JP2765780B2 - 畳縁折曲方法及び装置 - Google Patents

畳縁折曲方法及び装置

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、畳縁縫着機で畳床に縁
布を縫着した後に縁布を起こして畳床面に縫着するため
の畳縁折曲方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、畳縁の折返しは、縁布に加えて、
硬い下紙があるため、これを縫い目に沿ってきれいに折
曲げる作業であり、この作業を手でするにはかなりの労
力を要し、場合によっては、手の皮が切れるようなこと
もしばしば見受けられた。
【0003】そこで、畳床に平刺機で縫着した縁布と下
紙とを畳の床面にきれいに折返して返し縫いをするため
に、縁布を起こして左右から挾着するスリットを有する
縁折器と称する器具が開発され、一部で使用されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】縁折器は、たしかに簡
便ではあるが、手動の道具に過ぎず、作業の自動化に適
合するものではないし、操作に熟練を要するものであ
り、大量生産に不向きな器具である。
【0005】本発明は、畳製造工程において、唯一自動
化が遅れている畳縁折曲作業に着目し、その機械化作業
を達成させることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、縁布及び下紙
を縫着した畳床の框から中へ入った位置からスタートし
て縁布を起こし、縁布を挾着して折り目をつけながら框
まで移動させ、次いで縁布の挾着を解除してスタート点
近くまで戻し、再び縁布を挾着して折り目を付けながら
反対側の框まで移動することにより畳縁の折曲げをする
ことを特徴とする畳縁折曲方法により機械化を可能とし
た。
【0007】その具体的な装置として、縁布を縫着した
畳床の位置決めをする畳テーブル1と、縁布の縫い目を
境に対峙して設けた縁押え部材2と縁起し部材3と、こ
れらが縫い目の左右へ接近離反する駆動装置と、前記畳
テーブルと該駆動装置の制御装置とからなる畳縁折曲装
置を開発して前記課題を解決した。
【0008】ここにいう縁押え部材2の具体例として
は、可動支持枠6に基部側が固定され畳床面方向へ上下
動可能に支持されたシリンダ11に対して取付けられたブ
ラケット2aに垂直軸で押えローラ2bを設け、この押えロ
ーラ2bの移動軌跡が畳床の縫い目4aとほぼ一致するよう
にしたものが好ましい。更に、押えローラ2bの前後には
水平軸でケビキローラ2c,2cを設けると効果的である。
これによって縁布4へ折曲げを容易にするケビキ線4bが
引かれる。縁押え部材2はまた、下前又は上前側のもの
を畳幅に対応できるように移動可能とするとよい。
【0009】また、縁起し部材3の具体例としては、上
下かつ左右動するベース3aへ回動可能にL形のレバー3b
を設け、このレバー3bの先端に起しローラ3cを設け、レ
バー3bの基部側に解除シリンダ3dを設ける。起しローラ
3cの前後両側には縁起し片3e,3eを設け、起しローラ3c
と連動するようにする。この縁起し部材3は上前と下前
側では反対方向に設け、畳幅に対応して位置調節ができ
るように、上前、下前のいずれの側のものも左右方向へ
移動可能とする。
【0010】
【作用】平刺機により畳床に密着している縁布及び下紙
を框から少しはいったところで縁起し部材で起こして前
記框まで挾着しながら折曲げた後、挾着を解除してスタ
ート時点まで戻すので、縁布の挾着が容易かつ、しわを
掴むことが皆無となる。そして、スタート時点へ戻して
から一気に他の框端まで折曲げをするので、折り目が正
しく迅速に短時間に付く。
【0011】補助的機能として縁押え部材側のケビキロ
ーラは縁布と硬い下紙の180°折曲部の直線性を高めて
波打ちを防ぎ、縁起し部材側の起しローラのケビキ部で
縁布と下紙を強制的に90°折曲げて縁布の畳面への添い
を良好にし、仕上がり優美な畳とする。プレスローラの
使用によって一層折り目が整えられる。
【0012】
【実施例】図1はプレスローラを取外した畳縁折曲装置
の全体斜視図である。本装置は前工程で縁布4及び下紙
20が縫着された畳床5が、水平面を有する畳テーブル1
上に載せられるようになっており、畳床の位置決めは框
が当接するストッパ片1aや装置本体側部へ回動可能に取
り付けた上前又は下前側当て片16等でされる。畳テーブ
ル1の上前と下前の両側には,縫着された縁布4の縫い
目4aを境にして縁押え部材2と縁起し部材3がいずれも
対峙するように設けられている。
【0013】縁起し部材3は、装置の前後(長手)方向に
張架されたモータ駆動のチエン15によって移動可能にさ
れた矩形の可動支持枠6に対して垂直方向のシリンダ7
が設けられ、これによって上下動するようになっている
(図1参照)。縁起し部材3を更に詳細に説明すると、図
3,4に詳細を示したが、上前側も下前側も同じ構造で
あって、前記垂直方向シリンダ7で上下動する支持ロッ
ド7aに支持したベース3aへ回動可能にL形レバー3bが設
けられ、このレバー3bの先端に上部が大径の起しローラ
3cを設け、レバー3bの基部側に解除シリンダ3dを設けて
いる。起しローラ3cの前後にはベース3aを折返して形成
した縁起し片3e,3eがあり、これらが起しローラ3cと連
動するようになっている。この縁起し部材3は図1にみ
られるように上前と下前側では反対方向に設けられてい
るが、畳幅に対応して位置調節ができるように、上前、
下前のいずれの側のものも可動支持枠6に基部が固定さ
れた水平方向のシリンダ10a,10bへ接続して左右方向へ
移動可能としている。
【0014】縁押え部材2は、これも図1,3,4に詳細
を示したが、可動支持枠6に基部側が固定され畳床面方
向へ上下動可能に支持された垂直方向シリンダ11に対し
て、支持ロッド2dで取付けられたブラケット2aに垂直軸
で押えローラ2bを設け、この押えローラ2bの移動軌跡が
畳床の縫い目4aとほぼ一致するようになっている。押え
ローラ2bの前後には水平軸でケビキローラ2c,2cが設け
られている。これによって縁布4及び下紙20へ折曲げを
容易にするケビキ線4bが引かれる。縁押え部材2は図1
中左方の下前側のものは畳幅に対応できるように可動支
持枠6に設けた水平方向シリンダ12で左右に移動可能で
ある。図1中右方の上前側のものは左右に移動しない固
定された構造である。
【0015】ゲート状の可動支持枠6には更にプレスロ
ーラ8a,8bが設けられている。このプレスローラは縁布
4と下紙20がケビキ線に沿って縁押え部材2を支えにし
て縁起し部材3によって起こされたり折曲げられると
(図6(a)(b))、その後これを畳床面へ添うようにプレス
する機能を有している(図6(c))。そのために図5に示
したように、可動支持枠6に対して略コ字状の回動枠13
を回動可能に軸支し、この回動枠13に対して2個のプレ
スローラ8a,8bを設け、可動支持枠6と回動枠13間にプ
レスシリンダ14を設けている。
【0016】図6(a)に示したように縁布4及び下紙20
を縫着した畳床5が本装置の畳テーブル1上に載せられ
ると、装置脇に設けられた制御装置9によって、縁起し
部材3、縁押え部材2、プレスローラ等の駆動制御がな
されて、図2にもみられるように縁起し部材3が框から
中へ入った位置からスタートして縁布を起こし、そし
て、縁押え部材2と共に縁布を挾着してケビキローラ2c
で折り目をつけながら框まで移動し、次いで縁布の挾着
を解除してスタート点近くまで戻り、再び縁布を挾着し
てケビキローラ2cによって折り目を付けながら反対側の
框まで移動することにより畳縁の折曲げをする。このと
き、図4にみられるように、押えローラ2bと上部が大径
の起しローラ3cとによって挾まれた縁布は、押えローラ
2bと起しローラ3cの上部大径部との挾着によってもケビ
キ線4cが形成されるので後工程の縁布縫着に好都合とな
っている。また、プレスローラ8a,8bによって、折返し
が固定される。
【0017】
【発明の効果】本方法及び装置は以上のように、畳縁折
曲げ作業の自動化を可能とし、畳製造工程の合理化に役
立つものである。畳縁折曲装置は縫着機と別個の畳テー
ブルへ装着したものを示したが、その他平刺機,返縫機
あるいはこれらの両用縫着機に組込むと、更に能率の向
上が期待できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】プレスローラを取外した本発明の畳縁折曲装置
の全体斜視図である。
【図2】縁押え部材と縁起し部材の動きを示す畳床平面
図である。
【図3】縁押え部材と縁起し部材の平面図である。
【図4】図3中A−A断面図である。
【図5】プレスローラ部分の斜視図である。
【図6】畳縁布の折曲げ工程を示す図であり、(a)は平
刺し縫い後、(b)は縁布起こし、(c)はプレスの様子を示
す。
【符号の説明】
1 畳テーブル 2 縁押え部材 2b 押えローラ 2c ケビキローラ 3 縁起し部材 3c 起しローラ 3e 縁起し片 4 縁布 5 畳床 6 可動支持枠 7 シリンダ 8a プレスローラ 9 制御装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縁布及び下紙を縫着した畳床の框から中
    へ入った位置からスタートして縁布を起こし、該縁布を
    挾着して折り目をつけながら前記框まで移動させ、次い
    で縁布の挾着を解除してスタート点近くまで戻し、再び
    縁布を挾着して折り目を付けながら反対側の框まで移動
    することにより畳縁の折曲げをすることを特徴とする畳
    縁折曲方法。
  2. 【請求項2】 縁布を縫着した畳床の位置決めをする畳
    テーブル1と、縁布の縫い目を境に対峙して設けた縁押
    え部材2と縁起し部材3と、これらが縫い目の左右へ接
    近離反する駆動装置と、前記畳テーブルと該駆動装置の
    制御装置とからなる畳縁折曲装置。
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