JP2982544B2 - 物品の自動取次方法 - Google Patents

物品の自動取次方法

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JP2982544B2 JP5370493A JP5370493A JP2982544B2 JP 2982544 B2 JP2982544 B2 JP 2982544B2 JP 5370493 A JP5370493 A JP 5370493A JP 5370493 A JP5370493 A JP 5370493A JP 2982544 B2 JP2982544 B2 JP 2982544B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は物品の自動取次方法に
係り、特に物品の自動取次装置のロッカーを介して、物
品を所定の者に預けることができると共に所定の者から
物品を引取ることができる物品の自動取次方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影済みフィルムを現像、焼付け
する場合、撮影済みフィルムを写真店や取次店に持参し
て現像、焼付けを依頼する。依頼する際に焼付けを光沢
か、絹目のいずれかに指定し、また、写真のサイズをサ
ービス、名刺、手札のいずれかに指定する。さらに、パ
ノラマ撮影されたフィルムの場合はパノラマサイズを指
定する。この場合、写真店等から引渡し日が知らされ
る。そして、依頼時に知らされた引渡し日以後に写真店
等で現像されたフィルムや、焼付けされたプリントを引
き取る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、写真店
等の営業時間帯は、一般の会社等の勤務時間帯にオーバ
ーラップしているので、共働所帯、単身赴任者又は独身
者等は写真店等を利用しにくいという問題がある。本発
明はこのような事情に鑑みてなされたもので、現像、焼
付けの依頼や受け取りを24時間取り次ぎ可能にして、
共働所帯、単身赴任者又は独身者等が写真店等の営業時
間帯に無関係に現像、焼付けの依頼や受け取りができる
物品の自動取次方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、ロッカーを介して物品を所定の者に預ける
ことができる物品の自動取次方法において、預けモード
に設定する工程と、利用者が預け入れるための情報及び
暗証番号を入力して空きロッカーの自動割り出しを行う
工程と、物品が預け入れられたロッカーの番号、前記預
け入れるための情報及び暗証番号を記憶する工程と、前
記記憶内容に基づいて記憶内容及び引取日を表示、印字
する工程と、受取りモードに設定する工程と、物品が預
け入れられているロッカーの番号及び前記記憶内容と引
取日を表示、印字する工程と、延滞取出しモードに設定
する工程と、延滞取出しモードに設定されると、前記ロ
ッカーに収めた前記仕上り物品の収納期間が、予め設定
されている期間を越したロッカーを開口させる工程とを
備えたことを特徴とする。
【0005】また、本発明は、前記目的を達成する為
に、ロッカーを介して物品を所定の者に預けることがで
きると共に、ロッカーを介して所定の者から物品を引取
ることができる物品の自動取次方法において、預けモー
ドに設定する工程と、利用者が預け入れるための情報及
び暗証番号を入力して空きロッカーの自動割り出しを行
う工程と、物品が預け入れられたロッカーの番号、前記
預け入れるための情報及び暗証番号を記憶し、引取日を
表示、印字する工程と、受取りモードに設定する工程
と、ロッカーの開口時に前記預け入れるための情報及び
暗証番号を表示、印字する工程と、引取りモードに設定
する工程と、仕上り物品を収めた新たなロッカーの番
号、前記暗証番号及び請求料金を記憶する工程と、暗証
番号の入力に基づいて前記請求料金が投入された場合、
該暗証番号に対応する仕上り物品が収められている新た
なロッカーの自動割り出しを行う工程と、延滞取出しモ
ードに設定する工程と、延滞取出しモードに設定される
と、前記ロッカーに収めた前記仕上り物品の収納期間
が、予め設定されている期間を越したロッカーを開口さ
せる工程とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、自動取次装置本体にロッカー
が複数設けられている。また、自動取次装置本体には制
御部が設けられていて、制御部は預けモード、受取りモ
ードと引取りモードに切り換え可能に構成されている。
また、制御部は、預けモードにおいて、暗証番号の入力
で空きロッカーを自動割り出しを行うと共に、物品が預
け入れられたロッカーの番号、前記暗証番号及び物品の
選択された仕上がり状態とを記憶し、受取りモードでロ
ッカーの開口時、前記暗証番号及び物品の選択された仕
上り状態の情報を表示、印字する。さらに、制御部は、
引取りモードにおいて、仕上り物品が収められた新たな
ロッカーの番号と前記暗証番号とを記憶し、前記暗証番
号に基づいて、該暗証番号に対応する物品が収められて
いる新たなロッカーを自動割り出しを行う。そして、入
力手段は預けモード、受取りモード、引取りモード及び
暗証番号及び物品の仕上り状態を入力する。また、表
示、印字手段は制御部からの表示信号に基づいて、開口
したロッカーに対応する暗証番号及び物品の仕上り状態
を表示、印字する。
【0007】このように、物品の自動取次装置を介して
物品を所定の者に預ける際に物品の選択された仕上り状
態を伝達することができ、かつ、所定の者から物品を引
取ることができるので、物品を24時間取り次ぎ可能に
することができる。さらに、預けモード、受取りモード
と引取りモード時に使用ロッカーを任意に選択すること
ができるのでロッカーの有効活用を図ることができる。
【0008】また、本発明によれば、引取りモードにお
いて、選択された仕上り状態に処理された物品が収納さ
れた新たなロッカーの番号、前記暗証番号及び請求料金
を記憶し、利用者が暗証番号を入力すると前記請求料金
を前記表示部に表示し、表示された請求料金が投入され
ると、選択された仕上り状態に処理された物品が収納さ
れたロッカーの扉のロックを解除する。
【0009】従って、物品の仕上り後に請求料金が明確
になる料金後払いの物品に適用することができる。
【0010】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る物品の自
動取次方法について詳説する。図1は本発明に係る物品
の自動取次装置10の斜視図を示し、図2は本発明に係
る物品の自動取次装置10の要部拡大図、図3はそのブ
ロック図を示している。物品の自動取次装置10は本体
12を備えていて、本体12は矩形状の箱型に形成され
ている。本体12の前面には複数のロッカー14、操作
ユニット15、印字記録部22等が設けられている。
【0011】ロッカー14は本体12の前面に複数個配
設されていて、ロッカー14はドア14Aを有してい
る。ドア14Aは本体12の前面に左端部が回動自在に
支持されていて、ドア14Aは左端部を中心に開閉する
ことができる。そして、ロッカー14のドア14Aには
それぞれ通し番号01、02、03…が記載されてい
る。また、ドア14Aの左側方のロッカー14にはラン
プ14Bが設けられている。
【0012】図2に示すように操作ユニット15は本体
12の右側部に設けられていて、操作ユニット15は料
金支払い部16、ボタン操作部18A、18B、表示部
20を備えている。料金支払い部16は硬貨支払い部1
6A、紙幣支払い部16Bを有している。料金支払い部
16の左側及び下側にはボタン操作部18A、18Bが
設けられている。料金支払い部16の左側のボタン操作
部18Aは光沢ボタン19A、絹目ボタン19B、パノ
ラマボタン19Cを有し、これらのボタンの下段にはサ
ビースサイズボタン19D、名刺サイズボタン19E、
手札サイズボタン19F、預けモードボタン21A、引
取りモードボタン21Bを有している。尚、受取りモー
ドボタンは本体12の裏面(図示せず)に配置されてい
る。
【0013】料金支払い部16の下側のボタン操作部1
8Bは入力用テンキー19G及び終了ボタン19Hを有
している。また、料金支払い部16の下側のボタン操作
部18Bの左側には表示部20が設けられていて、表示
部20は預入時や受取時の操作手順等を表示する。操作
ユニット15の下方には印字記録部22が設けられてい
て、印字記録部22は必要に応じて情報をプリントアウ
トする。
【0014】さらに、本体12内には制御部26(図3
参照)が設けられている。制御部26は主にボタン操作
部18A、18Bからの入力信号に基づいて、表示部2
0、印字記録部22等に制御信号を出力する。また、制
御部26は操作部18A、18Bから入力された情報を
記録しておき、必要に応じて記録した情報を出力する。
【0015】尚、図3上で250は温度コントロールユ
ニットであり、温度コントロールユニット250はロッ
カー14、14…内の温度を均一に維持する。これによ
り、ロッカー14、14…内の焼付けされた写真の品質
を保護している。また、図1上で30は釣銭返却部であ
る。前記の如く構成された本発明に係る物品の自動取次
装置の作用について説明する。
【0016】(1)撮影済のフイルムを預入れる場合に
ついて、図4のフローチャートに基づいて説明する。先
ず、預入れボタン21Aを押す(ステップ50)。これ
により、制御部26に預入れ信号が入力されて、制御部
26が受付け稼動状態になる。同時に、表示部20は制
御部26から出力された信号に基づいて、預入れ者が次
に行う操作手順を表示する。
【0017】預入れ者は表示部20に表示された操作手
順に基づいて、光沢ボタン19Aまたは絹目ボタン19
Bを押して光沢、絹目のいずれかの焼付け状態を指定す
る。また、パノラマ撮影の場合はパノラマボタン19C
を押してパノラマ処理を指定する。されに、サビースサ
イズボタン19D、名刺サイズボタン19E又は手札サ
イズボタン19Fを押して、サビースサイズ、名刺サイ
ズ、手札サイズのいずれかの写真のサイズを指定する。
表示部20はボタン入力された焼付け状態、パノラマ処
理、写真のサイズ等を表示し、さらに、引取日を表示す
る。同時に、表示部20は制御部26から出力された信
号に基づいて預入れ者が次に行う操作手順を表示する。
(ステップ52)。
【0018】次に、預入れ者は表示部20に表示された
操作手順に基づいて、自分の電話番号を入力キー19G
で入力する(ステップ54)。以後、入力された自分の
電話番号は暗証番号として取り扱われる。表示部20は
制御部26から出力された信号に基づいて暗証番号を表
示し、同時に、制御部26から出力された信号に基づい
て預入れ者が次に行う操作手順を表示する。
【0019】預入れ者は操作に間違いがない場合終了ボ
タン19Hを押す(ステップ56)。終了ボタンが押さ
れると終了信号が制御部26に入力して、制御部26は
表示部20に暗証番号の表示を停止する信号を出力す
る。表示部20はこの信号基づいて暗証番号の表示を停
止する。また、終了ボタンが押されると同時に依頼信号
が制御部26に入力され、制御部26は依頼信号に基づ
いて、空いているロッカー14のランプ14Bを点灯又
は点滅させる。従って、預入れ者は空いているロッカー
14と空いていないロッカー14とを判別することがで
きる(ステップ58)。尚、制御部26には常に空いて
いるロッカー14のNO.が記憶されれている。
【0020】また、制御部26は、ランプ14Bを点灯
又は点滅させたドア14Aに設けられているロック装置
(図示せず)にロック解除信号を出力する。これによ
り、ドア14Aが開放可能になる。同時に、制御部26
から出力された信号に基づいて預入れ者が次に行う操作
手順が表示部20に表示される。次に、預入れ者は表示
部20に表示された操作手順に基づいて、ランプ14B
が点灯又は点滅しているドア14Aの中から所望のドア
14Aを開放して現像、焼付け等を依頼するフイルムを
ロッカー14に入れる(ステップ60)。そして、現
像、焼付け等を依頼するフイルムをロッカー14に入れ
た後、ドア14Aを閉める(ステップ62)。この場合
閉められたドア14Aは自動的にロック状態になり、こ
のロック情報は制御部26に入力される。また、制御部
26はステップ50〜62までの情報を全て記憶する。
【0021】ドア14Aがロック状態になると同時にプ
リント信号が制御部26に入力され、制御部26はプリ
ントに基づいて記録部22にプリント信号を出力する。
記録部22はプリント信号に基づいて「預り書」をプリ
ントアウトする。「預り書」には指定された光沢、絹目
のいずれかの焼付け状態やパノラマ処理、また、サビー
スサイズ、名刺サイズ、手札サイズのいずれかの写真の
サイズがプリントされる。さらに「預り書」には現像、
焼付け等を依頼するフイルムが入れられたロッカーN
O.、暗証NO.、依頼年月日、依頼時刻、受取日、取
扱店の電話NO.等がプリントされる(ステップ6
4)。そして、フイルムを詰めた後、ドア14Aを閉め
る(ステップ64)。
【0022】(2)写真店や取次店がロッカー14に預
け入れられたフイルムを引取る場合について、図5のフ
ローチャートに基づいて説明する。先ず、図示しないキ
ースイッチをONの状態にする(ステップ68)。キー
スイッチがONの状態になると、制御部26にキースイ
ッチからの信号が入力されて、物品の自動取次装置は引
取り稼動状態になる。次に、受取りボタン(図示せず)
を押す(ステップ70)。これにより、受取りボタンか
ら出力された信号が制御部26に入力される。この場
合、制御部26には、フイルムが預入れられたロッカー
NO.や暗証NO.、及びその他の情報が記憶されてい
るので、これらの情報が表示部20に表示され、同時に
同じ情報がプリントアウトされる(ステップ72)。
【0023】従って、写真店や取次店は、表示部20に
表示されたロッカーNO.やプリントアウトされたロッ
カーNO.のドア14Aを開けて、預入られているフイ
ルムを取り出す(ステップ74)。そして、ロッカーN
O.がプリントされたプリント用紙を取り出されたフイ
ルムにつける(ステップ76)。この場合、ロッカーN
O.がプリントされたプリント用紙は地域と物品の自動
取次装置の識別が容易にできるように色分け、記号が記
載されている。そして、フイルムが引取られた後ドア1
4Aを閉じると、閉じられたドア14AのロッカーNo.
が空きロッカーである旨の情報が制御部26にして入力
される。
【0024】次に、フイルムが預入れられたロッカーの
有無を確認する(ステップ78)。フイルムが預入れら
れたロッカーが有る場合、フイルムが預入れられたロッ
カーがなくなるまでステップ70〜ステップ76の工程
を順次繰り返す。そして、フイルムが預入れられたロッ
カーがなくなった場合、終了ボタンを押す(ステップ8
0)。これにより、キースイッチ操作喚起のブザーが鳴
り、さらに、制御部26は終了ボタンから出力された信
号に基づいて、記録部22にプリント信号を出力する。
記録部22はプリント信号に基づいて、「預入れ一覧
表」をプリントアウトする。この場合、「預入れ一覧
表」にはロッカーNO.、暗証NO.、依頼年月日、依
頼時刻、取扱店の電話NO.等がプリントされる。
【0025】「預入れ一覧表」がプリントアウトされた
後、キースイッチをOFFの状態にする(ステップ8
2)。これにより、物品の自動取次装置は受付状態に復
帰する。 (3)写真店や取次店が現像されたフイルムや焼付けさ
れた写真をロッカーに収納する場合について、図6のフ
ローチャートに基づいて説明する。
【0026】先ず、図示しないキースイッチをONの状
態にする(ステップ86)。キースイッチがONの状態
になると、同時に制御部26にキースイッチからの信号
が入力されて、物品の自動取次装置は収納稼動状態にな
る。次に、預入れボタンを押す(ステップ88)。これ
により、制御部26に預入れ信号が入力されて、液晶パ
ネル表示部24は制御部26からの信号に基づいて、空
きロッカーNO.を表示する。表示された空きロッカー
NO.のドア14Aを順次開けて、現像されたフイルム
や焼付けされた写真を収納する(ステップ90)。
【0027】次いで、テンキー18Aを操作して暗証N
O.と料金を入力する(ステップ92)。入力された暗
証NO.は、現像されたフイルムや焼付けされた写真が
収納されたロッカーNO.に対応された状態で、制御部
26に記憶される(ステップ94)。そして、現像され
たフイルムや焼付けされた写真を全品ロッカーに収納す
るまで、ステップ88〜94の工程を順次繰り返す(ス
テップ96)。現像されたフイルムや焼付けされた写真
を全品ロッカーに収納した後、キースイッチをOFFの
状態にする(ステップ98)。これにより、物品の自動
取次装置は受付状態に復帰する。
【0028】(4)預入れ者が現像されたフイルムや焼
付けされた写真を引取る場合について、図7のフローチ
ャートに基づいて説明する。先ず、引取りボタン(図示
せず)を押す(ステップ100)。これにより、制御部
26に引取りボタンからの信号が入力されて、物品の自
動取次装置は現像されたフイルムや焼付けされた写真の
引取が可能な状態になる。同時に、表示部20は制御部
26からの信号に基づいて、次の操作手順を表示する。
【0029】預入れ者は表示部20に表示された操作手
順に基づいて、自分の暗証番号を入力キー19Gで入力
する(ステップ102)。入力キー19Gで入力された
暗証番号は制御部26に入力され、表示部20は制御部
26からの信号に基づいて暗証番号と料金を表示する
(ステップ104)。次に、預入れ者は表示部20に表
示された操作手順に基づいて、料金支払い部16の硬貨
支払い部16A、紙幣支払い部16Bから表示料金を支
払う(ステップ106)。
【0030】制御部26は支払われた料金と、表示料金
とを比較して、釣銭がある場合は釣銭返却部30から釣
銭を返却する。さらに、制御部26は料金支払い済信号
に基づいて、記録部22にプリント信号を出力する。記
録部22はプリント信号に基づいて、「領収書」をプリ
ントアウトする。この場合、「領収書」には料金、取扱
店の電話NO.等がプリントされる。
【0031】そして、制御部26には、現像されたフイ
ルムや焼付けされた写真が収納さられたロッカーNO.
に対応する暗証番号が記憶されているので、制御部26
は、記憶しているロッカーNO.と入力キー19Gから
入力された暗証番号とに基づいて、預入れ者の現像フイ
ルムや焼付け写真が収納されているロッカー14のN
O.を指示する。すなわち、預入れ者の現像フイルムや
焼付け写真が収納されているロッカー14の横に設けら
れているランプ14Bが点滅する(ステップ108)。
【0032】同時に、制御部26はランプ14Bが点滅
しているロッカー14のドア14Aに設けられているロ
ック装置(図示せず)にロック解除信号を出力する。こ
れにより、ランプが点滅しているドア14Aが開放可能
になる。尚、表示部20は制御部26からの信号に基づ
いて、次の操作手順を表示する。預入れ者は表示部20
に表示された操作手順に基づいて、ランプ14Bが点灯
しているドア14Aを開けて、ロッカー14内に収納さ
れている現像フイルムや焼付け写真を取り出す(ステッ
プ110)。次いで、ドア14Aを閉める(ステップ6
4)。この場合、ドア14Aはメカニカルな機構で閉ま
り、5秒後に自動的にロックされる。また、制御部26
は引取り日時を記憶し、必要に応じて、ロッカーN
O.、暗証NO.、引取り年月日、引取り時刻の情報を
プリントアウトする。ドア14Aがロックされた後、又
はプリントアウトの完了後、物品の自動取次装置は受付
状態に復帰する。この場合、現像フイルムや焼付け写真
が取り出された後ドア14Aを閉じると、閉じられたド
ア14AのロッカーNo.が空きロッカーである旨の情報
が制御部26にして入力される。
【0033】(5)引取が延滞している現像されたフイ
ルムや焼付けされた写真を回収する場合について、図8
のフローチャートに基づいて説明する。先ず、図示しな
いキースイッチをONの状態にする(ステップ11
4)。キースイッチがONの状態になると、同時に制御
部26にキースイッチからの信号が入力されて、物品の
自動取次装置は延滞稼動状態になる。
【0034】次に、延滞取出しボタンを押す(ステップ
116)。これにより、制御部26に延滞取出し信号が
入力される。この場合、制御部26には現像されたフイ
ルムや焼付けされた写真がロッカー14内に収納された
日時が記憶されているので、収納期間が予め設定された
期間を越している場合には、制御部26が表示部20に
延滞ロッカーNO.を表示する信号を出力する。表示部
20は制御部26からの信号に基づいて延滞ロッカーN
O.を表示する。
【0035】同時に、制御部26は延滞取出しに基づい
て、液晶パネル24に表示されている延滞ロッカーのド
ア14Aのロック装置(図示せず)にロック解除信号を
出力する。これにより、表示部20に表示されている延
滞ロッカーのドア14Aが開放可能になる。尚、延滞時
間の設定は1時間刻みでセットすることができる。次
に、開放可能になった延滞ロッカー14のドア14Aを
開放して、延滞ロッカー14内に収納されている現像さ
れたフイルムや焼付けされた写真を取り出す(ステップ
118)。次いで、延滞ロッカー14内に収納されてい
る現像フイルムや焼付け写真をの回収時に延滞現像フイ
ルムや焼付け写真の暗証NO.を入力する(ステップ1
20)。これにより、延滞現像フイルムや焼付け写真の
暗証NO.が制御部26から消される。そして、延滞さ
れた現像フイルムや焼付け写真を全品ロッカーから回収
するまで、ステップ116、120の工程を順次繰り返
す(ステップ122)。延滞された現像フイルムや焼付
け写真を全品ロッカーから回収した後、終了ボタンを押
す(ステップ124)。これにより、回収された延滞現
像フイルムや焼付け写真の一覧表がプリントアウトされ
る。一覧表のプリントアウト完了後、キースイッチをO
FFの状態にする(ステップ126)。これにより、物
品の自動取次装置は受付状態に復帰する。
【0036】前記実施例では操作ユニット15のボタン
操作部18Aに、光沢ボタン19A、絹目ボタン19
B、パノラマボタン19Cを備え、また、これらのボタ
ンの下段にはサビースサイズボタン19D、名刺サイズ
ボタン19E、手札サイズボタン19Fを備えた場合に
ついて説明したが、これに限らず、図9(A)に示すよ
うに操作ユニット200を上記入力ボタンを除去した構
成として、ボタン操作部18Bの入力用テンキー19G
で光沢、絹目、パノラマサイズ、また、サビースサイ
ズ、名刺サイズ、手札サイズの指定を行ってもよい。
【0037】また、実施例ではボタン操作部18Bの入
力用テンキー19Gで電話番号を暗証番号として入力し
たが、これに限らず、会員カードに予め記録されている
暗証番号を読み取るようにしてもよい。尚、図9(B)
に会員カードを使用可能な操作ユニット202を示し、
204は会員カードの挿入口である。さらに、図10に
示すように物品の自動取次装置210にフイルムの自動
販売装置を併設してもよい。この場合、フイルム購入時
の料金投入口は現像、焼付け用の料金投入口16A、1
6Bを利用する。尚、図10で212はフイルム取出し
口である。図11には物品の自動取次装置210にフイ
ルムの自動販売装置を併設した場合の操作ユニット21
4が示されている。操作ユニット214にはフイルム購
入ボタン216、フイルム枚数切り換えボタン218、
220が設けられている。ボタン218はフイルム枚数
24枚を選択し、ボタン220はフイルム枚数24枚を
選択する。尚、フイルム購入ボタン216はフイルム購
入時に自動取次状態からフイルム販売状態に切り変える
ボタンである。
【0038】前記実施例では、預入れ者は料金を現金で
支払う場合について説明したが、これに限らず、プリペ
イドカードやクレジットカード等を使用してフイルム現
像、焼付けあるいはフイルム自動販売の料金を支払うこ
とも可能である。この場合、物品の自動取次装置にプリ
ペイドカードやクレジットカード等の受入れ開口部が形
成されると共にプリペイドカードやクレジットカード等
を読み取る読取り手段等が設けられる。尚、物品の自動
取次装置は現金支払いとカード支払いの併用が可能に構
成してもよく、また、いずれか一方のみの支払い方法に
限定した装置にすることも可能である。
【0039】前記実施例では(1)フイルムの預入れ、(2)
受取り、(3)収納、(4)引取り及び(5)引取り延滞の機能
を備えた物品の自動取次装置について説明したが、これ
に限らず、(1)フイルムの預入れ、(2)受取りの機能を備
えた物品の自動取次装置として使用してもよい。この場
合、フイルムは物品の自動取次装置を介して写真店等に
受取られ、現像されたフイルムや、焼付けされたプリン
トは預入れ者が写真店等から直接引取る。
【0040】前記実施例では物品の自動取次装置をフイ
ルムを現像、焼付けする場合について使用したが、これ
に限らず、その他の物品にも使用することができる。ま
た、前記実施例では選択された仕上り状態に処理された
物品を空きロッカーに収納する際に請求料金を記憶し
て、利用者が物品を引き取る際に請求料金を支払う場合
について説明したが、これに限らず、取り扱う物品によ
って請求料金が前もってわかる場合には請求料金の前払
い方式にこの発明に係る物品の自動取次方法を適用する
ことができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る物品の
自動取次方法によれば、物品の自動取次装置を介して物
品を所定の者に預けることができると共に、所定の者か
ら物品を引取ることができるので、物品を24時間取り
次ぎ可能にすることができる。従って、共働所帯、単身
赴任者又は独身者等が勤務時間外に利用して、物品を所
定の者に預け、かつ、物品を預けた所定の者から物品を
引取ることができる。
【0042】また、本発明に係る物品の自動取次方法に
よれば、預け用ロッカーと引取り用ロッカーとを同一の
ロッカーで併用することができるので、預けモード時と
引取りモード時に使用ロッカーを任意に選択することが
できる。従って、自動取次装置の空ロッカーを効率良く
使用することができる。また、本発明によれば、選択さ
れた仕上り状態に処理された物品を空きロッカーに収納
する際に請求料金を記憶し、利用者が暗証番号を入力す
ると請求料金を表示部に表示し、表示された請求料金が
投入されると、選択された仕上り状態に処理された物品
が収納された空きロッカーの扉のロックを解除する。
【0043】従って、物品の仕上り後に請求料金が明確
になる料金後払いの物品に適用することができる。更
に、本発明によれば、引取りが延滞している物品をロッ
カーから回収する際、延滞稼働状態にして、延滞ロッカ
ー内に収容されている物品を回収すると、回収された延
滞物品の一覧表がプリントアウトされる。一覧表のプリ
ントアウト完了後、物品の自動取次装置は受付状態に復
帰するので、ロッカーを有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る物品の自動取次方法に使用される
装置の斜視図
【図2】本発明に係る物品の自動取次方法に使用される
装置の要部拡大図
【図3】本発明に係る物品の自動取次方法に使用される
装置のブロック図
【図4】本発明に係る物品の自動取次方法に使用される
装置に現像されるフイルムを預入れる場合について説明
したフローチャート
【図5】本発明に係る物品の自動取次方法に使用される
装置のロッカーに預け入れられた現像されるフイルムを
写真店や取次店が引取る場合について説明したフローチ
ャート
【図6】本発明に係る物品の自動取次方法に使用される
装置のロッカーに、現像されたフイルム、焼付けされた
写真を収納する場合について説明したフローチャート
【図7】本発明に係る物品の自動取次方法に使用される
装置から、預入れ者が現像されたフイルム、焼付けされ
た写真を引取る場合について説明したフローチャート
【図8】本発明に係る物品の自動取次方法に使用される
装置のロッカーに延滞している現像されたフイルム、焼
付けされた写真を回収する場合について説明したフロー
チャート
【図9】本発明に係る物品の自動取次方法に使用される
装置の他の実施例を示す物品の自動取次装置の要部拡大
【図10】本発明に係る物品の自動取次方法に使用され
る装置にフイルムの自動販売装置を併設した状態を示す
物品の自動取次装置の斜視図
【図11】図10の物品の自動取次方法に使用される装
置の要部拡大図
【符号の説明】
10…物品の自動取次装置 12…本体 14…ロッカー 18…操作部 20…表示部 26…制御部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−11889(JP,A) 特開 平2−85486(JP,A) 特開 平3−136609(JP,A) 実開 平4−4881(JP,U) 実開 平1−39570(JP,U) 日経産業新聞,1991年12月12日,第25 面,「洗濯物受け渡し無人化」の記事 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/60

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロッカーを介して物品を所定の者に預け
    ることができる物品の自動取次方法において、 預けモードに設定する工程と、 利用者が預け入れるための情報及び暗証番号を入力して
    空きロッカーの自動割り出しを行う工程と、 物品が預け入れられたロッカーの番号、前記預け入れる
    ための情報及び暗証番号を記憶する工程と、 前記記憶内容に基づいて記憶内容及び 引取日を表示、印
    字する工程と、 受取りモードに設定する工程と、物品が預け入れられているロッカーの番号及び前記記憶
    内容と引取日を表示、印字する工程と、 延滞取出しモードに設定する工程と、 延滞取出しモードに設定されると、前記ロッカーに収め
    た前記仕上り物品の収納期間が、予め設定されている期
    間を越したロッカーを開口させる工程と、 を備えたことを特徴とする物品の自動取次方法。
  2. 【請求項2】 ロッカーを介して物品を所定の者に預け
    ることができると共に、ロッカーを介して所定の者から
    物品を引取ることができる物品の自動取次方法におい
    て、 預けモードに設定する工程と、 利用者が預け入れるための情報及び暗証番号を入力して
    空きロッカーの自動割り出しを行う工程と、 物品が預け入れられたロッカーの番号、前記預け入れる
    ための情報及び暗証番号を記憶し、引取日を表示、印字
    する工程と、 受取りモードに設定する工程と、 ロッカーの開口時に前記預け入れるための情報及び暗
    番号を表示、印字する工程と、 引取りモードに設定する工程と、 仕上り物品を収めた新たなロッカーの番号、前記暗証番
    号及び請求料金を記憶する工程と、 証番号の入力に基づいて前記請求料金が投入された場
    合、該暗証番号に対応する仕上り物品が収められている
    新たなロッカーの自動割り出しを行う工程と、 延滞取出しモードに設定する工程と、 延滞取出しモードに設定されると、前記ロッカーに収め
    た前記仕上り物品の収納期間が、予め設定されている期
    間を越したロッカーを開口させる工程と、 を備えたことを特徴とする物品の自動取次方法。
  3. 【請求項3】 前記指定された料金の投入は現金で行わ
    れることを特徴とする請求項2に記載の物品の自動取次
    方法。
  4. 【請求項4】 前記指定された料金の投入はプリペイド
    カード又はクレジットカード等で行われることを特徴と
    する請求項2に記載の物品の自動取次方法。
  5. 【請求項5】 前記ロッカーは温度コントロールされて
    いることを特徴とする請求項1、請求項2記載の物品の
    自動取次方法。
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