JP2658828B2 - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JP2658828B2
JP2658828B2 JP5269865A JP26986593A JP2658828B2 JP 2658828 B2 JP2658828 B2 JP 2658828B2 JP 5269865 A JP5269865 A JP 5269865A JP 26986593 A JP26986593 A JP 26986593A JP 2658828 B2 JP2658828 B2 JP 2658828B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動演奏装置に関
し、特に、自動演奏パターンデータを組み合わせて曲デ
ータを作成する際に、曲データの作成および修正を容易
に行うことができる自動演奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、あらかじめ複数の自動演奏パター
ン(スタイル)データを記憶し、その演奏順序を指定す
ることによって、曲データを作成するような自動演奏装
置が知られている。
【0003】例えば、特開平4−234090号には、
あらかじめ用意されているパターンデータを用いて、曲
の進行にしたがって、第1小節目はAのパターン、第2
小節目はCのパターン、第3小節目は…というように、
自動演奏パターンデータを表す番号や名称を登録してい
き、曲データを作成する電子楽器が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
曲データの作成方式では、あらかじめ第1小節目はAの
パターン、第2小節目はCのパターン、第3小節目は…
というパターンデータの演奏順序を考えておき、その通
りに順に1つずつデータを入力していかなければならな
い。したがって、入力作業は効率的でない。また、デー
タの入力は、通常、±キーやテンキーなどを用いて番号
で指定する場合が多いので、入力作業は煩雑である。
【0005】さらに、小節番号(第何小節目かを示す番
号)とパターンとが対応するように小節順序に沿って入
力していくので、修正作業(途中に、パターンデータを
追加したり、削除したり、移動すること)が、大変面倒
であるという問題点があった。
【0006】この発明は、上述の従来例における問題点
に鑑み、自動演奏パターンデータを組み合わせて曲デー
タを作成する自動演奏装置において、曲データの作成お
よび修正を容易に行うことができるようにすることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明に係る自動演奏装置は、複数の自動演奏パ
ターンを記憶した記憶手段と、各種の情報を表示するた
めの表示手段と、前記表示手段に、前記複数の自動演奏
パターンにそれぞれ対応する複数の表示要素を表示する
要素表示制御手段と、前記表示手段に表示された複数の
表示要素のうち、結線すべき2つの表示要素を指定する
指定手段と、指定された2つの表示要素間に結線を表示
する結線手段と、前記表示手段に表示された表示要素と
結線の状態に基づいて、結線された表示要素に対応して
自動演奏パターンデータの演奏順序を決定する決定手段
と、前記決定された演奏順序にて、自動演奏パターンデ
ータを自動演奏する演奏手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0008】さらに、任意に結線した前記表示要素を演
奏順に並べ変えて再表示する手段を備えるようにしても
よい。
【0009】
【作用】複数の自動演奏パターンにそれぞれ対応する複
数の表示要素を表示し、画面上で結線を結ぶことによ
り、自動演奏の順序を指定できる。
【0010】
【実施例】以下、図面を用いて、この発明の実施例を説
明する。
【0011】図1は、この発明の一実施例に係る自動演
奏装置のブロック構成を示す。この自動演奏装置は、キ
ーボード1、マウス2、ディスプレイ3、MIDI(Mu
sical Instrument Digital Interface)インターフェー
ス4、中央処理装置(CPU)5、リードオンリーメモ
リ(ROM)6、ランダムアクセスメモリ(RAM)
7、およびフロッピーディスク入出力装置(FDD)8
を備えている。これら各部は、バスライン9により相互
に接続されている。
【0012】キーボード1は、この実施例の装置に種々
の情報を入力するための入力装置である。マウス2は、
ポインティングデバイスとして用いる入力装置である。
ディスプレイ3には、後述する図3および図4のような
画面が表示される。MIDIインターフェース4には、
外部音源10が接続されている。CPU5は、この自動
演奏装置全体の動作を制御する。その動作の詳細は、図
5〜8を参照して後述する。
【0013】ROM6には、CPU5が実行するプログ
ラムが格納されている。また、ROM6には、音楽のス
タイルごとの自動演奏パターン(スタイル)データが格
納されている。1つのスタイルの自動伴奏パターンデー
タは、6つのセクションのパターンデータからなる。6
つのセクションのパターンデータとは、イントロパター
ンデータ、ノーマルパターンデータ、バリエーションパ
ターンデータ、第1フィルインパターンデータ、第2フ
ィルインパターンデータ、およびエンディングパターン
データである。
【0014】各セクションのパターンデータは、1〜8
小節のパターンデータである。RAM7には、CPU5
が使用するワーキング領域が設けられる。
【0015】以下、単にパターンデータというときは、
スタイルとセクションが特定された1つのパターンデー
タを指すものとする。
【0016】ユーザは、ディスプレイ3の表示を参照し
ながらキーボード1およびマウス2などを操作すること
により、グラフィカルな表示画面上で簡単な操作でパタ
ーンシーケンスデータを作成することができる。パター
ンシーケンスデータとは、自動演奏する曲の曲データで
あり、具体的には曲の先頭から末尾までのパターンデー
タの順序を特定するデータである。
【0017】パターンシーケンスデータは、RAM7上
に作成される。作成したパターンシーケンスデータは、
FDD8によりフロッピーディスクに保存することがで
きる。
【0018】図2(a)は、パターンシーケンスデータ
の例を示す。スタイルとセクションを指定する1組のデ
ータが順に並べられて1曲が構成されている。スタイル
とセクションを指定する1組のデータにより、1つのパ
ターンデータが指定される。自動演奏時には、このパタ
ーンシーケンスデータで指定されている順にパターンデ
ータ(当該スタイルの当該セクションの自動演奏パター
ン)が読み出され、MIDIインターフェース4を介し
て外部音源10に送出される。これにより、指定された
順序でパターンデータが自動演奏される。
【0019】パターンシーケンスデータは、概念的に
は、図2(b)や図2(c)のように書ける。図2
(b)および図2(c)において、A,B,Cで示され
たブロックは、上記図2(a)のスタイルとセクション
を指定する組データに相当する。1組の組データで1つ
のパターンが指定されたことになるから、A,B,Cで
示されたブロックは、それぞれパターンデータを示すと
みてもよい。矢印は、パターンデータの自動演奏の順序
を示す結線である。例えば、図2(b)のパターンシー
ケンスデータでは、パターンA、パターンB、パターン
Cの順に自動演奏される。
【0020】なお、上述したように、各パターンデータ
は、スタイルごとに、かつ各スタイルのセクションごと
にあらかじめROM6に用意されているが、その他にも
フロッピーディスク上のパターンデータを指定すること
もできるようになっている。
【0021】図3は、本実施例の装置でユーザがパター
ンシーケンスデータを作成編集するときにディスプレイ
3に表示される画面の例を示す。この図において、30
1はソングメーカーウインドウ、302はツールパレッ
ト、303はコントロールバー、304はインフォメー
ションウインドウである。
【0022】ソングメーカーウインドウ301は、タイ
トルバー310を有する。タイトルバー310には、現
在作成しているパターンシーケンスデータ(曲データ)
の名称が、付番311のように表示される。タイトルバ
ー310の左端には、ソングメーカーウインドウ301
をクローズするときに用いるクローズボックス312が
設けられている。
【0023】ソングメーカーウインドウ301は、スタ
イルパレット313を有する。スタイルパレット313
には、各種のスタイルを指定するためのスタイルアイコ
ンが表示されている。スタイルパレット313は、上部
に「Favorite」「Dance 」などと表記したタブを持つ複
数のページからなる。具体的には、「Favorite」から
「Disk」の10ページである。
【0024】「Favorite」のページは、ユーザが任意に
選んだスタイルのスタイルアイコンを含む。「Disk」の
ページは、フロッピーディスクに格納されたスタイルの
スタイルアイコンを含む。その他のページは、ROM6
に格納されたスタイルのスタイルアイコンを含む。
【0025】図3では、「Rock1 」と表記されたタブ3
14のページが表示されている。この「Rock1 」のペー
ジには、ロック系の20種類のスタイルを指定するため
のスタイルアイコン316,317,318などが配置
されている。各スタイルアイコンには、スタイルを特定
するA,B,C,…,Tの文字が付されている。なお、
A,B,C,…,Tなどの文字でなく、そのスタイルを
グラフィカルに表すような絵柄を各スタイルアイコンに
付してもよい。
【0026】タブ部分をマウス2でクリックすることに
より、ページを変更することができる。例えば、図3の
「Rock1 」のページが表示されている状態から、「Jaz
z」と表記されたタブ315をクリックすると、「Jaz
z」のページが表示される。「Jazz」のページには、ジ
ャズ系の20種類のスタイルを指定するためのアイコン
が配置されている。
【0027】各ページの20個のアイコンの右側には、
各スタイルのセクションを選択するためのセクション選
択領域319が設けられている。セクションは、「Intr
o 」「Normal」「Vari」「Fill1 」「Fill2 」「Endin
g」の6種類が設けられている。「Intro 」はイントロ
パターン、「Normal」はノーマルパターン、「Vari」は
バリエーションパターン、「Fill1 」は第1フィルイン
パターン、「Fill2 」は第2フィルインパターン、「En
ding」はエンディングパターンを、それぞれ、示してい
る。
【0028】これらの各セクション名の表示の左側に
は、円形のセレクトボタンが配置されている。セクショ
ンを選択するときは、このセレクトボタンをマウス2で
クリックする。選択されていないセクションはセレクト
ボタンが白抜きの円形で表示され、選択されているセク
ションのセレクトボタンは黒丸になる。図3では、ノー
マルパターンが選択されている。
【0029】スタイルパレット313の下側には、シー
ケンスディスプレイ323が設けられている。シーケン
スディスプレイ323は、パターンシーケンスデータを
作成編集するための領域である。シーケンスディスプレ
イ323の領域の右側および下側にはスクロールバー3
24,325が設けられている。
【0030】ユーザは、マウス2でスタイルパレット3
13の所望のページを表示させ、セクション選択領域3
19の6つのセクションから所望の1つを選択し、所望
のスタイルアイコンをマウス2でドラッグしてシーケン
スディスプレイ323に貼り付けることができる。同様
にして、幾つかのスタイルアイコンをシーケンスディス
プレイ323に貼り付けた後、次に説明するツールパレ
ット302の各ツールなどを用いて編集を行い、所望の
パターンシーケンスデータを得る。
【0031】ツールパレット302は、クローズボック
スを有するタイトルバー331を備えた1つのウインド
ウである。タイトルバー331の部分をマウス2でドラ
ッグすることにより、ツールパレット302を画面上で
移動することができる。
【0032】ツールパレット302は、シーケンスディ
スプレイ323に貼り付けたスタイルアイコンを編集す
るための4つのツールを備えている。アロー(矢印)ポ
インタ332、スピーカポインタ333、ペンポインタ
334、およびイレーサポインタ335である。マウス
2でこれらのツールの1つを選択すると、マウスポイン
タは、シーケンスディスプレイ323上で、それぞれの
ツールのポインタの形状になる。
【0033】図3では、アローポインタ332がツール
として選択されているので、マウスポインタ370はア
ローポインタの形状になっている。ツールパレット30
2では、現在選択されているツールが反転表示される。
【0034】アローポインタ332を用いて、シーケン
スディスプレイ323上に貼り付けられたスタイルアイ
コンをクリックすることにより、そのスタイルアイコン
は選択状態となる。キーボード1のシフトキーを押下し
ながら、この操作を行うと、断続的に複数のスタイルア
イコンを選択状態にできる。また、範囲指定により複数
のスタイルアイコンを選択状態にできる。選択状態のス
タイルアイコンは、シーケンスディスプレイ323上で
ドラッグすることにより、移動することができる。
【0035】スピーカポインタ333を用いて、シーケ
ンスディスプレイ323上に貼り付けられたスタイルア
イコンをクリックすることにより、そのスタイル(およ
びセクション)の自動演奏データがMIDIインターフ
ェース4から出力され外部音源10により発音される。
すなわち、試し聞きができる。
【0036】ペンポインタ334を用いて、シーケンス
ディスプレイ323上に貼り付けられた第1のスタイル
アイコンから第2のスタイルアイコンへとドラッグする
ことにより、第1のスタイルから第2のスタイルへ結線
が結ばれる。第1のスタイルから第2のスタイルへ結線
が結ばれるとは、第1のスタイルの次に第2のスタイル
を自動演奏するという順序が指定されたと言うことであ
る。
【0037】イレーサポインタ335を用いて、シーケ
ンスディスプレイ323上に貼り付けられたスタイルア
イコンをクリックすることにより、そのスタイルアイコ
ンをシーケンスディスプレイ323上から消去すること
ができる。スタイルアイコンを消去したときは、それに
関連する結線も必要であれば消去する。また、消去され
たアイコンをとばして、前後のアイコンを結線してもよ
い。
【0038】上述したツールパレット302の各ツール
は、シーケンスディスプレイ323上での編集操作に用
いるものである。したがって、マウスポインタ370が
これらのツールの形状になるのは、マウスポインタ37
0がシーケンスディスプレイ323上にあるときのみで
ある。マウスポインタ370がシーケンスディスプレイ
323をはずれた位置にあるとき、マウスポインタ37
0の形状は基本的にはデフォルトポインタの形状にな
る。デフォルトポインタの形状は、アローポインタと同
じ矢印の形である。したがって、スタイルパレット31
3のページの選択、セクションの選択、およびスタイル
アイコン(316,317,318など)のシーケンス
ディスプレイ323へのドラッグなどを行うときの、マ
ウスポインタ370の形状はアローポインタと同じ形状
である。
【0039】なお、スタイルパレット313上のスタイ
ルアイコン、およびシーケンスディスプレイ323上に
貼り付けられたスタイルアイコンは、基本的には画面上
で32×32ドットの大きさを有する。そして、そのア
イコンの中心部分の16×16ドットの範囲にマウスポ
インタが位置したときは、マウスポインタが強制的にス
ピーカの形状(ツールパレット302のスピーカポイン
タ333と同じ)になる。その状態で、クリックすると
当該スタイルの当該セクション(現在選択されているセ
クション)のパターンデータを試し聞きすることができ
る。
【0040】図3では、シーケンスディスプレイ323
上にスタイルアイコン362,363などを貼り付けて
編集している様子を図示している。付番364,365
などが、ペンポインタ334を用いて設定したスタイル
アイコンを結ぶ結線である。361は、曲の先頭を示す
記号である。
【0041】シーケンスディスプレイ323上で作成編
集されたパターンシーケンスは、RAM7上のパターン
シーケンスデータに反映される。すなわち、シーケンス
ディスプレイ323上のパターンシーケンスに対応する
パターンシーケンスデータが、図2のフォーマットでR
AM7上に生成されることになる。例えば、図3では、
パターンB→B→I→B→K→Gの順にパターンシーケ
ンスが作成されているが、RAM7には、これに対応す
るパターンシーケンスデータが生成されていることにな
る。
【0042】なお、シーケンスディスプレイ323上で
は、複数の系列のパターンシーケンスデータの作成編集
を行うことができる。図3では、単独のスタイルアイコ
ン363があるが、これも1つのパターンシーケンスデ
ータの系列である。もちろん、RAM7上には、複数の
系列のそれぞれに対応してパターンシーケンスデータを
設定する。そして、複数系列間を結線することにより各
系列をつなぐことができる。
【0043】コントロールバー303は、作成編集した
パターンシーケンスデータの演奏のコントロールを行う
ためのウインドウである。その上部には、クローズボッ
クスを備えたタイトルバー341が設けられている。3
42は再生ボタン、343は一時停止ボタンである。
【0044】再生ボタン342をマウス2でクリックす
ると、曲の先頭記号361から順に指定されたパターン
シーケンスデータを再生(自動演奏)する。再生とは、
MIDIインターフェース4を介して外部音源10へパ
ターンデータを送出する処理である。一時停止ボタン3
43をマウス2でクリックすると、再生を一時停止する
ことができる。再度、一時停止ボタン343をマウス2
でクリックすると、再生が再開される。
【0045】ツールパレット313の左側に、各種のフ
ァンクションボタンが設けられている。320は整列ボ
タンである。整列ボタン320をマウス2でクリックす
ると、現在シーケンスディスプレイ323に表示されて
いるパターンシーケンスを一列に整列して再表示する。
【0046】図4は、図3のシーケンスディスプレイ3
23のパターンシーケンスを一列に整列して再表示した
様子を示す。結線で結ばれたスタイルアイコンが系列ご
とに一列に整列されている。
【0047】321はビューボタンである。ビューボタ
ン321をマウス2でクリックすると、シーケンスディ
スプレイ323に貼り付けられたスタイルアイコンが3
2×32ドットから16×16ドットの大きさに切り替
わる。これにより、シーケンスディスプレイ323に表
示される情報量が増えパターンシーケンスデータの全体
を容易に把握できる。再度、ビューボタン321をマウ
ス2でクリックすると、スタイルアイコンは16×6ド
ットから32×32ドットの大きさに戻る。
【0048】なお、32×32ドットの大きさを有する
スタイルアイコン中心部分の16×16ドットの範囲で
マウス2をクリックしてパターンデータを試し聞きする
機能については既に説明したが、ビューボタン321を
用いてアイコンを16×6ドットの大きさにしたときは
上記試し聞きの機能は抑止される。すなわち、16×6
ドットの大きさのスタイルアイコンにマウスポインタを
位置させても、強制的にスピーカの形状になることはな
い。
【0049】322はアンドゥボタンである。アンドゥ
ボタン322をマウス2でクリックすると、直前に行わ
れた動作を取り消して元に戻すことができる。再度、ア
ンドゥボタン322をマウス2でクリックすると、再び
その動作を行う(リドゥする)。
【0050】インフォメーションウインドウ304は、
クローズボックス351の他、作成している曲データの
名称設定領域352、および小節数表示領域353を有
する。
【0051】次に、上述したようなパターンシーケンス
データの作成編集を実現する本実施例のCPU5の動作
手順を説明する。
【0052】図5は、メインルーチンのフローチャート
である。電源がオンされ装置の動作が開始すると、ま
ず、ステップS1で所定のワーク領域などのイニシャラ
イズを行う。次に、ステップS2でマウス処理を行い、
ステップS3でその他の処理を行う。ステップS3の
後、ステップS2に戻り、ステップS2,S3を繰り返
す。
【0053】図6および図7は、図5のステップS2の
マウス処理の詳細なフローチャートである。マウス処理
では、まず、ステップS11でマウス2がクリックされ
たか否か判別する。クリックされていたらステップS1
2へ、されていなければステップS21へ、それぞれ進
む。 ここで、クリックとはディスプレイ上のほぼ同じ
位置でマウス2のスイッチがオン/オフされたことを示
す。
【0054】ステップS12ではマウス2のクリック位
置を判別する。クリック位置がスタイルアイコンである
ときは、ステップS13へ進みアイコンクリック処理を
行った後、ステップS21へ進む。
【0055】ステップS12でクリック位置が整列ボタ
ン320であるときは、ステップS14へ進み、ポイン
タ形状がアローポインタであるか否か判別する。アロー
ポインタであるときは、ステップS15でシーケンスデ
ィスプレイ323上のスタイルアイコンを整列する処理
を行い、ステップS21に進む。ステップ14でポイン
タ形状がアローポインタでないときは、そのままステッ
プS21に進む。
【0056】ステップS12でクリック位置がツールパ
レットであるときは、ステップS16へ進み、ポインタ
形状を選択されたツールのものに変更して、ステップS
21に進む。
【0057】ステップS12でクリック位置が結線であ
るときは、ステップS17へ進み、ポインタ形状がイレ
ーサであるか否か判別する。イレーサであるときは、ス
テップS18で指定された結線を消去し、ステップS1
9でパターンシーケンスデータを書き換え、ステップS
21に進む。ステップS17でポインタ形状がイレーサ
でないときは、そのままステップS21に進む。
【0058】ステップS12でクリック位置が上記の場
合以外のときは、ステップS20でその他の処理を行っ
た後、ステップS21に進む。その他の処理としては、
例えば、再生ボタンや停止ボタンのクリックでパターン
シーケンスにしたがってパターンデータを再生・停止さ
せる処理などがある。
【0059】次に、ステップS21でマウス2がドラッ
グされたか否か判別する。ドラッグされていたらステッ
プS22へ、されていなければステップS29へ、それ
ぞれ進む。ここで、ドラッグとは、ディスプレイ上のあ
る位置でマウス2のスイッチがオンされ、その状態でポ
インタを他の位置へ移動させ、その後にオフするという
一連の動作を示す。
【0060】ステップS22では、マウス2の現在のポ
インタ形状を判別する。ポインタ形状がアローポインタ
であるときは、ステップS23に進み、ドラッグの開始
位置がスタイルアイコンであるか否か判別する。開始位
置がスタイルアイコンであるときは、ステップS24
で、そのスタイルアイコンを移動し、シーケンスディス
プレイ323に貼り付ける。その後、ステップS29に
進む。ステップS23でドラッグの開始位置がスタイル
アイコンでないときは、ステップS25でその他の処理
を行った後、ステップS29へ進む。
【0061】ステップS22でマウス2のポインタ形状
がペンポインタの形状であるときは、ステップS26
で、そのペンポインタがシーケンスディスプレイ323
上のスタイルアイコン間をドラッグしたのかどうかを判
別する。スタイルアイコン間のドラッグであったとき
は、ステップS27でその始点のスタイルアイコンから
終点のスタイルアイコンへと結線(矢印)を結ぶ。そし
て、ステップS28で、パターンシーケンスデータを書
き換え、ステップS29に進む。ステップS26でスタ
イルアイコン間のドラッグでないときは、そのままステ
ップS29へ進む。
【0062】なお、ステップS27で、結ぼうとする結
線が間違ったものであるときは、結線を結ぶことはせ
ず、ステップS28の処理もスキップするものとする。
例えば、既にスタイルAからスタイルBへの結線がある
とき、そのスタイルAから別のスタイルCへペンポイン
タでドラッグしても、それは無効である。
【0063】ステップS22でマウス2のポインタ形状
が上記以外のときは、ステップS29へ進む。
【0064】ステップS29では、マウス2が移動され
たか否かを判別する。ここで、移動とは、マウス2のス
イッチを押さない状態でディスプレイ上のある位置から
他の位置へとポインタを移動させる動作を示す。マウス
2が移動されていなければ、そのままリターンする。マ
ウス2が移動されているときは、ステップS30でマウ
スポインタ370を移動する。そして、ステップS31
でマウスポインタ370がスタイルアイコンの中心部分
(16×16ドットの範囲)に位置しているか否かを判
別する。中心部分に位置していた場合は、ステップS3
2でマウスポインタ370をスピーカポインタの形状に
変更し、リターンする。
【0065】ステップS31でマウスポインタ370が
スタイルアイコンの中心部分に位置していない場合は、
ステップS33でスタイルアイコンの中心部分からはず
れた位置にマウスポインタ370が位置しているのか否
か判別する。マウスポインタ370がスタイルアイコン
の中心部分からはずれた位置にある場合は、ステップS
34でマウスポインタ370の形状を元に戻し、リター
ンする。ステップS33でマウスポインタ370がスタ
イルアイコンの中心部分に位置していた場合は、そのま
まリターンする。
【0066】図8は、図6のステップS13のアイコン
クリック処理の詳細なフローチャートである。アイコン
クリック処理では、まず、ステップS41で現在のマウ
スポインタ370の形状を判別する。その形状がアロー
ポインタであるときは、ステップS42でクリック位置
にあるスタイルアイコンを選択状態とし、リターンす
る。
【0067】ステップS41で現在のポインタ形状がス
ピーカポインタの形状であるときは、ステップS43
で、クリック位置にあるスタイルアイコンに対応するパ
ターンデータを再生(MIDIインターフェース4を介
してのMIDI出力)し、リターンする。
【0068】ステップS41で現在のポインタ形状がイ
レーサポインタの形状であるときは、ステップS44
で、クリック位置にあるスタイルアイコンがシーケンス
ディスプレイ323上のスタイルアイコンであるか否か
を判別する。シーケンスディスプレイ323上のスタイ
ルアイコンである場合は、ステップS45でそのアイコ
ンを消去する。そして、ステップS46でそのアイコン
に関連する結線を消去し、ステップS47で関連するシ
ーケンスデータを書き換え、リターンする。ステップS
44で現在のポインタ形状がイレーサポインタの形状で
ないときは、そのままリターンする。
【0069】ステップS41で現在のポインタ形状がペ
ンポインタの形状であるときは、そのままリターンす
る。
【0070】なお、上記実施例において、シーケンスデ
ィスプレイ323上のスタイルアイコンを、カット、コ
ピー、ペースト、あるいは複製(デュプリケート)する
ことにより、スタイルアイコンの編集を行うようにして
もよい。カット、コピー、ペースト、および複製の操作
は、通常のウインドウシステムで用いられているものを
適用すればよい。例えば、ディスプレイ上のエディット
メニュー(不図示)から指示したり、キーボード1によ
り指示する。対象は、マウス2のクリック、ドラッグで
のエリア指定などで選択すればよい。
【0071】図9(a)は、スタイルアイコンのカット
&ペーストの例である。パターンA→B→Cの順に結線
されているパターンシーケンスで、パターンBをカット
する。カット後は、パターンA→Cとなる。次に、ペー
スト操作により、別系列にパターンBを貼り付けてい
る。
【0072】図9(b)は、スタイルアイコンのコピー
&ペーストの例である。パターンA→B→Cの順に結線
されているパターンシーケンスで、パターンBおよびC
をコピーする。コピーは別にあるコピー用の領域へのコ
ピーであるから、コピー後も、パターンは変更されな
い。次に、ペースト操作により、別系列にパターンBお
よびCを貼り付けている。
【0073】図9(c)は、スタイルアイコンの複製の
第1の例である。結線されていないパターンA,B,
C,Dがシーケンスディスプレイにある場合に、パター
ンBおよびCを複製する。この複製により、下側にパタ
ーンBおよびCが貼り付けられる。
【0074】図9(d)は、スタイルアイコンの複製の
第2の例である。パターンA→B→C→Dの順に結線さ
れているパターンシーケンスで、パターンBおよびCを
複製する。この複製により、パターンCとDの間に、パ
ターンBおよびCが挿入される。
【0075】上記実施例によれば、画面上にグラフィカ
ルに表示されたウインドウを用いてマウスなどによる簡
単な操作で、自動演奏パターンデータを組み合わせて曲
データを作成することができる。
【0076】なお、アイコン間の結線を変更する場合、
結線の端部分をポインタで指定し、他のアイコンへドラ
ッグすることにより結線を変更してもよい。また、表示
要素はアイコン形式でなくてもよい。パターンが識別で
きるものであれば何でもよい。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自動演奏パターンデータを組み合わせて曲データを作成
する自動演奏装置において、曲データの作成および修正
を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る自動演奏装置のブロ
ック構成図
【図2】パターンシーケンスデータの構成および例を示
す図
【図3】パターンシーケンスデータを作成編集する際の
画面の表示例を示す図
【図4】パターンシーケンスを一列に整列して再表示し
た様子を示す図
【図5】メインルーチンのフローチャート図
【図6】マウス処理の詳細なフローチャート(その1)
【図7】マウス処理の詳細なフローチャート(その2)
【図8】アイコンクリック処理の詳細なフローチャート
【図9】スタイルアイコンの編集をカット、コピー、ペ
ースト、または複製で行う例を示す図
【符号の説明】
1…キーボード、2…マウス、3…ディスプレイ、4…
MIDIインターフェース、5…中央処理装置(CP
U)、6…リードオンリーメモリ(ROM)、7…ラン
ダムアクセスメモリ(RAM)、8…フロッピーディス
ク入出力装置、9…バスライン。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の自動演奏パターンを記憶した記憶手
    段と、 各種の情報を表示するための表示手段と、 前記表示手段に、前記複数の自動演奏パターンにそれぞ
    れ対応する複数の表示要素を表示する要素表示制御手段
    と、 前記表示手段に表示された複数の表示要素のうち、結線
    すべき2つの表示要素を指定する指定手段と、 指定された2つの表示要素間に結線を表示する結線手段
    と、 前記表示手段に表示された表示要素と結線の状態に基づ
    いて、結線された表示要素に対応して自動演奏パターン
    データの演奏順序を決定する決定手段と、 前記決定された演奏順序にて、自動演奏パターンデータ
    を自動演奏する演奏手段とを備えたことを特徴とする自
    動演奏装置。
  2. 【請求項2】さらに、任意に結線した前記表示要素を演
    奏順に並べ変えて再表示する手段を備えた請求項1に記
    載の自動演奏装置。
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