JP2678140B2 - データ伝送装置及びそのターミナルユニット - Google Patents

データ伝送装置及びそのターミナルユニット

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JP2678140B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/46Monitoring; Testing

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は伝送路における断線等の
異常に対処できるようにしたデータ伝送装置及びそのタ
ーミナルユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば各種産業用機械やロボットにおい
ては、多数のセンサやアクチュエータをコントローラに
接続してこれらの間でデータ伝送を行う必要がある。マ
スターユニットとしてのコントローラと、ターミナルユ
ニットとしてのセンサやアクチュエータとの間のデータ
伝送方式としては、この種の装置では、ケーブル数を少
なくできるシリアル伝送を採用することが一般的であ
る。このようなシリアル伝送方式にあって、伝送路の断
線等の異常を検出するためには、図12に示すような構
成が従来より開発されている。
【0003】即ち、マスターユニットMから導出した信
号線Lを1台目のターミナルユニットT1(センサ或い
はアクチュエータ等)に接続し、このターミナルユニッ
トT1を渡り線L1を介して2台目のターミナルユニッ
トT2に接続する。このような多数の渡り線L1,L
2,…Lnを利用した接続を順次繰り返し、最後のター
ミナルユニットTnには終端ユニットTeを接続する。
【0004】各ターミナルユニットには各々アドレスが
割り当てられており、マスターユニットMは信号線Lに
アドレス情報とデータとを順次直列に出力してターミナ
ルユニットとの間でデータを授受する。この場合、マス
ターユニットMは指定アドレスを順次変更することによ
って各ターミナルユニットT1,T2,…Tnを周回す
るように巡り、その周回を所定周期で何度も繰り返して
マスターユニットMと各ターミナルユニットT1,T
2,…Tnとの間でデータの授受が繰り返されるのであ
る。
【0005】一方、終端ユニットTeには、アドレス指
定のためのクロックパルスを監視することにより1周回
分の伝送が終わったことを検出する機能が与えられ、そ
れが検出されると確認信号を渡り線Ln,…L2,L1
を介して信号線Lに出力するようになっている。ここ
で、万一、上記渡り線Ln,…L2,L1或いは信号線
Lに断線等の異常があると、マスターユニットMには確
認信号が戻らなくなるため、これに基づきマスターユニ
ットMは断線が発生したとして警報出力やシステム停止
等のエラー処理を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記構成で
は、単に確認信号が戻るか否かによって断線の検出を行
うに過ぎないから、信号線や渡り線に断線が発生してマ
スターユニットMにてこれを検出したとしても、伝送路
のどの箇所に異常が発生したかを特定することはできな
い。このため、異常発生箇所の特定のために伝送路全体
を検査しなくてはならず、それに手間取って迅速に復旧
することができないという問題があった。
【0007】異常発生箇所の特定が可能な断線検出方式
として例えば特開昭62−173830号公報に示され
た構成もある。これも、やはりマスターユニットが指定
アドレスを順次変更することにより、各ターミナルユニ
ットを周回するように巡って各ターミナルユニットと順
次交信し、その周回を所定周期で何度も繰り返してマス
ターユニットと各ターミナルユニットとの間でデータの
授受が繰り返される。前述の図12に示した構成では、
1周回分の伝送が終わったところで確認信号を終端ユニ
ットTeから出力させるようにしていたが、この構成で
は各ターミナルユニットに対する伝送が終わる度に各タ
ーミナルユニットから確認信号を戻させるようになって
いる。従って、伝送路のある箇所に断線が生じた場合に
は、その伝送路に接続されているターミナルユニットか
らの確認信号が戻らないことになるため、異常発生箇所
の特定が容易にできるのである。
【0008】しかしながら、同公報に記載された技術で
は、各ターミナルユニットに対する伝送の度に確認信号
を戻させる構成であるから、その都度、マスターユニッ
トは確認信号の戻りを確認するために次のアドレスのタ
ーミナルユニットとの伝送を待機させねばならず、伝送
効率が低下するという問題がある。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、従って、異常発生箇所の特定が容易で、しかも伝送
効率の低下を避けることができるデータ伝送装置及びそ
のターミナルユニットを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のデータ伝送装置及びターミナルユニット
は、マスターユニットに連なる信号線に各々アドレスが
割り当てられた複数のターミナルユニットを接続し、指
定アドレスを順次変更することにより前記ターミナルユ
ニットとマスターユニットとの間で各ターミナルユニッ
トを周回するように巡りつつデータをシリアル伝送する
ものにおいて、各ターミナルユニットに、周回数をカウ
ントする周回カウンタと、この周回カウンタにおけるカ
ウント値が自己に割り当てられた所定値になったことを
条件に確認信号を前記信号線に対して出力するアンサー
手段とを設け、前記信号線には、周回カウンタを備えそ
の周回カウンタのカウント値に対応するターミナルユニ
ットのアンサー手段からの確認信号の有無を判別する異
常検出手段を接続したところに特徴を有する(請求項1
及び2の発明)。
【0011】また、信号線を、マスターユニットに接続
した信号幹線と、これから並列分岐状に分かれて各ター
ミナルユニットに接続された複数の分岐信号線とから構
成してもよく(請求項3の発明)、更に、信号線には各
ターミナルユニットが接続されている両端をループ状に
短絡する補助信号線を設けると共に、その補助信号線に
スイッチを直列に設ける構成としてもよい(請求項4の
発明)。
【0012】さらに、信号線にはその信号線にリセット
信号を出力するリセット信号出力手段を接続し、各ター
ミナルユニット及び異常検出手段には、そのリセット信
号に基づいて周回カウンタをリセットする周回カウンタ
リセット手段を設けてもよい(請求項5及び6の発
明)。
【0013】
【作用】マスターユニットは指定アドレスを順次変更す
ることにより各ターミナルユニットを周回するように巡
りつつそのターミナルユニットとの間で信号をシリアル
伝送し、その周回を何度も繰り返してマスターユニット
と各ターミナルユニットとの間でデータの授受を繰り返
す。また、各ターミナルユニットは、データ伝送の周回
の都度、周回カウンタがその回数を計数し、そのターミ
ナルユニットに割り当てられた所定値になったことを条
件にアンサー手段から確認信号を信号線に対して出力す
る。すると、その信号線に接続されている異常検出手段
は、各ターミナルユニットからの確認信号の有無に基づ
き異常を判断する。
【0014】より具体的な例をもって説明するに、例え
ば5個のターミナルユニットがマスターユニットに信号
線を介して接続されており、各ターミナルユニットに例
えば1〜5の値が割り当てられていると、1周回分のデ
ータ伝送が終わると「1」が割り当てられたターミナル
ユニットから確認信号が出力され、2周回分のデータ伝
送が終わると「2」が割り当てられたターミナルユニッ
トから確認信号が出力され、周回を重ねる毎に次のター
ミナルユニットから確認信号が出力されるようになる。
従って、仮に3周回目のデータ伝送が終わったところで
確認信号を異常検出手段が受け取らないとすると、
「3」の値が割り当てられたターミナルユニットとの間
の伝送路に異常があることが判る。
【0015】異常検出手段において確認信号の有無を判
別するタイミングは1周回に1回でよく、それ以外の時
間はマスターユニットと各ターミナルユニットとの間の
データ伝送にあてることができ、各ターミナルユニット
との間のデータ伝送を行う毎に確認信号の有無を判別す
ることは不要である。
【0016】また、信号幹線に対して複数の分岐信号線
を並列分岐状に設け、ここに各ターミナルユニットを接
続する構成とすれば、図12の従来構成に比べてターミ
ナルユニットへの信号線の接続箇所が少なくなる。更
に、各ターミナルユニットが接続されている信号線の両
端をループ状に短絡する補助信号線をスイッチと共に設
け、スイッチを閉じた状態とすれば、仮に信号線に断線
が発生しても補助信号線を介してデータ伝送を続けるこ
とができる。また、例えば始業時にデータ伝送を行いな
がらスイッチを開放してみれば、補助信号線が断線状態
になるため、信号線に断線が発生しているなら異常が発
生していることが直ちに判明する。
【0017】ところで、周回カウンタはノイズ等により
途中でカウントを誤る可能性は皆無ではない。ある1つ
のターミナルユニットにおいて周回カウンタがカウント
を誤ってしまったとすると、そのターミナルユニットか
らは確認信号を出力しなければならない時に確認信号が
出力されない。そのため、異常検出手段は、伝送路に異
常がなくても異常ありと誤判定をしてしまうことがあ
る。さらに、一度カウントを誤ってしまうと、その後、
その周回カウンタは正常なカウント値に戻ることができ
ないので、再び確認信号を出力しなければならない時に
やはり確認信号を出力することができない。例えば、ア
ドレス「3」を有するターミナルユニットの周回カウン
タが「1」、「2」とカウントを進め、3周回目に、
「3」ではなく「4」とカウントしてしまうと、それ以
降は「5」、「6」…とカウントすることとなる。従っ
て、正常なカウントを行っている周回カウンタより常に
「1」多いカウント値となり、そのターミナルユニット
からは本来は3周回目毎に確認信号が出力されるのであ
るが、3周回目にはカウント値とアドレス値が一致しな
いため確認信号は常に出力されないこととなる。
【0018】しかし、請求項5及び6の本発明によれ
ば、信号線にリセット信号出力手段が接続され、各ター
ミナルユニット及び異常検出手段には周回カウンタをリ
セットする周回カウンタリセット手段が設けられている
ので、リセット信号出力手段から信号線にリセット信号
が出力されれば、各周回カウンタリセット手段がこのリ
セット信号に基づいて周回カウンタを同時にリセットす
ることができる。従って、例えば、周回数がターミナル
ユニットの有する最大のアドレス値となった時点で、リ
セット信号が出力されるようにしておけば、全てのター
ミナルユニットにおける断線等を確認し終えた後、全て
の周回カウンタによるカウントを再び初期状態から始め
ることができるので、誤ったカウントをしている周回カ
ウンタがあってもそのカウントを再び正常な状態に戻す
ことができる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、異常
発生箇所の特定が容易であり、しかも確認信号の有無の
判別は1周回に1回でよいから、伝送効率が高いという
効果を奏する。更に、信号幹線から並列分岐状にターミ
ナルユニットを接続する請求項3の構成では信号線の接
続箇所が少なくなって設置作業が簡単になり、更にルー
プ状の補助信号線を設ける請求項4の発明によれば、上
述の効果に加えて、信号線に異常が発生してもデータ伝
送を続けることができ、しかも補助信号線に設けたスイ
ッチを開放することによって異常箇所を容易に特定でき
るという効果も得られる。また、リセット信号出力手段
及び周回カウンタリセット手段を設けることにより、周
回カウンタが途中でカウントを誤っても、再び正常な状
態に戻すことができるので、異常検出手段による誤判定
がなくなり装置に対して高い信頼性を得ることができ
る。
【0020】
【実施例】
<第1実施例>図1は全体の配線構成を示している。産
業用機械のコントローラであるマスターユニット10に
2線式の信号幹線1が接続されると共に、この信号幹線
1に図示しないカプラを介して複数の分岐信号線1a,
1a…が分岐接続され、各分岐信号線1aの末端には第
1ないし第nのn個のターミナルユニットT1,T2,…
Tn が接続されている。各ターミナルユニットはセンサ
等の入力機器或いはアクチュエータ等の出力機器であ
り、各々に特定のアドレス値が割り当てられている。ま
た、信号幹線1のうちマスターユニット10と、これに
一番近いターミナルユニットT1 との間には異常検出手
段に相当する異常検出ユニット30が、やはり並列分岐
状に接続されている。
【0021】■マスターユニット■ マスターユニット10は、指定アドレスを順次変更する
ことにより各ターミナルユニットT1,T2,…Tn との
間で信号幹線1を介して各ターミナルユニットを周回す
るように巡りつつデータのシリアル伝送を行うようにな
っており、信号幹線1には例えば図2(a),(b)に
示すような3値のパルス信号が伝送される。同図にSで
示すパルスはスタートパルスを示しており、各ターミナ
ルユニットT1,T2,…Tn とのデータ伝送を一通り行
う1周回毎にマスターユニット10から1周回の先頭に
出力される。そのスタートパルスSの後には、1ビット
分のデータ区間D1 が位置し、その後にクロックパルス
C1 がマスターユニット10から出力される。データ区
間D1,D2,D3 …とクロックパルスC1,C2,…とは
交互に位置し、ターミナルユニットが出力機器である場
合にはデータ区間でマスターユニット10が信号幹線1
に対して書き込みを行い、ターミナルユニットが入力機
器である場合にはデータ区間でそのターミナルユニット
が信号幹線1に対して書き込みを行う。例えば、最初の
ターミナルユニットT1 に対するデータが3ビット必要
であれば、図2に示した1番目から3番目の各データ区
間D1〜D3が利用される。1周回分の最終領域には確認
信号区間X1 とチェック信号区間X2 とが設けられてお
り、後に詳述するが、確認信号区間X1 には各ターミナ
ルユニットT1,T2,…Tn から確認信号P1 が出力さ
れ、チェック信号区間X2 には異常検出ユニット30か
らチェック信号P2 が出力されるようになっている。
【0022】■ターミナルユニット■ 各ターミナルユニットT1,T2,…Tn のうちセンサ等
の入力機器については、具体的には図3に示すように構
成されている。即ち、分岐信号線1aにおけるスタート
パルスSを検出するスタートパルス検出手段11及びク
ロックパルスを計数するクロックカウンタ12を備え、
スタートパルスSを検出するとクロックカウンタ12が
リセットされ、それ以後、クロックカウンタ12がクロ
ックパルスの積算値を計数する。また、各ターミナルユ
ニットT1,T2,…Tn にはアドレス設定スイッチ13
が設けられ、ここに各ターミナルユニット毎に与えられ
たアドレスが設定されており、本実施例では各ターミナ
ルユニットT1,T2,…Tn の順にそれが1,2,…n
となるように設定している。クロックカウンタ12での
カウント値とアドレス設定スイッチ13に設定された値
とはアドレス一致検出手段14によって比較され、両者
が一致するとパルス出力回路15に書き込みタイミング
信号を出力する。そして、パルス出力回路15では、例
えば温度や物体の接近等の外部情報に応じて入力インタ
ーフェース16から与えられるデータを書き込みタイミ
ング信号に基づいて分岐信号線1aに書き込む。
【0023】一方、前記スタートパルス検出手段11に
よってスタートパルスSが検出されると、それを周回カ
ウンタ17にて計数する。即ち、データ伝送の周回数が
カウントされ、そのカウント値が周回数一致検出手段1
8にて自己に割り当てられた所定値、例えばそのターミ
ナルユニットのアドレスと一致するか否かが比較され
る。ここで両者が一致すれば、確認信号生成手段19に
信号が与えられ、タイミング検出手段20にて検出され
たタイミングでパルス出力回路15にて分岐信号線1a
に確認信号P1 が出力される(例えば電圧レベルを0と
する)。タイミング検出手段20はクロックパルスが所
定期間検出できないことに基づき1周回分のデータ伝送
の終了を検出する構成である。なお、上記周回カウンタ
17の最大カウント値は、このデータ伝送装置に接続可
能なターミナルユニットの最大数と等しく設定されてお
り、周回数が最大カウント値を越えると0に戻って繰り
返し再計数するようになっている。このようにして周回
数が自己のアドレスに一致したときに確認信号P1 を出
力する構成が本発明のアンサー手段に相当する。
【0024】また、各ターミナルユニットT1,T2,…
Tn のうちアクチュエータ等の出力機器については、具
体的には図4に示すように構成されており、図3の構成
に比べてデータ読み込み回路21が追加して設けられて
いる。このデータ読み込み回路21は、クロックパルス
のカウント値とそのターミナルユニットのアドレスとが
一致したときに出力される読み込みタイミング信号を受
けて分岐信号線1aからデータ区間のデータを読み取
り、これを出力インターフェース22を介して図示しな
い出力回路に出力する。なお、周回カウンタ17を備
え、周回数が自己のアドレス値と一致するようになった
ら確認信号P1 を出力する等の他の構成は、図3に示し
た入力機器と同様であるから、同一部分に同一符号を付
して重複する説明を省略する。
【0025】■異常検出ユニット■ 図5に異常検出ユニット30の具体的構成を示してあ
る。スタートパルス検出手段31によってスタートパル
スSを検出し、その数、すなわち周回数を周回カウンタ
32にて計数するようになっている。一方、システムア
ドレスメモリ33には、このシステムが取扱い可能なア
ドレスのうち、どのアドレスにターミナルユニットが実
際に接続されているかが記憶されている。そして、アド
レス一致検出手段34では、周回カウンタ32のカウン
ト値がターミナルユニットが接続されているアドレスに
一致すると、確認信号読み取り回路35に読み取りタイ
ミングパルスを出力し、そのタイミングパルスに基づき
確認信号区間X1 において信号幹線1にターミナルユニ
ットから確認信号P1 が出力されているか否かが読み込
まれる。この確認信号読み取り回路35からの信号を受
けてチェック信号制御手段36が動作する。
【0026】チェック信号制御手段36は次の又は
の条件のいずれかが満たされたときに、信号幹線1にチ
ェック信号P2 を出力する(ここでは電圧レベルを0に
する)。周回カウンタ32のカウント値がターミナル
ユニットが接続されているアドレスに一致した場合に、
確認信号区間X1 に確認信号P1 が出力された。周回
カウンタ32のカウント値がターミナルユニットが接続
されていないアドレスに一致した。なお、チェック信号
P2 の出力タイミングは、タイミング検出手段38にて
クロックパルスが所定期間検出できないことに基づいて
1周回分のデータ伝送の終了を検出して得られ、図2に
示すように確認信号区間X1 の直後のチェック信号区間
X2 にチェック信号P2 が出力される。
【0027】そして、確認信号区間X1 において確認信
号P1 が出力されていないときには、チェック信号書き
込み回路37におけるチェック信号P2 の出力を禁止す
ると共に、異常アドレス表示回路39に信号を与えて該
当アドレスを図示しない表示器に表示させるようになっ
ている。
【0028】■作用■ 本実施例の作用を説明する。データの伝送が始まると、
まず図2(a),(b)に示すようにスタートパルスS
がマスターユニット10から出力され、続いてクロック
パルスC1,C2,…を挟みながらデータ区間D1,D2,
D3 …においてターミナルユニットとのデータのやりと
りが行われる。クロックパルスはアドレス指定のために
も機能しており、1番目のターミナルユニットT1 との
データ伝送に3ビットを必要とすると、2番目のターミ
ナルユニットT2 は3個目のクロックパルスC3 が与え
られたときにアドレス指定を受けたことになる。このよ
うなアドレス指定を順次更新して繰り返すことにより、
各ターミナルユニットとマスターユニット10との間で
信号のシリアル伝送を順次行ない、全てのターミナルユ
ニットT1,T2,…Tn との間のデータ伝送を行う1周
回分のデータ伝送を以下何度も高速で繰り返してマスタ
ーユニット10との間でデータ伝送が継続的に行われ
る。
【0029】このようなデータ伝送の実行中、1周回の
データ伝送が行われる毎に、マスターユニット10から
信号幹線1にスタートパルスSが出力され、各ターミナ
ルユニットにおいてこのスタートパルスSがカウントさ
れる。そして、そのカウント値が、各ターミナルユニッ
トに割り当てられた特定値(この実施例では各ターミナ
ルユニットのアドレス)と一致すると、そのターミナル
ユニットの周回数一致検出手段18から確認信号生成手
段19に信号が与えられ、確認信号区間X1 のタイミン
グで確認信号P1 が分岐信号線1aを介して信号幹線1
に出力される。即ち、本実施例ではターミナルユニット
T1,T2,T3 …Tnの順にアドレスが1,2,3,…
nと設定されているから、第1周から第n周まで1周回
を重ねる毎にT1,T2,T3…Tnのターミナルユニット
がその順で確認信号P1 を信号幹線1に戻すことにな
る。
【0030】一方、異常検出ユニット30では、1周回
分のデータ伝送が終了した時期である確認信号区間X1
において、確認信号読み取り回路35にて確認信号P1
が信号幹線1に出力されたか否かをチェックしている。
伝送路の全体に異常がなければ、第1周から第n周まで
1周回毎に出力される各ターミナルユニットT1,T2,
T3 …Tn からの確認信号P1 は、分岐信号線1a及び
信号幹線1を介して異常検出ユニット30の確認信号読
み取り回路35に入力されるから、異常検出ユニット3
0のチェック信号書き込み回路37によって各周回の最
終時期であるチェック信号区間X2 においてチェック信
号P2 が出力される(図2(a)参照)。また、第n+
1周以降、最終アドレスに相当する周回数となるまで
は、当該アドレスにターミナルユニットが接続されてい
ないから、やはりチェック信号区間X2 のタイミングで
チェック信号P2 が異常検出ユニット30から信号幹線
1に出力される(図2(b)参照)。これらのチェック
信号P2 はマスターユニット10において検出され、こ
のチェック信号P2 がある場合には異常がないものとし
てデータ伝送を通常通りに継続する。
【0031】さて、ここで例えばアドレスnのターミナ
ルユニットTn において、分岐線信号1aでの断線、接
続不良或いはユニット自身の故障が発生したとする。す
ると、マスターユニット10からの信号がそのターミナ
ルユニットTn において受信できないため、第n周回目
のデータ伝送時に本来戻すべき確認信号P1 をマスター
ユニット10に戻すことができなくなる。すると、異常
検出ユニット30では、第n周目のデータ伝送の終了時
に確認信号P1 を検出できないから、チェック信号P2
を出力しない。そこで、マスターユニット10において
チェック信号区間X2 のタイミングでチェック信号P2
を検出しないことをもって異常と判断し、システム停止
等のエラー処理を行う。この時、異常検出ユニット30
の表示器には異常があるターミナルユニットのアドレス
が表示されるから、作業者はこれを見て当該アドレスの
ターミナルユニット及びその周辺を検査すれば、容易に
不良箇所を見つけることができ、迅速に復旧させること
ができる。
【0032】また、信号幹線1の途中で断線事故が発生
したときには、断線箇所よりもマスターユニット10側
に接続されているターミナルユニットは確認信号P1 を
出力し、断線箇所よりも先に接続されているターミナル
ユニットは確認信号P1 を出力しなくなる。従って、上
述と同様にしてマスターユニット10にてエラー処理が
行われると共に、異常検出ユニット30の表示器に異常
アドレスが表示され、これを見て復旧作業を行うことが
できる。
【0033】勿論、本実施例によれば、マスターユニッ
ト10と各ターミナルユニットT1,T2,… Tn との
データ伝送の度に確認信号P1 を出力するのではなく、
1周回のデータ伝送が終了したところで確認信号P1 を
出力させるから、その確認信号P1 のチェックのために
データ伝送を待機させる時間が短くて済み、データ伝送
効率を大きく高めることができる。この伝送効率は、タ
ーミナルユニットの個数が多ければ多いほど従来に比べ
て飛躍的に高まる。更に、本実施例では、信号幹線1に
複数の分岐信号線1a,1a…を並列分岐させ、その各
分岐信号線1aの末端にターミナルユニットを接続する
構成であるから、図12に示した渡り線L1,L2,…L
n を使用する配線構造に比べて各ターミナルユニットと
の接続箇所が半減し、配線作業の手間が相当に軽減され
る。
【0034】<第2実施例>図6は第2実施例の配線構
造を示す。前記第1実施例との相違は、信号幹線1の先
端部に補助信号線2を接続し、これをスイッチ3を介し
てマスターユニット10の近くの信号幹線1に戻るよう
に接続したところにある。これにより、各ターミナルユ
ニットT1,T2,T3 …Tn が接続されている信号幹線
1の両端部を、スイッチ3を備えた補助信号線2にてル
ープ状に短絡した構成となっている。スイッチ3はシス
テムの電源投入時に自動的且つ一時的にオフ状態にさ
れ、異常がなければオン状態にされる。なお、マスター
ユニット10、ターミナルユニットT1,T2,T3 …T
n 及び異常検出ユニット30の構成は前記第1実施例と
同様である。
【0035】この実施例の構成では、次のような作用・
効果も得られる。前記第1実施例では、万一、信号幹線
1の途中で断線が発生すると、直ちに一部のターミナル
ユニットとの間で信号の授受ができなくなるため、マス
ターユニット10では直ちにエラー処理を行うようにし
ている。しかし、システムの種類によっては、突然に運
転を中断することが大きな損害を生じさせる場合もあ
る。この点、第2実施例の構成によれば、通常の運転時
には補助信号線2のスイッチ3がオン状態にあるから、
例えば信号幹線1のうち図中Bに示す位置で断線事故が
発生しても、その事故発生点Bからマスターユニット1
0より遠ざかる領域(図12では事故発生点Bの右側領
域)に位置するターミナルユニットに対して補助信号線
2を介して信号の授受を行うことができる。従って、断
線事故にも係わらずシステムの運行を継続することがで
き、突然の運転中止によるトラブルを回避することがで
きる。
【0036】しかも、始業時にシステムの電源を投入し
てデータ伝送が開始されたとき、補助信号線2のスイッ
チ3は一時的にオフ状態にされるから、前記第1実施例
の配線構造と同様になり、異常が発生しているなら異常
検出ユニット30にて異常アドレスが表示されるように
なる。このため、信号幹線1の断線が発生しているとき
には、毎日の始業点検時にこれが容易に発見され、直ち
に異常検出ユニット30の表示器を見て信号幹線1の修
復作業を行えばよく、突然の運転停止を回避できるだけ
でなく、メンテナンスが極めて簡単になる。
【0037】<第3実施例>本実施例と第1実施例との
相違点は、ターミナルユニット及び異常検出ユニットに
周回カウンタリセット手段を設けたこと及び、マスタユ
ニットにリセット信号出力手段を設けたことにあり、そ
の他については、第1実施例と同様であるため、同一部
分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0038】図11に示すようにリセット信号出力手段
43は、マスタユニット10内に設けられており、信号
幹線1に対して図10に示すように一連のクロックパル
スC1,C2,…の後にリセットパルスRを出力する
(例えば電圧レベルを「0」とする)。なお、このリセ
ットパルスRは常にクロックパルスの後に出力されるも
のではなく、リセット信号出力手段43においてソフト
ウェア上のカウンタを用いて周回数が計数され、その計
数値が所定の値となった時に図示しない書き込み回路に
より信号幹線1に出力されるものである。
【0039】一方、図7はターミナルユニットのうちセ
ンサ等の入力機器を示すブロック図であり、図8はアク
チュエータ等の出力機器を示すブロック図、図9は異常
検出ユニット30を示すブロック図である。各図におい
てタイミング検出手段20、38は、信号幹線1に伝送
される3値のパルス信号からリセットパルスRを検出す
る手段を備えており、リセットパルスRを検出すると検
出信号を周回カウンタリセット手段41、42に出力す
る。周回カウンタリセット手段41、42は、その検出
信号を受けると周回カウンタ17、32にリセット信号
を出力し、周回カウンタ17、32を初期状態、即ちカ
ウント値「0」とする。即ち、マスターユニット10か
ら信号幹線1にリセットパルスRが出力されると全ての
ターミナルユニット及び異常検出ユニット30の周回カ
ウンタ17、32が同時にリセットされてカウント値
「0」となる。
【0040】ところで、周回カウンタ17、32は、ス
タートパルス検出手段11、31がスタートパルスSを
検出すると、それを計数するのであるが、例えば、信号
幹線1に誘導されたノイズによって誤動作をし計数を誤
ってしまうことがないとは言えない。仮にある1つのタ
ーミナルユニットにおいて周回カウンタ17が計数を誤
ってしまったとすると、そのターミナルユニットからは
確認信号を出力しなければならない時に確認信号が出力
されないため、その結果異常検出ユニット30において
異常ありと判断されてしまう。
【0041】具体的には、「3」のアドレスを有するタ
ーミナルユニットにおいて、3周回目、即ち3個目のス
タートパルスSを検出した時に周回カウンタ17のカウ
ント値が「3」ではなく誤って「4」となってしまった
とする。すると、本来は周回数一致検出手段18にてカ
ウント値と自己のアドレス値が一致したと判断されてパ
ルス出力回路15によって分岐信号線1aに確認信号が
出力されるのであるが、カウント値がアドレス値と一致
しないため分岐信号線1aには何も出力されない。
【0042】一方、異常検出ユニット30においてその
周回カウンタ32のカウント値は「3」であるので、確
認信号読み取り回路35が分岐信号線1aに対して読み
取り動作を行う。しかし、信号幹線1に確認信号が出力
されていないため読み取ることができず、チェック信号
書き込み回路37によるチェック信号の出力が禁止さ
れ、さらに、異常アドレス表示回路39によって表示器
に該当アドレス「3」が表示される。従って、信号幹線
1及び分岐信号線1aに異常(断線)がなくても、ある
1つの周回カウンタ17が計数を誤ってしまうと、異常
検出ユニット30において異常ありと判断されてしまう
のである。
【0043】さらに、このような場合に、各ユニットの
周回カウンタ17、32はシステムの立ち上げ時の初期
状態(カウント値「0」)から計数を開始し、カウント
値が接続されるターミナルユニットの最大アドレス値を
越えると「0」に戻り再計数するように設計されている
ため、周回カウンタ17、32が途中で計数を誤ってし
まうとそれを正常に計数を行った場合のカウント値に戻
すことができない。より具合的に述べると、ある周回カ
ウンタ17の計数が「1」、「2」と進み、3周回目に
「3」とならずに「4」となってしまったとすると、そ
れ以降は「5」、「6」…と進み、その周回カウンタ1
7については常に周回数より「1」多い値となってしま
う。そのため、再び確認信号を出力しなければならない
時に、やはり確認信号は出力されず、異常検出ユニット
30において誤判定されてしまう。
【0044】しかし、本実施例では、リセット信号出力
手段43及び周回カウンタリセット手段41、42が設
けられており、所定の周回毎、例えば周回数が接続され
るターミナルユニットの最大アドレスとなった時に、リ
セット信号出力手段43からリセットパルスRが出力さ
れるので、全てのターミナルユニットについて異常検出
確認をし終えた後、全てのターミナルユニット及び異常
検出ユニット30の周回カウンタ17、32を同時にリ
セットしてそのカウント値を全て「0」とすることがで
きる。
【0045】従って、本実施例によれば、途中で計数を
誤った周回カウンタ17があったとしても、マスタユニ
ット10からリセットパルスRが出力されることにより
全ての周回カウンタ17、32をカウント値「0」、即
ち同じカウント値に戻すことができるので、1回目に誤
判定をしてしまっても2回目には必ず正確に判定を行う
ことができる。よって、信号幹線1等の断線を確実に検
出することができるのでシステムに対して高い信頼性を
得ることができる。
【0046】なお、本実施例ではリセットパルスRは、
周回数がターミナルユニットの最大アドレス、即ち各タ
ーミナルユニットに対して一通り断線等の確認をし終え
るとマスタユニット10から出力されたが、必ずしも一
巡し終える毎に出力しなくても例えば3巡目、4巡目毎
に出力するようにしてもよい。また、リセットパルスR
は規則的に出力する必要はなく、例えば、異常検出ユニ
ット30が「異常あり」と判断した時にのみ、リセット
パルスRを出力するようにしてもよく、この場合には1
回目で異常ありと判断されたターミナルユニットに対し
て再度異常検出確認が行われ、そして、再度異常検出確
認した時にも「異常あり」と判断されればそれは確実に
断線等の異常であるとし、「異常なし」と判断されれば
1回目の「異常あり」はノイズ等の影響による誤判定で
あるとして引き続き他のターミナルユニットに対して異
常検出確認を続ける。従って、この場合にも誤判定をな
くして確実に断線等の異常を検出することができるの
で、システムに対して高い信頼性を得ることができる。
【0047】<他の実施例>本発明は上記各実施例に限
定されるものではなく、例えば次のように変形して実施
することができ、これらの実施態様も本発明の技術的範
囲に属する。
【0048】(イ)上記各実施例では、クロックパルス
とデータ用のパルスとを区別するために3値のデジタル
信号を利用したが、これに限らず、クロックパルスを例
えばバースト信号として区別することにより2値のデジ
タル信号としたり、搬送波をAM、FM変調したりして
もよく、要するに、電圧レベル、位相、周波数、極性等
によって情報を符号化して伝送するシリアル伝送技術を
広く適用することができる。
【0049】(ロ)上記各実施例では、異常検出ユニッ
ト30をマスターユニット10とは別に設けたが、これ
に限らず、マスターユニット10に異常検出手段の機能
を与えるようにしてもよい。
【0050】(ハ)上記各実施例に限らず、各ターミナ
ルユニットにおいて前のアドレスのターミナルユニット
から確認信号P1 が戻されなかったときには、そのター
ミナルユニットも確認信号P1 を出力しない構成として
もよい。
【0051】(ニ)上記各実施例では確認信号区間X1
及びチェック信号区間X2 は各周回の最終区間に設ける
ようにしたが、これに限られず、1周回の途中や次の1
周回の先頭にそれらの区間を設けてもよいことは勿論で
あり、要するに1周回毎に確認信号P1 を出力させれば
よいものである。
【0052】(ホ)上記各実施例では、異常検出ユニッ
ト30に表示器を設けて異常アドレスを表示するように
したが、表示器は必ずしも設けずとも、異常検出手段か
ら外部に信号を出力して異常アドレスを表示或いは報知
するようにしてもよい。
【0053】(ヘ)上記各実施例では、周回数と各ター
ミナルユニットのアドレスとが一致したときに確認信号
P1 を出力する構成としたが、必ずしも各ターミナルユ
ニットのアドレスと一致しなくとも、各ターミナルユニ
ットに割り当てられた所定値と周回数とが一致したとき
に確認信号P1 を出力する構成であればよい。従って、
例えば各アドレスを2倍した周回数になったときにその
ターミナルユニットから確認信号を出力することとして
2周回毎に確認信号を出力させることもでき、或いは、
アドレスとは全く無関係な所定の値となったときに確認
信号を出力させるようにしてもよい。
【0054】(ト)異常検出手段はマスターユニットに
一番近い箇所に接続するに限らず、任意の箇所に接続可
能である。
【0055】(チ)図6の補助信号線2に設けたスイッ
チ3は必ずしもシステムの立上り時に自動的にオフにさ
れるに限らず、手動開閉式としてもよく、また、所定時
間或いは所定の周回数毎に自動的にオフされる構成とし
てもよい。
【0056】(リ)マスターユニットと各ターミナルユ
ニットとを接続する配線構造は図1或いは図6に示す並
列分岐構造に限らず、図12に示した渡り線L1,L
2,…Lnを利用した構造であってもよい。
【0057】(ヌ)上記第3実施例では、リセット信号
出力手段はマスタユニット10に設けられていたが、異
常検出ユニットに設けられていてもよい。また、リセッ
ト信号手段を備えたリセットユニットとして直接信号幹
線に接続してもよい。
【0058】(ル)上記第3実施例では、リセットパル
スRは一連のクロックパルスの後に出力されるものであ
ったが、タイミング検出手段がリセットパルスをデータ
及びクロックパルスと区別して認識できるのであればど
のタイミングで出力されてもよい。例えば、リセットパ
ルスの電圧レベルが、データ及びクロックパルスのそれ
とは異なるものであれば、クロックパルスの出力中にリ
セットパルスが出力されてもよいし、またクロックパル
ス等とは全く別のタイミングでリセットパルスのみ出力
されるようにしてもよい。その他、本発明は要旨を逸脱
しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す配線図
【図2】同実施例における信号幹線の波形図
【図3】同実施例における入力機器としてのターミナル
ユニットのブロック図
【図4】同実施例における出力機器としてのターミナル
ユニットのブロック図
【図5】同実施例における異常検出ユニットのブロック
【図6】本発明の第2実施例を示す配線図
【図7】本発明の第3実施例における入力機器としての
ターミナルユニットのブロック図
【図8】同実施例における出力機器としてのターミナル
ユニットのブロック図
【図9】同実施例における異常検出ユニットのブロック
【図10】同実施例におけるリセットパルスを示す波形
【図11】同実施例におけるリセット信号出力手段を備
えた配線図
【図12】従来のデータ伝送装置の配線図
【符号の説明】
1…信号幹線 1a…分岐信号線 2…補助信号線 3…スイッチ 10…マスターユニット 17…周回カウンタ 18…周回数一致検出手段 30…異常検出ユニット 32…周回カウンタ 41、42…周回カウンタリセット手段 43…リセット信号出力手段

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスターユニットに連なる信号線に、各
    々アドレスが割り当てられた複数のターミナルユニット
    を接続し、指定アドレスを順次変更することにより前記
    ターミナルユニットと前記マスターユニットとの間で各
    ターミナルユニットを周回するように巡りつつデータの
    シリアル伝送を行うものにおいて、 各ターミナルユニットに、周回数をカウントする周回カ
    ウンタと、この周回カウンタにおけるカウント値が自己
    に割り当てられた所定値になったことを条件に確認信号
    を前記信号線に対して出力するアンサー手段とを設け、 前記信号線には、周回カウンタを備えその周回カウンタ
    のカウント値に対応するターミナルユニットの前記アン
    サー手段からの確認信号の有無を判別する異常検出手段
    が接続されていることを特徴とするデータ伝送装置。
  2. 【請求項2】 マスターユニットに連なる信号線に、各
    々アドレスが割り当てられた複数のターミナルユニット
    を接続し、指定アドレスを順次変更することにより前記
    ターミナルユニットと前記マスターユニットとの間で各
    ターミナルユニットを周回するように巡りつつデータを
    シリアル伝送するデータ伝送装置のターミナルユニット
    であって、 周回数をカウントする周回カウンタと、この周回カウン
    タにおけるカウント値が自己に割り当てられた所定値に
    なったことを条件に確認信号を前記信号線に対して出力
    するアンサー手段とを設けたことを特徴とするターミナ
    ルユニット。
  3. 【請求項3】 信号線はマスターユニットに接続した信
    号幹線と、これから並列分岐状に分かれて各ターミナル
    ユニットに接続された複数の分岐信号線とから構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のデータ伝送装
    置。
  4. 【請求項4】 信号線には各ターミナルユニットが接続
    されている両端をループ状に短絡する補助信号線が設け
    られると共に、その補助信号線にスイッチが直列に設け
    られていることを特徴とする請求項1又は3記載のデー
    タ伝送装置。
  5. 【請求項5】 前記信号線には前記信号線にリセット信
    号を出力するリセット信号出力手段が接続され、前記各
    ターミナルユニット及び前記異常検出手段には、前記リ
    セット信号に基づいて前記周回カウンタをリセットする
    周回カウンタリセット手段が設けられていることを特徴
    とする請求項1又は3又は4記載のデータ伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記信号線に接続されているリセット信
    号出力手段から前記信号線に出力されるリセット信号に
    基づいて、前記周回カウンタをリセットする周回カウン
    タリセット手段が設けられていることを特徴とする請求
    項2記載のターミナルユニット。
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