JPH06274757A - 洗濯物自動取次機 - Google Patents

洗濯物自動取次機

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JPH06274757A
JPH06274757A JP6024793A JP6024793A JPH06274757A JP H06274757 A JPH06274757 A JP H06274757A JP 6024793 A JP6024793 A JP 6024793A JP 6024793 A JP6024793 A JP 6024793A JP H06274757 A JPH06274757 A JP H06274757A
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JP
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laundry
box
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staff
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Toshio Takeshima
俊雄 竹島
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Shibaura Mechatronics Corp
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Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】延滞物の取り出しを容易に行なうことができ、
ボックスがより有効に利用できる洗濯物自動取次機を提
供する。 【構成】複数の洗濯物収納用ボックスと、前記各ボック
スに設けられた扉とを有する洗濯物自動取次機におい
て、モード切り替え選択手段と、前記各ボックスの扉の
施錠手段と、洗濯物識別記号付与手段と、入力手段と、
記憶手段と、ボックス表示手段と、係員洗濯物出し入れ
手段と、前記洗濯物識別記号を表示する表示手段と、係
員による処理済み洗濯物の戻し入れが行なわれてからの
経過時間を計測する計測手段と、前記施錠手段、前記識
別記号付与手段、前記記憶手段、前記ボックス表示手
段、前記係員洗濯物出し入れ手段、前記表示手段及び前
記計測手段を制御する制御手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として洗濯物の無人
取り次ぎに用いられる洗濯物自動取次機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】洗濯物を
無人で取り次ぐための洗濯物自動取次機は、共働き世帯
や一人暮らしのサラリーマンなど、クリーニング店の通
常の営業時間内に来店することが難しい人々の便宜を図
り、またクリーニング店の人手不足等の問題を解決する
ものとして従来より用いられている。
【0003】それらの洗濯物自動取次機には、例えば洗
濯物を袋に入れて、共用の大きなボックスに入れるタイ
プのもの(実開61−204296号)や、あるいは、
いわゆるコインロッカーと同様に、受付けから返却まで
一つのボックスが一人の利用者によって専有され、扉の
開閉には鍵やカードが用いられるタイプのもの等があ
る。
【0004】しかし前者のボックス共用式の取次機で
は、受付けしか行なうことができず、返却は従来通り人
手に頼るか、なんらかの別の手段によらなければならな
いという問題がある。営業時間内に来店できない人々に
とっては、取次機によって返却も行なわれない限り、不
便は解消されない。また、後者のコインロッカー式の取
次機では、洗濯物が係員によって取り出されてボックス
が空いているときでも、他の人はこのボックスを利用す
ることができないという問題があり、このことは、利用
者、クリーニング店の双方にとって大きな不利益にな
る。このように従来の取次機は様々な未解決の問題を抱
えていた。
【0005】上記に鑑みて、受付けも返却も行なうこと
ができ、また各ボックスが特定の人に専有されずに、よ
り有効に利用される洗濯物自動取次機が発明され、本願
出願人によって出願された。しかしながら、この洗濯物
自動取次機においても、戻し入れられた処理後の洗濯物
が長期間引き取られずに放置されると、そのボックスは
使用できなくなる。このようなケースが重なると、預け
入れや戻し入れに支障をきたす場合があるので、これを
防止するために、戻し入れから一定時間経過しても引き
取られない洗濯物を延滞物として回収することがある。
(これ以降、この作業を延滞取り出しという。)延滞取
り出しを行なう場合、どの洗濯物が延滞物に該当するか
の判断を係員の記憶や手作業による記録に基づいて行な
うと、手間と時間が掛かるのはもちろんのこと、間違い
も起こり易く、ボックス数が多い場合など、これは事実
上不可能に近い。
【0006】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、容易に延滞物取り出しができるように、延滞物の収
納されているボックスを自動的に捜し出して表示する洗
濯物自動取次機を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の洗濯物自動取
次機は、上記の課題を解決するために、複数の洗濯物収
納用ボックスと、前記各ボックスに設けられた扉とを有
する洗濯物自動取次機において、利用者が洗濯物を預け
入れることのできる預け入れモード、利用者が処理済み
洗濯物を引き取ることのできる引き取りモード、係員が
洗濯物を取り出すことのできる係員取り出しモード、係
員が処理済み洗濯物を戻し入れることのできる係員戻し
入れモード、係員が延滞物とみなされる処理済み洗濯物
を取り出すことのできる延滞取り出しモードのうちのい
ずれかのモードに切り替えるための選択手段と、前記各
ボックスに設けられた扉の施錠およびその解除を行なう
ための施錠手段と、前記預け入れモードにおいて洗濯物
識別記号を付与するための識別記号付与手段と、顧客識
別記号および前記洗濯物識別記号を入力するための入力
手段と、前記顧客識別記号と前記洗濯物識別記号とを対
応させて記憶するための記憶手段と、前記引き取りモー
ドにおいて施錠解除されたボックスを表示するためのボ
ックス表示手段と、係員洗濯物出し入れ手段と、前記洗
濯物識別記号を表示するための表示手段と、前記係員戻
し入れモードにおいて係員による処理済み洗濯物の戻し
入れが行なわれてからの経過時間を計測する計測手段
と、前記施錠手段、前記識別記号付与手段、前記記憶手
段、前記ボックス表示手段、前記係員洗濯物出し入れ手
段、前記表示手段、及び前記計測手段を制御する制御手
段とを有することを特徴とするものである。
【0008】請求項2の洗濯物自動取次機は、請求項1
のものにおいて、前記制御手段が、預け入れモードで、
預け入れられた洗濯物に前記識別記号付与手段によって
洗濯物識別記号を付与し、この洗濯物識別記号を前記入
力手段から入力された顧客識別記号と対応させて前記記
憶手段に記憶させ、前記洗濯物の収納されたボックスの
扉を前記施錠手段によって施錠し、係員取り出しモード
で、前記係員洗濯物出し入れ手段によって洗濯物取り出
しを可能にし、取り出される洗濯物の洗濯物識別記号を
前記記憶手段から読み出して前記表示手段によって表示
し、係員戻し入れモードで、前記係員洗濯物出し入れ手
段によって洗濯物戻し入れを可能にし、前記入力手段か
ら入力される、ボックスに戻し入れられる洗濯物の洗濯
物識別記号を前記記憶手段に記憶させ、引き取りモード
で、前記入力手段から入力される顧客識別記号に対応す
る洗濯物識別記号を、前記係員戻し入れモードにおいて
入力されて記憶される洗濯物識別記号の中から検索し、
前記洗濯物識別記号を付与されている洗濯物の収納され
ているボックスの扉の施錠を前記施錠手段によって解除
し、前記ボックス表示手段によってそのボックスを示
し、延滞取り出しモードで、前記計測手段によって計測
される経過時間が予め設定された延滞時間を超過してい
るかどうかを各ボックスごとに判定し、超過しているボ
ックスの扉の施錠を前記施錠手段によって解除し、前記
ボックス表示手段によってそのボックスを示すものであ
る。
【0009】
【作用】上記の構成よりなる請求項1の洗濯物自動取次
機は、前記選択手段によって選択された各モードにおい
て、前記制御手段が前記施錠手段、前記識別記号付与手
段、前記記憶手段、前記ボックス表示手段、前記係員洗
濯物出し入れ手段、前記表示手段、及び前記計測手段の
中から選択されたいくつかの手段を制御する。
【0010】また、請求項2の洗濯物自動取次機は、前
記制御部が各モードにおいて次のような働きをする。
【0011】すなわち預け入れモードでは、ボックスに
収納される洗濯物に対して識別記号付与手段によって洗
濯物識別記号を付与する。そしてこの洗濯物識別記号
を、利用者によって入力手段から入力された顧客識別記
号と対応させて前記記憶手段に記憶する。これととも
に、前記洗濯物の収納されたボックスの扉を前記施錠手
段によって施錠する。
【0012】係員取り出しモードでは、係員洗濯物出し
入れ手段によって洗濯物の取り出しを可能にする。ま
た、取り出される洗濯物の洗濯物識別記号を前記記憶手
段から読み出して表示手段によって表示する。係員は、
取り出した洗濯物に、この洗濯物識別記号をなんらかの
方法で取り付ける。係員洗濯物出し入れ手段とは、前記
各ボックスの開閉手段とその施錠手段、この施錠手段を
制御する制御手段、及び入力手段を包括する概念であ
り、この開閉手段は、前記各ボックス毎に設けられてい
る扉であってもよく、それ以外の扉や蓋等であってもよ
い。
【0013】係員戻し入れモードでは、係員洗濯物出し
入れ手段によって洗濯物戻し入れを可能にする。一方、
ボックスに戻し入れられる洗濯物の洗濯物識別記号が係
員によって入力手段から入力されるので、この洗濯物識
別記号を前記記憶手段に記憶する。
【0014】引き取りモードでは、顧客識別番号が利用
者によって入力手段から入力されるので、この顧客識別
記号に対応する洗濯物識別記号を、前記係員戻し入れモ
ードにおいて入力されて記憶される洗濯物識別記号の中
から検索する。該当する洗濯物識別記号があれば、この
洗濯物識別記号が付与された洗濯物の収納されているボ
ックスの扉の施錠を前記施錠手段によって解除し、前記
ボックス表示手段によってそのボックスを示す。
【0015】延滞取り出しモードでは、戻し入れが行な
われてからの経過時間を前記計測手段によって計測し、
この経過時間が予め設定された延滞時間を超過している
かどうかを各ボックスごとに判定する。超過しているボ
ックスがあれば、そのボックスの扉の施錠を前記施錠手
段によって解除し、前記ボックス表示手段によってその
ボックスを示す。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例である洗濯物自動取次機A
について、図を用いてより詳細に説明する。
【0017】図1は、洗濯物自動取次機Aの一部欠截正
面図である。
【0018】洗濯物自動取次機Aのキャビネット本体a
は、内部が24個の洗濯物収納用ボックス15に仕切ら
れている。各ボックス15は、クリーニング処理されて
包装されたワイシャツが5枚程度収納できる大きさを有
し、各ボックス15の前面は開口している。
【0019】キャビネット本体aの正面には、24個の
小扉2を有する一枚の大扉1が設けられており、大扉1
を開くと全てのボックス15が開放状態になり、大扉1
を閉じると小扉2が各ボックス15の扉になるように設
計されている。各小扉2は取っ手3を有し、各小扉2の
脇には、「1」から「24」までのボックス番号4と、
ボックス表示手段である空きボックス表示ランプ5がそ
れぞれ設けられており、図には示されていないが制御部
によって制御される施錠手段をそれぞれ有している。本
実施例では、小扉2は係員洗濯物出し入れ手段を兼ねて
いる。
【0020】大扉1には、小扉2以外に紙幣挿入口6、
硬貨投入口7、返却レバー8、操作部9、金額表示部1
0、明細書出口11、硬貨返却口12、係員操作キース
イッチ13、大扉用カギ穴14が設けられている。
【0021】図2は、操作部9の細部を示す正面図であ
る。
【0022】操作部9は、本図に示すように預け入れボ
タン21、引き取りボタン22、延滞取出ボタン23、
テンキー24、終了ボタン25、訂正ボタン26、案内
表示部27を有している。預け入れボタン21は、利用
者が洗濯物を預け入れる時と係員が処理済みの洗濯物を
戻し入れる時に用いられるボタンである。引き取りボタ
ン22は係員が未処理の洗濯物を取り出す時と、利用者
が処理済みの洗濯物を引き取る時に用いられるボタンで
ある。延滞取り出しボタン23は、戻し入れから一定時
間経過しても引き取られない処理済みの洗濯物を、係員
が延滞取り出しする場合に用いられるボタンである。テ
ンキー24は、顧客識別記号、洗濯物識別記号等を入力
するための入力手段であり、また、係員が初期設定で延
滞時間を設定するときにも用いられる。案内表示部27
は、ボックス番号を表示するボックス表示手段であり、
洗濯物識別記号を表示する表示手段であるとともに、利
用者および係員に対する種々の指示等を表示する部分で
もある。
【0023】上記の構成よりなる洗濯物自動取次機A
が、制御部の制御を受けて、例えばワイシャツのみとい
うように、単一種類の洗濯物の取り次ぎを行なう場合の
動作の一例を、図3から図7までのフローチャートに沿
って以下で説明する。
【0024】図3は、利用者が洗濯物を預け入れる際の
洗濯物自動取次機Aの動作を示したフローチャートであ
る。
【0025】まず、ステップa1で預け入れボタン21
が押されることによって預け入れモードが選択される
と、ステップa2で空き状態のボックス15が有るかど
うかが判定される。この判定は、ボックス15の使用状
態を管理しているメモリー上の領域の検索によって行な
われる。空き状態のボックス15がない場合は、預け入
れは不可能であるので、そのことを案内表示部27に表
示して、動作を終了するが、有る場合はステップa3に
進む。
【0026】ステップa3では、電話番号を入力させる
ための指示を案内表示部27に表示し、これに従って利
用者によってテンキー24で電話番号が入力される。こ
の電話番号は、顧客識別記号として入力されるものであ
り、あらかじめ決められた番号である必要はなく、利用
者がその場で決める暗証番号等でもよい。
【0027】次いで、ステップa4で、洗濯物の枚数を
入力させるための指示を案内表示部27に表示し、これ
に従って、利用者によってテンキー24で洗濯物の枚数
が入力されると、これらの電話番号、枚数、洗濯物番号
などを対応させてメモリー上の特定の領域に記憶して、
ステップa5に進む。ここで洗濯物番号とは、洗濯物識
別記号として識別記号付与手段により付与される番号で
あり、本実施例では、預け入れられる洗濯物一枚ずつに
与えられる通し番号であるが、これに限定されるもので
はない。
【0028】ステップa5では、ステップa4で入力さ
れた枚数と予め設定された単価に基づいて算出された料
金を金額表示部10に表示し、ステップa6に進む。
【0029】ステップa6では、表示された金額または
それ以上の現金が紙幣挿入口6および/または硬貨投入
口7から払い込まれる。
【0030】料金が払い込まれると、ステップa7で、
使用すべき空き状態のボックス15のボックス番号4を
案内表示部27に表示し、そのボックス15を示す空き
ボックス表示ランプ5を点灯し、そのボックス15の小
扉2をロックを解除し、ステップa8に進む。
【0031】ステップa8では、利用者によってそのボ
ックス15の小扉2が開けられて洗濯物が入れられ、小
扉2が再び閉じられるので、ステップa9で、この小扉
2を自動的にロックする。
【0032】そしてステップa10で、入力した電話番
号、預かり枚数、料金等を記入した預かり証を明細書出
口11から発行する。釣銭がある場合は、ステップa1
1で払い出しを行ない、預け入れ動作を終了する。
【0033】図4は、利用者が処理済み洗濯物を引き取
る際の、洗濯物自動取次機Aの動作を示したフローチャ
ートである。
【0034】ステップb1で引き取りボタン22が押さ
れることによって引き取りモードが選択されると、ステ
ップb2で、電話番号を入力させるための指示を案内表
示部27に表示する。この指示に従って、預け入れの際
に入力された電話番号が利用者によってテンキー24で
入力されると、ステップb3に進む。
【0035】ステップb3では、該当する洗濯物がボッ
クス15内にあるかどうか判定する。すなわち洗濯物番
号、電話番号、預かり枚数等のデータが記憶されたメモ
リー上の領域を検索し、ステップb2で入力された電話
番号に対応する洗濯物番号を付与された洗濯物が戻し入
れられているかどうかを判定する。
【0036】有ると判定した場合は、ステップb4に進
み、追加料金があるかどうか判定する。追加料金は、例
えば処理済みの洗濯物の引き取りが遅れたので延滞料金
を徴収する場合や、預け入れの際に間違った枚数が入力
されたために正規の料金が支払われなかった場合などに
発生する。追加料金がある場合は、ステップa5に進
み、金額表示部10に追加料金額を表示し、ステップb
6で指示通りに追加料金が払い込まれると、ステップb
7に進む。追加料金がない場合は、そのままステップb
7に進む。
【0037】ステップb7では、ステップb2で入力さ
れた電話番号に該当する洗濯物の入ったボックス15の
ボックス番号4を案内表示部27に表示し、そのボック
スを示す空きボックス表示ランプ5を点灯し、そのボッ
クスの小扉2のロックを解除する。
【0038】ステップb8で、利用者によってその小扉
2が開けられて洗濯物が取り出され、その小扉2が閉じ
られると、ステップb9でその小扉2を自動的にロック
し、引き取り動作を終了する。
【0039】図5は、係員が洗濯物を取り出す際の、洗
濯物自動取次機Aの動作を示したフローチャートであ
る。
【0040】ステップc1で、係員操作キースイッチ1
3がONにされ、ステップc2で、引き取りボタン22
が押されることによって係員取り出しモードが選択され
ると、ステップc3に進み、引き取る洗濯物が有るかど
うかを判定する。無い場合は引き取りは行なわれないの
で、案内表示部27にそのことを表示して動作を終了す
る。
【0041】有ると判定した場合は、ステップc4に進
み、引き取るべき洗濯物が収納されたボックス15のボ
ックス番号4を案内表示部27に表示し、そのボックス
番号を示す空きボックス表示ランプ5を点灯し、そのボ
ックスの小扉2のロックを解除する。そしてステップc
5で、そのボックス15に収容されている洗濯物に付与
された洗濯物番号と枚数とを案内表示部27に表示す
る。
【0042】ステップc6では、係員によってそのボッ
クス15の小扉2が開けられて洗濯物が取り出される。
係員は、取り出した各洗濯物に、ステップc5で案内表
示部27に表示された洗濯物番号をタグ等で取り付け
る。
【0043】そしてステップc7では、引き取りボタン
22が押されたかどうかを判定し、押された場合は、こ
のボックス15の小扉2をステップc11で自動的にロ
ックし、ステップc3に戻って別の洗濯物の取り出し動
作を開始する。
【0044】引き取りボタン22が押されなかった場合
は、ステップc8で終了ボタン25が押されたかどうを
判定し、終了ボタン25が押された場合は、ステップc
9で前記小扉2を自動的にロックし、ステップc10で
引き取り書を明細書出口11から発行して、引き取り動
作を終了する。終了ボタン25が押されなかった場合
は、ステップc7に戻る。
【0045】図6は、係員が処理済み洗濯物を戻し入れ
る際の、洗濯物自動取次機Aの動作を示したフローチャ
ートである。
【0046】ステップd1で、係員操作キースイッチ1
3がONにされ、ステップd2で、預け入れボタン22
が押されることによって係員戻し入れモードが選択され
ると、ステップd3で、洗濯物番号を入力させるための
指示を案内表示部27に表示する。洗濯物番号が入力さ
れると、ステップd4で、使用すべき空き状態のボック
ス15のボックス番号4を案内表示部27に表示し、そ
のボックスを示す空きボックス表示ランプ5を点灯し、
そのボックスの小扉2のロックを解除する。
【0047】ステップd5で、係員によってそのボック
ス15の扉2が開けられて処理済みの洗濯物が収納さ
れ、小扉2が閉じられると、ステップd6で預け入れボ
タンが押されたかどうかを判定する。押された場合は、
このボックス15の小扉2をステップd10で自動的に
ロックし、ステップd3に戻って別の洗濯物の戻し入れ
動作を開始する。
【0048】預け入れボタン22が押されなかった場合
は、ステップd7で終了ボタン25が押されたかどうか
を判定し、押された場合は、この小扉2をステップd8
で自動的にロックし、ステップd9で戻し入れ書を明細
書出口11から発行して、戻し入れ動作を終了する。終
了ボタン25が押されなかった場合は、ステップd6に
戻る。
【0049】図7は、係員が延滞取り出しを行なう際
の、洗濯物自動取次機Aの動作を示したフローチャート
である。
【0050】ステップe1で、係員操作キースイッチが
ONにされ、ステップe2で、延滞取出ボタン23が押
されて延滞取出モードが選択されると、ステップe3で
取り出すべき延滞物があるかどうかを判定する。この判
定は、洗濯物の収納されている各ボックス15ごとに行
なう。すなわち、あるボックス15に処理済み洗濯物が
収納されていると判定すると、その洗濯物が戻し入れら
れてからの経過時間を求める。そして、この経過時間を
予め設定されている延滞時間と比較して、経過時間が延
滞時間を越えていれば、そのボックスに収納されている
洗濯物を延滞物とみなす。
【0051】上記経過時間は、制御部に制御される計測
手段によって求める。その方法としては、例えば、各ボ
ックス毎に時計を設けて、この時計によって戻し入れ時
からの時間を直接計測すればよい。あるいは、随時、時
刻を読み取ることのできる、全ボックス共用の時計を設
けて、延滞物の判定を行なう時の時刻(日付を含む。)
から、戻し入れ時の時刻(日付を含む。)を引いて求め
てもよい。後者の場合は、時計は一つで済むが、戻し入
れ時の時刻を一旦記憶する必要がある。
【0052】ステップe3で延滞物があると判定した場
合は、ステップe4に進み、該当するボックス15のボ
ックス番号4を案内表示部27に表示し、そのボックス
番号を示す空きボックス表示ランプ5を点灯し、そのボ
ックス15の小扉2のロックを解除する。
【0053】ステップe5では、係員によってこの小扉
2が開けられ、洗濯物が取り出される。そして、小扉2
が閉じられると、ステップe6でこの小扉2を自動的に
ロックし、ステップe2に戻って、別の洗濯物の延滞取
り出しを開始する。
【0054】ステップe3で延滞物がないと判定した場
合は、ステップe7でそのことを案内表示部27に表示
し、ステップe8で終了ボタンが押されると、ステップ
e9で延滞取り出し書を明細書出口11から発行して、
延滞取り出し動作を終了する。
【0055】上記延滞時間は、本実施例の洗濯物自動取
次機Aでは、テンキー24からの入力によって容易に変
更することができる。
【0056】上記のように、洗濯物自動取次機Aは、延
滞取出ボタン23が押されると、延滞取り出しすべき洗
濯物の収納されているボックス15を案内表示部27の
表示と空きボックス表示ランプ5の点灯によって示し、
そのボックス15の小扉2のロックを自動的に解除する
ので、係員は容易に延滞取り出しを行なうことができ、
人為的ミスの発生も防止できる。従って、頻繁に延滞取
り出しを行なうことが可能になり、より多くの洗濯物の
取り次ぎができるようになる。
【0057】
【発明の効果】上記したように、本発明の洗濯物自動取
次機によれば、延滞物の取り出しを容易に行なうことが
でき、人為的ミスの発生が防止できる。また、頻繁な延
滞取り出しが可能となるので、ボックスがより有効に利
用できる。
【0058】
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】洗濯物自動取次機Aを示す一部欠截正面図であ
る。
【0060】
【図2】操作部9を示す正面図である。
【0061】
【図3】利用者による預け入れの際の動作を示したフロ
ーチャートである。
【0062】
【図4】利用者による引き取りの際の動作を示したフロ
ーチャートである。
【0063】
【図5】係員による取り出しの際の動作を示したフロー
チャートである。
【0064】
【図6】係員による戻し入れの際の動作を示したフロー
チャートである。
【0065】
【図7】係員による延滞取り出しの際の動作を示したフ
ローチャートである。
【0066】
【符号の説明】
A……洗濯物自動取次機 a……キャビネット本体 1……大扉 2……小扉 3……取っ手 4……ボックス番号 5……空きボックス表示ランプ 6……紙幣挿入口 7……硬貨投入口 8……返却レバー 9……操作部 10……金額表示部 11……明細書出口 12……硬貨返却口 13……係員操作キースイッチ 14……大扉用カギ穴 15……ボックス 21……預け入れボタン 22……引き取りボタン 23……延滞取出ボタン 24……テンキー 25……終了ボタン 26……訂正ボタン 27……案内表示部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の洗濯物収納用ボックスと、 前記各ボックスに設けられた扉とを有する洗濯物自動取
    次機において、 利用者が洗濯物を預け入れることのできる預け入れモー
    ド、利用者が処理済み洗濯物を引き取ることのできる引
    き取りモード、係員が洗濯物を取り出すことのできる係
    員取り出しモード、係員が処理済み洗濯物を戻し入れる
    ことのできる係員戻し入れモード、係員が延滞物とみな
    される処理済み洗濯物を取り出すことのできる延滞取り
    出しモードのうちのいずれかのモードに切り替えるため
    の選択手段と、 前記各ボックスに設けられた扉の施錠およびその解除を
    行なうための施錠手段と、 前記預け入れモードにおいて洗濯物識別記号を付与する
    ための識別記号付与手段と、 顧客識別記号、及び前記洗濯物識別記号を入力するため
    の入力手段と、 前記顧客識別記号と前記洗濯物識別記号とを対応させて
    記憶するための記憶手段と、 前記引き取りモードにおいて施錠解除されたボックスを
    表示するためのボックス表示手段と、 係員洗濯物出し入れ手段と、 前記洗濯物識別記号を表示するための表示手段と、 前記係員戻し入れモードにおいて係員による処理済み洗
    濯物の戻し入れが行なわれてからの経過時間を計測する
    ための計測手段と、 前記施錠手段、前記識別記号付与手段、前記記憶手段、
    前記ボックス表示手段、前記係員洗濯物出し入れ手段、
    前記表示手段、及び前記計測手段を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする洗濯物自動取次機。
  2. 【請求項2】前記制御手段が、 預け入れモードで、預け入れられる洗濯物に前記識別記
    号付与手段によって洗濯物識別記号を付与し、この洗濯
    物識別記号を前記入力手段から入力された顧客識別記号
    と対応させて前記記憶手段に記憶させ、前記洗濯物の収
    納されたボックスの扉を前記施錠手段によって施錠し、 係員取り出しモードで、前記係員洗濯物出し入れ手段に
    よって洗濯物取り出しを可能にし、取り出される洗濯物
    の洗濯物識別記号を前記記憶手段から読み出して前記表
    示手段によって表示し、 係員戻し入れモードで、前記係員洗濯物出し入れ手段に
    よって洗濯物戻し入れを可能にし、前記入力手段から入
    力される、ボックスに戻し入れられる洗濯物の洗濯物識
    別記号を前記記憶手段に記憶させ、 引き取りモードで、前記入力手段から入力される顧客識
    別記号に対応する洗濯物識別記号を、前記係員戻し入れ
    モードにおいて入力されて記憶される洗濯物識別記号の
    中から検索し、前記洗濯物識別記号を付与されている洗
    濯物の収納されているボックスの扉の施錠を前記施錠手
    段によって解除し、前記ボックス表示手段によってその
    ボックスを示し、 延滞取り出しモードで、前記計測手段によって計測され
    る経過時間が予め設定されている延滞時間を超過してい
    るかどうかを各ボックスごとに判定し、超過しているボ
    ックスの扉の施錠を前記施錠手段によって解除し、前記
    ボックス表示手段によってそのボックスを示すことを特
    徴とする請求項1に記載の洗濯物自動取次機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200472922Y1 (ko) * 2012-08-10 2014-06-03 시추-퉁 첸 세탁소의 자동 의복 수, 취합 장치
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