JP2684295B2 - 衿吊縫製装置 - Google Patents

衿吊縫製装置

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JP2684295B2
JP2684295B2 JP4188580A JP18858092A JP2684295B2 JP 2684295 B2 JP2684295 B2 JP 2684295B2 JP 4188580 A JP4188580 A JP 4188580A JP 18858092 A JP18858092 A JP 18858092A JP 2684295 B2 JP2684295 B2 JP 2684295B2
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JP
Japan
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collar
hanging
cloth
sewing
folding
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JP4188580A
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孝禎 岩井
佳三郎 木村
京春 奥知
昭彦 森谷
Original Assignee
株式会社銀座山形屋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣服生地に衿吊用布帛
を自動的に縫い付ける衿吊縫製装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】紳士服、作業服の衿の内側には、当該衣
服をハンガーに吊り下げるための衿吊が縫着されてい
る。この衿吊は帯状の布帛でできており、その着に際
しては、図14および図15に示すように、衿吊用布帛
Aの両端を内側に折り曲げ、その折曲げ部分A−1とそ
れに重なる部分A−2をミシンで片側1箇所もしくは、
2箇所づつ頃用の衣服生地Bに縫い付ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、上記衿吊用布
帛の折り曲げと衣服生地への位置決めを人手で行ってい
た。このため、衿吊用布帛をミシンで縫い付けるための
下準備に時間がかかるため、その間ミシンを停止させて
おかなければならず生産能率が悪いという問題と、この
下準備には熟練を要するため製品の品質が一定しないと
いう問題があった。本発明は、このような問題を解消す
ることを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成とした。すなわち、本発明
にかかる衿吊縫製装置は、衣服生地の適所に衿吊用布帛
をミシンで縫い付ける衿吊縫製装置であって、衿吊用布
帛の両端部が側端部より所定長さづつ突出する状態で衿
吊用布帛を載せることができる平板状の衿吊折り台と、
該衿吊折り台に上記状態で載っている衿吊用布帛の両端
部を該衿吊用布帛に対し昇降及び横移動して衿吊折り台
の下側に折り曲げる折曲手段と、該折曲手段によって両
端部が衿吊折り台の下側に折り曲げられた衿吊用布帛を
保持する保持手段と、該保持手段によって保持された衿
吊用布帛から衿吊折り台を抜き取る抜取手段と、衿吊用
布帛ごと前記保持手段を前記ミシンの縫付位置まで搬送
し、縫製時には前記保持手段とともに衿吊用布帛から離
れて元の位置に復帰する搬送手段とを備えてなることを
特徴としている。
【0005】
【作用】人手等で衿吊用布帛をその両端部が衿吊折り台
の側端面よりも所定長さづつ出る状態で衿吊折り台に載
せ、該衿吊折り台上の衿吊用布帛の両端部を折曲手段で
衿吊折り台の下側に折り曲げ、両端部が衿吊折り台の下
側に折り曲げられた衿吊用布帛を一定姿勢のまま保持手
段で保持し、抜取手段で衿吊用布帛から衿吊折り台を抜
き取り、搬送手段で衿吊用布帛ごと前記保持手段を前記
ミシンの所定位置まで搬送し、ミシンで衿吊用布帛を衣
服生地に縫い付ける。
【0006】衿吊用布帛の両端部の折曲げ作業およびそ
の衿吊用布帛の縫付位置への供給作業を自動的に行
い、しかも、前記折曲げ作業は、衿吊用布帛に対し昇降
及び横移動する折曲げ手段によって行うので、衿吊付け
の精度が一定し品質が向上する。また、ミシンで衿吊用
布帛を縫付中に上記衿吊用布帛の両端部の折曲げ作業
行わせることにより、ミシンの稼働時間が長くなり、生
産能率が向上する。
【0007】
【実施例】図1は本発明にかかる衿吊縫製装置の1例の
斜視図であり、この衿吊縫製装置1は、縫製用ミシン2
に衿吊供給装置3と生地送り装置4を組み合わせてな
る。衿吊供給装置3は、衣服生地Bへの縫合に適するよ
うに衿吊用布帛Aの両端を折り曲げると共にこの両端を
折り曲げた衿吊用布帛Aをミシン2の縫付位置に搬送す
る装置であり、また生地送り装置4は、ミシン2の縫付
動作に同期させて前記縫付位置にセットした衣服生地B
を前後左右に適宜移動させる装置である。
【0008】衿吊用布帛供給装置3は、図2乃至図4に
示す如く構成されている。
【0009】図中の10は衿吊折り台で、正面側に対面
させて垂設したベース板11の中央部に前方に突出させ
て設けられている。この衿吊折り台10は、所定幅を有
する水平な板材でできており、この上に衿吊用布帛Aを
載せた場合に、当該衿吊用布帛の両端部が当該折り台の
側端部よりも所定長さづつ左右に出るようになってい
る。衿吊用布帛Aを載せる際における前後位置決め用と
して、上面部の適当位置に段部10aが形成されてい
る。また、衿吊折り台10の上方に所定間隔をあけて上
プレート12が取り付けられており、衿吊折り台10と
この上プレート12との間に衿吊用布帛Aを挿入するよ
うになっている。上プレート12は、衿吊用布帛Aの位
置を確認できるようにプラスチック等の透明材料で作っ
ておくのがよく、また衿吊用布帛Aの挿入が容易である
ように前端部を若干上向きに屈曲させておくのがよい。
衿吊折り台10はベース板11の裏面側に設けた進退用
シリンダ13で前後に移動可能となっている。進退用シ
リンダ13は衿吊折り台10を抜き取る抜取手段であ
る。
【0010】図中の15は折りプレートで、この折りプ
レート15,15は水平レール16に摺動自在に設けた
アーム17,17の先端部に内側に突出させて取り付け
られており、その前後位置は前記衿吊折り台10の前進
位置に対応している。開閉シリンダ18,18を伸縮さ
せることにより、一対の折りプレート15,15が水平
レール16に沿って互いに逆向きに移動する。また、水
平レール16および開閉シリンダ18,18も垂直レー
ル19,19に摺動自在に設けられており、上下動シリ
ンダ20を駆動することによりこれら全体が上下動する
ようになっている。これら各部材15〜20で衿吊用布
帛の折曲手段を構成し、該折曲手段が後述する一連の動
作を行い、衿吊折り台10上の衿吊用布帛Aの両端部を
衿吊折り台10の下側に折り込むようになっている。
【0011】図中の22は搬送テーブルで、前記衿吊折
り台10の下方に設けられており、昇降用シリンダ23
で昇降させると共に、搬送手段である水平移動用シリン
ダ24で衿吊折り台10の直下位置とミシン2の縫付位
置との間を搬送レール25に沿って水平移動させるよう
になっている。搬送テーブル22には爪状の一対の衿吊
押え26,26が設けられている。この衿吊押え26,
26は共通の回転軸27に取り付けられており、ロータ
リシリンダ28でこの回転軸27を回転させることによ
り、衿吊押え26,26が上向きに起き上がった状態と
搬送テーブル22面に沿って伏せた状態に切り替わる。
搬送テーブル22と衿吊押え26,26で両端を折り込
んだ衿吊用布帛の保持手段を構成している。
【0012】衣服生地送り装置4は、前後左右に移動可
能な送りテーブル30と、該送りテーブルと共に移動
し、かつ上下に昇降する生地押え板31および衿吊押え
板32とからなる。
【0013】この衿吊縫製装置1は以下に示す動作を行
う。
【0014】図1は作業開始状態をあらわし、この状態
で、前進位置にある衿吊折り台10の上に衿吊用布帛A
を載せる。前述の如く、衿吊折り台10と上プレート1
2の間に衿吊用布帛Aを挿入し、当該衿吊用布帛の左右
両端部が所定長さづつ衿吊折り台10から出るようにす
る(図5参照)。そして、スタートスイッチSWをオン
にすると、衿吊折りプレート15,15が下降し(図6
参照)、さらに内側に移動し(図7参照)、衿吊用布帛
Aの端部が衿吊折り台10の下側に折り曲げられる。
【0015】衿吊用布帛の折曲げが完了したならば、搬
送テーブル22が上昇して衿吊用布帛Aの折曲げ部分A
−1,A−1の下面に当接する(図8参照)と共に、衿
吊押え26,26が下向きに回動する(図9参照)。次
いで、衿吊折りプレート15,15が開き(図10参
照)、さらに衿吊折り台10が後退し(図11参照)、
搬送テーブル22と衿吊押え26,26の間に衿吊用布
帛Aが挟み込まれた状態となり、衿吊用布帛Aが搬送テ
ーブル22の上に保持される。
【0016】上記動作の間に、人手で送りテーブル30
に衣服生地Bをセットし、ペダル等のミシン作動スイッ
チをオンにすると、生地押え板31により衣服生地Bが
固定されさらに衿吊押え26,26ごと搬送テーブル2
2が水平に移動し、両端が折り曲げられた衿吊用布帛A
をミシン2の縫付位置まで搬送する(図12参照)。
【0017】続いて、衿吊押え板32が下降し、衣服生
地Bおよび衿吊用布帛Aを固定する(図13参照)。す
ると、衿吊押え26,26が上に回動して衿吊用布帛A
の保持を解除するとに、搬送テーブル22が水平移動
して元の位置に戻る。これと同時に、衿吊押え板32が
搬送テーブル22の厚み分だけ下動し、送りテーブル3
0と衿吊押え板32で衣服生地Bと衿吊用布帛Aを保持
する。ミシン2が縫付動作を行うと共に、これに同期し
て送りテーブル30が前後左右に移動し、図14および
図15に示すように、衿吊用布帛Aの折曲げ部分A−
1,A−1とそれに重なる部分−2,A−2を片側2
箇所づつ縫合する。
【0018】ミシン2が縫合動作を行っている間に、衿
吊供給装置3の各部は元の状態に復帰する。
【0019】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明にかかる衿
吊縫製装置は、衿吊用布帛の両端部の折曲げ作業および
その衿吊用布帛の縫付位置への供給作業を自動的に行う
ものであり、衿吊付けの精度が安定すると共に、ミシン
の稼働時間が長くなり生産能率が向上するようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例である衿吊縫製装置の斜視図
である。
【図2】衿吊供給装置の正面図である。
【図3】衿吊供給装置の平面図である。
【図4】衿吊供給装置の側面図である。
【図5】衿吊縫製装置の動作をあらわす説明図その1で
ある。
【図6】衿吊縫製装置の動作をあらわす説明図その2で
ある。
【図7】衿吊縫製装置の動作をあらわす説明図その3で
ある。
【図8】衿吊縫製装置の動作をあらわす説明図その4で
ある。
【図9】衿吊縫製装置の動作をあらわす説明図その5で
ある。
【図10】衿吊縫製装置の動作をあらわす説明図その6
である。
【図11】衿吊縫製装置の動作をあらわす説明図その7
である。
【図12】衿吊縫製装置の動作をあらわす説明図その8
である。
【図13】衿吊縫製装置の動作をあらわす説明図その9
である。
【図14】衣服生地への衿吊の縫付状態をあらわす平面
図である。
【図15】衣服生地への衿吊の縫付状態をあらわす側面
図である。
【符号の説明】
A 衿吊用布帛 B 衣服生地 1 衿吊縫製装置 2 ミシン 3 衿吊供給装置 4 生地送り装置 10 衿吊折り台 13 進退用シリンダ(抜取手段) 15 衿吊折りプレート(折曲手段) 22 搬送テーブル(保持手段) 24 水平移動用シリンダ(搬送手段) 26 衿吊押え(保持手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣服生地の適所に衿吊用布帛をミシンで
    縫い付ける衿吊縫製装置であって、衿吊用布帛の両端部
    が側端部より所定長さづつ突出する状態で衿吊用布帛を
    載せることができる平板状の衿吊折り台と、該衿吊折り
    台に上記状態で載っている衿吊用布帛の両端部を該衿吊
    用布帛に対し昇降及び横移動して衿吊折り台の下側に折
    り曲げる折曲手段と、該折曲手段によって両端部が衿吊
    折り台の下側に折り曲げられた衿吊用布帛を保持する保
    持手段と、該保持手段によって保持された衿吊用布帛か
    ら衿吊折り台を抜き取る抜取手段と、衿吊用布帛ごと前
    記保持手段を前記ミシンの縫付位置まで搬送し、縫製時
    には前記保持手段とともに衿吊用布帛から離れて元の位
    置に復帰する搬送手段とを備えてなることを特徴とする
    衿吊縫製装置。
JP4188580A 1992-06-22 1992-06-22 衿吊縫製装置 Expired - Lifetime JP2684295B2 (ja)

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JPH06271A JPH06271A (ja) 1994-01-11
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5147017B2 (ja) * 2006-09-14 2013-02-20 セブン ドリーマーズ ラボラトリーズ,インコーポレイテッド 折り畳み装置、運搬装置、折り畳み方法および載置装置
JP6234276B2 (ja) * 2014-02-28 2017-11-22 ブラザー工業株式会社 ループ片縫製システム

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JP2734745B2 (ja) * 1990-05-22 1998-04-02 ブラザー工業株式会社 ポケットセッターのラベル付け装置
JP3049772U (ja) * 1997-12-15 1998-06-26 芳江 石川 布団の叩き具

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