JP3073155B2 - 建設建屋への製品群の設定方法 - Google Patents

建設建屋への製品群の設定方法

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JP3073155B2
JP3073155B2 JP08017358A JP1735896A JP3073155B2 JP 3073155 B2 JP3073155 B2 JP 3073155B2 JP 08017358 A JP08017358 A JP 08017358A JP 1735896 A JP1735896 A JP 1735896A JP 3073155 B2 JP3073155 B2 JP 3073155B2
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敬 岡野
和人 舘洞
寛 長谷川
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建屋に設定され
る機器,配管,弁,操作架台,サポート等の複数の単品
製品をモジュール化して建屋に搬入して設定する技術の
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より建設中の建屋に建屋に設定すべ
き複数の製品をモジュール化(ユニット化ともいう。)
してクレーンで建屋へ吊り込んで一気にその複数の製品
を設定する工法は作業効率の良い工法として当業者間で
知られており、その一例が天井に関するモジュール化と
いう観点で特開昭61−286462号公報に掲載されている。
その他の当業者間で周知の技術としては以下のものが存
在する。
【0003】大重量製品吊り上げに使用される吊り点の
方法としては、製品本体に吊りピースを予め取付けてお
き、その部位にワイヤー掛けして吊り上げる方法が知ら
れている(従来方法1)。
【0004】取り外し可能な吊り点の設定方法として、
製品にアイボルトを設定可能にしておき、製品を吊り上
げる際はアイボルトを製品本体に設定した状態で、アイ
ボルトにワイヤー掛けし、吊り上げる方法が知られてい
る。
【0005】製品吊り上げ時の安定(水平度)を確保す
るための手段として吊り天秤を使用する方法が知られて
いる。この場合、製品は製品本体に設定された吊り点を
吊り天秤を介して吊り上げられる。吊り天秤にも吊り点
が設定されており、その部位にワイヤー掛けして吊り上
げる。
【0006】原子力発電所の建屋は、床近辺には大型の
機器類や操作盤が配置されるが、通路や保守性の確保の
観点から、配管,空調設備,ケーブル類は床近辺を避け
て配置することが多い。したがって多くの部材が建屋を
構成する室(以下、エリアという。)の比較的上方に配
置される。そのため、下部と上部に製品、もしくは製品
群がある場合、別々に搬入し、下部製品群を据え付けし
ている間に上部製品群は仮設サポートに仮吊りし、後に
本設サポートにより設定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】いずれの従来例も、一
モジュールを建屋内へ吊り込むための手段としては利用
できるので、モジュール化による効率の良い複製品の建
屋への搬入及び設定作業が可能であるものの、それ以上
に効率を上げるための方法が開示されていない。特に、
製品群の設定箇所が当該エリアの上部の配管、サポート
と下部の機器に別れているような場合については、その
別れ具合に応じて上部のモジュールと下部のモジュール
との複数のモジュールに分けて搬入せねばならず、一エ
リアにつき2度以上の複数の搬入作業を必要として効率
が悪い。
【0008】本発明の目的は、建屋への複数の製品を搬
入して設定する作業の効率を一層向上することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
するための第1手段は、建設中の建屋のエリアに設定す
べき複数の製品をモジュール化し、そのモジュールを前
記エリアに吊り込み、前記製品群を前記エリアに設定す
る建設建屋への製品群の設定方法において、前記エリア
の上方に設定する製品群による第1のモジュールと、前
記エリアの下方に設定する製品群による第2のモジュー
ルとを前記吊り込みに先立って製作し、しかる後に、前
記第1のモジュールを上部に前記第2のモジュールを下
部に配置して前記両モジュールを吊り天秤に取付け、前
記吊り天秤を吊り上げることにより前記両モジュールを
前記エリアに吊り込んで前記建屋に預け、次に前記吊り
上げの状態を解除し、その後に、前記エリアの天井を前
記第1のモジュールを設定できる強度になるまで構築
し、しかる後に、前記エリアに置かれたレベル調整装置
で前記吊り天秤を上昇させて前記第1のモジュールを前
記天井に接近させて前記天井に前記第1のモジュールを
構成している各製品を設定し、第2のモジュールを構成
する各製品は前記両モジュールを前記エリアに吊り込ん
で後に所望する時期に前記エリアの下部に設定すること
を特徴とした建設建屋への製品群の設定方法であり、吊
り天秤を吊り上げることで第1と第2の複数の各モジュ
ールを一回の搬入作業で同時に建屋に搬入し、搬入時の
吊り上げ状態が解除された後には、天井の建設が進み、
その後にはレベル調整装置で吊り天秤を上昇させて第1
のモジュールを天井側に接近させて天井に設定しやすい
状態にした上で天井側に第1のモジュールを設定する作
用が得られ、設定に至る作業が効率良く実施できる。
【0010】同じく第2手段は、第1手段において、前
記天井に前記第1のモジュールを構成している各製品を
設定する以前に第2のモジュールを構成する各製品を設
定することを特徴とした建設建屋への製品群の設定方法
であり、第1手段による作用効果に加えて、第2のモジ
ュールを先に設定するから、第1のモジュールを設定す
る際にレベル調整装置による第1のモジュールと吊り天
秤とを天井側へ上昇させる力が少なくてすむ作用が得ら
れ、レベル調整装置の負担が少なく成り、出力が少ない
レベル調整装置の採用が可能と成る。
【0011】同じく第3手段は、第1手段又は第2手段
において、前記吊り天秤に第2のモジュールを昇降装置
で懸垂支持させて取付け、前記第2のモジュールを構成
する各製品を設定するに当たり、前記昇降装置で前記第
2のモジュールをエリアの床側に降下させて設定位置に
降ろすことを特徴とした建設建屋への製品群の設定方法
であり、第1手段又は第2手段による作用効果に加え
て、吊り天秤に吊り込み前に予め取付けてある昇降装置
により第2のモジュールを他に揚重機を用意すること無
く迅速にエリアの床側に降下させて設定位置に降ろせる
作用が得られるから、設定作業が早く開始出来、そのエ
リアの天井が出来た後であってもその設定作業が可能と
成せる。
【0012】同じく第4手段は、第1手段又は第2手段
又は第3手段において、前記吊り天秤に上下方向に長い
脚柱を備えさせ、前記吊り天秤は両モジュールを支持し
て前記脚柱で前記建屋に自立させて預けられることを特
徴とした建設建屋への製品群の設定方法であり、設定対
象のエリア内に吊り込まれた吊り天秤は吊り天秤を支え
る準備作業を要すること無く吊り込み直後に脚柱により
すぐに各モジュールを支持したまま設定対象のエリア内
で自立することが出来る作用が得られ、クレーンなどの
吊り込みに用いた手段を次の吊り込み作業に移すことが
迅速に出来て作業効率が向上する。
【0013】同じく第5手段は、第4手段において、前
記脚柱をエリア内に置いたジャッキを介して建屋に間接
的に預けて、前記ジャッキをレベル調整装置として利用
することを特徴とした建設建屋への製品群の設定方法で
あり、エリア内に各モジュールを吊り込み終えた状態で
はジャッキで第1のモジュールを天井の方向へ上昇させ
ることの出来る状態となる作用が得られ、その上昇と引
き続いての第1のモジュールの天井への設定作業開始が
一層早く成るという効果が得られる。
【0014】第6手段によれば、第1手段から第5手段
迄のいずれか一手段において、第1,第2のモジュール
を構成する各製品は相対的位置が設定位置関係にしてモ
ジュール化されていることを特徴とした建設建屋への製
品群の設定方法であり、モジュールを搬入した状態で既
にモジュールを構成している各製品の相対位置関係が設
定位置関係に保たれているという作用が得られるから、
モジュール単位での設定により各製品が迅速に設定出来
るという効果が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に図面を用いて本発明の実施
例を解説する。
【0016】原子力発電所の建屋Aは、床近辺には製品
として大型の機器類や、操作盤が配置されるが、通路や
保守性の確保の観点から配管,空調設備,ケーブル類の
製品は床B付近を避けて天井C付近に配置することが多
い。
【0017】したがって、建屋A内の室であるエリアD
に設置される各製品は、大きく分けて上方に設定される
ものと下方に設置されるものとに大別できる。
【0018】図1に示すモジュール10はエリアDの上
方である天井C近くに設定される各製品を設定位置関係
にて配置して組み立てたものである。
【0019】モジュール10は建屋Aの当該エリアDへ
の搬入に先行して、組立設備の整った工場Eや同じく現
場近辺の組立加工場で受けブロック1を用いて精度良く
組み立てる。
【0020】このため、組立設備や作業エリアDを十分
に確保しにくい設定現場で組立るよりは各製品の配置の
位置精度が向上し、設定精度の向上につながる。
【0021】モジュール10は、サポート3,配管2等
により構成され、その他にモジュール10に組込まれる
製品としては、配管2,サポート3の他、図示してはい
ないが配管に取り付く弁,空調ダクト,ケーブルトレ
イ,照明設備等がある。
【0022】図2に示すモジュール11はエリアDの下
方である床B近くに設定される各製品を設定位置関係に
て配置して組み立てたものである。
【0023】モジュール11は建屋Aの当該エリアDへ
の搬入に先行して、組立設備の整った工場Eや同じく現
場近辺の組立加工場で組み立てる。
【0024】このため、組立設備や作業エリアDを十分
に確保しにくい設定現場で組立るよりは配置の位置精度
が向上し、設定精度の向上につながる。
【0025】モジュール11を構成する製品は、当該エ
リアDの床B付近に設定される複数の主要機器5,配管
2,弁等であり、製品相互間の位置関係を維持するため
に、サポート3aを着脱自在なボルト7で両主要機器5
に固定して取付ける。
【0026】但し、搬入後の作業スペースや、通路性確
保のためにサポート3aが妨げになる場合には、サポー
ト3aにより搬入の間にのみ製品相互の位置関係を維持
させ、その後はサポート3aを撤去する。
【0027】このモジュール11は、吊り天秤4に取付
けられる。
【0028】その取付け要領は、吊り天秤4の水平梁に
複数の吊り金具9aを取付け、各吊り金具9aに昇降装
置としてチェーンブロック6が取付けられ、そのチェー
ンブロック6により昇降自在に懸垂支持させて取付けら
れる。
【0029】吊り天秤4は、複数の水平梁4aを水平面
内で互いに固定して外形が概ね矩形とされ、各水平梁4
aの下面と上面とには複数の吊り金具9a,9bが取付
けられ、さらには複数の脚柱4bを固定して取付けて脚
柱4bで自立する構成を有する。
【0030】図3は、クレーンで吊り上げたモジュール
10をモジュール11の上に成るように吊り天秤4に取
付けた状況を示したものである。
【0031】モジュール10とモジュール11との吊り
天秤への取付けに際しては、エリアDへの各モジュール
10,11の据付位置と合う相対位置関係にして配置し
た上で、モジュール10についてはサポート3を吊り天
秤4へ仮溶接などで仮固定することでずれないように取
付ける。
【0032】各モジュール10,11を構成する各製品
相互間は相対位置関係が崩れないように固定される。
【0033】以上の工程は、組立等の作業設備の整って
いる工場もしくは現場近辺の加工場で行う。
【0034】次に、図4の如く、当該エリアDに各モジ
ュール10,11を吊り天秤4に取付けたものを搬入す
る。
【0035】その搬入に際しては、吊り天秤4の吊り金
具9bにクレーンの昇降自在なフック13に掛けた吊り
ロープ13aを掛け渡す。
【0036】その後にフック13を上昇させることによ
りクレーンで吊り天秤4を吊り上げ、複数の各モジュー
ル10,11を同時に吊り上げる。
【0037】吊り上げた吊り天秤4は、フック13の水
平移動により建屋AのエリアD上方に位置決めされる。
【0038】エリアD内の床Bには、搬入作業に先立っ
て、予め、主要機器5を設定する位置に基礎14が構築
され、さらにはレベル調整装置としてジャッキ12が吊
り天秤4の脚柱4bの配置にあわせて配置されている。
【0039】エリアD上方に到来した吊り天秤4は、フ
ック13を降下させることによりエリアD内に各モジュ
ール10,11を支持して入り、吊り天秤4の各脚柱4
b下端はジャッキ12の上に搭載され、吊り天秤4がジ
ャッキ12の上で自立する。このことにより、吊り天秤
4と各モジュール10,11との荷重はジャッキ12を
介して建屋Aに預けられて支持される。
【0040】その後に、吊り天秤4の吊り金具9bから
吊りロープ13aを外す。
【0041】このような搬入作業を経過した後に、チェ
ーンブロック6を操作することによりモジュール11を
降下させて主要機器5を基礎14上に降ろして設定す
る。
【0042】その降下に際しては、複数のチェーンブロ
ック6の操作量を個別に加減して基礎14上面と主要機
器5の底面との平行関係状態を維持させ、片当たりしな
いようにする。
【0043】また、同様にして水平度を確保しながら吊
り降ろし、基礎14上に設定し、設定後、チェーンブロ
ック6及びチェーンブロック6と主要機器5とに掛け渡
されたワイヤー8を取り外す。
【0044】設定の後には必要に応じてサポート3aを
撤去し、撤去の必要が無ければ、撤去の工数を省略する
ためにその撤去は行わない。
【0045】このような状態になると、吊り天秤4の荷
重負担はモジュール11の荷重分低減され、後に天井C
側へ吊り天秤4をジャッキ12で押し上げる力が少なく
てすむような状態となる。
【0046】このことは、小出力のジャッキ12の採用
が可能であることを意味している。次に、エリアDの天
井Cを作る。
【0047】天井Cが鉄筋コンクリート又は鉄骨コンク
リートの場合には、サポート3の上端を固定取付けする
ための埋込金物15を埋め込んだ状態のコンクリートが
モジュール10の荷重を支持できる程度に構造筐体とし
ての強度が出るのを待つ。
【0048】埋込金物15の設定や天井Cの作成に関す
る作業に際しては、吊り天秤4を作業足場として利用
し、足場の新設を無くす乃至は低減し建屋A建設の工数
を低減する。
【0049】その足場としての利用に当たっては、搬入
作業に先立って、吊り天秤4の水平梁4aにグレーチン
グなどの床Bを張付けて、好ましくはその床Bへの梯子
も付けて置くと建屋A建設作業の推進を助長することが
出来る。
【0050】先に述べた天井Cの強度が確保された後に
は、モジュール10の天井Cへの設定が以下の様にして
行われる。
【0051】まず、各ジャッキ12を操作して吊り天秤
4を水平を維持させて押し上げることにより、図6のよ
うに、モジュール10を天井Cに接近させ、サポート3
の上端を埋込金物15に取付けて設定を終える。
【0052】その取付けに際しては、取付け作業の足場
として吊り天秤4が利用され、新たに足場を組む必要が
無い乃至は新たな足場の採用規模が低減する。
【0053】その後に、吊り天秤4を分解して撤去し、
搬入,設定に用いたチェーンブロック、ワイヤー等の仮
設物をも撤去して図7の状態とする。
【0054】図7に示した仮設サポート3aは主要機器
5の間に通路を確保する場合等には仮設サポート3aも
撤去する。
【0055】吊り天秤4を後日の各作業の足場又は原子
力発電所完成後の保守点検のための足場として利用した
い場合には、エリアDから吊り天秤4は撤去しない。
【0056】1.複数のモジュールを同時に搬入するこ
とにより、製品搬入効率が向上する。また、クレーンの
稼働回数も少なくなる。
【0057】2.製品のモジュール化率が向上するの
で、現場作業が削減される。
【0058】3.現場搬入以前に製品相互間の位置関係
が確保されるているので、現場での下部モジュールの位
置合わせが軽減される。また、据付精度も向上する。
【0059】4.仮設部材を調節することにより、上部
モジュールの据付精度が向上する。
【0060】5.仮設部材が足場の代わりとなるので作
業量が軽減される。
【0061】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、建設中の建屋
のエリアに設定すべき複数の製品をモジュール化し、そ
のモジュールを前記エリアに吊り込み、前記製品群を前
記エリアに設定する作業の効率が良くなる効果が得られ
る。
【0062】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
による効果に加えて、レベル調整装置の負担が少なく成
り、出力が少ないレベル調整装置の採用が可能と成ると
いう効果が得られる。
【0063】請求項3の発明によれば、請求項2又は請
求項3の発明による効果に加えて、第2のモジュールを
他に揚重機を用意すること無く各モジュールと同時に吊
り込んだ設備で吊り込み後迅速にエリアの床側に降下さ
せて設定位置に降ろして設定作業が早く開始出来、その
エリアの天井Cが出来た後であってもその設定作業が可
能と成せる効果が得られる。
【0064】請求項4の発明によれば、請求項1又は請
求項2又は請求項3の発明による効果に加えて、吊り天
秤は吊り天秤を支える準備作業を要すること無く吊り込
み直後に脚柱によりすぐに各モジュールを支持したまま
設定対象のエリア内で自立することが出来、クレーンな
どの吊り込みに用いた手段を次の吊り込み作業に移すこ
とが迅速に出来て作業効率が向上するという効果及び、
自立した吊り天秤から第2のモジュールが懸垂されてい
るから建屋の外側から懸垂するよりも第2のモジュール
の振れが大きく発生することが無くて第2のモジュール
の設定が精度良く迅速に実施できる降下とが得られる。
【0065】請求項5の発明によれば、請求項4の発明
による効果に加えて、エリアD内に各モジュールを吊り
込み終えた状態ではジャッキで第1のモジュールを天井
の方向へ上昇させることの出来る状態となる作用が得ら
れ、その上昇と引き続いての第1のモジュールの天井へ
の設定作業開始が一層早く成るという効果が得れる。請
求項6の発明によれば、請求項1から請求項5までのい
ずれか1項の発明による効果に加えて、モジュールを搬
入した状態で既にモジュールを構成している各製品の相
対位置関係が設定位置関係に保たれているから、モジュ
ール単位での設定により各製品が迅速に設定出来、現場
での各製品の位置決め作業が大幅に省略される効果と、
設備の整った場所で各製品の相対的位置関係を割り出し
てモジュールを作るから、設定位置に関する精度も向上
するという効果とが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による第1のモジュールの組立
た状態を示した立面図である。
【図2】本発明の実施例による第2のモジュールの組立
て吊り天秤にセットした状況を示した立面図である。
【図3】本発明の実施例によるを吊り天秤にセットした
状況を示した立面図である。
【図4】本発明の実施例による各モジュールの建屋Aの
エリアD内への搬入作業状況を示したエリアDの縦断面
図である。
【図5】本発明の実施例による各モジュールの建屋Aの
エリアD内への搬入作業終了状況を示したエリアDの縦
断面図である。
【図6】本発明の実施例による各モジュールの建屋Aの
エリアD内での設定作業状況を示したエリアDの縦断面
図である。
【図7】本発明の実施例による各モジュールの建屋Aの
エリアD内への設定作業終了状況を吊り天秤等撤去後の
状態で示したエリアDの縦断面図である。
【符号の説明】
2…配管、3,3a…サポート、4…吊り天秤、4a…
水平梁、4b…脚柱、5…主要機器、6…チェーンブロ
ック、7…ボルト、8…ワイヤー、9a,9b…吊り金
具、10,11…モジュール、12…ジャッキ、13…
クレーンのフック、14…基礎、15…埋込金物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浦 忠 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (72)発明者 吉田 直人 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (72)発明者 岡野 敬 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (72)発明者 舘洞 和人 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (72)発明者 長谷川 寛 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (72)発明者 及川 忠彰 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (56)参考文献 特開 昭62−228975(JP,A) 特開 昭57−57289(JP,A) 特開 昭61−92266(JP,A) 実開 昭59−49999(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 5/02 G12C 13/00 E04G 21/14

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建設中の建屋のエリアに設定すべき複数の
    製品をモジュール化し、そのモジュールを前記エリアに
    吊り込み、前記製品群を前記エリアに設定する建設建屋
    への製品群の設定方法において、 前記エリアの上方に設定する製品群による第1のモジュ
    ールと、前記エリアの下方に設定する製品群による第2
    のモジュールとを前記吊り込みに先立って製作し、 しかる後に、前記第1のモジュールを上部に前記第2の
    モジュールを下部に配置して前記両モジュールを吊り天
    秤に取付け、 前記吊り天秤を吊り上げることにより前記両モジュール
    を前記エリアに吊り込んで前記建屋に預け、 次に前記吊り上げの状態を解除し、 その後に、前記エリアの天井を前記第1のモジュールを
    設定できる強度になるまで構築し、 しかる後に、前記エリアに置かれたレベル調整装置で前
    記吊り天秤を上昇させて前記第1のモジュールを前記天
    井に接近させて前記天井に前記第1のモジュールを構成
    している各製品を設定し、 第2のモジュールを構成する各製品は前記両モジュール
    を前記エリアに吊り込んで後に所望する時期に前記エリ
    アの下部に設定することを特徴とした建設建屋への製品
    群の設定方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記天井に前記第1の
    モジュールを構成している各製品を設定する以前に第2
    のモジュールを構成する各製品を設定することを特徴と
    した建設建屋への製品群の設定方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2において、前記吊り
    天秤に第2のモジュールを昇降装置で懸垂支持させて取
    付け、前記第2のモジュールを構成する各製品を設定す
    るに当たり、前記昇降装置で前記第2のモジュールをエ
    リアの床側に降下させて設定位置に降ろすことを特徴と
    した建設建屋への製品群の設定方法。
  4. 【請求項4】請求項1又は請求項2又は請求項3におい
    て、前記吊り天秤に上下方向に長い脚柱を備えさせ、前
    記吊り天秤は両モジュールを支持して前記脚柱で前記建
    屋に自立させて預けられることを特徴とした建設建屋へ
    の製品群の設定方法。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記脚柱をエリア内に
    置いたジャッキを介して建屋に間接的に預けて、前記ジ
    ャッキをレベル調整装置として利用することを特徴とし
    た建設建屋への製品群の設定方法。
  6. 【請求項6】請求項1から請求項5までのいずれか1項
    において、第1,第2のモジュールを構成する各製品は
    相対的位置が設定位置関係にしてモジュール化されてい
    ることを特徴とした建設建屋への製品群の設定方法。
JP08017358A 1996-02-02 1996-02-02 建設建屋への製品群の設定方法 Expired - Fee Related JP3073155B2 (ja)

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