍光増白剤や消泡剤あるい
は界面活性剤や防ばい剤を含有させることもできる。
定着液および漂白定着液にはいわゆる定着剤が必須で
ある。
定着剤としては、ハロゲン化銀と反応して水溶性の錯
塩を形成する化合物、例えばチオ硫酸カリウム、チオ硫
酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウムのようなチオ硫酸
塩、チオシアン酸カリウム、チオシアン酸ナトリウム、
チオシアン酸アンモニウムのようなチオシアン酸塩、あ
るいはチオ尿素、チオエーテル等が挙げられる。
これら定着剤の他に、さらに定着液および漂白定着液
には、亜硫酸アンモニウム、亜硫酸カリウム、重亜硫酸
アンモニウム、重亜硫酸カリウム、重亜硫酸ナトリウ
ム、メタ重亜硫酸アンモニウム、メタ重亜硫酸カリウ
ム、メタ重亜硫酸ナトリウム等の亜硫酸塩や硼酸、硼
砂、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウ
ム、酢酸カリウム、酢酸ナトリウム、水酸化アンモニウ
ム等の各種の塩から成るpH緩衝剤を2種または2種以上
含有させることができる。
さらにアルカリハライドまたはアンモニウムハライ
ド、例えば臭化カリウム、臭化ナトリウム、塩化ナトリ
ウム、臭化アンモニウム等の再ハロゲン化剤を多量に含
有させることが望ましい。また硼酸塩、蓚酸塩、酢酸
塩、炭酸塩、燐酸塩等のpH緩衝剤、アルキルアミン類、
ポリエチレンオキサイド類等の通常定着液および漂白定
着液に添加することが知られているものを適宜添加する
ことができる。
前記定着剤は処理液1当り0.1モル以上で用いら
れ、本発明の意図する効果の点から好ましくは0.6モル
〜4モルの範囲、特に好ましくは0.9モル〜3.0モルの範
囲、とりわけ特に好ましくは1.1モル〜2.0モルの範囲で
用いられる。
漂白液または漂白定着液の活性度を高めるために処理
浴中および処理補充液貯蔵タンク内で所望により空気の
吹き込み、または酸素の吹き込みを行って良く、あるい
は適当な酸化剤、例えば過酸化水素、臭素酸塩、過硫酸
塩等を適宜添加しても良い。
定着液および漂白定着液はその補充量が感光材料1m2
当り800ml以下が好ましく、とりわけ20ml〜650ml、とり
わけ特に30ml〜400mlの際に良好な結果が得られる。
また、定着液および漂白定着液中に、沃化物(沃化ア
ンモニウム,沃化カリウム,沃化ナトリウム,沃化リチ
ウム等)を0.1g/l〜10g/l含有させることが好ましく、
これは特に0.3g/l〜5g/l、とりわけ特に0.5g/l〜3g/l、
最も好ましくは0.8g/l〜2g/lである。定着能を有する処
理液(定着液または漂白定着液)には下記一般式〔FA〕
で示される化合物または下記化合物群〔FB〕の化合物を
添加するのが好ましく、この定着液または漂白定着液を
用いると、少量感材を長期間にわたって処理する際に発
生するスラッジが極めて少ないという別の効果も付加さ
れる。
一般式〔FA〕 (式中、R′およびR″はそれぞれ水素原子、アルキル
基、アリール基、アラルキル基または含窒素複素環を示
す。n′は2または3を表わす。) 一般式〔FA〕で示される具体的例示化合物を以下に示
す。
これら、一般式〔FA〕で示される化合物は米国特許3,
335,161号明細書および米国特許3,260,718号明細書に記
載されているような一般的な方法で合成できる。
化合物群〔FB〕 FB-1 チオ尿素 FB-2 沃化アンモニウム FB-3 沃化カリウム FB-4 チオシアン酸アンモニウム FB-5 チオシアン酸カリウム FB-6 チオシアン酸ナトリウム FB-7 チオシアノカテコール これら、前記一般式〔FA〕で示される化合物および化
合物群〔FB〕の化合物はそれぞれ単独で用いてもよく、
また2種以上組合わせて用いてもよい。例えば、チオ尿
素とチオシアン酸アンモニウムと沃化アンモニウム、チ
オ尿素とチオシアン酸アンモニウム、(FA-12)とチオ
尿素、(FA-12)とチオシアン酸アンモニウム、(FA-1
2)と沃化アンモニウム、(FA-12)と(FA-32)、(FA-
12)と(FA-38)等が好ましい例として挙げられる。
また、これら一般式〔FA〕で示される化合物および化
合物群〔FB〕の化合物の添加量が処理液1当り0.1g〜
200gの範囲にあるとき好結果が得られる。とりわけ0.2
〜100gの範囲が好ましく、0.5〜50gの範囲が特に好まし
い。
漂白液および定着能を有する処理液(定着液または漂
白定着液)の処理時間は合計3分45秒以下が好ましく、
合計時間は好ましくは20秒〜3分20秒以下、特に好まし
くは40秒〜3分、とりわけ特に好ましくは60秒〜2分40
秒の範囲である。
また、漂白時間は1分30秒以下が好ましく、特に10秒
〜70秒、とりわけ特に20秒〜55秒が好ましい。定着能を
有する処理液の処理時間は好ましくは3分10秒以下であ
り、特に好ましくは、10秒〜2分40秒の範囲であり、と
りわけ特に好ましくは20秒〜2分10秒の範囲である。
漂白液、定着液および漂白定着液に強制的液攪拌を付
与することが迅速処理適性の観点からも好ましい。
ここに強制的液攪拌とは、通常の液の拡散移動ではな
く、攪拌手段を付加して強制的に攪拌することを意味す
る。
強制的攪拌手段としては、以下の方法が挙げられる。
1.高圧スプレー処理法または吹きつけ攪拌法 2.エアーバブリング処理法 3.超音波発振処理法 4.バイブレーション処理法 また、好ましく用いられる安定液のpH値としては、画
像保存性を向上させる目的でpH4.0〜9.0の範囲が好まし
く、より好ましくは4.5〜9.0の範囲であり、特に好まし
くは5.0〜8.5の範囲である。
安定液に含有させることができるpH調整剤は、一般に
知られているアルカリ剤または酸剤のいかなるものも使
用できる。
安定液には、有機酸塩(クエン酸、酢酸、コハク酸、
シュウ酸、安息香酸等)、pH調整剤(リン酸塩、ホウ酸
塩、塩酸塩、硫酸塩等)、界面活性剤、防腐剤、Bi、M
g、Zn、Ni、Al、Sn、Ti、Zr等の金属塩などを添加する
ことができる。これら化合物の添加量は安定浴のpHを維
持するに必要で、かつカラー写真画像の保存時の安定性
と沈澱の発生に対し悪影響を及ぼさない範囲の量をどの
ような組み合わせで使用してもさしつかえない。
各安定液に好ましく用いられる防黴剤は、ヒドロキシ
安息香酸エステル化合物、フェノール系化合物、チアゾ
ール系化合物、ピリジン系化合物、グアニジン系化合
物、カーバメイト系化合物、モルホリン系化合物、四級
ホスホニウム系化合物、アンモニウム系化合物、尿素系
化合物、イソキサゾール系化合物、プロパーノールアミ
ン系化合物、テルファミド系化合物、アミノ酸系化合
物、活性ハロゲン放出化合物およびベンツトリアゾール
系化合物である。
なお、上記防黴剤のなかで好ましく用いられる化合物
はフェノール系化合物、チアゾール系化合物、ピリジン
系化合物、グアニジン系化合物、四級アンモニウム系化
合物、活性ハロゲン放出化合物、ベンツトリアゾール系
化合物である。
さらに、特に好ましくは液保存性の上からフェノール
系化合物、チアゾール系化合物、活性ハロゲン放出化合
物およびベンツトリアゾール系化合物である。
安定液への防黴剤の添加量は、水洗代替安定液1リッ
トル当たり、0.001g〜50gの範囲で用いられ、好ましく
は0.005g〜10gの範囲で使用される。
安定液は、定着液および漂白定着液等の可溶性銀塩を
含有する処理液から各種の方法で銀回収してもよい。例
えば、電気分解法(仏国特許第2,299,667号明細書)、
沈澱法(特開昭52-73037号公報、西独国特許第2,331,22
0号明細書)、イオン交換法(特開昭51-17114号公報、
独国特許第2,540,237号明細書)、および金属置換法
(英国特許第1,353,305号明細書)等が有効に利用でき
る。
銀回収はタンク液中からインラインで回収してもよ
く、また前記可溶性銀塩を処理液のオーバーフロー液と
して回収する前記方法で銀回収し、残液は廃液として処
分してもよいし、再生剤を添加し、補充液または槽処理
液として使用してもよい。安定液を定着液または漂白定
着液と混合してから銀回収することは特に好ましい。
また、安定液をイオン交換樹脂と接触させる処理、電
気透析処理(特願昭59-96352号参照)や逆浸透処理(特
願昭59-96352号参照)等を用いることもできる。
安定液の補充量は処理する撮影用カラー写真材料の単
位面積当り前浴からの持ち込み量の1〜80倍が好まし
く、特に2〜60倍であることが好ましい。安定液中の前
浴成分(漂白定着液または定着液)の濃度は安定液槽の
最終槽で1/500以下が好ましく、より好ましくは1/1000
以下であるが、低公害および液の保存性の面からは1/50
0〜1/100000が好ましく、より好ましくは1/2000〜1/500
00になるように安定化槽の処理槽を構成することが好ま
しい。
安定化処理槽は複数の槽より構成してもよく、該複数
の槽は、2槽以上6槽以下にすることが好ましい。
安定化処理槽を2槽以上6槽以下にし、しかもカウン
ターカレント方式(後浴に供給して前浴からオーバーフ
ローさせる方式)にすることが、特に低公害および画像
保存の向上の上からも好ましい。特に好ましくは2〜3
槽、さらに好ましくは2槽が好ましい。
持ち込み量は感光材料の種類、自動現像機の搬走速
度、搬走方式、感光材料表面のスクイズ方式等により異
なるが、カラーフィルム(ロールフィルム)の場合、通
常持ち込み量は50ml/m2〜150ml/m2であり、好ましい補
充量は50ml/m2〜4.0ml/m2の範囲にあり、特に効果が顕
著な補充量は200ml/m2〜1500ml/m2の範囲にある。
安定液による処理の処理温度は15〜60℃が好ましく、
より好ましくは20〜45℃の範囲が良い。
[実施例] 次に本発明について実施例をもって更に具体的に説明
するが、本発明は、これらに限定されるものではない。
実施例1 すべての実施例において、ハロゲン化銀写真感光材料
中の添加量は特に記載のない限り1m2当りのg数を示
す。またハロゲン化銀とコロイド銀は銀に換算して示し
た。
トリアセチルセルロースフィルム支持体上に、下記に
示す組成の各層を順次支持体側から形成して、多層カラ
ー写真要素の試料1を作製した。
試料−1(比較) 第1層:ハレーション防止層(HC-1) 黒色コロイド銀 0.20 紫外線吸収剤(UV-1) 0.20 カラードカプラー(CC-1) 0.05 カラードカプラー(CM-2) 0.05 高沸点溶媒(Oil-1) 0.20 ゼラチン 1.5 第2層:中間層(IL-1) 紫外線吸収剤(UV-1) 0.01 高沸点溶媒(Oil-1) 0.01 ゼラチン 1.5 第3層:低感度赤感性乳剤層(RL) 沃臭化銀乳剤(Em-1) 1.0 沃臭化銀乳剤(Em-2) 0.5 増感色素(S−1) 2.5×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−2) 2.5×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−3) 0.5×10-4(モル/銀1モル) シアンカプラー(C−4) 1.2 シアンカプラー(C−2) 0.05 カラードシアンカプラー(CC-1) 0.05 DIR化合物(D−1) 0.002 高沸点溶媒(Oil-1) 0.5 ゼラチン 1.5 第4層:高感度赤感性乳剤層(RH) 沃臭化銀乳剤(Em-3) 2.0 増感色素(S−1) 2.0×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−2) 2.0×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−3) 0.1×10-4(モル/銀1モル) シアンカプラー(C−1) 0.15 シアンカプラー(C−2) 0.018 シアンカプラー(C−3) 1.15 カラードシアンカプラー(CC-1) 0.015 DIR化合物(D−2) 0.05 高沸点溶媒(Oil-1) 0.5 ゼラチン 1.5 第5層:中間層(IL-2) ゼラチン 0.5 第6層:低感度緑感性乳剤層(GL) 沃臭化銀乳剤(Em-1) 1.0 増感色素(S−4) 5.0×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−5) 1.0×10-4(モル/銀1モル) マゼンタカプラー(M−1) 0.5 カラードマゼンタカプラー(CM-1) 0.05 DIR化合物(D−3) 0.015 DIR化合物(D−4) 0.020 高沸点溶媒(Oil-2) 0.5 ゼラチン 1.0 第7層:中間層(IL-3) ゼラチン 0.8 高沸点溶媒(Oil-1) 0.2 第8層:高感度緑感性乳剤層(GH) 沃臭化銀乳剤(Em-3) 1.3 増感色素(S−6) 1.5×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−7) 2.5×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−8) 0.5×10-4(モル/銀1モル) マゼンタカプラー(M−2) 0.06 マゼンタカプラー(M−3) 0.18 カラードマゼンタカプラー(CM-2) 0.05 DIR化合物(D−3) 0.01 高沸点溶媒(Oil-3) 0.5 ゼラチン 1.0 第9層:イエローフィルター層(YC) 黄色コロイド銀 0.1 色汚染防止剤(SC-1) 0.1 高沸点溶媒(Oil-3) 0.1 ゼラチン 0.8 第10層:低感度青感性乳剤層(BL) 沃臭化銀乳剤(Em-1) 0.25 沃臭化銀乳剤(Em-2) 0.25 増感色素(S-10) 7×10-4(モル/銀1モル) イエローカプラー(Y−1) 0.6 イエローカプラー(Y−2) 0.12 DIR化合物(D−2) 0.01 高沸点溶媒(Oil-3) 0.15 ゼラチン 1.0 第11層:高感度青感性乳剤層(BH) 沃臭化銀乳剤(Em-4) 0.50 沃臭化銀乳剤(Em-1) 0.20 増感色素(S−9) 1×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S-10) 3×10-4(モル/銀1モル) イエローカプラー(Y−1) 0.36 イエローカプラー(Y−2) 0.06 高沸点溶媒(Oil-3) 0.07 ゼラチン 1.1 第12層:第1保護層(PRO-1) 微粒子沃臭化銀乳剤 0.4 (平均粒径0.08μAgI 2モル%) 紫外線吸収剤(UV-1) 0.10 紫外線吸収剤(UV-2) 0.05 高沸点溶媒(Oil-1) 0.1 高沸点溶媒(Oil-4) 0.1 ホルマリンスカベンジャー(HS-1) 0.5 ホルマリンスカベンジャー(HS-2) 0.2 ゼラチン 1.0 第13層:第2保護層(PRO-2) 界面活性剤(Su-1) 0.005 アルカリに可溶性のマット化剤 0.10 (平均粒径2μm) シアン染料(AIC-1) 0.005 マゼンタ染料(AIM-1) 0.01 スベリ剤(WAX-1) 0.04 ゼラチン 0.6 尚、前記各層には前記化合物の他に塗布助剤(Su-
2)、分散助剤(Su-3)、硬膜剤(H−1およびH−
2)、防腐剤(DI-1)、安定剤(Stab-1)およびカブリ
防止剤(AF-1)を添加した。
Em-1平均粒径0.46μm、平均沃化銀含有率7.5% 単分散性の表面低沃化銀含有型乳剤 Em-2平均粒径0.32μm、平均沃化銀含有率2.0% 単分散性で均一組成の乳剤 Em-3平均粒径0.78μm、平均沃化銀含有率6.0% 単分散性の表面低沃化銀含有型乳剤 Em-4平均粒径0.95μm、平均沃化銀含有率8.0% 単分散性の表面低沃化銀含有型乳剤 Em-1、Em-3およびEm-4は特開昭60-138536号、同61-24
5151号の各公報を参照に調製した多層構造を有し、主と
して8面体から成る沃臭化銀乳剤である。
またEm-1〜Em-4はいずれも、粒径/粒子の厚さの平均
値は1.0であり、粒子の分布の広さはそれぞれ、14、1
0、12および12%であった。
H−2 [(CH2=CHSO2CH2)3CCH2SO2(CH2)22N(CH2)2SO3K [試料No.2、3、4、5]の作製 試料No.1において、各層のハロゲン化銀乳剤の量を変
化させ、全乳剤層中の感光性ハロゲン化銀の量をそれぞ
れ5.1、4.7、4.5、4.0g/m2に低減した試料No.2〜5を作
製した。
このようにして作製した試料を白色光を用いてウェッ
ジ露光した後、以下に示すランニング現像処理を行っ
た。
[発色現像液の組成] 炭酸カリウム 30g 炭酸水素ナトリウム 2.5g 亜硫酸カリウム 5g 臭化ナトリウム 1.3g 沃化カリウム 2mg ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.5g 塩化ナトリウム 0.6g 4−アミノ−3−メチル−N−エチル −N−(β−ヒドロキシエチル)− アニリン硫酸塩 4.8g 水酸化カリウム 1.2g 水を加えて1とし、水酸化カリウムまたは20%硫酸
を用いてpH10.06に調整する。
[漂白液の組成] エチレンジアミン四酢酸鉄 アンモニウム 150g エチレンジアミン四酢酸二 ナトリウム 10g 臭化アンモニウム 150g 氷酢酸 10ml 前記発色現像液 200ml 水を加えて1とし、アンモニア水または氷酢酸を用
いてpH5.8に調整する。
[定着液の組成] チオ硫酸アンモニウム 150g 無水重亜硫酸ナトリウム 12g メタ重亜硫酸ナトリウム 2.5g エチレンジアミン四酢酸二 ナトリウム 0.5g 炭酸ナトリウム 10g 前記漂白液 100ml 水を加えて1とし、酢酸とアンモニア水を用いてpH
7.0に調整する。
[安定化液の組成] ホルムアルデヒド(37%水溶液) 2ml 5−クロロ−2−メチル−4−イソチア ゾリン−3−オン 0.05g エマルゲン810 1ml ホルムアルデヒド重亜硫酸付加物 ナトリウム 2g 水を加えて1とし、アンモニア水及び50%硫酸を用
いてpH7.0に調整する。
使用した補充液の組成は、次の通りである。
[発色現像補充液の組成] 炭酸カリウム 40g 炭酸水素ナトリウム 3g 亜硫酸カリウム 7g 臭化ナトリウム 0.5g ヒドロキシルアミン硫酸塩 3.1g 4−アミノ−3−メチル−N−エチル −N−(β−ヒドロキシエチル)− アニリン硫酸塩 6.0g 水酸化カリウム 2g 水を加えて1とし、水酸化カリウムまたは20%硫酸
を用いてpH10.12に調整する。
[漂白補充液の組成] エチレンジアミン四酢酸鉄 アンモニウム 200g エチレンジアミン四酢酸二 ナトリウム 2g 臭化アンモニウム 178g 氷酢酸 21ml 水を加えて1とし、アンモニア水または氷酢酸を用
いてpH5.6に調整する。
[定着補充液の組成] チオ硫酸アンモニウム 200g 無水重亜硫酸ナトリウム 15g メタ重亜硫酸ナトリウム 3g エチレンジアミン四酢酸二 ナトリウム 0.8g 炭酸ナトリウム 14g 水を加えて1とする。pH6.5に調整する。
安定化補充液の組成は、この実施例の安定化液を用い
た。ランニング処理の処理工程、処理時間、処理温度及
び各液の補充量は、以下の如くにした。
(補充量は感光材料1m2当りの値である。) ランニング処理は、漂白タンク槽の容量の2倍の量の
漂白補充液が補充されるまで行われた。ランニング処理
終了後の最高濃度部の残留銀量及びイエロー透過濃度を
測定した。
また上記処理済試料を60℃、75%の条件下に16日間置
き、イエロー色画像の最低濃度部(Dmin)および初期濃
度1.0の点の濃度変化(各々ΔDBmin、ΔDB)を調べた。
次いで前記漂白液及び漂白補充液中のエチレンジアミ
ンテトラ酢酸鉄アンモニウムを、表−1に示す同一モル
数の有機酸鉄錯塩に加えて同様な実験を行った。結果を
表−1に示す。
表−1に記載されているEDTA・Feはエチレンジアミン
テトラ酢酸鉄アンモニウムを表す。またA−1・Feは化
合物A−1の鉄アンモニウムを表し、更に表中のEDTA・
Fe+A−1・Fe(EDTA・Fe/A−1・Fe=1/3)は、EDTA
・FeとA−1・Feを1:3のモル比で混合したことを意味
する。
表−1より明らかなように、本発明における処理方法
は、著しく脱銀性が優れていることがわかる。また現像
処理された画像のステイン(DBmin)及び画像部(DB
も高温、高湿下の保存における濃度変動が小さい。更に
実験No.11及び12において、A−3・Feの代りにA−6
・Feを用いた場合も、本発明の効果が認められた。
実施例2 実施例1の実験No.10の漂白補充液に漂白促進剤(I
−1)、(II-2)、(II-15)、(II-24)、(II-2
7)、(III-3)、(III-13)〜(III-15)、(IV-1)、
(V−9)、(V-10)、(V-13)、(VI-1)、(VII-
8)、(VIII-1)、(VIII-2)、(VIII-4)、(VIII-
5)、(IX-1)、(A−1)、(A−2)をそれぞれ1.5
g/l加えたところ、残留銀量において更に良好な結果が
得られ、特に(III-14)、(III-15)、(VIII-1)、
(VIII-4)、(VIII-5)は優れていた。また定着液及び
定着補充液に化合物(FA-1)、(FA-12)、(FA-22)、
(FA-32)、(FA-35)、(FA-38)、(FB-1)、(FB-
4)を、それぞれ40g/l添加したところ、同様に更に良好
な結果が認められ、特に(FA-12)、(FB-1)、(FB-
4)は優れていた。
更に実施例1の実験No.10で用いた定着液及び定着補
充液にA−1・Feを100g/l添加し、pHをそれぞれ7.0に
調製して同様な実験を行ったところ、ほぼ同じ結果を得
た。
[本発明の効果] 本発明は、ハロゲン化銀カラー写真感光材料の全ハロ
ゲン化銀乳剤層に含まれる感光性ハロゲン化銀の総量を
銀換算値4.7g/m2以下にし、更に特定の漂白剤を含む漂
白液で処理することによって、脱銀性が改良され、迅速
処理適正並びに色画像の保存性が向上した処理済感光材
料を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 政雄 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 小星 重治 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−24253(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハロゲン化銀カラー写真感光材料を発色現
    像後、直ちに漂白液で処理し、引き続き定着能を有する
    処理液で処理するハロゲン化銀カラー写真感光材料の処
    理方法において、前記ハロゲン化銀カラー写真感光材料
    の全ハロゲン化銀乳剤層に含まれる感光性ハロゲン化銀
    の総量が銀に換算した値で4.7g/m2以下であり、かつ前
    記漂白液には、一般式〔A〕で表される化合物の第2鉄
    塩を少なくとも1種を漂白液1当たり0.01〜0.3モル/
    l含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感
    光材料の処理方法。 一般式〔A〕 〔式中、A1〜A4は、互いに同一または異なっていて、そ
    れぞれ-CH2OH、−COOMまたは-PO3M1M2を表し、ここで
    M、M1、M2はそれぞれ水素原子、ナトリウム、カリウム
    またはアンモニウム基を表す。Xは炭素数3〜5の置換
    または未置換のアルキレン基を表す。〕
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