JP2944998B1 - 塔状構造物建設用足場装置 - Google Patents
塔状構造物建設用足場装置Info
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Abstract
物10の内側に多数のマストブロック20を順次連結し
たマストで支持される踊場装置50を備え、前記マスト
の下端に前記マストブロック22を連結したりあるいは
取り外したりすることで前記踊場装置50を昇降させる
塔状構造物建設用足場装置において、前記踊場装置50
に固定されるものであって前記塔状構造物10の上方で
その塔状構造物10の内側から外側にわたる支持手段
と、その支持手段に固定されるものであって前記塔状構
造物10の外表面と間隔を開けてその塔状構造物10の
外表面に対向する外部覆い部材56と、その外部覆い部
材56の前記塔状構造物10側に上下に複数個備えられ
る揺動可能な揺動足場62とを有し、前記踊場装置50
と前記揺動足場62とを同時に昇降させるようにしたも
のである。
Description
物を建設する際に使用する塔状構造物建設用足場装置に
関する。
は、一般に、塔状構造物の上部に複数段の型枠を内側と
外側から固定し、その内側と外側の型枠の間にコンクリ
ートを流し込んで凝固させ、凝固した箇所が躯体とな
る。その後、複数段の型枠のうち最下段の内外の型枠を
外して最上段の型枠の上に載せ、最上段の上に載せた内
側と外側の型枠の間にコンクリートを流し込んで凝固さ
せて躯体とする。このような作業を繰り返すことによっ
て、躯体を1段ずつ順次積み重ねて塔状構造物を高くす
る。
の内外の型枠を外して最上段の型枠の上に載せる作業を
行うが、その作業を行うために、従来は塔状構造物の内
部に躯体が高くなる毎に足場を1段高く組み上げ、1段
毎に踊場を形成する作業を同時に行っていた。この足場
と踊場を利用して、内側の型枠の取り外しと上方へ運搬
と取り付け作業を行っていた。また、外側の型枠は、最
上段の外側の型枠から吊り足場と梯子とを吊り下げ、作
業者が梯子を伝って吊り足場まで降り、吊り足場におい
て最下段の外側の型枠を外す作業を行うものであった。
その外した型枠を人力またはウインチ等の既知の手段で
上方へ吊り上げ、その後、最上段の外側の型枠の上に外
した型枠を取り付けていた。
み上げられる毎に、塔状構造物の内部に足場を組み上げ
て踊場を形成する作業は、塔状構造物の高さが高くなる
につれて、より高所へ足場や踊場の構成部材を下方から
運搬しなければならず、作業者の負担が増大するだけで
なく、作業効率も低下するものであった。また、塔状構
造物が完成した後は、組み上げた足場と踊場を上から順
に解体して地上に降ろす人的作業が残り、その作業に手
間と時間がかかっていた。
後の解体作業の作業負担を大幅に軽減するために、特開
平8−218620号に示す塔状構造物建設用足場装置
が、本件出願人等によって提供されている。この塔状構
造物建設用足場装置を図4乃至図6で説明する。図4に
示すように、煙突等の塔状構造物10は、コンクリート
等を凝固して躯体12を1段ずつ積み重ねるものであ
る。塔状構造物10の下端にその塔状構造物10の内外
に通じる搬送用出入口14を設け、その搬送用出入口1
4を通して塔状構造物10の内外にわたるレール16を
敷設し、そのレール16上を搬送装置18が移動できる
ようにする。搬送装置18の上にマストブロック20を
載せ、マストブロック20は搬送装置18によって塔状
構造物10の内部に搬入される。マストブロック20
は、図5に示す踊場装置22の支柱となるとなるための
もので、例えば4本の柱で構成した角柱体で1ブロック
当たりの高さが1.8m程度のものである。マストブロ
ック20を連結したものをマスト22とする。踊場装置
24はその上で作業者が作業を行うためのもので、マス
ト22によって支持され、建設中の塔状構造物10の上
部に位置するものである。
の内部には、マストブロック20を保持並びに昇降させ
る昇降装置26が備えられる。この昇降装置26は、踊
場装置24を支持するマスト22を昇降させるものであ
る。この昇降装置26は、塔状構造物10の内部にレー
ル16を経由して新たなマストブロック20を搬入する
際には、マスト22を保持して上方に持ち上げ、塔状構
造物10の内部に新たに搬入するマストブロック20が
塔状構造物10の内部中央に移動した後、昇降装置26
は保持したマスト22を下降させ、その下降したマスト
22の最下端マストブロック20の下面と、塔状構造物
10の内部に搬入したマストブロック20の上面とを接
合させる。その接合した上下のマストブロック20を従
来既知の連結手段(図示せず)で連結する。塔状構造物
10の躯体12の1段の積み重ねに伴って、マスト22
にマストブロック20が連結される。即ち、踊場装置2
4は塔状構造物10の上昇に伴って上昇する。
て説明する。塔状構造物10の上端の内側を内側型枠2
8で覆うと共に外側を外側型枠30で覆う。内側型枠2
8も外側型枠30も、マストブロック20の高さと同じ
例えば高さ1.8mとする。内側型枠28と外側型枠3
0とで覆われた環状の空間32(図6)にコンクリート
を流入する。一般には、コンクリートの凝固時間等を考
慮して、上下3段の内側型枠28と外側型枠30を用い
るが、複数段であれば良い。上下3段の内側型枠28と
外側型枠30が取り付けられている図5の状態から、下
の段の内側型枠28と外側型枠30を取り外して、その
取り外した内側型枠28と外側型枠30を上に持ち上
げ、上の段の内側型枠28と外側型枠30の上に載せ、
環状の空間32を形成する(図6)。その空間32内に
間にコンクリートを流入する。コンクリートを流入した
状態では図5の状態となる。その後、下の段の内外の内
側型枠28と外側型枠30を取り外して、上の段の内側
型枠28と外側型枠30の上に載せ図6の状態になり、
空間32にコンクリートを流入する。この作業を繰り返
すことによって、塔状構造物10の高さを高くすること
ができる。
動作業は踊場装置24を利用する。踊場装置24は、上
下に昇降可能な移動踊場34を有し、移動踊場34を下
の段の内側型枠28の下端と同じ高さにして下の段の内
側型枠28を取り外し(図5)、その後、取り外した内
側型枠28を移動踊場34を載せて移動踊場34を上昇
させる。その前後に、マスト22にマストブロック20
を1個連結して踊場装置24の高さをマストブロック2
0の1個分上昇させる。ここで、図5のA−A線と、図
6のA−A線は同一高さを示す。その後、最上位の内側
型枠28の上に移動踊場34で移動した内側型枠28を
載せて固定する(図6)。
図6に示す吊り足場36を利用して行う。吊り足場36
は、例えば最上位の外側型枠30の上部からワイヤ38
によって吊り下げる。外側型枠30を取り外す場合に
は、図5に示すように、吊り足場36の床面37を最下
部の外側型枠30の下面より若干低くなるよう吊り下げ
る。塔状構造物10の最上位の駆体12には上部に向け
て鉄筋40が埋められており、この鉄筋40に梯子42
が連結されて、吊り足場36の床面37まで垂下してい
る。なお、梯子42は、吊り足場36と同様に、最上位
の外側型枠30の上部に取り付ける場合もある。作業者
は梯子42から吊り足場36に降り、吊り足場36で最
下位の外側型枠30を外し、その外した外側型枠30を
人力またはウィンチで上方に引っ張り上げていた。その
後、図5の最上位の外側型枠30の上部に着脱自在な固
定足場44を固定し、その固定足場44に載って外して
上方に引っ張り上げた外側型枠30を図5の最上位の外
側型枠30の上に連結する(図6)。
うに、特開平8−218620号に示す塔状構造物建設
用足場装置を用いることによって、内側型枠28の取り
外し作業や上方への移送作業は、塔状構造物10の内側
にある踊場装置24に作業員が載って行うことができる
ようになり、塔状構造物を建設する際の作業効率を向上
させることができた。しかし、内側型枠28の取り外し
作業等は楽になっても、外側型枠30の取り外し作業等
は、従来と同じ労力を必要とした。即ち、駆体12が1
段高くなるごとに、梯子42と吊り足場36と固定足場
44(図6)の取り付け作業と取り外し作業を行わなけ
ればならず、その作業に多大の工数がかかるという欠点
があると共に、作業中に作業者が墜落する危険性があっ
た。
枠30は、横幅が例えば30センチで縦長の形状をして
おり、縦方向の両縁に直角方向に伸びるリブ45を有し
ている。塔状構造物10において躯体12を1段ずつ積
み重ねる際には、多数の外側型枠30を同一平面に配置
し、互いに隣り合うリブ45同士を連結手段(図示せ
ず)で連結する。そして、例えば1枚おきの外側型枠3
0の同一高さ位置に支持ブラケット46を固定する。そ
の隣り合うブラケット46の同士の上に足場板48を載
せ、その足場板48の上で作業者が作業を行う。
上方に引き上げる際に、足場板48を取り除き、一対の
支持ブラケット46の間を作業者が人力や小型のウイン
チで外側型枠30を引き上げている。このため、外側型
枠30の横幅を約30センチ程度の短いものとせざるを
得なかった。塔状構造物10に使用する1段当たりの外
側型枠30は、一般には数十枚から百数十枚にもなり、
1段ずつ上方に移動する際に、外側型枠30同士の取り
付け並びに取り外し作業や、外側型枠30への支持ブラ
ケット46の取り付け並びに取り外し作業に多大の作業
工数がかかっていた。
で、駆体が1段高くなるごとに従来必要とした外側型枠
用の梯子や吊り足場や固定足場の取り付け並びに取り外
し作業と、外側型枠同士や外側型枠への支持ブラケット
の取り付け並びに取り外し作業とを無くし、作業工数の
省略によるコストの低減と工事期間の短縮とを達成し、
かつ作業者が墜落するおそれを無くすようにした塔状構
造物建設用足場装置を提供することを目的とするもので
ある。
に本発明の塔状構造物建設用足場装置は、塔状構造物の
内側に多数のマストブロックを順次連結したマストで支
持される踊場装置を備え、前記マストの下端に前記マス
トブロックを連結したりあるいは取り外したりすること
で前記踊場装置を昇降させる塔状構造物建設用足場装置
において、前記踊場装置に固定されるものであって前記
塔状構造物の上方でその塔状構造物の内側から外側にわ
たる支持手段と、その支持手段に固定されるものであっ
て前記塔状構造物の外表面と間隔を開けてその塔状構造
物の外表面に対向する外部覆い部材と、その外部覆い部
材の前記塔状構造物側に上下に複数個備えられる揺動可
能な揺動足場とを有し、前記踊場装置と前記揺動足場と
を同時に昇降させるようにしたものである。
する。図1は本発明に係る塔状構造物建設用足場装置の
要部縦断面図、図2は図1の平面図、図3は図1の要部
拡大縦断面図である。図1乃至図3において図4乃至と
同一符号は同一部材を示す。塔状構造物10の内側に踊
場装置50を備え、その踊場装置50はマスト22の下
側からマストブロック20を1段ずつ連結することで1
段ずつ上昇するもので、一般に内側型枠28の取り外し
作業等の際に利用するものである。この踊場装置50に
は、上方に伸びる支持手段としての支柱52が固定さ
れ、その支柱52から水平方向に塔状構造物10の外側
まで伸びる支持手段としての梁54を固定する。この梁
54は、建設中の塔状構造物10の上端より、躯体12
の1段以上は上方に突出するように設定する。塔状構造
物10の外側に突出する梁54から下方に外部覆い部材
56が固定される。図示はしないが、支柱52には梯子
が備えられ、作業者が踊場装置50から支柱52と梁5
4を経由して外部覆い部材56に移動できるように設定
されている。
の外表面に対向するもので、塔状構造物10の外表面か
ら所定の間隔を開けてその外表面と平行に配置され、そ
の外部覆い部材56の最下位位置は、建設中の塔状構造
物10の上端の躯体12から4段下の躯体12よりも下
位となるのが望ましい。図1で示した塔状構造物10の
平面外形形状は四角であるので、塔状構造物10の4つ
のそれぞれの外面に対応して外部覆い部材56を設け
る。塔状構造物10の平面の外形形状が多角形の場合
は、原則としてその角数に応じて外部覆い部材56の数
を設定する。塔状構造物10の平面の外形形状が円形の
場合は、適宜の数の外部覆い部材56の数を設定する。
外部覆い部材56の最下位位置付近には、塔状構造物1
0の外表面に接触する揺れ止め部材58と、その揺れ止
め部材58の直近の上方に位置する固定足場60とが固
定されている。外部覆い部材56に固定される揺れ止め
部材58は、外部覆い部材56が揺れるのを防止するも
のである。固定足場60は、万一、上方から作業者や外
側型枠30が落下することがあったとしても、この固定
足場60でそれらの下方への落下を阻止するものであ
る。
外表面に向けて伸びる上下に複数の揺動足場62が固定
される。図1では揺動足場62は上下3段に設けられて
いるが、2段以上であれば3段に限るものではない。3
段の外側型枠30が塔状構造物10に取り付けられた状
態において、最上段の外側型枠30の上端に合致する位
置に上段の揺動足場62が位置し、最上段の外側型枠3
0と中段の外側型枠30との接合部に合致する位置に中
段の揺動足場62が位置し、最下段の外側型枠30の下
端に合致する位置に下段の揺動足場62が位置するよう
設定するのが望ましい。しかし、揺動足場62の段数に
応じて、揺動足場62の取り付け位置は異なるものとな
る。揺動足場62は水平状態にした状態でその上に作業
者が載って作業するためのものであり、揺動足場62を
水平状態にした場合には、その自由先端と塔状構造物1
0の外表面との間の隙間は、作業者がその隙間から落下
することがない程度に小さいものに設定する。各段の揺
動足場62は、図2に示すように複数個から成る。外部
覆い部材56において、各段の揺動足場62と同じ高さ
には、作業者が乗り移ることができる足場板63が固定
されている。
覆い部材56は、梁54と支柱52とを介して塔状構造
物10の内側の踊場装置50と連結している。このた
め、揺動足場62や固定足場60は、マスト22の下方
にマストブロック20を1段連結することにより、踊場
装置50と同時に上方向に移動する。
6の端同士が近接する位置に梯子64が備えられる。こ
の梯子64は図1には示さないが、図1の固定足場60
から梁54に連絡するように設定されている。この梯子
64は、一方の外部覆い部材56と連結固定される第一
ガイド66に一方が固定され、他方の外部覆い部材56
と連結固定される第二ガイド68に他方が固定される。
即ち、梯子64は直接または間接に外部覆い部材56に
固定される。一対の外部覆い部材56の端同士が近接す
る位置においては、その位置を囲む第一ガイド66や第
二ガイド68や梯子64を介しては、作業者が内側から
外側に抜け出ることができないようにすることが望まし
い。また、外部覆い部材56自体においても、作業者が
内側から外側に抜け出ることができない構造にすること
が望ましい。
62と同じ高さに足場板70が固定され、梯子64を昇
り降りする作業者は、足場板70から各段の揺動足場6
2に移動できるように設定されている。この足場板70
からは、隣り合う外部覆い部材56の揺動足場62のど
ちらにも作業者が移動することができるよにする。ま
た、隣り合う外部覆い部材56において、足場板70の
無い箇所は隣り合う外部覆い部材56の揺動足場62同
士が近接しており、一方の外部覆い部材56の揺動足場
62から他方の外部覆い部材56の揺動足場62へ作業
者が直接移動することができるように設定されている。
即ち、作業者はある高さにおいて、揺動足場62と足場
板70とを利用して、塔状構造物10の周囲を一周する
ことができるように設定されている。
ら他方の外部覆い部材56の揺動足場62へ作業者が直
接移動することができる連絡箇所において、一方の外部
覆い部材56に、揺動足場62の側面から作業者が落下
するのを防止するための第三ガイド72が固定される。
各高さの揺動足場62においては、内側には塔状構造物
10が位置し、外側には作業者が通過することのできな
い外部覆い部材56が位置する。外部覆い部材56の端
同士が近接する位置においては、作業者が通過すること
のできない梯子64と第一ガイド66と第二ガイド68
と第三ガイド72とで囲まれているので、揺動足場62
や固定足場60での作業者は、内側や外側に落下すると
いう危険性はない。また、図示はしないが、安全性を更
に高めるために、外部覆い部材56の外側をネットで覆
っている。
横幅は、塔状構造物10の四角形(図2に示す四角形の
場合)の一辺の長さとほぼ同じとする。もし、塔状構造
物10の多角形の一辺の長さが非常に長い場合には、一
辺当たり2枚の外側型枠30を用いるようにしても良
い。
付け作業について説明する。図1の状態において、最下
段の揺動足場62で作業員が最下段の外側型枠30を取
り外す。最下段の外側型枠30を外した後、上段の揺動
足場62と中段の揺動足場62とをほぼ鉛直になるよう
に揺動させ(揺動足場62を二点鎖線の位置に移動さ
せ)、その後、図示しないクレーンで取り外した最下段
の外側型枠30を持ち上げ、図1の最上位の外側型枠3
0の上に外側型枠30を載せ、互いに接合した外側型枠
30同士を図示しない連結手段で固定する。図示しない
連結手段で接合した外側型枠30同士を固定する作業を
行う場合は、上段の揺動足場62を二点鎖線の位置から
実線の位置に戻し、上段の揺動足場62に載って作業を
行う。上段の揺動足場62と中段の揺動足場62とをほ
ぼ鉛直になるように揺動させることにより、取り外した
最下段の外側型枠30をクレーンで上方に移動する際の
障害が無くなる。これによって、クレーンでの外側型枠
30の移動が可能になり、更に、外側型枠30の横幅を
可能な限り長くすることも可能になる。
側型枠30との間にコンクリートを流し込み、その後、
マスト22の最下端にマストブロック20を1個連結す
る。マスト22にマストブロック20を連結することに
よって、踊場装置50と揺動足場62や固定足場60を
備える外部覆い部材56とが、同時に同一高さだけ上方
に上昇する。外側型枠30の取り外し作業や取り付け作
業は、上述の手順を繰り返す。
ら外部覆い部材56を外すことによって、外部覆い部材
56は自由になる。また、支柱52から梁54を外すこ
とによって、梁54は自由になる。支柱52から梁54
を外した後、マスト22からマストブロック20を順に
外し、踊場装置50を塔状構造物10の内部の底面まで
下降させることができる。その後、踊場装置50を解体
搬出して、塔状構造物10が最終的に完成する。
物建設用足場装置によれば、塔状構造物の外側に備えた
揺動足場や梯子は、塔状構造物の内側に備えられマスト
ブロック1段ごとに昇降する踊場装置と、梁等の支持部
材と外部覆い部材を介して連結されているので、揺動足
場や梯子は踊場装置と同時に上下方向に移動する。この
ため、外側型枠の取り外し作業や取り付け作業を行う際
に、従来必要とした吊り足場と梯子の取り付け作業や取
り外し作業を行う必要が無くなり、作業コストを低減で
きると共に、工事期間を短縮することができる。更に、
吊り足場と梯子の取り付け作業や取り外し作業を無くし
たので、その作業中に生じるおそれのある作業者の落下
の発生を完全に無くすことができる。また、外部覆い部
材に取り付ける複数の足場を揺動可能な揺動足場とした
ので、上方の揺動足場をほぼ垂直方向に揺動させること
によって、下方の足場で取り外した外側型枠をクレーン
で上方に持ち上げることが可能となり、外側型枠の上方
への移動作業の能率を向上させることができる。その
上、各段の外側型枠の横幅を可能な限り長くすることが
できるので、従来のような狭い横幅の外側型枠同士の取
り付け並びに取り外し作業や、外側型枠に足場板の取り
付け並びに取り外し作業を無くすことができる。これよ
って、作業コストを更に低減できると共に、工事期間を
更に短縮することができる。
縦断面図である。
縦断面図である。
縦断面図である。
縦断面図である。
示す平面図である。
示す斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 塔状構造物の内側に多数のマストブロッ
クを順次連結したマストで支持される踊場装置を備え、
前記マストの下端に前記マストブロックを連結したりあ
るいは取り外したりすることで前記踊場装置を昇降させ
る塔状構造物建設用足場装置において、前記踊場装置に
固定されるものであって前記塔状構造物の上方でその塔
状構造物の内側から外側にわたる支持手段と、その支持
手段に固定されるものであって前記塔状構造物の外表面
と間隔を開けてその塔状構造物の外表面に対向する外部
覆い部材と、その外部覆い部材の前記塔状構造物側に上
下に複数個備えられる揺動可能な揺動足場とを有し、前
記踊場装置と前記揺動足場とを同時に昇降させることを
特徴とする塔状構造物建設用足場装置。 - 【請求項2】 前記複数の揺動足場位置より下方位置に
おいて前記外部覆い部材に固定足場を取り付けたことを
特徴とする請求項1記載の塔状構造物建設用足場装置。 - 【請求項3】 前記複数の揺動足場並びに前記固定足場
に至ることができる梯子を前記外部覆い部材に固定する
ことを特徴とする請求項1乃至2記載の塔状構造物建設
用足場装置。 - 【請求項4】 前記外部覆い部材が作業者が内側から外
側に通り抜けられない構造にすると共に、外部覆い部材
の端同士が近接する位置において作業者がその近接位置
の内側から外側に通り抜けることができないためのガイ
ドを備えることを特徴とする請求項1乃至3記載の塔状
構造物建設用足場装置。
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