JPH0763550B2 - ズボンのウエストベルトの端仕上げ装置 - Google Patents

ズボンのウエストベルトの端仕上げ装置

Info

Publication number
JPH0763550B2
JPH0763550B2 JP3180628A JP18062891A JPH0763550B2 JP H0763550 B2 JPH0763550 B2 JP H0763550B2 JP 3180628 A JP3180628 A JP 3180628A JP 18062891 A JP18062891 A JP 18062891A JP H0763550 B2 JPH0763550 B2 JP H0763550B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
folding
waist belt
plate
belt end
sewing machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3180628A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06105980A (ja
Inventor
信次 宮地
良一 数野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hams Corp
Original Assignee
Hams Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hams Corp filed Critical Hams Corp
Priority to JP3180628A priority Critical patent/JPH0763550B2/ja
Publication of JPH06105980A publication Critical patent/JPH06105980A/ja
Publication of JPH0763550B2 publication Critical patent/JPH0763550B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ズボンのウエストベル
ト端を折込んで縫付ける装置に関するもので、ウエスト
ベルト端の折込み部にズボンの前立て布の上部を差込ん
で装置にセットすると、自動的にウエストベルト端の折
込み部が内側に折込まれ、その部分を自動的にミシン縫
いするようにしたことを特徴とするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ジーンズのズボンのウエストベル
ト端は図17、図18に示すようにウエストベルト端7
0、70を約10mズボンの前立て布75、75の内側
に折込んで縫付け、いわゆる「腰帯先しまつ」を行って
いる。そして、この作業は、一般に人手により行なわれ
ており、このような人手作業によるものは熟練が必要で
あり、さらに、作業時間もかかり生産コストの高いもの
となっていた。
【0003】 そして、これを解決するために本件出願
人は平成2年5月22日に上記の人手による「腰帯先し
まつ」作業を自動化した装置を発明し出願(特願平2−
131610(特開平4ー26474))している。この
装置は前工程によりウエストベルトを縫付けたウエスト
ベルト端を、水平板と傾斜板からなる折込み定規金にか
ぶせるようにはめ込み、その上下から各々帯先押え金に
てクランプした状態で折込み供給機構ヘ移動させること
により、ウエストベルト端を折込んだ後、これを自動的
にミシンの縫合部に送り、ミシンの押え金にて押えた
後、ウエストベルト端をコの字状に縫付けるものであっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この先願に係る装置に
おいては、折込み定規金にて位置決めしたウエストベル
ト端をクランプ機構によりクランプし、次いでそのクラ
ンプしたウエストベルト端を折込み供給機構へ移動させ
て折込んだ後、その折込んだウエストベルト端を、折込
み供給機構にて折込み定規金より引抜いてミシンの押え
金の下方へ移動させ、次いでその押え金にて押えた後コ
の字状に縫付ける工程が必要であり、これは装置を複雑
にすると共にその作業工程も多いものであった。又、折
込み定規金にセットしてクランプされたウエストベルト
端の移動も多く常に正確な縫上りが得られなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決したもので、ウエストベルト端の折込み定規金をミシ
ンの縫合部に対して進退可能に設け、この折込み定規金
にかぶせるようにはめ込んだウエストベルト端をミシン
の縫合部へ前進させ、この縫合部に設けられた押え金の
下方においてウエストベルト端の位置決めを行なうと共
に、この押え金の前端縁を基準にウエストベルトの縫目
を揃えた後、この押え金にて折込み定規金の引き抜き可
能な圧力で押え、次いでこの押えられたウエストベルト
端を折込み機構で内側へ折込み、次いで折込み定規金を
ウエストベルト端の折込み部より引き抜いた後、その折
込まれたウエストベルト端を正規の押え圧力にて押えて
縫付けるようにしたものである。
【0006】すなわち、本発明装置の要旨は斜め板部1
8と水平板部19を備えた一定長さを有する折込み定規
金17を、ミシンの押え金の下方と該押え金の前方との
間を前後移動可能に設け、一方、上折曲げ金31と下折
曲げ金32を、前記折込み定規金17の斜め板部18と
水平板部19の外方延長線上に位置するように設けると
共に、上折返し板43と下折返し板45を、前記上折曲
げ金31と下折曲げ金32の内側で、かつ前記斜め板部
18と水平板部19の内側と平行に出入可能に設け、さ
らに、前記上折返し板43と下折返し板45の間に、前
記折込み定規金17の内側中央に出入可能な角部折曲げ
板39を設けてなる折込み機構25を、前記折込み定規
金17の後方に配置し、該折込み定規金17の側部まで
前進移動可能に設けたことを特徴とするズボンのウエス
トベルトの端仕上げ装置である。
【0007】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明
する。図1、図2の1は公知の一本針本縫筒型電子ミシ
ンで、その要部である縫合部2は、上下動する針3とそ
の針3の真下に針穴を形成した針板4を備えている。
又、この公知のミシン1には、前端に直線縁8を形成し
た方形の押え金7が設けられており、この押え金7はミ
シンに備えられた布押え機構5の作用により上下動可能
に構成されている。そして、この押え金7の左右両側に
はバネ板9を介して方形のウエストベルト端押え金1
0、10が同一平面上に設けられ、このウエストベルト
端押え金10、10の上部には、ミシン1の布押え腕6
に、各々独立して設けられた空気圧シリンダー11、1
1の作動により上下動可能に構成されたウエストベルト
端押えレバー12、12が各々独立させて設けられてい
る。
【0008】又、前記布押え腕6の先端部には、前記押
え金7、10、10の真下にウエストベルトの端部を受
ける受板13を配置すると共に前記押え金7、10、1
0の後方にはウエストベルト上端の当定規14、14が
直立状に設けられている。
【0009】そして、前記ミシンの縫合部2の手前に
は、図1、図2に示すように、ズボンの左前立て部のウ
エストベルト端70をセットする場合と右前立て部のウ
エストベルト端70をセットする場合に対応出来るよう
に、左右一対の折込み治具機構15、15が設けられて
おり、この折込み治具機構15、15には、各々独立し
た空気圧シリンダー(図示せず)の作動により前後及び
上下に移動可能な移動アーム16、16が、ミシンの針
板4の前方に配置されている。そして、この移動アーム
16、16の上端には、図2、図3に示すように斜め板
部18と水平板部19からなる横V字状の一定長さ(約
60mm)を有する折込み定規金17が、その先端部を
前記針板4の手前まで臨ませて設けられている。
【0010】そして、この折込み定規金17を前記針板
4の上面に設けられた受板13より約1mm上方に配置
し、図5、図6に示すようにこの折込み定規金17の斜
め板部18と水平板部19にウエストベルト端の上側布
71と下側布73を挟むようにかぶせて保持し、この保
持した状態で折込み定規金17をミシンの縫合部2へ移
動させることにより、ウエストベルト端を前記ミシンの
押え金7、10、10と受板13間において、所定の位
置に位置決めセット出来るように構成されている。
【0011】又、この左右の折込み定規金17、17は
図1に示すようにミシンの押え金7、10、10が左
(矢印A方向)に移動した時は、右の折込み定規金17
が右のウエストベルト端押え金10の正面に位置し、右
(矢印B方向)に移動した時は、左の折込み定規金17
が左のウエストベルト端押え金10の正面に位置するよ
うに配置されている。
【0012】一方、前記左右の折込み定規金17、17
の各々外側後方には、図1、図3に示すようにウエスト
ベルト端を折込むための折込み機構25、25が設けら
れており、この折込み機構25、25は、図3に示すよ
うに右側に配置されたものについて説明すると、ミシン
テーブル65に設けられた空気圧シリンダー26と空気
圧シリンダー27の作動により、前後及び左右に移動可
能に構成された移動ガイドブロック30に設けられ、こ
の移動ガイドブロック30が図1から図3と図7に示す
位置に移動した際、この折込み機構25には前記折込み
定規金17の斜め板部18と水平板部19の外方延長線
上でその外方端から少し(約2mm)外側に位置するよ
うに板状の上折曲げ金31と下折曲げ金32が設けられ
ている。そして、前記空気圧シリンダー26の作動によ
りこの上折曲げ金31と下折曲げ金32を前記移動ガイ
ドブロック30の前進動作に伴って折込み定規金17の
側部に移動させることにより、図8、図9に示すように
ミシンのウエストベルト端押え金10にて折込み定規金
17と共に押えられたウエストベルト端70の上下の折
り代72、74を各々内側へ折曲げるようになってい
る。
【0013】又、前記移動ガイドブロック30、30の
内側端には図1に示すようにウエストベルト端の角部を
折曲げるための角部折曲げ機構35、35が設けられて
いる。この角部折曲げ機構35、35には、前記移動ガ
イドブック30、30の後部に設けられた空気圧シリン
ダー36、36の作動により支点軸37、37を介して
左右に回動可能に構成された回動レバー38、38が設
けられ、この回動レバー38、38の前端には、その先
端部が内方へ水平状に張り出した鉤形の折曲げ板39、
39が設けられている。
【0014】又、この折曲げ板39、39の鉤形部は、
図3に示すように前記上折曲げ金31、31と下折曲げ
金32、32の中央位置に配置されると共に、前記移動
ガイドブロック30、30が折込み定規金17の側部に
移動した時にはその折込み定規金17、17の斜め板部
18、18と水平板部19、19の中央に位置するよう
に配置されている。
【0015】そして、この折曲げ板39、39を前記移
動ガイドブロック30、30の前進動作に伴って前記折
込み定規金17、17の側部に移動させることにより、
図8、図9に示すように、先ず折曲げ板39の先端で折
込み定規金17に固定されたウエストベルト端70の角
部を押して折曲げ、次いで空気圧シリンダー36が突出
動作して図10、図11に示すように折曲げ板39を内
方(矢印C方向)へ回動させてその先端鉤形部で折曲げ
たウエストベルト端70の角部をさらに90度ほど内側
ヘ折曲げるようになっている。
【0016】又、前記移動ガイドブロック30、30に
は、図1、図3に示すようにウエストベルト端の折り代
を折込むための折返し機構40、40が設けられてお
り、この折返し機構40、40には、移動ガイドブロッ
ク30、30の下部に回り止めタイプの空気圧シリンダ
ー46、46が水平状に設けられ、この空気圧シリンダ
ー46、46のピストンロッド先端には、その先端が前
記下折曲げ金32、32の上面まで水平に、かつ一直線
に延びた下折返し板45、45が設けられている。
【0017】そして、この下折返し板45を、前記空気
圧シリンダー46の突出により前記折込み定規金17の
水平板部19より少し(約1mm)上方で、かつ水平板
部19と平行に前進させることにより、図12に示すよ
うに前記下折曲げ金32によって上向きに折曲げられた
ウエストベルト端70の下側の折り代74を内側へ折返
すように構成されている。
【0018】又、前記下折返し板45、45の真上に
は、図3に示すようにその先端が前記上折曲げ金31、
31の下面まで斜め状に、かつ一直線に延びた上折返し
板43、43が、前記移動ガイドブロック30、30の
上部に斜め前下り状に設けられた回り止めタイプの空気
圧シリンダー41、41のピストンロッド先端に固定さ
れている。そして、この上折返し板43を、前記空気圧
シリンダー41の突出により、前記折込み定規金17の
斜め板部18より少し(約1mm)下方で、かつその斜
め板部18に対して平行に前進させることにより、図1
3に示すように前記上折曲げ金31によって下向きに折
曲げられたウエストベルト端70の下側の折り代72を
内側へ折返すように構成されている。
【0019】又、前記移動ガイドブロック30、30に
は、図1、図3に示すようにウエストベルト端の折込ま
れた折り代72、74を押圧固定するための折込み布ガ
イド機構50、50が前記上折曲げ金31、31と下折
曲げ金32、32の中央に配置されており、この折込み
布ガイド機構50、50には、移動ガイドブロック3
0、30の後部に設けられた空気圧シリンダー51、5
1の作動により、支点軸52、52を介して左右に揺動
可能に連結構成されたレバー53、53が設けられてお
り、このレバー53、53の先端に、図3に示すよう
に、内方へやや斜め下向に、かつ間隔(約3mm)をあ
けて平行に張り出した一対の上ガイドバネ板55、55
と下ガイドバネ板56、56が設けられている。そし
て、この上下のガイドバネ板55、56は前記空気圧シ
リンダー51、51の作動により図14に示すように前
記折込み定規金17の内側へ折り代72、74を軽く押
接して内側に入り込むように構成されている。
【0020】図1、図2において二点鎖線で示された6
0は、前記折込み定規金の前方で、かつ左右方向に水平
配置されたズボン支え棒で、この支え棒60にズボンを
支えることにより、ズボンのウエストベルト端を折込み
定規金17、17にセットしやすいようにしている。
【0021】尚、本発明ミシンの実施例における各機構
の動作は空気圧シリンダーの動作により行なわれ、その
動作順序はシーケンス制御によりコントロールされるも
のである。又、本実施例においてはズボンのように左右
対称的な「腰帯先しまつ」のために、左右のウエストベ
ルト端を左右交互に折り込んでミシン縫い出来るよう
に、ミシンの左右に一対のウエストベルト端押え金1
0、10と折込み定規金17、17及び折込み機構2
5、25を各々独立させて設けた形態について説明した
が、ウエストベルト端を一方向にのみ折込んでミシン縫
いする片側専用機とする場合は、前記のウエストベルト
端押え金10、折込み定規金17、及び折込み機構2
5、25は片側のみでよい。
【0022】
【作用】先ず、作業者が図1、図2の一点鎖線で示すよ
うにズボンの左側のウエストベルト端70を前記右の折
込み定規金17の斜め板部18と水平板部19をはさむ
ようにかぶせる。
【0023】次いで、折込み定規金始動用のスイッチを
入れると、右の折込み定規金17が前進し、図4、図5
に示すように左のウエストベルト端70をミシン1の布
受板13上に移動する。次いで、図4、図6に示すよう
にその左のウエストベルト端70の上側布71と下側布
73の折り代72、74端をそろえ、さらに、図4に示
すようにウエストベルトの下側縫目77をミシンの布押
え金7の前端直線縁8と平行に合せる。
【0024】次いで、ミシンの始動スイッチを入れる
と、前記ミシン1の布押え機構5が作動して布押え金7
とウエストベルト端押え金10、10を下げ、図9に示
すようにウエストベルトと折込み定規金17にかぶせた
ウエストベルト端70を押える。
【0025】次いで、図3に示すように、前記空気圧シ
リンダー27を作動させて前記移動ガイドブロック30
を左方ヘ移動させた後、前記空気圧シリンダー26を作
動させて図7に示すように移動ガイドブロック30を右
の折込み定規金17の側部に前進させる。それに従い図
8、図9に示すように前記上折曲げ金31がウエストベ
ルト端70の上側の折り代72を、折込み定規金17の
斜め板部18の外方端に沿って下方ヘ折曲げ、同時に、
前記下折曲げ金32がウエストベルト端70の下側の折
り代74を、折込み定規金17の水平板部19の外方端
に沿って上方へ折曲げる。又、それと同時に前記鉤形の
角部折曲げ板39がウエストベルト端70の角部を押し
て内側へ折曲げる。
【0026】次いで、前記空気圧シリンダー36を突出
させて図10、図11に示すように角部折曲げ板39を
左方へ(矢印C方向)へ前進させ、その先端鉤形部で前
工程で押して折曲げたウエストベルト端70の角部をさ
らに折曲げ、その角部をウエストベルト端の内側に完全
に折込む。次いで、空気圧シリンダー36を引込ませて
角部折曲げ板39を右方へ後退させる。
【0027】次いで、前記空気圧シリンダー46を突出
させて図12に示すように、前記下折返し板45を左方
へ前進させ、その先端部で下折曲げ金32により上向き
に折曲げられたウエストベルト端70の下側の折り代7
4を内側へ折返す。次いで、空気圧シリンダー46を引
込ませて下折返し板45を右方へ後退させる。
【0028】次いで、前記空気圧シリンダー41を突出
させて図13に示すように前記上折返し板43を左方へ
前進させ、その先端部で上折曲げ金31により下向きに
折曲げられたウエストベルト端70の上側の折り代72
を内側へ折返す。次いで、空気圧シリンダー41を引込
ませて上折返し板43を右方へ後退させる。
【0029】次いで、前記空気圧シリンダー51を突出
させて図14に示すように前記上ガイドバネ板55と下
ガイドバネ板56を左方へ前進させ、その先端部で折込
み定規金17の内側へ折込まれたウエストベルト端70
の上下の折り代72、74を押圧する。
【0030】次いで、前記右の移動アーム16を後退さ
せて右の折込み定規金17を図15に示すようにウエス
トベルト端70から引き抜く。すると、右のウエストベ
ルト端押え金10がバネ板9の作用により下がり、左の
ウエストベルト端70を上下の折り代72、74が折込
まれた状態で押える。次いで、右の移動アーム16が下
がり、再度前進し、右の折込み定規金17をミシンの前
側下方に引っ込ませる。それと同時に前記空気圧シリン
ダー51を引込ませて、上下のガイドバネ板55、56
を右方へ後退させる。
【0031】次いで、図16に示すように前記ミシン1
の空気圧シリンダー11、11を突出させて、左右のウ
エストベルト端押えレバー12、12を下げ、左右のウ
エストベルト端押え金10、10が正規の押え圧力(約
3kg)で左のウエストベルト端70及びウエストベル
トを押えるように押圧する。
【0032】次いで、ミシンが始動し、押え金7、10
で押えられた左のウエストベルト端70をコの字状にミ
シン縫い76する。そして、前記左のウエストベルト端
70のミシン縫いが完了すると、ミシンの押え金7、1
0、10が右方(図1の矢印B方向)へ移動し、次いで
ミシンの押え金7、10、10が上り、左のウエストベ
ルト端70を解放してミシンは右のウエストベルト端7
0の縫付可能な待機状態になる。
【0033】次いで、左の移動アーム16が後退した後
上り、左の折込み定規金17をミシン1の縫合部2前方
に位置させる。次いで、作業者は右のウエストベルト端
70を前記左の折込み定規金17に前記左のウエストベ
ルト端と同作業にてセットし、折込み定規金始動用のス
イッチを入れると、左の折込み定規金17が前進し、右
のウエストベルト端70をミシン1の布受板13上に移
動させる。
【0034】次いで、右のウエストベルト端70を前記
左のウエストベルト端と同作業にてミシンの布受板13
上に位置決めした後、ミシンの始動スイッチを入れる
と、前記した作業と対称的な方向からのウエストベルト
端のクランプ作業と折込み作業を行ない、次いで前記し
た縫作業と対称的な逆コの字状のミシン縫い76をす
る。
【0035】次いで、前記左右の「腰帯先しまつ」が完
了すると、作業者は縫製完了したズボンを取出し、新た
なズボンのウエストベルトを上記と同じ作業により前記
折込み定規金17、17にセットし、ミシンを始動させ
ることにより上記した作業をくり返し自動的にズボンの
「腰帯先しまつ」をする。
【0036】
【発明の効果】本発明においては、作業者がウエストベ
ルト端をセットした折込み定規金をミシンの縫合部へ前
進させて、そのウエストベルト端をミシンの押え金にて
押えるだけで、その後のウエストベルト端の折り代の折
込み、折込んだウエストベルト端部のミシン縫いを順次
自動的に行ない、図17に示すようなズボン左右のウエ
ストベルトの端を所定の形状に縫製することが可能なも
のである。
【0037】又、本発明においては、ウエストベルト端
をセットした折込み定規金をミシンの押え金の下方に前
進させ、そのミシンの押え金にてウエストベルト端を押
えると共に、この押え金の側部にてウエストベルト端の
折り代の折込みを行なうように構成したので、先願装置
のように折込み定規金においてセットしたウエストベル
ト端をクランプするクランプ機構やクランプしたウエス
トベルト端を折込むために折込み供給構に移動させる左
右移動機構やその折込み定規金において、折込んだウエ
ストベルト端をミシンの縫合部へ送るための供給機構を
設ける必要がなく、シンプルな構造になると共に装置の
作業工程をも減少させることが可能なものである。又、
先願装置のように、ウエストベルト端の、折込み定規金
による折込み供給機構への移動や折込み供給機構による
ミシンの縫合部への移動、及びコの字状に縫合するため
のミシン押えによる再度のクランプ作業の必要がなく、
縫上りが正確で安定した品質の製品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるズボンのウエストベルト端を折
込んで縫付ける装置の部分平面図
【図2】 図1における部分右側面図
【図3】 本発明の右側の折込み定規金と折込み機構の
部分正面図
【図4】 本発明によるミシンの押え金の真下にウエス
トベルト端を位置決めセットした状態を示す部分平面図
【図5】 本発明による折込み定規金がウエストベルト
端部をミシンの押え金の真下に移動させた状態を示す部
分右側面図
【図6】 図5のXX断面図
【図7】 本発明による折込み機構が折込み定規金の側
部に前進した状態を示す部分平面図
【図8】 本発明による上下の折曲げ金と角部折曲げ板
がウエストベルト端を折曲げている状態を示す右側面図
【図9】 図8のYY断面図
【図10】 本発明による角部折曲げ板が作動した状態
を示す右側面図
【図11】 図10のZZ断面図
【図12】 本発明による下折返し板が作動した状態を
示す説明図
【図13】 本発明による上折返し板が作動した状態を
示す説明図
【図14】 本発明による折込み布ガイドバネ板が作動
した状態を示す説明図
【図15】 本発明によるウエストベルト端押え金が折
込み完了したウエストベルト端部を押圧している状態を
示す説明図
【図16】 本発明による押えレバーが作動した状態を
示す説明図
【図17】 ズボンの部分正面図
【図18】 図17のNN断面図
【符号の説明】
7押え金,9バネ板,10ウエストベルト端押え金,1
2押えレバー,17折込み定規金,18斜め板部,19
水平板部,25折込み機構,31上折曲げ金,32下折
曲げ金,39角部折曲げ板,43上折返し板,45下折
返し板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシンの押え金の下方に、斜め板部18
    と水平板部19を備えた一定長さを有する折込み定規金
    17を、ミシンの押え金の下方と該押え金の前方との間
    を前後移動可能に設け、一方、上折曲げ金31と下折曲
    げ金32を、前記折込み定規金17の斜め板部18と水
    平板部19の外方延長線上に位置するように設けると共
    に、上折返し板43と下折返し板45を、前記上折曲げ
    金31と下折曲げ金32の内側で、かつ前記斜め板部1
    8と水平板部19の内側と平行に出入可能に設け、さら
    に、前記上折返し板43と下折返し板45の間に、前記
    折込み定規金17の内側中央に出入可能な角部折曲げ板
    39を設けてなる折込み機構25を、前記折込み定規金
    17の後方に配置し、該折込み定規金17の側部まで前
    進移動可能に設けたことを特徴とするズボンのウエスト
    ベルトの端仕上げ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のズボンのウエストベルト
    の端仕上げ装置において、上折返し板43と下折返し板
    45の内側に上ガイドバネ板55と下ガイドバネ板56
    を、その先端が折込み定規金17の両内面に圧接して出
    入可能に設けたことを特徴とするズボンのウエストベル
    トの端仕上げ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のズボンのウエストベルト
    の端仕上げ装置において、押え金が、ミシンに備えられ
    ている押え金7の側部にバネ板9を介してウエストベル
    ト端押え金10が上下動可能に設けられ、その上方に押
    えレバー12が独立して上下動可能に設けられたもので
    あるズボンのウエストベルトの端仕上げ装置。
JP3180628A 1991-04-18 1991-04-18 ズボンのウエストベルトの端仕上げ装置 Expired - Lifetime JPH0763550B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3180628A JPH0763550B2 (ja) 1991-04-18 1991-04-18 ズボンのウエストベルトの端仕上げ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3180628A JPH0763550B2 (ja) 1991-04-18 1991-04-18 ズボンのウエストベルトの端仕上げ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06105980A JPH06105980A (ja) 1994-04-19
JPH0763550B2 true JPH0763550B2 (ja) 1995-07-12

Family

ID=16086526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3180628A Expired - Lifetime JPH0763550B2 (ja) 1991-04-18 1991-04-18 ズボンのウエストベルトの端仕上げ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0763550B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106012328A (zh) * 2016-08-09 2016-10-12 广东溢达纺织有限公司 服装袖侧折叠车缝机构及服装袖侧折叠车缝方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07151B2 (ja) * 1988-09-22 1995-01-11 株式会社タカトリハイテック ジーンズウエストベルトの角折り縫製方法及び縫製装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106012328A (zh) * 2016-08-09 2016-10-12 广东溢达纺织有限公司 服装袖侧折叠车缝机构及服装袖侧折叠车缝方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06105980A (ja) 1994-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2645987B2 (ja) ベルトループ縫付けミシンにおけるテープの供給方法及びその装置
JP2684521B2 (ja) ベルトループ縫付けミシンにおけるテープ折り曲げ端の形成維持方法及びその装置
HU180824B (en) Shoe industrial sewing-machine for compacting cut pieces particularly moccasin ones by means of flange seam
US3094084A (en) Folding mechanism for label sewing machines
JPS5865006A (ja) 加工片にポケツトを設ける方法および装置
US4739718A (en) Method and apparatus for sewing a waistband and applying it to a garment
JPH0262273B2 (ja)
JPH0763550B2 (ja) ズボンのウエストベルトの端仕上げ装置
JP2625545B2 (ja) ミシン
US4911091A (en) Sewing apparatus for attaching a strip of cloth with a zip-fastener component to a trouser forepart
JPH0584198B2 (ja)
JPS6114837B2 (ja)
US6390002B1 (en) Sewing unit for sewing folded or pre-folded pockets
JPH0642621Y2 (ja) ミシンのバンドル−プ弛め装置
JPS63171583A (ja) ミシンに対する布の供給方法
JPS6052835B2 (ja) 毛皮の処理装置
JPH0358756B2 (ja)
US3608506A (en) Method and apparatus for affixing a zip fastener to a supporting article
JP2546309Y2 (ja) 玉縁形成ミシンのワーク保持装置
JP2684295B2 (ja) 衿吊縫製装置
JPH0217562Y2 (ja)
JP2765780B2 (ja) 畳縁折曲方法及び装置
JPH0426474A (ja) ズボンのウエストベルト端仕上げ装置
JPH0284989A (ja) ジーンズウエストベルトの角折り縫製方法及び縫製装置
US2416437A (en) Buckle strap assembling machine