JP2654065B2 - フオント編集処理装置及びフオント編集処理方法 - Google Patents

フオント編集処理装置及びフオント編集処理方法

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JP2654065B2 JP63078786A JP7878688A JP2654065B2 JP 2654065 B2 JP2654065 B2 JP 2654065B2 JP 63078786 A JP63078786 A JP 63078786A JP 7878688 A JP7878688 A JP 7878688A JP 2654065 B2 JP2654065 B2 JP 2654065B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はベクトルモードによる編集処理とドットモー
ドによる編集処理とを任意選択的に切替えて実行できる
編集機能を備えたフォント編集処理装置及びフォント編
集処理方法に関する。
(従来の技術) デザイナーによって作られた原画(文字フォント)を
もとに生成したドットイメージデータを扱うシステムに
於いて、上記イメージデータをそのままの形で保存し転
送したのでは扱うデータ量が膨大なものとなり、記憶容
量、転送速度等、種々の面で実用上の問題が生じる。そ
こで、上記イメージデータの保存、転送等を効率良く行
なうためのデータ圧縮手段が必要とされる。これを実現
するための技術として、デザイナーによって作られた文
字フォント等の原画をイメージスキャナ等で読取り、そ
の読取ったフォントパターンの輪郭を抽出して、同抽出
された輪郭ドットデータをもとにベクトルフォントデー
タを生成する装置が実現され(例えば特願昭62−21002
号〜62−21004号公報・輪郭抽出方式等)、更に、ベク
トルフォントの再生機構も種々実現されている(例えば
特願昭62−162878号公報・ベクトルフォント再生装置、
特願昭62−244302号公報・再生ベクトルフォント修飾装
置、特願昭62−162878号公報・ベクトルフォント再生装
置、特願昭63−6031号公報・ベクトルフォント再生装
置、特願昭63−15532号公報・ベクトルフォント再生に
よる文字出力装置等)。
上記したようなベクトルフォントを扱う装置に於いて
は、編集の際、ベクトルフォントそのものを編集対象と
した方が編集し易い場合と、ドットイメージを編集対象
とした方が編集し易い場合とがある。例えば最初に取込
んだイメージデータにノイズデータ(所謂ゴミデータ)
が多く存在し、これをそのままベクトル化すると、多く
の小グループのベクトルデータが生成され、全体のベク
トルデータ量が大幅に増加して、修正効率が悪い。従っ
てこのような場合はドットイメージを編集対象として修
正(ゴミドットの除去)を行なった方が能率が良い。
又、ノイズを除去した後の比較的大きな形状部分に対し
てはドットイメージで修正するよりも、ドットイメージ
を編集対象として修正した方が能率が良い。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記したような従来のベクトルフォン
トを扱う装置に於いては、各種の編集対象に応じて、ベ
クトルフォントを編集対象とした編集モードと、ドット
イメージを編集対象とした編集モードとを任意選択的に
切替えて編集できる機構が存在せず、編集作業の能率面
で問題があった。
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、ベクトルフ
ォントを扱う装置に於いて、編集対象に応じて、ベクト
ルフォントを編集対象とした編集モードと、ドットイメ
ージを編集対象とした編集モードとを任意選択的に切替
えて編集でき、編集処理作業を円滑かつ迅速に実行でき
るフォント編集処理装置及びフォント編集処理方法を提
供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段及び作用) 本発明は、イメージスキャナ等より入力されたドット
イメージのデータを自動的にベクトルデータに変換する
回路と、これとは逆にベクトルデータ化されたパターン
をドットイメージのデータに変換する回路とを装備し、
この回路相互を有機的に結合して、任意選択的に相互に
変換できる構成とし、ベクトルモードによる編集処理と
ドットモードによる編集処理とを任意選択的に実行でき
るようにしたものである。
即ち、本発明は、ベクトルフォントイメージを編集処
理対象とするベクトルフォント編集処理装置と、同編集
処理装置の編集処理対象となるイメージが展開されるベ
クトル編集画面バッファと、ドットイメージを編集処理
対象とするドットイメージ編集処理装置と、同編集処理
装置の編集処理対象となるイメージが展開されるドット
編集画面バッファと、外部の指示に従い上記ベクトルフ
ォント編集処理装置又はドットイメージ編集処理装置の
いずれか一方を選択的に機能させるモード切替え手段
と、上記ベクトル編集画面バッファ上に展開されたベク
トルフォントイメージをドットイメージに変換し上記ド
ット編集画面バッファ上に展開するベクトル/ドット変
換手段と、上記ドット編集画面バッファ上に展開された
ドットイメージをベクトルフォントイメージに変換し上
記ベクトル編集画面バッファ上に展開するドット/ベク
トル変換手段とを備えて、ベクトルモードによる編集処
理とドットモードによる編集処理とを任意選択的に実行
できる構成としたもので、これにより編集対象に応じ
て、ベクトルフォントを編集対象とした編集モードと、
ドットイメージを編集対象とした編集モードとを任意選
択的に切替えて編集でき、編集処理作業を円滑かつ迅速
に実行できる。
(実施例) 以下図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例に於けるシステム構成を示
すブロック図である。
図中、1は編集処理の対象となる各種のデザイン画
(P)をラインスキャンにより読取るイメージスキャナ
である。2はイメージスキャナ1で読取ったデザイン画
(P)のドットイメージをベクトルデータに変換するベ
クトルフォント編集機であり、ここでは、ベクトルフォ
ントを編集対象としたベクトルモード編集部と、ドット
イメージを編集対象としたドットモード編集部とを有し
て、この各編集部を有機的に結合してなる編集処理装置
20と、キーボード(KB)、マウス(M)3等の入力部、
及び表示部(DISP)とからなる。
第2図は上記編集処理装置20の内部構成要素を示すブ
ロック図である。
図中、21乃至23はそれぞれベクトルモード編集部の構
成要素をなすもので、21はベクトルモード下に於いて、
ベクトル描画されたイメージを対象にデータ修正を行な
うベクトルモード編集処理装置、22はベクトルモード編
集処理装置21の編集処理対象となるベクトルデータによ
るイメージが展開されるベクトル編集画面バッファ、23
はベクトル編集画面バッファ22上に展開されたイメージ
のベクトルデータをドットイメージのデータに変換する
ベクトル/ドット変換回路である。
24乃至26はそれぞれドットモード編集部の構成要素を
なすもので、24はドットモード下に於いて、ドット描画
されたイメージを対象にデータ修正を行なうドットモー
ド編集処理装置、25はドットモード編集処理装置24の編
集処理対象となるドットイメージが展開されるドット編
集画面バッファ、26はドット編集画面バッファ25上に展
開されたドットイメージデータをベクトルデータに変換
するドット/ベクトル変換回路である。
27は上記入力部(キーボード(KB)又はマウス(M)
3)からの処理モード選択指示に従い、ベクトルモード
編集処理装置21、又はドットモード編集処理装置24のい
ずれか一方を動作モードに設定するモード切替え制御部
である。
ここで上記第1図及び第2図を参照して本発明の一実
施例による動作を説明する。ここでは、初期状態に於い
てモード切替え制御部27がベクトルモード編集処理装置
21を動作モードに設定しているものとする。
イメージスキャナ1で読取られ、ベクトルフォント編
集機2入力されたデザイン画(P)のドットイメージ
は、ドットモード編集処理装置24を経てドット編集画面
バッファ25上にドット展開される。更にドット編集画面
バッファ25上にドット展開されたドットイメージは、ド
ット/ベクトル変換回路26でベクトルデータ化された
後、図示しないベクトルデータ記憶部に記憶されるとと
もに、そのベクトルデータに従いベクトル編集画面バッ
ファ22上にパターン展開され、表示部(DISP)上に表示
される。
この際、ベクトルモード編集処理装置21が動作モード
となっていることから同編集処理装置21により、表示部
(DISP)上に表示されたベクトル編集画面バッファ22上
のベクトルフォントを訂正可能であるが、イメージスキ
ャナ1より取込んだ初期のデザインパターンには種々の
ノイズ(ゴミ)が存在することが多い。この際は、ノイ
ズ部分の小グループのベクトルデータが多数生成され、
従ってベクトル編集画面バッファ22上に展開したベクト
ルデータパターンでの訂正は効率が悪い。
このような場合はドットイメージを編集対象として修
正(ゴミドットの除去)を行なった方が能率が良いた
め、上記入力部(キーボード(KB)又はマウス(M)
3)からの指示入力で、ベクトル/ドット変換回路23に
起動をかけ、ベクトル編集画面バッファ22上に展開され
たベクトルフォントパターンを一旦、ドットイメージに
戻し、ドット編集画面バッファ25上にドット展開すると
ともに、モード切替え制御部27への指示入力で動作モー
ド対象をベクトルモード編集処理装置21からドットモー
ド編集処理装置24に切替えて、同編集処理装置24によ
り、ドットモードにてノイズ除去を行なう。
又、細かなノイズをすべて除去した後のパターンは比
較的形状が大きく、かつ傾斜も緩いことから、ベクトル
データによる修正が効率的である。
このような場合は、上記入力部(キーボード(KB)又
はマウス(M)3)からの指示入力で、ドット/ベクト
ル変換回路26に起動をかけ、ドット編集画面バッファ25
上に展開されたドットイメージを再度ベクトルデータに
変換し、ベクトル編集画面バッファ22上に展開するとと
もに、モード切替え制御部27への指示入力で動作モード
対象をドットモード編集処理装置24からベクトルモード
編集処理装置21に切替えて、同編集処理装置21により、
ベクトルモードにてパターン修正を行なう。
このように、一つのデザインに対して、ベクトル修正
・ドット修正の二種の編集モードで任意選択的にパター
ン修正を行なうことができ、ノイズ除去を含めた各種の
パターン修正作業を効率良く実行できる。特に、近年で
は、業務用ワードプロセッサやディスクトップパプリッ
シング(DTP)等に於いて、漢字パターンを種々変化さ
せて使うことのできる装置が開発され、各ユーザ毎に外
字と呼ばれる漢字パターンを装備して文書を作成するに
は高品質なデザインパターン化を効率的に行なう必要が
ある。このようなとき、上記実施例に示したような、ベ
クトル修正・ドット修正の二種の編集モードで任意選択
的にパターン修正を行なうことのできるデザイン修正手
段を持つことにより、高品質なデザインパターン化処理
作業を効率的に行なうことができる。
尚、上記した実施例は、単にベクトルフォント編集機
にとどまらず、例えば、フォント自動生成機、写植機、
DTP、図形作成機等、種々の機器に幅広く適用可能であ
る。
[発明の効果] 以上詳記したように本発明によれば、ベクトルフォン
トに対する編集処理を行う編集モードとドットイメージ
に対する編集処理を行う編集モードとの2つの処理モー
ドのうち、いずれか一方の処理モードが選択された場
合、この指示に応じてベクトルフォントとドットイメー
ジとを相互に変換及び展開することで、任意選択した編
集モードにて編集処理を行えるようにしたため、編集処
理作業を円滑かつ迅速に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に於けるシステム構成を示す
ブロック図、第2図は上記実施例に於ける編集処理装置
の構成を示すブロック図である。 1……イメージスキャナ、2……ベクトルフォント編集
機、3……マウス(M)、20……編集処理装置(ED)、
21……ベクトルモード編集処理装置、22……ベクトル編
集画面バッファ、23……ベクトル/ドット変換回路、24
……ドットモード編集処理装置、25……ドット編集画面
バッファ、26……ドット/ベクトル変換回路、27……モ
ード切替え制御部、KB……キーボード、DISP……表示
部、P……デザイン画。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベクトルフォントイメージに対する編集を
    行うベクトルフォント編集処理手段と、 上記ベクトルフォント編集処理手段の編集処理対象とな
    るベクトルフォントイメージが展開されるベクトルフォ
    ントイメージ記憶手段と、 ドットイメージに対する編集を行うドットイメージ編集
    処理手段と、 上記ドットイメージ編集処理手段の編集処理対象となる
    ドットイメージが展開されるドットイメージ記憶手段
    と、 上記ベクトルフォント編集処理手段又は上記ドットイメ
    ージ編集処理手段のいずれか一方を選択的に動作させる
    よう指示するモード切換指示手段と、 上記モード切替指示手段により上記ベクトルフォント編
    集処理手段を動作させる旨の指示がされた場合、上記ド
    ットイメージ記憶手段に展開されたドットイメージをベ
    クトルフォントイメージに変換し上記ベクトルフォント
    イメージ記憶手段に展開するベクトル/ドット変換手段
    と、 上記モード切替指示手段により上記ドットイメージ編集
    処理手段を動作させる旨の指示がされた場合、上記ベク
    トルフォントイメージ記憶手段に展開されたベクトルフ
    ォントイメージをドットイメージに変換し上記ドットイ
    メージ記憶手段に展開するベクトル/ドット変換手段と を具備してなることを特徴とするフォント編集処理装
    置。
  2. 【請求項2】ベクトルフォントイメージに対する編集処
    理及びドットイメージに対する編集処理を行うフォント
    編集処理方法において、 ベクトルフォントイメージに対する編集処理を行う旨の
    指示を受けた際に、展開されているドットイメージをベ
    クトルフォントイメージに変換及び展開処理して、その
    展開されたベクトルフォントイメージに対し編集処理を
    行い、 ドットイメージに対する編集処理を行う旨の指示を受け
    た際に、展開されているベクトルフォントイメージをド
    ットイメージに変換及び展開処理して、その展開された
    ドットイメージに対し編集処理を行う ことを特徴とするフォント編集処理方法。
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