JP2663219B2 - 防災排煙設備 - Google Patents

防災排煙設備

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JP2663219B2
JP2663219B2 JP3353086A JP35308691A JP2663219B2 JP 2663219 B2 JP2663219 B2 JP 2663219B2 JP 3353086 A JP3353086 A JP 3353086A JP 35308691 A JP35308691 A JP 35308691A JP 2663219 B2 JP2663219 B2 JP 2663219B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火災発生時等に生じた
煙を防災のため屋外へ排出する防災排煙設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の防災排煙設備としては、大別する
と次の3方式があった。 自然給気方式 これには更に下部外気取入式と各階外気取入式とがあ
る。下部外気取入式は、例えばビルディングや避難階段
等の場合、図3に示すようにビル外壁1の下部に各階共
通の外気取入口2を設け、また各階毎に給気口3と排気
口4を設け、ビル屋上に設置された排煙ファン5による
吸気によって外気を外気取入口2から取り入れて、各階
へ給気し、共通の排煙ファン5によりビル屋上から排煙
する。各階外気取入式は、図4に示すように各階毎に給
気口3から外気を直接取り入れ、排煙はビル屋上の共通
の排煙ファン5により行う。
【0003】 機械式給・排煙方式 図5に示すように、室内上部に、複数の給気口6を有す
る給気系統7と、複数の煙吸込口8を有する排煙系統9
を設備し、給気系統6に接続された給気ファン10によ
って室内上部から外気を給気しつつ、室内上部から煙を
吸い込んで排煙ファン11によって排煙する。
【0004】 加圧防煙方式 図6に示すように、給気ファン12によって外気を室内
13に給気し、該室内13からガラリ14を通じて隣室
15へ煙を送り込む。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、自然給気方式
では排煙効果が低く、また機械式給・排煙方式では、給
気は自然流入、排気は機械式で行っているため、室内が
負圧となり、圧力差でドアの開閉のたびに他室の煙が流
入する欠点があった。一方、加圧排煙方式は、このよう
な欠点を解決するものとして階段室などに最近採用され
ているが、煙を速やかに屋外へ排出できるようになって
いないため、安全性において不十分であった。
【0006】本発明の目的は、新鮮な外気を給気しつつ
煙の流入を防止でき、しかも煙を効率良く速やかに排出
でき、その結果、安全性の高い避難通路を確保できる防
災排煙設備を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】また、本発明による防災
排煙設備は、建物の廊下等の屋内空間の両側面でかつ床
面21より少し高い位置に、複数の横長の給気口22
を、両側面それぞれにおいて所定の間隔をおいて一直線
上に設けるとともに、屋内空間の天井面23の中央に、
給気口22より少ない数の横長の煙吸込口24を所定の
間隔をおいて設け、これら煙吸込口24を排煙ダクト2
7を通じて共通の排煙ファン28に接続し、排煙ファン
28による排気量よりは多い外気を連続給気して屋内空
間を正圧状態に維持するため、複数の給気口22を給気
ダクト25を通じて給気ファン26に接続したものであ
る。
【0008】
【作用】廊下等の屋内空間は、煙吸込口よりも数が多い
給気口から外気を連続して給気されることにより加圧さ
れ、正圧状態となる。この状態で、煙は複数の煙吸込口
を通じて排煙ファンにより屋外へ排出される。屋内空間
は正圧状態になっているため、屋内の他の箇所からの煙
の流入を防止される。外気は、屋内空間の床面より少し
高いところから、横長の幅をもった2つの空気流にして
両側から給気され、煙の排出は天井面の中央から横長に
行われるため、両側からの2つの気流性状を横長層状の
上昇気流として天井面で合流させて速やかに広範囲に排
煙でき、また人の高さ領域への煙の混在を抑制できる。
【0009】
【実施例】次に本発明の一実施例について説明する。図
1及び図2に示すように、窓が無い又は少ない屋内空
間、例えば廊下20の両側面には、床面21より少し高
い位置(例えば、幅木に接する高さ又はその僅か上方)
に、複数の横長の給気口22が所定の間隔をおいて一直
線上に設けられている。また、天井面23の中央には、
給気口22より少ない複数の横長の煙吸込口24が、同
様に所定の間隔をおいて設けられている。そして、全給
気口22は、給気ダクト25を介して共通の給気ファン
26と接続され、また煙吸込口24は、排煙ダクト27
を介して共通の排煙ファン28と接続されている。
【0010】上記のような設備において火災が発生する
と、給気ファン26及び排煙ファン28が自動的に作動
される。この場合、廊下20を加圧して正圧状態にする
ため、給気ファン26による外気の給気量は、排煙ファ
ン28による排気量よりも多くなるように設定されてい
る。新鮮空気である外気は、廊下20の床面21付近の
両側の給気口22から横長の層流として吹き込まれ、ま
た煙は、天井面23の中央の煙吸込口24から吸い込ま
れて屋外へ排出される。
【0011】従って、廊下20内は正圧状態になってい
るため、他の箇所からの煙の流入を防止される。外気
は、床面21近くから横長の幅をもった空気流にして給
気され、煙の排出は、天井面23の中央から同様に横長
に行われるため、新鮮空気である外気が再び排気される
ことにより形成される2つの気流性状は、廊下20の両
側からの2つの横長層状の上昇気流が天井面23の中央
で合流するような様相となるので、新鮮空気である外気
の吹き込みを速やかに広範囲に行えると同時に排煙も同
様に行える。また、人の高さ領域への煙の混在を抑制で
き、安全性の高い避難経路を確保できる。両側からの外
気の吹き込みは、床面21より少し高いところから行わ
れ、そこから2つの横長の層流となって天井面22の中
央へと合流するので、床面21から塵埃等を巻き上げる
ことなく清浄空気として廊下20内に給気できる。
【0012】なお、上記の例では廊下20に対して本発
明を適用したが、他の屋内空間に適用することも可能で
ある。また、給気ファン26及び排煙ファン28は既設
の空調及び換気ファン等と共用しても構わない。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果がある。 給気口の数を煙吸込口の数よりも多くして、廊下等
の屋内空間を正圧状態に維持するため、他の箇所からの
煙の流入を防止できる。 複数の横長の給気口は、廊下等の両側面それぞれに
おいて所定の間隔をおいて一直線上に設けられ、また同
様に横長の煙吸込口は、天井面の中央に所定の間隔をお
いて設けられているため、新鮮空気である外気が再び排
気されることにより形成される2つの気流性状は、廊下
等の屋内空間の両側からの2つの横長層状の上昇気流が
天井面の中央で合流するような様相となるので、新鮮空
気である外気の吹き込みを速やかに広範囲に行えると同
時に排煙も同様に行える。 人の高さ領域への煙の混在を抑制でき、一般住宅や
ビルディング等はもちろんのこと、大深度地下や大規模
建築物等のおいても、安全性の高い避難経路を確保でき
る。 両側からの外気の吹き込みは、床面より少し高いと
ころから行われ、そこから2つの横長の層流となって天
井面の中央へと合流するので、床面から塵埃等を巻き上
げることなく清浄空気として避難経路へ給気できる。 複数の横長の給気口を、廊下等の屋内空間の両側面
でかつ床面より少し高い位置に一直線上に設けたので、
メンテナンスが容易であるとともに、従来の階高のまま
で設置できるためイニシャルコストを低減でき、また体
裁も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による防災排煙設備の概要構成を示す正
面図である。
【図2】同上の側面図である。
【図3】ビル下部の共通の外気取入口から各階に自然給
気する従来の下部外気取入式の排煙設備を示す概要断面
図である。
【図4】各階ごとに自然給気する従来の各階外気取入式
の排煙設備を示す概要断面図である。
【図5】機械式給・排煙方式の従来の排煙設備を示す概
要構成図である。
【図6】加圧防煙方式の従来の排煙設備を示す概要構成
図である。
【符号の説明】
20 廊下 21 床面 22 給気口 23 天井面 24 煙吸込口 25 給気ダクト 26 給気ファン 27 排煙ダクト 28 排煙ファン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の廊下等の屋内空間の両側面でかつ床
    面より少し高い位置に、複数の横長の給気口を、両側面
    それぞれにおいて所定の間隔をおいて一直線上に設ける
    とともに、前記屋内空間の天井面の中央に、前記給気口
    より少ない数の横長の煙吸込口を所定の間隔をおいて設
    け、これら煙吸込口を排煙ダクトを通じて共通の排煙フ
    ァンに接続し、前記排煙ファンによる排気量よりは多い
    外気を連続給気して前記屋内空間を正圧状態に維持する
    ため、前記複数の給気口を給気ダクトを通じて給気ファ
    ンに接続したことを特徴とする防災排煙設備。
JP3353086A 1991-12-18 1991-12-18 防災排煙設備 Expired - Fee Related JP2663219B2 (ja)

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