JP3851803B2 - 電子式車両盗難防止装置 - Google Patents

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    • Y10T70/5956Steering mechanism with switch

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用の電子式車両盗難防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両の盗難を防止するために、機械式のステアリングロック装置が広く用いられている。
【0003】
例えば、図13に示すように、ステアリングロック装置51は、キーシリンダ54及びロックピン52を備えている。キーシリンダ54に図示しないメカキーを挿入して回転操作することにより、ロックピン52が作動するようになっている。ロックピン52は、車両の操舵系機構を構成するステアリングシャフト53に係脱可能になっている。このロックピン52がステアリングシャフト53に係合した場合、ステアリングシャフト53及び図示しないステアリングホイールは回転不能となる。
【0004】
ところが、近年では、メカキーを用いずにエンジンを始動可能な電子キーシステムが普及しつつある。こうした事情からも、将来的には、モータ等のアクチュエータを電気的に制御し、該アクチュエータによってステアリングロックを行う電子式のステアリングロック装置等の電子式車両盗難防止装置が要望されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、電子式のステアリングロック装置を使用した場合、電気的なノイズによってECUが誤作動してしまう可能性がある。この場合、作動を必要としないときにモータが回転してしまい、ロックピンがステアリングシャフトに係合してしまうことが考えられる。ゆえに、ステアリングロック装置が正常に機能しなくなるという問題が予想される。
【0006】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、信頼性の高い電子式車両盗難防止装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車両の操舵系機構及び駆動系機構のうちの少なくとも一方を構成する可動部材に係脱するロック手段と、そのロック手段を駆動するアクチュエータと、そのアクチュエータの駆動を制御する制御手段とを備える電子式車両盗難防止装置であって、前記制御手段に、前記ロック手段を前記可動部材に係合させるときに前記アクチュエータを作動させるための電流が流れるロック手段給電経路と、車両の電気部品を作動させるための電流が流れるイグニッション電源経路とを設け、前記ロック手段給電経路に、車両が運転されているときに同ロック手段給電経路を遮断するスイッチング手段を設け、前記スイッチング手段は、前記ロック手段給電経路に設けられた第1の接点から離間して前記ロック手段給電経路を機械的に非通電状態に切り替えるとともに、前記イグニッション電源経路に設けられた第2の接点に当接して前記イグニッション電源経路を機械的に通電状態に切り替える切替スイッチであることを要旨とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、車両の操舵系機構及び駆動系機構のうちの少なくとも一方を構成する可動部材に係脱するロック手段と、そのロック手段を駆動するアクチュエータと、そのアクチュエータの駆動を制御する制御手段とを備える電子式車両盗難防止装置であって、前記制御手段に、前記ロック手段を前記可動部材に係合させるときに前記アクチュエータを作動させるための電流が流れるロック手段給電経路と、車両の電気部品を作動させるための電流が流れるイグニッション電源経路とを設け、前記ロック手段給電経路に、車両が運転されているときに同ロック手段給電経路を遮断するスイッチング手段を設け、前記スイッチング手段は、前記ロック手段給電経路に設けられた第1の接点を開放状態にして前記ロック手段給電経路を非通電状態に切り替える可動端子と、前記イグニッション電源経路の通電時に前記可動端子を吸引する励磁手段とを備えるリレーであることを要旨とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、車両の操舵系機構及び駆動系機構のうちの少なくとも一方を構成する可動部材に係脱するロック手段と、そのロック手段を駆動するアクチュエータと、そのアクチュエータの駆動を制御する制御手段とを備える電子式車両盗難防止装置であって、前記制御手段に、前記ロック手段を前記可動部材に係合させるときに前記アクチュエータを作動させるための電流が流れるロック手段給電経路と、車両の電気部品を作動させるための電流が流れるイグニッション電源経路とを設け、前記ロック手段給電経路に、車両が運転されているときに同ロック手段給電経路を遮断するスイッチング手段を設け、前記スイッチング手段は前記制御手段とは異なる第2の制御手段により制御されることを要旨とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、車両の操舵系機構及び駆動系機構のうちの少なくとも一方を構成する可動部材に係脱するロック手段と、そのロック手段を駆動するアクチュエータと、そのアクチュエータの駆動を制御する制御手段とを備える電子式車両盗難防止装置であって、前記制御手段に、前記ロック手段を前記可動部材に係合させるときに前記アクチュエータを作動させるための電流が流れるロック手段給電経路と、車両の電気部品を作動させるための電流が流れるイグニッション電源経路とを設け、前記ロック手段給電経路に、車両が運転されているときに同ロック手段給電経路を遮断するスイッチング手段と、スイッチング素子とを設け、前記スイッチング手段と前記スイッチング素子とは独立して切り替えられることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子式車両盗難防止装置において、前記スイッチング手段を前記ロック手段給電経路における前記アクチュエータの上流側のみに設けたことを要旨とする。
【0011】
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1〜のいずれか一項に記載の発明によれば、車両が運転されているときには、ロック手段給電経路への電力供給がスイッチング手段によって阻止される。そのため、電気的なノイズによって制御手段に作動信号が流れても、制御手段によるアクチュエータの作動は確実に禁止される。ゆえに、アクチュエータによってロック手段が可動部材に係合してしまうのが防止される。よって、必要としないときに、ロック手段が可動部材に係合してしまうのが防止される。従って、電子式車両盗難防止装置の信頼性を高くすることができる。
【0012】
尚、「車両が運転されているとき」とは、シフトポジションがパーキングポジションに位置していないとき、エンジンが駆動しているとき、機能ポジションが「ON」の状態にあるとき、エンジンを始動可能な状態にあるときのうちの少なくとも1つの条件を満たすものと定義する。また、「エンジンを始動可能な状態にあるとき」とは、例えば、所有者によって所持される携帯機に設定されたIDコードと車両に設定されたIDコードとが一致した状態にあるときや、車両に設けられたキーシリンダに正規のメカキーが装着された状態にあるとき等である。
【0014】
特に、請求項に記載の発明によれば、切替スイッチによってイグニッション電源経路を機械的に通電状態に切り替えると、ロック手段給電経路が機械的に非通電状態となり、同経路が確実に遮断される。そのため、電子式車両盗難防止装置の部品構成を簡略化することができる。ゆえに、電子式車両盗難防止装置の信頼性をより確実に高くすることができる。
【0015】
請求項に記載の発明によれば、イグニッション電源経路が通電状態になると、励磁手段により可動端子が吸引されてロック手段給電経路が非通電状態に切り替えられる。そのため、通電状態になるのはロック手段給電経路及びイグニッション電源経路のうち常にいずれか一方だけである。従って、電子式車両盗難防止装置の信頼性をより確実に高くすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を電子式ステアリングロック装置に具体化した第1実施形態を図1〜図3に従って説明する。
【0017】
図1及び図2に示すように、電子式車両盗難防止装置としての電子式ステアリングロック装置1は、車両の図示しないステアリングポストに取り付けられるものである。電子式ステアリングロック装置1を構成するケース本体2は略箱状をなしている。ケース本体2は、カバー3をロックボディ4に取り付けることによって構成されるようになっている。
【0018】
図2に示すように、カバー3の内側面には、合成樹脂製の収容ケース11が設置されている。収容ケース11は、第1のケース11aと第2のケース11bとを組み合わせることによって構成されている。収容ケース11にはプリント基板12が収容されている。プリント基板12は、第2のケース11bにネジ13を螺着させることによって固定されている。プリント基板12にはIC、コンデンサ等の電気部品12aが複数箇所に実装されている。また、プリント基板12には、電線14が電気的に接続されるようになっている。この電線14は、ケース本体2の外部に延出されるようになっている。
【0019】
図1に示すように、ロックボディ4には、略円弧状をなす取付部4aが図1に示す左側方向に延出形成されている。取付部4aは、図示しないボルトによってコラムチューブに取り付けられるようになっている。コラムチューブ内には、車両の操舵系機構を構成する可動部材としてのステアリングシャフト5が挿通されるようになっている。ステアリングシャフト5の外周面には、凹部5aが設けられている。図2に示すように、ロックボディ4には、断面略矩形状をなすガイド孔4bが設けられている。ガイド孔4bは前記取付部4aと対応するように配設されている。ガイド孔4bは、ケース本体2が前記コラムチューブに取り付けられた際にコラムチューブの内部と連通するようになっている。
【0020】
図2に示すように、ガイド孔4b内には、ロック手段としてのロックピン21がガイド孔4bに沿って移動可能に配設されている。ロックピン21の先端部は、ロックボディ4の外側面から出没可能になっている。ロックピン21は、略四角柱状かつ略断面矩形状に形成されている。ロックピン21の断面積は、ガイド孔4bの断面積よりも小さくなっている。ロックピン21の先端部は、前記凹部5aに係脱可能になっている。
【0021】
また、ロックピン21の基端には、断面略コ字状のバネ押さえ部材80が設けられている。バネ押さえ部材80とロックボディ4との間には、ロックピンスプリング17が配設されている。ロックピンスプリング17は、ロックピン21を凹部5aに係合させる方向とは反対方向に付勢するようになっている。換言すると、ロックピンスプリング17は、ロックピン21を凹部5aとの係合から解除させる方向に付勢するようになっている。
【0022】
また、バネ押さえ部材80においてロックピン21が設けられる面の反対側の面には、第1収容凹部83が設けられている。バネ押さえ部材80において第1収容凹部83が設けられる側には、断面略コ字状の被係止部材15が配設されている。被係止部材15には、第2収容凹部15aが第1収容凹部83と向かい合うように設けられている。第1収容凹部83と第2収容凹部15aとの間には、カムスプリング16が収容されている。カムスプリング16は、ロックピン21を凹部5aに係合させる方向に付勢するようになっている。カムスプリング16のバネ係数は、ロックピンスプリング17のバネ係数よりも大きくなるように設定されている。
【0023】
図2に示すように、ケース本体2内には、アクチュエータとしてのモータ23が収容されている。モータ23を挿通する回転軸44の先端部には、板カム40が外嵌されている。板カム40は、回転軸44の回転に連動するようになっている。板カム40は、係止部46と回転部45とからなっている。係止部46は、回転部45の外周縁において同回転部45の外周方向に突設されている。回転部45は略円板状に形成されている。回転部45の中心部には回転軸44が嵌合するようになっている。板カム40は被係止部材15を押圧するようになっている。同板カム40は、モータ23を回転させたときに回転軸44を中心として図2における時計回り方向(矢印F2方向)にのみ回転するようになっている。このため、係止部46が被係止部材15を押圧していないときには、カムスプリング16及びロックピンスプリング17の付勢力により、ロックピン21の先端部と凹部5aとの係合が解除される。一方、係止部46が被係止部材15を押圧しているときには、ロックピン21の先端部が凹部5aに係合する。このため、モータ23の駆動が停止されている状態でロックピン21に対して凹部5aとの係合を解除する方向に力が加わっても、ロックピン21の移動が係止部46の先端に当接することによって阻止される。また、モータ23の駆動が停止されている状態でロックピン21に対して凹部5aに係合する方向に力が加わっても、ロックピン21の移動がカムスプリング16及びロックピンスプリング17の付勢力によって阻止される。換言すれば、ロックピン21は、モータ23の駆動によってのみ凹部5aに係脱可能となっている。したがって、ロックピン21の駆動機構は、モータ23の非駆動状態にあってはロックピン21と凹部5aとの係合状態または係合解除状態を保持する自己保持機構となっている。なお、ここではロックピンスプリング17、バネ押さえ部材80、カムスプリング16、被係止部材15及び板カム40を用いて自己保持機構を構成しているが、ロックピン21の駆動機構はこうした構成に限定されるものではない。
【0024】
こうした板カム40を駆動させるモータ23は、図3に示すように、制御手段としての制御ECU31によって駆動制御されている。この制御ECU31には照合ECU37が接続されている。照合ECU37は、車両の所有者(運転者)によって所持される携帯機(図示略)と相互通信を行い、携帯機に設定されたIDコードと自身に設定されたIDコードとの照合を行う。そして、それらIDコードが一致したことを条件としてエンジンを始動可能な状態にする。換言すれば、照合ECU37は、前記IDコード同士が一致しないときにはエンジンを始動不能な状態にする。
【0025】
また、照合ECU37は、前記IDコード同士が一致するか否か等を条件として、制御ECU31に対して暗号化した所定の駆動要求信号を出力する。詳しくは、照合ECU37は、前記IDコード同士が一致したときに制御ECU31に対してロック解除コードを含む駆動要求信号を出力する。一方、照合ECU37は、前記IDコードが一致しなくなったときに制御ECU31に対してロックコードを含む駆動要求信号を出力する。
【0026】
マイコン32には、一対のダイオードD1,D2を介して照合ECU37が接続されている。詳しくは、マイコン32にはダイオードD1のカソード端子及びダイオードD2のアノード端子が接続され、ダイオードD1のアノード端子及びダイオードD2のカソード端子が照合ECU37に接続されている。そして、マイコン32は、照合ECU37から出力された駆動要求信号がダイオードD1を介して入力されたときに、その駆動要求信号に基づいてFET62に作動信号を出力する。
【0027】
図3に示すように、バッテリ65には、マイコン32及びセルモータ69が電気的に接続されている。セルモータ69は、バッテリ65から供給される電源によって作動することにより、エンジンを始動させるようになっている。セルモータ69は、FET(電界効果トランジスタ)100のドレイン端子に接続されている。FET100のゲート端子はマイコン32に接続され、FET100のソース端子は接地されている。
【0028】
また、バッテリ65は第2の接点72aに電気的に接続されている。第2の接点72bは、エンジンを稼動させるための図示しない電子燃料噴射制御装置やその他の電気部品に接続されている。即ち、第2の接点72a,72b及び電子燃料噴射装置やその他の電気部品に電流が流れる経路がイグニッション電源経路82となる。つまり、イグニッション電源経路82には、車両の電子燃料噴射制御装置やその他の電気部品を作動させるための電流が第2の接点72a,72bを介して流れるようになっている。
【0029】
また、バッテリ65は第1の接点71aに電気的に接続されている。第1の接点71bは前記モータ23に電気的に接続されている。モータ23は、FET62のドレイン端子に電気的に接続されている。FET62のゲート端子はマイコン32に接続され、FET62のソース端子は接地されている。即ち、第1の接点71a,71b、モータ23及びFET62に電流が流れる経路がロック手段給電経路81となる。FET62は、マイコン32から駆動信号が出力されるとON状態になる。このとき、モータ23は、前記回転軸44が矢印F2方向に回転するように制御される。つまり、ロック手段給電経路81には、ロックピン21をステアリングシャフト5に係合させるためにモータ23を作動させる電流が第1の接点71a,71bを介して流れるようになっている。
【0030】
ユーザが所持する携帯機からは送信信号が送信されるようになっている。そして、照合ECU37は、送信信号に含まれるIDコードと照合ECU37に予め含まれるIDコードとを比較する。マイコン32は、これらIDコードが一致したときに出力される照合ECU37からの解除信号に基づいて作動信号をFET62に出力し、同FET62をON状態にする。つまり、マイコン32は、ステアリングロックを解除させるための処理を行う。
【0031】
バッテリ65とモータ23との間には、スイッチング手段としての切替スイッチ61が配設されている。切替スイッチ61は可動接点61a,61bを有している。可動接点61aは、前記第1の接点71a,71bに当接して、両接点71a,71b間を導通させる。このとき、モータ23は通電状態に切り替えられる。可動接点61aは、切替スイッチ61が手動で操作されると、第1の接点71a,71bから離間する。そして、切替スイッチ61は、車両が運転されているときに第1の接点71a,71bを開放状態にし、前記ロック手段給電経路81を機械的に遮断する。つまり、可動接点61aは、切替スイッチ61に連動してロック手段給電経路81を機械的に非通電状態に切り替える。このとき、モータ23は作動不能状態になる。また、可動接点61bは、切替スイッチ61の操作に連動して前記第2の接点72a,72bに当接する。このとき、可動接点61bは、イグニッション電源経路82を機械的に通電状態に切り替える。このとき、電子燃料噴射装置やその他の電気部品が通電状態に切り替えられる。
【0032】
次に、電子式ステアリングロック装置1の動作を説明する。
まず、図2に示す状態において、照合ECU37が携帯機からの送信信号を受信すると、照合ECU37は、送信信号に含まれるIDコードと照合ECU37に含まれるIDコードとを比較する。マイコン32は、これらIDコード同士が一致したときに出力される照合ECU37からの解除信号に基づいて、作動信号をFET62に送信してON状態にする。その結果、板カム40が矢印F2方向に回転する。そして、ロックピン21と凹部5aとの係合が解除されて、ステアリングシャフト5及びステアリングホイールが回転可能となる。次に、ユーザが図3に示す切替スイッチ61を操作すると、可動接点61aが第1の接点71a,71bから離間することにより、ロック手段給電経路81が遮断されて機械的に非通電状態になる。それに連動して、可動接点61bが第2の接点72a,72bに当接する。その結果、イグニッション電源経路82が通電状態に切り替えられる。この状態において、セルモータ69を作動させることにより、エンジンが始動する。
【0033】
エンジンの稼動時に電気的なノイズが発生してしまった場合、マイコン32がFET62に作動信号を出力してしまうことがある。このとき、FET62はON状態に切り替わってしまう。しかし、ロック手段給電経路81は切替スイッチ61によって遮断されたままになっている。ゆえに、ロック手段給電経路81が非通電状態に維持されるため、モータ23の回転が阻止される。よって、ロックピン21が凹部5aに係合してしまうのが防止される。
【0034】
そして、切替スイッチ61を操作してエンジンを停止すると、切替スイッチ61が図3に示す状態に戻る。そのため、可動接点61aが再び第1の接点71a,71bに当接する。ここで、マイコン32は作動信号をFET62に出力してFET62をON状態にする。その結果、ロック手段給電経路81が再び通電状態になる。そのため、板カム40が矢印F2方向に回転して、図2に示される状態に戻る。その結果、ロックピン21が凹部5aに係合されて、ステアリングシャフト5及び図示しないステアリングホイールが回転不能となる。
【0035】
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)車両が運転されているときには、モータ23の作動が切替スイッチ61によって阻止される。即ち、切替スイッチ61を操作して可動接点61aを第1の接点71a,71bから離間した場合、ロック手段給電経路81は切替スイッチ61によって機械的に遮断される。そのため、電気的なノイズによってマイコン32から制御ECU31に作動信号が出力されても、ロック手段給電経路81自体には電流が流れない。ゆえに、モータ23によってロックピン21がステアリングシャフト5に係合してしまうのが防止される。よって、必要としないときにロックピン21がステアリングシャフト5に係合してしまうのを防止できる。従って、電子式ステアリングロック装置1の信頼性を高くすることができる。
【0036】
(2)切替スイッチ61によってイグニッション電源経路82を機械的に通電状態に切り替えると、ロック手段給電経路81が機械的に非通電状態となり、同経路81が確実に遮断される。そのため、電子式ステアリングロック装置1の部品構成を簡略化することができる。ゆえに、電子式ステアリングロック装置1の信頼性をより確実に高くすることができる。
【0037】
(3)切替スイッチ61がロック手段給電経路81においてモータ23の上流側に設けられ、ロック手段給電経路81を機械的に遮断するようになっている。そのため、切替スイッチ61がロック手段給電経路81においてモータ23の下流側にある場合のように、FET62が電気的なノイズによってON状態に切り替えられても、電流がモータ23に流れることはない。ゆえに、モータ23が通電してしまうのがより確実に阻止される。よって、ロック手段給電経路81をより確実に遮断することができる。
【0038】
(4)ロック手段給電経路81を機械的に遮断することとイグニッション電源経路82を機械的に通電状態に切り替えることとの両方が切替スイッチ61を操作することによって行われる。そのため、ロック手段給電経路81を機械的に遮断するための機構とイグニッション電源経路82を機械的に通電状態に切り替えるための機構とを別々に設ける必要がない。従って、エンジン始動時に必要な操作を簡略化することができる。また、イグニッション電源経路82を機械的に通電状態に切り替えるための機構を省略することができるので、電子式ステアリングロック装置1の作製コストを低減させることができる。
【0039】
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図4(a)に従って説明する。尚、この第2実施形態では、第1実施形態と相違する点を主に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
【0040】
図4(a)に示すように、制御ECU31のイグニッション電源経路82は、接続部82cによって第1の給電経路82aと第2の給電経路82bとに分岐されている。第1の給電経路82aには、電子燃料噴射制御装置やその他の電気部品を通電状態にするための電流が流れるようになっている。
【0041】
また、図4(a)に示すように、本実施形態では、前記第1実施形態における前記切替スイッチ61に代えて、リレー91がスイッチング手段として用いられている。該スイッチング手段としてのリレー91は、接点部91aと励磁手段としてのコイル部93とを備えている。リレー91の接点部91aはロック手段給電経路81に接続され、同リレー91のコイル部93は第2の給電経路82bに接続されている。接点部91aは、第1の接点71a,71b及び可動端子92によって構成されている。より詳しくは、リレー91の接点部91aはB接点(ノーマルクローズ)となっており、その一端がバッテリ65に接続され、他端がモータ23に接続されている。また、リレー91のコイル部93の一端は電源制御ECU101の一端に接続され、他端は接地されている。電源制御ECU101の他端はバッテリ65に接続されている。電源制御ECU101は、電子燃料噴射制御装置やその他の電気部品への通電を制御するためのものである。このため、電源制御ECU101から作動信号が出力されると、イグニッション電源経路82が通電されるとともに、コイル部93が作動してリレー91の接点部91aが開状態となる。よって、イグニッション電源経路82が通電されているときにはロック手段給電経路81が遮断される。即ち、この場合、スイッチング手段は、車両の機能ポジションが「ON」の状態となったときに制御手段(制御ECU31)のロック手段給電経路81を遮断するスイッチング素子(リレー91)によって構成されている。
【0042】
また、図4(b)に示すように、電源制御ECU101をイグニッションスイッチ47に変更してもよい。このイグニッションスイッチ47は接点保持型のスイッチによって構成されている。イグニッションスイッチ47の一端はコイル部93の一端に接続されており、イグニッションスイッチ47の他端はバッテリ65に接続されている。このようにすれば、イグニッションスイッチ47が閉状態となったときには、イグニッション電源経路82が通電されるとともに、接点部91aが開状態となる。よって、イグニッション電源経路82が通電されているときにはロック手段給電経路81が遮断される。つまり、エンジンの駆動中や車両の走行中にはイグニッション電源経路82が通電しているため、電子式ステアリングロック装置1の誤作動を確実に防止できる。即ち、この場合、スイッチング手段は、イグニッションスイッチ47と、車両の機能ポジションが「ON」状態となったときに制御手段(制御ECU31)のロック手段給電経路81を遮断するスイッチング素子(リレー91)とによって構成されている。
【0043】
尚、ここで「イグニッションスイッチ47」とは、単に機能ポジションを「ON」の状態にする機能に加え、エンジンを始動・停止させる機能を有するものも含むものと定義する。
【0044】
そして、図4(a)及び図4(b)において、「車両の機能ポジションがONの状態」とは、電子燃料噴射制御装置やその他の電気部品に電気が給電されている状態を示す。また、スイッチング素子は、リレー91等の有接点スイッチング素子のみに限らず、前記FET62やパワートランジスタ等の無接点スイッチであってもよい。
【0045】
従って、この第2実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(5)電源制御ECU101から作動信号が出力されると、イグニッション電源経路82が通電状態になる。このとき、コイル部93が可動端子92を吸引して第1の接点71a,71bが開放状態になる。その結果、ロック手段給電経路81が非通電状態に切り換えられることによりモータ23への通電が停止される。そのため、通電状態になるのはロック手段給電経路81及びイグニッション電源経路82のうち常にいずれか一方だけである。従って、電子式ステアリングロック装置1の信頼性をより確実に高くすることができる。
【0046】
(6)イグニッション電源経路82は第1の給電経路82aと第2の給電経路82bとからなっており、リレー91は第2の給電経路82bに接続されている。そのため、リレー91を、第1の給電経路82aに接続される電気部品(電子燃料噴射制御装置等)の配置場所から離して配置することができる。従って、リレー91を自由に配置することができる。
【0047】
(第3実施形態)
以下、本発明を具体化した第3実施形態を図5及び図6に従って説明する。尚、この第3実施形態では、第1実施形態と相違する点を主に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
【0048】
本実施形態において前記第1実施形態と異なる点は、図5に示すように、制御ECU31に、ロック位置検出スイッチ38、抵抗R及びダイオードD3が接続されている点である。
【0049】
ロック位置検出スイッチ38は、図6に示すように、前記ロックピン21の基端部近傍に設けられたノーマルクローズタイプのメカニカルスイッチであり、本実施形態ではリミットスイッチによって構成されている。このロック位置検出スイッチ38は、図6(a)に示すように、ロックピン21が前記ロックボディ4のガイド孔4bから突出しているときに閉状態となる。そして、図6(b)に示すように、ロック位置検出スイッチ38は、ロックピン21がロックボディ4内に収容されているときに開状態となる。つまり、ロック位置検出スイッチ38は、前記ステアリングシャフト5の凹部5aに係合しているときに閉状態となり、同凹部5aとの係合が解除されているときに開状態となるように設けられている。
【0050】
図5に示すように、このロック位置検出スイッチ38は、一端がバッテリ65のプラス端子に接続され、他端が接続部38aを介してダイオードD3のアノード端子及び抵抗Rの一端に接続されている。そして、抵抗Rの他端は接地され、ダイオードD3のカソード端子は、第1の接点71bとモータ23とをつなぐ電気経路に接続されている。即ち、ロック位置検出スイッチ38は、切替スイッチ61と並列に接続されている。このため、切替スイッチ61及びロック位置検出スイッチ38のうち少なくとも一方が閉状態となっているときにのみ制御ECU31に対して給電される。
【0051】
従って、ロックピン21が凹部5aとの係合状態から解除される前に切替スイッチ61が開状態となっても、ロック位置検出スイッチ38が開状態となるまでは制御ECU31に対して給電され、モータ23は駆動し続ける。即ち、ロック解除の途中でシフトポジションがパーキングポジション以外のポジションに切り換えられたとしても、ロック解除が完了するまでモータ23は駆動し続ける。そして、ロック解除が完了した時点でモータ23への電力供給が遮断されるため、ロック解除の完了とともにモータ23の駆動が停止される。
【0052】
また、ロック位置検出スイッチ38とダイオードD3のアノード端子とをつなぐ接続部38aには、マイコン32が接続されている。詳しくは、該接続部38aの電位がマイコン32に入力されるようになっている。この接続部38aの電位は、ロック位置検出スイッチ38が閉状態のときにHレベルとなり、開状態のときにLレベルとなる。このため、マイコン32は、この電位に基づいてロック位置検出スイッチ38の開閉状態を検出可能となる。そして、マイコン32は、この検出結果に変化があったときに、FET62に対する制御信号の出力を停止する。具体的には、マイコン32は、ロックピン21と凹部5aとの係合が完了したときに、FET62に対する制御信号の出力を停止する。また、マイコン32は、ロックピン21と凹部5aとの係合が解除されたときに、FET62に対する制御信号の出力を停止する。つまり、マイコン32は、ロック位置検出スイッチ38の開閉状態に変化があったときにモータ23の駆動を停止させる。また、マイコン32は、該検出結果を、ダイオードD2を介して照合ECU37に出力するようになっている。これにより、照合ECU37は、ロックピン21と凹部5aとの係脱状態を認識可能となっている。
【0053】
従って、この第3実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。(7)切替スイッチ61が開状態となっても、ロックピン21がステアリングシャフト5の凹部5aとの係合状態から解除されるまでモータ23は駆動し続けるようになる。このため、たとえロックピン21が凹部5aとの係合状態から解除される前に切替スイッチ61が開状態となっても、ステアリングシャフト5が回転不能となってしまうことはない。即ち、ロックピン21と凹部5aとの係合を確実に解除することができる。
【0054】
また、ロックピン21が凹部5aとの係合から解除されると、モータ23に対する給電が遮断される。このため、ノイズ等に起因してマイコン32からFET62に制御信号が出力されたとしても、その制御信号によってモータ23が駆動されることはない。
【0055】
(8)マイコン32は、ロック位置検出スイッチ38の開閉状態に変化があったときにモータ23の駆動を停止するようになっている。即ち、マイコン32は、モータ23の駆動をフィードバック制御するようになっている。このため、ロックピン21と凹部5aとの係合が完了した状態または解除した状態においてモータ23が駆動し続けることがない。このため、ロックピン21と凹部5aとの係合が完了した状態または解除した状態においてモータ23が駆動し続けることがない。よって、モータ23への負荷が軽減され、モータ23の寿命を長くすることができる。
【0056】
(第4実施形態)
以下、本発明を具体化した第4実施形態を図7及び図8に従って説明する。尚、この第4実施形態では、第1実施形態と相違する点を主に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
【0057】
本実施形態において前記第1実施形態と異なる点は、前記切替スイッチ61に代えて、イグニッション信号に基づいて動作するスイッチング素子をスイッチング手段の一部として用いた点である。
【0058】
詳しくは、図7に示すように、ロック手段給電経路81には、電気的スイッチング素子としてのnチャネルパワーMOSFET(FET)41が接続されている。このFET41は、ソース端子がバッテリ65に接続され、ドレイン端子がモータ23に接続されている。また、FET41のゲート端子には、スイッチング素子作動回路E2が接続されている。スイッチング素子作動回路E2は、抵抗R1、コンデンサC、インバータ42a及びAND回路42を備えている。
【0059】
抵抗R1の一端は、図示しないエンジンに設置された検出回路に接続されている。この抵抗R1の一端には、検出回路から出力されるイグニッション信号が入力されるようになっている。また、コンデンサCの一端は接地されている。コンデンサCの他端及び抵抗R1の他端は、接続部42bによって接続されている。そして、AND回路42の出力端子は、FET41のゲート端子に接続されている。このため、マイコン32からHレベルの信号(駆動許可信号)が入力され、かつLレベルのイグニッション信号が入力されたときに、AND回路42はHレベルの信号(作動信号)を出力する。よって、FET41は、AND回路42からHレベルの信号(作動信号)が出力されたときに作動する。つまり、スイッチング素子作動回路E2は、マイコン32からHレベルの駆動許可信号が入力され、かつ検出回路からLレベルのイグニッション信号が入力されたときに、FET41を作動させてロック手段給電経路81を通電状態にする。
【0060】
尚、イグニッション信号は、図7に矢印Aで示す箇所においては、図8に示すようにエンジン停止中にLレベルのフラット波形となり、エンジン駆動中にパルス波形(イグニッションパルス)となる。また、エンジン駆動中におけるイグニッション信号は、図7にBで示す箇所においては、抵抗R1及びコンデンサCによって積分され、図8に示すようにHレベルを維持した波形となる。このため、AND回路42は、エンジン停止状態においてマイコン32から駆動許可信号が入力されたときにのみ作動信号を出力する。よって、FET41は、エンジン停止状態においてマイコン32から駆動許可信号が出力されたときにのみON状態となる。つまり、本実施形態においてスイッチング手段は、スイッチング素子(FET41)及びスイッチング素子作動回路E2によって構成されている。このスイッチング手段は、エンジン駆動中に制御手段(制御ECU31)のロック手段給電経路81を遮断し、エンジン停止中に当該ロック手段給電経路81を導通する。
【0061】
従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(9)AND回路42は、エンジンの停止状態においてマイコン32から駆動許可信号が入力されたときにのみFET41に対して作動信号を出力するようになっている。AND回路42は、エンジンの停止状態においてマイコン32から駆動許可信号が入力されたときにのみFET41に対して作動信号を出力するようになっている。FET41はロック手段給電経路81に設けられているため、モータ23は、エンジンの停止状態においてマイコン32から駆動許可信号が入力されたときのみに駆動可能となる。よって、たとえ車両の走行中等にマイコン32からAND回路42に駆動許可信号が出力され、かつFET62にHレベルの制御信号が出力されたとしても、モータ23の駆動は禁止される。よって、スイッチング手段が電気的構成からなるにも関わらず、機械的構成からなるものと同等の信頼性を得ることができる。ゆえに、ノイズ等に起因する電子式ステアリングロック装置1の誤作動を確実に防止することができる。
【0062】
(10)AND回路42は、エンジンの駆動状態を検出するために、イグニッション信号を用いている。このため、エンジンの駆動状態を確実に検出することができ、モータ23がエンジンの駆動中に誤作動してしまうことを確実に防止することができる。
【0063】
(第5実施形態)
以下、本発明を具体化した第5実施形態を図9(a)に従って説明する。尚、この第5実施形態では、第1実施形態と相違する点を主に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
【0064】
本実施形態において前記第1実施形態と異なる点は、前記切替スイッチ61の代わりに、出力信号に基づいて動作するスイッチング素子を用いた点である。そして、FET41が前記照合ECU37からの出力信号及びエンジンECU48からの出力信号に基づいて作動するようになっている点である。
【0065】
詳しくは、図9(a)に示すように、FET41のゲート端子にはAND回路42が接続されている。そして、AND回路42の一方の入力端子が照合ECU37に接続されるとともに、他方の入力端子がインバータ42aを介してエンジンECU48に接続されている。つまり、この場合、スイッチング手段は、エンジンが始動可能なときに制御手段(制御ECU31)のロック手段給電経路81を遮断し、エンジンが始動不能なときに当該ロック手段給電経路81を導通するスイッチング素子(FET41)と、AND回路42とによって構成されている。
【0066】
尚、図9(b)に示すように、マイコン32に対して、車速信号やシフト信号等を入力するようにしてもよい。そして、車速が0でないとき、即ち車両が走行しているときや、シフトポジションがパーキングポジションに位置していないとき等には、マイコン32から前記FET62に対して作動信号を出力させないようにしてもよい。このようにすれば、たとえECU37,48が誤作動してFET41が作動しても、FET62がON状態に切り替わらないため、モータ23がロックピン21を凹部5aに係合させる方向に駆動することはない。よって、車両が走行しているときや、シフトポジションがパーキングポジションに位置していないとき等には、制御ECU31はモータ23を駆動しない。このため、車両が走行している状態での電子式ステアリングロック装置1の誤作動をより確実に防止することができる。
【0067】
また、ここでは照合ECU37及びエンジンECU48から出力される出力信号に基づいてFET41を作動させるようにしているものの、例えば、シフトECU等、他のECUによってFET41の作動を制御するようにしてもよい。
【0068】
従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(11)モータ23の駆動制御は、マイコン32から出力される作動信号だけでなく、別のECU(照合ECU37、エンジンECU48)から出力される出力信号にも基づいて行われる。そのため、全てのECU31,37,48が誤作動しないと電子式ステアリングロック装置1の誤作動は発生しない。よって、電子式ステアリングロック装置1の誤作動を防止することができる。
【0069】
(第6実施形態)
以下、本発明を具体化した第6実施形態を図10に従って説明する。尚、この第6実施形態では、第1実施形態と相違する点を主に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
【0070】
本実施形態において前記第1実施形態と異なる点は、図10に示すように、切替スイッチ61の代わりにシフト連動スイッチ36をロック手段給電経路81に設けた点である。このシフト連動スイッチ36は、シフトポジションがパーキングポジションに位置していないときにロック手段給電経路81を機械的に遮断するようになっている。
【0071】
ここで、「シフト連動スイッチ36」とは、図示しないシフトレバーの近傍に設けられ、シフトレバーの移動に連動して開閉動作を行うスイッチのことである。このシフト連動スイッチ36は、シフトポジションがパーキングポジションに位置するときに閉状態となり、他のポジションに位置するときに開状態となる。尚、シフト連動スイッチ36は、リミットスイッチやリードスイッチ等、シフトポジションに応じて接点の開閉を行う有接点式スイッチによって構成されている。また、「パーキングポジションに位置する」とは、シフトレバーがP位置にあること及び変速機のパーキングロックが機能していることのうち少なくとも一方の状態であることと定義する。
【0072】
尚、シフト連動スイッチ36に代えて、例えばパーキングブレーキが作動しているときにのみ閉状態となるパーキングブレーキ連動スイッチを設けてもよい。また、シフト連動スイッチ36とパーキング連動スイッチとを併用し、各スイッチを直列に接続してもよい。
【0073】
従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(12)シフト連動スイッチ36はロック手段給電経路81に設けられ、シフトポジションがパーキングポジションに位置している場合に、マイコン32からFET62に作動信号が出力されたときのみに駆動可能となる。よって、たとえ車両の走行中等にマイコン32からFET62に作動信号が出力されたとしても、モータ23の駆動は禁止される。よって、ノイズ等に起因する電子式ステアリングロック装置1の誤作動を確実に防止することができる。
【0074】
尚、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記第1実施形態では、ロック手段給電経路81への通電は、切替スイッチ61を操作することによって機械的に遮断されるようになっていた。しかし、キープレートを挿入し、キープレートの先端で可動接点61a,61bを直接作動させることにより、ロック手段給電経路81の通電を機械的に遮断するようにしてもよい。
【0075】
・前記第1実施形態において、ロック手段給電経路81におけるモータ23の上流側にFET62を設けるとともに、ロック手段給電経路81におけるモータ23の下流側に切替スイッチ61を設けてもよい。
【0076】
・前記第4実施形態において、前記第3実施形態と同様に、ロック位置検出スイッチ38、抵抗R及びダイオードD3(図5に示す電気回路E1)を制御ECU31に接続してもよい。このようにすれば、ロックピン21と凹部5aとの係合が完了した状態または解除した状態においてモータ23が駆動し続けることがなくなり、前記第3実施形態における(8)に記載の効果と同等の効果を得ることができる。また、以下に示す各実施形態においても同様に、電気回路E1のロック位置検出スイッチ38及びダイオードD3を制御ECU31に接続してもよい。
【0077】
・前記各実施形態では、スイッチング手段として切替スイッチ61を用いている。しかし、スイッチング手段として、パワートランジスタやパワーMOSFET等の無接点スイッチング素子を用いてもよい。具体的には、例えば図11に示すように、スイッチング手段は、4つのnチャネルパワーMOSFET48a〜48dを用いたブリッジ回路によって構成されてもよい。
【0078】
・前記各実施形態では、車両室内に設けられたエンジン始動・停止スイッチが操作されることにより、エンジンの始動・停止が行われるようになっている。しかし、エンジンは、一般的なキーシリンダにメカキーを挿入・回転させることによって始動・停止されるようになっていてもよい。例えば、前記第1実施形態の切替スイッチ61を、キーシリンダにメカキーを挿入したときにロック手段給電経路81を遮断するキー連動スイッチに変更してもよい。尚、この場合、キーシリンダにメカキーが挿入される前に、ロック解除が行われるようになっている必要がある。その具体例としては、前記照合ECU37によるIDコードの照合を、キーシリンダにメカキーが挿入される前に行わせる。それとともに、前記第3実施形態に示したロック位置検出スイッチ38をキー連動スイッチを並列に接続することが挙げられる。つまり、この場合においても、スイッチング手段とはスイッチング素子(ここではキー連動スイッチ)のことである。スイッチング素子は、エンジンが始動可能なときにロック手段給電経路81を遮断し、エンジンが始動可能なときにロック手段給電経路81を導通するようになっている。
【0079】
・前記第3実施形態では、ロック位置検出スイッチ38としてリミットスイッチを用いている。しかし、ロック位置検出スイッチ38は、リミットスイッチに限らず、リードスイッチ等、ロックピン21の位置に応じて接点の開閉を行う有接点スイッチであれば何でも適用可能である。
【0080】
・前記第3実施形態では、ロック位置検出スイッチ38の開閉状態をマイコン32に入力するようにしている。そして、マイコン32は、この入力信号に基づき、ロック位置検出スイッチ38の開閉状態に変化があったときに、モータ23の駆動を停止するようになっている。しかし、マイコン32に対するロック位置検出スイッチ38の開閉状態の入力を省略してもよい。
【0081】
・前記第4実施形態においてFET41は、イグニッション信号に基づいて作動するようになっている。しかし、このFET41は、イグニッション信号に限らず、例えば車速やオルタネータ出力等、エンジンの駆動状態を検出可能な信号に基づいて作動するようになっていてもよい。
【0082】
・前記各実施形態では、モータ23は、ロック手段給電経路81に電流が流れることによって図2に示す矢印F2方向のみに回転するようになっていた。しかし、図12に示すように、ロック手段給電経路81とは別に、同ロック手段給電経路81とは電流が反対方向に流れるロック手段給電経路81aを設け、モータ23を矢印F2方向とは反対方向にも回転できるように設定してもよい。この場合、ロック手段給電経路81とは、バッテリ65、リレー34、モータ23、リレー35の順に電流が流れる電気経路であり、ロック手段給電経路81aとは、バッテリ65、リレー35、モータ23、リレー34の順に電流が流れる電気経路である。
【0083】
・前記各実施形態では、スイッチング素子としてFET62が用いられていた。しかし、FET62の代わりに、バイポーラトランジスタ、IC等をスイッチング素子として用いてもよい。
【0084】
・前記各実施形態では、アクチュエータとしてモータ23を用いている。しかし、アクチュエータはモータ23に限らず、例えばソレノイド、エアシリンダ等、ロックピン21を駆動できるものであれば何でもよい。
【0085】
・前記各実施形態では、IDコード同士の照合は、携帯機から電波に乗せて送信された送信信号を処理するスマートイグニッション装置によって行われていた。しかし、携帯機をICチップを有するキーに変更し、IDコード同士の照合を、キーシリンダ内へのキー挿入時に送信される信号を処理するトランスポンダによって行うようにしてもよい。このように構成すれば、携帯機内に設ける必要があった電源を省略することができる。
【0086】
・前記各実施形態では、電子式車両盗難防止装置として、ステアリングシャフト5の回転の可否を制御する電子式ステアリングロック装置1に具体化している。しかし、電子式車両盗難防止装置は、例えば車輪の回転をロックピン21相当のロック手段によって規制する電子式走行規制装置や、シフトポジションの切換操作をロックピン21相当のロック手段によって規制する電子式シフトロック装置等であってもよい。
【0087】
次に、上記実施形態及び別例によって把握される技術的思想を以下に記載する
【0088】
)請求項において、前記イグニッション電源経路は、前記電気部品を通電状態にするための電流が流れる第1の給電経路と、前記励磁手段を作動させるための電流が流れる第2の給電経路とからなることを特徴とする電子式車両盗難防止装置。よって、技術的思想()によれば、リレーを自由に配置することができる。
【0090】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1〜のいずれか一項に記載の発明によれば、電子式車両盗難防止装置の信頼性を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態における電子式ステアリングロック装置を示す側面図。
【図2】 図1のA−A線における断面図。
【図3】 同実施形態に用いられる電子式ステアリングロック装置の回路図。
【図4】 (a)は、第2実施形態における電子式ステアリングロック装置の回路図、(b)は、他の実施形態における電子式ステアリングロック装置の回路図。
【図5】 第3実施形態における電子式ステアリングロック装置の回路図。
【図6】 (a)及び(b)は、同実施形態に用いられるロック位置検出スイッチとロック手段との関係を示す概略図。
【図7】 第4実施形態における電子式ステアリングロック装置の回路図。
【図8】 同実施形態のスイッチング手段の作動を制御するイグニッション信号の波形を示す波形図。
【図9】 (a)は、第5実施形態における電子式ステアリングロック装置の回路図、(b)は、他の実施形態における電子式ステアリングロック装置の回路図。
【図10】 第6実施形態における電子式ステアリングロック装置の回路図。
【図11】 他の実施形態における電子式ステアリングロック装置の回路図。
【図12】 他の実施形態における電子式ステアリングロック装置の回路図。
【図13】 従来技術におけるステアリングロック装置の断面図。
【符号の説明】
1…電子式車両盗難防止装置としての電子式ステアリングロック装置、5…可動部材としてのステアリングシャフト、21…ロック手段としてのロックピン、23…アクチュエータとしてのモータ、31…制御手段としての制御ECU、37…第2の制御手段としての照合ECU、38…ロック位置検出スイッチ、48…第2の制御手段としてのエンジンECU、61…スイッチング手段としての切替スイッチ、62…スイッチング素子としてのFET(電界効果トランジスタ)、71a,71b…第1の接点、72a,72b…第2の接点、81…ロック手段給電経路、82…イグニッション電源経路、91…スイッチング手段としてのリレー、92…可動端子、93…励磁手段としてのコイル部。

Claims (5)

  1. 車両の操舵系機構及び駆動系機構のうちの少なくとも一方を構成する可動部材に係脱するロック手段と、そのロック手段を駆動するアクチュエータと、そのアクチュエータの駆動を制御する制御手段とを備える電子式車両盗難防止装置であって、
    前記制御手段に、前記ロック手段を前記可動部材に係合させるときに前記アクチュエータを作動させるための電流が流れるロック手段給電経路と、車両の電気部品を作動させるための電流が流れるイグニッション電源経路とを設け、前記ロック手段給電経路に、車両が運転されているときに同ロック手段給電経路を遮断するスイッチング手段を設け、
    前記スイッチング手段は、前記ロック手段給電経路に設けられた第1の接点から離間して前記ロック手段給電経路を機械的に非通電状態に切り替えるとともに、前記イグニッション電源経路に設けられた第2の接点に当接して前記イグニッション電源経路を機械的に通電状態に切り替える切替スイッチであることを特徴とする電子式車両盗難防止装置。
  2. 車両の操舵系機構及び駆動系機構のうちの少なくとも一方を構成する可動部材に係脱するロック手段と、そのロック手段を駆動するアクチュエータと、そのアクチュエータの駆動を制御する制御手段とを備える電子式車両盗難防止装置であって、
    前記制御手段に、前記ロック手段を前記可動部材に係合させるときに前記アクチュエータを作動させるための電流が流れるロック手段給電経路と、車両の電気部品を作動させるための電流が流れるイグニッション電源経路とを設け、前記ロック手段給電経路に、車両が運転されているときに同ロック手段給電経路を遮断するスイッチング手段を設け、
    前記スイッチング手段は、前記ロック手段給電経路に設けられた第1の接点を開放状態にして前記ロック手段給電経路を非通電状態に切り替える可動端子と、前記イグニッション電源経路の通電時に前記可動端子を吸引する励磁手段とを備えるリレーであることを特徴とする電子式車両盗難防止装置。
  3. 車両の操舵系機構及び駆動系機構のうちの少なくとも一方を構成する可動部材に係脱するロック手段と、そのロック手段を駆動するアクチュエータと、そのアクチュエータの駆動を制御する制御手段とを備える電子式車両盗難防止装置であって、
    前記制御手段に、前記ロック手段を前記可動部材に係合させるときに前記アクチュエータを作動させるための電流が流れるロック手段給電経路と、車両の電気部品を作動させるための電流が流れるイグニッション電源経路とを設け、前記ロック手段給電経路に、車両が運転されているときに同ロック手段給電経路を遮断するスイッチング手段を設け、前記スイッチング手段は前記制御手段とは異なる第2の制御手段により制御されることを特徴とする電子式車両盗難防止装置。
  4. 車両の操舵系機構及び駆動系機構のうちの少なくとも一方を構成する可動部材に係脱するロック手段と、そのロック手段を駆動するアクチュエータと、そのアクチュエータの駆動を制御する制御手段とを備える電子式車両盗難防止装置であって、
    前記制御手段に、前記ロック手段を前記可動部材に係合させるときに前記アクチュエータを作動させるための電流が流れるロック手段給電経路と、車両の電気部品を作動させるための電流が流れるイグニッション電源経路とを設け、前記ロック手段給電経路に、車両が運転されているときに同ロック手段給電経路を遮断するスイッチング手段と、スイッチング素子とを設け、前記スイッチング手段と前記スイッチング素子とは独立して切り替えられることを特徴とする電子式車両盗難防止装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子式車両盗難防止装置において、
    前記スイッチング手段を前記ロック手段給電経路における前記アクチュエータの上流側のみに設けたことを特徴とする電子式車両盗難防止装置。
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