JP2685185B2 - ステアリングロック装置 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
この発明は、ステアリングロック装置に関するもので
ある。 （従来の技術） 一般に、自動車におけるエンジン始動用のキーシリン
ダの回動位置としては、LOCK位置（ロック位置），オフ
位置,ACC位置（アクセサリ位置），エンジンのON位置，
セルモータ（スタータモータ）をONさせるSTART位置
（スタート位置）等がある。そして、この様なキーシリ
ンダは通常ステアリングロック装置に設けられている。 このステアリングロック装置は、イグニションキーに
よりキーシリンダをACC位置からLOCK位置回動操作した
後、イグニションキーをキーシリンダから抜き取ると動
作して、ステアリングシャフトをロック（施錠）して、
自動車の盗難を防止する様になっている。 上述の様なイグニションキーの抜き取りがロック位置
以外ではできないようになっている。しかし、キーシリ
ンダをACC位置からLOCK位置に不用意に操作されると、
イグニションキーの抜き取りが可能となり、安全上好ま
しくない。 従って、従来はこれを防止するために、キーシリンダ
がACC位置からオフ位置にきたときに一旦キーシリンダ
のLOCK位置側への回動を規制させ、この規制を解除ボタ
ンの操作により解除した後でなければ、キーシリンダを
ロック位置に回動できない様にして、安全性の高いステ
アリングロック装置としていた。（例えば、特開昭57−
164841号公報参照） （発明が解決しようとする問題点） この様なキーシリンダの回動規制は、より確実に行わ
れるのが望ましい。 そこで、この発明は、この要望に沿うステアリングロ
ック装置を提供することを目的とするものである。 （問題点を解決するための手段） この発明は、シフトレバーのセレクト位置を検出する
セレクト位置センサーと、 イグニッションキーにより操作されるキーシリンダ
と、前記キーシリンダに設けられたストッパ部と、前記
キーシリンダのSTART位置側からLOCK位置側への回動操
作時に前記キーシリンダのOFF位置で前記ストッパ部に
係合して前記キーシリンダのLOCK位置への回動を阻止す
る回動阻止位置とこの位置の前記ストッパ部に対する係
合が解除されキーシリンダの回動を許容する退避位置と
の間を移動可能な回動規制部材と、前記回動規制部材の
移動方向の延長上に位置させてインストルメントパネル
に設けられた小孔と、前記キーシリンダに設けられ且つ
前記キーシリンダがLOCK位置からSTART位置まで回動さ
せられたときに前記回動規制部材を前記回動阻止位置に
移動させるカムと、通電制御されて前記回動規制部材を
前記回動阻止位置と退避位置との間を移動させるソレノ
イドと、前記キーシリンダがOFF位置に位置する状態と
前記セレクト位置センサーがパーキング位置に位置した
ときのパーキング状態を同時に検出して前記ソレノイド
への通電制御を行って、前記回動規制部材を回動規制位
置から退避位置に移動させると共に、前記通電制御の開
始から所定時間経過後に前記通電制御を停止させるタイ
マとを備えるステアリングロック装置としたことを特徴
とする。 （作 用） この様な構成によれば、キーシリンダがLOCK位置らST
ART位置まで回動させられると、キーシリンダに設けた
カムにより回動規制部材を回動阻止位置に移動させられ
る。 一方、この状態でキーシリンダをSTRAT位置側からLOC
K位置側への回動操作してOFF位置まで移動させた時に、
キーシリンダのストッパ部が回動規制部材に当接して、
キーシリンダのLOCK位置側への回動を阻止する。 また、シフトレバーがパーキング位置にシフトされる
と同時にキーシリンダがOFF位置に回動操作されると、
タイマが作動してソレノイドに通電する。この通電によ
り、ソレノイドは回動規制部材を回動規制位置から退避
位置に移動させて、キーシリンダをOFF位置からLOCK位
置に回動操作可能にする。そして、タイマは、ソレノイ
ドへの通電開始時点から所定時間後にOFFして、ソレノ
イドへの通電を停止する。 また、何等かの原因で、ソレノイドへの通電がなされ
ない場合には、インストルメントパネルに設けた小孔を
介して回動規制部材を移動方向に操作することで退避位
置に移動させる。 （実 施 例） 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。 第10図，第11図はオートマチック車のステアリング部
分を示したもので、図中、１はインストルメントパネ
ル、1aはインストルメントパネル１のシリンダ用孔であ
る。また、第11図中、２はステアリングシャフト、３は
ステアリングシャフト２を回動自在に保持するステアリ
ングコラム、４はステアリングコラム３をカバーしてい
るコラムカバー、５はステアリングシャフト２に取り付
けられたステアリングホイールである。 ６はステアリングロック装置である。このステアリン
グロック装置６のロック装置本体７は、半割リング状の
取付部7aと、筒状ハウジング7bと、この取付部7aと筒状
ハウジング7bとを一体に結合している筒状アーム7cから
構成されている。この取付部7aはステアリングコラム３
の端部に取り付けられ、筒状ハウジング7bの一端部はシ
リンダ用孔1aに近接配置されている。そして、この筒状
ハウジング7bの一端部に装着したキャップ８が第１図，
第11図の如くシリンダ用孔1aに嵌合されている。 筒状ハウジング7b内には第１図に示した如く有底のキ
ーシリンダ９が軸線回りに回動自在に嵌合され、筒状ハ
ウジング7bの他端部にはイグニッションスイッチ10が回
動位置センサーとして嵌着されている。そして、キーシ
リンダ９の一端底部には、イグニッションスイッチ10に
係合して、このイグニッションスイッチ10の可動接点10
a（第８図）を回動させる連結軸11が一体に設けられて
いる。尚、イグニションキーＫ（以下単にキーＫと略
称）をキーシリンダ９に挿入して、キーＫ及びこのキー
シリンダ９をLOCK位置（ロック位置）,OFF位置,ACC位置
（アクセサリ位置），エンジンのON位置,START位置（ス
タート位置）に回動操作すると、可動接点10aが固定接
点10b,10c,10d,10eに順次閉接（ON）する様になってい
る。 この様なキーシリンダ９の一端部外周面には、ロータ
12,回動規制レバー駆動用のカム13,ストッパ突部14,ロ
ックロッド駆動用のカム15が形成されている。カム13
は、第１図，第４図〜第７図にしめした如く、傾斜カム
面13a′と、周方向に延びる周方向カム面13a,13cと、こ
の周方向カム面13a,13cを連設している傾斜カム面13bと
から構成されている。そして、傾斜カム面13a′はスト
ッパ突部14に間隔をおいて対向し、周方向カム面13cは
ローラ12に間隔をおいて対向している。 カム15の外周面は、筒状アーム7c内に配設されたロッ
クロッド（図示せず）をステアリングシャフト２に対し
て進退動させるのに用いられている。すなわち、このロ
ックロッドは、キーＫをキーシリンダ９からLOCK位置で
抜き取ると、ステアリングシャフト２のロック凹部（図
示せず）に係合してステアリングシャフト２をロックす
る。一方、ロックロッドは、キーＫをキーシリンダ９に
挿入して、LOCK位置からACC位置側に回動操作すると、
カム15の作用によりロック凹部（図示せず）から抜き取
られて、ステアリングシャフト２のロックが解除される
様になっている。この様なステアリングロック装置のロ
ック機構には、例えば特開昭57−164840号公報に開示さ
れた様な周知の構造を使用しているが、他の周知の構造
のいずれを使用しても良い。 筒状ハウジング7bには、回動規制手段16（規制手段）
が装着されている。この回動規制手段16は、筒状ハウジ
ング7bの軸線と平行な方向に移動可能に筒状ハウジング
7bに保持された回動規制レバー（回動規制部材）17と、
この回動規制レバー17の駆動制御をするソレノイド18を
備えている。 回動規制レバー17の側面には一対の位置決め用の切欠
17a,17bが形成され、回動規制レバー17の一端部にはカ
ム13及びストッパ突部14に係合させる係合突部17cが形
成され、回動規制レバー17の中間部には筒状ハウジング
7bの軸線と平行な方向に延びる長孔17dが形成されてい
る。また、筒状ハウジング7bには、切欠17a,17bの一方
に係合するボール19と、ボール19を回動規制レバー17側
に付勢するバネ20が保持されている。この切欠17a,17b,
ボール19及びバネ20は位置決め機構を構成している。
尚、インストルメントパネル１には回動規制レバー17の
他端部17eに臨む部分に位置させられた、即ち回動規制
レバー17の移動方向の延長上に位置させた小孔1bが形成
されている。 しかも、ソレノイド18は、筒状ハウジング7bの軸線と
平行に向けられていると共に、プレート18aにビス21で
固定されている。このプレート18aは筒状ハウジング7b
にビス21a′で固定されている（第２図，第３図参
照）。このソレノイド18のアクチュエータ22にはアーム
23の一端部が固定され、このアーム23の他端部には回動
規制レバー17の長孔17dに挿入したピン24が固定されて
いる。尚、ソレノイド18は通電するとアクチュエータ22
が内部に後退する。 また、第８図において、トランスミッション25には、
コントロールレバー即ちシフトレバー26（セレクトレバ
ー）に連動するレンジセレクトレバー27が装着されてい
ると共に、レンジセレクトレバー27の回動位置からシフ
トレバー26のセレクト位置を検出するインヒビタスイッ
チ28がセレクト位置センサーとして装着されている。 上述のイグニッションスイッチ10のオフ位置の固定接
点10bには、第８図，第９図に示した様にインヒビタス
イッチ28内のパーキング位置用のスイッチ29,タイマ30,
ソレノイド18が此の順に直列に接続されている。このタ
イマ30は通電後一定時間（例えば、数十秒）でOFFする
様になっている。 次に、この様な構成のステアリングロック装置の設定
条件を作用と共に説明する。 キーシリンダ９をLOCK位置に位置させた場合には、回
動規制レバー17の係合突部17cが傾斜カム面13a′とスト
ッパ突部14との間に第４図のの如く位置している。こ
の位置から、キーＫによりキーシリンダ９をSTART位置
側に回動させると、回動規制レバー17の係合突部17cが
第４図のの如く傾斜カム面13bによりキーシリンダ９
のキー挿入側に移動させられた後にカム13の周方向カム
面13cとロータ12との間に第４図のの位置すなわちキ
ーシリンダ９のOFF位置からLOCK位置への回動を規制す
る回動規制位置へ移動する。この位置では第１図のボー
ル19が切欠17bに係合して、回動規制レバー17の係合突
部17cをカム13の周方向カム面13cとロータ12との間に維
持し、これによりストッパ突部14の周方向に係合突部17
cが保持されることになる。 一方、キーＫによりキーシリンダ９をSTART位置側か
らLOCK位置側に回動操作すると、キーＫ及びキーシリン
ダ９がACC位置とLOCK位置との間のオフ位置に来たとき
に、回動規制レバー17の係止突部17cがストッパ突部14
の端面に第４図のの実線の如く当接して、キーシリン
ダ９のLOCK位置側への回動を阻止する。この際、イグニ
ッションスイッチ10の可動接点10aが固定接点10bに閉接
（ON）して、オフ位置信号が出力可能な状態となる。 この状態で、シフトレバー26をパーキング位置に回動
操作すると、インヒビタスイッチ28のパーキング位置用
のスイッチ29がONして、バッテリＢからの電流がタイマ
30を介してソレノイド18に流れる。これにより、ソレノ
イド18が作動して、アクチュエータ22がソレノイド18内
に後退する。この際、アーム23及びピン24がアクチュエ
ータ22と一体にキーシリンダ９のキー挿入側とは反対側
に変位して、回動規制レバー17の係合突部17cが第４図
のの破線の如くカム13の傾斜カム面13a′とストッパ
突部14との間に臨むことになる。この位置は、回動規制
レバー（回動規制部材）17の係合突部17cがOFF位置から
LOCK位置へ移動可能とする退避位置、即ち、キーシリン
ダ９のOFF位置からLOCK位置に回動阻止を解除する退避
位置となる。そして、この退避位置では、キーＫにより
キーシリンダ９をLOCK位置側に回動操作可能な状態とな
る。この位置では、第１図のボール19が切欠17aに図で
示した如く係合する。そして、タイマ30が一定時間後に
OFFするとソレノイド18への通電が停止される。 尚、上記実施例ではキー抜き取りの規制をキーシリン
ダの回動を規制することにより行ったが、キーにノッ
チ，孔等を形成し、このノッチ，孔に係合する部材を設
けることにより、キーの抜き取りを規制しても良い。 （発明の効果） この発明は、以上説明したように、シフトレバーのセ
レクト位置を検出するセレクト位置センサーと、イグニ
ッションキーにより操作されるキーシリンダと、前記キ
ーシリンダに設けられたストッパ部と、前記キーシリン
ダのSTART位置側からLOCK位置側への回動操作時に前記
キーシリンダのOFF位置で前記ストッパ部に係合して前
記キーシリンダのLOCK位置への回動を阻止する回動阻止
位置とこの位置の前記ストッパ部に対する係合が解除さ
れキーシリンダの回動を許容する退避位置との間を移動
可能な回動規制部材と、前記回動規制部材の移動方向の
延長上に位置させてインストルメントパネルに設けられ
た小孔と、前記キーシリンダに設けられ且つ前記キーシ
リンダがLOCK位置からSTART位置まで回動させられたと
きに前記回動規制部材を前記回動阻止位置に移動させる
カムと、通電制御されて前記回動規制部材を前記回動阻
止位置と退避位置との間を移動させるソレノイドと、前
記キーシリンダがOFF位置に位置する状態と前記セレク
ト位置センサーがパーキング位置に位置したときのパー
キング状態を同時に検出して前記ソレノイドへの通電制
御を行って、前記回動規制部材を回動規制位置から退避
位置に移動させると共に、前記通電制御の開始から所定
時間経過後に前記通電制御を停止させるタイマとを備え
る構成としたので、従来よりも信頼性の高いステアリン
グロック装置を提供できる。即ち、キーシリンダは、ST
ART位置側からLOCK位置側に回動すると、回動規制部材
とストッパ部とによりLOCK位置側への回動が確実に阻止
されて、回動が一旦停止される。 しかも、ソレノイドへの通電制御により、回動規制部
材のストッパ部との係合は解除し、キーシリンダのLOCK
位置側への回動阻止を解除させることができるので、従
来よりも信頼性の高いステアリングロック装置を提供で
きる。この様に回動規制部材をソレノイドにより回動規
制位置であるストッパ部から回動規制を解除する退避位
置に確実に退避させることができるので、キーシリンダ
がLOCK位置に回動できなくなるというような事態が生ず
ることは未然に防止できる。 また、ソレノイドへの通電をタイマにより通電開始か
ら所定時間経過後に停止される構成としているので、ソ
レノイドの作動後にソレノイドへの通電を自動的に停止
して、電力の節約をできる。 更に、前記移動手段は通電制御されて前記回動規制部
材を前記回動阻止位置と退避位置との間を移動させるソ
レノイドと前記キーシリンダに設けられたカムであり、
前記回動規制部材はLOCK位置からSTART位置まで回動さ
せられたときに前記カムにより前記回動阻止位置に移動
させられると共に、前記タイマは、前記キーシリンダが
OFF位置に位置する状態と前記セレクト位置センサーが
パーキング位置に位置したときのパーキング状態を同時
に検出して前記ソレノイドへの通電制御を行って、前記
回動規制部材を回動規制位置から退避位置に移動させる
と共に、前記通電制御の開始から所定時間経過後に前記
通電制御を停止させる構成としたので、キーシリンダが
OFF位置に位置する状態とセレクト位置センサーがパー
キング位置に位置したときのパーキング状態を従来から
用いられている構成部品を用いて電気的に検出して、回
動規制部材の回動阻止の解除をソレノイドを用いて電気
的に制御できるので、位置検出のための構成が簡単にな
るとともに、位置検出のための部品を別途設ける必要が
ない。しかも、キーシリンダをSTART位置側からOFF位置
まで回動させたときに、回動規制部材とストッパ部とに
よりキーシリンダがLOCK位置側へ回動するのを一旦阻止
させるための機械的な構成は、キーシリンダ側のみの変
更でよいので、キーシリンダの回動規制のための構成が
簡単であると共に、その組付も簡易に行うことができ
る。 また、回動規制部材の移動方向の延長上に位置させて
インストルメントパネルに小孔を設けているので、何等
かの原因でソレノイドへの通電がなされない場合には、
インストルメントパネルに設けた小孔を介して回動規制
部材を移動方向に操作することで退避位置に移動させ
て、キーシリンダをOFF位置からLOCK位置に回動操作可
能とすることができる。
ある。 （従来の技術） 一般に、自動車におけるエンジン始動用のキーシリン
ダの回動位置としては、LOCK位置（ロック位置），オフ
位置,ACC位置（アクセサリ位置），エンジンのON位置，
セルモータ（スタータモータ）をONさせるSTART位置
（スタート位置）等がある。そして、この様なキーシリ
ンダは通常ステアリングロック装置に設けられている。 このステアリングロック装置は、イグニションキーに
よりキーシリンダをACC位置からLOCK位置回動操作した
後、イグニションキーをキーシリンダから抜き取ると動
作して、ステアリングシャフトをロック（施錠）して、
自動車の盗難を防止する様になっている。 上述の様なイグニションキーの抜き取りがロック位置
以外ではできないようになっている。しかし、キーシリ
ンダをACC位置からLOCK位置に不用意に操作されると、
イグニションキーの抜き取りが可能となり、安全上好ま
しくない。 従って、従来はこれを防止するために、キーシリンダ
がACC位置からオフ位置にきたときに一旦キーシリンダ
のLOCK位置側への回動を規制させ、この規制を解除ボタ
ンの操作により解除した後でなければ、キーシリンダを
ロック位置に回動できない様にして、安全性の高いステ
アリングロック装置としていた。（例えば、特開昭57−
164841号公報参照） （発明が解決しようとする問題点） この様なキーシリンダの回動規制は、より確実に行わ
れるのが望ましい。 そこで、この発明は、この要望に沿うステアリングロ
ック装置を提供することを目的とするものである。 （問題点を解決するための手段） この発明は、シフトレバーのセレクト位置を検出する
セレクト位置センサーと、 イグニッションキーにより操作されるキーシリンダ
と、前記キーシリンダに設けられたストッパ部と、前記
キーシリンダのSTART位置側からLOCK位置側への回動操
作時に前記キーシリンダのOFF位置で前記ストッパ部に
係合して前記キーシリンダのLOCK位置への回動を阻止す
る回動阻止位置とこの位置の前記ストッパ部に対する係
合が解除されキーシリンダの回動を許容する退避位置と
の間を移動可能な回動規制部材と、前記回動規制部材の
移動方向の延長上に位置させてインストルメントパネル
に設けられた小孔と、前記キーシリンダに設けられ且つ
前記キーシリンダがLOCK位置からSTART位置まで回動さ
せられたときに前記回動規制部材を前記回動阻止位置に
移動させるカムと、通電制御されて前記回動規制部材を
前記回動阻止位置と退避位置との間を移動させるソレノ
イドと、前記キーシリンダがOFF位置に位置する状態と
前記セレクト位置センサーがパーキング位置に位置した
ときのパーキング状態を同時に検出して前記ソレノイド
への通電制御を行って、前記回動規制部材を回動規制位
置から退避位置に移動させると共に、前記通電制御の開
始から所定時間経過後に前記通電制御を停止させるタイ
マとを備えるステアリングロック装置としたことを特徴
とする。 （作 用） この様な構成によれば、キーシリンダがLOCK位置らST
ART位置まで回動させられると、キーシリンダに設けた
カムにより回動規制部材を回動阻止位置に移動させられ
る。 一方、この状態でキーシリンダをSTRAT位置側からLOC
K位置側への回動操作してOFF位置まで移動させた時に、
キーシリンダのストッパ部が回動規制部材に当接して、
キーシリンダのLOCK位置側への回動を阻止する。 また、シフトレバーがパーキング位置にシフトされる
と同時にキーシリンダがOFF位置に回動操作されると、
タイマが作動してソレノイドに通電する。この通電によ
り、ソレノイドは回動規制部材を回動規制位置から退避
位置に移動させて、キーシリンダをOFF位置からLOCK位
置に回動操作可能にする。そして、タイマは、ソレノイ
ドへの通電開始時点から所定時間後にOFFして、ソレノ
イドへの通電を停止する。 また、何等かの原因で、ソレノイドへの通電がなされ
ない場合には、インストルメントパネルに設けた小孔を
介して回動規制部材を移動方向に操作することで退避位
置に移動させる。 （実 施 例） 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。 第10図，第11図はオートマチック車のステアリング部
分を示したもので、図中、１はインストルメントパネ
ル、1aはインストルメントパネル１のシリンダ用孔であ
る。また、第11図中、２はステアリングシャフト、３は
ステアリングシャフト２を回動自在に保持するステアリ
ングコラム、４はステアリングコラム３をカバーしてい
るコラムカバー、５はステアリングシャフト２に取り付
けられたステアリングホイールである。 ６はステアリングロック装置である。このステアリン
グロック装置６のロック装置本体７は、半割リング状の
取付部7aと、筒状ハウジング7bと、この取付部7aと筒状
ハウジング7bとを一体に結合している筒状アーム7cから
構成されている。この取付部7aはステアリングコラム３
の端部に取り付けられ、筒状ハウジング7bの一端部はシ
リンダ用孔1aに近接配置されている。そして、この筒状
ハウジング7bの一端部に装着したキャップ８が第１図，
第11図の如くシリンダ用孔1aに嵌合されている。 筒状ハウジング7b内には第１図に示した如く有底のキ
ーシリンダ９が軸線回りに回動自在に嵌合され、筒状ハ
ウジング7bの他端部にはイグニッションスイッチ10が回
動位置センサーとして嵌着されている。そして、キーシ
リンダ９の一端底部には、イグニッションスイッチ10に
係合して、このイグニッションスイッチ10の可動接点10
a（第８図）を回動させる連結軸11が一体に設けられて
いる。尚、イグニションキーＫ（以下単にキーＫと略
称）をキーシリンダ９に挿入して、キーＫ及びこのキー
シリンダ９をLOCK位置（ロック位置）,OFF位置,ACC位置
（アクセサリ位置），エンジンのON位置,START位置（ス
タート位置）に回動操作すると、可動接点10aが固定接
点10b,10c,10d,10eに順次閉接（ON）する様になってい
る。 この様なキーシリンダ９の一端部外周面には、ロータ
12,回動規制レバー駆動用のカム13,ストッパ突部14,ロ
ックロッド駆動用のカム15が形成されている。カム13
は、第１図，第４図〜第７図にしめした如く、傾斜カム
面13a′と、周方向に延びる周方向カム面13a,13cと、こ
の周方向カム面13a,13cを連設している傾斜カム面13bと
から構成されている。そして、傾斜カム面13a′はスト
ッパ突部14に間隔をおいて対向し、周方向カム面13cは
ローラ12に間隔をおいて対向している。 カム15の外周面は、筒状アーム7c内に配設されたロッ
クロッド（図示せず）をステアリングシャフト２に対し
て進退動させるのに用いられている。すなわち、このロ
ックロッドは、キーＫをキーシリンダ９からLOCK位置で
抜き取ると、ステアリングシャフト２のロック凹部（図
示せず）に係合してステアリングシャフト２をロックす
る。一方、ロックロッドは、キーＫをキーシリンダ９に
挿入して、LOCK位置からACC位置側に回動操作すると、
カム15の作用によりロック凹部（図示せず）から抜き取
られて、ステアリングシャフト２のロックが解除される
様になっている。この様なステアリングロック装置のロ
ック機構には、例えば特開昭57−164840号公報に開示さ
れた様な周知の構造を使用しているが、他の周知の構造
のいずれを使用しても良い。 筒状ハウジング7bには、回動規制手段16（規制手段）
が装着されている。この回動規制手段16は、筒状ハウジ
ング7bの軸線と平行な方向に移動可能に筒状ハウジング
7bに保持された回動規制レバー（回動規制部材）17と、
この回動規制レバー17の駆動制御をするソレノイド18を
備えている。 回動規制レバー17の側面には一対の位置決め用の切欠
17a,17bが形成され、回動規制レバー17の一端部にはカ
ム13及びストッパ突部14に係合させる係合突部17cが形
成され、回動規制レバー17の中間部には筒状ハウジング
7bの軸線と平行な方向に延びる長孔17dが形成されてい
る。また、筒状ハウジング7bには、切欠17a,17bの一方
に係合するボール19と、ボール19を回動規制レバー17側
に付勢するバネ20が保持されている。この切欠17a,17b,
ボール19及びバネ20は位置決め機構を構成している。
尚、インストルメントパネル１には回動規制レバー17の
他端部17eに臨む部分に位置させられた、即ち回動規制
レバー17の移動方向の延長上に位置させた小孔1bが形成
されている。 しかも、ソレノイド18は、筒状ハウジング7bの軸線と
平行に向けられていると共に、プレート18aにビス21で
固定されている。このプレート18aは筒状ハウジング7b
にビス21a′で固定されている（第２図，第３図参
照）。このソレノイド18のアクチュエータ22にはアーム
23の一端部が固定され、このアーム23の他端部には回動
規制レバー17の長孔17dに挿入したピン24が固定されて
いる。尚、ソレノイド18は通電するとアクチュエータ22
が内部に後退する。 また、第８図において、トランスミッション25には、
コントロールレバー即ちシフトレバー26（セレクトレバ
ー）に連動するレンジセレクトレバー27が装着されてい
ると共に、レンジセレクトレバー27の回動位置からシフ
トレバー26のセレクト位置を検出するインヒビタスイッ
チ28がセレクト位置センサーとして装着されている。 上述のイグニッションスイッチ10のオフ位置の固定接
点10bには、第８図，第９図に示した様にインヒビタス
イッチ28内のパーキング位置用のスイッチ29,タイマ30,
ソレノイド18が此の順に直列に接続されている。このタ
イマ30は通電後一定時間（例えば、数十秒）でOFFする
様になっている。 次に、この様な構成のステアリングロック装置の設定
条件を作用と共に説明する。 キーシリンダ９をLOCK位置に位置させた場合には、回
動規制レバー17の係合突部17cが傾斜カム面13a′とスト
ッパ突部14との間に第４図のの如く位置している。こ
の位置から、キーＫによりキーシリンダ９をSTART位置
側に回動させると、回動規制レバー17の係合突部17cが
第４図のの如く傾斜カム面13bによりキーシリンダ９
のキー挿入側に移動させられた後にカム13の周方向カム
面13cとロータ12との間に第４図のの位置すなわちキ
ーシリンダ９のOFF位置からLOCK位置への回動を規制す
る回動規制位置へ移動する。この位置では第１図のボー
ル19が切欠17bに係合して、回動規制レバー17の係合突
部17cをカム13の周方向カム面13cとロータ12との間に維
持し、これによりストッパ突部14の周方向に係合突部17
cが保持されることになる。 一方、キーＫによりキーシリンダ９をSTART位置側か
らLOCK位置側に回動操作すると、キーＫ及びキーシリン
ダ９がACC位置とLOCK位置との間のオフ位置に来たとき
に、回動規制レバー17の係止突部17cがストッパ突部14
の端面に第４図のの実線の如く当接して、キーシリン
ダ９のLOCK位置側への回動を阻止する。この際、イグニ
ッションスイッチ10の可動接点10aが固定接点10bに閉接
（ON）して、オフ位置信号が出力可能な状態となる。 この状態で、シフトレバー26をパーキング位置に回動
操作すると、インヒビタスイッチ28のパーキング位置用
のスイッチ29がONして、バッテリＢからの電流がタイマ
30を介してソレノイド18に流れる。これにより、ソレノ
イド18が作動して、アクチュエータ22がソレノイド18内
に後退する。この際、アーム23及びピン24がアクチュエ
ータ22と一体にキーシリンダ９のキー挿入側とは反対側
に変位して、回動規制レバー17の係合突部17cが第４図
のの破線の如くカム13の傾斜カム面13a′とストッパ
突部14との間に臨むことになる。この位置は、回動規制
レバー（回動規制部材）17の係合突部17cがOFF位置から
LOCK位置へ移動可能とする退避位置、即ち、キーシリン
ダ９のOFF位置からLOCK位置に回動阻止を解除する退避
位置となる。そして、この退避位置では、キーＫにより
キーシリンダ９をLOCK位置側に回動操作可能な状態とな
る。この位置では、第１図のボール19が切欠17aに図で
示した如く係合する。そして、タイマ30が一定時間後に
OFFするとソレノイド18への通電が停止される。 尚、上記実施例ではキー抜き取りの規制をキーシリン
ダの回動を規制することにより行ったが、キーにノッ
チ，孔等を形成し、このノッチ，孔に係合する部材を設
けることにより、キーの抜き取りを規制しても良い。 （発明の効果） この発明は、以上説明したように、シフトレバーのセ
レクト位置を検出するセレクト位置センサーと、イグニ
ッションキーにより操作されるキーシリンダと、前記キ
ーシリンダに設けられたストッパ部と、前記キーシリン
ダのSTART位置側からLOCK位置側への回動操作時に前記
キーシリンダのOFF位置で前記ストッパ部に係合して前
記キーシリンダのLOCK位置への回動を阻止する回動阻止
位置とこの位置の前記ストッパ部に対する係合が解除さ
れキーシリンダの回動を許容する退避位置との間を移動
可能な回動規制部材と、前記回動規制部材の移動方向の
延長上に位置させてインストルメントパネルに設けられ
た小孔と、前記キーシリンダに設けられ且つ前記キーシ
リンダがLOCK位置からSTART位置まで回動させられたと
きに前記回動規制部材を前記回動阻止位置に移動させる
カムと、通電制御されて前記回動規制部材を前記回動阻
止位置と退避位置との間を移動させるソレノイドと、前
記キーシリンダがOFF位置に位置する状態と前記セレク
ト位置センサーがパーキング位置に位置したときのパー
キング状態を同時に検出して前記ソレノイドへの通電制
御を行って、前記回動規制部材を回動規制位置から退避
位置に移動させると共に、前記通電制御の開始から所定
時間経過後に前記通電制御を停止させるタイマとを備え
る構成としたので、従来よりも信頼性の高いステアリン
グロック装置を提供できる。即ち、キーシリンダは、ST
ART位置側からLOCK位置側に回動すると、回動規制部材
とストッパ部とによりLOCK位置側への回動が確実に阻止
されて、回動が一旦停止される。 しかも、ソレノイドへの通電制御により、回動規制部
材のストッパ部との係合は解除し、キーシリンダのLOCK
位置側への回動阻止を解除させることができるので、従
来よりも信頼性の高いステアリングロック装置を提供で
きる。この様に回動規制部材をソレノイドにより回動規
制位置であるストッパ部から回動規制を解除する退避位
置に確実に退避させることができるので、キーシリンダ
がLOCK位置に回動できなくなるというような事態が生ず
ることは未然に防止できる。 また、ソレノイドへの通電をタイマにより通電開始か
ら所定時間経過後に停止される構成としているので、ソ
レノイドの作動後にソレノイドへの通電を自動的に停止
して、電力の節約をできる。 更に、前記移動手段は通電制御されて前記回動規制部
材を前記回動阻止位置と退避位置との間を移動させるソ
レノイドと前記キーシリンダに設けられたカムであり、
前記回動規制部材はLOCK位置からSTART位置まで回動さ
せられたときに前記カムにより前記回動阻止位置に移動
させられると共に、前記タイマは、前記キーシリンダが
OFF位置に位置する状態と前記セレクト位置センサーが
パーキング位置に位置したときのパーキング状態を同時
に検出して前記ソレノイドへの通電制御を行って、前記
回動規制部材を回動規制位置から退避位置に移動させる
と共に、前記通電制御の開始から所定時間経過後に前記
通電制御を停止させる構成としたので、キーシリンダが
OFF位置に位置する状態とセレクト位置センサーがパー
キング位置に位置したときのパーキング状態を従来から
用いられている構成部品を用いて電気的に検出して、回
動規制部材の回動阻止の解除をソレノイドを用いて電気
的に制御できるので、位置検出のための構成が簡単にな
るとともに、位置検出のための部品を別途設ける必要が
ない。しかも、キーシリンダをSTART位置側からOFF位置
まで回動させたときに、回動規制部材とストッパ部とに
よりキーシリンダがLOCK位置側へ回動するのを一旦阻止
させるための機械的な構成は、キーシリンダ側のみの変
更でよいので、キーシリンダの回動規制のための構成が
簡単であると共に、その組付も簡易に行うことができ
る。 また、回動規制部材の移動方向の延長上に位置させて
インストルメントパネルに小孔を設けているので、何等
かの原因でソレノイドへの通電がなされない場合には、
インストルメントパネルに設けた小孔を介して回動規制
部材を移動方向に操作することで退避位置に移動させ
て、キーシリンダをOFF位置からLOCK位置に回動操作可
能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第１図は、この発明の要部を示す部分断面図である。
第２図は、第１図の筒状ハウジングとその周辺部を示す
平面図である。 第３図は、第２図の正面図である。 第４図は、第１図に示したカムの説明図である。 第５図は、第１図のキーシリンダと回動規制手段との関
係を示す分解斜視図である。 第６図は、第５図のキーシリンダを手前側から見た正面
図である。 第７図は、第５図のキーシリンダを連結軸側から見た背
面図である。 第８図及び第９図は、この発明の配線系統図である。 第10図は、インストルメントパネルとキーシリンダとの
関係を示す斜視図である。 第11図は、第10図のXI−XI線に沿う断面図である。 １……インストルメントパネル ９……キーシリンダ 10……イグニッションスイッチ（回動位置センサー） 10a……可動接点 10b……固定接点 16……回動規制手段（規制手段） 26……シフトレバー 28……インヒビタスイッチ（セレクト位置センサー） 29……スイッチ Ｋ……イグニッションキー
平面図である。 第３図は、第２図の正面図である。 第４図は、第１図に示したカムの説明図である。 第５図は、第１図のキーシリンダと回動規制手段との関
係を示す分解斜視図である。 第６図は、第５図のキーシリンダを手前側から見た正面
図である。 第７図は、第５図のキーシリンダを連結軸側から見た背
面図である。 第８図及び第９図は、この発明の配線系統図である。 第10図は、インストルメントパネルとキーシリンダとの
関係を示す斜視図である。 第11図は、第10図のXI−XI線に沿う断面図である。 １……インストルメントパネル ９……キーシリンダ 10……イグニッションスイッチ（回動位置センサー） 10a……可動接点 10b……固定接点 16……回動規制手段（規制手段） 26……シフトレバー 28……インヒビタスイッチ（セレクト位置センサー） 29……スイッチ Ｋ……イグニッションキー
フロントページの続き
(72)発明者 金井 寿男
神奈川県横浜市神奈川区宝町２番地 日
産自動車株式会社内
(72)発明者 真崎 三喜男
東京都大田区蒲田２丁目８番２号 国産
金属工業株式会社内
(56)参考文献 特開 昭60−135352（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．シフトレバーのセレクト位置を検出するセレクト位
置センサーと、 イグニッションキーにより操作されるキーシリンダと、 前記キーシリンダに設けられたストッパ部と、 前記キーシリンダのSTART位置側からLOCK位置側への回
動操作時に前記キーシリンダのOFF位置で前記ストッパ
部に係合して前記キーシリンダのLOCK位置への回動を阻
止する回動阻止位置とこの位置の前記ストッパ部に対す
る係合が解除されキーシリンダの回動を許容する退避位
置との間を移動可能な回動規制部材と、 前記回動規制部材の移動方向の延長上に位置させてイン
ストルメントパネルに設けられた小孔と、 前記キーシリンダに設けられ且つ前記キーシリンダがLO
CK位置からSTART位置まで回動させられたときに前記回
動規制部材を前記回動阻止位置に移動させるカムと、 通電制御されて前記回動規制部材を前記回動阻止位置と
退避位置との間を移動させるソレノイドと、 前記キーシリンダがOFF位置に位置する状態と前記セレ
クト位置センサーがパーキング位置に位置したときのパ
ーキング状態を同時に検出して前記ソレノイドへの通電
制御を行って、前記回動規制部材を回動規制位置から退
避位置に移動させると共に、前記通電制御の開始から所
定時間経過後に前記通電制御を停止させるタイマとを備
えることを特徴とするステアリングロック装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18202187A JP2685185B2 (ja) | 1987-07-21 | 1987-07-21 | ステアリングロック装置 |
| EP19880401894 EP0300911B1 (en) | 1987-07-21 | 1988-07-21 | Steering lock system |
| DE19883885526 DE3885526T2 (de) | 1987-07-21 | 1988-07-21 | Lenkschlosssystem. |
| US07/456,089 US4982584A (en) | 1987-07-21 | 1989-12-28 | Steering lock system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18202187A JP2685185B2 (ja) | 1987-07-21 | 1987-07-21 | ステアリングロック装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6428054A JPS6428054A (en) | 1989-01-30 |
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ID=16110953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (4)
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| EP (1) | EP0300911B1 (ja) |
| JP (1) | JP2685185B2 (ja) |
| DE (1) | DE3885526T2 (ja) |
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- 1987-07-21 JP JP18202187A patent/JP2685185B2/ja not_active Expired - Fee Related
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- 1988-07-21 DE DE19883885526 patent/DE3885526T2/de not_active Expired - Fee Related
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- 1989-12-28 US US07/456,089 patent/US4982584A/en not_active Expired - Lifetime
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