JP2641135B2 - 共用ロッカーのデータ入力方法 - Google Patents

共用ロッカーのデータ入力方法

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JP2641135B2 JP2204982A JP20498290A JP2641135B2 JP 2641135 B2 JP2641135 B2 JP 2641135B2 JP 2204982 A JP2204982 A JP 2204982A JP 20498290 A JP20498290 A JP 20498290A JP 2641135 B2 JP2641135 B2 JP 2641135B2
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敬三 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は高層マンション、高層アパートなどの共同
住宅に設置される、居住者が留守の場合の宅配便受領、
居住者による洗濯物や小荷物の発送などに用いる共用ロ
ッカーに関するもので、特に、運用のためのデータの登
録、変更、抹消などの入力を、コントロールボックスの
前面に設けた操作パネルに設けられるキー挿入口に管理
キーを挿入したとき又は管理用の磁気カードをカードリ
ーダーに通したときに、操作案内ディスプレイに表示さ
れるメニューに従ってテンキーを含む操作キーによりな
しうるようにしたものである。
[従来の技術]及び[発明が解決しようとする課題] 電気錠を備えた共用ロッカーを不特定多数人あるいは
同じマンションの居住者などの特定多数人が用いるよう
にしたものが広く提供されている。
これらは 気カードによって管理使用するタイプが一
般的であり、中央制御部のROM内に記憶された磁気カー
ド照合データの登録、変更、抹消が必要となる。
このために従来は、コントロールユニットのROM内に
データを予め記憶させたり、磁気カードのデータをROM
内に記憶させる方法として、データ入力器を別途用意し
てなしていたものである。具体的には、コントロールユ
ニットを収納したボックスの前面の扉を開け、別途テン
キーを備えたデータ入力器を用意し、このデータ入力器
のコネクタを前記コントロールユニットのデータ入力部
に接続し、ここで、データ入力器からのテンキーによる
入力によりデータの登録、確認、変更、削除をなすよう
にしていた。
しかして、この方法では、データの登録、変更、抹消
の作業が画一すぎて、共用ロッカーの管理者にとっては
その作業が面倒であり、作業性が悪かった。
[課題を解決するための手段] この発明は、共用ロッカーの製造業者、メインテナン
ス業者、ロッカー管理者(人)、配達業者、居住者のそ
れぞれの使用目的を考慮し、通常の専門知識を有しない
管理人によるデータの入力に関しては、製造業者やメイ
ンテナンス業者が使用するデータ入力器から入力作業を
不用とし、コントロールユニットを引き出すことなく、
居住者と同じようにボックスの前面に設けた操作パネル
から、直接管理人用のデータの入力、変更、抹消などが
なしうるようにすると共に、安全性を確保するための方
策として、管理人用のデータの入力の際には管理キーま
たはマスターカードの挿入手続きを介在させるようにし
たものである。
[作用] この発明は上述の構成からなるもので、管理人にとっ
ては、管理キーを操作パネルに差し込むかマスターカー
ドを挿入する作業を介した上で、表示案内ディスプレイ
に表示されるメニューに従って簡単に操作間違いがなく
データの登録、抹消、変更のための入力がなし得るので
ある。
[実施例] 以下、図面に示す実施例に即してこの発明の内容を説
明する。
共用ロッカー1は第1図に示すように、大小様々な大
きさの荷物を収納し得るように三種類の大きさのボック
ス2を備えるようにしてなり、これら各々のボックス2
には電気錠を備えるようにしてなり、電気錠は通電した
ときに施錠あるいは解錠するようなタイプのものであ
る。
一のボックス3はコントロールユニットを収納してな
るもので引き出し自在となっている。
このボックス3の前面には利用者の用いる操作パネル
が設けられている。カードリーダ4は居住者や管理人さ
らには宅配便業者などに配布される磁気カードを読み取
るための手動式のものとしてあるが自動式のものとして
もよい。二つのキー挿入口5a、5bがあるが一方は管理用
のキー挿入口5aであり、他方のキー挿入口5bは居住者が
磁気カードを使用せずにキーと本人確認番号(暗唱番
号)でボックスを開けるときに用いるものである。操作
案内ディスプレイ6はCRT画面あるいは蛍光表示管によ
り構成され、テンキー7a、確認ボタン7bを含む操作用ボ
タン7を押圧することにより居住者、宅配便業者、管理
人がなす次の操作を文章にて案内するためのものであ
る。伝票挿入口8は宅配便業者が荷物をボックス2に収
納した後に操作することにより伝票に捺印するもので、
伝票を挿入してから一定の時間以内に捺印ボタン9を押
すことにより一回のみ内部の印鑑が下降して捺印するよ
うになっている。
10はコイン挿入口、11は返却口で、この共用ロッカー
1を使用するときに料金を徴集するように設定する場合
に用いるもので、返却口11はコイン判別器で不適正と判
断されたコインを返却するものである。
12はスピーカーで警報ブザー音を出すためのもので、
13は各ボックス2の扉に設けられる解錠ランプである。
この共用ロッカー1は居住者の留守中に配達人が持参
する宅配荷物、郵便小包、デパートの配送物、クリーニ
ング剤みの衣服等をボックス2に入れ、居住者が外出か
ら帰宅して磁気カードやキーと本人確認番号により、さ
らにはこれらと使用料として金銭を払うことにより取り
出し可能としたものである。
また、このボックス2に居住者が荷物を入れて業者に
引き取りや発送を依頼したり、さらには、留守中に配達
人が荷物を運んでくることが予想される場合には、ボッ
クス2を予約してそのことを配達人に知らせて確実に受
け取れるように使用することもできる。
これらは操作ボタン7を押圧することにより操作案内
ディスプレイ6に案内表示される手順に従って操作する
ことによりなされることになる。
ここで、第3図の電気的構成のブロック図をもとに説
明する。
中央制御部14はCPU14a、ROM14b,RAM14c、時計14dより
構成されるもので各種インターフェースを通して周辺機
器回路と接続されている。
ロッカーシステムはROM内のプログラムによってロッ
カーシステム全体の動きを制御すると共に、ROM内には
磁気カード(管理人用のマスターカード、居住者用の解
錠用のカード、宅配業者などの配達人用カード)、本人
確認番号などのデータの記憶部がある。なお共用ロッカ
ー1の使用記録(ボックス番号、届先、日時など)はRA
M内に記憶するようにしてある。
コントロールユニット内には中央制御部14以外に周辺
機器として、電源スイッチ15、ブザー停止スイッチ16、
点検スイッチ17、キースイッチ18(キー挿入口5bに対応
する)、管理キースイッチ19(管理用のキー挿入口5aに
対応する)、テンキーを含む操作ボタン7、カードリー
ダー4、LEDランプ20があり、これらは主として入力部
となるものである。
また、中央制御部14は解錠されたボックスを示すため
などの表示器21、ブザー22、伝票挿入口8、捺印ボタン
9に対応する受領捺印機23、各ボックス2の電気錠24な
どに接続してある。
ここで、この発明に係るデータの入力の一例を第4図
に示すフローチャートにより説明する。
まず、管理用のキーをキー挿入口5aに差し込み回わす
と、操作案内ディスプレイ6に050で示すメニューが表
示される(以下第4図における長方形の桝内はメニュー
画面である)。ここで、テンキー7aで「1の登録」を選
択する。するとメニュー051で示すように「1住居デー
タ 2マスター 3時計 4終了」の画面が表示され
る。次にテンキー7aで「1」キーを押し「住居データ」
を選択すると、メニュー054で示す「1カード登録、2
本人番号登録、3抹消 4終了」の画面が表示される。
さらにテンキー7aで「1」を選択すると磁気カードのデ
ータが登録可能であることを示すメニュー055となる。
ここでテンキー7aで住居番号を押し次いで確認ボタン7b
を押す。この住居番号は通例は部屋番号とすることが望
ましい。このシステムでは居住者用の磁気カードでは一
世帯三枚までとしてあるので既に三枚登録済みであると
その旨のメニュー057が表示されメニュー054に戻るよう
になっている。登録されているカードが二枚以下である
とメニュー056となり表示に従って磁気カードをカード
リーダ4に二回通せというメニュー表示となる。磁気カ
ードを一回通すとメニュー058になり、磁気カードをも
う一回カードリーダ4に通すと、ここでカードチェック
を行ない不適用な磁気カードであるとメニュー060とな
り登録を拒否してメニュー054に回帰する。カードチェ
ックで適正であるとメニュー059に示すように登録の終
了表示がなされる。メニュー061は続いて磁気カードの
データの登録可能の要否を聞くもので、同様に登録を希
望する場合はテンキー7aで「1」を選択し、再度同じ手
順でなすことになる。一方テンキー7aで「4」の終了を
選択するとメニュー054に戻ることになる。
なお、製造メーカーが磁気カードを供給するのである
が、出荷の段階で管理用、居住者用、業者用のそれぞれ
の磁気カード及びROM内に四桁の数字をコード化して記
憶させておくようにし、別の磁気カードはカードチェッ
クで登録不可となるようにしておく。
本人の確認番号(暗唱番号)の登録は、メニュー054
で「2本人番号登録」を選択するようにテンキー7aで
「2」を押圧し選択すると、メニュー062で示すメニュ
ーが表示され順次メニュー「063」「064」と指示が出さ
れるのでその指示に従いテンキー7aで六桁以内の番号を
本人確認番号として登録できるのである。
メニュー054での「3抹消」は住人の転居などによる
住居データ(カード登録、本人確認番号)の抹消の際に
用いるものであり、元の住人の磁気カード、本人確認番
号を無効とするものである。この場合はROM内の住居番
号に対応するデータを抹消することによりなす。
なお、磁気カードを紛失したり、元の住人が磁気カー
ドを返却しなかった場合にも同様な操作をすれば足り
る。なお、一枚の磁気カードを紛失してもこの操作をす
れば残り二枚の磁気カードのデータも抹消されるので、
再度別途磁気カードをもって最初から登録することにな
る。
またメニュー051で「2マスター」を選択して操作案
内ディスプレイ6に表示された画面に従って操作すれば
管理用のマスターカードの登録、抹消が可能となるので
ある。このマスターカードのデータも磁気カード上のデ
ータとROM内の記憶部のデータの双方が登録、抹消され
ることになる。
操作中に取消ボタン7cを押すか一定時間入力しないと
025の「もう一度始めから正しく操作してください」と
のメニューが表示される。
このように管理キー挿入口5aに差し込み回すことによ
り操作案内ディスプレイ6に表示されるメニューに従っ
てテンキーを含む操作ボタン7を押すことにより簡単に
データの入力が可能となるのである。
以上の説明では管理キーによりメニュー画面が表われ
るようにしたものについて説明したが、これに代えてマ
スターカードをカードリーダに通すことにより同様にメ
ニュー画面が表われるように構成してもよい。
この発明でいうデータのROMに格納されるデータとし
て、磁気カード(居住者用、業者用、管理人用)に対応
するROM内の記憶部の照合用のデータ及びROM内の記憶部
の本人確認番号のデータを挙げたが、これに限定される
ことなく変更することが予想されるデータであればそれ
らも対象となる。
例えば、代表的な宅配便業者、百貨店、スーパー、ク
リーニング店などに配布する業者用の磁気カードのデー
タの登録、抹消などを挙げることができる。
さらには、実際に設置稼動させることにより簡単に変
更可能とした方が適切な場合であることが判明したデー
タはこの発明に係る操作により変更可能なようにするこ
とが望ましい。
これは実際使用した場合に頻繁に変更使用するものを
コントロールユニットを納めたボックス3の扉に配置さ
れる操作案内ディスプレイ6(居住者や業者にとっては
操作手順の案内のためのものとなる)を使用してメニュ
ー画面を表示し、通常はボックスの指定、解錠のための
本人識別番号の入力などに用いるテンキーを含む操作ボ
タンを操作することによりなし得るようにしたもので操
作性の向上と使い勝手の向上を図ったものであるといえ
る。
[発明の効果] この発明は以上のような構成からなるもので、やROM
内の記憶部の可変可能なデータの登録変更抹消を、従来
のようにデータ入力器を用いずにキーをキー挿入口に挿
入するか管理用のマスターカードを用いることにより、
操作案内ディスプレイにメニューを表示するようにし、
指定はテンキーを含む操作ボタンによりなし得るように
したので管理のためのデータの入力が簡単に行なえるよ
うになったのである。
そして、管理用のマスターカードあるいは管理用のキ
ーがなければ操作できないので他人がデータの改変をす
ることができないようになっており安全性も確保される
のである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示すもので、第1図はこの発
明に係るロッカー装置の正面図、第2図はコントロール
を納めたボックスの正面図、第3図は電気的構成のブロ
ック図、第4図はデータ登録の例を示すフローチャート
である。 1……共用ロッカー、2……ボックス 3……ボックス、4……カードリーダ 5a……キー挿入口、5b……キー挿入口 6……操作案内ディスプレイ 7……操作ボタン、7a……テンキー 7b……確認ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 敬三 東京都荒川区西日暮里6丁目22番22号 クリナップ株式会社内 (72)発明者 高木 正典 東京都荒川区西日暮里6丁目22番22号 クリナップ株式会社内 (72)発明者 佐藤 寛 東京都荒川区西日暮里6丁目22番22号 クリナップ株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−116175(JP,A) 実開 昭63−173473(JP,U) 実開 平2−87881(JP,U) 実開 昭61−185343(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央制御部のROM内のプログラムによって
    ロッカーシステム全体の動きを制御するようにしてなる
    共用ロッカーにおいて、管理用のマスターカードのデー
    タ、解錠のための磁気カードのデータ、本人確認番号の
    データなど変更が予想されるROM内に記憶させるデータ
    の登録変更抹消のための入力を、中央制御部を含むコン
    トロールユニットを収納したボックスの前面の操作パネ
    ルに設けたキー挿入口に管理キーを挿入したとき又はカ
    ードリーダーにマスターカードを挿入したときに、操作
    パネルの操作案内ディスプレイにメニューを表示するよ
    うにし、テンキーを含む操作ボタンを押圧することで順
    次メニューを表示してなし得るようにしたことを特徴と
    する共用ロッカーのデータ入力方法。
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