JP3851802B2 - 電子式車両盗難防止装置 - Google Patents

電子式車両盗難防止装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3851802B2
JP3851802B2 JP2001322815A JP2001322815A JP3851802B2 JP 3851802 B2 JP3851802 B2 JP 3851802B2 JP 2001322815 A JP2001322815 A JP 2001322815A JP 2001322815 A JP2001322815 A JP 2001322815A JP 3851802 B2 JP3851802 B2 JP 3851802B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
supply path
vehicle
actuator
lock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001322815A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002308051A (ja
Inventor
政樹 林
浩和 社本
正樹 芳野
敏広 長江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2001322815A priority Critical patent/JP3851802B2/ja
Priority to US10/433,749 priority patent/US7250693B2/en
Priority to DE60230857T priority patent/DE60230857D1/de
Priority to PCT/JP2002/001112 priority patent/WO2002062634A1/ja
Priority to EP02711437A priority patent/EP1359068B1/en
Publication of JP2002308051A publication Critical patent/JP2002308051A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3851802B2 publication Critical patent/JP3851802B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/01Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens
    • B60R25/02Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the steering mechanism
    • B60R25/021Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the steering mechanism restraining movement of the steering column or steering wheel hub, e.g. restraining means controlled by ignition switch
    • B60R25/0215Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the steering mechanism restraining movement of the steering column or steering wheel hub, e.g. restraining means controlled by ignition switch using electric means, e.g. electric motors or solenoids
    • B60R25/02153Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the steering mechanism restraining movement of the steering column or steering wheel hub, e.g. restraining means controlled by ignition switch using electric means, e.g. electric motors or solenoids comprising a locking member radially and linearly moved towards the steering column
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/01Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens
    • B60R25/02Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the steering mechanism
    • B60R25/021Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the steering mechanism restraining movement of the steering column or steering wheel hub, e.g. restraining means controlled by ignition switch
    • B60R25/02142Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the steering mechanism restraining movement of the steering column or steering wheel hub, e.g. restraining means controlled by ignition switch comprising externally controlled safety devices for preventing locking during vehicle running condition

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用の電子式車両盗難防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両の盗難を防止するために、機械式のステアリングロック装置が広く用いられている。
【0003】
例えば、図15に示すように、ステアリングロック装置51は、キーシリンダ54及びロックピン52を備えている。キーシリンダ54に図示しないメカキーを挿入して回転操作することにより、ロックピン52が作動するようになっている。ロックピン52は、車両の操舵系機構を構成するステアリングシャフト53に係脱可能になっている。このロックピン52がステアリングシャフト53に係合した場合、ステアリングシャフト53及び図示しないステアリングホイールは回転不能となる。
【0004】
ところが、近年では、メカキーを用いずにエンジンを始動可能な電子キーシステムが普及しつつある。こうした事情からも、将来的には、モータ等のアクチュエータを電気的に制御し、該アクチュエータによってステアリングロックを行う電子式のステアリングロック装置等の電子式盗難防止装置が要望されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、電子式のステアリングロック装置を使用した場合、電気的なノイズによってECUが誤作動してしまう可能性がある。この場合、作動を必要としないときにモータが回転してしまい、ロックピンがステアリングシャフトに係合してしまうことが考えられる。ゆえに、ステアリングロック装置が正常に機能しなくなるという問題が予想される。
【0006】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、信頼性の高い電子式車両盗難防止装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車両の操舵系機構及び駆動系機構のうちの少なくとも一方を構成する可動部材に係脱するロック手段と、そのロック手段を駆動するアクチュエータと、そのアクチュエータの駆動を制御する制御手段とを備える電子式車両盗難防止装置であって、前記制御手段に、前記ロック手段と前記可動部材との係合を解除させる方向に前記アクチュエータを作動させるための電流が流れる第1の給電経路と、前記ロック手段を前記可動部材に係合させる方向に前記アクチュエータを作動させるための電流が流れる第2の給電経路とを設け、その第2の給電経路に、車両が運転されているときに同第2の給電経路を機械的に遮断する遮断手段を設けたことを要旨とする。
【0009】
請求項に記載の発明は、車両の操舵系機構及び駆動系機構のうちの少なくとも一方を構成する可動部材に係脱するロック手段と、そのロック手段を駆動するアクチュエータと、そのアクチュエータの駆動を制御する制御手段とを備える電子式車両盗難防止装置であって、前記制御手段に、前記ロック手段と前記可動部材との係合を解除させる方向に前記アクチュエータを作動させるための電流が流れる第1の給電経路と、前記ロック手段を前記可動部材に係合させる方向に前記アクチュエータを作動させるための電流が流れる第2の給電経路とを設け、その第2の給電経路に、車両が運転されているときに同第2の給電経路を遮断する遮断手段を設け、前記遮断手段は前記制御手段とは異なる第2の制御手段によって制御されることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、車両の操舵系機構及び駆動系機構のうちの少なくとも一方を構成する可動部材に係脱するロック手段と、そのロック手段を駆動するアクチュエータと、そのアクチュエータの駆動を制御する制御手段とを備える電子式車両盗難防止装置であって、前記制御手段に、前記ロック手段と前記可動部材との係合を解除させる方向に前記アクチュエータを作動させるための電流が流れる第1の給電経路と、前記ロック手段を前記可動部材に係合させる方向に前記アクチュエータを作動させるための電流が流れる第2の給電経路とを設け、その第2の給電経路に、車両が運転されているときに同第2の給電経路を遮断する遮断手段と、スイッチング素子とを設け、前記遮断手段と前記スイッチング素子とは独立して切り替えられることを要旨とする。
【0010】
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1〜のいずれか一項に記載の発明によれば、車両が運転されているときには、第2の給電経路自体への電力供給が遮断手段によって阻止される。そのため、電気的なノイズによって制御手段に作動信号が流れても、制御手段によるアクチュエータの作動は確実に禁止される。ゆえに、アクチュエータによってロック手段が可動部材に係合してしまうのが防止される。よって、必要としないときに、ロック手段が可動部材に係合してしまうのを防止することができる。従って、電子式車両盗難防止装置の信頼性を高くすることができる。
【0011】
尚、「車両が運転されているとき」とは、シフトポジションがパーキングポジションに位置していないとき、エンジンが駆動しているとき、機能ポジションが「ON」の状態にあるとき、エンジンを始動可能な状態にあるときのうちの少なくとも1つの条件を満たすものと定義する。また、「エンジンを始動可能な状態にあるとき」とは、例えば、所有者によって所持される携帯機に設定されたIDコードと車両に設定されたIDコードとが一致した状態にあるときや、車両に設けられたキーシリンダに正規のメカキーが装着された状態にあるとき等である。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を電子式ステアリングロック装置に具体化した第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0015】
図1〜図3に示すように、電子式車両盗難防止装置としての電子式ステアリングロック装置1は、車両の図示しないステアリングポストに取り付けられるものである。電子式ステアリングロック装置1を構成するケース本体2は略箱状をなしている。ケース本体2は、カバー3をロックボディ4に取り付けることによって構成されるようになっている。
【0016】
図2及び図3に示すように、カバー3の内側面には、合成樹脂製の収容ケース11が設置されている。収容ケース11は、第1のケース11aと第2のケース11bとを組み合わせることによって構成されている。収容ケース11にはプリント基板12が収容されている。プリント基板12は、第2のケース11bにネジ13を螺着させることによって固定されている。プリント基板12には、制御手段としての制御ECU31を構成するICやコンデンサ等の電気部品12aが複数箇所に実装され、後述する制御ECU31が構成されている。また、プリント基板12には、電線14が電気的に接続されるようになっている。この電線14は、ケース本体2の外部に延出されるようになっている。
【0017】
図1に示すように、ロックボディ4には、略円弧状をなす取付部4aが図1に示す左側方向に延出形成されている。取付部4aは、図示しないボルトによって図示しないコラムチューブに取り付けられるようになっている。コラムチューブ内には、車両の操舵系機構を構成する可動部材としてのステアリングシャフト5が挿通されるようになっている。ステアリングシャフト5の外周面には、凹部5aが設けられている。図3に示すように、ロックボディ4には、断面略矩形状をなすガイド孔4bが設けられている。ガイド孔4bは前記取付部4aと対応するように配設されている。ガイド孔4bは、ケース本体2が前記コラムチューブに取り付けられた際に、コラムチューブの内部と連通するようになっている。
【0018】
図3に示すように、ガイド孔4b内には、ロック手段としてのロックピン21がガイド孔4bに沿って移動可能に配設されている。ロックピン21の基端部には、被押圧部21a及び引込用ストッパ22が設けられている。また、ロックピン21の先端部は、ロックボディ4の外側面から出没可能になっている。ロックピン21は、略四角柱状かつ略断面矩形状に形成されている。ロックピン21の断面積は、ガイド孔4bの断面積よりも小さくなっている。ロックピン21の先端部は、前記凹部5aに係脱可能になっている。
【0019】
図2に示すように、ケース本体2内には、アクチュエータとしてのモータ23が収容されている。モータ23を挿通する第1回転軸24の先端部における外周面には、摺動ピン25が当接するようになっている。この摺動ピン25は、第1回転軸24の位置決めを行うためのものである。また、第1回転軸24には、ウォームギア26が外嵌されている。ウォームギア26は、第1回転軸24の回転に連動するようになっている。ウォームギア26は、平歯車27に噛み合うことによって、同平歯車27を駆動するようになっている。平歯車27は、第2回転軸28を中心として回転するようになっている。尚、第2回転軸28は平歯車27に固定されている。
【0020】
図3に示すように、第2回転軸28には略扇型状のカム29が固定されている。同カム29は、モータ23を正回転させたときに、第2回転軸28を中心として時計回り方向(矢印F1方向)に回転するようになっている。カム29は、モータ23を逆回転させたときに、第2回転軸28を中心として反時計回り方向(矢印F2方向)に回転するようになっている。このカム29は、平歯車27と同一の方向に回転するようになっている。このため、カム29を矢印F1方向に回転させた場合には、同カム29によって前記引込用ストッパ22が押圧され、ロックピン21の先端部と凹部5aとの係合が解除される。一方、カム29を矢印F2方向に回転させた場合には、同カム29によってロックピン21の被押圧部21aが押圧され、ロックピン21の先端部が凹部5aに係合する。すなわち、モータ23を駆動させると、ウォームギア26、平歯車27を介してカム29が回転する。このため、モータ23の駆動が停止されている状態でロックピン21に対して凹部5aに係合する方向または解除する方向に力が加わっても、平歯車27の回転がウォームギア26によって規制され、ロックピン21の移動が不能となる。換言すれば、ロックピン21は、モータ23の駆動によってのみ凹部5aに係脱可能となっている。したがって、ロックピン21の駆動機構は、モータ23の非駆動状態にあってはロックピン21と凹部5aとの係合状態または係合解除状態を保持する自己保持機構となっている。なお、ここではウォームギア26、平歯車27及びカム29を用いて自己保持機構を構成しているが、ロックピン21の駆動機構はこうした構成に限定されるものではない。また、カム29が回転する範囲は、同カム29がゴムストッパ30に接触することによって規制されるようになっている。
【0021】
こうしたカム29を駆動させるモータ23は、図4に示すように、制御手段としての制御ECU31によって駆動制御されている。この制御ECU31には照合ECU37が接続されている。照合ECU37は、車両の所有者(運転者)によって所持される携帯機(図示略)と相互通信を行い、携帯機に設定されたIDコードと自身に設定されたIDコードとの照合を行う。そして、それらIDコードが一致したことを条件としてエンジンを始動可能な状態にする。換言すれば、照合ECU37は、前記IDコード同士が一致しないときにはエンジンを始動不能な状態にする。
【0022】
また、照合ECU37は、前記IDコード同士が一致するか否か等を条件として、制御ECU31に対して暗号化した所定の駆動要求信号を出力する。詳しくは、照合ECU37は、前記IDコード同士が一致したときに制御ECU31に対してロック解除コードを含む駆動要求信号を出力する。一方、照合ECU37は、前記IDコードが一致しなくなったときに制御ECU31に対してロックコードを含む駆動要求信号を出力する。
【0023】
図4に示すように、バッテリ65には、マイコン32及びセルモータ69が電気的に接続されている。マイコン32には、一対のダイオードD1,D2を介して照合ECU37が接続されている。詳しくは、マイコン32にはダイオードD1のカソード端子及びダイオードD2のアノード端子が接続され、ダイオードD1のアノード端子及びダイオードD2のカソード端子が照合ECU37に接続されている。そして、マイコン32は、照合ECU37から出力された駆動要求信号がダイオードD1を介して入力されたときに、その駆動要求信号に基づいてFET62a,62bに作動信号を出力する。
【0024】
また、セルモータ69は、バッテリ65から供給される電源によって作動することにより、エンジンを始動させるようになっている。セルモータ69は、FET(電界効果トランジスタ)62dのドレイン端子に電気的に接続されている。FET62dのゲート端子はマイコン32に接続され、FET62dのソース端子は接地されている。
【0025】
また、バッテリ65は、制御ECU31を構成する給電経路72に電気的に接続されている。具体的に言うと、バッテリ65は、スイッチング素子としてのFET62aのソース端子に電気的に接続されている。FET62aのゲート端子はマイコン32に接続されている。FET62aのドレイン端子は、スイッチング素子としてのFET62cのドレイン端子に接続されている。FET62cのゲート端子はマイコン32に接続され、FET62cのソース端子は接地されている。FET62cは、エンジンを停止した場合にマイコン32から出力される作動信号によってON状態に切り替えられるようになっている。また、バッテリ65は、遮断手段としての誤回転防止スイッチ61の接点61aに電気的に接続されている。誤回転防止スイッチ61の接点61bは、スイッチング素子としてのFET62bのドレイン端子に接続されている。FET62bのゲート端子はマイコン32に接続され、FET62bのソース端子は接地されている。さらに、FET62aのドレイン端子及びFET62cのドレイン端子は、接続部43aによって電気的に接続されている。そして、誤回転防止スイッチ61の接点61b及びFET62bのドレイン端子は、接続部43bによって電気的に接続されている。これら接続部43a,43b間には、前記モータ23が設けられている。そのため、FET62a〜62c、誤回転防止スイッチ61及びモータ23によってフルブリッジが構成される。
【0026】
ユーザが所持する携帯機からは送信信号が送信されるようになっている。そして、照合ECU37は、送信信号に含まれるIDコードと照合ECU37に予め含まれるIDコードとを比較するようになっている。マイコン32は、これらIDコード同士が一致したときに出力される照合ECU37からの解除信号に基づいて、作動信号をFET62a,62bに出力し、FET62a,62bをON状態にするようになっている。つまり、マイコン32は、ステアリングロック装置を作動させるための処理を行うようになっている。
【0027】
即ち、FET62a,62b及びモータ23に電流が流れる経路が第1の給電経路72aとなる。FET62aは、第1の給電経路72aにおいてモータ23の上流側に設けられている。FET62bは、第1の給電経路72aにおいてモータ23の下流側に設けられている。FET62a,62bがON状態のとき、FET62a,62bは前記第2回転軸28を矢印F1方向に回転させる制御を行う。つまり、第1の給電経路72aには、モータ23を正回転させてロックピン21とステアリングシャフト5との係合を解除するための電流が流れるようになっている。また、誤回転防止スイッチ61、モータ23及びFET62cに電流が流れる経路が第2の給電経路72bとなる。誤回転防止スイッチ61は、第2の給電経路72bにおいてモータ23の上流側に設けられている。FET62cは、第2の給電経路72bにおいてモータ23の下流側に設けられている。この第2の給電経路72bには、モータ23を逆回転させてロックピン21をステアリングシャフト5に係合させるための電流が流れるようになっている。
【0028】
図4、図5(a)及び図5(b)に示すように、誤回転防止スイッチ61は、車両が運転されているときに第2の給電経路72bを機械的に遮断するようになっている。つまり、誤回転防止スイッチ61は、モータ23を通電、非通電の状態に切り替えるようになっている。図5(a)に示すように、誤回転防止スイッチ61は、連動部材としてのロッド73及び開閉接点74を備えている。ロッド73は、図4に示すイグニッションスイッチ81の操作に連動するようになっている。イグニッションスイッチ81は、ユーザによって操作されるものであり、車両のエンジンを始動させる機能も併せ持っている。また、開閉接点74上には、略三角形状の被作動部75が設けられている。被作動部75は、ロッド73の先端に押圧されることにより、開閉接点74を接点61bを中心として図5(a)に示す矢印F3方向に回動させるようになっている。その結果、第2の給電経路72bが非通電の状態に切り替えられる。尚、開閉接点74の開閉はメカキーの挿入によって行われていてもよい。
【0029】
次に、電子式ステアリングロック装置1の動作を説明する。
まず、図3に示す状態において、照合ECU37が携帯機からの送信信号を受信すると、照合ECU37は、送信信号に含まれるIDコードと照合ECU37に予め含まれるIDコードとを比較する。照合ECU37は、これらIDコードが一致したときに出力される照合ECU37からの解除信号に基づいて、ロック解除コードを含む駆動要求信号をマイコン32に出力する。マイコン32は、その駆動要求信号に基づいて、作動信号をFET62a,62bに出力してFET62a,62bをON状態にする。それとともに、FET62cをOFF状態にする。
【0030】
次に、図5(a)に示すように、ユーザがイグニッションスイッチ81を操作してON状態に切り替えると、イグニッションスイッチ81にロッド73が連動する。それと同時に、ロッド73の先端部が被作動部75を押圧し、同被作動部75によって開閉接点74を矢印F3方向に回動させる。その結果、図5(b)に示すように、第2の給電経路72bが遮断されて非通電の状態になる。このとき、第1の給電経路72aのみが通電状態になっている。そのため、モータ23が正回転して、カム29が第2回転軸28を中心として矢印F1方向に回転する。その結果、ロックピン21と凹部5aとの係合が解除されて、ステアリングシャフト5及びステアリングホイールが回転可能になる。この状態において、マイコン32がFET62dをON状態にし、セルモータ69を作動させることによりエンジンが始動する。
【0031】
エンジンの稼動時に電気的なノイズが発生してしまった場合、マイコン32がFET62cに作動信号を出力してしまうことがある。このとき、FET62cはON状態に切り替わってしまう。しかし、第2の給電経路72bは誤回転防止スイッチ61によって遮断されたままになっている。ゆえに、第2の給電経路72bが非通電の状態に維持されるため、モータ23の回転が阻止される。よって、ロックピン21が凹部5aに係合してしまうのが防止される。
【0032】
そして、イグニッションスイッチ81を操作してエンジンを停止すると、イグニッションスイッチ81が元の状態(OFF状態)に戻る。それに連動して、ロッド73も元の位置(図5(a)に示す位置)に戻るため、誤回転防止スイッチ61が再び接点61a,61bに接触する。ここで、マイコン32は、作動信号をFET62cに出力してFET62cをON状態にする。その結果、第2の給電経路72bが通電状態になる。そのため、モータ23が逆回転して、カム29が第2回転軸28を中心として矢印F2方向に回転する。その結果、ロックピン21が凹部5aに係合されて、ステアリングシャフト5及び図示しないステアリングホイールが回転不能となる。
【0033】
従って、この第1実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。(1)車両が運転されているとき(イグニッションスイッチ81が使用されているとき(ON状態))には、第2の給電経路72bへの電力供給が誤回転防止スイッチ61によって機械的に遮断される。そのため、電気的なノイズによってマイコン32からFET62cに作動信号が出力されても、第2の給電経路72b自体には電流が流れないため、制御ECU31によるモータ23の作動は確実に禁止される。ゆえに、モータ23によってロックピン21がステアリングシャフト5に係合してしまうのが防止される。例えば、必要としないときに、ロックピン21がステアリングシャフト5に係合してしまうのを防止することができる。従って、電子式ステアリングロック装置1の信頼性を高くすることができる。
【0034】
(2)電子式ステアリングロック装置1はFET62a〜62c及び誤回転防止スイッチ61が設けられ、第1の給電経路72aと第2の給電経路72bとを備えている。そのため、電子式ステアリングロック装置1に必要な回路構成を簡略化することができる。よって、電子式ステアリングロック装置1の作製コストを低減させることができる。
【0035】
(3)イグニッションスイッチ81の移動方向とロッド73の移動方向とが異なっていても、イグニッションスイッチ81の動きがロッド73に確実に伝達される。よって、イグニッションスイッチ81またはメカキーの動きが開閉接点74に確実に伝達される。従って、イグニッションスイッチ81を確実に作動させることができる。
【0036】
(4)誤回転防止スイッチ61が第2の給電経路72bにおいてモータ23の上流側に設けられ、第2の給電経路72bを機械的に遮断するようになっている。そのため、FET62cが第2の給電経路72bにおいてモータ23の上流側にある場合のように、FET62cが電気的なノイズによってON状態に切り替えられても、電流がモータ23に流れることはない。ゆえに、モータ23が通電してしまうのがより確実に阻止される。よって、第2の給電経路72bをより確実に遮断することができる。
【0037】
(5)第2の給電経路72bの通電は、エンジン始動時に用いられるイグニッションスイッチ81に連動する誤回転防止スイッチ61によって遮断される。そのため、第2の給電経路72bの通電を機械的に遮断するための機構を別に設ける必要がない。従って、エンジン始動時に必要な操作を簡略化することができる。また、第2の給電経路72bの通電を機械的に遮断するための機構を省略することができるので、電子式ステアリングロック装置1の作製コストを低減させることができる。
【0038】
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図6及び図7に従って説明する。尚、この第2実施形態では、第1実施形態と相違する点を主に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
【0039】
本実施形態において前記第1実施形態と異なる点は、図6に示すように、制御ECU31に、ロック位置検出スイッチ38及び抵抗Rが接続されている点である。
【0040】
ロック位置検出スイッチ38は、図7に示すように、前記ロックピン21の基端部近傍に設けられたノーマルクローズタイプのメカニカルスイッチであり、本実施形態ではリミットスイッチによって構成されている。このロック位置検出スイッチ38は、図7(a)に示すように、ロックピン21が前記ロックボディ4のガイド孔4bから突出しているときに閉状態となる。そして、図7(b)に示すように、ロック位置検出スイッチ38は、ロックピン21がロックボディ4内に収容されているときに開状態となる。つまり、ロック位置検出スイッチ38は、前記ステアリングシャフト5の凹部5aに係合しているときに閉状態となり、同凹部5aとの係合が解除されているときに開状態となるように設けられている。
【0041】
図6に示すように、このロック位置検出スイッチ38は、一端がバッテリ65のプラス端子に接続され、他端が接続部38aを介して抵抗Rの一端に接続されている。抵抗Rの他端は接地されている。
【0042】
また、ロック位置検出スイッチ38の他端はマイコン32に接続されている。詳しくは、接続部38aにおける電位がマイコン32に入力されるようになっている。接続部38aにおける電位は、ロック位置検出スイッチ38が閉状態のときにHレベルとなり、開状態のときにLレベルとなる。このため、マイコン32は、この電位に基づいてロック位置検出スイッチ38の開閉状態を検出可能となる。そして、マイコン32は、この検出結果に変化があったときに、FET62a〜62cに対する制御信号の出力を停止する。具体的には、マイコン32は、ロックピン21と凹部5aとの係合が完了したときに、FET62cに対する制御信号の出力を停止する。また、マイコン32は、ロックピン21と凹部5aとの係合が解除されたときに、FET62a,62bに対する制御信号の出力を停止する。つまり、マイコン32は、ロック位置検出スイッチ38の開閉状態に変化があったときにモータ23の駆動を停止させる。
【0043】
従って、この第2実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。(6)マイコン32は、ロック位置検出スイッチ38の開閉状態に変化があったときにモータ23の駆動を停止するようになっている。即ち、マイコン32は、モータ23の駆動をフィードバック制御するようになっている。このため、ロックピン21と凹部5aとの係合が完了した状態または解除した状態においてモータ23が駆動し続けることがない。よって、モータ23への負荷が軽減され、モータ23の寿命を長くすることができる。
【0044】
(第3実施形態)
以下、本発明を具体化した第3実施形態を図8及び図9に従って説明する。尚、この第3実施形態では、第1実施形態と相違する点を主に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
【0045】
本実施形態において前記第1実施形態と異なる点は、前記誤回転防止スイッチ61に代えて、イグニッション信号に基づいて動作するスイッチング素子を遮断手段の一部として用いた点である。
【0046】
詳しくは、図8に示すように、第2の給電経路72bには、電気的スイッチング素子としてのnチャネルパワーMOSFET(FET)41が接続されている。このFET41は、ソース端子がバッテリ65に接続され、ドレイン端子が接続部43bに接続されている。また、FET41のゲート端子には、スイッチング素子作動回路E2が接続されている。スイッチング素子作動回路E2は、抵抗R1、コンデンサC、インバータ42a及びAND回路42を備えている。
【0047】
抵抗R1の一端は、図示しないエンジンに設置された検出回路に接続されている。この抵抗R1の一端には、検出回路から出力されるイグニッション信号が入力されるようになっている。また、コンデンサCの一端は接地されている。コンデンサCの他端及び抵抗R1の他端は、接続部42bによって接続されている。
【0048】
また、AND回路42は2入力AND回路であり、一方の入力端子はマイコン32に接続されている。また、他方の入力端子は、インバータ42a及び接続部42bを介して抵抗R1の他端及びコンデンサCの他端に接続されている。そして、AND回路42の出力端子は、FET41のゲート端子に接続されている。このため、マイコン32からHレベルの信号(駆動許可信号)が入力され、かつLレベルのイグニッション信号が入力されたときに、AND回路42はHレベルの信号(作動信号)を出力する。よって、FET41は、AND回路42からHレベルの信号(作動信号)が出力されたときに作動する。つまり、スイッチング素子作動回路E2は、マイコン32からHレベルの駆動許可信号が入力され、かつ検出回路からLレベルのイグニッション信号が入力されたときに、FET41を作動させて第2の給電経路72bを通電状態にする。
【0049】
尚、イグニッション信号は、図8に矢印Aで示す箇所においては、図9に示すようにエンジン停止中にLレベルのフラット波形となり、エンジン駆動中にパルス波形(イグニッションパルス)となる。また、エンジン駆動中におけるイグニッション信号は、図8に矢印Bで示す箇所においては、抵抗R1及びコンデンサCによって積分され、図9に示すようにHレベルを維持した波形となる。このため、AND回路42は、エンジン停止状態においてマイコン32から駆動許可信号が入力されたときにのみ作動信号を出力する。よって、FET41は、エンジン停止状態においてマイコン32から駆動許可信号が出力されたときにのみON状態となる。つまり、本実施形態において遮断手段は、スイッチング素子(FET41)及びスイッチング素子作動回路E2によって構成されている。この遮断手段は、エンジン駆動中に制御手段(制御ECU31)の第2の給電経路72bを遮断し、エンジン停止中に当該第2の給電経路72bを導通する。
【0050】
従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(7)AND回路42は、エンジンの停止状態においてマイコン32から駆動許可信号が入力されたときにのみFET41に対して作動信号を出力するようになっている。FET41は第2の給電経路72bに設けられているため、モータ23は、エンジンの停止状態においてマイコン32から駆動許可信号が入力されたときのみに駆動可能となる。よって、たとえ車両の走行中等にマイコン32からAND回路42に駆動許可信号が出力され、かつFET62cにHレベルの制御信号が出力されたとしても、モータ23の駆動は禁止される。よって、遮断手段が電気的構成からなるにも関わらず、機械的構成からなるものと同等の信頼性を得ることができる。ゆえに、ノイズ等に起因する電子式ステアリングロック装置1の誤作動を確実に防止することができる。
【0051】
(8)AND回路42は、エンジンの駆動状態を検出するために、イグニッション信号を用いている。このため、エンジンの駆動状態を確実に検出することができ、モータ23がエンジンの駆動中に誤作動してしまうことを確実に防止することができる。
【0052】
(第4実施形態)
以下、本発明を具体化した第4実施形態を図10(a)に従って説明する。尚、この第4実施形態では、第1実施形態と相違する点を主に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
【0053】
本実施形態において前記第1実施形態と異なる点は、前記誤回転防止スイッチ61の代わりに、出力信号に基づいて動作するスイッチング素子を用いた点である。そして、FET41が前記照合ECU37からの出力信号及びエンジンECU48からの出力信号に基づいて作動するようになっている点である。
【0054】
詳しくは、図10(a)に示すように、FET41のゲート端子にはAND回路42が接続されている。そして、AND回路42の一方の入力端子が照合ECU37に接続されるとともに、他方の入力端子がインバータ42aを介してエンジンECU48に接続されている。つまり、この場合、遮断手段は、エンジンが始動可能なときに制御手段(制御ECU31)の第2の給電経路72bを遮断し、エンジンが始動不能なときに当該第2の給電経路72bを導通するスイッチング素子(FET41)と、AND回路42とによって構成されている。
【0055】
尚、図10(b)に示すように、マイコン32に対して、車速信号やシフト信号等を入力するようにしてもよい。そして、車速が0でないとき、即ち車両が走行しているときや、シフトポジションがパーキングポジションに位置していないとき等には、マイコン32から前記FET62cに対して作動信号を出力させないようにしてもよい。このようにすれば、たとえECU37,48が誤作動してFET41が作動しても、FET62cがON状態に切り換わらないため、モータ23がロックピン21を凹部5aに係合させる方向に駆動することはない。よって、車両が走行しているときや、シフトポジションがパーキングポジションに位置していないとき等には、制御ECU31はモータ23を駆動しない。このため、車両が走行している状態での電子式ステアリングロック装置1の誤作動をより確実に防止することができる。
【0056】
また、ここでは照合ECU37及びエンジンECU48から出力される出力信号に基づいてFET41を作動させるようにしているものの、例えば、シフトECU等、他のECUによってFET41の作動を制御するようにしてもよい。
【0057】
従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(9)モータ23の駆動制御は、マイコン32から出力される作動信号だけでなく、別のECU(照合ECU37、エンジンECU48)から出力される出力信号にも基づいて行われる。そのため、全てのECU31,37,48が誤作動しないと電子式ステアリングロック装置1の誤作動は発生しない。よって、電子式ステアリングロック装置1の誤作動を防止することができる。
【0058】
(第5実施形態)
以下、本発明を具体化した第5実施形態を図11に従って説明する。尚、この第5実施形態では、第1実施形態と相違する点を主に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
【0059】
本実施形態において前記第1実施形態と異なる点は、図11に示すように、誤回転防止スイッチ61の代わりにシフト連動スイッチ36を第2の給電経路72bに設けた点である。このシフト連動スイッチ36は、シフトポジションがパーキングポジションに位置していないときに第2の給電経路72bを機械的に遮断するようになっている。
【0060】
ここで、「シフト連動スイッチ36」とは、図示しないシフトレバーの近傍に設けられ、シフトレバーの移動に連動して開閉動作を行うスイッチのことである。このシフト連動スイッチ36は、シフトポジションがパーキングポジションに位置するときに閉状態となり、他のポジションに位置するときに開状態となる。尚、シフト連動スイッチ36は、リミットスイッチやリードスイッチ等、シフトポジションに応じて接点の開閉を行う有接点式スイッチによって構成されている。また、「パーキングポジションに位置する」とは、シフトレバーがP位置にあること及び変速機のパーキングロックが機能していることのうち少なくとも一方の状態であることと定義する。
【0061】
尚、シフト連動スイッチ36に代えて、例えばパーキングブレーキが作動しているときにのみ閉状態となるパーキングブレーキ連動スイッチを設けてもよい。また、シフト連動スイッチ36とパーキング連動スイッチとを併用し、各スイッチを直列に接続してもよい。
【0062】
従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(10)シフト連動スイッチ36は第2の給電経路72bに設けられ、シフトポジションがパーキングポジションに位置するときにのみ閉状態となる。そのため、モータ23は、シフトポジションがパーキングポジションに位置している場合に、マイコン32からFET62cに作動信号が出力されたときのみに駆動可能となる。よって、たとえ車両の走行中等にマイコン32からFET62cに作動信号が出力されたとしても、モータ23の駆動は禁止される。よって、ノイズ等に起因する電子式ステアリングロック装置1の誤作動を確実に防止することができる。
【0063】
(第6実施形態)
以下、本発明を具体化した第6実施形態を図12に従って説明する。尚、この第6実施形態では、第1実施形態と相違する点を主に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
【0064】
本実施形態において前記第1実施形態と異なる点は、遮断手段を、イグニッションスイッチ47及びスイッチング素子に変更した点である。スイッチング素子は、イグニッション電源経路の通電時、即ち車両の機能ポジションが「ON」の状態のときに第2の給電経路72bを遮断するようになっている。尚、「車両の機能ポジションがONの状態」とは、電子燃料噴射制御装置やその他の電気部品に電気が給電されている状態を示す。
【0065】
具体的には、図12に示すように、第2の給電経路72bに該スイッチング素子としてのリレー45の接点部を接続し、同リレー45のコイル部をイグニッション電源経路46に並列に接続する。より詳しくは、リレー45の接点部はB接点(ノーマルクローズ)となっており、その一端がバッテリ65に接続され、他端が接続部43bに接続されている。また、リレー45のコイル部の一端はイグニッションスイッチ47の一端に接続され、他端は接地されている。イグニッションスイッチ47は、接点保持型のスイッチによって構成され、他端がバッテリ65に接続されている。このため、イグニッションスイッチ47が閉状態となったときには、イグニッション電源経路46が通電されるとともに、リレー45の接点部が開状態となる。よって、イグニッション電源経路46が通電されているときには第2の給電経路72bが遮断される。即ち、この場合、遮断手段は、イグニッションスイッチ47と、車両の機能ポジションが「ON」状態となったときに制御手段(制御ECU31)の第2の給電経路72bを遮断するスイッチング素子(リレー45)とによって構成されている。
【0066】
尚、ここで「イグニッションスイッチ47」とは、単に機能ポジションを「ON」の状態にする機能に加え、エンジンを始動・停止させる機能を有するものも含むものと定義する。また、スイッチング素子は、リレー45等の有接点スイッチング素子のみに限らず、前記FET41やパワートランジスタ等の無接点スイッチであってもよい。
【0067】
従って、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(11)イグニッション電源経路46が通電されているときには第2の給電経路72bが遮断される。即ち、エンジンの駆動中や車両の走行中にはイグニッション電源経路46が通電しているため、電子式ステアリングロック装置1の誤作動を確実に防止できる。
【0068】
尚、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記第1実施形態では、第2の給電経路72bへの通電は、誤回転防止スイッチ61を操作することによって機械的に遮断されるようになっていた。しかし、キープレートを挿入し、キープレートの先端で開閉接点74を直接作動させることにより、第2の給電経路72bの通電を機械的に遮断するようにしてもよい。
【0069】
・前記第1実施形態では、ロッド73はイグニッションスイッチ81に連動するようになっていた。しかし、ロッド73をキープレートに連動するようにしてもよい。
【0070】
・図13(a)及び図13(b)に示すように、誤回転防止スイッチ61の開閉接点74を、ロッド73の作動方向と同一方向にスライドさせて第2の給電経路72bの通電を遮断するように構成してもよい。
【0071】
・前記第1実施形態において、第2の給電経路72bにおけるモータ23の上流側にFET62cを設けるとともに、第2の給電経路72bにおけるモータ23の下流側に誤回転防止スイッチ61を設けてもよい。
【0072】
・前記第3実施形態において、前記第2実施形態と同様に、ロック位置検出スイッチ38及び抵抗R2(図6に示す電気回路E1)をマイコン32に接続してもよい。このようにすれば、ロックピン21と凹部5aとの係合が完了した状態または解除した状態においてモータ23が駆動し続けることがなくなり、前記第2実施形態における(6)に記載の効果と同等の効果を得ることができる。また、以下に示す各実施形態においても同様に、電気回路E1をマイコン32に接続してもよい。
【0073】
・前記各実施形態では、無接点スイッチング素子としてFET62a〜62cが用いられていた。しかし、図14に示すように、リレー34,35等の有接点スイッチング素子を用いてもよい。この場合、第1の給電経路72aとは、バッテリ65、リレー34、モータ23、リレー35の順に電流が流れる電気経路であり、第2の給電経路72bとは、バッテリ65、リレー35、モータ23、リレー34の順に電流が流れる電気経路である。
【0074】
・前記各実施形態では、車両室内に設けられたエンジン始動・停止スイッチが操作されることにより、エンジンの始動・停止が行われるようになっている。しかし、エンジンは、一般的なキーシリンダにメカキーを挿入・回転させることによって始動・停止されるようになっていてもよい。例えば、前記第1実施形態の誤回転防止スイッチ61を、キーシリンダにメカキーを挿入したときに第2の給電経路72bを遮断するキー連動スイッチに変更してもよい。尚、この場合、キーシリンダにメカキーが挿入される前に、ロック解除が行われるようになっている必要がある。その具体例としては、前記照合ECU37によるIDコードの照合を、キーシリンダにメカキーが挿入される前に行わせる。それとともに、前記第2実施形態に示したロック位置検出スイッチ38をキー連動スイッチと並列に接続することが挙げられる。つまり、この場合においても、遮断手段とはスイッチング素子(ここではキー連動スイッチ)のことである。スイッチング素子は、エンジンが始動可能なときに第2の給電経路72bを遮断し、エンジンが始動不能なときに第2の給電経路72bを導通するようになっている。
【0075】
・前記第2実施形態では、ロック位置検出スイッチ38としてリミットスイッチを用いている。しかし、ロック位置検出スイッチ38は、リミットスイッチに限らず、リードスイッチ等、ロックピン21の位置に応じて接点の開閉を行う有接点式スイッチであれば何でも適用可能である。
【0076】
・前記第2実施形態では、ロック位置検出スイッチ38の開閉状態をマイコン32に入力するようにしている。そして、マイコン32は、この入力信号に基づき、ロック位置検出スイッチ38の開閉状態に変化があったときに、モータ23の駆動を停止するようになっている。しかし、マイコン32に対するロック位置検出スイッチ38の開閉状態の入力を省略してもよい。
【0077】
・前記第3実施形態においてFET41は、イグニッション信号に基づいて作動するようになっている。しかし、このFET41は、イグニッション信号に限らず、例えば車速やオルタネータ出力等、エンジンの駆動状態を検出可能な信号に基づいて作動するようになっていてもよい。
【0078】
・前記第3実施形態では、FET41のゲート端子に、AND回路42、抵抗R1及びコンデンサCからなるスイッチング素子作動回路E2が接続されている。しかし、FET62cのゲート端子、即ち、図8にP1で示す箇所に、スイッチング素子作動回路E2を構成するAND回路42の出力端子を接続してもよい。
【0079】
・前記各実施形態では、スイッチング素子としてFET62a〜62cが用いられていた。しかし、FET62a〜62cの代わりに、バイポーラトランジスタ、IC等をスイッチング素子として用いてもよい。
【0080】
・前記各実施形態では、アクチュエータとしてモータ23を用いている。しかし、アクチュエータはモータ23に限らず、例えばソレノイド、エアシリンダ等、ロックピン21を駆動できるものであれば何でもよい。
【0081】
・前記各実施形態では、IDコード同士の照合は、携帯機から電波に乗せて送信された送信信号を処理するスマートイグニッション装置によって行われていた。しかし、携帯機をICチップを有するキーに変更し、IDコード同士の照合を、キーシリンダ内へのキー挿入時に送信される信号を処理するトランスポンダによって行うようにしてもよい。このように構成すれば、携帯機内に設ける必要があった電源を省略することができる。
【0082】
・前記各実施形態では、電子式車両盗難防止装置として、ステアリングシャフト5の回転の可否を制御する電子式ステアリングロック装置1に具体化している。しかし、電子式車両盗難防止装置は、例えば車輪の回転をロックピン21相当のロック手段によって規制する電子式走行規制装置や、シフトポジションの切換操作をロックピン21相当のロック手段によって規制する電子式シフトロック装置等であってもよい。
【0083】
次に、上記実施形態及び別例によって把握される技術的思想を以下に記載する。
(1)請求項1〜のいずれか一項において、前記第2の給電経路における前記アクチュエータの下流側にスイッチング素子を設けるとともに、前記第2の給電経路における前記アクチュエータの上流側に前記遮断手段を設けたことを特徴とする電子式車両盗難防止装置。よって、技術的思想(1)によれば、第2の給電経路をより確実に遮断することができる。
【0084】
(2)請求項3において、前記遮断手段は、エンジン駆動中に前記第2の給電経路を遮断するとともに、エンジン停止中に当該第2の給電経路を導通する電気的スイッチング素子と、エンジンに設置された検出回路から出力されるイグニッション信号及び前記制御手段が備えるマイコンから出力される駆動許可信号に基づいて前記電気的スイッチング素子に作動信号を出力するスイッチング素子作動回路とを備えていることを特徴とする電子式車両盗難防止装置。
【0085】
(3)車両の操舵系機構及び駆動系機構のうちの少なくとも一方を構成する可動部材に係脱するロック手段と、そのロック手段を駆動するアクチュエータと、そのアクチュエータの駆動を制御する制御手段とを備える電子式車両盗難防止装置であって、前記制御手段に、前記ロック手段と前記可動部材との係合を解除させる方向に前記アクチュエータを作動させるための電流が流れる第1の給電経路と、前記ロック手段を前記可動部材に係合させる方向に前記アクチュエータを作動させるための電流が流れる第2の給電経路とを設け、その第2の給電経路に、車両が運転されているときに同第2の給電経路を機械的に遮断する遮断手段を設けたことを特徴とする電子式車両盗難防止装置。
【0086】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1〜のいずれか一項に記載の発明によれば、電子式車両盗難防止装置の信頼性を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態におけるステアリングロック装置を示す側面図。
【図2】 図1のA−A線における断面図。
【図3】 図1のB−B線における断面図。
【図4】 電子式ステアリングロック装置の回路図。
【図5】 (a)及び(b)は、誤回転防止スイッチの概略図。
【図6】 第2実施形態における電子式ステアリングロック装置の回路図。
【図7】 (a)及び(b)は、同実施形態に用いられるロック位置検出スイッチとロック手段との関係を示す概略図。
【図8】 第3実施形態における電子式ステアリングロック装置の回路図。
【図9】 同実施形態に用いられるAND回路に入力されるイグニッション信号の波形を示す波形図。
【図10】 (a)は、第4実施形態における電子式ステアリングロック装置の回路図、(b)は、他の実施形態における電子式ステアリングロック装置の回路図。
【図11】 第5実施形態における電子式ステアリングロック装置の回路図。
【図12】 第6実施形態における電子式ステアリングロック装置の回路図。
【図13】 (a)及び(b)は、別例における誤回転防止スイッチの概略図。
【図14】 他の実施形態における電子式ステアリングロック装置の回路図。
【図15】 従来技術におけるステアリングロック装置の断面図。
【符号の説明】
1…電子式車両盗難防止装置としての電子式ステアリングロック装置、5…可動部材としてのステアリングシャフト、21…ロック手段としてのロックピン、23…アクチュエータとしてのモータ、31…制御手段としての制御ECU、37…第2の制御手段としての照合ECU、48…第2の制御手段としてのエンジンECU、61…遮断手段としての誤回転防止スイッチ、62c…スイッチング素子としてのFET(電界効果トランジスタ)、72…給電経路、72a…第1の給電経路、72b…第2の給電経路、73…連動部材としてのロッド、74…開閉接点、81…イグニッションスイッチ。

Claims (3)

  1. 車両の操舵系機構及び駆動系機構のうちの少なくとも一方を構成する可動部材に係脱するロック手段と、そのロック手段を駆動するアクチュエータと、そのアクチュエータの駆動を制御する制御手段とを備える電子式車両盗難防止装置であって、
    前記制御手段に、前記ロック手段と前記可動部材との係合を解除させる方向に前記アクチュエータを作動させるための電流が流れる第1の給電経路と、前記ロック手段を前記可動部材に係合させる方向に前記アクチュエータを作動させるための電流が流れる第2の給電経路とを設け、その第2の給電経路に、車両が運転されているときに同第2の給電経路を機械的に遮断する遮断手段を設けたことを特徴とする電子式車両盗難防止装置。
  2. 車両の操舵系機構及び駆動系機構のうちの少なくとも一方を構成する可動部材に係脱するロック手段と、そのロック手段を駆動するアクチュエータと、そのアクチュエータの駆動を制御する制御手段とを備える電子式車両盗難防止装置であって、
    前記制御手段に、前記ロック手段と前記可動部材との係合を解除させる方向に前記アクチュエータを作動させるための電流が流れる第1の給電経路と、前記ロック手段を前記可動部材に係合させる方向に前記アクチュエータを作動させるための電流が流れる第2の給電経路とを設け、その第2の給電経路に、車両が運転されているときに同第2の給電経路を遮断する遮断手段を設け、前記遮断手段は前記制御手段とは異なる第2の制御手段によって制御されることを特徴とする電子式車両盗難防止装置。
  3. 車両の操舵系機構及び駆動系機構のうちの少なくとも一方を構成する可動部材に係脱するロック手段と、そのロック手段を駆動するアクチュエータと、そのアクチュエータの駆動を制御する制御手段とを備える電子式車両盗難防止装置であって、
    前記制御手段に、前記ロック手段と前記可動部材との係合を解除させる方向に前記アクチュエータを作動させるための電流が流れる第1の給電経路と、前記ロック手段を前記可動部材に係合させる方向に前記アクチュエータを作動させるための電流が流れる第2の給電経路とを設け、その第2の給電経路に、車両が運転されているときに同第2の給電経路を遮断する遮断手段と、スイッチング素子とを設け、前記遮断手段と前記スイッチング素子とは独立して切り替えられることを特徴とする電子式車両盗難防止装置。
JP2001322815A 2001-02-09 2001-10-19 電子式車両盗難防止装置 Expired - Fee Related JP3851802B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001322815A JP3851802B2 (ja) 2001-02-09 2001-10-19 電子式車両盗難防止装置
US10/433,749 US7250693B2 (en) 2001-02-09 2002-02-08 Electronic vehicle theft preventive device
DE60230857T DE60230857D1 (de) 2001-02-09 2002-02-08 Elektronische fahrzeugdiebstahlschutzvorrichtung
PCT/JP2002/001112 WO2002062634A1 (fr) 2001-02-09 2002-02-08 Dispositif electronique antivol de vehicule
EP02711437A EP1359068B1 (en) 2001-02-09 2002-02-08 Electronic vehicle theft preventive device

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-33890 2001-02-09
JP2001033890 2001-02-09
JP2001322815A JP3851802B2 (ja) 2001-02-09 2001-10-19 電子式車両盗難防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002308051A JP2002308051A (ja) 2002-10-23
JP3851802B2 true JP3851802B2 (ja) 2006-11-29

Family

ID=26609207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001322815A Expired - Fee Related JP3851802B2 (ja) 2001-02-09 2001-10-19 電子式車両盗難防止装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7250693B2 (ja)
EP (1) EP1359068B1 (ja)
JP (1) JP3851802B2 (ja)
DE (1) DE60230857D1 (ja)
WO (1) WO2002062634A1 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6989611B2 (en) 2001-10-09 2006-01-24 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho Electronic automobile anti-theft apparatus
JP3571705B2 (ja) * 2002-04-01 2004-09-29 株式会社東海理化電機製作所 エンジン始動制御装置
US7355299B2 (en) * 2003-07-29 2008-04-08 Lear Corporation Non-ignition switch vehicle ignition enabling system
DE102004038119A1 (de) * 2004-08-05 2006-02-23 Siemens Ag Elektrisches Schließsystem
DE102004041869A1 (de) * 2004-08-27 2006-03-02 Huf Hülsbeck & Fürst Gmbh & Co. Kg Elektronische Lenkungsverriegelung
US20070069853A1 (en) * 2005-09-28 2007-03-29 Kung-Cheng Chang Anti-theft chip control device of automobile
KR100851139B1 (ko) * 2005-12-09 2008-08-08 현대자동차주식회사 스티어링컬럼록장치의 키인터록장치
DE102006062315A1 (de) * 2006-12-27 2008-07-03 Huf Hülsbeck & Fürst Gmbh & Co. Kg Elektronische Lenkungsverriegelung mit einer zusätzlichen Entriegelungsmöglichkeit bei aktivem Sicherheitsabschaltsignal
FR2916713B1 (fr) * 2007-05-31 2016-12-16 Valeo Equip Electr Moteur Procede de commande d'antivol electrique pour vehicule et systeme antivol de mise en oeuvre
JP4929116B2 (ja) * 2007-09-28 2012-05-09 株式会社アルファ 電動ステアリングロック装置
US8067859B2 (en) * 2008-12-11 2011-11-29 Infineon Technologies Ag Reverse polarity protection for MOSFETs
TWI373425B (en) * 2009-02-20 2012-10-01 Delta Electronics Inc Electronic ignition-lock apparatus for motorcycle
DE102009045224A1 (de) * 2009-09-30 2011-03-31 Huf Hülsbeck & Fürst Gmbh & Co. Kg Fahrzeug-Lenkungsverriegelungsbaugruppe mit einer ein Verriegelungs-Freigabesignal empfangenden Sicherheitsschaltung
DE102009054748A1 (de) * 2009-12-16 2011-06-22 Continental Automotive GmbH, 30165 Elektronische Steuervorrichtung für eine Sperrvorrichtung sowie Lenkradsperre
JP5575079B2 (ja) * 2011-09-20 2014-08-20 オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 車両用給電装置
US10523136B2 (en) * 2016-09-26 2019-12-31 Mitsubishi Electric Corporation Inverter device and method of controlling the same
CN107956331A (zh) * 2017-11-30 2018-04-24 贵州长通电气有限公司 一种配电柜门锁结构及其组装方法

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4209709A (en) 1978-09-05 1980-06-24 BBJ Laboratories Anti-theft ignition system
DE2934749A1 (de) 1979-08-28 1981-03-12 Repa Feinstanzwerk Gmbh, 7071 Alfdorf Sicherheitsgurtsystem fuer kraftfahrzeuge
JPS5914555A (ja) * 1982-07-15 1984-01-25 Kokusan Kinzoku Kogyo Co Ltd キ−レスステアリングロツク装置
JPS59192646A (ja) * 1983-04-15 1984-11-01 Kokusan Kinzoku Kogyo Co Ltd キ−レスステアリングロツク
JPS60119873A (ja) 1983-11-29 1985-06-27 日産自動車株式会社 車両用施錠制御装置
US4965460A (en) * 1987-08-25 1990-10-23 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Anti-theft system for a vehicle
JPH01147765A (ja) 1987-12-04 1989-06-09 Nec Corp データ転送制御装置
JPH01147765U (ja) * 1988-03-28 1989-10-12
US5396215A (en) 1992-10-28 1995-03-07 Hinkle; Terry A. Vehicle operation inhibitor control apparatus
JP3369670B2 (ja) * 1992-12-28 2003-01-20 本田技研工業株式会社 車両用制御装置
DE4405708C2 (de) 1994-02-23 1998-10-29 Daimler Benz Ag Kraftfahrzeug mit Diebstahlsicherung durch Motorstartblockierung
FR2731965B1 (fr) 1995-03-21 1997-04-25 Valeo Securite Habitacle Antivol electrique
FR2731966B1 (fr) * 1995-03-21 1997-04-25 Valeo Securite Habitacle Antivol electrique de vehicule automobile
US5623245A (en) 1995-07-31 1997-04-22 Gilmore; Jack R. Remotely activated vehicle anti-theft and anti-carjacking device
JP3525580B2 (ja) * 1995-10-17 2004-05-10 日産自動車株式会社 キーレスエントリ装置
US5841361A (en) * 1996-03-18 1998-11-24 Hoffman; Ronald J. Keyless locking system
DE19630747C1 (de) * 1996-07-30 1997-09-25 Siemens Ag Diebstahlschutzsystem für ein Kraftfahrzeug
JPH1089217A (ja) * 1996-09-17 1998-04-07 Honda Motor Co Ltd 車両用盗難防止装置
US6108188A (en) * 1999-01-15 2000-08-22 Micro Enhanced Technology Electronic locking system with an access-control solenoid
DE19916966C5 (de) 1999-04-15 2006-09-21 Daimlerchrysler Ag Elektronische Zündstartschalter- und Lenkradverriegelungsvorrichtung
DE19924835C2 (de) * 1999-05-29 2001-08-30 Valeo Deutschland Gmbh & Co Vorrichtung zur Verriegelung der Lenkspindel einer Kraftfahrzeug-Lenkeinrichtung
DE10039090A1 (de) * 2000-08-10 2002-02-21 Daimler Chrysler Ag Elektronische Starter- und Lenkungsverriegelungsvorrichtung für ein Kraftfahrzeug

Also Published As

Publication number Publication date
US7250693B2 (en) 2007-07-31
EP1359068A4 (en) 2005-06-08
JP2002308051A (ja) 2002-10-23
EP1359068A1 (en) 2003-11-05
EP1359068B1 (en) 2009-01-14
DE60230857D1 (de) 2009-03-05
WO2002062634A1 (fr) 2002-08-15
US20040046453A1 (en) 2004-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3851803B2 (ja) 電子式車両盗難防止装置
JP3851802B2 (ja) 電子式車両盗難防止装置
JP4658406B2 (ja) 電子式車両盗難防止装置
JP2003112602A (ja) 電子式車両盗難防止装置
US7302817B2 (en) Apparatus for restricting activation of engine starting system
JP3571705B2 (ja) エンジン始動制御装置
EP1359069B1 (en) Electronic steering lock mechanism
JP2006335321A (ja) 電子式車両盗難防止システム
JP5600623B2 (ja) 電動ステアリングロック装置
US6989611B2 (en) Electronic automobile anti-theft apparatus
JP2003341479A (ja) 電子式車両盗難防止装置
JP3715938B2 (ja) エンジン始動・停止制御システム
JP4072035B2 (ja) 電子式車両盗難防止装置
JP4199582B2 (ja) 電子式ステアリングロック装置
JP2003118413A (ja) 電子式車両盗難防止装置
JP2006282033A (ja) 車両用電源制御装置
JP3895216B2 (ja) 電子式車両盗難防止装置
JP2003278629A (ja) エンジン始動・停止用スイッチ
JP2006082606A (ja) 車両用電源制御装置
JP2010089536A (ja) 車両用ステアリングロック制御装置
JP2004176627A (ja) エンジン始動・停止制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040924

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20041108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060509

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060718

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060904

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110908

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120908

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120908

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130908

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140908

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees