JP2712121B2 - 鉄筋の建込み方法及び、該建込み方法において使用される吊下げ治具及び、案内器具 - Google Patents

鉄筋の建込み方法及び、該建込み方法において使用される吊下げ治具及び、案内器具

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JP2712121B2 JP8386794A JP8386794A JP2712121B2 JP 2712121 B2 JP2712121 B2 JP 2712121B2 JP 8386794 A JP8386794 A JP 8386794A JP 8386794 A JP8386794 A JP 8386794A JP 2712121 B2 JP2712121 B2 JP 2712121B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋の建込みを行う際
に適用するのに好適な鉄筋の建込み方法及び、該建込み
方法において使用される吊下げ治具及び、案内器具に関
する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の方法による主鉄筋の建込
み作業の一工程を示した図である。従来、大型構造物
(例えば、橋脚、ダム等)において、鉛直方向に伸延す
る大重量かつ長大な主鉄筋を、並列に、しかも上方に順
次接合する形で行う主鉄筋の建込み作業においては、主
鉄筋を1本づつ建込んでいた。即ち、1本の主鉄筋を、
図7に示すように、クレーンにより釣支揚重することに
より、該主鉄筋の下端を接合すべき位置に整合する形で
位置合わせをして接合していた。なお、一度に複数の主
鉄筋を揚重することにより、クレーンの使用時間を短縮
させ、作業の効率を向上させることが望まれているが、
上述した位置合わせ作業及び、接合作業を行う作業員の
人数には限りがあるため、全ての主鉄筋に対してこれら
作業を同時に行うことができず、従って、複数の主鉄筋
のうちのを幾つかを空中で待機させる必要が生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、1台のクレー
ンにより、複数の主鉄筋のうちのを幾つかを接合位置に
揚重し、他の幾つかを空中で待機させることは困難であ
った。また、待機中の主鉄筋を、位置合わせ作業及び、
接合作業に迅速に移行し得るそれぞれの位置で待機させ
ること、及び、待機中の主鉄筋の揺動を防止して安全性
を高めることも困難であった。そこで、本発明は、上記
事情に鑑み、1台のクレーンにより、複数の主鉄筋のう
ちのを幾つかを接合位置に揚重し、他の幾つかを空中で
待機させることを容易に行い、また、待機中の主鉄筋
を、位置合わせ作業及び、接合作業に迅速に移行し得る
それぞれの位置で待機させること、及び、待機中の主鉄
筋の揺動を防止して安全性を高めることを容易に実現
し、従って、一度に複数の主鉄筋を揚重してクレーンの
使用時間を短縮させ作業の効率を向上させ得る、また、
その作業を安全に行い得る鉄筋の建込み方法及び、該建
込み方法において使用される吊下げ治具及び、案内器具
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち本発明のうち第一の
発明は、複数本の上下方向に伸延した鉄筋(6)を、互
いに平行な形で既設の鉄筋(5A)の上端部(6c)に
それぞれ接続することにより、前記複数本の鉄筋(6)
を建込む鉄筋の建込み方法において、前記複数本の鉄筋
(6)を揚重手段(30)により、これら鉄筋(6)を
前記既設の鉄筋(6)の接続位置(P1)の上方に対応
整合させる形で、しかもこれら鉄筋(6)の下端(6
b)と、該下端(6b)と対応した前記接続位置(P
1)との上下距離(H1、H2、H3、H4、H5)を
それぞれ異らせる形で一度に揚重吊下し、複数本の前記
吊下された鉄筋(6)を、それぞれの前記接続位置(P
1)に向けて案内しながら降下させ、降下により、前記
複数本の鉄筋(6)をそれぞれの前記接続位置(P1)
に1本づつ順次到達させると共に、到達した鉄筋(6)
を1本づつ順次前記対応する既設の鉄筋(5A)に接続
して構成した。また、本発明のうち第二の発明は、揚重
手段(30)により釣支され得る支持部材(25)を有
し、前記支持部材(25)に、吊下部材(27)を水平
方向に複数個配設し、前記各吊下部材(27)の先端に
鉄筋(6)と接続自在な接続部材(29)を設けて構成
した。また、本発明のうち第三の発明は、第二の発明の
吊下げ治具(23)において、前記接続部材(29)
を、該接続部材(29)に接続される鉄筋(6)に沿っ
て摺動移動し得るように設けて構成した。また、本発明
のうち第四の発明は、複数本の上下方向に伸延した鉄筋
(6)を、互いに平行な形で既設の鉄筋(5A)の上端
部(6c)にそれぞれ接続することにより、前記複数本
の鉄筋(6)を建込む鉄筋の建込み方法において、揚重
手段(30)により第三の発明の吊下げ治具(23)を
釣支すると共に、該吊下げ治具(23)の接続部材(2
9)に前記複数本の鉄筋(6)を、これら鉄筋(6)の
上端部側において接続して吊下し、しかもこれら鉄筋
(6)の吊下を、これら鉄筋(6)を前記既設の鉄筋
(5A)の接続位置(P1)の上方に対応整合させると
共に、これら鉄筋(6)の下端(6b)と、該下端(6
b)と対応した前記接続位置(P1)との上下距離(H
1、H2、H3、H4、H5)をそれぞれ異らせる形で
行い、複数本の前記吊下された鉄筋(6)を、それぞれ
の前記接続位置(P1)に向けて案内しながら降下さ
せ、降下により、前記複数本の鉄筋(6)をそれぞれの
前記接続位置(P1)に1本づつ順次到達させると共
に、到達した鉄筋(6)を1本づつ順次前記対応する既
設の鉄筋(5A)に接続し、接続の後、揚重手段(3
0)により前記吊下げ治具(23)を降下させることに
より、前記接続部材(29)を、該接続部材(29)に
接続された鉄筋(6)に沿って所定の安定作業レベル
(S1)まで降下させ、前記所定の安定作業レベル(S
1)において、前記接続部材(29)を前記鉄筋(6)
から取り外して構成した。また、本発明のうち第五の発
明は、第二の発明の吊下げ治具(23)において、前記
吊下部材(27)による前記接続部材(29)の各吊下
距離(Q1、Q2、Q3、Q4、Q5)をそれぞれ異る
形で設けて構成した。また、本発明のうち第六の発明
は、器具本体(21)を有し、前記器具本体(21)に
複数の案内穴(22a)を、鉄筋(6)の建込み間隔
(L1)に対応した形で、上下方向に貫通穿設して構成
した。また、本発明のうち第七の発明は、第六の発明の
案内器具(20)において、前記複数の案内穴(22
a)に、内部が上方に向かって拡大する形の案内面(2
2c)が形成されたスリーブ(22)を設けて構成し
た。また、本発明のうち第八の発明は、第七の発明の案
内器具(20)において、複数の前記スリーブ(22)
の上端(22b)の位置の高さをそれぞれ互いに異る形
で形成して構成した。なお、( )内の番号等は、図面
における対応する要素を示す、便宜的なものであり、従
って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものでは
ない。以下の作用の欄についても同様である。
【0005】
【作用】上記した構成により本発明のうち第一の発明
は、一度に揚重吊下した複数の鉄筋(6)のうちの接続
位置(P1)に到達前の鉄筋(6)を空中において揚重
吊下した状態で待機させるように作用する。また、本発
明のうち第二の発明は、一度に複数本の鉄筋(6)を吊
下げる。また、本発明のうち第三の発明は、接続部材
(29)を鉄筋(6)に沿って摺動移動させることによ
り、前記接続部材(29)は該鉄筋(6)における任意
の位置に移動される。また、本発明のうち第四の発明
は、安定した足場を確保し得る所定の安定作業レベル
(S1)において、鉄筋(6)に対する接続部材(2
9)の取外し動作を行う。また、本発明のうち第五の発
明は、複数本の鉄筋(6)の下端(6b)の位置の高さ
をそれぞれ異なる形で吊り下げる。また、本発明のうち
第六の発明は、吊下された複数本の鉄筋(6)をこれら
案内穴(22a)を貫通させる形で降下させる。また、
本発明のうち第七の発明は、スリーブ(22)の上端
(22b)に到達した鉄筋(6)の下端(6b)の位置
がスリーブ(22)の中心部から水平方向にズレていて
も、該鉄筋(6)の下端(6b)が極力該スリーブ(2
2)の中に導入されるように作用する。また、本発明の
うち第八の発明は、吊下げられた複数本の鉄筋(6)の
下端(6b)と、それぞれ対応したスリーブ(22)の
上端(22b)との間の上下方向の距離をそれぞれ異な
らせる。ように作用する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明による鉄筋の建込み方法を適用した
主鉄筋の建込み作業の一例における一工程を示した図、
図2は、図1に示す作業が適用される橋脚施工現場の斜
視図、図3は、図2のI矢視図、図4は、図3のX1−
Y1線断面図 図5は、図1に示す作業の他の一工程を示した図、図6
は、本発明による鉄筋の建込み方法を適用した主鉄筋の
建込み作業の他の一例における一工程を示した図であ
る。
【0007】橋脚施工現場1には、図2に示すように、
橋脚施工現場1の地盤1a中に打ち込まれた図示しない
支持杭等を有する基礎2が設けられており、基礎2に
は、これから構築されようとしている橋脚3のうち既に
構築された一部であり鉄筋コンクリートからなる橋脚下
部3aが立設されている。橋脚下部3aは、水平断面が
図3に示すように長方形環状で長手方向が鉛直な筒状に
形成されており、橋脚下部3aには、図1及び、図4に
示すように、鉛直方向に伸延した形の複数本の主鉄筋ユ
ニット5Aが埋設されている。各主鉄筋ユニット5A
は、鉛直方向に伸延した形の複数の主鉄筋6が、ナット
状のカップラ6aを介して互いに直列に接続されること
によって構成されており、各主鉄筋ユニット5Aは、各
主鉄筋ユニット5を構成する主鉄筋6のうち最も上側の
主鉄筋6の上端6c側が、前記橋脚下部3aのうちコン
クリート躯体部分の上端面3bから上方に突出する形
で、該橋脚下部3aに埋設されている。また、上端面3
bから上方に突出した各主鉄筋6の上端6cの位置は全
て同じ高さのレベルにあり、これら各主鉄筋6の上端6
cにはカップラ6aがそれぞれ螺嵌されている。また、
これら主鉄筋ユニット5Aは、橋脚下部3aの水平断面
の外周或いは内周が形成する長方形の各辺の伸延方向即
ち、図3の矢印A、B方向に沿って、配列された形で埋
設されており、この矢印A、B方向に隣接する主鉄筋ユ
ニット5A、5Aの間は所定の間隔L1となっている。
更に、図3に示すように、橋脚下部3aの水平断面の外
周或いは内周が形成する長方形の各辺において、図の矢
印A、B方向に配列された主鉄筋ユニット5Aの列が2
列づつになる形で配列されている。また、これら主鉄筋
ユニット5Aのうち5本の主鉄筋ユニット5A(即ち、
図3の紙面上側のうち橋脚下部3aの水平断面の内側寄
りに位置する5本の主鉄筋ユニット5A)においては、
上端面3bから上方に突出した5本の主鉄筋6の上端6
cに、カップラ6aを介して、更に主鉄筋6がその上方
にそれぞれ接続されており、主鉄筋ユニット5Aよりも
更に1本の主鉄筋6が多く接続された主鉄筋ユニット5
Bとなっている。なお、主鉄筋ユニット5Bの上端にも
カップラ6aがそれぞれ螺嵌されている。
【0008】また、基礎2には、図2に示すように、4
本の上下方向に伸延した昇降ポール7が、橋脚下部3a
に沿って、しかも橋脚下部3aを取り囲む形で立設され
ており、各昇降ポール7は、接続部材等により適宜橋脚
下部3aに接続されている。また、4本のうち1本の昇
降ポール5の上端部には、クレーン30が設けられてい
る。各昇降ポール7には、図4に示すように、これら昇
降ポール7に係合する形で、これら昇降ポール7に沿っ
て昇降し得る昇降装置9がそれぞれ設けられており、4
個の昇降装置9の上端には、図2乃至、図4に示すよう
に、水平な板状のメインステージ10が、該メインステ
ージ10の上面の位置と橋脚下部3aの上端面3bの位
置とが略同じ高さのレベルになる形で支持されて設けら
れている。メインステージ10の中央には橋脚下部3a
が挿入され得る、橋脚下部3aの水平断面に整合対応し
た形の長方形の孔10aが設けられており、メインステ
ージ10の下面側には、4個の作業足場11が、橋脚下
部3aにおける4面の外周側面に各々、一つずつ対向す
る形で即ち、橋脚下部3aを取り囲む形で垂設されてお
り、メインステージ10の上面側には、筒状に形成され
た包囲壁12が、その内部12aが上下方向に伸延し、
かつ内部12aの中央側にメインステージ10の孔10
aを囲む形で立設されている。包囲壁12の上端には、
包囲壁12の内部12aと外部とを上下方向において閉
鎖する形の、水平な板状の屋根13が設けられている。
そして、屋根13には、前記橋脚下部3aの上端面3b
の上方に対応した位置のうち、少なくとも前記主鉄筋ユ
ニット5Aの上方に対応した位置に作業孔13aが設け
られている。
【0009】屋根13には、図4に示すように、その下
面の中央部において支持柱15が垂設されており、支持
柱15の下端には、作業足場16が既に形成された橋脚
下部3aの内部3cに挿入される形で垂設されている。
屋根13には、その下面側において4枚の鋼製の外型枠
17及び、4枚の鋼製の内型枠19がワイヤを介して釣
支されており、外型枠17及び、内型枠19は、それぞ
れ橋脚下部3aにおける4面の外周面及び、その内部3
c側における4面の内周面を覆う形で釣支されている。
これら外型枠9及び、内型枠10は釣支されていると共
に、コンクリートが打設され固結して間もない橋脚下部
3aの一部を包囲する形で、タイボルト等を介して締結
固定された形で設置されている。
【0010】また、屋根13の上面側には、図1及び、
図3及び、図4に示すように、案内器具20が設けられ
ており、案内器具20は、屋根13に設けられた前記作
業孔13a全てを覆い尽くす形で敷設された形の、板状
の板状本体21を有している。なお、板状本体21は図
示しないボルト等で屋根13に固定された形で敷設され
ている。板状本体21には、その上面側において複数の
スリーブ22が接合され設けられている。スリーブ22
は、内部が上方に向かって拡大する漏斗状に形成されて
おり、スリーブ22の内面は案内面22cとなってい
る。また、各スリーブ22は、その下端側(即ち、より
縮小した側の端部側)において板状本体21の上面側に
接合されている。なお、各スリーブ22の上側の開口端
部22bの位置は全て同じ高さのレベルになっている。
また、板状本体21には、接合された各スリーブ22に
対応した位置に、該板状本体21を上下方向に貫通する
形の鉄筋ガイド孔22aが設けられており、各スリーブ
22の内部と、これらスリーブ22に対応した各鉄筋ガ
イド孔22aとは、互いに上下方向に連通接続してい
る。なお、各鉄筋ガイド孔22aは、屋根13の作業孔
13aの上方に対応して位置しているとともに、各鉄筋
ガイド孔22aは各主鉄筋ユニット5Aの上方に対応し
て位置している。つまり、矢印A、B方向に所定の間隔
L1で配列されている主鉄筋ユニット5Aに対応して、
鉄筋ガイド孔22aは矢印A、B方向に同じく所定の間
隔L1で配列されている。また、前述の5本の主鉄筋ユ
ニット5Bは、対応した位置にある作業孔13a及び、
鉄筋ガイド孔22aをそれぞれ貫通し、鉄筋ガイド孔2
2aの上方のスリーブ22を貫通しており、貫通した上
端側は案内器具20の上方に位置している。
【0011】一方、クレーン30のフック30aは、図
1及び、図4に示すように、屋根13の上方に位置して
おり、該フック30aには吊下げ治具23が釣支されて
いる。吊下げ治具23は水平で、かつ図の矢印C、D方
向に長手方向をもつ治具本体25を有しており、治具本
体25の上面側には2本のワイヤ26がそれらの一端に
おいて接続固定されており、これら2本のワイヤ26の
他端側は、クレーン30のフック30aに掛けられてい
る。つまり、治具本体25はこれら2本のワイヤ26を
介して、クレーン30のフック30aにより板面が水平
な状態で維持される形で釣支されている。従って、治具
本体25がこれら2本のワイヤ26を介してクレーン3
0のフック30aに釣支されることによって、吊下げ治
具23は該フック30aに釣支されている。治具本体2
5の下面側には5本のチェーン27がそれらの一端にお
いて接続固定されて垂設されており、これらチェーン2
7は、治具本体25の長手方向即ち、矢印C、D方向即
ち、水平方向に沿って所定の間隔L1で配列され垂設さ
れている。また、各チェーン27の他端にはU字型鋼及
びボルトにより環状に構成されたシャックル29がそれ
ぞれ接続されており、各チェーン27の長さは矢印D側
のチェーン27がより短くなる形でそれぞれ異なってい
る。ここで、チェーン27に接続されたシャックル29
と治具本体25との間の上下間隔をチェーン27による
シャックル29の吊下距離とし、最も矢印C側のチェー
ン27によるシャックル29の吊下距離を吊下距離Q
1、その矢印D側に順次隣接したチェーン27によるシ
ャックル29の吊下距離を順次吊下距離Q2、Q3、Q
4、Q5とする。つまり、吊下距離Q1、Q2、Q3、
Q4、Q5はそれぞれ異なっており、吊下距離Q1、Q
2、Q3、Q4、Q5の順に小さくなっている。各シャ
ックル29には一端にカップラ6aが螺嵌された上述し
たものと同様の主鉄筋6がそれぞれ係合支持、即ち接続
されている。即ち、これら主鉄筋6は、鉛直方向に垂れ
た状態で各シャックル29の環の中に貫通すると共に、
鉛直方向に垂れた主鉄筋6の上端側にあり、シャックル
29の環を貫通できない大きさのカップラ6aを各シャ
ックル29に当接させる形で係合支持されている。つま
り、これら主鉄筋6は、シャックル29に係合支持さ
れ、即ち接続されることによって、吊下げ治具23によ
り吊下げられている。なお、シャックル29と主鉄筋6
との係合状態、従ってシャックル29の環に主鉄筋6が
貫通挿入した形でシャックル29が主鉄筋6に取付けら
れた状態では、シャックル29は、該シャックル29が
前記カップラ6aに当接する位置、即ち接続支持位置T
1の下側において、主鉄筋6に沿って摺動移動自在であ
る。なお、チェーン27が矢印C、D方向に沿って所定
の間隔L1で配列されているので、吊下げられている主
鉄筋6も矢印C、D方向に沿って所定の間隔L1で配列
され吊下げられている。そして、これらシャックル29
に係合支持された主鉄筋6は、その下端側が前記案内器
具20の鉄筋ガイド孔22aを貫通した状態で吊下げら
れている。
【0012】橋脚施工現場1及び、案内器具20及び、
吊下げ治具23は以上のように構成されているので、該
橋脚施工現場1において本発明による鉄筋の建込み方法
により、案内器具20及び、吊下げ治具23を用いて、
主鉄筋6の建込み作業を行うと以下のようになる。な
お、橋脚下部3aには複数本の既設された主鉄筋ユニッ
ト5Aが埋設されているが、主鉄筋ユニット5Aの上方
に主鉄筋6が更に接続された形の主鉄筋ユニット5Bは
未だ構築されておらず、以下説明する主鉄筋6の建込み
作業によって、これら複数本の既設された主鉄筋ユニッ
ト5Aの上方に、主鉄筋6を各1本づつ接続する形で建
込み作業を行い、主鉄筋ユニット5Bを構築するものと
する。
【0013】まず、複数本の既設された主鉄筋ユニット
5Aのうち、図の矢印A、B方向に5本並列に並んでい
る5本の主鉄筋ユニット5Aについて建込み作業を行
う。即ち、地上において前記吊下げ治具23の各シャッ
クル29に一端にカップラ6aが螺嵌された主鉄筋6を
1本づつ係合して取付ける。次いで、クレーン30のフ
ック30aに該吊下げ治具23のワイヤ26、26を掛
けて、クレーン30を駆動して、吊下げ治具23を揚重
する。吊下げ治具23の揚重により、シャックル29が
揚重されるので、該シャックル29は取付けられた前記
主鉄筋6に沿って、該主鉄筋6のカップラ6aに当接す
る接続支持位置T1に摺動移動して該主鉄筋6と接続さ
れる(或いは、シャックル29は接続支持位置T1にそ
のまま停止して主鉄筋6との接続状態を維持する。)。
また、シャックル29と主鉄筋6とが接続した状態で、
該シャックル29が揚重されることより、各シャックル
29に接続された5本の主鉄筋6も一度に吊り下げられ
揚重される。更にクレーン30を駆動して吊下げ治具2
3を屋根13の上方に移動させると共に、クレーン30
の駆動、或いは、屋根13の上に位置する図示しない作
業員が吊り下げられた5本の主鉄筋6を掴み引っ張り、
吊下げ治具23を水平方向で回転移動等させることによ
って、該吊下げ治具23の向きを調整する。吊下げ治具
23の向きの調整によって、吊下げ治具23に吊り下げ
られた5本の主鉄筋6の下端6bが、これら主鉄筋6を
接続すべき接続位置P1即ち、これら主鉄筋6を接続す
べき5本の主鉄筋ユニット5Aの上端6cの位置に対応
した屋根13上の案内器具20のスリーブ22の上方に
一対一で対応した位置になるように、主鉄筋6の下端6
bの位置を調整する。即ち、図5の矢印A、B方向に所
定の間隔L1で配列された主鉄筋ユニット5Aに対応し
て配列されているスリーブ22に、吊下げ治具23によ
って図の矢印C、D方向に同じく所定の間隔L1で吊下
げられた主鉄筋6の下端6bを対応させるのであるか
ら、吊下げられた主鉄筋6を1本1本個々に位置合わせ
する必要がなく、吊下げ治具23の位置調整のみで主鉄
筋6の下端6bの位置調整が容易にできる。ところで、
上述したように、主鉄筋ユニット5Aの上端のカップラ
6aの位置即ち、接続位置P1は全て同じ高さのレベル
にあると共に、吊下げ治具23の各チェーン27に吊下
げられた5本の主鉄筋6の下端6bの位置は、吊下距離
Q1、Q2、Q3、Q4、Q5の差異に対応して、矢印
D側のチェーン27により吊下げられた主鉄筋6がより
高くなっている。従って、吊下げられた主鉄筋6の下端
6bと、各対応した接続位置P1との間の相対的な上下
距離H1、H2、H3、H4、H5(但し、吊下距離Q
1、Q2、Q3、Q4、Q5と上下距離H1、H2、H
3、H4、H5とはこの順序で対応している。)は、上
下距離H1、H2、H3、H4、H5の順に大きくなっ
ている。主鉄筋6の下端の位置調整がなされた後、引き
続きクレーン30を駆動して、吊下げ治具23を下方に
降下させて、吊下げ治具23の降下に伴わせて主鉄筋6
を降下させる。
【0014】ところで、上述したように、案内器具20
の各スリーブ22の上側の開口端部22bの位置は全て
同じ高さのレベルにあると共に、吊下げ治具23の各チ
ェーン27の長さが矢印D側のチェーン27がより短く
なる形でそれぞれ異なっており、従って、吊下距離Q
1、Q2、Q3、Q4、Q5がそれぞれ異なっているた
め、これらチェーン27に吊下げられた5本の主鉄筋6
の下端6bの位置は、矢印D側のチェーン27により吊
下げられた主鉄筋6がより高くなっている。従って、吊
下げられた主鉄筋6を案内器具20の各スリーブ22に
向かって降下させることにより、吊下げられた5本の主
鉄筋6のうち、図5に示すように、図の矢印C側端のチ
ェーン27により吊下げられた主鉄筋6が、その下端6
bにおいてまず対応したスリーブ22の上側の開口端部
22bに到達し、続いて順次、より矢印D側のチェーン
27により吊下げられた主鉄筋6が、各下端6bにおい
て対応した開口端部22bに到達する。つまり、各到達
は降下時間の差による時間差をもって行われる。それぞ
れ対応したスリーブ22の開口端部22bに順次到達し
た主鉄筋6は、更なる降下にともなって、到達した各開
口端部22bよりスリーブ22に挿嵌され、スリーブ2
2の内側の案内面22cに案内される形で鉄筋ガイド孔
22aに挿嵌する。なお、案内器具20のスリーブ22
は、上述したように漏斗状に形成されており、開口端部
22b側が拡大しているので、各開口端部22bに到達
した主鉄筋6の下端6bの位置がこの開口端部22bの
中心部から水平方向にズレていても、該主鉄筋6の下端
6bが極力該開口端部22bの中に導入され、従って、
該主鉄筋6が極力該開口端部22bより鉄筋ガイド孔2
2aに挿嵌し得るようになっている。それ故、上述した
主鉄筋6の下端6bの位置調整時の該下端6bの位置の
誤差及び、主鉄筋6の降下途中の揺動によって生じる該
下端6bの位置の誤差を極力許し得るので、該下端6b
の位置調整作業及び、主鉄筋6の降下作業における手間
と時間が省かれる。また、主鉄筋6の下端6bの位置調
整時の該下端6bの位置の誤差及び、主鉄筋6の降下途
中の揺動によって生じる該下端6bの位置の誤差が許容
範囲外に大きい場合には、屋根13の上に位置する図示
しない作業員は吊り下げられた各主鉄筋6を掴み引っ張
り、各主鉄筋6の下端6bを開口端部22bの中に導入
する必要がある。しかし、上述したように、各主鉄筋6
は各開口端部22bへ時間差をもって到達することか
ら、1人の図示しない作業員が、開口端部22b付近に
到達した主鉄筋6の下端6bを、到達の早いものから順
次1つづつ、開口端部22bに導入することが可能とな
る。つまり、図示しない作業員の人数の節約が実現さ
れ、橋脚施工作業全体の作業能率が向上する。
【0015】こうして、順次開口端部22bに導かれ、
鉄筋ガイド孔22aに挿嵌された主鉄筋6を更に降下さ
せて、屋根13の作業孔13a中を下方に挿嵌させ、包
囲壁12の内部12aに進入させ、それぞれ対応した主
鉄筋ユニット5Aの上端6c位置である接続位置P1に
向かって降下させる。なお、各主鉄筋6は接続位置P1
に対応した位置にある鉄筋ガイド孔22aに挿嵌されて
いるので、降下途中での揺動が防止されて安全性が高い
と共に、各主鉄筋6の下端6bとその対応した接続位置
P1との間における位置合わせを人手を介して行わなく
とも、各主鉄筋6の下端6bを、正確に降下させ、位置
合わせさせることができる。ところで、上述したよう
に、接続位置P1と吊下げられた5本の主鉄筋6の下端
6bとの間の上下距離H1、H2、H3、H4、H5
は、上下距離H1、H2、H3、H4、H5の順に大き
く、また、吊下げられた主鉄筋6を案内器具20の各ス
リーブ22に向かって降下させることにより、その降下
距離分だけ各上下距離H1、H2、H3、H4、H5は
減少するので、吊下げられた5本の主鉄筋6のうち、図
の矢印C側端のチェーン27により吊下げられた主鉄筋
6の下端6bが対応した接続位置P1にまず到達する。
到達と同時に、クレーン30の駆動を一時停止させ、吊
下げられた主鉄筋6の降下を一時停止させる。つまり、
各接続位置P1に到達していない4本の主鉄筋6は吊下
げられた状態で空中で待機している。
【0016】次いで、橋脚下部3aの上端面3b付近に
いる図示しない作業員が、カップラ6aに到達した主鉄
筋6の下端6bを、その到達した接続位置P1におい
て、対応した既設の主鉄筋ユニット5Aの上端6cとカ
ップラ6aを介して接続する。接続の後、クレーン30
の駆動を再開し、空中で待機していた主鉄筋6の降下を
再開させ、接続された前記主鉄筋6の矢印D側隣の主鉄
筋6の下端6bを、その対応する接続位置P1に到達さ
せて、降下を一時停止させ、他の3本の主鉄筋6を空中
で待機させて、到達した該主鉄筋6と主鉄筋ユニット5
Aとをカップラ6aを介して接続する。なお、上述した
ように、待機中の主鉄筋6は各接続位置P1に対応した
位置にある鉄筋ガイド孔22aに挿嵌されているので、
待機中の揺動が防止されて安全性が高いと共に、各主鉄
筋6の下端6bの位置が待機中既にその対応した接続位
置P1の上方に対応整合されているので、以降これら待
機中の主鉄筋6に対して接続作業を行う際には、該作業
への移行が迅速になされる。以下同様にして、主鉄筋6
の降下の開始及び停止を繰り返しながら、接続された主
鉄筋6の矢印D側隣の主鉄筋6を順次、その対応する接
続位置P1に到達させて、該主鉄筋6と主鉄筋ユニット
5Aとをカップラ6aを介して接続する形で、5本全て
の主鉄筋6を、対応した主鉄筋ユニット5Aにカップラ
6aを介して接続する。こうして、5本の主鉄筋ユニッ
ト5Aに主鉄筋6が各1本づつ接続される形で5本の主
鉄筋ユニット5Bが構築された。5本の主鉄筋ユニット
5Bの構築後、クレーン30を駆動して吊下げ治具23
を更に下方に降下させる。吊下げ治具23の降下により
チェーン27を介して釣支されているシャックル29
は、それぞれ係合している、従って取付けられている主
鉄筋6に沿って下方に摺動降下する。更に摺動降下を続
け、全てのシャックル29を案内器具20(或いは、案
内器具20の付近)のレベル、即ち屋根13のレベル、
即ち安定作業レベルS1に到達させて降下を停止する。
なお、「安定作業レベル」とは、安定した足場を確保し
て作業が行え、従って、簡易梯子、踏み台、脚立等の補
助的な足場手段を使用せずに作業が行えるレベルのこと
を意味する。本実施例では、屋根13が安定した足場と
なっているので、該屋根13のレベルが安定作業レベル
であり、本実施例以外では一般的に地面、床スラブ、作
業ステージ等のレベルが安定作業レベルになり得る。降
下停止の後、屋根13の上にいる図示しない作業員が、
屋根13の上の安定作業レベルS1において、吊下げ治
具23の各シャックル29と、それに係合されている各
主鉄筋6との間の係合を解き放ち、従って、各主鉄筋6
から各シャックル29を取外し、クレーン30の駆動を
再開することにより、該吊下げ治具23を地上に戻し
て、主鉄筋6の建込み作業のうち5本の主鉄筋6につい
ての作業を完了する。なお、シャックル29が安定作業
レベルS1まで降下され、その取外しが該安定作業レベ
ルS1において行われるので、シャックル29の取外し
の際には、屋根13の上に更に補助的な足場手段を設置
する必要がなく、作業の手間が省け、しかも安全であ
る。
【0017】続いて、上述した作業と同様なる作業から
なる建込み作業を繰り返すことにより、他の主鉄筋ユニ
ット5Aについても順次建込み作業を行う(なお、吊下
げ治具23のチェーン27は5本であるため、上述した
建込み作業では図3の矢印A、B方向に5本並列に並ん
でいる5本の主鉄筋ユニット5Aについての建込み作業
を1回の作業として行ったが、図の矢印A、B方向に6
本並列に並んでいる6本の主鉄筋ユニット5Aについて
は、3本づつの建込み作業を1回の作業として、2回の
作業に分けて行うことができる。)。即ち、各建込み作
業は、上述したように、図3の矢印A、B方向に5本並
列(或いは、6本並列)に並んでいる5本(或いは、3
本)の主鉄筋ユニット5Aについて上述した方法と同様
に行われ、まず、地上において前記吊下げ治具23の各
シャックル29に一端にカップラ6aが螺嵌された主鉄
筋6を取付けて、クレーン30を介して吊下げ治具23
を揚重し屋根13の上方に移動させると共に、該吊下げ
治具23の向きを調整して、一度に吊り下げられた5本
(或いは、3本)の主鉄筋6の下端6bが、各接続位置
P1の上方に対応した案内器具20のスリーブ22の上
方に一対一で対応した位置になるように、主鉄筋6の下
端6bの位置を調整する。位置調整がなされた後、クレ
ーン30を更に駆動して、吊下げられた5本の主鉄筋6
を、それぞれ対応したスリーブ22の開口端部22bに
順次到達させ、これらスリーブ22を介して、これら主
鉄筋6を鉄筋ガイド孔22aに挿嵌させ、挿嵌された主
鉄筋6を更に降下させて、それぞれ対応した接続位置P
1に向かって降下させる。更に主鉄筋6を接続位置P1
に順次降下到達させ、到達した主鉄筋6から順次、その
到達した接続位置P1の主鉄筋ユニット5Aの上端6c
と接続させる。5本(或いは、3本)全ての主鉄筋6
を、対応した主鉄筋ユニット5Aに接続させて、5本
(或いは、3本)の主鉄筋ユニット5Bを構築する。構
築後、吊下げ治具23の各シャックル29を安定作業レ
ベルS1に降下させて各主鉄筋6から各シャックル29
を取外し、クレーン30を介して、該吊下げ治具23を
地上に戻して、各1回分の建込み作業を完了する。
【0018】各建込み作業を上述したように繰返し行っ
て、橋脚下部3bの複数本の主鉄筋ユニット5A全てに
対して主鉄筋6を接続し、主鉄筋ユニット5Bを構築し
て全ての主鉄筋ユニット5Aに対する建込み作業を完了
する。なお、主鉄筋ユニット5Aに対する建込み作業が
完了された後、構築された主鉄筋ユニット5Bのうち新
しく接続された複数の主鉄筋6を連絡し、これら複数の
主鉄筋6の相互間を接続する形で、これら主鉄筋6に複
数の図示しないフープ筋を、これら主鉄筋6に直角な形
で溶接接合するが、主鉄筋ユニット5Bの構築完了から
前記溶接接合作業完了までの間にも、主鉄筋ユニット5
Bの上端側は、上述したように案内器具20の鉄筋ガイ
ド孔22aに挿嵌されており、従って、これら主鉄筋ユ
ニット5Bの上端側は、その揺動が防止され略固定され
た状態にある。つまり、フープ筋の溶接接合作業は、位
置が略固定された主鉄筋ユニット5Bに対して行われる
ことから、容易かつ正確に行われる。
【0019】以上説明したように、本発明による鉄筋の
建込み方法では、5本(或いは、3本)の主鉄筋6をク
レーン30により、これら主鉄筋6を既設の主鉄筋ユニ
ット5Aの接続位置P1の上方に対応整合させる形で、
しかもこれら主鉄筋6の下端6bと、該下端6bと対応
した接続位置P1との上下距離H1乃至H5をそれぞれ
異らせる形で一度に揚重吊下し、吊下された主鉄筋6
を、それぞれの接続位置P1に向けて案内しながら降下
させ、降下により、5本(或いは、3本)の主鉄筋6を
それぞれの接続位置P1に1本づつ順次到達させると共
に、到達した主鉄筋6を1本づつ順次対応する既設の主
鉄筋ユニット5Aに接続して主鉄筋6の建込みを行う。
つまり、5本(或いは、3本)の主鉄筋6を1台のクレ
ーン30により一度に揚重吊下すると共に、これら主鉄
筋6をそれぞれの接続位置P1に1本づつ順次到達させ
ることから、到達前の主鉄筋6を空中において揚重吊下
した状態で待機させることが可能となり、従って、一度
に複数の主鉄筋6を揚重してクレーン30の使用時間を
短縮させることができるので作業の効率が向上する。ま
た、待機させている主鉄筋6は、それぞれの接続位置P
1に向けて案内されているので、それぞれ対応する接続
位置P1に既に位置合わせされた状態にあり、従って、
続いて行われる接合作業に迅速に移行し得るので更に作
業の効率が向上する。また、主鉄筋6は、降下時及び、
待機時を通して案内されているので、不用意な揺動等が
防止されており作業における安全性が高い。
【0020】なお、上記の実施例では、本発明による吊
下げ治具23において、チェーン27によるシャックル
29の各吊下距離Q1乃至Q5をそれぞれ異る形で設け
たが、本発明による吊下げ治具23を、図6に示すよう
に、各吊下距離Q1乃至Q5が全て等しい長さとなる形
で構成してもよい。各吊下距離Q1乃至Q5が全て等し
い長さとなる形で構成した吊下げ治具23を用いると、
吊り下げられた5本の主鉄筋6の下端6bの位置の高さ
は、全て等しくなるが、既設の主鉄筋ユニット5Aの上
端5cの位置の高さをそれぞれ異る形で設けておくこと
により、主鉄筋6の下端6bと、該下端6bと対応した
接続位置P1との上下距離H1乃至H5をそれぞれ異る
ようにすることができる。よって、複数本の主鉄筋6の
降下により、これら主鉄筋6をそれぞれの接続位置P1
に1本づつ順次到達させることができる。
【0021】また、各吊下距離Q1乃至Q5が全て等し
い長さとなる形で構成した吊下げ治具23を用いて主鉄
筋6の建込みを行う際、図6に示すように、複数のスリ
ーブ22の開口端部22bの位置の高さをそれぞれ互い
に異る形で形成して構成した案内器具20を使用するこ
とができる。各吊下距離Q1乃至Q5が全て等しい長さ
となる形で構成した吊下げ治具23を用いると、吊り下
げられた5本の主鉄筋6の下端6bの位置の高さは、全
て等しくなるが、複数のスリーブ22の開口端部22b
の位置の高さをそれぞれ互いに異る形で形成して構成し
た案内器具20を使用することにより、吊下げられた6
主鉄筋の下端6bと、該下端6bと対応したスリーブ2
2の開口端部22bの位置との間の相対的な上下距離が
それぞれ異るようになる。よって、吊下げられた6主鉄
筋の降下により、これら主鉄筋6をそれぞれの対応した
スリーブ22の開口端部22bに1本づつ順次、即ち、
時間差をもって到達させることができる。つまり、開口
端部22bに主鉄筋6の下端6bを導入する作業が必要
となる場合においても、1人の図示しない作業員が、開
口端部22b付近に到達した主鉄筋6の下端6bを、到
達の早いものから順次1つづつ、開口端部22bに導入
することが可能となり、図示しない作業員の人数の節約
が実現され、橋脚施工作業全体の作業能率が向上する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち第一
の発明は、複数本の上下方向に伸延した主鉄筋6等の鉄
筋を、互いに平行な形で主鉄筋ユニット5A等の既設の
鉄筋の上端6c等の上端部にそれぞれ接続することによ
り、前記複数本の鉄筋を建込む鉄筋の建込み方法におい
て、前記複数本の鉄筋をクレーン30等の揚重手段によ
り、これら鉄筋を前記既設の鉄筋の接続位置P1等の接
続位置の上方に対応整合させる形で、しかもこれら鉄筋
の下端6b等の下端と、該下端と対応した前記接続位置
との上下距離H1、H2、H3、H4、H5等の上下距
離をそれぞれ異らせる形で一度に揚重吊下し、複数本の
前記吊下された鉄筋を、それぞれの前記接続位置に向け
て案内しながら降下させ、降下により、前記複数本の鉄
筋をそれぞれの前記接続位置に1本づつ順次到達させる
と共に、到達した鉄筋を1本づつ順次前記対応する既設
の鉄筋に接続して構成したので、一度に揚重吊下した複
数の鉄筋のうちの接続位置に到達前の鉄筋を空中におい
て揚重吊下した状態で待機させることが可能となり、従
って、一度に複数の鉄筋を揚重して揚重手段の使用時間
を短縮させることができるので作業の効率が向上する。
また、待機させている鉄筋は、それぞれの接続位置に向
けて案内されているので、これら待機させている鉄筋
は、それぞれ対応する接続位置に待機中既に位置合わせ
された状態にあり、続いて行われる接合作業に迅速に移
行し得るので更に作業の効率が向上する。また、揚重吊
下された鉄筋は、降下時及び、待機時を通して案内され
ているので、該鉄筋の不用意な揺動等が防止されており
作業における安全性が高い。
【0023】また、本発明のうち第二の発明は、クレー
ン30等の揚重手段により釣支され得る治具本体25等
の支持部材を有し、前記支持部材に、チェーン27等の
吊下部材を水平方向に複数個配設し、前記各吊下部材の
先端に主鉄筋6等の鉄筋と接続自在なシャックル29等
の接続部材を設けて構成したので、揚重手段により釣支
された第二の発明による吊下げ治具によって鉄筋を吊下
げると、一度に複数本の鉄筋を揚重吊下することができ
るので作業の効率が向上する。
【0024】また、本発明のうち第三の発明は、第二の
発明の吊下げ治具において、前記接続部材を、該接続部
材に接続される鉄筋に沿って摺動移動し得るように設け
て構成したので、接続部材を鉄筋に沿って摺動移動させ
ることにより、前記接続部材は、該鉄筋を吊下していた
際の所定の接続支持位置T1から該鉄筋における任意の
位置に移動自在である。つまり、第三の発明では、第二
の発明による効果に加えて、前記接続部材の鉄筋からの
取外し動作は、該鉄筋における任意の位置で行い得るの
で、現場に設置された足場等のレベルに応じて、鉄筋に
対する接続部材の取外し動作を行う位置レベルを選択す
ることができ、該取外し動作が一層容易になり、従って
鉄筋の建込み作業の効率をより一層向上させることがで
きる。また、現場の安定作業レベルS1に対応しない位
置での、梯子や踏み台等の不安定な補助的足場等を用い
た無理な作業が回避できるので作業の安全性も向上され
る。
【0025】また、本発明のうち第四の発明は、複数本
の上下方向に伸延した主鉄筋6等の鉄筋を、互いに平行
な形で主鉄筋ユニット5A等の既設の鉄筋の上端6c等
の上端部にそれぞれ接続することにより、前記複数本の
鉄筋を建込む鉄筋の建込み方法において、クレーン30
等の揚重手段により第三の発明の吊下げ治具を釣支する
と共に、該吊下げ治具の接続部材に前記複数本の鉄筋
を、これら鉄筋の上端部側において接続して吊下し、し
かもこれら鉄筋の吊下を、これら鉄筋を前記既設の鉄筋
の接続位置P1等の接続位置の上方に対応整合させると
共に、これら鉄筋の下端6b等の下端と、該下端と対応
した前記接続位置との上下距離H1、H2、H3、H
4、H5等の上下距離をそれぞれ異らせる形で行い、複
数本の前記吊下された鉄筋を、それぞれの前記接続位置
に向けて案内しながら降下させ、降下により、前記複数
本の鉄筋をそれぞれの前記接続位置に1本づつ順次到達
させると共に、到達した鉄筋を1本づつ順次前記対応す
る既設の鉄筋に接続し、接続の後、揚重手段により前記
吊下げ治具を降下させることにより、前記接続部材を、
該接続部材に接続された鉄筋に沿って安定作業レベルS
1等の所定の安定作業レベルまで降下させ、前記所定の
安定作業レベルにおいて、前記接続部材を前記鉄筋から
取り外して構成したので、第三の発明の吊下げ治具によ
って鉄筋を吊下げるため、一度に複数本の鉄筋を容易に
揚重吊下することができ作業の効率が向上する。また、
一度に揚重吊下した複数の鉄筋のうちの接続位置に到達
前の鉄筋を空中において揚重吊下した状態で待機させる
ことが可能となり、従って、一度に複数の鉄筋を揚重し
て揚重手段の使用時間を短縮させることができるので作
業の効率が向上する。また、待機させている鉄筋は、そ
れぞれの接続位置に向けて案内されているので、これら
待機させている鉄筋は、それぞれ対応する接続位置に待
機中既に位置合わせされた状態にあり、続いて行われる
接合作業に迅速に移行し得るので更に作業の効率が向上
する。また、揚重吊下された鉄筋は、降下時及び、待機
時を通して案内されているので、該鉄筋の不用意な揺動
等が防止されており作業における安全性が高い。また、
安定した足場を確保し得る所定の安定作業レベルにおい
て、鉄筋に対する接続部材の取外し動作を行うので、梯
子や踏み台等の不安定な補助的足場を使った無理な作業
が回避でき作業の安全性が向上される。
【0026】また、本発明のうち第五の発明は、第二の
発明の吊下げ治具において、前記吊下部材による前記接
続部材の吊下距離Q1、Q2、Q3、Q4、Q5等の各
吊下距離をそれぞれ異る形で設けて構成したので、第二
の発明による効果に加えて、前記吊下距離がそれぞれ異
ることから、吊下げ治具によって吊下げられた複数本の
鉄筋をそれぞれの接続位置に1本づつ順次到達させるこ
とが可能となり、よって、吊下げ治具によって一度に揚
重吊下された複数の鉄筋のうちの接続位置に到達前の鉄
筋を空中において揚重吊下した状態で待機させることが
可能となるので、一度に複数の鉄筋を揚重して揚重手段
の使用時間を短縮させることができ、作業の効率が向上
する。
【0027】また、本発明のうち第六の発明は、板状本
体21等の器具本体を有し、前記器具本体に鉄筋ガイド
孔22a等の複数の案内穴を、間隔L1等の鉄筋の建込
み間隔に対応した形で、上下方向に貫通穿設して構成し
たので、鉄筋を建込む際、吊下された複数本の鉄筋をこ
れら案内穴を貫通させる形で降下させることにより、こ
れら鉄筋をそれぞれの接続位置に向けて案内することが
できる。つまり、揚重吊下された鉄筋は、降下時及び、
待機時を通して案内されているので、該鉄筋の不用意な
揺動等が極力防止されており、よって作業における安全
性が高く、待機させている鉄筋は、それぞれの接続位置
に向けて案内されているので、これら待機させている鉄
筋は、それぞれ対応する接続位置に待機中既に位置合わ
せされた状態にあり、続いて行われる接合作業に迅速に
移行し得るので更に作業の効率が向上する。
【0028】また、本発明のうち第七の発明は、第六の
発明の案内器具において、前記複数の案内穴に、内部が
上方に向かって拡大する形の案内面22c等の案内面が
形成されたスリーブ22等のスリーブを設けて構成した
ので、第六の発明による効果に加えて、スリーブの上端
に到達した鉄筋の下端の位置がこのスリーブの中心部か
ら水平方向にズレていても、該鉄筋の下端が極力該スリ
ーブの中に導入され、従って、該鉄筋が極力該スリーブ
の案内面に案内されて案内穴に挿嵌し得るようになって
いるので、鉄筋の下端の位置調整時の該下端の位置の誤
差及び、鉄筋の降下途中の揺動によって生じる該下端の
位置の誤差を極力許し得るので、該下端の位置調整作業
及び、鉄筋の降下作業における手間と時間が省かれる。
【0029】また、本発明のうち第八の発明は、第七の
発明の案内器具において、複数の前記スリーブの開口端
部22b等の上端の位置の高さをそれぞれ互いに異る形
で形成して構成したので、第七の発明の効果に加えて、
吊下げられた複数本の鉄筋を降下させる際、これら鉄筋
の下端をそれぞれの対応したスリーブの上端に1本づつ
順次、即ち、時間差をもって到達させることが案内器具
側によって可能となる。つまり、スリーブの上端に鉄筋
の下端を導入する作業が必要となる場合においても、1
人の作業員が、到達の早い鉄筋から順次1本つづつスリ
ーブに導入することが可能となり、作業員の人数の節約
が実現され作業全体の能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による鉄筋の建込み方法を適用
した主鉄筋の建込み作業の一例における一工程を示した
図である。
【図2】図2は、図1に示す作業が適用される橋脚施工
現場の斜視図である。
【図3】図3は、図2のI矢視図である。
【図4】図4は、図3のX1−Y1線断面図である。
【図5】図5は、図1に示す作業の他の一工程を示した
図である。
【図6】図6は、本発明による鉄筋の建込み方法を適用
した主鉄筋の建込み作業の他の一例における一工程を示
した図である。
【図7】図7は、従来の方法による主鉄筋の建込み作業
の一工程を示した図である。
【符号の説明】
5A……既設の鉄筋(主鉄筋ユニット) 6……鉄筋(主鉄筋) 6b……下端 6c……上端部(上端) 20……案内器具 21……器具本体(板状本体) 22……スリーブ 22a……案内穴(鉄筋ガイド孔) 22b……上端(開口端部) 22c……案内面 23……吊下げ治具 25……支持部材(治具本体) 27……吊下部材(チェーン) 29……接続部材(シャックル) 30……クレーン(揚重手段) L1……建込み間隔(間隔) P1……接続位置 H1、H2、H3、H4、H5……上下距離 Q1、Q2、Q3、Q4、Q5……吊下距離 S1……安定作業レベル

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の上下方向に伸延した鉄筋を、互い
    に平行な形で既設の鉄筋の上端部にそれぞれ接続するこ
    とにより、前記複数本の鉄筋を建込む鉄筋の建込み方法
    において、 前記複数本の鉄筋を揚重手段により、これら鉄筋を前記
    既設の鉄筋の接続位置の上方に対応整合させる形で、し
    かもこれら鉄筋の下端と、該下端と対応した前記接続位
    置との上下距離をそれぞれ異らせる形で一度に揚重吊下
    し、 複数本の前記吊下された鉄筋を、それぞれの前記接続位
    置に向けて案内しながら降下させ、 降下により、前記複数本の鉄筋をそれぞれの前記接続位
    置に1本づつ順次到達させると共に、到達した鉄筋を1
    本づつ順次前記対応する既設の鉄筋に接続して構成した
    鉄筋の建込み方法。
  2. 【請求項2】揚重手段により釣支され得る支持部材を有
    し、 前記支持部材に、吊下部材を水平方向に複数個配設し、 前記各吊下部材の先端に鉄筋と接続自在な接続部材を設
    けて構成した吊下げ治具。
  3. 【請求項3】前記接続部材を、該接続部材に接続される
    鉄筋に沿って摺動移動し得るように設けて構成した請求
    項2記載の吊下げ治具。
  4. 【請求項4】複数本の上下方向に伸延した鉄筋を、互い
    に平行な形で既設の鉄筋の上端部にそれぞれ接続するこ
    とにより、前記複数本の鉄筋を建込む鉄筋の建込み方法
    において、 揚重手段により請求項3記載の吊下げ治具を釣支すると
    共に、該吊下げ治具の接続部材に前記複数本の鉄筋を、
    これら鉄筋の上端部側において接続して吊下し、しかも
    これら鉄筋の吊下を、これら鉄筋を前記既設の鉄筋の接
    続位置の上方に対応整合させると共に、これら鉄筋の下
    端と、該下端と対応した前記接続位置との上下距離をそ
    れぞれ異らせる形で行い、 複数本の前記吊下された鉄筋を、それぞれの前記接続位
    置に向けて案内しながら降下させ、 降下により、前記複数本の鉄筋をそれぞれの前記接続位
    置に1本づつ順次到達させると共に、到達した鉄筋を1
    本づつ順次前記対応する既設の鉄筋に接続し、 接続の後、揚重手段により前記吊下げ治具を降下させる
    ことにより、前記接続部材を、該接続部材に接続された
    鉄筋に沿って所定の安定作業レベルまで降下させ、 前記所定の安定作業レベルにおいて、前記接続部材を前
    記鉄筋から取り外して構成した鉄筋の建込み方法。
  5. 【請求項5】請求項2記載の吊下げ治具において、 前記吊下部材による前記接続部材の各吊下距離をそれぞ
    れ異る形で設けて構成した吊下げ治具。
  6. 【請求項6】器具本体を有し、 前記器具本体に複数の案内穴を、鉄筋の建込み間隔に対
    応した形で、上下方向に貫通穿設して構成した案内器
    具。
  7. 【請求項7】請求項6記載の案内器具において、 前記複数の案内穴に、内部が上方に向かって拡大する形
    の案内面が形成されたスリーブを設けて構成した案内器
    具。
  8. 【請求項8】請求項7記載の案内器具において、 複数の前記スリーブの上端の位置の高さをそれぞれ互い
    に異る形で形成して構成した案内器具。
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