JP2696284B2 - 建築中ビルの仮設機材の上層階への搬送方法及び装置 - Google Patents

建築中ビルの仮設機材の上層階への搬送方法及び装置

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JP2696284B2 JP35217091A JP35217091A JP2696284B2 JP 2696284 B2 JP2696284 B2 JP 2696284B2 JP 35217091 A JP35217091 A JP 35217091A JP 35217091 A JP35217091 A JP 35217091A JP 2696284 B2 JP2696284 B2 JP 2696284B2
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藤田義則
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築中のビルのスラブに
設けたスラブ開口を利用して仮設機材を上層階に搬送す
る方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】小規模なマンションやビル工事等では各
階のスラブを施工をする場合、コンクリート型枠用パネ
ル(以下「コンパネ」という)により形成した型枠を下
方からパイプサポートにより支持し、その型枠内に生コ
ンクリートを流し込んで床面を形成することが多く、こ
のスラブの施工は下層階から上層階へと順次工事を進め
ていく。このスラブの施工は、先ず一階及び二階の天井
部にあたるスラブを施工する。そして三階のスラブを施
工する段階では一階のスラブの施工が完了しているので
このスラブを支持するパイプサポートとコンパネを解体
し、これらを三階まで持ち上げるようにしている。図3
はその作業状況を示す図であり、一階の作業員が解体し
たパイプサポートAを持ち上げ、一階のスラブBに予め
設けてあるスラブ開口部Cと呼ばれる比較的小さな開口
を通して二階に待機する作業員に手渡す。更に二階の作
業員は受け取ったパイプサポートAを持ち上げて二階の
スラブ開口部より三階のの作業員に手渡している。この
ように3名の作業員の連繋作業によりパイプサポートを
上層階に搬送している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにパイプサポートなどの仮設機材を手渡しによって
上層階に持ち上げる作業は、大変労力を要するきつい作
業であった。
【0004】本発明は上記の点に鑑み、スラブ施工の完
了に伴って解体したパイプサポートなどの仮設機材を上
層階に搬送する作業を極力機械化して効率良く行なうよ
うにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、複数個の単管を連結してビルの三階層の
高さとなる支柱と、該支柱の基礎台となるベースフレー
ムと、前記支柱の頂上部に取り付ける昇降用ウインチ
と、該昇降用ウインチにより吊り下げて前記支柱に沿っ
て建築中のビルのスラブ開口部を昇降する搬送用荷台と
よりなる仮設機材搬送装置をスラブ開口部に組み立て、
この搬送装置を利用してパイプサポートを上層階に搬送
するものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、解体したパイプサポートやコ
ンパネなどの仮設機材を下層階から上層階に搬送する場
合、先ずスラブ施工の完了した階の床面上のスラブ開口
部真下に位置する所にベースフレームを設置し、このベ
ースフレーム上に複数個の単管を垂直に立てて連結して
三階層の高さに達する支柱を組み上げる。そしてこの支
柱を補強材を使用しながら安定して自立させ、該支柱の
頂上部に昇降用ウインチを取り付ける。次に昇降用ウイ
ンチによって昇降する搬送用荷台を前記支柱に沿って昇
降自在に取り付け、仮設機材を搬送するための装置をス
ラブ開口部に組み立てる。
【0007】そして一階層目と三階層目に作業員を配置
し、一階層目の作業員がスラブ施工の完了に伴って解体
したパイプサポートを仮設機材搬送装置の搬送用荷台に
乗せ、昇降用ウインチの操作ボタンを操作して三階層に
持ち上げる。そして三階層に待機した作業員がこのパイ
プサポートを降ろす。このようにして解体したパイプサ
ポートを上層階に次々搬送していくのである。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図1、図2に基づいて
説明する。
【0009】1は建築中のビルのスラブ2に設けたスラ
ブ開口部3に組み立てた仮設機材搬送装置であって、ビ
ルの三階層に渡って組み上げている。
【0010】この仮設機材搬送装置1は、ほぼ一階層の
高さに相当する長さを有する単管4a、4b、4cをジ
ョイント部材5にて連結して三階層に達する高さの支柱
6とし、これを所定間隔を隔てて垂直に二本組み上げて
おり、その二本の支柱6は基礎台となるベースフレーム
7に立設した支持管8に形成したジョイント部9に嵌入
して固定される。
【0011】そして二本の支柱6の途中には間隔保持の
ための間隔保持具10を取り付けており、また支柱6の
揺れ防止のために揺れ防止具11を単管4a、4bに嵌
め込んでその両端部をスラブ2の開口縁部に係止させて
いる。更に支柱6の頂上部にはジョイント部を両端部に
形成した横パイプ12を嵌め込み、この横パイプ12に
支柱6の垂直安定のために固定用ワイヤ13を取り付け
てその先端部をスラブ2に固定している。
【0012】14は仮設機材を搭載して上層階へ搬送す
る搬送用荷台であって、該搬送用荷台14は支柱6に沿
って昇降するように支柱6に面する両側の適宜位置にガ
イドローラ15を取り付けている。搬送用荷台14はパ
イプサポートAを積み込める大きさの箱型形状としてあ
り、またパイプサポートAを立てた状態で安定して搬送
できるようにパイプサポートを掴むクランプ金具を適宜
備えるようにすると良く、更にコンパネを搬送する時に
はコンパネを搭載できるようなアタッチメントを適宜備
えるようにすると良い。
【0013】前記支柱6の頂上部の横パイプ12には吊
り下げ金具16を具備した吊り部材17が固着してあ
り、該吊り下げ金具16に昇降用ウインチ18を吊り下
げ、該昇降用ウインチ18のワイヤ19の吊りフックを
前記搬送用荷台14の吊り金具に引っ掛けている。そし
て一階層と三階層に相当する位置に昇降用ウインチ18
を操作するスイッチボックス20、21を垂らし、一階
層と三階層に待機する作業員がスイッチボックス20ま
たは21を操作して搬送用荷台14を自在に昇降できる
ようになっている。
【0014】次に、前記仮設機材搬送装置1により仮設
機材を上層階に搬送する方法について説明する。
【0015】先ず、仮設機材搬送装置1のベースフレー
ム7をスラブ施工が完了して仮設機材を搬出しようとす
る階の床面上のスラブ開口部3真下に位置する所に設置
する。このベースフレーム7上に搬送用荷台14を自立
させてから一段目の二本の単管4aを支持管8のジョイ
ント部9に挿入して搬送用荷台14のガイドローラ15
を挟み込みながら垂直に立てる。次に一段目の単管4a
の上に二段目、三段目の単管4b、4cをジョイント部
材5を介して連結して3階層の高さに達する二本の支柱
6を組み上げる。そして支柱6の頂上部に横パイプ12
を嵌め込むと共に間隔保持具10を取り付け、更に支柱
6に嵌着した揺れ防止具11をスラブ2の開口縁部に係
止すると共に固定用ワイヤ13を張設して支柱6を安定
して自立させる。
【0016】続いて、支柱6の頂上部の吊り下げ金具1
6に昇降用ウインチ18を吊り下げ、昇降用ウインチ1
8のワイヤ19の吊りフックを搬送用荷台14に引っ掛
ける。そして昇降用ウインチ18の駆動用のスイッチボ
ックス20を三階層目に、更にもう一つのスイッチボッ
クス21を一階層目に垂らして作業員が操作できるよう
にする。これで仮設機材搬送装置1の組み立てが完了す
る。
【0017】そして、一階層目と三階層目に作業員を配
置し、一階層目の作業員がスラブ施工に伴って解体した
パイプサポートAを適宜数個づつ搬送用荷台14に積み
込んで倒れないように固定した後、スイッチボックス2
1を操作して三階層目まで搬送する。そして三階層目に
待機する作業員がこのパイプサポートAを降ろし、その
後スイッチボックス20を操作して搬送用荷台14を階
下に降下させる。このような作業の繰り返しによりスラ
ブ施工の完了した下層階の仮設機材を上層階に搬送する
のである。
【0018】なお、本実施例では支柱6の頂上部の吊り
金具16に昇降用ウインチ18を取り付けるようにした
が、昇降用ウインチ18が重量物で取り付けにくい時に
は三階層目のスラブに昇降用ウインチを設置し、該昇降
用ウインチのワイヤを支柱6頂上部に取り付ける滑車に
巻き回して搬送用荷台14を吊り下げるようにしても良
い。また、本実施例ではほぼ一階層の高さに相当する長
さを有する単管4a、4b、4cを連結して三階層に達
する高さの支柱6を組み上げるようにしたが、単管の長
さは、組み立て、解体、及び持ち運びにおいて取り扱い
やすい適宜な長さであれば良く、要は単管を連結して三
階層の高さにほぼ相当する長さとなれば良い。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、仮設機材
を上層階に搬送する時に、スラブ2に開口したスラブ開
口部3に複数個の単管4a、4b、4cを垂直に立てて
連結して三階層の高さに達する支柱6を組み上げ、該支
柱6の頂上部に昇降用ウインチ18を取り付け、該昇降
用ウインチ18によって仮設機材搬送用荷台14を昇降
自在に吊り下げて仮設機材を搬送するための装置を組み
立て、この組み立てた仮設機材搬送装置1にて仮設機材
を上層階に搬送するようにしたので、従来3人の作業員
で行なっていた搬送作業を2人の作業員で行なうことが
でき、また機械化により作業の効率化が図れると共に作
業員の負担も軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仮設機材搬送装置の一部省略正面図で
ある。
【図2】同上の側面図である。
【図3】従来の搬送作業を説明する図である。
【符号の説明】
1…仮設機材搬送装置 2…スラブ 3…スラブ開口部 4a、4b、4
c…単管 6…支柱 7…ベースフレ
ーム 14…搬送用荷台 15…ガイドロ
ーラ 18…昇降用ウインチ 20、21…ス
イッチボックス

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築中ビルのスラブに設けているスラブ開
    口部に複数個の単管を垂直に立てて連結して三階層の高
    さに達する支柱を組み上げ、該支柱の頂上部に昇降用ウ
    インチを取り付けると共に、該昇降用ウインチによって
    昇降する搬送用荷台を前記支柱に沿って昇降自在に取り
    付け、スラブ施工の完了に伴って解体した仮設機材を前
    記搬送用荷台に搭載し、昇降用ウインチを作動して次の
    スラブ施工準備を行なう上層階まで持ち上げるようにし
    たことを特徴とする建築中ビルの仮設機材の上層階への
    搬送方法。
  2. 【請求項2】複数個の単管を連結してビルの三階層の高
    さとなる支柱と、該支柱の基礎台となるベースフレーム
    と、前記支柱の頂上部に取り付ける昇降用ウインチと、
    該昇降用ウインチにより吊り下げて前記支柱に沿って建
    築中のビルのスラブ開口部を昇降する搬送用荷台とより
    なることを特徴とする建築中ビルの仮設機材の上層階へ
    の搬送装置。
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JP2013036267A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 複数階建て集合住宅の構築方法
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