JPH068572B2 - コンクリ−ト構造物の構築方法並びに支持部材 - Google Patents

コンクリ−ト構造物の構築方法並びに支持部材

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JPH068572B2
JPH068572B2 JP61195677A JP19567786A JPH068572B2 JP H068572 B2 JPH068572 B2 JP H068572B2 JP 61195677 A JP61195677 A JP 61195677A JP 19567786 A JP19567786 A JP 19567786A JP H068572 B2 JPH068572 B2 JP H068572B2
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Description

【発明の詳細な説明】 ≪産業上の利用分野≫ 本発明は型枠の架台を兼ねる作業足場枠組が先行打設し
たコンクリート構造物外壁を支えとして順次に上昇移動
するコンクリート構造物の構築方法並びに支持部材に関
する。
≪従来の技術≫ 一般建築構造物の外壁や橋脚などのコンクリート構造物
に用いられている型枠作業等の作業足場枠組の架設はタ
ワークレーン等の大型揚重機を使用するので、現場での
鉄骨、鉄筋、架設材等の荷揚げと相俟って揚重計画が過
密になる一因となっていた。
この事は、架設材のストックヤードが狭ければ尚更であ
り、積極的に揚重量の低減を計るべき要請を生んでい
る。
そのために従来は先行打設コンクリート構造物に、足場
枠組の架台受けアンカー部材を鉛直方向に幾つか取付け
るとともに、これらアンカー部材によって鉛直方向に固
定止着した支柱を設けていた。そして、この支柱によっ
て足場枠組を支持していた。
足場枠組を次の行程に移動させる時には、支柱を上方の
アンカー部材に吊持したチェーンブロック等で引き上げ
ることにより、クレーンの使用を要しないものである。
例えば特公昭57−33669号があった。
この足場枠組では、その移動方向を確実にするために、
支柱の長さは少なくとも3階分に匹敵する位に長尺であ
る。したがって、重量も比較的に重くなるため、支柱を
鞘構造とし、その軸方向中空内に補助支柱を貫通挿通
し、この補助支柱を従前の如く長尺なものとし、鞘構造
の支柱部分は短尺にして足場枠組のフレーム等に固定す
ることにより、支柱に沿って足場枠組の移動作業を容易
にするとともに、支柱の軽量化を計ったものである。
≪発明が解決しようとする問題点≫ しかし、それでも補助支柱は長尺であり、長尺であるこ
とから重量もあって取扱は面倒であると思われる。ま
た、補助支柱を受けるブラケットのアンカー部材と足場
枠組を受けるアンカー部材とは別にせざるを得ずそれだ
け手間がかかる欠点があった。
本発明は上述事情に鑑みてなされたものであって、その
目的は支柱を用いることなく、しかも簡略な揚重機で簡
単に足場枠組を次工程へ移動させ得るコンクリート構造
物の構築方法と、そのために最適な架台受けアンカー部
材等の支持部材を提供するにある。
≪問題点を解決するための手段≫ 上記目的を達成するために、本発明に係るコンクリート
構造物の構築方法は、コンクリート型枠と、これを支持
できる足場枠組と、先行打設コンクリート構造物の外壁
面に固定可能なアンカー金具と、足場枠組に一体的に固
定され、かつアンカー金具に係止可能な係止金具とを備
え、直前にコンクリートの打設を終了したコンクリート
構造物の上部にアンカー金具を固定装着し、これに携帯
揚重機を取り付け、足場枠組の係止金具に携帯揚重機の
吊上げワイヤを係止させ、然る後にコンクリート型枠を
伴う足場枠組を次のコンクリート打設位置迄必要充分に
吊り上げ上昇させて、足場枠組の係止金具をアンカー金
具に係止し、次いで揚重機をアンカー金具から取り外
し、足場枠組上のコンクリート型枠を所定位置に据えつ
け、コンクリートを打設し、これらの順序を繰り返しな
がらコンクリート構造物を順次に上方へ構築施工するも
のである。
また、コンクリート型枠を支持できる足場枠組を、コン
クリート構造物の外壁面に支持する支持部材であって、
先行打設コンクリート構造物の外壁面に固定可能なアン
カー金具と、該足場枠組に一体的に固定され、かつ該ア
ンカー金具に係止可能な係止金具とからなり、次の各構
成要件を具えて成るのである。
(a)係止金具は足場枠組の側端部に一体的に固定する
こと。
(b)係止金具は下方へ漸次拡大形成し、下方へ拡張開
放した案内切り欠きを有すること。
(c)アンカー金具はコンクリート構造物に設置したア
ンカーボルトに着脱自在なボルト孔を有すること。
(d)アンカー金具にはコンクリート構造物の外面から
離隔する方向へ突設した支承片を設けていること。
(e)アンカー金具の支承片には上記係止金具の案内切
り欠き内に係止して係止金具を支承する支軸を着脱自在
に設けること。
(f)アンカー金具の支承片の内側には係止金具を支承
片の内側へ案内する案内片を設けていること。
(g)アンカー金具には揚重機の支柱を回動自在に支承
するために上方からU字状に切り欠いた支承溝を設ける
こと。
≪作 用≫ コンクリート構造物の外壁に、予め幾つかを鉛直方向に
整列埋設しているアンカーボルトにアンカー金具のボル
ト孔を通し、ナットを緊締螺合して上記外壁面上にアン
カー金具を固定する。
次に、アンカー金具の支承片に支軸を装着し、足場枠組
を上方からアンカー金具に降すのであるが、その際には
係止金具をアンカー金具の案内片に沿わせてそのまま降
ろすと、係止金具の案内切欠きの切欠き端縁に沿ってそ
の上端縁に支軸が収まる。
すなわち、足場枠組は係止金具をアンカー金具に掛り合
せてコンクリート構造物の外壁面側に支持される。
以上の段取りとは逆に、足場枠組を上方へ吊り揚げれ
ば、係止金具の案内切り欠きは下方が開放されているの
で、足場枠組はそのままアンカー金具から離脱する。そ
して、その上方に設けたアンカー金具で支持しているチ
ェーンブロック、ジャッキ等比較的小型で携帯可能な揚
重機で次工程に合せた位置迄足場枠組の上昇操作を行う
ものである。
≪実施例≫ 以下、本発明の好適な実施例について、図面を参照にし
て説明する。
第1図から第3図迄はコンクリート構造物1の構築方法
を順次に示しており、第1図はコンクリート構造物1の
2階(2F)から4階(4F)部分迄が打設を完了して
養生を継続している処を示している。次に4F部分の養
生中のコンクリート強度が作業足場枠組2を支持できる
程度に達し次第、その次の工程である5F部分を構築す
る目的で、コンクリート型枠3を4F部分迄の既施工コ
ンクリート構造物1上にせり上げるものである。
足場枠組2は約2階建に相当する高さで、その高さ方向
を四等分するように上下と中間とを合せて5段階の作業
足場4を有し、それぞれ下から1段ステージ4a,2段
ステージ4b,3段ステージ4c,4段ステージ4d,
5段ステージ4eを備え、3段ステージ4c上には上階
構築用のコンクリート型枠3が載置されるので、4段,
5段ステージ4d,4eは、内側(建物側)への跳出し
部分を欠く。
また、1段ステージ4aと3段ステージ4cとの近傍に
は足場枠組2のフレームに一体に固定した係止金具5が
あり、その対応位置においてコンクリート構造物1の壁
面に取り付けたアンカー金具6があり、係止金具5をア
ンカー金具6に止着することにより、足場枠組2をコン
クリート構造物1の外壁面に取り付けている。
さて、コンクリート構造物1の4F部分にある程度の強
度がでた段階で次の工程へ移行するに当たっては次の手
順による。
まず、新しい躯体であるところの4F部分に残るコンク
リート型枠3を外し、作業足場4の3段ステージ4c上
に取り込む。それから第2図のように4F部分の上端付
近にアンカー金具6を取り付け、これに油圧ジャッキ支
柱7を固定し、油圧ジャッキ8(商品名油圧チルホー
ル)をジャッキ支柱7に吊下する。次いでジャッキ8か
ら垂下したワイヤ9の先端を3段ステージ4c近傍の係
止金具5に掛け、ジャッキ8で足場枠組2を吊持してい
る状態と成し、下方の1段ステージ4a近傍にあるアン
カー金具6および、3段ステージ4c近傍にあるアンカ
ー金具6の支軸15を撤去する。
然る後にジャッキ8で足場枠組2を吊り上げる。3段ス
テージ4cがコンクリート構造物1の4F部分頂部に設
定したジャッキ支柱7のアンカー金具6近くまでくるよ
うに吊り上げ、更に、3段ステージ4cの所にある係止
金具5がジャッキ支柱のアンカー金具6の位置よりも少
し上の位置になるよう上げ越す。それから第3図に示す
如く足場枠組2の中段および最下段である3段ステージ
4cおよび1段ステージ4a付近のアンカー金具6,6
の対応位置にきた係止金具5がこれに掛り合うように各
アンカー金具6,6に支軸15をセットし、前記上げ越
し分だけ足場枠組2を下降させ、上下の係止金具5と上
下のアンカー金具6とを係合連結する。なお、足場枠組
の荷重の支持は、上側のアンカーにより行わせ、下側の
アンカーは振れ止め作用のみ行わせるため、上下の係止
金具の間隔を、上下のアンカー金具の間隔より若干小さ
くしておく(第4図の係止金具の位置関係を参照)。
次に、ワイヤ9の先端部を3段ステージ4cの所の係止
金具5から外し、ワイヤ9を巻き上げてジャッキ支柱7
及び油圧ジャッキ8を撤去し、コンクリート型枠3を水
平方向へ前進させ、コンクリート構造物1の5F部分に
該当する構造物を構築するために型枠3をセットして、
足場枠組2、コンクリート型枠3、作業足場4のリフト
アップ作業は完結する。なお、リフトアップの際の振れ
を少なくするために、アンカー金具6に水平ガイドアー
ム22を取付け、その先端に切欠き加工した鋼管を取付
けて水平ガイド23となし、これを足場枠組2の建地2
aに係合させる。ただし、リフトアップ作業は、強風時
には行わないので建地に特別の補強をすることを要しな
い。
油圧ジャッキ8の代りにチェーンブロックでも充分であ
り、タワークレーン等の揚重機は一切使用せずに済む。
また、本発明の上記実施例では足場枠組2は2階建に相
当する高さで5段階の作業足場を有しているが、この足
場枠組の高さをあと一階分だけ増して7段階の作業足場
を有するようにすることもできる。この場合、足場枠組
の昇降作業自体は上記実施例の場合と変らないが、コン
クリート構造物の構築の間に3・4・5段ステージ上で
型枠・コンクリート・養生の各工事中に6・7段ステー
ジで鉄筋工事を先行して行うことが可能である。
以下、叙述したコンクリート構造物の構築方法に最適な
係止金具5とアンカー金具6とについて第4図以下に示
す。
足場枠組2の両端には係止金具5を取り付けてあって、
その対応位置にはアンカー金具6を取り付けるためのア
ンカーボルト10がコンクリート構造物1に埋設してあ
る。アンカーボルト10の先端が壁面外に残らないよう
シーボルトを使用し、アンカー金具6をコンクリート構
造物1の壁面から取り外す際にシーボルトも共に撤去す
る。
係止金具5は板状体で、その下辺から上方へ切り込まれ
た切り込みは板状体側面中央位置から下辺へ向けて案内
切り欠き11としている。
アンカー金具6は基板12上に並行に立設した二枚の支
承片13−13を有し、この二枚の支承片13−13の
各側面略中央位置にボルト孔14−14を穿設し、これ
にボルトを通し、ナットで止め、支軸15としている。
また、支承片13−13の上辺からU字状に切り欠かれ
た窪み状の支承溝16−16が設けられ、さらに支承片
13−13の内側上下の各端部から各上下方向へ延出さ
れた案内片17−17を備えている。
上記支承溝16−16は油圧ジャッキ支柱7の支持軸を
受け止めるものである。
ところで、油圧ジャッキ8のワイヤ9は係止金具5に引
掛けるのがよいので、ワイヤ9の先端に設けたシャック
ル等を連結する連結孔18を係止金具5の比較的上方に
貫通形成している。
第8図に油圧ジャッキ8と係止金具5等の状態を示す。
コンクリート構造物1の4F部分頂部に取り付けたアン
カー金具6の支承溝16にジャッキ支柱7を支える支持
軸である横方向への係止ピン19を載置し、支柱7をア
ンカー金具6で支える。すなわち、係止ピン19を回動
軸にして支柱7は若干コンクリート構造物1の方向また
は足場枠組2の方向へ僅かながら回動できるようになっ
ている。
この回動角を調整するために二枚の楔20−20aをジ
ャッキ支柱7の下端部内側(構造物1側)に介設してい
る。
これは、ジャッキ支柱7の係止ピン19を回動軸とする
ジャッキ支柱7の傾斜角を調整するためのもので、コン
クリート構造物1寄りの楔20−20aを打ち込めば、
ジャッキ支柱7は躯体側(構造物1側)へ傾き、逆に楔
20−20aを引き抜けば足場枠組2の方へ傾く。その
傾き角は楔20−20aの打ち込み深さによって微妙な
調整が可能である。なお、支柱の左右方向(壁面に平行
な方向)の調整は、アンカー金具6の水平プレート6a
に取付けた建入れ調整用ボルト24−24の上端に支柱
7の下端面を載せることにより、行なう。
油圧ジャッキ8をジャッキ支柱7に取り付けるには、ア
ンカー金具6の支軸15を支承片13−13から外して
支承片13−13をはさむ形で支柱7−7をはめこみ、
その係止ピン19を支承溝16−16内に収めればよ
い。その前後への傾斜角は楔20−20aで調整する。
このようにしてアンカー金具6で支持した支柱7の上端
部に油圧ジャッキ8の吊り下げフックを掛ける。
ジャッキ8のワイヤ9先端に取り付けた吊点シャックル
21は係止金具5の連結孔18にボルトで連結する。
以上の様にして、ジャッキ8を作動してシャックル21
を上昇させると、3段ステージ4cの所の係止金具5は
その案内切り欠き11の下辺が開放されているので、そ
のままアンカー金具6の支軸15から離脱し、足場枠組
2はジャッキ8で直上方向へ上昇する。
更にそのまま上昇させると、係止金具5は上方でジャッ
キ支柱7を支えているアンカー金具6に至る。また更に
上昇すると、その支承片13−13の間に案内片17−
17で誘導案内されながら支承片13−13間内に収ま
る。そこで前述の通りボルト孔14に支軸15をセット
し、足場枠組の荷重を支持する。
≪効 果≫ 以上詳しく述べたように、本発明に係るコンクリート構
造物の構築方法によれば、コンクリート構造物に着脱自
在なアンカー金具に係脱自在な小型の揚重機を軸支さ
せ、これによって型枠と共に足場枠組を引き上げるの
で、タワークレーン等現場での鉄筋や鉄骨および架設材
を揚げたり支持する揚重機を使用せずに済む。したがっ
て、揚重計画の負担が軽減され、現場でのストックヤー
ドの問題とも相俟って作業工程の流れの効率化が図れ
る。
しかも、足場枠組を上昇させるための支柱は作業者が携
帯移動可能であり、支柱盛替が容易となるため、足場枠
組のリフトアップ作業が作業者に与える負担も軽くなっ
ている。
また本発明に係る支持部材によれば、係止金具には案内
切り欠きが設けられており、アンカー金具に着脱自在な
支軸から上方へ垂直に移動させるだけで簡単に外れ、係
合させる時は逆に垂直方向上方から下方へ移動させるだ
けでよい。したがって、足場枠組の上下運動で係脱が可
能であり、前後左右方向への運動機能を持たない携帯揚
重機によって足場枠組を上下動させる場合には好都合で
ある。
アンカー金具には上方からU字状に切り欠いた支承溝が
設けられているので、携帯揚重機の支柱は上から差し込
むだけで設置でき、容易に回動自在に軸支させることが
可能である。このことによって躯体、ベースプレートの
部の精度が悪い場合の支柱建入れ調整はもとより、旋回
機能を持たず、昇降機能だけの揚重機に多少の前後傾斜
角を与えることができるので、作業性の向上に繋がる。
このように、アンカー金具は支柱の支持と足場枠組の支
持とを兼ねるのでアンカー設置数を少なくできる利点も
有する。
さらに、アンカー金具には平行に立設した二枚の支承片
があり、その上下両端に案内片が設けてあるので、係止
金具をアンカー金具の所定位置に誘導することも簡単に
行える等、以上の如く種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は方法の実施例を工程手順別に説明す
るために概略の側面を格別に示した側面図、第4図は足
場枠組の支持状態を示す側面図、第5図はアンカー金具
と係止金具との係合状態を示す横断面図、第6図は第4
図中のア−ア矢視線で示す矢視図、第7図は同様に第4
図中のイ−イ矢視線で示す矢視図、第8図は足場枠組を
リフトアップする時の様子を示す側面図、第9図は第8
図中のウ−ウ矢視線で楔を示す矢視図である。 1…コンクリート構造物 2…足場枠組 3…コンクリート型枠 4…作業足場 5…係止金具 6…アンカー金具 7…油圧ジャッキ支柱 8…ジャッキ 9…ワイヤ 11…案内切り欠き 13…支承片 14…ボルト孔 15…支軸 16…支承溝 17…案内片 19…係止ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート型枠と、これを支持できる足
    場枠組と、先行打設コンクリート構造物の外壁面に固定
    可能なアンカー金具と、該足場枠組に一体的に固定さ
    れ、かつ該アンカー金具に係止可能な係止金具とを備
    え、直前にコンクリートの打設を終了したコンクリート
    構造物の上部にアンカー金具を固定装着し、これに携帯
    揚重機を取り付け、該足場枠組の該係止金具に該携帯揚
    重機の吊上げワイヤを係止させ、然る後に該コンクリー
    ト型枠を伴う該足場枠組を次のコンクリート打設位置迄
    必要充分に吊り上げ上昇させて、該足場枠組の該係止金
    具をアンカー金具に係止し、次いで該揚重機を該アンカ
    ー金具から取り外し、足場枠組上のコンクリート型枠を
    既設コンクリート構造物の上階の所定位置に据え、コン
    クリートを打設し、これらの順序を繰り返しながらコン
    クリート構造物を順次に上方へ構築施工することを特徴
    とするコンクリート構造物の構築方法。
  2. 【請求項2】コンクリート型枠を支持できる足場枠組
    を、コンクリート構造物の外壁面に支持する支持部材で
    あって、先行打設コンクリート構造物の外壁面に固定可
    能なアンカー金具と、該足場枠組に一体的に固定され、
    かつ該アンカー金具に係止可能な係止金具とからなり、
    次の各構成要件を具備することを特徴とする支持部材。 (a)該係止金具は足場枠組の側端部に一体的に固定す
    ること。 (b)該係止金具は下方へ漸次拡大形成し、下方へ拡張
    開放した案内切り欠きを有すること。 (c)該アンカー金具は該コンクリート構造物に設置し
    たアンカーボルトに着脱自在なボルト孔を有すること。 (d)該アンカー金具には該コンクリート構造物の外面
    から離隔する方向へ突設した支承片を設けていること。 (e)該アンカー金具の支承片には上記係止金具の該案
    内切り欠き内に係止して該係止金具を支承する支軸を着
    脱自在に設けること。 (f)該アンカー金具の支承片の内側には該係止金具を
    該支承片の内側へ案内する案内片を設けていること。 (g)該アンカー金具には揚重機の支柱を回動自在に支
    承するために上方からU字状に切り欠いた支承溝を設け
    ること。
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