JP5147017B2 - 折り畳み装置、運搬装置、折り畳み方法および載置装置 - Google Patents

折り畳み装置、運搬装置、折り畳み方法および載置装置 Download PDF

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、被折り畳み物を折り畳む折り畳み装置、折り畳んだ折畳物を運搬する運搬装置、及び被折り畳み物を折り畳む方法に関する。
【背景技術】
【0002】
クリーニング店などのように業務としてクリーニングを行っている場合、大量のシャツなどの被折り畳み物を折り畳む必要がある。そこで、多量の被折り畳み物を折り畳む装置が考えられている。
【0003】
例えば、被折り畳み物としてのシャツを折り畳む装置としては、シャツを載置するシャツの載置台と、シャツの載置台の下側側方からシャツの載置台の下側にシャツの載置台に対して相対的に移動可能であり、シャツの一部を折り畳むための複数の板状部材と、シャツの袖などの位置を検出する為の光電センサとを備えている折り畳み装置が存在する(特許文献1参照)。
【0004】
このシャツの折り畳み装置では、操作者は袖などがシャツの載置台から垂れ下がるようにシャツの載置台にシャツを載置する。シャツを載置台に載置すると、光電センサによってシャツの袖などの位置が認識され、シャツの袖を折り畳むように複数の板状部材が載置台の下側にシャツ及びシャツの載置台に対して相対的に移動させられ、シャツが折り畳まれる。
【特許文献1】
特開平8―215500号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載のシャツの折り畳み装置では、シャツの袖などを折り畳むために複数の板状部材をシャツの載置台の下側側方からシャツの載置台の下側にシャツ及びシャツの載置台に対して相対的に移動させる際に、板状部材の移動方向側端部によってシャツの一部が引っ張られる。このとき、シャツが引っ張られることによってシャツにダメージが与えられる。
【0006】
また、板状部材が移動する際にシャツと板状部材とが互いに摺動するために、シャツにダメージが与えられる。このために、シャツが傷みやすい。
【0007】
さらに、複数の板状部材をスライドさせる機構を設ける必要があり、構成が複雑になっている。また、袖の位置などを確認するために光電センサなどを備えている必要があり高価になっている。
【0008】
本発明の課題は、シャツ等の被折り畳み物を折り畳む際にシャツ等の被折り畳み物にダメージやストレスを与えにくくすることにある。また、折り畳み装置の構成を簡素化し、メンテナンス及び修理をしやすく、しかも安価にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に係る折り畳み装置は、載置部材と、回転機構と、板状部材とを備えている。載置部材は第1面に被折り畳み物を被折り畳み物の一部が垂れ下がるように載置可能な部材である。回転機構は載置部材の第1面を第1面に含まれる軸を中心として回転させる。複数の板状部材は回転機構によって載置部材が回転させられることによって、被折り畳み物の一部を載置部材の被折り畳み物が載置されている面の逆側の面の近傍に位置させた後に、被折り畳み物の一部を挟み込むように載置部材側に移動可能である。
【0010】
この折り畳み装置では、被折り畳み物、例えばシャツを載置部材の第1面に載置部材からシャツの一部(袖など)が垂れ下がるように載置する。そして、回転機構によって最初の状態から略90度傾いた状態になるように載置部材を回転させる。このとき、被折り畳み物が、載置部材の第1面と第2面の近傍とに掛け渡される、すなわち重力によって載置部材から垂れ下がった一部が載置部材の他方の面の近傍に位置する状態になる。この状態で板状部材が載置部材側に移動し、載置部材と板状部材との間に被折り畳み物の一部を挟み込まれる。その後、例えば回転機構によって載置部材が再び最初に回転させた方向と逆方向に180度回転させられると、載置部材側に移動した板状部材の載置部材に対向した面の逆側の面の近傍に被折り畳み物の一部が移動する。このとき、載置部材側に移動した板状部材とは異なる他の板状部材が載置部材側に移動し、板状部材の載置部材と対向した面の逆側の面との間に被折り畳み物の一部が挟み込まれる。このようにして、順々に複数の板状部材のうちの2枚の板状部材によって被折り畳み物が挟み込まれていき、被折り畳み物が折り畳まれる。
【0011】
ここでは、載置部材を回転機構によって回転させる際に例えばシャツの袖やタオルの一部等が載置部材の第1面と第1面の逆側の第2面の近傍とに掛け渡され、第2面の近傍の一部を2枚の板状の部材で挟み込む構成であるために、シャツ等を折り畳む際にシャツを引っ張ること及びシャツと板状部材とが摺動することが無く、シャツにダメージ及びストレスを与えにくくすることができる。また、シャツの袖などの位置を精密に検知する必要が無い。このために光電センサを必要とせずコストを抑えることができる。また、構成を簡単にすることができ、メンテナンス及び修理がしやすくなる。
【0012】
請求項2に係る折り畳み装置は、請求項1に記載の折り畳み装置であって、複数の板状部材は、載置部材に一端が回動自在に固定されており、板状部材を所定のタイミングで載置部材側に回動させる回動機構をさらに備えている。
【0013】
ここでは、複数の板状部材を載置部材側に回動させることで、複数の板状部材と載置部材とによって被折り畳み物を折り畳むことができる。このために、板状部材を載置部材の下方に向かってスライドさせる機構が不要であり、構成を簡単にすることができる。
【0014】
請求項3に係る折り畳み装置は、請求項1または2に記載の折り畳み装置であって、複数の板状部材は載置部材に対する回動角度が90度以下である。
【0015】
ここでは、複数の板状部材を載置部材側に回動させることで、複数の板状部材と載置部材とによって被折り畳み物を折り畳むことができる。このために、板状部材を載置部材の下方に向かってスライドさせる機構が不要であり、構成を簡単にすることができる。
【0016】
請求項4に係る折り畳み装置は、請求項1から3のいずれかに記載の折り畳み装置であって、折り畳まれた被折り畳み物である折畳物を狭持する狭持機構と、狭持機構によって狭持された折畳物を載置部材から所定の位置まで運搬する折畳物移動機構を有する運搬装置とをさらに備えている。
【0017】
この折り畳み装置では、狭持機構によって折畳物が狭持され、折畳物移動機構によって折畳物が所定の位置まで運搬される。
【0018】
請求項5に係る折り畳み装置は、プレート部材と、回転機構と、複数の板状部材と、回動機構とを備えている。プレート部材は板状の部材である。回転機構は、プレート部材の端部に配置され、プレート部材の第1面を第1面に含まれる軸を中心として、回転させる。複数の板状部材は、回転機構によって回転させられ、プレート部材の回転機構が配置されている側端部の近傍にプレート部材に対して回動自在に取り付けられている。回動機構は、複数の板状部材をプレート部材に対して回動させる。
【0019】
この折り畳み装置では、操作者はプレート部材にシャツなどの被折り畳み物をプレート部材から一部(例えば袖)がはみ出るように載置、すなわちプレート部材から被折り畳み物の一部が垂れ下がるように載置する。回転機構は、プレート部材の第1面を第1面に含まれる軸を中心として回転させる。このとき、プレート部材の一端に被折り畳み物が掛け渡される状態になると、回動機構によって複数の板状部材の内の一枚の板状部材が回動させられる。このとき、プレート部材と板状部材との間で被折り畳み物が挟まれて折り畳まれる。そして、さらにプレート部材と板状部材とが回転機構によって回転させられ、板状部材のプレート部材と対向している側の逆側の面の近傍に被折り畳み物の一部が垂れ下がる。この状態でプレート部材に対向している板状部材以外の板状部材が回動させられ、プレート部材に対向している板状部材との間で被折り畳み物を挟み込んで折り畳む。このような動作を繰り返してシャツなどの被折り畳み物を折り畳んでいく。
【0020】
ここでは、プレート部材を回転機構によって回転させる際に例えばシャツの袖やタオル等がプレート部材の第1面と第1面逆側の第2面の近傍とに掛け渡され2枚の板状部材の間で他方の面の近傍の一部を挟み込んで折り畳む構成であるために、シャツ等を折り畳む際にシャツが引っ張られること及びシャツと板状部材とが摺動することが無く、シャツにダメージ及びストレスを与えにくくすることができる。また、シャツの袖などの位置を精密に検知する必要が無い。このために光電センサを必要とせずコストを抑えることができる。また、構成を簡単にすることができ、メンテナンス及び修理がしやすくなる。
【0021】
請求項6に係る折り畳み装置は、請求項5に記載の折り畳み装置であって、回転機構及び回動機構は一つの駆動源によって作動させられる。
【0022】
ここでは、回転機構及び回動機構が一つの動力源によって作動させられるために、駆動源の数が増えるのを防止でき、スペース及びコストを削減することができる。
【0023】
請求項7に係る折り畳み装置は、請求項6に記載の折り畳み装置であって、回動機構は前記複数の板状部材をプレート部材に対して90度以下の回動角度で回動させる。
【0024】
ここでは、複数の板状部材をプレート部材側に回動させることで、複数の板状部材とプレート部材とによって被折り畳み物を折り畳むことができる。
【0025】
請求項8に係る折り畳み装置は、請求項5から7のいずれかに記載の折り畳み装置であって、複数の板状部材は、プレート部材の一端に端部が回動自在に接続されている。
【0026】
ここでは、プレート部材に接続されている部分を中心として回動することで被折り畳み物の一部を折り畳むことができる。
【0027】
請求項9に係る折り畳み装置は、請求項5から8のいずれかに記載の折り畳み装置であって、折畳物の下側に配置される第1狭持部材と、第1狭持部材に対向するように折畳物の上側に配置され、第1狭持部材と共同して折畳物を狭持可能な第2狭持部材と、第1狭持部材と第2狭持部材とを折畳物側に移動させる狭持部材移動機構とを有する狭持機構と、折畳物を所定の位置に移動させる折畳物移動機構とを備えた運搬装置と、運搬装置によって運搬された折畳物を積み重ねる積み重ね装置とをさらに備えている。
【0028】
この折り畳み装置では、折畳物の下側に第1狭持部材が配置されるとともに第2狭持部材が折畳物の上側に配置されており、狭持部材移動機構によって折畳物側に第1狭持部材と第2狭持部材とが移動させられ、折畳物が狭持される。その後、折畳物は折畳物移動機構によって運搬される。そして、積み重ね装置によって折畳物が積み重ねられる。
【0029】
ここでは、折畳物を所定の位置に運搬し、積み重ねることができる。
【0030】
請求項10に係る折り畳み装置は、請求項9に記載の折り畳み装置であって、プレート部材及び複数の板状部材は、プレート部材と複数の板状部材とを重なり合わせた際に第1狭持部材及び第2狭持部材の少なくとも一方が通過可能な切り欠きを備えている。
【0031】
ここでは、載置部材及び複数の板状部材とによって折り畳まれた折畳物を第1及び第2狭持部材によって狭持しやすくなる。
【0032】
請求項11に係る折り畳み装置は、請求項9又は10に記載の折り畳み装置であって、積み重ね装置は、折畳物の重さに応じて高さ位置が変化する積み重ね構造を有する。
【0033】
ここでは、積み重ね装置が折畳物の重さに応じて高さ位置が変化するために、積み重ねることができる折畳物の量が増える。すなわち、折畳物の量が増えて重くなるのに伴って、折畳物の自重に応じて高さ位置が下がり、新たな折畳物を収容して積み重ねることができる空間が増える。
【0034】
請求項12に係る折り畳み装置は、請求項9から11のいずれかに記載の折り畳み装置であって、折畳物移動機構は、折畳物を載置可能な板状の折畳物載置部材と、折畳物載置部材の両端に取り付けられた折畳物載置部材の幅よりも長い棒状部材と、折畳物を折畳物載置部材に載置させる載置位置と折畳物載置部材に載置された折畳物を所定の位置に積み重ねる積み重ね位置との間を折畳物載置部材が移動するように棒状部材をガイドするガイド部材とを有する。
【0035】
この折り畳み装置では、折畳物が折畳物載置部材の上に載置された状態で棒状部材が載置位置と積み重ね位置とにガイドされる。
【0036】
請求項13に係る運搬装置は、被運搬物の下側に配置される第1狭持部材と、第1狭持部材に対向するように被運搬物の上側に配置され、第1狭持部材と共同して被運搬物を狭持可能な第2狭持部材と、第1狭持部材と第2狭持部材とを被運搬物側に移動させる狭持部材移動機構と、被運搬物を所定の位置に移動させる被運搬物移動機構とを備えている。
【0037】
この運搬装置では、被運搬物の下側に第1狭持部材が配置されるとともに第2狭持部材が被運搬物の上側に配置されており、狭持部材移動機構によって被運搬物側に第1狭持部材と第2狭持部材とが移動させられ、被運搬物が狭持される。その後、被運搬物は被運搬物移動機構によって運搬される。
【0038】
ここでは、被運搬物を所定の位置に運搬することができる。
【0039】
請求項14に係る折り畳み方法は、被折り畳み物を載置可能な板状の載置部材に被折り畳み物を載置する第1工程と、載置部材に載置した被折り畳み物の一部である第1折り部を、載置部材を回転させることにより載置部材の被折り畳み物が載置されていない側の面の近傍に位置させる第2工程と、第1折り部を載置部材との間で挟み込むように板状の第1板状部材を移動させる第3工程と、第1折り部とは異なる被折り畳み物の一部である第2折り部を、載置部材を回転させることにより第1板状部材の載置部材に対して逆側の面の近傍に位置させる第4工程と、第2折り部を第1板状部材との間で挟み込むように板状の第2板状部材を移動させる第5工程と、第1折り部及び第2折り部とは異なる被折り畳み物の一部である第3折り部を、載置部材を回転させることにより第2板状部材の第1板状部材に対面する面に対して逆側の面の近傍に位置させる第6工程と、第3折り部を第2板状部材との間で挟み込むように板状の第3板状部材を移動させる第7工程とを備えている。
[0040]
この折り畳み方法では、載置部材に被折り畳み物が載置され、載置部材が回転させられることにより第1折り部が載置部材の被折り畳み物が載置されていない側の面の近傍に位置させられる。そして、第1板状部材が載置部材側に移動し、載置部材との間で第1折り部を挟み込むことで第1折り部が折り畳まれる。その後、載置部材が回転させられることにより第2折り部が第1板状部材の載置部材に対して逆側の面の近傍に位置させられ、第1板状部材との間で第2折り部を挟み込み折り畳まれる。そして、載置部材が回転させられることにより第3折り部は第2板状部材の第1板状部材に面している側の面に対して逆側の面の近傍に配置される。このとき、第3板状部材が第2板状部材側に移動し第2板状部材との間で第3折り部を挟み込んで折り畳む。
[0041]
ここでは、載置部材及び3枚の板状部材で被折り畳み物を折り畳むことができる。
【0042】
請求項15に係る折り畳み方法は、請求項14に記載の折り畳み方法であって、第2工程と第4工程と第6工程とでは、載置部材を90度以上回動させることで載置部材に載置した被折り畳み物の一部である折り部を載置部材の被折り畳み物が載置されている側の面の逆の面の近傍に位置させる。
【0043】
ここで、載置部材を90度若しくはそれ以下の角度しか回転させない場合には図33に示すように、被折り畳み物81の一部、特に載置部材82の先端側がたわんでしまう。この状態で、第1板状部材が載置部材82との間で被折り畳み物81を挟み込むとしわが形成され、きれいに折り畳むことができない。
【0044】
ここでは、載置部材82を90度以上回動させることで図34に示すように、載置部材82と第1板状部材との間で被折り畳み物81がたわむのを防止できる。このために、きれいに折り畳むことができる。
【0045】
請求項16に係る折り畳み装置は、請求項1から4のいずれかに記載の折り畳み装置であって、載置部材は被折り畳み物の形状に合わせて幅を調整可能であり、複数の板状部材は被折り畳み物の形状に合わせて位置を調整可能である。
【0046】
ここでは、被折りたたみ物の形状、具体的にはサイズや形に合わせて載置部材の幅を調整することができるために、様々な種類の被折り畳み物を折り畳むことができる。
【0047】
請求項17に係る折り畳み装置は、請求項1から4、16のいずれかに記載の折り畳み装置であって、載置部材及び複数の板状部材は、それぞれ発熱可能であり、被折り畳み物に蒸気を供給可能である。
【0048】
ここでは、載置部材及び複数の板状部材がそれぞれ発熱可能であるとともに蒸気を被折り畳み物に供給可能であるために、被折り畳み物のしわを伸ばしやすくなる。
【0049】
請求項18に係る折り畳み装置は、請求項1から4、16、17のいずれかに記載の折り畳み装置であって、複数の板状部材は、載置部材から所定の距離を離して配置され、載置部材との間で先端側から被折り畳み物を狭持するように屈曲させられている。
【0050】
ここで、被折り畳み物83の厚さが厚い場合には図35に示すように、被折り畳み物83の先端側831が載置部材84と複数の板状部材85とによって挟み込まれない。
【0051】
ここでは、複数の板状部材85の先端側が折り曲げられており、被折り畳み物83の先端を挟み込むことができる。このために、分厚い物であっても折りたたむことができる。
【0052】
請求項19に係る折り畳み装置は、請求項5から12のいずれかに記載の折り畳み装置であって、プレート部材は被折り畳み物の形状に合わせて幅を調整可能であり、複数の板状部材は被折り畳み物の形状に合わせて位置を調整可能である。
【0053】
ここでは、被折りたたみ物の形状、具体的にはサイズや形に合わせてプレート部材の幅を調整することができるために、様々な種類の被折り畳み物を折り畳むことができる。
【0054】
請求項20に係る折り畳み装置は、請求項5から12、19のいずれかに記載の折り畳み装置であって、プレート部材及び複数の板状部材は、それぞれ発熱可能であり、被折り畳み物に蒸気を供給可能である。
【0055】
ここでは、プレート部材及び複数の板状部材がそれぞれ発熱可能であるとともに蒸気を被折り畳み物に供給可能であるために、被折り畳み物のしわを伸ばしやすくなる。
【0056】
請求項21に係る折り畳み装置は、請求項5から12、19、20のいずれかに記載の折り畳み装置であって、複数の板状部材は、プレート部材から所定の距離を離して配置され、プレート部材との間で先端側から被折り畳み物を狭持するように屈曲させられている。
【0057】
ここでは、複数の板状部材が任意の部分で折り曲げられており、被折り畳み物の先端を挟み込むことができる。
【0058】
請求項22に係る折り畳み装置は、請求項1から12、16、17、18、19、20、21のいずれかに記載の折り畳み装置であって、複数の板状部材は弾性変形可能である。
【0059】
ここでは、被折り畳み物を載置部材と複数の板状部材との間でさらに挟み込みやすくなる。
【0060】
請求項23に係る載置装置は、被折り畳み物を載置可能な載置部材に被折り畳み物をセットするための載置装置であって、被折り畳み物の一端を保持する保持部材を備え、保持部材は、載置部材の上側から徐々に下側に移動しながら一方向に進行させることで載置部材に被折り畳み物を載置する。
【0061】
ここで、被折り畳み物を載置部材上に載置する場合に被折り畳み物に折れ曲がりやしわが有る場合には、被折り畳み物の折り畳み時にきれいに折りたたむことができない。
【0062】
ここでは、被折り畳み物を載置部材にしわが形成されないように載置しやすくなる。すなわち、保持部材が載置部材の一方向に高度を下げながら移動するために、載置部材と保持部材との位置が近接し、しわや折り曲がりが形成されにくくなる。
【発明の効果】
【0063】
本発明では、シャツ等の被折り畳み物を折り畳む際に、シャツ等の被折り畳み物にダメージやストレスを与えにくくすることができる。また、折り畳み装置の構成を簡素化し、メンテナンス及び修理をしやすく、しかも安価にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0064】
[図1]本発明の一実施形態を示す折り畳み装置の全体断面図。
[図2]第1板状部材を示す図。
[図3]第2板状部材を示す図。
[図4]第3板状部材を示す図。
[図5]回動機構及び回転機構を示す図。
[図6]回転機構の部分詳細図。
[図7]回動機構の一部を示す図。
[図8]載置部材の近傍を示す図。
[図9]図1の左側から折り畳み装置を見た図。
[図10]第1狭持部材及び第2狭持部材を示す図。
[図11]第1回ガイド上側ストッパーと接触している第1回ガイド部材を示す図。
[図12]第1回ガイド下側ストッパーと接触している第1回ガイド部材を示す図。
[図13]第2回ガイド部材を示す図。
[図14]第3回ガイド部材を示す図。
[図15]第4回ガイド部材を示す図。
[図16]第4回ガイド部材と第1又は第2狭持回転軸とを示す図。
[図17]第4回ガイド部材が第1及び第2ストッパーと接触している状態を示す図。
[図18]載置部材にシャツなどの被折り畳み物を載置している状態を示す図。
[図19]載置部材を図18の状態から90度回転させた状態を示す図。
[図20]図19の状態の載置部材を図19とは異なる位置(裏側)から見た図。
[図21]シャツの一部を第1板状部材で挟み込んだ図。
[図22]図21の状態から載置部材などを180度回転させてシャツの一部を垂れ下がらせた状態の図。
[図23]図22の状態で第2板状部材を載置部材側に移動させた状態の図。
[図24]図23の状態から載置部材などを180度回転させた状態の図。
[図25]図24の状態から第3板状部材を載置部材側に移動させた状態の図。
[図26]第2実施形態の折り畳み装置の全体図。
[図27]折り畳み部の側面図。
[図28]複数の板状部材を省略し、回動機構などを示した図。
[図29]第1細板及び第2細板が互いに広がっている状態を示す図。
[図30]第1細板及び第2細板が互いに近接している状態を示す図。
[図31]被折り畳み物を載置部材に載置する際の保持ハンドの動きを模式的に示す図。
[図32]他の実施形態の複数の板状部材を示す図。
[図33]載置部材の回転角度が90度以下の場合のシャツを示す図。
[図34]載置部材の回転角度が90度以上の場合のシャツを示す図。
[図35]被折り畳み物の厚さが分厚い場合に被折り畳み物を載置部材(プレート部材)及び板状部材で狭持した状態を示す図。
符号の説明
【0065】
1 折り畳み装置
4 運搬部
5 積み重ね部
31 載置部材(載置部材又はプレート部材)
32 複数の板状部材
33 回転機構
34 回動機構
41 狭持機構
42 狭持部材移動機構
43 被運搬物移動機構
44 狭持回転軸ガイド部材
321 第1板状部材
322 第2板状部材
323 第3板状部材
331 第1駆動モータ(駆動源)
411 第1狭持部材
412 第2狭持部材
431 被運搬物載置部材
436 ガイド棒
611 流路
612 蒸気孔
【発明を実施するための最良の形態】
【0066】
[第1実施形態]
1.全体構成
図1に本発明の第1実施形態に係る折り畳み装置1を示す。この折り畳み装置1は、被折り畳み物、例えばシャツやタオルなどを折り畳むための装置であって、フレーム2と、折り畳み部3と、運搬部4と、積み重ね部5とを備えている。
【0067】
2.フレーム
フレーム2は、折り畳み部3や運搬部4などを支持するための部分であって、略立方体状の部材である。また、積み重ね部5が配置されている場所に対応した部分には開口部が配置されている。
【0068】
3.折り畳み部
折り畳み部3は、被折り畳み物としてのシャツなどを折り畳む部分であって、載置部材31(載置部材またはプレート部材)と、複数の板状部材32と、回転機構33と、回動機構34とを備えている。また、折り畳み部3は、装置全体の上部に配置されており、フレーム2に支持されている。
【0069】
載置部材31は、シャツなどの被折り畳み物を載置可能な部材であって、略長方形状の板状の部材である。また、載置部材31は、長手方向の第1端部31aがその第1端部31aに対向する第2端部31bよりも低い位置に位置するように設けられている、すなわち所定の角度傾けて配置されており、第2端部31b側が回転機構33の基板334に固定されている。さらに、載置部材31の第1端部の中央には長方形状の切り欠き311(図7参照)が設けられている。
【0070】
複数の板状部材32は、被折り畳み物を段階的に折り畳んでいくための部材であって、第1板状部材321と、第2板状部材322と、第3板状部材323とを有している。また、複数の板状部材32は、一端が載置部材31の第2端部31bの近傍に回動自在に取り付けられている。
【0071】
第1板状部材321は、図2に示すように、第1接続部321aと、第1支持部321bと、第1挟み板状部321cとを有しており、載置部材31との間で被折り畳み物を挟み込む前の状態では載置部材31が延びる方向に対して略直交する方向に配置されている。第1接続部321aは、筒状の第1筒状接続部321dと、第1筒状接続部321dから径方向外周側に突出し第1筒状接続部321dの長手方向幅とほぼ同じ幅の板状の第1接続板部321eとを有する。第1筒状接続部321dには第1板状部材321を回動させるための後述する第1回動軸349(図7参照)が貫通している。第1支持部321bは、第1接続部321aの第1筒状接続部321dが配置されている側の逆側端部に接続された部分であって、第1接続部321aが配置されている方向に対向する方向に延びる板状の部分である。また、第1支持部321bは、第1挟み板状部321cの約3分の1の幅であり、第1挟み板状部321cの幅方向の第1接続部321aを第1支持部321bの下側に配置した状態で第1筒状接続部321d側から見た時に左側(図2の上側)端部に配置されている。第1挟み板状部321cは、略長方形状の部分であって、被折り畳み物の一部を載置部材31または第2板状部材322との間で挟みこむ部分である。また、第1挟み板状部321cは、一端が第1支持部321bの第1接続板部321eが配置されている側端部の逆側端部に接続されており、他端の中央部には載置部材31の切り欠き311と同形状の第1切り欠き321fが設けられている。さらに、第1挟み板状部321cは載置部材31の長手方向に直交する方向の幅とほぼ同等の幅である。
【0072】
第2板状部材322は、図3に示すように、第2接続部322aと、第2支持部322bと、第2挟み板状部322cとを有しており、載置部材31が延びる方向に対して略直交する方向に延びて配置されている。第2接続部322aは、筒状の第2筒状接続部322dと、第2筒状接続部322dから径方向外周側に突出し、第2筒状接続部322dの長手方向幅とほぼ同じ幅の板状の第2接続板部322eとを有する。第2筒状接続部322dには第2板状部材322を回動させるための後述する第2回動軸353が貫通している(図7参照)。第2支持部322bは、第2接続部322aの第2接続板部322eに接続された部分であって、第2接続部322aの第2筒状接続部322dが配置されている方向の逆方向に延びる板状の部分である。また、第2支持部322bは、第2挟み板状部322cの約3分の1の幅であり、第2挟み板状部322cの幅方向の第2接続部322aを第2支持部322bの下側に配置して第2筒状接続部322d側から見たときに右側(図3の下側)端部に配置されている。第2挟み板状部322cは、略長方形状の部分であって、被折り畳み物の一部を第1板状部材321または第3板状部材323との間で挟む部分である。また、第2挟み板状部322cは、一端が第2支持部322bの第2接続板部322eが配置されている側端部の逆側端部に接続されており、他端の中央部には載置部材の切り欠き311及び第1切り欠き321fと同形状の第2切り欠き322fが設けられている。さらに、第2挟み板状部322cは載置部材31の長手方向に直交する方向の幅とほぼ同等の幅である。
【0073】
第3板状部材323は、図4に示すように、第3接続部323aと、第3支持部323bと、第3挟み板状部323cとを有しており、載置部材31が延びる方向に対して略直交する方向に延びて配置されている。第3接続部323aは、筒状の第3筒状接続部323dと、第3筒状接続部323dから径方向外周側に突出し第3筒状接続部323dの長手方向幅とほほ同じ幅の板状の第3接続板部323eとを有する。第3筒状接続部323dには第3板状部材323を回動させるための後述する第3回動軸357(図7参照)が貫通している。第3支持部323bは、第3接続板部323eに接続された部分であって、第3筒状接続部323dの逆側に延びる板状の部分である。また、第3支持部323bは、第3挟み板状部323cの約3分の1の幅であり、第3挟み板状部323cの幅方向中央部に配置されている。第3挟み板状部323cは、略長方形状の部分であって、被折り畳み物の一部を第2板状部材322との間で挟みこむ部分である。また、第3挟み板状部323cは、一端が第3支持部323bの第3接続板部323eが配置されている側端部の逆側端部に接続されており、他端の中央部には載置部材31の切り欠き311、第1切り欠き321f及び第2切り欠き322fと同形状の第3切り欠き323fが設けられている。さらに、第3挟み板状部323cは載置部材31の長手方向に直交する方向の幅とほぼ同等の幅である。
【0074】
なお、第1板状部材321と第2板状部材322と第3板状部材323とは、第1挟み板状部321c、第2挟み板状部322c、第3挟み板状部323cが互いに重なるように配置されており、第1筒状接続部321d、第2筒状接続部322d、第3筒状接続部323dの順に載置部材31側から互いに重なるように並べて配置されている。このために、第1筒状接続部321dと第2筒状接続部322dと第3筒状接続部323dとを一方向に延びる1本の軸部材によって貫通可能である。
【0075】
回転機構33は、載置部材31の長手方向に沿って延びる軸を中心として回転させる機構であって、載置部材31の他端側に配置されている。また、回転機構33は、図5から図7に示すように、第1駆動モータ331と、動力伝達機構332と、基板334とを有している。
【0076】
第1駆動モータ331は、フレーム2に駆動モータ支持部材331bを介して支持された部材であって、載置部材31及び複数の板状部材32を回転させるための動力を発生させる部材である。第1駆動モータ331には、駆動軸331aが設けられており、動力伝達機構332の後述する第1プーリ332aがこの駆動軸331aに接続されている。また、駆動モータ支持部材331bは、略コの字状に形成された部材であって、一端がフレーム2に固定されている。
【0077】
動力伝達機構332は、第1駆動モータ331の動力を基板334に伝達するための機構であって、第1プーリ332aと、第2プーリ332bと、伝達ベルト332cと、第1伝達カム332dと、第1かさ歯ギア332eと、中間伝達ギア332fと、第2かさ歯ギア332gと、第2伝達カム332hと、アレイ状部材332iと、第1中間伝達部材333と、第2中間伝達部材333aと、第1回転ギア333bと、第2回転ギア333cとを備えている。また、動力伝達機構332の第1プーリ332aと、第2プーリ332bと、伝達ベルト332cと、第1伝達カム332dと、第1かさ歯ギア332eと、中間伝達ギア332fと、第2かさ歯ギア332gと、第2伝達カム332hと、アレイ状部材332iと、第1中間伝達部材333と、第2中間伝達部材333aの一部とはフレーム2の外部に配置されている。第1プーリ332aは、第1駆動モータ331によって回転させられる部材であって、外周に伝達ベルト332cを支持可能な溝を有する円板状部材である。第2プーリ332bは、第1プーリ332aと同様の円板状部材であって、第1プーリ332aの下側に配置された部材である。伝達ベルト332cは、第1プーリ332aの動力を第2プーリ332b及び後述する第3プーリ341に伝達するための部材であって、無端の帯状部材である。また、伝達ベルト332cは、第1プーリ332aと第2プーリ332bと第3プーリ341とに掛け渡された部材であって、第1プーリ332aが回転させられると第1プーリ332aから動力が伝達され循環させられる。第1伝達カム332dは、第2プーリ332bの軸(第2プーリ回転軸332j)が設けられた部材であって、略楕円形状の板状部材である。また、第1伝達カム332dは、第2プーリ332bの回転に伴って図5において反時計回りに回転する。第1かさ歯ギア332eは、第1伝達カム332dと同軸に設けられた部材であって、第2プーリ回転軸332jの回転に伴って第1伝達カム332dと同方向に回転させられる。中間伝達ギア332fは、第1かさ歯ギア332eと互いに噛み合うギアであって、フレーム2から延びる支持部材332mによって支持されている。第2かさ歯ギア332gは、中間伝達ギア332fに噛み合うギアであって、第1かさ歯ギア332eの回転方向に対して逆方向に回転する。第2伝達カム332hは、第2かさ歯ギア332gに取り付けられた部材であって、略円形状のカムである。また、第2伝達カム332hは、第1伝達カム332dとは逆方向、すなわち図5において時計回りに回転する。ここで、第1伝達カム332dの最も第2プーリ回転軸332jからの距離が遠い部分(以下、第1伝達最遠部分332k)は、第2伝達カム332hの第2プーリ回転軸332jからの距離が最も遠い部分(以下、第2伝達最遠部332n)よりも遠くなっている。アレイ状部材332iは、2つの円柱状部分332oと2つの円柱状部分332oをつなぐ棒状部332pとを有しており、2つの円柱状部分332oはそれぞれ第1伝達カム332dと第2伝達カム332hとの少なくとも一方に接触している。また、アレイ状部材332iの棒状部332pは一端側で第1中間伝達部材333の端部に接続されている。ここで、第1伝達カム332dの第1伝達最遠部分332kの近傍がアレイ状部材332i側に位置している際には、アレイ状部材332iは第1伝達カム332dに接触しており、それ以外の場合、すなわち第1伝達カム332dの第1伝達最遠部分332kの近傍がアレイ状部材332i側に位置していない場合には、第2伝達カム332hがアレイ状部材332iに接触している。そして、アレイ状部材332iは、第2伝達カム332hに接触している際には第2伝達カム332hの回転に伴って図5において反時計回りに回転させられる。一方、アレイ状部材332iが第1伝達カム332dに接触している際には第1伝達カム332dの回転に伴って図5における時計回りに回転させられる。第1中間伝達部材333は、T字状の部材であって、一部がフレーム2に支持されている。第2中間伝達部材333aは、板状部分333gと板状部分333gの端部に設けられた軸部333hとを有しており、この第2中間伝達部材333aには、第1中間伝達部材333の一端が接続されている。この第1中間伝達部材333が接続される部分には略楕円形状の孔が空いており、この孔に第1中間伝達部材333の端部に設けられた軸が配置されている。なお、第1中間伝達部材333は第2中間伝達部材333aに対して相対回転可能である。第1回転ギア333bは第2中間伝達部材333aの軸部333hの端部に取り付けられたギアである。第2回転ギア333cは第1回転ギア333bに噛み合うギア部材である。
【0078】
基板334は、第2回転ギア333cに取り付けられた板状の部材であって、第2回転ギア333cの回転に伴って回転させられる部材である。また、基板334はコの字状に形成された板状の部材である。基板334には板をL字状に曲げた形に形成された支持部材334aが2つ配置されており、この2つの支持部材334aによって載置部材31が固定されている。載置部材31に被折り畳み物が載置される前の状態において下側に配置される支持部材334aには複数の板状部材32が回動自在に支持されている。さらに、基板334の回転に伴って載置部材31および複数の板状部材32が回転する。なお、載置部材31は被折り畳み物を載置する前には図1の状態、すなわち一方の面が図1の上側を向くように配置されている。
【0079】
回動機構34は、図5及び図7、図8に示すように、複数の板状部材32を載置部材31側に回動させる機構であって、載置部材31の第2端部31bに配置されている。また、回動機構34は、第1駆動モータ331と、第1プーリ332aと、第3プーリ341と、伝達ベルト332cと、回動機構回転軸342と、第1回動ギア343と、第2回動ギア344と、第2回動軸345と、 第1回動カム346と、第1回動板部材347と、第2回動板部材348と、第1回動軸349と、第2回動カム350と、第3回動板部材351と、第4回動板部材352と、第2回動軸353と、第3回動カム354と、第5回動板部材355と、第6回動板部材356と、第3回動軸357と、を備えている。第3プーリ341は、第1プーリ332a及び第2プーリ332bと同じ形状の円板状部材であって、第1プーリ332aの上側に配置されている。回動機構回転軸342は、第3プーリ341に取り付けられた軸部材であって、フレーム2を貫通して配置されている。この回動機構回転軸342には、フレーム2に対して相対回転を可能にするためにベアリングや支持円筒部材が配置されている。第1回動ギア343は、回動機構回転軸342の端部に配置された部材であって、第2回転ギア333cに近接して設けられている。また、第1回動ギア343は第2回動軸345に対して螺旋状にネジ山が形成されたヘリカルギアである。第2回動ギア344は、第1回動ギア343に噛み合うギアであって、第1回動ギア343の上側に配置されている。また、第2回動ギア344は第1回動ギア343と互いに噛み合う螺旋状のネジ山が形成されたヘリカルギアである。第2回動軸345は、第2回動ギア344を貫通している軸状の部材であって、第2回動ギア344の回転に伴って回転させられる。第1回動カム346は、第2回動軸345の一端に取り付けられ、外周に第1回動板部材347が取り付けられている。また、この第1回動カム346は、図1おいて反時計回りに回転する。第1回動板部材347は、一方向に延びる板状の部材であって、一端には第1回動カム346が固定されており、他端には第2回動板部材348が配置されている。また、第1回動板部材347は中央で基板334に回動自在に取り付けられている(図1参照)。第2回動板部材348は、一方向に延びる板状部材であって、中央に第2回動板部材348が延びる方向に沿って延びる孔が設けられている。また、第2回動板部材348は、一端に第1回動軸349が取り付けられている。このために、第1回動カム346が回転すると、第1回動カム346の回転に伴って第1回動板部材347及び第2回動板部材348が回転させられ、第2回動板部材348の回転に伴って第1回動軸349が回転させられる。第1回軸349が回転すると第1板状部材321が載置部材31に回動する。第1回動軸349は、第1板状部材321の第1接続部321aに取り付けられている部分である。第2回動カム350は、第2回動軸345の他端の近傍に設けられた部材であって、外周に第3回動板部材351が取り付けられている。第3回動板部材351は、一端が第2回動カム350に取り付けられ、他端が第4回動板部材352に取り付けられた板状の部材である。第4回動板部材352は、中央に一方向に延びる孔が形成されており、この孔に第3回動板部材351の一端に設けられた軸が回動自在に配置されている。また、第4回動板部材352は、一端に第2回動軸353が配置されている。第2回動軸353は、円筒状の部材であって、第4回動板部材352が配置されている側の逆側端部に第2板状部材322が配置されている。ここでは、第2回動軸345が回転すると、第3回動板部材351と第4回動板部材352とを介して第2回動軸353が回転し、第2板状部材322が載置部材31側に回動する。第3回動カム354は、第2回動軸345の第2回動カム350よりもさらに他端側に配置されており、外周に第5回動板部材355が取り付けられている。第5回動板部材355は、一端が第3回動カム354の外周に固定されており、他端に第6回動板部材356が取り付けられた板状の部材である。第6回動板部材356は、中央に一方向に延びて孔が形成されており、他端には、第3回動軸357が配置されている。また、第6回動板部材356の孔に第5回動板部材355の端部設けられた軸が配置されている。ここでは、第2回動軸345が回転すると、この回転に伴って第5回動板部材355及び第6回動板部材356を介して第3回動軸357が回転させられる。第3回357が回転すると、第3板状部材323が載置部材31側に回動する。第3回動軸357は、一端が第6回動板部材356に取り付けられ、他端の近傍に第3板状部材323が取り付けられている。そして、第3回動軸357は、第2回動軸353を貫通して配置されている。
【0080】
4.運搬装置
運搬部4は、図1及び図9、図10に示すように、被折り畳み物を折り畳んだ折畳物を所定の場所に運搬する装置であって、折り畳み部3の下側に配置されている。運搬部4は、狭持機構41と、被運搬物移動機構43と、を備えている。
【0081】
狭持機構41は、折り畳まれたシャツを狭持するための機構であって、後述する被運搬物載置部材431の端部設けられた第1狭持部材411と、後述する被運搬物載置部材431の端部設けられた第2狭持部材412と、狭持部材移動機構42とを備えている。第1狭持部材411は、載置部材31の切り欠き311を通過可能な板状の部材であって、後述する被運搬物載置部材431が最も下側に位置する状態において載置部材31の下側に配置されている。第2狭持部材412は、第1狭持部材411に対向するように載置部材31の上側に配置され、載置部材31の切り欠き311を通過可能な板状の部材である。また、第2狭持部材412は「く」の字状に屈曲した部材である。狭持部材移動機構42は、折り畳まれたシャツを狭持した第1狭持部材411及び第2狭持部材412を移動させる機構であって、第1狭持回転軸421と、第1狭持レバー422と、第2狭持回転軸423と、第2狭持レバー424と、第1狭持レバー用突起425と、第2狭持レバー用突起426と、を備えている。第1狭持回転軸421は、一端に第1狭持部材411が設けられた部材であって、後述する被運搬物載置部材431が延びる方向に直交する方向に延びる軸部材である。第1狭持レバー422は、第1狭持回転軸421の他端に配置された部分であって、第1狭持回転軸421の延びる方向に直交する方向に設けられている。また、第1狭持レバー422を回転させることで、第1狭持回転軸421を回転させることができ、第1狭持部材411を回動させることができる。第2狭持回転軸423は、第1狭持回転軸421が延びる方向に延びる部材であって、第1狭持部材411が配置されている側端部に隣接するように配置されている。また、第2狭持回転軸423は、第1狭持回転軸421に対して相対回転可能であって、第1狭持回転軸421が配置されている側端部に第2狭持部材412が設けられている。具体的には、図10に示すように、第2狭持部材412は中間接続部材423aを介して第2狭持回転軸423に取り付けられている。なお、中間接続部材423aは、長方形状の支持部423dと、第2狭持部材412を第1狭持部材411の軸方向位置(第1狭持回転軸421及び第2狭持回転軸423の軸方向)と同じ軸方向位置に位置させる接続部423eとを第2狭持回転軸423に備えている。第2狭持レバー424は、第2狭持回転軸423の第2狭持部材412側の逆側端部に設けられた部分であって、第2狭持回転軸423の延びる方向に直交する方向に設けられている。また、第2狭持レバー424を回転させることで、第2狭持回転軸423を回転させることができ、その結果、第2狭持部材412を被折り畳み物側に回動させることができる。第1狭持レバー用突起425は、後述する狭持回転軸ガイド部材44の近傍に設けられた部材であって、第1狭持回転軸421の移動に伴って第1狭持レバー422を回転させる。すなわち、第1狭持部材411を折畳物側に回動させる。第2狭持レバー用突起426は、後述する狭持回転軸ガイド部材44の近傍に設けられた部材であって、第2狭持回転軸423の移動に伴って第2狭持レバー424を回転させる。すなわち、第2狭持部材412を折り畳まれたシャツ側に回動させる。なお、第1狭持回転軸421の第1狭持部材411が配置されている側の逆側の端部及び第2狭持回転軸423の第1狭持部材411が配置されている側の逆側の端部には狭持接触レバー49(図16参照)が配置されている。
【0082】
被運搬物移動機構43は、折り畳まれたシャツを所定の位置に移動させる為の機構であって、被運搬物載置部材431と、第2駆動モータ432と、第1移動プーリ433と、第2移動プーリ434と、第3移動プーリ438と、移動伝達ベルト435と、第1ガイド棒436と、第2ガイド棒439と、第1移動ガイド部材437aと、第2移動ガイド部材437bと、狭持回転軸ガイド部材44と、を備えている。
【0083】
被運搬物載置部材431は、載置部材31と略同形状の板状の部材であって、一端には第1及び第2狭持回転軸421、423が配置されている。また、第1及び第2狭持回転軸421、423が配置されている側端部には切り欠き431aが設けられており第1狭持部材411及び第2狭持部材412が通過可能である。さらに、第1及び第2狭持回転軸421、423が配置されている側の逆側端部には、第1及び第2狭持回転軸421、423に平行な軸部材431bが配置されている。
【0084】
第2駆動モータ432は、被運搬物載置部材431を移動させるための動力を発生させる部材であって、装置の下部に配置されている。
【0085】
第1移動プーリ433は、第2駆動モータ432に取り付けられた円板状の部材である。
【0086】
第2移動プーリ434は、第1移動プーリ433の上側であって、回転機構33が設けられている側端部に設けられた円板状の部材であって、フレーム2に取り付けられている。
【0087】
第3移動プーリ438は、第2移動プーリ434と同じ高さ位置に設けられており、第2移動プーリ434が設けられている側端部の逆側端部に配置されている。
【0088】
移動伝達ベルト435は、第1移動プーリ433と第2移動プーリ434との間に掛け渡された部材であって、第1移動プーリ433が回転させられると循環する。
【0089】
第1ガイド棒436は、両端がフレーム2に取り付けられた棒状の部材であって、フレーム2の底面に対して略平行に設けられている。
【0090】
第2ガイド棒439は、両端がフレーム2に固定されている部材であって、狭持回転軸ガイド部材44の上側に設けられている。また、第2ガイド棒439は第1ガイド棒436に平行に配置された部材である。
【0091】
第1移動ガイド部材437aは、第1及び第2ガイド棒436、439に略直交する方向、すなわち略垂直方向に延びる部材であって、第1ガイド棒436と第2ガイド棒439との間に配置されている。第1移動ガイド部材437aは、第1及び第2ガイド棒436、439に対してスライド自在になるように移動伝達ベルト435ならびに第1及び第2ガイド棒436、439に取り付けられている。このために、第2駆動モータ432が回転し、移動伝達ベルト435が循環すると、第1移動ガイド部材437aが第1及び第2ガイド棒436、439に沿ってスライドする。また、第1移動ガイド部材437aには、略垂直方向に延びる第1スリット437cが形成されており、この第1スリット437cには第1狭持回転軸421が挿通されている具体的には、第1狭持回転軸421は、第2狭持部材412側端部と第2狭持レバー424との間に配置されている。
【0092】
第2移動ガイド部材437bは、第1及び第2ガイド棒436、439に略直交する方向、すなわち略垂直方向に延びる部材であって、第1ガイド棒436と第2ガイド棒439との間に配置されている。また、第2移動ガイド部材437bは、第1移動ガイド部材437aと略平行に配置された部材であって、第1移動ガイド部材437aの図1における右側に配置されている。さらに、第2移動ガイド部材437bは第1及び第2ガイド棒436、439に対してスライド自在になるように移動伝達ベルト435ならび第1及び第2ガイド棒436、439に取り付けられている。このために、第2駆動モータ432が回転し、移動伝達ベルト435が循環すると、第2移動ガイド部材437bが第1及び第2ガイド棒436、439に沿ってスライドする。また、第2移動ガイド部材437bには、略垂直方向に延びる第2スリット437dが形成されており、この第2スリット437dには軸部材431bが挿通されている。ここでは、第1ガイド棒436と第2ガイド棒439との間に第1及び第2移動ガイド部材437a、437bが配置されているために第1及び第2移動ガイド部材437a、437bの支持が安定する。
【0093】
狭持回転軸ガイド部材44は、被運搬物載置部材431の移動をガイドするための部材であって、第1及び第2狭持回転軸421、423の軸方向外側にそれぞれ配置されている一対の部材である。また、狭持回転軸ガイド部材44は、折畳物を被運搬物載置部材431の上に載置する載置位置と、折畳物を積み重ね部5の積み重ね板51に積み重ねる積み重ね位置との間を被運搬物載置部材431が移動可能なようにガイドしている。狭持回転軸ガイド部材44は、第1ガイド部441と、第2ガイド部442と、第3ガイド部443と、第4ガイド部444と、第1回動ガイド部材445と、第2回動ガイド部材446と、第3回動ガイド部材447と、第4回動ガイド部材448とを有している。また、第1ガイド部441と、第2ガイド部442と、第3ガイド部443と、第4ガイド部444とには、第1及び第2狭持回転軸421、423と軸部材431bが移動可能な幅の溝が形成されている。
【0094】
第1ガイド部441は、回転機構33及び回動機構34が配置されている側の端部が他方側の端部よりも上側に位置するように傾けて配置されており、所定の長さを有している。なお、第1ガイド部441と第3ガイド部443とが接続する部分の近傍に第1狭持レバー用突起425が配置され、第1ガイド部441と第3ガイド部443との接続部分の近傍に第狭持レバー用突起426(図9参照)が配置されている。
【0095】
第2ガイド部442は、回転機構33及び回動機構34が配置されている側の端部が他方側の端部よりも下側に位置するように傾けて配置されており、所定の長さを有している。また、第2ガイド部442は、第1ガイド部441と一端で接続されている。なお、被運搬物載置部材431は初期状態(被運搬物(シャツなど)を被運搬物載置部材に未だ載置していない状態)で第2ガイド部442の回転機構33及び回動機構34が配置されている側端部に配置されている。
【0096】
第3ガイド部443は、第1ガイド部441と第2ガイド部442とを接続する部分であって、第1ガイド部441と第2ガイド部442との接続部分から一定の距離離れた場所に配置された円弧状の部分である。ここで、一定の距離とは、第1及び第2狭持回転軸421、423と軸部材431bとの間の距離と同じ距離である。そのために、第1及び第2狭持回転軸421、423が第1ガイド部441と第2ガイド部442との接続部分に位置している状態で、軸部材431bは第3ガイド部443を移動可能である。
【0097】
第4ガイド部444は、第1ガイド部441と第2ガイド部442とを接続するように配置され、第3ガイド部443よりも載置位置及び積み重ね位置側に配置されている。また、第4ガイド部444は、略円弧状に形成された部分であって、第2ガイド部442の略中央から第1ガイド部441の回転機構33が配置されている側の端部の近傍に接続されている。
【0098】
第1回動ガイド部材445は、板状の部材であって、第1ガイド部441に第2ガイド部442が接続されている部分、すなわち第1ガイド部441及び第2ガイド部442の回転機構33が配置されている側の逆側の端部(図1における)に配置されている。また、第1回動ガイド部材445は、第1回動ガイド回転軸445aと、第1回動ガイド上側部材445bと、第1回動ガイド中間部材445cと、第1回動ガイド下側部材445dと、第1回動ガイド上側ストッパー445eと、第1回動ガイド下側ストッパー445fとを有している。第1回動ガイド回転軸445aは、フレーム2に取り付けられた円柱状の部材であって、第1ガイド部441が第2ガイド部442に接続されている部分に配置されている。第1回動ガイド上側部材445bは、第回動ガイド中間部材445c及び第回動ガイド下側部材445dよりも高さ位置の高い位置に配置された部材であって、第1回動ガイド回転軸445aに一端が回動自在に取り付けられている。第1回動ガイド中間部材445cは、第1回動ガイド上側部材445bと第1回動ガイド下側部材445dとの間に配置された部材であって、一端が第1回動ガイド回転軸445aに回動自在に取り付けられている。第1回動ガイド下側部材445dは一端が第1回動ガイド回転軸445aに回動自在に取り付けられている。第1回動ガイド上側ストッパー445eは、第1回動ガイド回転軸445aよりも上側に設けられた部材であって、円柱状の部材である。第1回動ガイド下側ストッパー445fは、第1回動ガイド回転軸445aの下側に配置された部材であって、第1回動ガイド下側部材445dに接触することで、第1回動ガイド下側部材445dの回動を止める部材である。
【0099】
なお、第1回動ガイド下側ストッパー445fと第1回動ガイド下側部材445dとが接触している状態では、図11のように第2ガイド部442の端部に第1回動ガイド上側部材445bの第1回動ガイド回転軸445aが配置されていない側端部と第1回動ガイド中間部材445cの第1回動ガイド回転軸445aが配置されていない側端部とが位置している。また、第1回動ガイド上側ストッパー445eの第1回動ガイド上側部材445bと接触する部分及び第1回動ガイド上側部材445bの第1回動ガイド上側ストッパー445eに対向する面には面ファスナーが配置されており、これらの面ファスナーが接触することで、図12に示すように、第1回動ガイド上側部材445bが第1回動ガイド上側ストッパー445eに接触した状態で保持される。第1回動ガイド上側ストッパー445eに第1回動ガイド上側部材445bが接触している状態では、第2ガイド部442の回転機構33が配置されている側の端部の逆側端部に第1回動ガイド中間部材445cの第1回動ガイド回転軸445a側の逆側端部と第1回動ガイド下側部材445dの第1回動ガイド回転軸445aが配置されている側の逆側端部とが位置している。
【0100】
第2回動ガイド部材446は、図13に示すように、第1ガイド部441に第3ガイド部443が接続される部分に設けられた部材であって、第1及び第2狭持回転軸421、423が第2ガイド部442の上側に位置する際には第1ガイド部441から第3ガイド部443へ移動できないようにし、軸部材431bが第1ガイド部441の回転機構33が配置されている側端部から回転機構33が配置されている側端部の逆側端部に向かって移動する際には第1ガイド部441から第3ガイド部443に軸部材431bを移動させるための部材である。また、第2回動ガイド部材446は、第2回動ガイド回転軸446aと、第2回動ガイド分岐部材446bとを有している。第2回動ガイド回転軸446aは円柱状の部材である。第2回動ガイド分岐部材446bは、板状の部材であって、一端が第2回動ガイド回転軸446aに取り付けられている。また、第2回動ガイド分岐部材446bは、図13に示すように第1ガイド部441に対して所定の角度傾けて斜めに配置されている部材であって、回転機構33が配置されている側と回転機構33が配置されている側の逆側とを遮断している。なお、第2回動ガイド分岐部材446bは第2回動ガイド回転軸446a周りに回動可能であるが、回動不能に固定しても良い。
【0101】
第3回動ガイド部材447は、図14に示すように、第1ガイド部441に第4ガイド部444が接続される部分に設けられた部材であって、軸部材431bの第4ガイド部444側から第1ガイド部441側への移動を許容し、軸部材431bの第1ガイド部441側から第4ガイド部444側への移動を遮断する部材である。また、第3回動ガイド部材447は、第3回動ガイド回転軸447aと、第3回動ガイド分岐部材447bとを有している。第3回動ガイド回転軸447aは、円柱状の部材である。第3回動ガイド分岐部材447bは、一端が第3回動ガイド回転軸447aに取り付けられており、第4ガイド部444の幅よりも長い板状の部材である。また、第3回動ガイド分岐部材447bは、第3ガイド部443を塞ぐように配置された部材であって、第3ガイド部443側から第1ガイド部441側に第1及び第2狭持回転軸421、423が移動する際に回動する。
【0102】
第4回動ガイド部材448は、図15及び図16に示すように、第2ガイド部442に第4ガイド部444が接続されている部分に設けられており、第1及び第2狭持回転軸421、423及び軸部材431bが移動する方向を分岐する為の部材である。また、第4回動ガイド部材448は、第4回動ガイド回転軸448aと、第1分岐ガイド部材448bと、第2分岐ガイド部材448cと、第3分岐ガイド部材448dとを有している。なお、第1ガイド部441に第4ガイド部444が接続される部分には、図15に示すように、第2分岐ガイド部材448cの回転を停止させる第1ストッパー448eと、第3分岐ガイド部材448dの回転を停止させる第2ストッパー448fとが設けられている。第4回動ガイド回転軸448aは円柱状の部材である。第1分岐ガイド部材448bは、被運搬物載置部材431が積み重ね位置に位置する際に第1ガイド部441の回転機構33が配置されている側と回転機構33が配置されている側の逆側とを遮断するように配置されている部材であって、板状の部材である。また、第1分岐ガイド部材448bは一端が第4回動ガイド回転軸448aに回転自在に取り付けられている。第1分岐ガイド部材448bの他端の先端には被運搬物載置部材431が積み重ね位置に位置する状態で下側端部が上側端部よりも図15の左(図1の右)側に位置するように傾斜面448gが設けられている。第2分岐ガイド部材448cは、第1及び第2狭持回転軸421、423が第1ガイド部441から第4ガイド部444側に移動する際に第1及び第2狭持回転軸421、423を第4ガイド部444側へガイドするための部材であって、板状の部材である。第2分岐ガイド部材448cは、第4回動ガイド回転軸448aを中心に回転し、第1ストッパー448eに接触した状態で第2ガイド部442の一部を構成する。第3分岐ガイド部材448dは、被運搬物載置部材431が積み重ね位置に位置する状態で第2ストッパー448fに接触しており、一端が第4回動ガイド回転軸448aに取り付けられている「レ」の字状の板状部材である。また、第3分岐ガイド部材448dは第2ストッパー448f側の先端近傍に図15の紙面手前側に斜めに延びる接触部分448hを有している。この第3分岐ガイド部材448dの接触部分448hと第1及び第2狭持回転軸421、423のガイド部の近傍に設けられた狭持接触レバー49(図16参照)とが接触しながら、回転機構33が設けられている方向に軸部材431bが移動することで第4回動ガイド回転軸448a回りに回転させる。また、第1ガイド部441及び第4ガイド部444にはそれぞれ、第1狭持レバー用突起425、第2狭持レバー用突起426が配置されている。なお、載置部材31の一端側に被折り畳み物の一部が垂れ下がっている場合に、被運搬物載置部材431が積み重ね位置から載置位置に移動する際に被折り畳み物の一部を載置部材31との間で挟み込み折り畳むことができる。
【0103】
5.積み重ね部5
積み重ね部5は、折り畳まれたシャツなどの折畳物が載置され、折畳物が積み重ねられていく装置であって、装置の下部に配置されている。また、積み重ね部5は、積み重ね板51と、積み重ねガイド棒52と、仕切り板53と、スプリング54と備えている。
【0104】
積み重ね板51は、被運搬物載置部材431が積み重ね位置に位置する際に、被運搬物載置部材431の下側に位置するように設けられた板状の部材である。さらに、積み重ね板51には積み重ねガイド棒52が挿通可能な孔が2つ設けられている。
【0105】
積み重ねガイド棒52は、フレーム2の底面から所定の高さまで略垂直に延びる部材であって、積み重ね板51の孔を貫通するように配置されている。
【0106】
仕切り板53は、積み重ね板51に積み重ねられた折畳物が崩れないように支持する部材であって、積み重ね板51の端部に配置されている。
【0107】
スプリング54は、折畳物の重量に応じて縮む部材であって、積み重ねガイド棒52が貫通するように配置されている。また、スプリング54はフレーム2の底面と積み重ね板51との間に配置されている。このために、積み重ね板51に折畳物が載置されていくと、折畳物の重量によってスプリング54は縮められていく。
【0108】
ここでは、積み重ね板51の上に載置される折畳物の量が増えて重くなるのに伴って、折畳物の自重に応じて積み重ね板51の高さ位置が下がり、新たな折畳物を収容して積み重ねることができる空間が増える。
【0109】
6.動作
折り畳み動作について説明する。
【0110】
載置部材31の初期状態は、図1のような状態である、すなわち載置部材31が装置の第1ガイド部441に略平行状態であり、複数の板状部材32が載置部材31に対して略直交する角度に開いている。この状態で、図18に示すように、被折り畳み物、例えばシャツを一部が載置部材31から垂れ下がるように載置部材31の一方側の面の上に載置する(第1工程)。第1駆動モータ331の動力によって第1プーリ332aを介して第2プーリ332bが回転させられ、第2プーリ332bの回転に伴って第1伝達カム332d及び第2伝達カム332hが回転させられる。このときアレイ状部材332iは第2伝達カム332hによって図5における反時計回りに回転させられる。このアレイ状部材332iの回転によって載置部材31が図19のように初期状態から90度傾いた状態に変化する。この変化に伴って、載置部材31の上に載置されたシャツの一部(一方の袖など)が重力によって載置部材31のシャツを載置している側の逆側の面の近傍に位置するように架けられる(第2工程)(図20参照)。そして、このとき第3プーリ341も第1プーリ332aの回転に伴って回転しており、第3プーリ341の回転に伴って第2回動軸345が回転させられる。第2回動軸345の回転に伴って第1回動カム346が回転し、第1回動カム346の回転に伴って第1板状部材321が載置部材31側に回動する(第3工程)。このとき、載置部材31と第1板状部材321との間でシャツの一部(一方の袖など)が挟まれることで折り畳まれる(図21参照)。
【0111】
この状態から、第2プーリ332bがさらに回転し、第1伝達カム332dの第1伝達最遠部分332kがアレイ状部材332iと接触し始め、アレイ状部材332iは図5における時計回りに回転させられる。そして、このアレイ状部材332iの回転に伴って、載置部材31及び第1板状部材321は図5における時計回りに180度回転させられる。このとき、図22に示すように、第1板状部材321の載置部材31に対向している面の逆側の面の近傍にシャツの一部(他方の袖など)が位置させられる(第4工程)。このとき、第2プーリ332bもさらに回転させられる。第2プーリ332bの回転によって第2回動軸353が回転させられ、第2回動カム350が回転する。第2回動カム350の回転によって第2板状部材322が第1板状部材321側に回動する。そして、図23に示すように、第2板状部材322の回動によって第1板状部材321と第2板状部材322とによってシャツの一部(他方の袖など)が挟まれて折り畳まれる(第5工程)。
【0112】
この状態から、第1プーリ332aがさらに回転する。この回転に伴って第2プーリ332bが回転し、第1伝達カム332d及び第2伝達カム332hが回転する。このとき、第2伝達カム332hがアレイ状部材332iに接触し、第2伝達カム332hの回転に伴ってアレイ状部材332iは図5における反時計回りに回転させられる。そして、アレイ状部材332iの回転に伴って載置部材31と第1及び第2板状部材321、322が図9における反時計回りに180度回転する。このとき、図24に示すように、第2板状部材322の第1板状部材321に対向する面の逆側の面の近傍にシャツの一部(他方の袖の端部など)が位置させられる(第6工程)。そして、このとき同時に第3プーリ341もさらに回転させられており、第3プーリ341の回転によって第2回動軸345が回転する。第2回動軸345の回転によって第3回動カム354が回転し、第3板状部材323が第2板状部材322側に向かって回動する(第7工程)。図25に示すように、第2板状部材322と第3板状部材323とによってシャツの一部(他方の袖の端部など)が挟まれて折り畳まれる。
【0113】
この状態からさらに第2プーリ332bが回転し、載置部材31及び複数の板状部材32を図9における時計回りに90度回転させられる。
【0114】
次に、運搬動作について説明する。
【0115】
運搬部4は初期状態で図1に示すような状態、すなわち被運搬物載置部材431の高さ位置が最も低い状態である。載置部材31及び複数の板状部材32によって被折り畳み物が折り畳まれた後に、第2駆動モータ432の動力によって第1移動プーリ433が回転させられる。第1移動プーリ433の回転に伴って移動伝達ベルト435が循環させられる。移動伝達ベルト435の循環によって第1移動ガイド部材437a及び第2移動ガイド部材437bが図1の左側に向かって移動する。被運搬物載置部材431が図1の最も左側まで移動すると、第1狭持回転軸421及び第2狭持回転軸423が第1回動ガイド上側部材445bと第1回動ガイド中間部材445cとの間に移動し、第1回動ガイド回転軸445aの近傍に到達する。そして被運搬物載置部材431が図1の左側に向かって移動する。このとき、第1回動ガイド部材445を回転させ、図11の状態から図12の状態に移動させる。このとき、軸部材431bは第4回動ガイド部材448の第1分岐ガイド部材448bにガイドされて、第4ガイド部444側に移動する。具体的には、軸部材431b図15の上側に移動し、第2分岐ガイド部材448cを図15の左側に移動させる。そして、軸部材431bが第2分岐ガイド部材448cの図15における上側を移動し、第4ガイド部444に移動する。そして、徐々に図1の右側に被運搬物載置部材431が移動し、載置部材31の近傍まで移動する。そして、被運搬物載置部材431が載置部材31の近傍に移動すると第1狭持レバー422が第1狭持レバー用突起425によって回動させられると共に第2狭持レバー424が第2狭持レバー用突起426によって回動させられる。第1狭持レバー422と第2狭持レバー424とが回動すると、載置部材31と複数の板状部材32とに支持されたシャツを第1狭持レバー422と第2狭持レバー424とによって狭持する。このようにシャツを狭持した状態で被運搬物載置部材431が第1ガイド部441に沿って移動する。このとき第1狭持レバー422が第1狭持レバー用突起425によってシャツから離れるように回動させられると共に第2狭持レバー424が第2狭持レバー用突起426によってシャツからはなれるように回動させられる。第1狭持回転軸421及び第2狭持回転軸423が第1ガイド部441の高さ位置が最も低い位置に移動する際に、軸部材431bが第3ガイド部443に沿って第2ガイド部442側に移動する。このとき、第1狭持回転軸421及び第2狭持回転軸423が移動して、第1回動ガイド回転軸445aの近傍に到達すると、第1回動ガイド回転軸445aが図12の状態から図11の状態に変化させられる。このとき、軸部材431bは、第3ガイド部443を通過して第2ガイド部442側に移動する。その後、図1の右側に被運搬物載置部材431が移動し、狭持接触レバー49と第4回動ガイド部材448の接触部分448hとが接触する。第4回動ガイド部材448を回転させることで図17の状態から図15の状態に変化させ、積み重ね位置まで移動する。
【0116】
積み重ね動作について説明する。
【0117】
被運搬物載置部材431が積み重ね位置(第2ガイド部442の高さ位置が最も低い位置の近傍)に移動し、積み重ね位置から移動する際に積み重ね板51上にシャツが載置される。1枚目のシャツが載置された後、上記の折り畳み動作及び運搬動作を繰り返すことによって2枚目のシャツを積み重ね位置に運搬し、2枚目のシャツを積み重ね板51に積み重ねる。このように順々に折り畳まれたシャツを積み重ねていく。このとき、シャツの重みに応じてスプリング54が縮み、積み重ね板51の高さ位置を調整する。そして、このように積み重ねられたシャツなどが開口21から装置外部に取り出される。
【0118】
ここでは、光電センサを必要としない構成であるためにコストを抑えることができる。また、載置部材31の下側側方にシャツなどを折り畳むための板状部材を載置部材31の下側に移動させる機構を設ける必要が無くシャツなどを折り畳む機構の構成を簡単にすることができ、メンテナンス及び修理がしやすくなる。
[第2実施形態]
1.全体構成
図26に本発明の第2実施形態に係る折り畳み装置10を示す。この折り畳み装置10は、被折り畳み物、例えばシャツやタオルなどを折り畳むための装置であって、フレーム12と、折り畳み部6と、載置装置7と、運搬部14と、積み重ね部15とを備えている。ここで、第2実施形態に係る折り畳み装置10のフレーム12、運搬部14、積み重ね部15は第1実施形態に係る折り畳み装置1と同じ構成であるために、説明を省略する。
【0119】
2.折り畳み部
折り畳み部6は、被折り畳み物としてのシャツなどを折り畳む部分であって、載置部材61(載置部材またはプレート部材)と、複数の板状部材62と、蒸気供給装置63と、回転機構64と、回動機構65とを備えている。また、折り畳み部6は、装置全体の上部に配置されており、フレーム12に支持されている。
【0120】
載置部材61は、シャツなどの被折り畳み物を載置可能な部材であって、長手方向の第1端部61aが第1端部61aに対向する第2端部61bよりも低い位置に位置するように設けられている。すなわち所定の角度傾けて配置されており、回転機構64の基板644に取り付けられている。また、載置部材61は、図29に示すように、第1細板61cと、第2細板61dとを有している。第1細板61cは、一方向に延びる平板状の部材であって、内部に蒸気が通過可能な流路611が全体に形成されている。また、第1細板61cには流路611から蒸気を被折り畳み物に供給するための蒸気孔612が設けられている。第2細板61dは、第1細板61cとほぼ同様の構成であり、第1細板61cと並行に並べて配置されている。そして、第1細板61cと第2細板61dとの間には隙間が形成されている。なお、第1細板61cと第2細板61dとは、後述する載置部材移動モータ613等によって互いにスライド可能になっている。
【0121】
複数の板状部材62は、被折り畳み物を段階的に折り畳んでいくための部材であって、第1板状部材621と、第2板状部材622と、第3板状部材623と、第4板状部材624とを有している。また、複数の板状部材62は、一端が載置部材61の第2端部61bの近傍に一端を中心として回動自在に取り付けられている。
【0122】
第1板状部材621は、図27に示すように、第1接続部621aと、第1挟み板状部621bとを有しており、載置部材61との間で被折り畳み物を挟み込む前の状態では載置部材61が延びる方向に対して略直交する方向に配置されている。第1接続部621aは、図28に示すように、筒状の第1筒状接続部621dと、第1筒状接続部621dから径方向外周側に突出し、略L字状の第1接続板部621eとを有する。第1筒状接続部621dには第1板状部材621を回動させるための後述する回動基軸652(図28参照)が貫通している。第1挟み板状部621bは、第1接続部621aの第1筒状接続部621dが配置されている側の逆側端部に接続された部分であって、第1接続部621aが配置されている方向に対向する方向に延びる板状の部分である。第1挟み板状部621bは、第1及び第2細板61c、61dよりも幅の広い板状の部分であって、第1細板61cに接触可能な位置に配置されている。また、第1挟み板状部621bは、略長方形状の部分であって、被折り畳み物の一部を載置部材61または第2板状部材622との間で挟みこむ部分である。さらに、第1挟み板状部621bには、第1細板61c及び第2細板61dと同様に、内部に流体及び蒸気が通過可能な流路(図示せず)及びこの流路から蒸気を被折り畳み物に供給するための蒸気孔(図示せず)が形成されている。
【0123】
第2板状部材622は、図27に示すように、第2接続部622aと、第2挟み板状部622bとを有しており、被折り畳み物を折り畳む前の状態で載置部材61が延びる方向に対して略直交する方向に延びて配置されている。第2接続部622aは、図28に示すように、筒状の第2筒状接続部622dと、第2筒状接続部622dから径方向外周側に突出し、略L字状の第2接続板部622eとを有する。第2筒状接続部622dには第2板状部材622を回動させるための後述する回動基軸652が貫通している(図28参照)。第2挟み板状部622bは、第2接続部622aの第2筒状接続部622dに接続された部分であって、第2接続部622aの第2筒状接続部622dが配置されている方向の逆方向に延びる板状の部分である。また、第2挟み板状部622bは、第1挟み板状部621bと同様の幅の部材であって、第1板状部材621に幅方向端部において重なり合っている。また、第2挟み板状部622bは、略長方形状の部分であって、被折り畳み物の一部を第1板状部材621または第3板状部材623との間で挟みこむ部分である。そして、第2挟み板状部622bには、第1細板61c及び第2細板61dと同様に、内部に流体及び蒸気が通過可能な流路及びこの流路から蒸気を被折り畳み物に供給するための蒸気孔が形成されている。
【0124】
第3板状部材623は、第3接続部623aと、第3挟み板状部623bとを有しており、被折り畳み物を折り畳む前の状態で載置部材61が延びる方向に対して略直交する方向に延びて配置されている。第3接続部623aは、図28に示すように、筒状の第3筒状接続部623dと、第3筒状接続部623dから径方向外周側に突出し、略L字状の第3接続板部623eとを有する。第3筒状接続部623dには第3板状部材623を回動させるための後述する回動基軸652(図28参照)が貫通している。第3挟み板状部623bは、第3接続板部623eに接続された部分であって、第3筒状接続部623dの逆側に延びる板状の部分である。また、第3挟み板状部623bは、第1及び第2挟み板状部621b、622bとほぼ同じ幅の部材であって、第1板状部材621と同じ幅方向位置に配置された部材である。さらに、第3挟み板状部623bは、略長方形状の部分であって、第1板状部材621との間で被折り畳み物を挟み込む部分である。そして、第3挟み板状部623bには、第1細板61c及び第2細板61dと同様に、内部に流体及び蒸気が通過可能な流路及びこの流路から蒸気を被折り畳み物に供給するための蒸気孔が形成されている。
【0125】
第4板状部材624は、第4接続部624aと、第4挟み板状部624bとを有しており、被折り畳み物を折り畳む前の状態で載置部材61が延びる方向に対して略直交する方向に延びて配置されている。第4接続部624aは、図28に示すように、筒状の第4筒状接続部624dと、第4筒状接続部624dから径方向外周側に突出し、略L字状の第4接続板部624eとを有する。第4筒状接続部624dには第4板状部材624を回動させるための後述する回動基軸652(図28参照)が貫通している。第4挟み板状部624bは、第4接続板部624eに接続された部分であって、第4筒状接続部624dの逆側に延びる板状の部分である。また、第4挟み板状部624bは、第1から第3挟み板状部621b、622b、623bとほぼ同じ幅の部材であって、第2板状部材622と同じ幅方向位置に配置された部材である。さらに、第4挟み板状部624bは、略長方形状の部分であって、第板状部材623との間で被折り畳み物を挟み込む部分である。そして、第4挟み板状部624bは、第1細板61c及び第2細板61dと同様に、内部に流体及び蒸気が通過可能な流路及びこの流路から蒸気を被折り畳み物に供給するための蒸気孔が形成されている。
【0126】
なお、複数の板状部材62は、第1板状部材621、第2板状部材622、第3板状部材623、第4板状部材624の順番で端部が重なるように並べて配置されており、折り畳みの際にはこの順番に載置部材61側に回動する。
【0127】
蒸気供給装置63は、載置部材61及び複数の板状部材62の流路に蒸気を供給するための装置であって、図26に示すように、流体収納タンク631と、ヒータ632と搬送チューブ633とを有している。
【0128】
流体収納タンク631は、流体を収納可能な容器であって、回転機構64の上側に配置されている。
【0129】
ヒータ632は、流体収納タンク631に収納された流体を気化させるための装置であって、流体収納タンク631と搬送チューブ633との間に配置されている。
【0130】
搬送チューブ633は、ヒータ632によって気化された蒸気を載置部材61及び複数の板状部材62の流路に搬送するための部材であって、回転機構64によって載置部材61及び複数の板状部材62が所定角度回転させられた場合であっても切断等しないように柔軟な素材によって形成されている。
【0131】
回転機構64は、載置部材61の長手方向に沿って延びる軸を中心として載置部材61および複数の板状部材62を回転させる機構であって、載置部材61の第2端部61b側に配置されている。また、回転機構64は、図26に示すように、回転駆動モータ641と、第2伝達ギア642と、第2伝達軸643と、基板644とを有している。
【0132】
回転駆動モータ641は、フレーム12に取り付けられた部材であって、載置部材61及び複数の板状部材62を回転させるための動力を発生させる部材である。回転駆動モータ641には、駆動軸641aが設けられており、駆動軸641aに第1伝達ギア641bが取り付けられている。第2伝達ギア642は、第1伝達ギア641bと互いに噛合可能なギアであって、第2伝達軸643に固定されている。このために、第2伝達ギア642が回転することによってその動力は第2伝達軸643に伝達され、第2伝達軸643が回転する。第2伝達軸643はフレーム12にベアリング643aを介して回転自在に取り付けられており、先端に基板644が取り付けられている。
【0133】
基板644は、第2伝達軸643の先端に取り付けられた板状の部材であって、駆動軸641aの回転に伴って回転させられる部材である。
【0134】
なお、この基板644に外面にらせん溝が形成された1対の基軸644aが取り付けられており、この基軸644aに1対の略立方体状の取り付け部材644bが取り付けられており、取り付け部材644bにそれぞれ第1細板61c及び第2細板61dが取り付けられている。そして、基板644には載置部材移動モータ613が設けられており、載置部材移動モータ613は載置部材移動ギア列614を介して基軸644aに動力を伝達可能になっている(図29参照)。また、この基軸644aを回転させることで第1細板61c及び第2細板61dが互いに近づく又遠ざかるように移動する。
【0135】
回動機構65は、図27に示すように、複数の板状部材62を載置部材61側に回動させる機構であって、載置部材61の第2端部61bの近傍に配置されている。また、回動機構65は、図28に示すように、第1回動基板651と、回動基軸652と、第1駆動モータ653と、第1回動ギア列654と、第2回動基板655と、第2駆動モータ656と、第2回動ギア列657と、第3駆動モータ658と、第3回動ギア列659と、第4駆動モータ660と、第4回動ギア列661とを有している。
【0136】
第1回動基板651は、第1細板61cに対して略垂直に取り付けられた板状の部材であって、基板644に長手方向にスライド自在に取り付けられている。このために、第1細板61cの移動に伴って第1回動基板651も移動する。
【0137】
回動基軸652は、載置部材61の第2端部61bの近傍に、第2端部61bに沿って延びる軸状の部材である。また、回動基軸652には、第1から第4板状部材621,622,623,624が取り付けられている。
【0138】
第1駆動モータ653は、第1回動基板651に取り付けられた部材であって、第1板状部材621を回動させるための装置である。また、第1駆動モータ653は、外方に向かって突出する第1駆動軸653aを有している。
【0139】
第1回動ギア列654は、第1駆動軸653aに取り付けられた第1駆動軸ギア654aと、回動基軸652に取り付けられ第1駆動軸ギア654aに互いに係合する第1基軸ギア654bとを有している。この第1基軸ギア654bは、第1板状部材621に固定されており、第1基軸ギア654bの回転に伴って、第1板状部材621が回動する。第1駆動モータ653の動力は、第1駆動軸ギア654aを介して第1基軸ギア654bに伝達され回動基軸652が回転させられる。
【0140】
第2回動基板655は、第2細板61dに対して略垂直に設けられた板状の部材であって、基板644に長手方向にスライド自在に取り付けられている。このために、第2細板61dの移動に伴って第2回動基板655も移動する。
【0141】
第2駆動モータ656は、第2板状部材622を回動させるためのモータであって、第2回動基板655に取り付けられた部材である。また、第2駆動モータ656は、外方に向かって突出する第2駆動軸(図示せず)を有している。
【0142】
第2回動ギア列657は、第2駆動モータ656の動力を第2板状部材622に伝達するための部分であって、図29に示すように、第2駆動軸に取り付けられた第2駆動軸ギア657aと、第2駆動軸ギア657aと互いに噛合可能であり第2板状部材622に取り付けられた第2回動軸ギア657bとを有している。また、第2回動軸ギア657bの回転に伴って第2板状部材622が回動する。
【0143】
第3駆動モータ658は、第3板状部材623を回動させるためのモータであって、第1駆動モータ653と並べて第1回動基板651に配置されている。また、第3駆動モータ658は、外方に向かって突出する第3駆動軸(図示せず)を有している。
【0144】
第3回動ギア列659は、第3駆動モータ658の動力を第3板状部材623に伝達するための部分であって、第3駆動軸(図示せず)に取り付けられた第3駆動軸ギア659aと、第3駆動軸ギア659aと互いに噛合可能であり第3板状部材623に取り付けられた第3回動軸ギア659bとを有している。ここで、第3回動軸ギア659bの回転に伴って第3板状部材623が回動する。
【0145】
第4駆動モータ660は、第4板状部材624を回動させるためのモータであって、第2駆動モータ656と並べて第2回動基板655に配置されている。また、第4駆動モータ660は、外方に向かって突出する第4駆動軸660aを有している。
【0146】
第4回動ギア列661は、第4駆動モータ660の動力を第4板状部材624に伝達するための部分であって、第4駆動軸660aに取り付けられた第4駆動軸ギア661aと、第4駆動軸ギア661aと互いに噛合可能であり第4板状部材624に取り付けられた第4回動軸ギア661bとを有している。ここで、第4回動軸ギア661bを回転させることで第4板状部材624が回動する。
【0147】
3.載置装置
載置装置7は、載置部材61上に被折り畳み物を載置するための装置であって、図26に示すように、折り畳み部6の上側に配置されている。また、載置装置7は、保持アーム71と、保持ハンド72とを備えている。保持アーム71は、アーム接続部711と、第1アーム部712と、第2アーム部713とを有している。アーム接続部711は、フレーム12に載置装置7を取り付けるためのものであって、フレーム12の上側に取り付けられている。第1アーム部712は、一端がアーム接続部711に回動自在に取り付けられており、略円柱状の部分である。第2アーム部713は、第1アーム部712の他端に第1アーム部712に対して相対的に回動自在に取り付けられており、略円柱状の部分である。保持ハンド72は、被折り畳み物を保持可能な部材であって、第2アーム部713の先端に取り付けられている。また保持ハンド72は、第2アーム部713に対して相対的に回動自在であり、1対の第1狭持部721と、1対の第2狭持部722とを有している。第1狭持部721は、第2狭持部722との間で被折り畳み物を狭持するための部分であって、被折り畳み物にしわが形成されないように伸ばした状態で狭持可能なようにそれぞれ所定距離を離して配置されている。第1狭持部721は、第2狭持部722に対向するように配置されている。第2狭持部722は、略L字状に曲げられた部分であって、第1狭持部721側に移動可能な部分である。また、1対の第2狭持部722は、第1狭持部721と同様に所定の距離を離して配置されている。そして、保持ハンド72は保持アーム71の変形に伴って、図31に示すように載置部材61の第2端部61bの上側から徐々に第1端部61a側に向かって徐々に高さ位置が下がるように移動させられる。このように第2端部61b側から第1端部61a側に向かって移動する際に、載置部材61に被折り畳み物を載置する。
【0148】
4.動作
折り畳み動作以外の動作、すなわち運搬動作及び積み重ね動作については第1実施形態と同様であるために、説明を省略する。以下に載置部材61に被折り畳み物を載置する載置動作及び被折り畳み物を折り畳む折り畳み動作について説明する。
【0149】
まず、載置装置7によって載置部材61にシャツが載置される。具体的には、保持ハンド72の1対の第1狭持部721と1対の第2狭持部722との間で伸ばされた状態でシャツが狭持され、第1アーム部712及び第2アーム部713の回動及び移動に伴って、図31に示すように、保持ハンド72が載置部材61の第2端部61b側から第1端部61a側に高度を下げながら移動する。保持ハンド72の移動に伴ってシャツが載置部材61に折れ曲がることなく載置される。
【0150】
載置部材61に被折り畳み物であるシャツが載置されると、回転駆動モータ641によって載置部材61が反時計回りに回転させられる。具体的には90度以上、ほぼ100度回転させられる。この回転によって載置部材61上に載置されているシャツの一方側の袖部分を含む一部が載置部材61のシャツが載置されている側の面の逆側の面の近傍に位置する。この状態で、第1駆動モータ653によって第1板状部材621が載置部材61側に回動させられ、載置部材61と第1板状部材621との間でシャツの一方側の袖部分を含む一部が挟まれる。そして、次に回転駆動モータ641によって載置部材61が時計回りに略180度回転させられる。この状態で第2駆動モータ656によって第2板状部材622が載置部材61側に回動させられ、第2板状部材622と第1板状部材621との間で他方側の袖部分を含む一部が挟まれる。この状態から載置部材61が反時計回りにさらに180度回転させられ、第3板状部材623が載置部材61側に回動させられる。そして、第3板状部材623と第2板状部材622との間でシャツの一部が挟まれる。このようにしてシャツが載置部材61及び複数の板状部材62によって折り畳まれる。この状態から載置部材61が時計回りにさらに180度回転させられ、第4板状部材624が載置部材61側に回動させられる。そして、第4板状部材624と第3板状部材623との間でシャツの一部が挟まれる。このようにしてシャツが載置部材61及び複数の板状部材62によって折り畳まれる。また、ここで、半袖のシャツなどを折り畳む際には第3板状部材623および第4板状部材624を使用しなくても良い。
【0151】
ここでは、回転駆動モータ641によって載置部材61が90度以上回転させられるために、載置部材61と複数の板状部材62との間でシャツの袖を含む一部を挟む際にしわになりにくくなっている。
【0152】
さらに、複数の板状部材62及び載置部材61に流路611及び蒸気孔612が形成され、蒸気を被折り畳み物に供給するとともに加熱することでしわを伸ばすことができる。このために、きれいに被折り畳み物を折り畳むことができる。
【0153】
そして、載置部材61の幅を調整可能であるとともに複数の板状部材62の位置を調整可能であるために、様々なサイズの被折り畳み物を折り畳むことができる。
[他の実施形態]
(a)上記実施形態では、複数の板状部材32が3枚又は4枚の場合について説明したが、本発明はこれに限られずに、5枚以上または2枚であっても良い。また、被折り畳み物がシャツの場合について説明したが、タオルやズボンなどであっても良い。
【0154】
(b)上記実施形態では、複数の板状部材32を回動させて載置部材31側に移動させたが、本発明はこれに限られずに、載置部材31のシャツなどが載置されている側の面の逆側の面に対して平行に配置された複数の板状部材を載置部材31に対して平行な状態で載置部材31側に平行にスライドさせて移動させても良い。
【0155】
(c)上記実施形態では、第3板状部材323を載置部材31側に回動させた後に時計回りに載置部材31などを回動させたが、本発明はこれに限られずに、反時計回りに回転させても良い。
【0156】
(d)上記実施形態では、1つのモータによって載置部材及び複数の板状部材を駆動させたが、本発明ではこれに限られずに、人間がモータの軸を回転させても良い。
【0157】
(e)上記実施形態では、第4ガイド部444によって、載置部材31に対して下側から回動するように被運搬物載置部材431を載置部材31に近接させたが、本発明はこれに限られずに、第1ガイド部441の回転機構33が配置されている側の端部の逆側端部から回転機構33が配置されている側の端部に向かって被運搬物載置部材431を移動させることで載置部材31の近傍に移動させても良い。この場合、シャツ等の一部が被運搬物載置部材431の移動に伴って折り畳まれる。
【0158】
(f)上記実施形態では、複数の板状部材62はそれぞれ平板状の部材であるが、本発明はこれに限らずに、図32に示すように回動可能な方向に曲がっていても良い。この場合には、複数の板状部材62のそれぞれが回動した状態で先端が載置部材61に近接するように折れ曲がっているために、先端近傍で被折り畳み物をしっかりと狭持することができる。
【0159】
(g)第2実施形態では、蒸気供給及び発熱を流路の蒸気及び蒸気孔によって行ったが、ニクロム線などを載置部材61及び複数の板状部材62内に配置して載置部材61及び複数の板状部材62を発熱させても良い。
【0160】
(h)上記第2実施形態では、1対の第1狭持部721と、1対の第2狭持部722とを有する保持ハンド72を用いたが、本発明はこれに限らずに、被折り畳み物の一端側を被折り畳み物が延びた状態で保持可能な所定の長さの第1狭持部及び第2狭持部を用いても良い。

Claims (23)

  1. 第1面に被折り畳み物を前記被折り畳み物の一部が垂れ下がるように載置可能な載置部材と、
    前記載置部材の第1面を前記第1面に含まれる軸を中心として回転させる回転機構と、
    前記回転機構によって前記載置部材を回転させることによって、前記被折り畳み物の一部を前記載置部材の前記被折り畳み物が載置されている面の逆側の面の近傍に位置させた後に、前記被折り畳み物の一部を挟み込むように前記載置部材側に移動可能な複数の板状部材とを備えた、
    折り畳み装置。
  2. 前記複数の板状部材は、前記載置部材に一端が回動自在に固定されており、
    前記板状部材を所定のタイミングで前記載置部材側に回動させる回動機構をさらに備えた、
    請求項1に記載の折り畳み装置。
  3. 前記複数の板状部材は前記載置部材に対する回動角度が90度以下である、請求項1又は2に記載の折り畳み装置。
  4. 折り畳まれた前記被折り畳み物である折畳物を狭持する狭持機構と、
    前記狭持機構によって狭持された前記折畳物を前記載置部材から所定の位置まで運搬する折畳物移動機構とを有する運搬装置とをさらに備えた、
    請求項1から3のいずれかに記載の折り畳み装置。
  5. 板状のプレート部材と、
    前記プレート部材の端部に配置され、前記プレート部材の第1面を前記第1面に含まれる軸を中心として、回転させる回転機構と、
    前記回転機構によって回転させられ、前記プレート部材の前記回転機構が配置されている側端部の近傍に前記プレート部材に対して回動自在に取り付けられた複数の板状部材と、
    前記複数の板状部材を前記プレート部材に対して回動させる回動機構とを備えた、
    折り畳み装置。
  6. 前記回転機構及び前記回動機構は一つの駆動源によって作動させられる、請求項5に記載の折り畳み装置。
  7. 前記回動機構は前記複数の板状部材を前記プレート部材に対して90度以下の回動角度で回動させる、請求項6に記載の折り畳み装置。
  8. 前記複数の板状部材は、前記プレート部材の一端に端部が回動自在に接続されている、請求項5から7のいずれかに記載の折り畳み装置。
  9. 折畳物の下側に配置される第1狭持部材と、前記第1狭持部材に対向するように前記折畳物の上側に配置され前記第1狭持部材と共同して前記折畳物を狭持可能な第2狭持部材と、前記第1狭持部材と前記第2狭持部材とを前記折畳物側に移動させる狭持部材移動機構と、を有する狭持機構と、前記折畳物を所定の位置に移動させる折畳物移動機構とを備えた運搬装置と、
    前記運搬装置によって運搬された前記折畳物を積み重ねる積み重ね装置とをさらに備えた、
    請求項5から8のいずれかに記載の折り畳み装置。
  10. 前記プレート部材及び前記複数の板状部材は、前記プレート部材と前記複数の板状部材とが重ね合わされた際に前記第1狭持部材及び前記第2狭持部材の少なくとも一方が通過可能な切り欠きを備えている、
    請求項9に記載の折り畳み装置。
  11. 前記積み重ね装置は、
    前記折畳物の重さに応じて高さ位置が変化する積み重ね構造を有する、
    請求項9又は10に記載の折り畳み装置。
  12. 前記折畳物移動機構は、
    前記折畳物を載置可能な板状の折畳物載置部材と、
    前記折畳物載置部材の両端に取り付けられた前記折畳物載置部材の幅よりも長い棒状部材と、
    前記折畳物を前記折畳物載置部材に載置させる載置位置と前記折畳物載置部材に載置された前記折畳物を所定の位置に積み重ねる積み重ね位置との間を前記折畳物載置部材が移動するように前記棒状部材をガイドするガイド部材とを有する、
    請求項9から11のいずれかに記載の折り畳み装置。
  13. 運搬装置をさらに備え、前記運搬装置は、
    被運搬物の下側に配置される第1狭持部材と、
    前記第1狭持部材に対向するように前記被運搬物の上側に配置され、前記第1狭持部材と共同して前記被運搬物を狭持可能な第2狭持部材と、
    前記第1狭持部材と前記第2狭持部材とを被運搬物側に移動させる狭持部材移動機構と、
    前記被運搬物を所定の位置に移動させる被運搬物移動機構とを含む、
    請求項1から3および請求項5から8のいずれかに記載の折り畳み装置。
  14. 被折り畳み物を載置可能な板状の載置部材に前記被折り畳み物を載置する第1工程と、
    前記載置部材に載置した前記被折り畳み物の一部である第1折り部を、前記載置部材を回転させることにより前記載置部材の前記被折り畳み物が載置されていない側の面の近傍に位置させる第2工程と、
    前記第1折り部を前記載置部材との間で挟み込むように板状の第1板状部材を移動させる第3工程と、
    前記第1折り部とは異なる前記被折り畳み物の一部である第2折り部を、前記載置部材を回転させることにより前記第1板状部材の前記載置部材に対して逆側の面の近傍に位置させる第4工程と、
    前記第2折り部を前記第1板状部材との間で挟み込むように板状の第2板状部材を移動させる第5工程と、
    前記第1折り部及び第2折り部とは異なる前記被折り畳み物の一部である第3折り部を、前記載置部材を回転させることにより前記第2板状部材の前記第1板状部材に対面する面の逆側の面の近傍に位置させる第6工程と、
    前記第3折り部を前記第2板状部材との間で挟み込むように板状の第3板状部材を移動させる第7工程とを備えた、
    折り畳み方法。
  15. 前記第2工程と前記第4工程と前記第6工程とでは、前記載置部材を90度以上回動させることで前記載置部材に載置した前記被折り畳み物の一部である折り部を前記載置部材の前記被折り畳み物が載置されていない側の面の近傍に位置させる、
    請求項14に記載の折り畳み方法。
  16. 前記載置部材は前記被折り畳み物の形状に合わせて幅を調整可能であり、
    前記複数の板状部材は前記被折り畳み物の形状に合わせて位置を調整可能である、
    請求項1から4のいずれかに記載の折り畳み装置。
  17. 前記載置部材及び前記複数の板状部材は、それぞれ発熱可能であり、前記被折り畳み物に蒸気を供給可能である、請求項1から4、16のいずれかに記載の折り畳み装置。
  18. 前記複数の板状部材は、前記載置部材から所定の距離を離して配置され、前記載置部材との間で先端側から前記被折り畳み物を狭持するように屈曲させられている、請求項1から4、16、17のいずれかに記載の折り畳み装置。
  19. 前記プレート部材は前記折畳物の形状に合わせて幅を調整可能であり、
    前記複数の板状部材は前記折畳物の形状に合わせて位置を調整可能である、
    請求項9から12のいずれかに記載の折り畳み装置。
  20. 前記プレート部材及び前記複数の板状部材は、それぞれ発熱可能であり、前記折畳物に蒸気を供給可能である、請求項9から12、19のいずれかに記載の折り畳み装置。
  21. 前記複数の板状部材は、前記プレート部材から所定の距離を離して配置され、前記プレート部材との間で先端側から前記折畳物を狭持するように屈曲させられている、請求項9から12、19、20のいずれかに記載の折り畳み装置。
  22. 前記複数の板状部材は弾性変形可能である、請求項1から12、16、17、18、19、20、21に記載の折り畳み装置。
  23. 前記載置部材に前記被折り畳み物をセットするための載置部をさらに備え、前記載置部は、
    前記被折り畳み物の一端を保持する保持部材を含み、
    前記保持部材は、前記載置部材の上側から徐々に下側に移動しながら一方向に進行させることで前記載置部材に前記被折り畳み物を載置する、
    請求項1から4のいずれかまたは請求項16から18のいずれかに記載の折り畳み装置。
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