JPH0639392Y2 - 無人用荷物の受け渡し装置 - Google Patents

無人用荷物の受け渡し装置

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JPH0639392Y2
JPH0639392Y2 JP1987133466U JP13346687U JPH0639392Y2 JP H0639392 Y2 JPH0639392 Y2 JP H0639392Y2 JP 1987133466 U JP1987133466 U JP 1987133466U JP 13346687 U JP13346687 U JP 13346687U JP H0639392 Y2 JPH0639392 Y2 JP H0639392Y2
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Inventor
隆雄 平林
浩二 本田
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近畿工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は無人用荷物の受け渡し装置に関し、主として
マンションその他の集合住宅において、配達人が持って
きた荷物を入居者が不在のときにも管理人を介さずに入
居者に引き渡すことができるようにしたり、入居者が洗
濯物などの荷物をクリーニング業者に引き渡すことがで
きるようにするのに用いられる。
(従来の技術) 従来、管理人がいるマンションその他の集合住宅では、
入居者が不在の場合に配達人によって配達された荷物
は、通常、管理人が一旦受け取り、管理人から帰宅して
きた入居者に引き渡されていた。また、管理人を通じて
クリーニング業者に洗濯物を出すことができる場合に
は、入居者はビニール袋などに入れた洗濯物を勤務時間
中の管理人に預け、管理人を通じて集荷に来た業者に渡
してもらうことが行なわれていた。
しかし、管理人がいないマンションその他の集合住宅で
は、配達人によって配達された荷物は、入居者が不在の
場合には近くの入居者に預けられるか一旦持ち帰られ、
持ち帰られた荷物は、入居者が指定した配達日に再び配
達することが行なわれていた。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来のやり方では、次のような不都合があった。
(1)管理人を介して荷物の受け渡しを行なう場合に
は、管理人に対して、この業務を依頼する支払い費用が
必要になるだけでなく、管理人用の部屋を用意しなけれ
ばならなくなる。
(2)管理人に荷物受け渡しの業務を依頼している場合
でも、入居者の帰宅が管理人の勤務時間外になると、管
理人が時間外勤務をしてくれていない限り、入居者は管
理人が預かっていた荷物をその日のうちに受け取ること
ができなくなる。
(3)入居者が管理人を通じてクリーニング業者に洗濯
物を渡して貰うような場合に、例えば、共稼ぎ夫婦や独
身者などで出掛ける時間が管理人の出勤時間より早いと
きには、入居者は業者に出したい洗濯物を管理人に預け
ることができなくなるから、マンションなどでの生活に
不便を感じることが多かった。
(4)管理人がいないマンションでは、留守勝ちな入居
者は隣近所に迷惑をかけることが多くなるだけでなく、
配達日を指定して荷物を受け取る場合には、その都度、
入居者は指定日にマンションその他の集合住宅で待機し
ていなくてはならない不便があった。
(問題点を解決するための手段) この考案は前記問題点を解決すべくなされたもので、
適宜な大きさを有し開閉可能な収納空間、この収納空間
中に収納物が存在するか否かを検知する第1のセンサ、
前記収納空間の開閉状態を検知する第2のセンサ、前記
収納空間を閉塞状態に固定するロック体、及び、目視可
能に設置される表示体とを備える収納部を複数個組合わ
せて形成されるロッカー部と、このロッカー部に収納
物を出し入れする場合に、必要な情報を入力するべく操
作させる入力部、この入力部を円滑に操作させるべく適
宜な情報を表示する表示部、及び、収納物の出し入れが
完了した後、当該出し入れに関する記録を発行する印字
部とを備える操作部と、前記ロッカー部に収納物を収
納する場合に機能して、前記表示部を動作させつつ前記
入力部からの情報を受け取り、この情報に基づいて当該
収納物の大きさとその収納物の受取人とを特定する特定
手段と、特定された収納物の大きさに基づいて、対応
する前記収納物を適宜に選択して、これを開放可能状態
に設定するとともに、選択された前記収納部の前記表示
体に、当該収納部が開放可能である旨の表示をする収納
誘導手段と、この動作の後、前記第1と第2のセンサ
からの信号に基づいて動作して、収納物が収納されて当
該収納部が閉められるように促すとともに、この操作が
完了されれば前記ロック体によって当該収納部を閉鎖状
態に固定する収納指令手段と、この動作の後、当該収
納部の前記表示体を元の状態に戻し、当該収納部を前記
特定手段で特定された受取人と関連させて記憶するとと
もに、前記印字部を動作させて当該収納に関する記録を
発行する収納完了手段と、前記ロッカー部より収納物
を取り出すべく前記入力部が操作された場合に機能し
て、前記入力部からの情報と前記収納完了手段による記
憶内容とに基づいて、当該操作者が受け取るべき収納物
が存在するか否かを判定する判定手段と、受け取るべ
き収納物が前記ロッカー部に存在する場合には、該当す
る前記収納部を開放可能状態に設定するとともに、前記
表示体などによって開放可能状態に設定された前記収納
部の位置を報知する取出誘導手段と、この動作の後、
前記第1と第2のセンサからの信号に基づいて動作し
て、収納物が取り出されて当該収納物が閉められるよう
に促すとともに、この操作が完了されれば前記ロック体
によって当該収納部を閉塞状態に固定する取出指令手段
と、この動作の後、当該収納部の前記表示体を元の状
態に戻すとともに、前記印字部を動作させて当該取り出
しに関する記録を発行する取出完了手段とを特徴的に備
えている。
また、実用新案登録請求の範囲第2の装置は、前記収納
部の正常な操作を促すことを特徴としている。
(作用) 〔収納時の動作〕 ロッカー部に収納物を収納したい場合には、先ず特定手
段が機能して、操作者は、表示部の表示に誘導されつ
つ、収納物の大きさ(例えば、大、中、小)と受取人と
を特定する。
次に、収納誘導手段が機能して、収納物の大きさに対
応した収納部が選択され、これが開放可能状態にされる
と共に、その収納部の位置が表示体によって報知され
る。
次に、収納指令手段が機能して、収納物の収納とその
後に収納部を閉めるように促され、正常な操作がされれ
ば、当該収納部の閉塞状態が固定される。
最後に、収納完了手段が機能して、表示体が元の状態
に戻り、当該収納部と受取人とが関連されて記憶される
と共に、当該収納に関する記録が印字部によって発行さ
れる。
このように、この無人用荷物の受け渡し装置によれば、
入力部や収納部を、表示部と表示体の指示にしたがって
操作すれば良いので、操作の習熱は不要であり、誰でも
容易に収納作業を完了することができる。また、全ての
操作は自動的に行われるので管理人などの存在は不要で
ある。
〔取り出し時の動作〕
ロッカー部から収納物を取り出したい場合には、先ず判
定手段が機能して、入力部からの情報と収納完了手段
による記憶内容とに基づいて、当該操作者が受け取る
べき収納物が存在するか否かが判定される。
次に、取出誘導手段が機能して、受け取るべき収納物
が存在する場合には、該当する収納部を開放可能状態に
設定するとともに、表示体などによって当該収納部の位
置を報知する。
次に、取出指令手段が機能して、収納物が取り出され
て当該収納部が閉められるよう促すとともに、この操作
が完了されればロック体によって当該収納部を閉塞状態
に固定する。
最後に、取出完了手段が機能して、表示体を元の状態
に戻すとともに、印字部を動作させて当該取り出しに関
する記録を発行する。
このように、操作者は、表示部や表示体に誘導されつ
つ、収納物を間違いなく取り出すことができ、しかも、
管理人などの介在は不要である。
(実施例) 第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示したもの
で、無人用荷物の受け渡し装置は、ロッカー部1とこの
ロッカー部1の各ロッカーの開閉を制御する制御ユニッ
ト2とから構成されている。
ロッカー部1は、大きさの異なる数種類、例えば、3種
類のロッカー1a,1b,1cがそれぞれ所要個数ずつ任意の配
列で組み合わせて形成され、各種大きさの荷物の収納に
適するように構成されている。しかし、このロッカー部
1は、同じ大きさのロッカーを所要個数組み合わせた構
成としてもよいことは勿論である。
各ロッカー1a,1b,1cには、荷物が中に収納されたことを
自動的に検知する収納検知センサー3と、扉が閉じられ
たことを自動的に検知する閉鎖検知センサー4と、扉が
閉じられたときに例えばソレノイドによって自動的にロ
ックされる自動ロック錠5と、ロッカー1a,1b,1cが開放
可能状態であることを表示する表示灯6とがそれぞれ設
けられている。
制御ユニット2はロッカー部1に隣接して配設され、そ
の正面側には、中間位置にこの装置に使用される専用の
磁気カードを挿入するカード挿入口7が設けられるとと
もに、この上側に0から9までの数字キーにYES,NOなど
の応答キーを加えた入力部8が設けられている。制御ユ
ニット2は、入力部8より上側の中央部に、入力部8か
らの入力情報やカード挿入口7に挿入される入居者また
は配達業者の磁気カードからの入力情報に応じて、ロッ
カー利用の動作手順が予め設定された後述の4つのプロ
グラムによって表示する表示部9が設けられている。
表示部9としては、例えば、CRT(ブラウン管),LCD
(液晶),POP(プラズマ),VFD(蛍光表示管),LED(発
光ダイオード),EL(エレクトロルミネッセンス)など
の電気作動式の表示装置が用いられているが、その他の
表示手段を用いてもよい。
カード挿入口7,入力部8および表示部9の相対的な位置
関係は、この実施例の場合に限定されず自由に変更し得
ることは勿論である。
この装置に使用される専用の磁気カードは、マンション
などの各入居者単位に1枚ずつ配付される入居者用磁気
カードと、マンションなどに配達荷物などを配達する各
業者に渡される業者用磁気カードの2種類からなってい
る。入居者用磁気カードには、マンションなどのコード
と人名コードなどからなる入居者コードが磁気記録され
ており、業者用磁気カードには、各業者別に割り当てら
れた専用コードが数桁の数字を使って磁気記録されてい
る。
10は制御ユニット2の上面に設けられたビデオカメラ
で、このビデオカメラ10は、外部業者がカード挿入口7
や入力部8から情報を入力したときに自動的にスイッチ
がONされ、業者の顔を撮影して記録として残すもので、
装置利用時のトラブルの発生を防止する役割りを果す。
制御ユニット2内には、カードリーダ11,主制御部12,プ
リンター13,および電源部14が設けられている。カード
リーダ11は、カード挿入口7から挿入される入居者と外
部業者のそれぞれの磁気カードに記録された各コードを
読み取って、その情報を主制御部12に入力する。主制御
部12には、全入居者と全外部業者についての各コードが
予め記録されている。しかも、主制御部12は、カード挿
入口7と入力部8から入力された情報を記憶し、その記
憶された情報をあとから入力される情報と比較して両者
の情報が一致したときに、主制御部12内のプログラムに
より荷物収納ロッカーの自動ロック錠5に対して解錠指
令を出し、荷物の収納忘れや扉の閉め忘れがあると主制
御部12に接続されたブザー(第4図参照)により警告を
発するとともに、表示部9に対しては、予め入力された
プログラムに従って4種類の動作指令を表示する。
また、プリンター13は、配達業者が荷物をロッカー内に
収納し終ったときに送り出し口13aから受け取り証を発
行し、入居者が荷物の受け取りや洗濯物をロッカー内に
収納し終ったときに入居者記録を発行するだけでなく、
外部業者が洗濯物の取り出しを完了したときに業者記録
を発行しそれらの各控え記録を装置内に残す。プリンタ
ー13への印字指令は、収納検知センサー3と閉鎖検知セ
ンサー4の作動による荷物の受け取りまたは収納の確
認、および自動ロック錠5の施錠が確認されたとき、主
制御部12から出される。
電源部14は、ロッカー部1の各ロッカー1a,1b,1cに設け
られた収納検知センサー3,閉鎖検知センサー4,自動ロッ
ク錠5,表示灯6,および制御ユニット2に設けられた入力
部8,表示部9,ビデオカメラ10,カードリーダ11,ブザー,
主制御部12の各部に対して作動に必要な電気を供給す
る。
次に、上記構成の装置をマンションなどの集合住宅の入
口床面に設置した場合の荷物の受け渡しについて説明す
る。
I.業者が配達荷物をロッカーに収納する場合 第5図はこの場合のフローチャートを示したものであ
る。
(1)配達業者は、制御ユニット2の入力部8から予め
定められた数字、例えば、0を入力すると(磁気カード
の挿入により代用させてもよい)、CRTなどの電気作動
式の表示部9のスイッチがONされ、表示部9に空きロッ
カーの有無が表示される。空きロッカー有りの表示は、
例えば、大型で数字1で、中型が数字2で、小型が数字
3で行なわれるほか、収納の取り止めは数字4の入力に
より行なわれるようになっている。
(2)配達業者が空きロッカーの大きさを1〜3までの
数字によって入力すると、その大きさの空きロッカーの
中から自動的に1個のロッカーが捜し出され、そのロッ
カー番号が表示部9に表示される。さらに、入居者の室
番号を入力して下さいという表示が表示部9に行なわれ
る。
(3)上記表示に対し、配達業者は、通常5桁迄の番号
を使って入居者の室番号を入力すると、入力した室番号
が表示部9に表示され、画面は表示した室番号が正しい
か正しくないかの入力待ちとなる。室番号の表示が正し
いとき入力部8からYESの応答を入力すると、先に捜し
出されたロッカーの自動ロック錠5が解錠され、そのロ
ッカーの表示灯6が自動的に点灯される。
(4)自動ロック錠5が解錠されると、表示部9にロッ
カー内に荷物を置くように表示される。配達業者がロッ
カー内に荷物を置きロッカーの扉を閉めると、収納検知
センサー3と閉鎖検知センサー4から、荷物収納の信号
と扉閉鎖の信号が主制御部12に送られる。主制御部12に
両センサー3,4から信号が送られると、そのロッカーの
自動ロック錠5が施錠され、自動ロック錠5から施錠確
認の信号が主制御部12に送られる。施錠確認の信号が出
ると、そのロッカーの表示灯6が自動的に消灯される。
施錠確認の信号が出ない場合は、ブザーが設定された回
数だけ鳴らされ、配達業者に対して荷物の入れ忘れや扉
の閉め忘れを知らせる。
(5)入居者室番号とロッカー番号の入力,荷物の収
納,扉の閉鎖,施錠,および表示灯6の消灯が主制御部
12で確認されると、主制御部12からプリンター13に印字
指令が出され、プリンター13は、配達荷物の受け付け日
付け,時刻,入居者の室番号,荷物収納のロッカーのロ
ッカー番号を印字した受け取り証を送り出し口13aから
配達業者に通常2部発行し、控え記録を装置内に残す。
配達業者は受け取り証の1部を連絡用に入居者の郵便ポ
ストに入れる。
(6)受け取り証が発行された後、室番号と荷物収納の
ロッカー番号が主制御部12に記憶されると、表示部9に
作業が終了しましたという表示が行なわれ、それより数
秒後に表示部9のスイッチが自動的にOFFされる。
なお、上記荷物の預け入れ操作で、配達業者が荷物をロ
ッカー内に収納せずロッカーの扉を閉じた場合、設定さ
れた時間、例えば3分が経過すると自動ロック錠5は、
主制御部12からの指令により自動的にロックされる。ロ
ッカーの扉は、閉じられたのち設定時間が経過すると、
他のフローチャートの場合も同様に自動的にロックされ
る。
II.入居者が配達荷物を取り出す場合 第6図における左側の流れがこの場合のフローチャート
を示す。
(1)荷物が配達されていることを知った入居者は、入
居者用の磁気カードをカード挿入口7に挿入する。この
操作により表示部9のスイッチがONされ、カードから読
み取られた入居者の室番号が主制御部12に記憶されてい
るとき、この室番号に該当するロッカー番号の全てが捜
し出されて表示部9に表示され、それらのロッカーの表
示灯6が点灯される。そして、入居者宛の荷物が入って
いる全てのロッカーの自動ロック錠5が解錠される。
(2)ロッカーの自動ロック錠5が解錠されると、表示
部9に荷物をロッカーから取り出すようにという表示が
行なわれる。入居者がロッカー内から荷物を取り出して
扉を閉めると、収納検知センサー3と閉鎖検知センサー
4から荷物無しの信号と扉の閉鎖信号とが主制御部12に
送られる。
(3)主制御部12が両センサー3,4から上記の信号を受
け取ると、荷物が取り出された全てのロッカーの自動ロ
ック錠5が主制御部12からの指令により自動的にロック
され、施錠確認の信号が主制御部12に送られる。施錠確
認の信号が主制御部12に送られない場合には、荷物の取
り出し忘れや扉の閉め忘れについての警告がブザーによ
って入居者に発せられる。次いで、入居者が荷物を取り
出した全てのロッカーの表示灯6が自動的に消灯され
る。
(4)入居者室番号とロッカー番号の入力,荷物の取り
出し,扉の閉鎖,施錠,および表示灯6の消灯が主制御
部12で確認されると、荷物取り出しの日付け,時刻,取
り出した人の室番号,荷物を取り出したロッカーのロッ
カー番号を印字した入居者記録が前記と同じようにプリ
ンター13により発行される。この場合も、入居者記録の
控えは装置内に残される。
(5)入居者記録が発行されると、表示灯9に入居者カ
ードを返却する旨の表示がなされ、カード挿入口7から
入居者用磁気カードが返却される。カードが返却される
と、荷物を取り出した全てのロッカーについて記憶され
ていた入居者の室番号とロッカー番号とが主制御部12の
記憶から抹消される。この抹消が終ると、表示部9に作
業が終了した旨の表示が行なわれ、それから数秒後に表
示部9のスイッチが自動的にOFFされる。
III.入居者が洗濯物をロッカーに収納する場合 第6図において、ロッカー内に荷物が収納されていない
ため、右側に枝分れした流れがこの場合のフローチャー
トを示す。
(1)入居者が入居者用磁気カードをカード挿入口7に
挿入した場合において、ロッカー内に配達荷物が収納さ
れていないとき、カードによってスイッチがONされた表
示部9に預け入れをしますかの表示が行なわれる。預け
入れを行なう場合、入力部8からYESを入力すると、全
てのロッカー内の収納検知センサー3によって荷物の有
無が確認され、空きロッカーが有る場合には、空きロッ
カーの状態が第5図のフローチャートのときと同じく、
1〜3の数字を使って表示部9に表示される。
(2)入居者が洗濯物を収納するのに適する大きさのロ
ッカーを1〜3の数字を使って入力すると、その大きさ
のロッカーの中から自動的に1個のロッカーが捜し出さ
れ、そのロッカー番号が表示部9に表示される。次い
で、洗濯物を出したい業者番号を入力して下さい旨の表
示が表示部9に行なわれる。
(3)入居者が数桁迄の数字を使って業者番号を入力す
ると、業者名が表示部9に表示され、業者名に対するYE
S,NOの確認入力待ちの状態となる。入居者がYESを入力
すると、ロッカーの選択で入力されたロッカー番号の自
動ロック錠5の解錠と表示灯6の点灯が自動的に行なわ
れる。
(4)ロッカーの自動ロック錠5が解錠されると、表示
部9に洗濯物をロッカー内に置くようにという表示がな
される。入居者が洗濯物をロッカー内に置いて扉を閉め
ると、収納検知センサー3と閉鎖検知センサー4から洗
濯物有りの信号と扉閉鎖の信号が主制御部12に送られ
る。主制御部12に両センサー3,4から信号が送られる
と、そのロッカーの自動ロック錠5が施錠され、施錠確
認の信号が主制御部12に送られる。施錠確認の信号が主
制御部12に送られない場合には、洗濯物の収納忘れや扉
の閉め忘れについての警告がブザーによって入居者に発
せられる。施錠確認の信号が出ると、そのロッカーの表
示灯6が自動的に消灯される。
(5)プリンター13による入居者記録の発行とカード挿
入口7からの入居者カードの返却については、前記IIに
ついて述べた場合とほぼ同様に行なわれるが、入居者記
録の発行には、新たに業者名が加えられる。また、入居
者カードの返却後には、入居者の室番号,業者コード,
および洗濯物収納のロッカーのロッカー番号が装置内に
記憶され、作業終了の表示が行なわれた数秒後に表示部
9のスイッチがOFFされる。
IV.業者が洗濯物を取り出す場合 第7図はこの場合のフローチャートを示したものであ
る。
(1)業者が業者用磁気カードをカード挿入口7に挿入
すると、表示部9のスイッチがONされ、カードに記録の
業者コードが装置に登録されている業者コードと合致し
たとき、この業者コードと関連するロッカー番号の全て
が捜し出され、表示部9にこのクリーニング業者宛の洗
濯物が入っている全てのロッカーのロッカー番号が表示
されるとともに、これらのロッカーの自動ロック錠5の
解錠と、表示灯6の点灯が自動的に行なわれる。
(2)該当ロッカーの自動ロック錠5が解錠されると、
クリーニング業者に洗濯物をロッカーから取り出すよう
にという表示が行なわれる。クリーニング業者がロッカ
ー内から洗濯物を取り出してロッカーの扉を閉めた後、
ロッカーの表示灯6が消灯されるまでのフローチャート
は、前記IIについて説明した場合と同じである。
(3)プリンター13によって印字される業者記録の発行
は、前記IIについて説明した入居者記録の発行に業者名
が加えられ、入居者という印字がクリーニング業者とい
う印字に変えられる。
(4)業者記録発行後の業者カードの返却とクリーニン
グ業者宛の洗濯物を取り出した全てのロッカー毎に記憶
されていた入居者の室番号,業者コード,ロッカー番号
についての装置からの抹消も、前記IIの場合と同様に行
なわれる。
それ故、この実施例の装置によれば、入居者と各業者と
の間で直接に荷物の受け渡しを行なうことができるか
ら、管理人に対する支払い費用が節約できるだけでな
く、管理人用の部屋を用意しなくてもよくなる。
また、入居者は帰宅時間が遅くなった場合でも、ロッカ
ー部1に収納されている自分宛の配達荷物をその日のう
ちに受け取ることができる。その上、共稼ぎ夫婦や独身
者などで出掛ける時間が早いときにも、洗濯物などを自
分が指定したクリーニング業者に確実に引き渡すことが
できるから、マンションなどでの生活の不便を解消する
ことができる。
しかも、荷物の受け渡しにおいては、各フローチャート
別にそれぞれの動作手順が予め定められたプログラムに
よって表示部9に表示されるから、関係者は誰でも装置
を正しく使用することができる。また、荷物の受け渡し
においては、プリンター13によって、受け取り証やこれ
に類する入居者記録と業者記録が発行されるとともに、
それらの控えが装置内に残される上、荷物の受け渡しを
行なった業者の顔がビデオカメラ10によって撮影して残
されているから、装置利用時のトラブルの発生は少な
く、トラブルが発生した場合にも、容易に解決すること
ができる。
さらに、荷物の受け渡しは磁気カードを使用して行なわ
れるため、ロッカーに保管される荷物の安全性を高める
ことができるし、また、入居者に対してロッカーを予め
割当てることなく、空いているロッカーはどれでも利用
できるようになるから、入居者数に対するロッカーの個
数を少なくし、装置の設置に要するスペースを節約する
ことができる。
第8図はこの考案の他の実施例で、前記実施例における
制御ユニット2の表面に、表示部9と入力部8とを覆う
保護カバー15を丁番16によって開閉可能に取り付けると
ともに、保護カバー15の開放端側と制御ユニット2とに
保護カバー15が閉じられたときに自動的にロックする
が、カード挿入口7に磁気カードを挿入したときロック
が自動的に解錠される電気錠17を設けた場合である。
装置をこの実施例のように構成した場合、前記実施例効
果に加えて、不使用中の表示部9と入力部8とが外側か
ら触れないようにして、これらがいたずらにより損傷さ
れるのを防止することができる。
(考案の効果) この考案の無人用荷物の受け渡し装置によれば、次のよ
うなすぐれた作用効果を奏する。
(1)この構成の装置では、入居者と各業者との間の荷
物の受け渡しは、空きロッカーを使って直接に行なうこ
とができるから、管理人を使う場合に比べて管理人に対
する支払い費用の節約が可能になるだけでなく、管理人
用の部屋を用意しなくてもよくなる。
(2)入居者は帰宅時間が遅くなった場合でも、配達さ
れている自分宛の荷物をその日のうちに受け取ることが
できる。また、共稼ぎ夫婦や独身などで出掛ける時間が
早かったり、留守がちな人々も、他の入居者に迷惑をか
けることなく、自分が指定したクリーニング業者に洗濯
物を引き渡すことができ、マンションなどでの生活を過
し易くすることができる。
(3)荷物の受け渡しの動作手順は、各フローチャート
別にプログラムに従って表示部に表示されるから、関係
者は誰でも装置を正しく取り扱うことができる。
(4)荷物の受け渡しにおいては、プリンターによって
受け取り証,入居者記録,および業者記録が発行され、
それらの控えが装置内に残されるとともに、荷物の受け
渡しを行なった業者の顔は、ビデオカメラによって撮影
されるから、装置利用時にトラブルの発生は少なく、発
生したトラブルの解決も容易となる。
(5)荷物の受け渡しは、磁気カードを使用して行なわ
れるため、ロッカーに保管される荷物の安全性を高める
ことができるし、また、入居者に対してロッカーを予め
割当てることなく、空いているロッカーはどれでも利用
できるようになるから、入居者数に対するロッカーの個
数は少なく、装置の設置に要するスペースは節約可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の斜視図、第2図はロッカ
ーの拡大斜視図、第3図は制御ユニット部分の詳細を示
す正面図、第4図は主制御部と各構成要素との接続関係
を示すブロック図、第5図は外部業者が配達荷物をロッ
カーに預け入れする場合のフローチャート、第6図は入
居者がロッカーから荷物を取り出す場合と荷物をロッカ
ーに預け入れる場合のフローチャート、第7図は外部業
者が荷物をロッカーから取り出す場合のフローチャー
ト、第8図は他の実施例の要部を示す正面図である。 1…ロッカー部、1a,1b,1c…ロッカー、2…制御ユニッ
ト、3…収納検知センサー、4…閉鎖検知センサー、5
…自動ロック錠、6…表示灯、7…カード挿入口、8…
入力部、9…CRTなどの電気作動式の表示部、10…ビデ
オカメラ、11…カードリーダ、12…主制御部、13…プリ
ンター、13a…送り出し口、14…電源部、15…保護カバ
ー、17…電気錠

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】適宜な大きさを有し開閉可能な収納空間、
    この収納空間中に収納物が存在するか否かを検知する第
    1のセンサ(3)、前記収納空間の開閉状態を検知する
    第2のセンサ(4)、前記収納空間を閉塞状態に固定す
    るロック体(5)、及び、目視可能に設置される表示体
    (6)とを備える収納部を複数個組合わせて形成される
    ロッカー部(1)と、 このロッカー部に収納物を出し入れする場合に必要な情
    報を入力するべく操作される入力部(7,8)、この入力
    部を円滑に操作させるべく適宜な情報を表示する表示部
    (9)、及び、収納物の出し入れが完了した後、当該出
    し入れに関する記録を発行する印字部(13)とを備える
    操作部と、 前記ロッカー部に収納物を収納する場合に機能して、前
    記表示部を動作させつつ前記入力部からの情報を受け取
    り、この情報に基づいて当該収納物の大きさとその収納
    物の受取人とを特定する特定手段と、 特定された収納物の大きさに基づいて、対応する前記収
    納部を適宜に選択して、これを開放可能状態に設定する
    とともに、選択された前記収納部の前記表示体に、当該
    収納部が開放可能である旨の表示をする収納誘導手段
    と、 この動作の後、前記第1と第2のセンサからの信号に基
    づいて動作して、収納物が収納されて当該収納部が閉め
    られるように促すとともに、この操作が完了されれば前
    記ロック体によって当該収納部を閉塞状態に固定する収
    納指令手段と、 この動作の後、当該収納部の前記表示体を元の状態に戻
    し、当該収納部を前記特定手段で特定された受取人と関
    連させて記憶するとともに、前記印字部を動作させて当
    該収納に関する記録を発行する収納完了手段と、 前記ロッカー部より収納物を取り出すべく前記入力部が
    操作された場合に機能して、前記入力部からの情報と前
    記収納完了手段による記憶内容とに基づいて、当該操作
    者が受け取るべき収納物が存在するか否かを判定する判
    定手段と、 受け取るべき収納物が前記ロッカー部に存在する場合に
    は、該当する前記収納部を開放可能状態に設定するとと
    もに、前記表示体などによって開放可能状態に設定され
    た前記収納部の位置を報知する取出誘導手段と、 この動作の後、前記第1と第2のセンサからの信号に基
    づいて動作して、収納物が取り出されて当該収納部が閉
    められるように促すとともに、この操作が完了されれば
    前記ロック体によって当該収納部を閉塞状態に固定する
    取出指令手段と、 この動作の後、当該収納部の前記表示体を元の状態に戻
    すとともに、前記印字部を動作させて当該取り出しに関
    する記録を発行する取出完了手段と、 を備えることを特徴とする無人用荷物の受け渡し装置。
  2. 【請求項2】前記収納指令手段と取出指令手段は、音声
    情報によって、前記収納部の正常な操作を促すことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の無人用荷
    物の受け渡し装置。
JP1987133466U 1987-09-01 1987-09-01 無人用荷物の受け渡し装置 Expired - Lifetime JPH0639392Y2 (ja)

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